JPH10297538A - キャブオーバ型トラックのキャブ構造 - Google Patents

キャブオーバ型トラックのキャブ構造

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JPH10297538A
JPH10297538A JP9125045A JP12504597A JPH10297538A JP H10297538 A JPH10297538 A JP H10297538A JP 9125045 A JP9125045 A JP 9125045A JP 12504597 A JP12504597 A JP 12504597A JP H10297538 A JPH10297538 A JP H10297538A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cab
floor panel
width direction
top surface
top face
Prior art date
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Pending
Application number
JP9125045A
Other languages
English (en)
Inventor
Akira Furuike
晃 古池
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hino Motors Ltd
Original Assignee
Hino Motors Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Hino Motors Ltd filed Critical Hino Motors Ltd
Priority to JP9125045A priority Critical patent/JPH10297538A/ja
Publication of JPH10297538A publication Critical patent/JPH10297538A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 キャブオーバ型トラックのキャブを構成する
フロアパネルの剛性を下げることなく、その板厚を小さ
く設定できるキャブ構造を提案する。 【解決手段】 フロアパネル4のキャブ幅方向中央部1
5が上方に突出し、その突出頂面15aの幅W1を後方
に向けて漸次拡大させ、フロアパネル4の剛性を高め
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、キャブオーバ型ト
ラックのキャブ構造に関する。
【0002】
【従来の技術】キャブオーバ型トラックにおいては、そ
のキャブの下方にエンジンが搭載されるので、車室の床
面を構成するキャブのフロアパネルとエンジンとの干渉
を阻止すべく、フロアパネルのキャブ幅方向中央部を上
方に突出させ、その中央部のキャブ幅方向各外側のフロ
アパネル面部分を座席支持面とし、ここに運転席と助手
席をそれぞれ支持している。このようにフロアパネルの
中央部よりも座席支持面を低くすることにより、車室へ
の乗員の乗降性を高めることができる。
【0003】また、上述したフロアパネルの後部下方に
も、例えばエアクリーナなどの要素が配置されるので、
当該後部も座席支持面よりも上方に突出させ、しかもそ
の後部の突出頂面を、フロアパネルの中央部の突出頂面
よりもキャブ幅方向に拡大形成している。
【0004】上述した構造のキャブを有するキャブオー
バ型トラックを走行させると、そのフロアパネルには、
エンジンや路面からの振動が伝えられ、当該フロアパネ
ルが振動する。このとき、その振動の振幅が大きくなる
と、乗員にとって不快なこもり音が車室内に発生する。
またフロアパネルが激しく振動すると、当該パネルが早
期に疲労するおそれもある。
【0005】このため、従来はフロアパネルの板厚を大
きく設定し、これに加振力が加えられたときの当該パネ
ルの振動を抑え、こもり音の発生やフロアパネルの早期
の疲労を阻止している。ところが、このようにフロアパ
ネルの板厚を大きく形成すると、その重量が増大し、コ
ストが上昇する欠点を免れない。フロアパネルにビード
を形成し、その剛性を高めることも公知であるが、フロ
アパネルは一般にそのサイズが大きいため、フロアパネ
ルにビードを形成しただけでは、その剛性を高めるのに
限度がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記認識に
基づきなされたものであり、その目的とするところは、
フロアパネルの高い剛性を維持しつつ、その板厚を従来
よりも小さくでき、もってキャブの重量とそのコストの
低減を可能としたキャブオーバ型トラックのキャブ構造
を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、車室の床面を構成するフロアパネルのキャ
ブ幅方向中央部が、当該中央部のキャブ幅方向各外側に
位置する座席支持面よりも上方に突出していると共に、
フロアパネルの後部が、前記座席支持面よりも上方に突
出し、該後部の突出頂面が、前記中央部の突出頂面より
も、キャブ幅方向に大きく拡大形成されているキャブオ
ーバ型トラックのキャブ構造において、前記中央部の突
出頂面の後方領域が、キャブ幅方向における幅を後方に
向けて漸次拡大しつつ、前記後部の突出頂面に接続され
ていることを特徴とするキャブオーバ型トラックのキャ
ブ構造を提案する。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態例を図面
に従って説明し、併せて先に説明した従来の欠点を図面
に即してより具体的に明らかにする。
【0009】図1は、キャブオーバ型トラックのキャブ
の一例を示す側面図である。ここに示したキャブ1は、
車室の上部を区画するルーフパネル2、キャブ1の側部
を構成するクォータパネル3、車室の床面を構成するフ
ロアパネル4、車室の後部を区画するバックパネル5、
キャブ1の前部に位置するフロントパネル6などの各種
のパネルを有している。またフロアパネル4の下方に
は、キャブ1の前後方向に互いに平行に延びる一対のフ
ロアフレーム9が配置され、これらのフロアフレームは
フロアパネル4の下側面に固着されている。図1におけ
る符号7はフロントピラー、8は車室前部に設けられた
フロントガラスをそれぞれ示している。
【0010】上述したフロアパネル4、及びその他のパ
ネル、並びにピラー7及びフロアフレーム9は、例えば
鋼板などの高剛性材料によって構成されている。
【0011】また、上述したキャブ1は、例えば図示し
ていない弾性部材を介してシャシフレーム10に支持さ
れている。
【0012】図2は、図1に示したフロアパネル4と、
これに固着された一対のフロアフレーム9を取り出して
示した斜視図である。図1及び図2における符号Fは、
キャブオーバ型トラックの前進方向を示し、図2におけ
る符号Wはキャブの幅方向を示している。本明細書にお
いて使用する「前」又は「後」なる文言は、キャブオー
バ型トラックの前進方向Fを基準とした前後を意味し、
その前後方向に直交する方向がキャブの幅方向Wとな
る。
【0013】図1に示すように、キャブ1の車室内に
は、符号11で示した運転席と助手席の各座席がそれぞ
れ脚台12を介してフロアパネル4上に支持されてお
り、図2に示したフロアパネル4の座席支持面13,1
4に運転席と助手席の座席11が各脚台12を介してそ
れぞれ支持される。
【0014】一方、シャシフレーム10には図示してい
ないエンジンが搭載され、そのエンジンは、キャブ1の
下方であって、当該キャブ1の幅方向中央部に位置して
いる。このため、エンジンとキャブ1が干渉しないよう
に、フロアパネル4は、そのキャブ幅方向中央部15が
上方に突出している。突出した中央部15の下方の空間
にエンジンが配置されている。
【0015】また、フロアパネル4の各座席支持面1
3,14は、その中央部15のキャブ幅方向各外側に位
置し、中央部15の突出頂面15aよりも下方に位置し
ている。このように各座席支持面13,14の高さを下
げることにより、乗員が容易に車室内に乗降することが
できる。
【0016】また図2に示すように、フロアパネル4の
後部16も、各座席支持面13,14よりも上方に突出
し、その突出頂面16aは、中央部15の突出頂面15
aよりもキャブ幅方向Wに大きく拡大形成されている。
このような後部16の下方空間に、例えば図示していな
いエアクリーナなどが配置されている。
【0017】上述のように、図示したキャブオーバ型ト
ラックのキャブ構造においては、車室の床面を構成する
フロアパネル4のキャブ幅方向中央部15が、その中央
部15のキャブ幅方向各外側に位置する座席支持面1
3,14よりも上方に突出していると共に、フロアパネ
ル4の後部16が、座席支持面13,14よりも上方に
突出し、その後部16の突出頂面16aが、中央部15
の突出頂面15aよりも、キャブ幅方向Wに大きく拡大
形成されている。
【0018】上述した構成自体は、従来のキャブ構造と
変りはない。その際、従来のキャブ構造のフロアパネル
は、図3に示すように、その中央部15の突出頂面15
aが、その後方領域15bにおいて、同一幅W1を保っ
たまま、後部16の突出頂面16aに接続されている。
このように構成された従来のフロアパネル4も、その中
央部15と後部16が座席支持面13,14よりも上方
に突出しているので、フロアパネルの全体が平坦に形成
されているよりも剛性を高めることができるが、それで
も、そのフロアパネル4の板厚を大きく設定しないと、
トラックの走行時にフロアパネル4が大きな振幅で振動
し、車室内にこもり音が発生したり、その疲労が促進さ
れるおそれがある。
【0019】そこで、図1及び図2に示したキャブ構造
においては、フロアパネル4が次のように構成されてい
る。すなわち、その中央部15の突出頂面15aの後方
領域15bが、キャブ幅方向Wにおける幅W1を後方に
向けて漸次拡大しながら、後部16の突出頂面16aに
接続されているのである。中央部15の突出頂面15a
と後部16の突出頂面16aの高さを同一とし、両者を
面一状態に形成してもよいし、両頂面15a,16aに
多少の高さの違いがあるように、中央部15と後部16
を構成してもよい。
【0020】上述のように突出頂面15aの幅W1が、
後方に向けて漸次拡大するように、中央部15を形成す
ると、フロアパネル4の全体の断面構造が従来よりも複
雑化するため、そのフロアパネル4の曲げ剛性と捩り剛
性が高められる。このため、フロアパネル4の高い剛性
を維持しながら、その板厚を従来よりも小さく設定する
ことができ、これによって、フロアパネル4、ひいては
キャブ1の重量とコストを効果的に低減できる。フロア
パネル4にビードを形成して、その剛性を高める構成を
併用することも有利である。
【0021】フロアパネル4の中央部15は、後方領域
15bにおいて幅W1を拡大しているが、その幅が急激
に変化しているのではなく、漸次拡大しているので、そ
の拡大部が、各座席支持面13,14上に脚台12を介
して支持された座席11の邪魔となることはなく、当該
座席11を支障なく各座席支持面13,14に取り付け
ることができる。
【0022】またフロアパネル4の後部は、乗員の仮眠
ベッド設置部として構成されることもあるが、この場合
には、中央部15の後方領域15bが幅方向に拡大して
いるので、この部分を、仮眠ベッドに横になった乗員が
小物を置くスペースとして利用することができる。
【0023】本発明は、図示したトラック以外の各種形
態のキャブオーバ型トラックのキャブ構造にも広く適用
できるものである。
【0024】
【発明の効果】本発明によれば、フロアパネル中央部の
突出頂面の幅を後方に向けて漸次拡大するという極く簡
単な構成によって、フロアパネルの高い剛性を維持しな
がら、その板厚を従来よりも小さくすることができ、キ
ャブの重量及びコストを支障なく低減することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】キャブオーバ型トラックのキャブの一例を示す
側面図である。
【図2】図1に示したキャブのフロアパネルとフロアフ
レームを取り出して示した斜視図である。
【図3】従来のフロアパネルとフロアフレームを示す、
図3と同様な斜視図である。
【符号の説明】
1 キャブ 4 フロアパネル 13 座席支持面 14 座席支持面 15 中央部 15a 突出頂面 15b 後方領域 16 後部 16a 突出頂面 W キャブ幅方向 W1

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車室の床面を構成するフロアパネルのキ
    ャブ幅方向中央部が、当該中央部のキャブ幅方向各外側
    に位置する座席支持面よりも上方に突出していると共
    に、フロアパネルの後部が、前記座席支持面よりも上方
    に突出し、該後部の突出頂面が、前記中央部の突出頂面
    よりも、キャブ幅方向に大きく拡大形成されているキャ
    ブオーバ型トラックのキャブ構造において、 前記中央部の突出頂面の後方領域が、キャブ幅方向にお
    ける幅を後方に向けて漸次拡大しつつ、前記後部の突出
    頂面に接続されていることを特徴とするキャブオーバ型
    トラックのキャブ構造。
JP9125045A 1997-04-29 1997-04-29 キャブオーバ型トラックのキャブ構造 Pending JPH10297538A (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9125045A JPH10297538A (ja) 1997-04-29 1997-04-29 キャブオーバ型トラックのキャブ構造

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JP9125045A JPH10297538A (ja) 1997-04-29 1997-04-29 キャブオーバ型トラックのキャブ構造

Publications (1)

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JPH10297538A true JPH10297538A (ja) 1998-11-10

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ID=14900480

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9125045A Pending JPH10297538A (ja) 1997-04-29 1997-04-29 キャブオーバ型トラックのキャブ構造

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JP (1) JPH10297538A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000225967A (ja) * 1999-02-08 2000-08-15 Hino Motors Ltd キャブオーバ型トラックのキャブ

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2000225967A (ja) * 1999-02-08 2000-08-15 Hino Motors Ltd キャブオーバ型トラックのキャブ

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