JPH04210793A - 充電工具 - Google Patents
充電工具Info
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- JPH04210793A JPH04210793A JP2402086A JP40208690A JPH04210793A JP H04210793 A JPH04210793 A JP H04210793A JP 2402086 A JP2402086 A JP 2402086A JP 40208690 A JP40208690 A JP 40208690A JP H04210793 A JPH04210793 A JP H04210793A
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- JP
- Japan
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- speed
- motor
- circuit
- screw
- control
- Prior art date
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- Pending
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- 238000003079 width control Methods 0.000 claims abstract description 13
- 230000006870 function Effects 0.000 claims description 14
- 230000010355 oscillation Effects 0.000 claims description 12
- 238000001514 detection method Methods 0.000 abstract description 7
- 238000000034 method Methods 0.000 description 9
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 8
- 230000020169 heat generation Effects 0.000 description 4
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 239000002253 acid Substances 0.000 description 1
- 239000003990 capacitor Substances 0.000 description 1
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Details Of Spanners, Wrenches, And Screw Drivers And Accessories (AREA)
- Control Of Direct Current Motors (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
[0001]
【産業上の利用分野】本発明は、トルクを制御し、所定
のトルクでねじ締めを精度よく行う充電工具に関するも
のである。 [0002]
のトルクでねじ締めを精度よく行う充電工具に関するも
のである。 [0002]
【従来の技術】従来の充電工具において、ねじ締めトル
クを制限する手段として機械式のクラッチが用いられて
おり、その−例を第8図に示す。第8図に示すように、
工具の軸先とモータとは、ボール41を持つクラッチ板
42で接続されており、そのボール41同士の押し付は
力はバネ43により与えられている。軸先にかかる負荷
トルクがこのバネ43の押し付は力以上になると、ボー
ル41がバネ圧に打ち勝ちモータ側は空回りをし、規定
以上のトルクを伝達しないような構造となっている。こ
の方式では、動作時の騒音が大、振動が大、寿命が短い
等が問題であった。 [0003]かかる従来の機械式の欠点をなくするため
に、電子回路により、定電流式等で発生トルクを制限す
る手法があるが、それには、次のような問題がある。す
なわち、ねじ締め作業の効率を上げるには、モータの回
転数を上昇し、ねじ締め速度を速くする必要があるが、
締め速度が速ければ速い程、ねじの着座時にモータが急
停止する際の慣性力によるトルクが大きくなり、制御し
たいトルク規定以上に達し、設定精度を悪くするという
ものである。 [0004]そこで、この電子回路でトルク制御する方
式の欠点の改良として、ねじが着座する手前で一旦モー
タを停止させ、着座をゆっくり行い、再度、所定の力で
ねじを締める方式をすでに出願人が考案している。その
ため、この方式の充電工具では、ねじが着座する手前で
ン モータを停止させ、慣性トルクの発生をなくし、締め付
はトルク精度を向上させている。 [0005]このような従来例の回路構成を第9図に示
す。軸先を回転駆動するモータ1にはDCブラシレスモ
ータを用いているが、DCブラシモータでも良い。この
モータ1はFETブリッジを使用した電力変換部2によ
り駆動される。信号処理部3は、モータ1の回転軸の位
置を検出するホール素子11からの信号を6個のFET
ゲート駆動信号に変換して、電力変換部2へ送っている
。 [0006]定電流制御回路4はPWM (パルス幅制
御)信号を作成し、上記信号処理部3へ送り、このPW
M信号のPWM周波数は、発振回路で決定される。工具
全体の動作シーケンスを制御するCPU7から与えられ
るデジタル信号をD/A変換器6により、電流指令値と
してアナログ値に変換して定電流制御回路4に送られる
。 [0007]締め付はトルク設定用のボリューム10に
より設定されたアナログ値はA/D変換器8にてデジタ
ル値に変換され、そのデジタル信号がCPU7に入力さ
れるようになっている。モータ電流は検出用抵抗9によ
り検出され、電流検出回路12を介して電流信号として
定電流制御回路4に入力され、この信号によりモータ1
は定電流制御されることになる。ねじの種類に応じて入
力されたスイッチ13からの信号はスイッチインターフ
ェイス14を介してCPU7に入力される。 [0008]この構成で、動作としては着座点を常時セ
ンシングして検出し、或いは予め学習動作によりねじの
回転数を記憶させて検出したりして、その点までは高速
動作、着座手前で回転数を低下させ、慣性力の影響をな
くしてから締め付けるという方式である。しかしながら
、ねじの着座までは、工具の速度を任意の速度に設定し
たい場合が多く、従来の構成では任意の速度の設定がで
きないという問題があった。 [0009]
クを制限する手段として機械式のクラッチが用いられて
おり、その−例を第8図に示す。第8図に示すように、
工具の軸先とモータとは、ボール41を持つクラッチ板
42で接続されており、そのボール41同士の押し付は
力はバネ43により与えられている。軸先にかかる負荷
トルクがこのバネ43の押し付は力以上になると、ボー
ル41がバネ圧に打ち勝ちモータ側は空回りをし、規定
以上のトルクを伝達しないような構造となっている。こ
の方式では、動作時の騒音が大、振動が大、寿命が短い
等が問題であった。 [0003]かかる従来の機械式の欠点をなくするため
に、電子回路により、定電流式等で発生トルクを制限す
る手法があるが、それには、次のような問題がある。す
なわち、ねじ締め作業の効率を上げるには、モータの回
転数を上昇し、ねじ締め速度を速くする必要があるが、
締め速度が速ければ速い程、ねじの着座時にモータが急
停止する際の慣性力によるトルクが大きくなり、制御し
たいトルク規定以上に達し、設定精度を悪くするという
ものである。 [0004]そこで、この電子回路でトルク制御する方
式の欠点の改良として、ねじが着座する手前で一旦モー
タを停止させ、着座をゆっくり行い、再度、所定の力で
ねじを締める方式をすでに出願人が考案している。その
ため、この方式の充電工具では、ねじが着座する手前で
ン モータを停止させ、慣性トルクの発生をなくし、締め付
はトルク精度を向上させている。 [0005]このような従来例の回路構成を第9図に示
す。軸先を回転駆動するモータ1にはDCブラシレスモ
ータを用いているが、DCブラシモータでも良い。この
モータ1はFETブリッジを使用した電力変換部2によ
り駆動される。信号処理部3は、モータ1の回転軸の位
置を検出するホール素子11からの信号を6個のFET
ゲート駆動信号に変換して、電力変換部2へ送っている
。 [0006]定電流制御回路4はPWM (パルス幅制
御)信号を作成し、上記信号処理部3へ送り、このPW
M信号のPWM周波数は、発振回路で決定される。工具
全体の動作シーケンスを制御するCPU7から与えられ
るデジタル信号をD/A変換器6により、電流指令値と
してアナログ値に変換して定電流制御回路4に送られる
。 [0007]締め付はトルク設定用のボリューム10に
より設定されたアナログ値はA/D変換器8にてデジタ
ル値に変換され、そのデジタル信号がCPU7に入力さ
れるようになっている。モータ電流は検出用抵抗9によ
り検出され、電流検出回路12を介して電流信号として
定電流制御回路4に入力され、この信号によりモータ1
は定電流制御されることになる。ねじの種類に応じて入
力されたスイッチ13からの信号はスイッチインターフ
ェイス14を介してCPU7に入力される。 [0008]この構成で、動作としては着座点を常時セ
ンシングして検出し、或いは予め学習動作によりねじの
回転数を記憶させて検出したりして、その点までは高速
動作、着座手前で回転数を低下させ、慣性力の影響をな
くしてから締め付けるという方式である。しかしながら
、ねじの着座までは、工具の速度を任意の速度に設定し
たい場合が多く、従来の構成では任意の速度の設定がで
きないという問題があった。 [0009]
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述の点に
鑑みて提供したものであって、簡単な構成で速度制御が
実現可能とすることを目的とした充電工具を提供するも
のである。
鑑みて提供したものであって、簡単な構成で速度制御が
実現可能とすることを目的とした充電工具を提供するも
のである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、モータの回転
速度を設定する速度設定手段と、モータの速度を検出す
る速度検出手段と、両手段からの信号とトルク設定値の
信号とを切り替えて駆動回路のパルス幅制御機能に速度
制御機能を付加する切替手段とを備えたものである。 [0011]また、請求項2では、駆動回路のパルス幅
制御の周波数を決定する発振回路の発振周波数を低周波
と高周波の2種類とし、ねじの着座手前までは低周波を
使用し、着座後は高周波を使用するようにしたものであ
る。 [0012]
速度を設定する速度設定手段と、モータの速度を検出す
る速度検出手段と、両手段からの信号とトルク設定値の
信号とを切り替えて駆動回路のパルス幅制御機能に速度
制御機能を付加する切替手段とを備えたものである。 [0011]また、請求項2では、駆動回路のパルス幅
制御の周波数を決定する発振回路の発振周波数を低周波
と高周波の2種類とし、ねじの着座手前までは低周波を
使用し、着座後は高周波を使用するようにしたものであ
る。 [0012]
【作 用】而して、ねじを着座するまでは、駆動回路を
速度制御機能として使用し、速度設定手段にて任意の速
度でモータを回転させるようにし、駆動回路のパルス幅
制御機能に速度制御機能を兼用させて、回路の使用効率
を向上させている。また、請求項2では、2種類のパル
ス制御のスイッチング周波数を持つことで、速度制御時
とトルク制御時に各々切り替えて使用し、パワー回路の
負担を減少させて発熱を防止し、バッテリーの消耗を減
らすようにしている。 [0013]
速度制御機能として使用し、速度設定手段にて任意の速
度でモータを回転させるようにし、駆動回路のパルス幅
制御機能に速度制御機能を兼用させて、回路の使用効率
を向上させている。また、請求項2では、2種類のパル
ス制御のスイッチング周波数を持つことで、速度制御時
とトルク制御時に各々切り替えて使用し、パワー回路の
負担を減少させて発熱を防止し、バッテリーの消耗を減
らすようにしている。 [0013]
ところで、先の実施例の改良すべき点として、PWM制
御回路のスイッチング周波数がある。すなわち、トルク
制御時にトルクをリニアに制御するためには、モータコ
イル電流が連続した状態で通電することが必要となる。 [0017]そのためにはPWM信号のオン/オフ周期
をモータコイルの時定数に対して十分速くする必要があ
り、一般には人の可聴域を上回る周波数(20KHz)
以上が使用される。充電工具用には比較的巻数の少ない
Lの小さいコイルが使用されているため、実際には50
KHz程度の周波数が使用されており、一般的には周波
数は高ければ高い程制御性能が高くなるといえる。 [0018]一方、速度制御の際には、なるほど周波数
は高い方がよい場合もあるが、充電工具においては、減
速器、チャック、ロータ等の慣性がかなり大きく、速度
変動には比較的強いため、回路の高速追従性はあまり必
要としない。従って、PWM周波数も数KHz (1
〜2KHz)で十分である。さらに、高周波でのスイッ
チングは、追従性はよいが、パワー素子のスイッチング
ロスを増加させ、発熱、バッテリーの消耗につながると
いう欠点も持つ。 [0019]従って、両者の良い点を採用することで、
比較的作業時間が長い着座までに使用される速度制御時
には低い周波数のPWMを採用し、時間の短い着座後の
トルク制御には高速のPWMを採用するように構成した
のが第4図に示す実施例である。第4図に示すように、
本実施例では、定電流制御による発生トルク制御回路の
PWM機能を使用し、着座手前までのモータの速度制御
を実施するものである。すなわち、着座手前まではスイ
ッチ13のアナログスイッチ出力が速度検出信号となる
ように設定し、かつ周波数も発振回路5aによる低周波
の設定とし、速度設定用のボリューム18の値に等しい
速度となるように駆動している。 [00201次に、着座後はアナログスイッチ16,1
7を電流検出側に、また、周波数は高周波の発振回路5
bに倒し、外部で設定された所定のトルク値になるよう
に定電流制御回路4を動作する。尚、これらのシーケン
スはすべてCPU7が指令を発生して制御するものであ
る。第5図は発振回路5a、5bの一例を示し、本例で
は一般に使用されているCR発振器(抵抗R1とコンデ
ンサC+、及びR2とC2)における例を示している。 [00211尚、この動作タイミング及び速度とトルク
との関係は先の実施例と同じであり、第2図及び第3図
に示すようになる。ここで、PWM方式の概略について
説明する。上述と同様に、制御対象は、速度或いは電流
のいずれでも同様である。まず、第6図に示すように、
誤差増幅器21で、外部の設定値と検出値の誤差を得る
。そしてPWM比較器22では、三角波と誤差電圧を比
較し、三角波が誤差電圧を上回った場合に、PWM出力
はHレベルになり、パワー素子をオンし、モータに通電
するという作用をなす回路である。 [0022]また、第7図にはPWMスイッチング周波
数によるコイルLの電流の違いを示している。コイルの
RL酸成分同一とすると、電圧が印加された場合、第7
図(a)に示すように鈍った電流波形が観測され、オフ
時にもすぐにOにならず、この立ち上がり立ち下がりの
時間は(逆起電力を無視すると)常に同じである。従っ
て、周波数が低い場合には電流がオフしてから、次のオ
ンまでの間に落ち込んでしまう。速度制御の場合には、
モータと負荷の慣性が大きい場合には惰性で回転し、電
流が途切れても即回転が停止するわけではないので、こ
のような制御で差し支えないし、パワー素子のオンオフ
回数が低いので発熱の面で有利である。 [0023]Lかし、着座後のトルク制御を行う際には
、モータの回転数はかなり低下しており、慣性力は衰え
た状態であるため、電流の変動は即モータの発生トルク
に影響することになり、締め付は力のバラツキに表れる
。従って、第7図(C)の周波数の高い場合のように電
流が断続せず、つながった状態になるように制御する必
要がある。望ましくは、更に高い周波数でスイッチング
して、電流のリップルの少ない方が良い。 [0024]この高周波数スイッチングは欠点としてパ
ワー素子のオフ時のスイッチングロスが増加することで
あるが、ねじ締めの作業時間は比較的短いため、重大な
問題とはならない。本実施例では上述のように構成する
ことで、着座前と着座後の動作の違いを利用して、トル
ク制御用PWM回路をそのまま速度制御に応用し、簡単
な切替回路と簡単なプログラムの追加のみで、速度制御
回路を実現することができ、作業がよりしやすくなり、
かつ作業時間の長い着座までの速度制御期間のスイッチ
ング周波数を低速で行うことで、不必要な発熱を防止し
、バッテリーの消耗を防ぎ、かつねじ締めに必要なトル
ク制御時には高速スイッチングで締め付はトルク精度を
向上させることが可能となる。 [0025]
御回路のスイッチング周波数がある。すなわち、トルク
制御時にトルクをリニアに制御するためには、モータコ
イル電流が連続した状態で通電することが必要となる。 [0017]そのためにはPWM信号のオン/オフ周期
をモータコイルの時定数に対して十分速くする必要があ
り、一般には人の可聴域を上回る周波数(20KHz)
以上が使用される。充電工具用には比較的巻数の少ない
Lの小さいコイルが使用されているため、実際には50
KHz程度の周波数が使用されており、一般的には周波
数は高ければ高い程制御性能が高くなるといえる。 [0018]一方、速度制御の際には、なるほど周波数
は高い方がよい場合もあるが、充電工具においては、減
速器、チャック、ロータ等の慣性がかなり大きく、速度
変動には比較的強いため、回路の高速追従性はあまり必
要としない。従って、PWM周波数も数KHz (1
〜2KHz)で十分である。さらに、高周波でのスイッ
チングは、追従性はよいが、パワー素子のスイッチング
ロスを増加させ、発熱、バッテリーの消耗につながると
いう欠点も持つ。 [0019]従って、両者の良い点を採用することで、
比較的作業時間が長い着座までに使用される速度制御時
には低い周波数のPWMを採用し、時間の短い着座後の
トルク制御には高速のPWMを採用するように構成した
のが第4図に示す実施例である。第4図に示すように、
本実施例では、定電流制御による発生トルク制御回路の
PWM機能を使用し、着座手前までのモータの速度制御
を実施するものである。すなわち、着座手前まではスイ
ッチ13のアナログスイッチ出力が速度検出信号となる
ように設定し、かつ周波数も発振回路5aによる低周波
の設定とし、速度設定用のボリューム18の値に等しい
速度となるように駆動している。 [00201次に、着座後はアナログスイッチ16,1
7を電流検出側に、また、周波数は高周波の発振回路5
bに倒し、外部で設定された所定のトルク値になるよう
に定電流制御回路4を動作する。尚、これらのシーケン
スはすべてCPU7が指令を発生して制御するものであ
る。第5図は発振回路5a、5bの一例を示し、本例で
は一般に使用されているCR発振器(抵抗R1とコンデ
ンサC+、及びR2とC2)における例を示している。 [00211尚、この動作タイミング及び速度とトルク
との関係は先の実施例と同じであり、第2図及び第3図
に示すようになる。ここで、PWM方式の概略について
説明する。上述と同様に、制御対象は、速度或いは電流
のいずれでも同様である。まず、第6図に示すように、
誤差増幅器21で、外部の設定値と検出値の誤差を得る
。そしてPWM比較器22では、三角波と誤差電圧を比
較し、三角波が誤差電圧を上回った場合に、PWM出力
はHレベルになり、パワー素子をオンし、モータに通電
するという作用をなす回路である。 [0022]また、第7図にはPWMスイッチング周波
数によるコイルLの電流の違いを示している。コイルの
RL酸成分同一とすると、電圧が印加された場合、第7
図(a)に示すように鈍った電流波形が観測され、オフ
時にもすぐにOにならず、この立ち上がり立ち下がりの
時間は(逆起電力を無視すると)常に同じである。従っ
て、周波数が低い場合には電流がオフしてから、次のオ
ンまでの間に落ち込んでしまう。速度制御の場合には、
モータと負荷の慣性が大きい場合には惰性で回転し、電
流が途切れても即回転が停止するわけではないので、こ
のような制御で差し支えないし、パワー素子のオンオフ
回数が低いので発熱の面で有利である。 [0023]Lかし、着座後のトルク制御を行う際には
、モータの回転数はかなり低下しており、慣性力は衰え
た状態であるため、電流の変動は即モータの発生トルク
に影響することになり、締め付は力のバラツキに表れる
。従って、第7図(C)の周波数の高い場合のように電
流が断続せず、つながった状態になるように制御する必
要がある。望ましくは、更に高い周波数でスイッチング
して、電流のリップルの少ない方が良い。 [0024]この高周波数スイッチングは欠点としてパ
ワー素子のオフ時のスイッチングロスが増加することで
あるが、ねじ締めの作業時間は比較的短いため、重大な
問題とはならない。本実施例では上述のように構成する
ことで、着座前と着座後の動作の違いを利用して、トル
ク制御用PWM回路をそのまま速度制御に応用し、簡単
な切替回路と簡単なプログラムの追加のみで、速度制御
回路を実現することができ、作業がよりしやすくなり、
かつ作業時間の長い着座までの速度制御期間のスイッチ
ング周波数を低速で行うことで、不必要な発熱を防止し
、バッテリーの消耗を防ぎ、かつねじ締めに必要なトル
ク制御時には高速スイッチングで締め付はトルク精度を
向上させることが可能となる。 [0025]
【発明の効果】本発明は上述のように、モータの回転速
度を設定する速度設定手段と、モータの速度を検出する
速度検出手段と、両手段からの信号とトルク設定値の信
号とを切り替えて駆動回路のパルス幅制御機能に速度制
御機能を付加する切替手段とを備えたものであるから、
ねじを着座するまでは、駆動回路を速度制御機能として
使用し、速度設定手段にて任意の速度でモータを回転さ
せるようにし、駆動回路のパルス幅制御機能に速度制御
機能を兼用させて、回路の使用効率を向上させることが
できるものであり、また、着座前と着座後の動作の違い
を利用して、トルク制御用のパルス幅制御の駆動回路を
そのまま速度に応用し、簡単な切替手段とCPUの簡単
なプログラムの追加のみで、速度制御回路を実現でき、
作業がしやすくなるという効果を奏するものである。 [0026]また、請求項2では、駆動回路のパルス幅
制御の周波数を決定する発振回路の発振周波数を低周波
と高周波の2種類とし、ねじの着座手前までは低周波を
使用し、着座後は高周波を使用するようにしたものであ
るから、2種類のパルス制御のスイッチング周波数を持
つことで、速度制御時とトルク制御時に各々切り替えて
使用し、パワー回路の負担を減少させて発熱を防止し、
バッテリーの消耗を減らすことができるものであり、ま
た、ねじ締めに必要なトルク制御時には高速スイッチン
グで締め付はトルク精度を向上させることが可能となる
。
度を設定する速度設定手段と、モータの速度を検出する
速度検出手段と、両手段からの信号とトルク設定値の信
号とを切り替えて駆動回路のパルス幅制御機能に速度制
御機能を付加する切替手段とを備えたものであるから、
ねじを着座するまでは、駆動回路を速度制御機能として
使用し、速度設定手段にて任意の速度でモータを回転さ
せるようにし、駆動回路のパルス幅制御機能に速度制御
機能を兼用させて、回路の使用効率を向上させることが
できるものであり、また、着座前と着座後の動作の違い
を利用して、トルク制御用のパルス幅制御の駆動回路を
そのまま速度に応用し、簡単な切替手段とCPUの簡単
なプログラムの追加のみで、速度制御回路を実現でき、
作業がしやすくなるという効果を奏するものである。 [0026]また、請求項2では、駆動回路のパルス幅
制御の周波数を決定する発振回路の発振周波数を低周波
と高周波の2種類とし、ねじの着座手前までは低周波を
使用し、着座後は高周波を使用するようにしたものであ
るから、2種類のパルス制御のスイッチング周波数を持
つことで、速度制御時とトルク制御時に各々切り替えて
使用し、パワー回路の負担を減少させて発熱を防止し、
バッテリーの消耗を減らすことができるものであり、ま
た、ねじ締めに必要なトルク制御時には高速スイッチン
グで締め付はトルク精度を向上させることが可能となる
。
【図1】本発明の実施例の充電工具のブロック図である
。
。
【図2】動作のタイミングチャートを示す図である。
【図3】速度とトルクとの関係を示す図である。
【図4】本発明の実施例2のブロック図である。
【図5】発振回路の要部回路図である。
【図61PWMの原理を示す説明図である。
【図7】動作波形図である。
【図8】従来例の機械式のクラッチの要部断面図である
。
。
【図9】従来例のブロック図である。
1 モータ
5 発振回路
CPU
16 アナログスイッチ
17 アナログスイッチ
Claims (2)
- 【請求項1】DC電動機特性を有するモータと、このモ
ータ電流を検出してパルス幅制御により定電流で駆動す
る駆動回路と、この駆動回路を制御してねじを一定の速
度で回転駆動し、ねじが着座する手前の位置を検出する
センサーを備え、あるいは学習により着座手前を認識し
、着座寸前に回転を一旦停止させて、再度起動後ゆっく
りと着座させ、その後所定のトルクでねじを締め付ける
制御を行うCPUを有する充電工具において、モータの
回転速度を設定する速度設定手段と、モータの速度を検
出する速度検出手段と、両手段からの信号とトルク設定
値の信号とを切り替えて駆動回路のパルス幅制御機能に
速度制御機能を付加する切替手段とを備えたことを特徴
とする充電工具。 - 【請求項2】駆動回路のパルス幅制御の周波数を決定す
る発振回路の発振周波数を低周波と高周波の2種類とし
、ねじの着座手前までは低周波を使用し、着座後は高周
波を使用したことを特徴とする請求項1記載の充電工具
。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2402086A JPH04210793A (ja) | 1990-12-14 | 1990-12-14 | 充電工具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2402086A JPH04210793A (ja) | 1990-12-14 | 1990-12-14 | 充電工具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04210793A true JPH04210793A (ja) | 1992-07-31 |
Family
ID=18511893
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2402086A Pending JPH04210793A (ja) | 1990-12-14 | 1990-12-14 | 充電工具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04210793A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013022665A (ja) * | 2011-07-19 | 2013-02-04 | Panasonic Eco Solutions Power Tools Co Ltd | 電動工具 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6067083A (ja) * | 1983-09-19 | 1985-04-17 | 日本電気精器株式会社 | 自動ねじ締め装置用電動ドライバ |
-
1990
- 1990-12-14 JP JP2402086A patent/JPH04210793A/ja active Pending
Patent Citations (1)
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