JPH0610773Y2 - スピニングリ−ル - Google Patents

スピニングリ−ル

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JPH0610773Y2
JPH0610773Y2 JP1987081712U JP8171287U JPH0610773Y2 JP H0610773 Y2 JPH0610773 Y2 JP H0610773Y2 JP 1987081712 U JP1987081712 U JP 1987081712U JP 8171287 U JP8171287 U JP 8171287U JP H0610773 Y2 JPH0610773 Y2 JP H0610773Y2
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JP
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shaft
slider
traverse
spool shaft
interlocking plate
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順一 戸田
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島野工業株式会社
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【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、魚釣り用のスピニングリールに関する。
(従来の技術) 従来、スピニングリールとして、ハンドル軸を備えたリ
ールボディに、スプール軸を往復動可能に支持すると共
に、該スプール軸と平行に前記ハンドル軸に連動するト
ラバース軸を支持する一方、前記トラバース軸の外周に
トラバース溝を設け、前記トラバース軸の回転で動作す
るスライダーを前記スプール軸に連動連結させ、該スラ
イダーにより前記ハンドル軸からトラバース軸に伝達さ
れる回転動力を軸方向への移動力に変換して、前記スプ
ール軸を往復動させるようにしたものは、既に知られて
いる。
しかして以上のごとくトラバース軸を用いた従来のスピ
ニングリールでは、スライダーを、第6図に示したごと
く、スライダー本体(81)と、トラバース軸(7)の
トラバース溝(71)に係合する係合体(82)とによ
り形成して、前記スライダー本体(81)に前記係合体
(82)を保持する保持孔(81b)とスプール軸
(6)の挿通孔(81a)とをそれぞれ形成し、前記保
持孔(81b)に前記係合体(82)を、また前記挿通
孔(81a)に前記スプール軸(6)をそれぞれ挿通支
持させると共に、前記スライダー本体(81)に装着す
る第1ねじ体(B1)を前記スプール軸(6)にねじ込
んで前記スライダー本体(81)とスプール軸(6)と
を結合し、また、前記スライダー本体(81)の一側端
面で前記係合体(82)の背面側に、前記係合体(8
2)の保持孔(81b)からの抜出しを阻止する阻止部
をもった一枚の阻止板(80)を配設して、前記第1ね
じ体(B1)と第2ねじ体(B2)とにより固定してい
る。
(考案が解決しようとする問題点) ところでトラバース軸(7)を用い、スライダーをスプ
ール軸に連動させる構成としたスピニングリールでは、
以上のように、スライダーを前記スプール軸(6)に連
動させるために、前記ねじ体を用いる構造としており、
前記阻止板(80)を固定するためのねじ体とともに2
本のねじ体(B1)(B2)を使用しているため、ねじ
体の本数が増えて全体構造が複雑となるし、また、組付
作業性が悪くなり、スピニングリールの製作コストが高
くなるなどの問題があった。
本考案は以上のごとき問題に鑑みて考案したもので、そ
の目的は、ねじ体を用いることなくスライダーとスプー
ル軸とを連動板で連動連結できて、しかも、この連動板
で係合体の保持孔からの抜出しを阻止することができな
がら、前記連動板を簡単にスライダー本体に結合するこ
とができ、部品点数を軽減して、製作コストを低廉にで
きるスピニングリールを提供することにある。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、図面の実施例に示したごとく、ハンドル軸
(2)を回転自由に支持したリールボディ(1)に往復
動可能に支持するスプール軸(6)と、前記ハンドル軸
(2)の回転に連動するトラバース軸(7)とを備え、
トラバース溝(71)をもち、前記トラバース軸(7)
の回転で動作するスライダー(8)を前記スプール軸
(6)に連動連結して成るスピニングリールであって、
前記スライダー(8)を、前記トラバース溝(71)に
係合する係合体(82)と、該係合体(82)を保持す
る保持孔(81b)及び前記スプール軸(6)の挿通孔
(81a)をもつスライダー本体(81)と、前記スプ
ール軸(6)に対し軸方向移動不能に係合するホーク部
(83a)と、前記係合体(82)の保持孔(81b)
からの抜出しを阻止する阻止部(83b)とをもった連
動板(83)とにより形成して、この連動板(83)の
前記ホーク部(83a)に対し阻止部(83b)側に、
前記ホーク部(83a)を前記スプール軸(6)に係合
させた状態で前記連動板(83)をスライダー本体(8
1)に結合する結合部(83d)を設けたことを特徴と
するものである。
(作用) しかして前記連動板(83)のホーク部(83a)をス
プール軸(6)に係合させた状態で結合部(83d)を
スライダー本体(81)に結合することにより、トラバ
ース軸(7)を用い、該トラバース軸(7)に装着する
スライダー(8)を前記スプール軸(6)に連動させる
構成でありながら、前記係合体(82)の前記保持孔
(81b)からの抜止めと、前記スライダー本体(8
1)とスプール軸(6)との連動連結が行なえるのであ
り、従って、部品点数を軽減でき、これに伴い組付作業
性も良好となし得て、スピニングリールの製作コストが
低廉にできるのである。
(実施例) 以下本考案にかかるスピニングリールを図面の実施例に
よって説明する。
第1図及び第2図に示したスピニングリールは、内部中
空としたリールボディ(1)の内部に、マスターギヤ
(21)をもつハンドル軸(2)を回転自由に支持し、
該ハンドル軸(2)における前記リールボディ(1)の
外方端部側に操作ハンドル(図示せず)を取付けると共
に、前記リールボディ(1)の内部で前記ハンドル軸
(2)と直交する方向に、前記マスターギヤ(21)と
噛合するピニオンギヤ(31)を備えた筒軸(3)を回
転自由に支持して、該筒軸(3)の先端部に回転枠
(4)を取付ける一方、前記筒軸(3)の内部には、先
端にスプール(5)を取付けたスプール軸(6)を往復
動可能に支持させている。
また前記リールボディ(1)の内部には、前記ハンドル
軸(2)の回転に連動するトラバース軸(7)を前記ス
プール軸(6)と平行状に支持して、このトラバース軸
(7)の外周にトラバース溝(71)を設けると共に、
前記トラバース軸(7)の回転で動作するスライダー
(8)を前記スプール軸(6)に連動連結させるように
している。
斯くして前記操作ハンドルに伴う前記ハンドル軸(2)
の回転操作時に、該ハンドル軸(2)のマスターギヤ
(21)と前記筒軸(3)のピニオンギヤ(31)とを
介して前記回転枠(4)を回転させ、また前記スプール
軸(6)を、前記トラバース軸(7)とスライダー
(8)とを介して軸方向に往復動させ、前記スプール軸
(6)のスプール(5)上に釣糸を巻取るようにしてい
る。
しかして以上のごときスピニングリールに使用される前
記スライダー(8)を、次のような構成としたのであ
る。
即ち、前記スライダー(8)は、スライダー本体(8
1)と、前記トラバース軸(7)のトラバース溝(7
1)に係合される係合体(82)と、連動板(83)と
から構成する。
更に詳しくは、第3図及び第4図に示したごとく、前記
スライダー本体(81)に、前記スプール軸(6)を挿
通支持する挿通孔(81a)を軸方向に向けて形成する
と共に、前記スライダー本体(81)に、その外側端面
から前記トラバース軸(7)のトラバース溝(71)に
向けて延びる保持孔(81b)を形成し、該保持孔(8
1b)に前記係合体(82)を、その先端が前記トラバ
ース軸(7)のトラバース溝(71)に常に係合される
ごとく挿通させる一方、前記スライダー本体(81)の
前記保持孔(81b)に対し前記挿通孔(81a)と反
対側端部にねじ孔(81c)を設けるのである。
また前記連動板(83)は、第5図で明らかにしたごと
く、板体の先端部両側に対向状に形成された1対のホー
ク部(83a)(83a)と、この各ホーク部(83
a)の基部側に形成され、前記保持孔(81b)の開放
口に対向する阻止部(83b)とから成り、この連動板
(83)の前記ホーク部(83a)に対し前記阻止部
(83b)側に、該阻止部(83b)から外方に向かっ
て延び、前記ホーク部(83a)を前記スプール軸
(6)に係合させた状態で連動板(83)をスライダー
本体(81)に結合する結合部(83d)を設けてい
る。この結合部(83d)には、例えば前記スライダー
本体(81)におけるねじ孔(81c)と対向する貫通
孔(83c)を設けて、この貫通孔(83c)から前記
ねじ孔(81c)に1本の止ねじ(84)を螺締するこ
とにより、前記連動板(83)を前記スライダー本体
(81)に一体に結合するのである。そして、この連動
板(83)の結合により、前記抜止部(83b)が前記
係合体(82)の背面側に当接し、この係合体(82)
が前記スライダー本体(81)の保持孔(81b)から
抜出るのを阻止することができるのである。
また、前記スプール軸(6)の前記各ホーク部(83
a)との対向部位に、それぞれ環状の係止溝(61)を
形成して、この各係止溝(61)に前記各ホーク部(8
3a)を係合させることにより、前記スライダー本体
(81)を前記スプール軸(6)に連動連結させるので
ある。
斯くすることにより前記スプール軸(6)と、前記トラ
バース軸(7)に装着するスライダー(8)とスプール
軸(6)とが連動連結され、前記ハンドル軸(2)から
前記トラバース軸(7)に伝達された回転動力が、前記
スライダー(8)から前記スプール軸(6)に軸方向へ
の移動力となって伝達され、該スプール軸(6)が軸方
向に往復動されるのである。
(考案の効果) 以上説明したごとく本考案にかかるスピニングリールで
は、トラバース軸(7)に装着してスプール軸(6)に
連動連結させるスライダー(8)を、ハラバース溝(7
1)に係合する係合体(82)と、この係合体(82)
を保持する保持孔(81b)及び前記スプール軸(6)
の挿通孔(81a)をもったスライダー本体(81)
と、前記スプール軸(6)に対し軸方向移動不能に係合
するホーク部(83a)と、前記係合体(82)の前記
保持孔(81b)からの抜出しを阻止する抜止部(83
b)とをもった連動板(83)とにより構成し、この連
動板(83)の前記ホーク部(83a)に対し阻止部
(83b)側に、前記ホーク部(83a)を前記スプー
ル軸(6)に係合させた状態で前記連動板(83)をス
ライダー本体(81)に結合する結合部(83d)を設
けたから、連動板(83)のホーク部(83a)をスプ
ール軸(6)に係合させた状態で結合部(83d)をス
ライダー本体(81)に結合することにより、トラバー
ス軸(7)を用い、該トラバース軸(7)に装着するス
ライダー(8)を前記スプール軸(6)に連動させる構
成でありながら、前記係合体(82)の前記保持孔(8
1b)からの抜止めと、前記スライダー本体(81)と
スプール軸(6)との連動連結が行なえるのであり、従
って、前記した従来のものに比べて、部品点数を軽減で
き、これに伴い組付作業性も良好となし得て、製作コス
トを低廉にできるに至ったのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案にかかるスピニングリールの一部切欠側
面図、第2図は同要部を背方から見た断面図、第3図及
び第4図はそれぞれスライダーを示す断面図、第5図は
同スライダーの連動板を示す斜面図、第6図は従来のス
ライダー例を示す断面図である。 (1)……リールボディ (2)……ハンドル軸 (6)……スプール軸 (7)……トラバース軸 (71)……トラバース溝 (8)……スライダー (81)……スライダー本体 (81a)……挿通孔 (81b)……保持孔 (82)……係合体 (83)……連動板 (83a)……ホーク部 (83b)……抜止部 (83d)……結合部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ハンドル軸(2)を回転自由に支持したリ
    ールボディ(1)に往復動可能に支持するスプール軸
    (6)と、前記ハンドル軸(2)の回転に連動するトラ
    バース軸(7)とを備え、トラバース溝(71)をも
    ち、前記トラバース軸(7)の回転で動作するスライダ
    ー(8)を前記スプール軸(6)に連動連結して成るス
    ピニングリールであって、前記スライダー(8)を、前
    記トラバース溝(71)に係合する係合体(82)と、
    該係合体(82)を保持する保持孔(81b)及び前記
    スプール軸(6)の挿通孔(81a)をもつスライダー
    本体(81)と、前記スプール軸(6)に対し軸方向移
    動不能に係合するホーク部(83a)と、前記係合体
    (82)の保持孔(81b)からの抜出しを阻止する阻
    止部(83b)とをもった連動板(83)とにより形成
    して、この連動板(83)の前記ホーク部(83a)に
    対し阻止部(83b)側に、前記ホーク部(83a)を
    前記スプール軸(6)に係合させた状態で前記連動板
    (83)をスライダー本体(81)に結合する結合部
    (83d)を設けたことを特徴とするスピニングリー
    ル。
JP1987081712U 1987-05-27 1987-05-27 スピニングリ−ル Expired - Lifetime JPH0610773Y2 (ja)

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JPS63187862U JPS63187862U (ja) 1988-12-01
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58146466U (ja) * 1982-03-30 1983-10-01 ダイワ精工株式会社 魚釣用スピニングリ−ル
JPS6024284Y2 (ja) * 1982-07-09 1985-07-19 重次 滝川
JPS5964663U (ja) * 1982-10-25 1984-04-28 リョービ株式会社 魚釣用スピニングリ−ルのスプ−ル摺動装置
JPS60114667U (ja) * 1984-01-09 1985-08-02 ダイワ精工株式会社 魚釣用スピニングリ−ル

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JPS63187862U (ja) 1988-12-01

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