JPH06182637A - ねじ締め装置 - Google Patents

ねじ締め装置

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JPH06182637A
JPH06182637A JP4338197A JP33819792A JPH06182637A JP H06182637 A JPH06182637 A JP H06182637A JP 4338197 A JP4338197 A JP 4338197A JP 33819792 A JP33819792 A JP 33819792A JP H06182637 A JPH06182637 A JP H06182637A
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screw
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tightening
bit
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博之 井上
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啓二 藤原
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Abstract

(57)【要約】 【目的】エンコーダなどを付加することなく着座トルク
の安定化を図る。 【構成】CPU25は、3相モータ21aのコミュテーショ
ン信号に基づいて演算して得られる3相モータ21aのビ
ット回転速度と、トルク指令により制御される3相モー
タのビット回転トルクとをD/A変換器26さらに電流駆
動型ドライバー27を介して電流制御するので、ねじの着
座時に着座トルクを安定に制御することが可能となり、
いかなる場合にも着座トルクが目標締め付けトルクの設
定値を越えるようなことは防止され、従来のようにねじ
の着座時に締め付け動作が終了してしまうような誤動作
は無くなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、製品組立工程などで部
材と部材をねじで締結するねじ締め装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ねじ締め装置は、ロボットに取り
付けられたり、また、専用機として組立工程などに配置
され、自動化とともに高度な品質管理が要求されてい
る。特に、ねじ締めにおけるトルク管理においては、ね
じの径や締め付ける材質などによって工業規格で標準締
め付けトルクが規定されている。組立工程においても適
正な締め付けトルクで締め付けが行われているかどうか
を検査する必要があるが、通常、ねじ締結部の数は多く
全てのねじ締結部を検査することは現実問題として困難
な場合が多く、トルクレンチやトルクドライバーなどで
増締めが可能かどうかを抜取りで検査したりしている。
また、電圧駆動型ドライバーまたは電流駆動型ドライバ
ーにより、電圧値または電流値でビットの回転力を制御
して略適正な締め付けトルクで締め付けることが行われ
ている。
【0003】図5は従来のねじ締め装置の構成を示すブ
ロック図である。図5において、ブラシレスモータを内
蔵したねじ締め機本体1には底部に減速機2が配設さ
れ、モータの回転スピードが減速されてビット3に伝え
られビット先端でねじを回転させる。このブラシレスモ
ータには、中央演算処理装置(以下CPUという)4が
D/A変換器5を介して接続された電流駆動型ドライバ
ー6が接続され、CPU4の設定トルクに対するトルク
指令に基づいて電流駆動型ドライバー6はブラシレスモ
ータを電流制御で回転駆動させる。
【0004】上記構成により、以下、その動作を図6を
参照しながら説明する。図6に示すように、ねじ締め工
程は、ねじ頭7の座面7aがワーク8に当たる着座状態
Aまでのねじ込み領域aと、着座状態Aから目標締め付
けトルクBで締め付ける締め付け領域bの2領域からな
っている。まず、ねじ込み領域aのねじ吸着時におい
て、CPU4で設定されて出力されるトルク指令値とし
てのねじ吸着回転トルクPW1 は、キャッチャ9でねじ
10を所定位置にセットするねじ締めスタートから、吸着
パイプ11をキャッチャ9上のねじ頭7を覆うように降ろ
してねじ10を吸着するねじ吸着までの低速回転時のトル
クリミットを意味し、通常は2Kgfcm程度のトルク
値に設定する。そして、ねじ込み時におけるねじ込み回
転トルクPW2 は、ねじ込み高速回転時のトルクリミッ
トを意味し、通常、この設定値は目標締め付けトルクB
よりも大きめに設定してねじ込み時にモータロックエラ
ーを発生しないようにするが、ねじ10とワーク8の種
類、ねじ込み状態などを考慮して設定を行う。さらに、
ねじ10が着座するまでの所定の高さ(この場合、1m
m)を検出してから着座までにおいて、着座突入回転ト
ルクPW3 は、ねじ着座検出時の回転トルクリミットを
意味し、通常は着座判定トルクと同じ値に設定するが、
着座状態などを考慮して設定する。そして、逆回転トル
クPW4 で逆転ブレーキを施して着座させる。
【0005】次に、締め付け領域bの締め付け開始時に
おいて、締め付け開始トルクPW5は、着座後、滑らか
に締め付けを行うためのつなぎのトルクを意味し、通常
は着座判定トルクの半分程度に設定する。さらに、目標
締め付けトルクBに至るトルク上昇時において、トルク
上昇レートは、ねじ締め付け時にトルクを上昇させる割
合を意味し、1sec当たりに上昇させるトルク(Kg
fcm)を設定する。たとえば、10を設定したとすると
1sec当たり10Kgfcmトルクが上昇することにな
り、大きな値を設定するほど締め付け時間は短縮される
が、大きすぎると締め付けトルクがオーバーシュートし
て目標締め付けトルクBの設定値を越えてしまう。
【0006】図7は図5のねじ締め装置における電流指
令に対する回転速度および回転トルクの各波形図であ
る。図7において、CPU4からの電流指令iによって
実際のビット回転速度fとトルク値dを得ることができ
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記構成では、ねじ頭
7の着座時付近のモータトルクは20%程度の誤差を持ち
ながらも制御可能であるが、ビット回転速度は制御する
ことができず、ビット回転速度が早い場合には、ねじ込
み時、ねじ頭7の座面7aがワーク8に衝突してねじ込
みの回転が停止する際に発生する、図7に示す衝撃トル
クである着座トルクd1 は、急激に立ち上がって着座判
定トルクeさらに目標締め付けトルクBの設定値を越え
てしまい、目標締め付けトルクBの設定値までねじ締め
付けが行われないままで締め付け動作を終了してしまう
という問題を有していた。すなわち、着座トルクd1 は
着座前の回転速度と着座時のモータ電流(回転トルク)
に左右され、従来のモータ電流制御またはモータ電圧制
御だけでは安定した着座トルクの制御は困難であった。
【0008】本発明は上記従来の問題を解決するもの
で、エンコーダなどを付加することなく着座トルクの安
定化を図ることができるねじ締め装置を提供することを
目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明のねじ締め装置は、ねじを回転させるためのビ
ットを回転させる多相モータと、前記多相モータのコミ
ュテーション信号に基づいてビット回転速度を演算して
前記多相モータのビット回転速度を制御するとともに、
トルク指令を出力して設定トルク値になるように前記多
相モータのビット回転トルクを制御する制御手段とを備
えたものである。
【0010】
【作用】上記構成により、制御手段は、多相モータのコ
ミュテーション信号に基づいてビット回転速度を検出し
て多相モータのビット回転速度を制御するとともに、ト
ルク指令を出力して多相モータのビット回転トルクを制
御するので、ねじの着座時に着座トルクを安定に制御す
ることが可能となり、いかなる場合にも着座トルクが目
標トルク設定値を越えるようなことは防止され、ねじの
着座時に締め付け動作が終了してしまうような誤動作は
無くなる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を参照
しながら説明する。図1は本発明の一実施例におけるね
じ締め装置の構成を示すブロック図である。図1におい
て、3相ブラシレスモータ21aを内蔵したねじ締め機本
体21にはその底部に減速機22が配設され、モータ21aの
回転スピードが減速機22で減速されて回転力がビット23
に伝えられビット先端でねじ24を回転させる。このブラ
シレスモータ21aには、CPU25がD/A変換器26を介
して接続された電流駆動型ドライバー27が接続され、C
PU25からの電流指令であるトルク指令に基づいて電流
駆動型ドライバー27はブラシレスモータ21aを電流制御
で回転駆動させる。また、ねじ締め機本体21のモータ21
aには、ブラシレスのため電流方向切換用のセンサCS
1〜CS3が120 °毎に配設され、これらセンサCS1
〜CS3はCPU25および電流駆動型ドライバー27に接
続され、センサCS1〜CS3からのモータ21aの3相
信号であるコミュテーション信号がCPU25および電流
駆動型ドライバー27に入力される。このコミュテーショ
ン信号に基づいてCPU25で6分割回転角を検出すると
ともに、6分割の時間を演算してビット回転速度を検出
し、CPU25でD/A変換器26さらに電流駆動型ドライ
バー27を介して3相モータ21aのビット回転速度を制御
する。さらに、ビット23には、ビット23の回転トルクを
検出するトルクセンサ28が配設され、このトルクセンサ
28はCPU25に接続され、CPU25に実際のトルク値を
フィードバックし、このトルク値に基づいてCPU25か
らD/A変換器26を介して電流駆動型ドライバー27にト
ルク指令を出力して各設定トルク値になるようにモータ
21aのビット回転トルクを制御する。
【0012】上記構成により、以下、その動作を説明す
る。まず、ねじ込み時、ねじ頭の座面がワークに衝突し
てねじ込みの回転が停止する際に発生する衝撃トルクで
ある着座トルクは、次の(1)式で近似することができ
る。
【0013】 着座トルク=I*(ω/t)+PW3 ・・・(1) ここで、Iはビット先端から見たイナーシャ、ωは着座
開始時のビット回転速度、tは着座開始より着座トルク
が最大になるまでの時間、PW3 は着座時のトルク指令
値であり、I*(ω/t)は回転力である。(1)式よ
り、着座トルクは速度制御と電流リミット制御によって
いる。したがって、着座トルクを安定化させるために
は、ビット回転速度ωとトルク指令値PW3 を共に制御
する必要がある。
【0014】図2は図1のねじ締め装置におけるモータ
21a正方向回転時のコミュテーション信号波形と、1サ
イクルを6等分したときのコミュテーション信号の値を
示す図である。図2に示すように、ブラシレスモータ21
aは120 °型のモータであるため、コミュテーション信
号の各波形は120 °づつ位相がずれており、3つの波形
の信号の変化を捉えると1サイクル当たり6分割するこ
とができる。たとえば、分割番号の期間は図2に示す
ように、センサ出力のCS1 ,3 はコミュテーション信
号の値が1、センサ出力のCS2 はコミュテーション信
号の値が0である。また、分割番号の期間から分割番
号の期間に遷移すると、CS1 はコミュテーション信
号の値が1、CS2 ,3 はコミュテーション信号の値が
0となり変化する。このように、コミュテーション信号
が次の状態に遷移するまでの時間をT(T1 =T2 =T
3 ・・)、減速機22の減速比をDとすると、ビット回転
速度Vは次の(2)式で表すことができる。
【0015】 ビット回転速度V(rps)=6×(1/T)×D・・・(2) この状態遷移の時間TはCPU25の内部タイマTcを利
用してカウントすることができ、CPU25でコミュテー
ション信号より状態遷移の時間Tを求めることにより状
態遷移の時間Tと減速比Dからビット回転速度Vを求め
ることができる。この内部タイマTcのカウント値をN
とすると、ビット回転速度(rps)は6×(1/Tc
×N)×Dとなる。
【0016】また、このビット回転速度Vが高速回転時
にはカウント値Nが小さくなって検出誤差の影響が大き
くなるため、設定速度により状態遷移のカウントの仕方
を変える。たとえば、ビット回転速度が0〜V1 と遅い
場合には、分割番号〜の期間の毎回の状態遷移時間
をカウントする。また、ビット回転速度がV1 〜V2と
中程度の場合には、分割番号、、の期間というよ
うに1つとばしに状態遷移時間をカウントする。さら
に、ビット回転速度がV2 〜V3 と早い場合には、分割
番号、、の期間というように2つとばしに状態遷
移時間をカウントする。このように、ビット回転速度が
早くなるに連れて、カウント状態を変化させることで検
出誤差を減少させることができ、ダイナミックレンジが
広がる。
【0017】さらに、ビット回転速度がたとえば高、
中、低速でカウント状態を切り換えているが、速度が上
昇する場合と下降する場合の切り換え速度の値にヒステ
リシスを持たせることで切り換え速度付近での速度制御
を安定化させる。
【0018】図3は図1のねじ締め装置における1サイ
クルのねじ締め工程図である。図3において、ねじ締め
工程は、ねじ頭31の座面31aがワーク32に当たる着座状
態Aまでのねじ込み領域aと、着座状態Aから目標締め
付けトルクBで締め付ける締め付け領域bの2領域から
なっている。まず、ねじ込み領域aのねじ吸着時におい
て、CPU25で設定されて出力されるトルク指令値とし
てのねじ吸着回転トルクPW1 は、キャッチャ33でねじ
34を所定位置にセットするねじ締めスタートから、吸着
パイプ35をキャッチャ33上のねじ頭31を覆うように降ろ
してねじ34を吸着するねじ吸着までの低速回転時のトル
クリミットを意味し、通常は2Kgfcm程度のトルク
値に設定する。このときのねじ吸着回転速度はねじ締め
スタートからねじ吸着までの低速回転時の速度を意味
し、全速度の10%〜100 %の範囲で設定可能であるが、
通常は15%程度の値に設定する。そして、ねじ込み時に
おけるねじ込み回転トルクPW2 は、ねじ込み高速回転
時のトルクリミットを意味し、通常、設定値は目標締め
付けトルクBよりも大きめに設定してねじ込み時にモー
タ21aがロックエラーを発生しないようにするが、ねじ
34とワーク32の種類、ねじ込み状態などを考慮して設定
を行う。このときのねじ込み回転速度はねじ込み高速回
転時の速度を意味し、全速度の10%〜100 %の範囲で設
定可能であるが、通常は全速度の80%〜100 %に設定し
てねじ込み時間の短縮を行い、ねじ込み状態を考慮して
設定する。さらに、ねじ34が着座するまでの所定の高さ
(この場合、1mm)を検出してから着座時までにおい
て、着座突入回転トルクPW3 は、ねじ着座検出時の回
転トルクリミットを意味し、22Kgfcmまでの範囲で
設定可能であり、通常は着座判定トルクと同じ値に設定
するが、着座状態などを考慮して設定する。このときの
着座突入回転速度は着座突入時の回転速度を意味し、全
速度の10%〜100 %の範囲で設定可能であるが、通常は
着座時の衝撃力を小さくするため15%程度の値に設定
し、着座状態を考慮して着座時のトルクが着座判定トル
クを大きく越えないように設定する。着座時のトルクが
着座判定トルクに至ったことによりねじ34の着座を検出
してモータ21aへの電流を一旦オフする。
【0019】次に、締め付け領域bの締め付け開始時に
おいて、締め付け開始トルクPW5は、着座後、滑らか
に締め付けを行うためのつなぎのトルクを意味し、22K
gfcmまでの範囲で設定可能であり、通常は着座判定
トルクの半分程度に設定する。さらに、目標締め付けト
ルクBに至るトルク上昇時において、トルク上昇レート
は、ねじ締め付け時にトルクを上昇させる割合を意味
し、1sec当たりに上昇させるトルク(Kgfcm)
を設定する。たとえば、10を設定したとすると1sec
当たり10Kgfcmトルクが上昇することになり、大き
な値を設定するほど締め付け時間は短縮されるが、大き
すぎると締め付けトルクがオーバーシュートして目標締
め付けトルクBの設定値を越えてしまう。
【0020】図4は図1のねじ締め装置における電流指
令に対する回転速度および回転トルクの各波形図であ
る。図4において、CPU25からの電流指令i’によっ
て実際のビット回転速度f’とトルク値d’を得ること
ができる。ここで、CPU25はコミュテーション信号か
ら回転速度を検出し、回転速度制御と電流リミット制御
を電流駆動型ドライバー27を介して行うことにより、衝
撃トルクである着座トルクd2 の安定化を図ることがで
きるので、着座トルクd2 は、従来のように急激に立ち
上がって着座判定トルクeを大きく越えて目標締め付け
トルクBの設定値を越えるようなことはない。これによ
り、着座が検出されて1度モータ21aへの電流をオフ
し、そして、目標締め付けトルクBまでの締め付け工程
に移る。
【0021】したがって、従来、トルク指令PW3 によ
り回転トルクは制御されているが、ビット回転速度ωに
関してはモータ21aにエンコーダがないため速度信号を
検出することができず、着座時の速度制御ができなかっ
たが、モータ21aの3相信号であるコミュテーション信
号を利用してCPU25で回転速度を検出することで、コ
ストアップすることなく回転速度も制御され、ねじの種
類やワークに関係なく着座トルクを安定化させることが
でき、トルク制御範囲が広がる。また、従来のように、
着座時に逆転ブレーキの必要が無くなってビットの寿命
が伸びる。さらに、トルクセンサ28は実際のトルク値を
検出してCPU25にフィードバックしているので、従来
に比べて精度の良いトルク制御を実施することができ
る。
【0022】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、多相モー
タのコミュテーション信号に基づいてビット回転速度を
演算して多相モータのビット回転速度を制御するととも
に、トルク指令を出力して多相モータ21aのビット回転
トルクを制御する制御手段を設けたことにより、ねじの
着座時に着座トルクを安定に制御することができて、い
かなる場合にも着座トルクが目標トルク設定値を越える
ようなことを防ぎ、着座の衝撃で締め付け動作が終了し
てしまうような誤動作を防止することができる。これに
より、エンコーダ付加などによるコストアップや配線増
加をきたすことなく、ねじ着座トルクの安定化を図るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例におけるねじ締め装置の構成
を示すブロック図
【図2】図1のねじ締め装置におけるモータ21a正方向
回転時のコミュテーション信号波形と、1サイクルを6
等分したときのコミュテーション信号の値を示す図
【図3】図1のねじ締め装置における1サイクルのねじ
締め工程図
【図4】図1のねじ締め装置における電流指令に対する
回転速度および回転トルクの各波形図
【図5】従来のねじ締め装置の構成を示すブロック図
【図6】図5のねじ締め装置における1サイクルのねじ
締め工程図
【図7】図5のねじ締め装置における電流指令に対する
回転速度および回転トルクの各波形図
【符号の説明】
21a 3相ブラシレスモータ 23 ビット 24,34 ねじ 25 CPU 27 電流駆動型ドライバー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 手塚 真澄 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ねじを回転させるためのビットを回転させ
    る多相モータと、前記多相モータのコミュテーション信
    号に基づいてビット回転速度を演算して前記多相モータ
    のビット回転速度を制御するとともに、トルク指令を出
    力して設定トルク値になるように前記多相モータのビッ
    ト回転トルクを制御する制御手段とを備えたねじ締め装
    置。
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