JPH0610733Y2 - ドラフト制御装置 - Google Patents
ドラフト制御装置Info
- Publication number
- JPH0610733Y2 JPH0610733Y2 JP11987886U JP11987886U JPH0610733Y2 JP H0610733 Y2 JPH0610733 Y2 JP H0610733Y2 JP 11987886 U JP11987886 U JP 11987886U JP 11987886 U JP11987886 U JP 11987886U JP H0610733 Y2 JPH0610733 Y2 JP H0610733Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- draft
- plow
- timer circuit
- rotation sensor
- machine body
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Lifting Devices For Agricultural Implements (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ この考案は、トラクターに連結されるプラウのドラフト
制御装置に関する。
制御装置に関する。
［従来技術］ トップリンクに加わる圧縮力をドラフト検出器で検出し
て、操縦席近傍に設けたドラフト設定器による設定値と
ドラフト検出値とを一致させるように油圧昇降機構を作
動させるドラフト制御が知られている。
て、操縦席近傍に設けたドラフト設定器による設定値と
ドラフト検出値とを一致させるように油圧昇降機構を作
動させるドラフト制御が知られている。
一般にプラウ作業においては、すき込み長さが長くなる
のを防止するために、プラウを一気に下降させることが
望ましい。このため、従来はドラフト制御を一時的に解
除させるタイマー回路を設け、プラウを下降させた場合
に、このタイマー回路が働き、所定時間経過後にドラフ
ト設定値とドラフト検出値とを比較しながらプラウを昇
降制御させるドラフト制御を開始させるようにしてい
た。
のを防止するために、プラウを一気に下降させることが
望ましい。このため、従来はドラフト制御を一時的に解
除させるタイマー回路を設け、プラウを下降させた場合
に、このタイマー回路が働き、所定時間経過後にドラフ
ト設定値とドラフト検出値とを比較しながらプラウを昇
降制御させるドラフト制御を開始させるようにしてい
た。
［考案が解決しようとする課題］ しかしながら、前記した従来装置は、機体が停止してい
る場合でも昇降スイッチを下げ側に操作するとタイマー
回路が働く構成のため、設定が浅過ぎると一度下がった
プラウが何秒か後に再び上昇してくるといった問題を抱
えており、危険であった。
る場合でも昇降スイッチを下げ側に操作するとタイマー
回路が働く構成のため、設定が浅過ぎると一度下がった
プラウが何秒か後に再び上昇してくるといった問題を抱
えており、危険であった。
特に作業者がプラウのすき込み角度調節を行なおうとし
て、トラクターから降りてプラウの方へ回り込み、トッ
プリンクの長さ調節を行なっている最中に、プラウが上
昇してくると、機械に手を挟まれたりする恐れがあり、
不慣れな婦女子にとっては非常に危険であった。
て、トラクターから降りてプラウの方へ回り込み、トッ
プリンクの長さ調節を行なっている最中に、プラウが上
昇してくると、機械に手を挟まれたりする恐れがあり、
不慣れな婦女子にとっては非常に危険であった。
［課題を解決するための手段］ この考案は、前記した従来技術の欠点を解消するために
提案するものであって、次のような技術的手段を講じ
た。
提案するものであって、次のような技術的手段を講じ
た。
即ち、機体後部に連結されたプラウ５のドラフト力を設
定するドラフト設定器と、プラウ５の耕耘抵抗を検出す
るドラフト検出器とを備え、設定値と検出値とが略一致
するようにプラウ５を昇降制御させてなるドラフト制御
装置において、プラウ５を昇降させる昇降スイッチ１２
と、機体の前進状態を検出する回転センサー１７と、プ
ラウ５によるドラフト制御を一定時間だけ解除させるタ
イマー回路１６とを設け、前記昇降スイッチ１２を下げ
側に操作し、且つ回転センサー１７が機体の一定距離の
前進を検出した場合のみ前記タイマー回路１６を働かせ
る制御手段を設けたことを特徴とするドラフト制御装置
の構成とする。
定するドラフト設定器と、プラウ５の耕耘抵抗を検出す
るドラフト検出器とを備え、設定値と検出値とが略一致
するようにプラウ５を昇降制御させてなるドラフト制御
装置において、プラウ５を昇降させる昇降スイッチ１２
と、機体の前進状態を検出する回転センサー１７と、プ
ラウ５によるドラフト制御を一定時間だけ解除させるタ
イマー回路１６とを設け、前記昇降スイッチ１２を下げ
側に操作し、且つ回転センサー１７が機体の一定距離の
前進を検出した場合のみ前記タイマー回路１６を働かせ
る制御手段を設けたことを特徴とするドラフト制御装置
の構成とする。
［実施例］ 以下、図面に基づいてこの考案の実施例を説明する。ま
ず、構成から説明すると、１はトラクターで、機体後部
にロワーリンク２、２、トップリンク３からなる３点リ
ンク機構４を介してプラウ５を昇降自在に連結してい
る。
ず、構成から説明すると、１はトラクターで、機体後部
にロワーリンク２、２、トップリンク３からなる３点リ
ンク機構４を介してプラウ５を昇降自在に連結してい
る。
又、ミッションケース６の後上部に油圧シリンダケース
７を搭載すると共に、油圧シリンダケース７の左右両横
側部にはリフトアーム８、８を回動自在に枢着して設
け、リフトアーム８、８と前記ロワーリンク２、２とを
リフトロッド９、９で連結している。
７を搭載すると共に、油圧シリンダケース７の左右両横
側部にはリフトアーム８、８を回動自在に枢着して設
け、リフトアーム８、８と前記ロワーリンク２、２とを
リフトロッド９、９で連結している。
機体後部にはプラウ５による耕耘抵抗を検出するドラフ
ト検出器１０が設けられ、トップリンク３を介して伝え
られる圧縮力を検出して、これを後述する制御部１５に
フィードバックする。
ト検出器１０が設けられ、トップリンク３を介して伝え
られる圧縮力を検出して、これを後述する制御部１５に
フィードバックする。
操縦席１１の横側部には作業機を上下するための昇降ス
イッチ１２と、耕耘抵抗力であるドラフト力を設定する
ドラフト設定器１３が設けられ、常にドラフト設定器１
３による設定値とドラフト検出器１０の検出値が一致す
るように制御部１５の指令によって油圧昇降機構のコン
トロールバルブ１４を制御するものである。１６はドラ
フト制御を一定時間だけ解除するために設けられたタイ
マー回路であって、作業機昇降用スイッチ１２を下げ側
に操作し、且つ機体が一定距離を前進した場合だけ作動
するように構成されている。この機体の前進は回転セン
サー１７によって検出される。
イッチ１２と、耕耘抵抗力であるドラフト力を設定する
ドラフト設定器１３が設けられ、常にドラフト設定器１
３による設定値とドラフト検出器１０の検出値が一致す
るように制御部１５の指令によって油圧昇降機構のコン
トロールバルブ１４を制御するものである。１６はドラ
フト制御を一定時間だけ解除するために設けられたタイ
マー回路であって、作業機昇降用スイッチ１２を下げ側
に操作し、且つ機体が一定距離を前進した場合だけ作動
するように構成されている。この機体の前進は回転セン
サー１７によって検出される。
更に詳述すると、昇降スイッチ１２を下げ側に操作した
ときであって、しかも回転センサー１７が、機体の一定
距離の前進を検出した場合のみ、タイマー回路１６が作
動する。
ときであって、しかも回転センサー１７が、機体の一定
距離の前進を検出した場合のみ、タイマー回路１６が作
動する。
タイマー回路１６が作動を完了すると、ドラフト制御が
開始され、即ち、ドラフト設定値とドラフト検出値との
比較に基づく制御がなされ、制御部１５からの出力指令
により、バルブ駆動回路１９を介してコントロールバル
ブ１４の上げ側ソレノイド１４ａ、あるいは下げ側ソレ
ノイド１４ｂが励磁され、油圧昇降機構の油圧シリンダ
ー２０内に作動油を給排してプラウ５を昇降させる。
開始され、即ち、ドラフト設定値とドラフト検出値との
比較に基づく制御がなされ、制御部１５からの出力指令
により、バルブ駆動回路１９を介してコントロールバル
ブ１４の上げ側ソレノイド１４ａ、あるいは下げ側ソレ
ノイド１４ｂが励磁され、油圧昇降機構の油圧シリンダ
ー２０内に作動油を給排してプラウ５を昇降させる。
なお、図例において、２０は油圧シリンダーケース７内
に収容されている油圧シリンダー、２１は油圧ポンプで
ある。また、２２は手動用の油圧操作レバーであって、
前記昇降スイッチ１２に代えてこれを上下方向に回動操
作することによってプラウ５を昇降させることができ
る。
に収容されている油圧シリンダー、２１は油圧ポンプで
ある。また、２２は手動用の油圧操作レバーであって、
前記昇降スイッチ１２に代えてこれを上下方向に回動操
作することによってプラウ５を昇降させることができ
る。
次に作用を説明する。プラウ作業を行なう場合、作業者
はまずドラフト設定器１３を適宜操作して耕耘抵抗値を
設定する。そして、昇降スイッチ１２を下げ側に操作し
て機体を前進させる。
はまずドラフト設定器１３を適宜操作して耕耘抵抗値を
設定する。そして、昇降スイッチ１２を下げ側に操作し
て機体を前進させる。
昇降スイッチ１２による下げ信号と、機体が一定距離を
前進したことを検知した回転センサー１７からの信号と
が制御部１５に入力されると、直ちにタイマー回路１６
が作動し、ドラフト制御は一時的に解除される。このた
め、プラウ５は一気に降下してその先端部が地面に突き
刺さり、このまま急角度で地面にすき込まれていくこと
になる。
前進したことを検知した回転センサー１７からの信号と
が制御部１５に入力されると、直ちにタイマー回路１６
が作動し、ドラフト制御は一時的に解除される。このた
め、プラウ５は一気に降下してその先端部が地面に突き
刺さり、このまま急角度で地面にすき込まれていくこと
になる。
そして、タイマー回路１６の作動終了後にドラフト設定
器１３にて設定された耕深を維持するようにドラフト制
御が行なわれることになり、ドラフト設定器１３による
設定値とドラフト検出器１０が検出した検出値との比較
演算を制御部１５で行ないながら両者を一致させるよう
に油圧昇降装置を動作させてドラフト制御がなされる。
器１３にて設定された耕深を維持するようにドラフト制
御が行なわれることになり、ドラフト設定器１３による
設定値とドラフト検出器１０が検出した検出値との比較
演算を制御部１５で行ないながら両者を一致させるよう
に油圧昇降装置を動作させてドラフト制御がなされる。
このとき、作業者が設定したドラフト設定値が浅過ぎる
場合には、プラウ５が上昇することもあるが、このよう
な場合は、機体が既に走行しているのでプラウ５近くに
作業者は存在せず、作業者が怪我をするようなことはな
い。
場合には、プラウ５が上昇することもあるが、このよう
な場合は、機体が既に走行しているのでプラウ５近くに
作業者は存在せず、作業者が怪我をするようなことはな
い。
［考案の効果］ この考案は前記の如く、機体後部に連結されたプラウ５
のドラフト力を設定するドラフト設定器と、プラウ５の
耕耘抵抗を検出するドラフト検出器とを備え、設定値と
検出値とが略一致するようにプラウ５を昇降制御させて
なるドラフト制御装置において、プラウ５を昇降させる
昇降スイッチ１２と、機体の前進状態を検出する回転セ
ンサー１７と、プラウ５によるドラフト制御を一定時間
だけ解除させるタイマー回路１６とを設け、前記昇降ス
イッチ１２を下げ側に操作し、且つ回転センサー１７が
機体の一定距離の前進を検出した場合のみ前記タイマー
回路１６を働かせる制御手段を設けたものであるから、
機体が停止しているときにはタイマー回路１６が働か
ず、従って、降下させたプラウ５が所定時間後に再び上
昇するといった不具合は発生せず、マッチング作業時等
に、上昇してきたプラウ５と機体後部との間に手を挟ま
れて怪我をするといった危険を回避することができて安
全である。
のドラフト力を設定するドラフト設定器と、プラウ５の
耕耘抵抗を検出するドラフト検出器とを備え、設定値と
検出値とが略一致するようにプラウ５を昇降制御させて
なるドラフト制御装置において、プラウ５を昇降させる
昇降スイッチ１２と、機体の前進状態を検出する回転セ
ンサー１７と、プラウ５によるドラフト制御を一定時間
だけ解除させるタイマー回路１６とを設け、前記昇降ス
イッチ１２を下げ側に操作し、且つ回転センサー１７が
機体の一定距離の前進を検出した場合のみ前記タイマー
回路１６を働かせる制御手段を設けたものであるから、
機体が停止しているときにはタイマー回路１６が働か
ず、従って、降下させたプラウ５が所定時間後に再び上
昇するといった不具合は発生せず、マッチング作業時等
に、上昇してきたプラウ５と機体後部との間に手を挟ま
れて怪我をするといった危険を回避することができて安
全である。
図はこの考案の実施例を示し、第１図は側面図、第２図
はブロック図である。 符号の説明 １……トラクター ２……ロワーリンク ３……トップリンク ５……プラウ １２……昇降スイッチ
はブロック図である。 符号の説明 １……トラクター ２……ロワーリンク ３……トップリンク ５……プラウ １２……昇降スイッチ
Claims (1)
- 【請求項１】機体後部に連結されたプラウ５のドラフト
力を設定するドラフト設定器と、プラウ５の耕耘抵抗を
検出するドラフト検出器とを備え、設定値と検出値とが
略一致するようにプラウ５を昇降制御させてなるドラフ
ト制御装置において、プラウ５を昇降させる昇降スイッ
チ１２と、機体の前進状態を検出する回転センサー１７
と、プラウ５によるドラフト制御を一定時間だけ解除さ
せるタイマー回路１６とを設け、前記昇降スイッチ１２
を下げ側に操作し、且つ回転センサー１７が機体の一定
距離の前進を検出した場合のみ前記タイマー回路１６を
働かせる制御手段を設けたことを特徴とするドラフト制
御装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11987886U JPH0610733Y2 (ja) | 1986-08-04 | 1986-08-04 | ドラフト制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11987886U JPH0610733Y2 (ja) | 1986-08-04 | 1986-08-04 | ドラフト制御装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6326204U JPS6326204U (ja) | 1988-02-20 |
| JPH0610733Y2 true JPH0610733Y2 (ja) | 1994-03-23 |
Family
ID=31007666
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11987886U Expired - Lifetime JPH0610733Y2 (ja) | 1986-08-04 | 1986-08-04 | ドラフト制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0610733Y2 (ja) |
-
1986
- 1986-08-04 JP JP11987886U patent/JPH0610733Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6326204U (ja) | 1988-02-20 |
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