JPH06107234A - 車体床板構造 - Google Patents

車体床板構造

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JPH06107234A
JPH06107234A JP25293092A JP25293092A JPH06107234A JP H06107234 A JPH06107234 A JP H06107234A JP 25293092 A JP25293092 A JP 25293092A JP 25293092 A JP25293092 A JP 25293092A JP H06107234 A JPH06107234 A JP H06107234A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bead
floor panel
car body
vehicle body
beads
Prior art date
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Pending
Application number
JP25293092A
Other languages
English (en)
Inventor
Naoto Hirasaka
直人 平坂
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
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Publication of JPH06107234A publication Critical patent/JPH06107234A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 車体の曲げモードに対する車体前後左右方向
の剛性を低減し、振動及び騒音を十分に低減する。 【構成】 本実施例の車体床板構造のフロアパネル10
には、車体前後方向に沿った縦ビード12と、縦ビード
12と交叉する車幅方向に沿った横ビード14が形成さ
れている。縦ビード12の車体前後方向から見た断面形
状は、三角形とされており、山部12Aと谷部12Bと
が車体前後方向へ直線的に連続している。横ビード14
の車幅方向から見た断面形状は、台形とされており、上
辺部14Aと谷部14Bとが車幅方向へ連続している。
また、上辺部14Aの幅Sは、車幅方向に沿って直線的
に拡縮を繰り返しており、横ビード14は、平面視にお
いて菱形が連続した形状とされている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動車等車両の車体床部
を形成する車体床板構造に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、自動車の車体パネル、特にフロ
アパネルは、四方がフレーム、ロッカ(サイドシルとも
いう)、フロアトンネル等の剛構造体で囲まれた膜状構
造に形成されているため、その中央部が振動の影響を受
け易く、このフロアパネルが、エンジン駆動時における
固有振動と共振してその振動が車体に伝播し、不快なこ
もり音を発生していた。このこもり音を低減するために
は、フロアパネルの剛性を高めることにより共振周波数
を高める方法が効果的である。
【0003】このため、例えば、特公昭61−5203
0号公報のフロアパネル構造では、図10に示される如
く、車体の前後方向へ延びるサイドシル及びフロアトン
ネル70ならびに車幅方向に延びるフレームメンバ7
2、74により周辺部分が剛構造体と成されており、こ
の剛構造体で囲まれたフロアパネルの中央部を湾曲面状
に絞り形成する一方、中央部分に周辺部分から湾曲面中
央部に向かって、互いに直交する方向に延びる複数の横
方向平行ビード76と前後方向平行ビード78とを形成
し、これら各ビードはこれと直交する方向の剛構造体に
連続され、湾曲面中央部近傍で終わるように形成されて
いる。かつ、横方向平行ビード76及び前後方向平行ビ
ード78は非交叉状態に配列され、前後方向平行ビード
78のうち、フロアパネル上面に接合されたフレームメ
ンバ72に連続する平行ビードは、このフレームメンバ
72の前もしくは後方に位置するフロア面に形成される
前後方向平行ビード78と連続するようフレームメンバ
72に交叉して配設されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この車
体床板構造においては、こもり音は低減されるものの、
非交叉状態に配列された横方向平行ビード76と前後方
向平行ビード78によって、フロアパネルの車体前後左
右方向の剛性が高くなっており、車体の曲げモードに対
するフロアパネルの振動伝達率が大きく、振動及び騒音
の低減が十分に達成できない。
【0005】本発明は上記事実を考慮し、車体の曲げモ
ードに対する車体前後左右方向の剛性を低減でき、振動
及び騒音を十分に低減できる車体床板構造を得ることが
目的である。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明の
車体床板構造は、フロアパネル全面に車体前後方向に沿
って設けられた複数本の縦ビードと、前記フロアパネル
全面に車幅方向に沿って設けられ前記縦ビードと交差す
る複数本の横ビードと、を備えたことを特徴としてい
る。
【0007】
【作用】請求項1に記載の発明の車体床板構造では、フ
ロアパネルが、車体前後方向に沿った複数本の縦ビード
と、これらの縦ビードと交叉する複数本の横ビードとが
形成された複合ビード構造となっている。従って、複合
ビード構造の設計パラメータ、例えば、交叉する各ビー
ドの断面形状を任意に設定することにより、フロアパネ
ルの車体前後方向及び車幅方向の剛性を任意に設定する
ことが可能となる。このため、車体の曲げモードに対す
るフロアパネルの車体前後方向及び車幅方向の剛性を、
縦ビードと横ビードとが交叉しない従来構造と比べ低減
でき、振動及び騒音を十分に低減できる。
【0008】また、本発明の車体床板構造では、複合ビ
ード構造によって生じる不連続の段差や凹凸による局部
的な剛性の向上によりフロアパネルの動きが一部制限さ
れる。この結果、低次のモードにおいても振動モードが
不連続なモードになり、高次のモードのように音がキャ
ンセルし合い騒音を十分に低減できる。
【0009】
【実施例】本発明の第1実施例を図1〜図4に従って説
明する。
【0010】図1に示される如く、本実施例の車体床板
構造のフロアパネル10には、車体前後方向(図1の矢
印L方向)に沿った縦ビード12が形成されている。ま
た、このフロアパネル10には、車幅方向(図1の矢印
W方向)に沿った横ビード14が形成されている。
【0011】図2に示される如く、縦ビード12の車体
前後方向から見た断面形状は、三角形とされており、山
部12Aと谷部12Bとが車体前後方向(図2の紙面垂
直方向)へ直線的に連続している。
【0012】図3に示される如く、横ビード14の車幅
方向から見た断面形状は、台形とされており、上辺部1
4Aと谷部14Bとが車幅方向(図3の紙面垂直方向)
へ連続している。また、上辺部14Aの幅Sは、車幅方
向に沿って直線的に拡縮を繰り返しており、図1に示さ
れる如く、横ビード14は、平面視において菱形が連続
した形状とされている。
【0013】このため、縦ビード12と横ビード14と
が交叉したフロアパネル10においては、図1の断面線
A、B、Cで示される部位の断面形状が図4(A)、図
4(B)及び図4(C)に示される如くなっている。
【0014】次に、本実施例の作用を説明する。本実施
例のフロアパネル10では、フロアパネル10が、車体
前後方向に沿った複数本の縦ビード12と、これらの縦
ビード12と交叉する複数本の横ビード14とが形成さ
れた複合ビード構造となっている。
【0015】従って、複合ビード構造の設計パラメー
タ、例えば、各ビードの断面形状(横ビード14の上辺
部14Aの幅Sの振幅又は波長等)を変更することによ
り、フロアパネル10の車体前後方向及び車幅方向の剛
性を任意に設定することが可能となる。このため、車体
の曲げモードに対するフロアパネル10の車体前後方向
及び車幅方向の剛性を低減でき、振動及び騒音を十分に
低減できる。
【0016】また、本実施例のフロアパネル10では、
複合ビード構造によって生じる不連続の段差や凹凸によ
る局部的な剛性の向上によりフロアパネル10の動きが
一部制限される。この結果、低次のモードにおいても振
動モードが不連続なモードになり、高次のモードのよう
に音がキャンセルし合い騒音を十分に低減できる。
【0017】さらに、本実施例のフロアパネル10で
は、縦ビード12と横ビード14との形状により、フロ
アパネル10が展開可能とされている。このため、フロ
アパネル10に曲げ力が作用した場合に、フロアパネル
10が展開することによって、フロアパネル10の動的
剛性がさらに低減する。
【0018】なお、上記実施例のフロアパネル10で
は、横ビード14の平面視形状を菱形が連続した形状と
したが、横ビード14の平面視形状はこれに限定され
ず、図5(A)及び図5(B)に示される如く、横ビー
ド14の車幅方向から見た断面形状を、縦ビード12の
車体前後方向から見た断面形状と同じく三角形としても
良い。
【0019】次に、本発明の第2実施例を図6〜図9に
従って説明する。図6及び図7に示される如く、本実施
例の車体床板構造のフロアパネル20には、車体前後方
向(図6及び図7の矢印L方向)に沿った縦ビード22
が形成されている。また、このフロアパネル20には、
車幅方向(図6及び図7の矢印W方向)に沿った横ビー
ド24が形成されている。
【0020】図8に示される如く、縦ビード22の車体
前後方向から見た断面形状は、波状とされており、山部
22Aと谷部22Bとが車体前後方向(図8の紙面垂直
方向)へ直線的に連続している。
【0021】図9に示される如く、横ビード24の車幅
方向から見た断面形状は、台形とされており、上辺部2
4Aと谷部24Bとが車幅方向(図9の紙面垂直方向)
へ連続している。また、上辺部24Aの幅Sは、車幅方
向に沿ってなだらかに拡縮を繰り返している。
【0022】従って、本実施例においても、第1実施例
と同様な効果が得られる。
【0023】
【発明の効果】本発明の車体床板構造は、フロアパネル
全面に車体前後方向に沿って設けられた複数本の縦ビー
ドと、フロアパネル全面に車幅方向に沿って設けられ縦
ビードと交差する複数本の横ビードと、を備えた構成と
したので、車体の曲げモードに対する車体前後左右方向
の剛性を低減でき、振動及び騒音を十分に低減できると
いう優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の車体床板構造を示す平面
図である。
【図2】図1の2−2線の断面を有する斜め上方から見
た斜視図である。
【図3】図1の3−3線の断面を有する斜め上方から見
た斜視図である。
【図4】(A)は図1のA−A線断面であり、(B)は
図1のB−B線断面であり、(C)は図1のC−C線断
面である。
【図5】(A)は本発明の第1実施例の車体床板構造の
変形例を示す平面図であり、(B)は(A)のB−B線
断面である。
【図6】本発明の第2実施例の車体床板構造の凹凸状態
を示す図である。
【図7】本発明の第2実施例の車体床板構造を示す平面
図である。
【図8】図7の8−8線の断面を有する斜め上方から見
た斜視図である。
【図9】図7の9−9線の断面を有する斜め上方から見
た斜視図である。
【図10】従来例の車体床板構造を示す車体斜め上側か
ら見た斜視図である。
【符号の説明】
10 フロアパネル 12 縦ビード 12A 山部 12B 谷部 14 横ビード 14A 上辺部 14B 谷部 20 フロアパネル 22 縦ビード 22A 山部 22B 谷部 24 横ビード 24A 上辺部 24B 谷部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フロアパネル全面に車体前後方向に沿っ
    て設けられた複数本の縦ビードと、前記フロアパネル全
    面に車幅方向に沿って設けられ前記縦ビードと交差する
    複数本の横ビードと、を備えたことを特徴とする車体床
    板構造。
JP25293092A 1992-09-22 1992-09-22 車体床板構造 Pending JPH06107234A (ja)

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Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20030025553A (ko) * 2001-09-21 2003-03-29 현대자동차주식회사 곡면 적용 차량 바닥 판넬
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JP2018114919A (ja) * 2017-01-20 2018-07-26 いすゞ自動車株式会社 フロアパネルの構造
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