JPH06105982A - 工業用ミシンの位置制御装置 - Google Patents

工業用ミシンの位置制御装置

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Publication number
JPH06105982A
JPH06105982A JP2914292A JP2914292A JPH06105982A JP H06105982 A JPH06105982 A JP H06105982A JP 2914292 A JP2914292 A JP 2914292A JP 2914292 A JP2914292 A JP 2914292A JP H06105982 A JPH06105982 A JP H06105982A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
needle
sewing machine
speed
rotation speed
control device
Prior art date
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Pending
Application number
JP2914292A
Other languages
English (en)
Inventor
Makoto Yajima
誠 谷嶋
Kazuaki Takada
和明 高田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Taga Engineering Co Ltd
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Taga Engineering Co Ltd
Hitachi Ltd
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Publication date
Application filed by Hitachi Taga Engineering Co Ltd, Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Taga Engineering Co Ltd
Priority to JP2914292A priority Critical patent/JPH06105982A/ja
Publication of JPH06105982A publication Critical patent/JPH06105982A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】前踏スイッチオフ後におけるミシン針定位置停
止精度の向上。 【構成】工業用ミシンの位置制御装置において、位置制
御装置1は、前踏スイッチ5のオフにより、ミシン針の
停針制御回転数(Na)よりも高い回転数で、しかも一
回転で停針可能な中間速度(Nb)を設定する手段と、
前記中間速度(Nb)の回転数を、ミシン針の停針制御
回転数(Na)まで再び減速処理する手段と、前記ミシ
ン針停針制御回転数(Na)に達した後、次の針位置信
号を検出した時点でミシン針の停針処理を実行する手段
とを備える。 【効果】前踏スイッチオフ後におけるミシン針の定位置
停止制御において、縫製作業時における能率の低下やミ
シン針停止に要する時間が縫製毎に変化して縫製のリズ
ムが狂い、縫製作業が十分円滑におこなえないという問
題を解決できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、工業用ミシンの位置制
御装置に係り、さらに詳細には、前踏スイッチオフ後の
停止制御において、ミシン針を定位置に停止させること
のできる、この種位置制御装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、工業用ミシンの位置制御装置とし
ては、図2のタイムチャートに示すように、停止可能な
低速回転指令を出力し、針位置信号を検出した時点で停
止可能な回転数Naにあれば、停止指令を出力して定位
置で停止させるようにしたものが一般的に採用されてい
る。
【0003】なお、前記以外に、ミシンの定位置停止装
置と題する先行技術が特開平2−152496号公報に
開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかして、この種の位
置制御装置にあっては、一般に、前踏スイッチオフ後の
停止制御に際し、前踏スイッチがオフされた時点から減
速処理を開始した後、位置検出器からの信号の立上り時
点で停止可能な回転数Na(低速回転数)に達したとき
に停止処理を実行するようにしている。
【0005】しかしながら、従来にあっては、一般に、
位置検出器からの針位置信号の立上りの直後に低速回転
数に達すると、次の位置検出器からの針位置信号が出力
されるまで回転するため、この場合は、低速回転数で一
回転の時間を要することになる。
【0006】一方、この種位置制御装置にあっては、前
踏スイッチがオフされる位置により回転角度位置が違っ
てくるため、低速回転数の時間は、一回転相当の時間以
内で種々変化することになる。
【0007】このため、縫製作業時における能率の低下
やミシン針停止に要する時間が縫製毎に変化して縫製の
リズムが狂い、縫製作業が十分円滑におこなえないとい
う問題があり、改善を望む声があった。
【0008】本発明の目的は、前踏スイッチオフ後の停
止制御において、ミシン針の定位置停止精度を従来より
も向上させることのできる、改良された工業用ミシンの
位置制御装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的は、ミシン本体
と、ミシン本体を駆動するモートルと、モートルの回転
数に比例したパルス信号を出力するパルス発生手段と、
ミシン針の所定の位置を検出し、針位置信号を発生する
針位置検出手段と、ペダルの規定位置で停止指令信号を
出力する前踏スイッチと、前踏スイッチの信号によりモ
ートルの駆動、およびミシン針の定位置停止制御をおこ
なう位置制御装置とを有する工業用ミシンの位置制御装
置において、前記位置制御装置は、前踏スイッチのオフ
により、ミシン針の停針制御回転数(Na)よりも高い
回転数で、しかも一回転で停針可能な中間速度(Nb)
を設定する手段と、ミシンの回転数が前記中間速度(N
b)に達するまで減速処理をおこなう手段と、前記中間
速度(Nb)に達してから次の針位置信号を検出するま
でこの中間速度(Nb)を維持する手段と、さらに前記
中間速度(Nb)の回転数を、ミシン針の停針制御回転
数(Na)まで再び減速処理する手段と、前記停針制御
回転数(Na)に達してから次の針位置信号を検出する
までこのミシン針停針制御回転数(Na)を維持する手
段と、前記ミシン針停針制御回転数(Na)に達した
後、次の針位置信号を検出した時点でミシン針の停針処
理を実行する手段とを備えることによって達成される。
【0010】また、本発明は、前記構成に加えて、ミシ
ン針の停針処理を実行する時点の実際の回転数と、あら
かじめ規定されている回転数とを比較し、前記実際の回
転数が規定回転数よりも高い場合には中間速度(Nb)
の設定値を下げる一方、実際の回転数が規定回転数より
も低い場合には、前記中間速度(Nb)の設定値を上げ
る中間速度補正手段を有することを特徴とするものであ
る。
【0011】
【作用】以上の構成において、ミシンの針位置停止に先
立ち、前踏スイッチがオフすると、位置制御装置は、ミ
シン針の停針制御回転数(Na)よりも高い回転数で、
しかも一回転で停針可能な中間速度(Nb)を設定す
る。
【0012】ミシンの回転数が前記中間速度(Nb)に
達するまで減速処理がおこなわれると、この中間速度
(Nb)に達してから次の針位置信号を検出するまでそ
の中間速度(Nb)は維持される。
【0013】続いて、前記中間速度(Nb)に達してか
ら次の針位置信号が検出せれると、この中間速度(N
b)の回転数は、ミシン針の停針制御回転数(Na)ま
で再び減速処理され、前記停針制御回転数(Na)に達
してから次の針位置信号を検出するまでこのミシン針停
針制御回転数(Na)は維持される。
【0014】そして、前記ミシン針停針制御回転数(N
a)に達した後、次の針位置信号を検出した時点でミシ
ン針の停針処理が実行される。
【0015】なお、最終下位置でのミシン回転数が速度
設定値と比較して高い場合は、次におこなう中間速度N
bの設定値を下げ、また最終下位置でのミシン回転数が
速度設定値と比較して低い場合は、次におこなう中間速
度Nbの設定値を上げる補正をおこなうことにより、ミ
シンの負荷に変動を生じた場合であっても、前記中間速
度Nbを速やかに最適値に補正することができる。
【0016】
【実施例】以下、本発明を、図面を参照して説明する。
【0017】ここで、図1は、本発明に係る工業用ミシ
ン位置制御装置の一実施例を示すブロック回路図、図3
は、図1に示すミシン位置制御装置における定位置停止
のタイミングチャート、図4は、同じく図1に示すミシ
ン位置制御装置における定位置停止の制御フローチャー
トである。
【0018】図1において、1は、マイクロコンピュー
タを含む比較器,制御部等よりなる位置制御装置、2は
ミシン駆動用モートル、3は、モートル2に直結された
エンコーダ、4は、ミシン本体のプーリ部に設置され、
針位置を検出する針位置検出器、5は、ミシンの駆動停
止をおこなう前踏スイッチである。
【0019】以上の構成において、縫製作業者が前踏ス
イッチ5をオンすると、位置制御装置1は、速度設定器
6より設定速度を読み込み、エンコーダ3および針位置
検出器4からのミシン回転数を、設定値と同一になるよ
うに速度制御をおこなう。
【0020】次に、前踏スイッチ5がオフされると、そ
の時点から、図3に示すように減速処理をおこない、下
記のプロセスを経て、ミシン針が停止できる回転数に達
した後、針位置検出器4より得られる下位置信号を確認
した時点でミシン針の停止処理をおこなう。
【0021】なお、このとき、前踏スイッチ6のオフ時
に図2(従来例)に示すごとき減速処理をおこなった場
合は、ミシン針が停止可能な回転数Naに達した後、針
位置検出器4によって得られる下位置信号確認までの時
間T0は、前踏スイッチ5をオフした時の回転角度の位
置により種々変化する。
【0022】つまり、針位置検出器4によって得られる
下位置信号がH→Lに切り替わった直後に停止可能な回
転数に達した場合は、下位置信号がL→Hに切り替わる
まで、そのままの回転数で回転し続けるため、このとき
のT0は、最大一回転に相当する時間を要することにな
る。
【0023】また、針位置検出器4によって得られる下
位置信号がL→Hに切り替わったとき、停止可能な回転
数に達していれば、直ちに減速処理をおこなうため、こ
のときのT0は、零に近い時間となる。
【0024】このように、前踏スイッチ5のオフと同時
にそのまま減速をおこなって停止させた場合は、その停
止に要する時間が大きく変化することは避けられない。
【0025】これに対し、図3に示すように、中間速度
Nbの設定値を読み込み、減速処理をおこない、中間速
度Nbに達した後、針位置検出器4によって得られる下
位置信号が確認された時点で再び減速を開始し、下位置
信号がL→Hのときに停止可能な回転数Naに達するよ
うにすれば、前記T0、すなわちミシン針が停止可能な
回転数Naに達した後、針位置検出器4によって得られ
る下位置信号確認までの時間T0はほぼ零となり、した
がってこのときにミシン針の停止処理をおこなえば、前
踏スイッチ5のオフがどの時点で生じた場合であって
も、常に同一の停止位置でミシン針を停止させることが
できる。
【0026】ここで、本実施例の動作を、図4に示すフ
ローチャートにもとづいて説明する。
【0027】いま、図1に示す前踏スイッチ5がオンさ
れると、マイクロコンピュータは、フラグを0にして速
度制御を実行する。
【0028】次に、前踏スイッチ5がオフされると、フ
ラグが0であれば、位置制御装置は、ミシン針の停針制
御回転数Naよりも高い回転数で、しかも一回転で停針
可能な中間速度Nbを設定する。
【0029】ミシンの回転数が前記中間速度Nbに達す
るまで減速処理がおこなわれると、この中間速度Nbに
達してから次の下位置信号を検出するまでその中間速度
Nbは維持される。
【0030】続いて、前記中間速度Nbに達してから次
の下位置信号が検出されると、フラグを1にし、ミシン
の回転数は、ミシン針が停止可能な回転数Naに設定さ
れ、前記中間速度Nbの回転数は、ミシン針の停針制御
回転数Naまで再び減速処理され、またこの停針制御回
転数Naは、次の下位置信号を検出するまで維持され
る。
【0031】そして、低速回転数Naに達した後、次の
下位置信号が検出された時点で、ミシン針の停針処理は
実行されるが、このとき下位置信号が検出されない場
合、ミシン針の停止処理はおこなわれず、再び前記ルー
チンに戻り、なおこのときフラグは1であるから、中間
速度Nbの再設定はおこなわれず、次の下位置信号が検
出された時点でミシン針の停針処理が実行される。
【0032】なお、最終下位置でのミシン回転数が速度
設定値と比較して高い場合は、次におこなう中間速度N
bの設定値を下げ、また最終下位置でのミシン回転数が
速度設定値と比較して低い場合は、次におこなう中間速
度Nbの設定値を上げる補正をおこなうことにより、ミ
シンの負荷に変動を生じた場合であっても、前記中間速
度Nbを速やかに最適値に補正することができ、このよ
うに、本実施例によれば、ミシンの負荷に変動を生じた
場合であっても、ミシン針停止に要する時間のバラツキ
を少なくすることができる。
【0033】ところで、本実施例では、前踏スイッチ5
がオフした後の下位置をミシン針停止制御の起点として
いるが、これは、前踏スイッチ5がオフした後の上位置
を起点としても同様の効果を得ることができる。
【0034】また、本発明において、前記したミシンの
位置制御には、近年一般に使用されている一チップマイ
クロコンピュータを使用すれば、この種制御装置のコス
トを大幅に低減することができる。
【0035】
【発明の効果】以上、本発明によれば、前踏スイッチオ
フ後の停止制御において、ミシン針の定位置停止精度を
従来よりも向上させることができ、その結果、従来のよ
うに、縫製作業時における能率の低下やミシン針停止に
要する時間が縫製毎に変化して縫製のリズムが狂い、縫
製作業が十分円滑におこなえないという問題を解決する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る工業用ミシン位置制御装置の一実
施例を示すブロック回路図である。
【図2】従来形工業用ミシン位置制御装置における定位
置停止のタイミングチャートである。
【図3】図1に示すミシン位置制御装置における定位置
停止のタイミングチャートである。
【図4】同じく図1に示すミシン位置制御装置における
定位置停止の制御フローチャートである。
【符号の説明】
1…位置制御装置、2…ミシン駆動用モートル、3…エ
ンコーダ、4…針位置検出器、5…前踏スイッチ、6…
速度設定器。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ミシン本体と、 ミシン本体を駆動するモートルと、 モートルの回転数に比例したパルス信号を出力するパル
    ス発生手段と、 ミシン針の所定の位置を検出し、針位置信号を発生する
    針位置検出手段と、 ペダルの規定位置で停止指令信号を出力する前踏スイッ
    チと、 前踏スイッチの信号によりモートルの駆動、およびミシ
    ン針の定位置停止制御をおこなう位置制御装置とを有す
    る工業用ミシンの位置制御装置において、 前記位置制御装置は、 前踏スイッチのオフにより、ミシン針の停針制御回転数
    (Na)よりも高い回転数で、しかも一回転で停針可能
    な中間速度(Nb)を設定する手段と、 ミシンの回転数が前記中間速度(Nb)に達するまで減
    速処理をおこなう手段と、 前記中間速度(Nb)に達してから次の針位置信号を検
    出するまでこの中間速度(Nb)を維持する手段と、 さらに前記中間速度(Nb)の回転数を、ミシン針の停
    針制御回転数(Na)まで再び減速処理する手段と、 前記停針制御回転数(Na)に達してから次の針位置信
    号を検出するまでこのミシン針停針制御回転数(Na)
    を維持する手段と、 前記ミシン針停針制御回転数(Na)に達した後、次の
    針位置信号を検出した時点でミシン針の停針処理を実行
    する手段とを備えることを特徴とする工業用ミシンの位
    置制御装置。
  2. 【請求項2】請求項1において、位置制御装置は、ミシ
    ン針の停針処理を実行する時点の実際の回転数と、あら
    かじめ規定されている回転数とを比較し、前記実際の回
    転数が規定回転数よりも高い場合には中間速度(Nb)
    の設定値を下げる一方、実際の回転数が規定回転数より
    も低い場合には、前記中間速度(Nb)の設定値を上げ
    る中間速度補正手段を有する工業用ミシンの位置制御装
    置。
JP2914292A 1992-02-17 1992-02-17 工業用ミシンの位置制御装置 Pending JPH06105982A (ja)

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JPH06105982A true JPH06105982A (ja) 1994-04-19

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