JPH0610576B2 - 冷蔵庫 - Google Patents

冷蔵庫

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JPH0610576B2
JPH0610576B2 JP59071647A JP7164784A JPH0610576B2 JP H0610576 B2 JPH0610576 B2 JP H0610576B2 JP 59071647 A JP59071647 A JP 59071647A JP 7164784 A JP7164784 A JP 7164784A JP H0610576 B2 JPH0610576 B2 JP H0610576B2
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temperature
compartment
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refrigerator
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時雄 堀田
良夫 児玉
説男 松本
四男 大越
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Description

【発明の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本発明は送風機によつて冷気を庫内に強制循環する冷蔵
庫に於いて庫内に区画室を形成したものに関する。
(ロ) 従来技術 従来此種冷蔵庫は冷えば実開昭58−22678号公報
に示されている。該公報では冷蔵室内に密閉貯蔵室を形
成し、この貯蔵室の周囲に冷気通路を形成し、この冷気
通路に送風機からの冷気を導入して室内を乾燥させずに
冷却する様にしている。室内の温度制御はダンパー板に
よって冷気通路への冷気供給量を調節して達成されるも
のであるが、斯かる手動のダンパーによる正確な温度制
御は難しい。
また、従来此種区画室は冷凍室の如き凍結温度か、或い
は冷蔵室温度よりも若干低い+1℃乃至+2℃等の温度
で制御されて通常肉や魚等の腐敗の速い食品を収納保存
する為に用いられるが、凍結させるものでは食品の長期
保存は達成されるものの、調理の為解凍する際に風味が
損われる欠点があり、更に+1℃乃至+2℃の制御によ
るものでは風味は損われないものの、保存可能期間が短
い欠点がある。一方、実願昭46−13656号(実開
昭47−11655号)のマイクロフィルムには、冷蔵
室と冷凍室の温度に基づいて電動ファンの回転数を連続
的に制御する冷蔵庫が開示されているが、冷蔵室と冷凍
室の温度に基づいてどのように回転数が決められるかが
明らかでなく、また特開昭54−145053号公報に
は、野菜室の周囲に冷気通路を形成して野菜室内を間接
的に冷却する冷蔵庫が開示されているが、上記何れの公
報にも区画室が設定温度以上で冷凍室が設定温度以下の
ときにダンパー装置を開け送風機を所定の回転数(通常
の回転数)よりも低い回転数で運転させて、冷凍室の過
冷却を抑えつつ区画室の冷却不足を解消するようにした
技術思想は開示されていない。
(ハ) 発明の目的 本発明は、冷蔵室内に形成された区画室の周囲に冷気を
供給して区画室内を間接冷却する冷蔵庫において、冷凍
室の温度が設定温度以下になったときの冷凍室の過冷却
を抑えつつ区画室の冷却不足を解消できるようにした冷
蔵庫を提供することを目的とする。
(ニ) 発明の構成 本発明は、断熱箱体内に形成され冷凍室センサで検出し
た冷凍室の温度に基づき送風機を所定の回転数でオンオ
フ制御する温度制御装置と、前記断熱箱体内に形成され
た区画室と、この区画室を冷却するために前記区画室の
周囲に形成した冷気通路と、前記区画室の温度を検出す
る区画室センサに基づき前記冷気通路への冷気流通を制
御するダンパー装置とを備えた冷蔵庫において、前記温
度制御装置は、前記区画室センサで検出した温度が前記
区画室の設定温度以上でかつ前記冷凍室センサで検出し
た温度が冷凍室の設定温度以下のときは前記所定の回転
数よりも低い回転数で前記送風機を運転させるとともに
前記ダンパー装置を開けて前記冷気通路に冷気を供給さ
せ、前記区画室センサで検出した温度が前記設定温度を
下回るときは前記送風機を前記冷凍室の設定温度に基づ
きオンオフ制御するとともに前記ダンパー装置を閉じて
前記冷気通路への冷気供給を停止させるように構成した
ものである。
(ホ) 実施例 図面に於いて実施例を説明する。第8図は冷蔵庫(1)の
断面図を示している。冷蔵庫(1)は鋼板製の外箱(2)内に
間隔を存して合成樹脂製の内箱(3)を組み込み、両箱(2)
(3)間にウレタン断熱材(4)を発泡充填して断熱箱体を形
成している。冷蔵庫(1)の庫内は内部に断熱材を充填し
た仕切壁(5)によって上下に仕切られており、上方に凍
結温度(例えば−20℃)に冷却される冷凍室(F)と、下
方に氷点以上の冷蔵温度(冷えば+3℃)で維持される
冷蔵室(R)とを形成している。冷蔵庫(1)の庫内の一部で
ある冷蔵室(R)の開口縁には左右に渡って仕切前部材(8)
が架設されており、この仕切前部材(8)とこれと略同一
高さで内箱(3)に形成した凹溝(3a)とに支持されて断熱
性の区画板(9)が取り付けられ、この区画板(9)によって
冷蔵室(R)は上下に区画される。区画板(9)の上方空間に
は仕切壁(5)下面、区画板(9)上面、内箱(3)両側面及び
後面と間隔を存して冷気通路(10)を形成して、前方に開
口した箱状のケース(11)が組み込まれる。ケース(11)の
開口縁は内箱(3)、仕切壁(5)及び区画板(9)に当接せし
めており、これによってこのケース(11)内に庫外のみに
連通した区画室(H)が形成され、冷気通路(10)の前端部
は閉塞される。
仕切壁(5)の上方には間隔を存して下面に断熱材を有し
た冷凍室(F)の底板(13)が設けられ、この底板(13)と仕
切壁(5)間に冷却室(14)が形成される。この冷却室(14)
内に冷凍サイクルに含まれる冷却器(15)が収納設置さ
れ、この冷却器(15)後方に位置して送風機(16)が設けら
れる。送風機(16)を駆動するモータ(16M)は冷却室(14)
の後方に位置して外箱(2)背面の内側に取り付けられ断
熱材(4)中に埋設された収納箱(17)内に収納され、回転
軸が収納箱(17)、断熱材(4)及び内箱(3)を貫通して冷却
室(14)内に臨み、その先端に送風ファン(16F)が取り付
けられている。送風機(16)は回転して回転軸方向より冷
気を吸引し、半径方向に吹き出すものである。冷凍室
(F)の底板(13)の後辺(13a)は内箱(3)後面と間隔を存し
て上方に立上り、冷却室(14)と冷凍室(F)を連通するダ
クト(18)を形成しており、送風機(16)によって加速され
た冷気はダクト(18)先端の吐出口(18a)より冷凍室(F)に
吐出される。(19)は冷却室(14)後部と冷気通路(10)とを
連通するダクト(20)を形成するダクト部材で、送風機(1
6)により加速された冷気は冷気通路(10)後方の内箱(3)
後面上部に形成した吐出口(20a)より冷気通路(10)内に
吐出される。(21)は冷却室(14)後部と冷蔵室(R)とを連
通するダクトで吐出口(21a)より冷気は冷蔵室(R)内に吐
出される。冷凍室(F)と冷気通路(10)を循環する冷気は
冷凍室(F)を直接冷却により、また、区画室(H)はケース
(11)からの間接冷却により冷却した後、冷却室(14)前部
に連通した冷気吸入口(22)(23)よりそれぞれ冷却室(14)
に帰還する。冷蔵庫(1)の側壁の断熱材(4)中には冷蔵室
(R)と冷却室(14)前部を連通する帰還ダクト(24)が形成
されており、ここを通り冷蔵室(R)内の冷気は吸入口(2
5)から冷却室(14)に帰還する。(26)は冷凍サイクルに含
まれる圧縮機、(27)(28)(29)はそれぞれ室(F)(H)(R)の
前方開口を開閉自在に閉じる扉である。
吐出口(20a)(21a)からの冷気吐出量は電磁ダンパー(35)
(36)によって開閉制御される。ここで電磁ダンパー(35)
(36)はそれぞれ吸入口(23)(25)に設けても良い。電磁ダ
ンパー(35)は図示しないプランジャー、電磁コイル(35
A)、アーム(37)及びアーム(37)先端に取り付けられ吐出
口(20a)を開閉するバッフル板(38)等から構成される。
(電磁ダンパー(36)も同様の構成である。) 第2図は温度制御装置(40)の電気回路図を示している。
(41)(42)(43)はトライアックでそれぞれ圧縮機モータ(2
6M)、電磁ダンパー(35)(36)の電磁コイル(35A)(36A)と
直列回路を構成してそれぞれ交流電源(AC)に接続さ
れる。(44)はトランジスタで送風機モータ(16M)と直列
に直流電源(Vcc)に接続される。(45)は周知のマイクロ
コンピュータでありその出力端子(OUT1)(OU
2)(OUT3)(OUT4)にそれぞれトライアック
(41)(42)(43)のゲート及びトランジスタ(44)のベースが
接続される。(46)(47)(48)は演算増幅器から構成するコ
ンパレータであり、それぞれ出力端子をマイクロコンピ
ュータ(45)の入力端子(IN1)(IN2)(IN3)に
接続される。(49)(50)(51)はそれぞれ区画室(H)、冷凍
室(F)及び冷蔵室(R)内の温度を感知するセンサーとして
のサーミスタ(負性抵抗素子)であり、サーミスタ(49)
(50)(51)の端子電位(V1)(V2)(V3)はそれぞれ
コンパレータ(46)(47)(48)の反転入力端子(-)に接続さ
れる。また、コンパレータ(47)(48)の非反転入力端子
(+)には設定電位(V5)(V6)が入力される。(r1
(r2)(r3)は抵抗で、直列に接続され、セレクトス
イッチ(SW2)が抵抗(r3)に、(SW3)が抵抗
(r2)と(r3)とに並列接続され(セレクトスイッチ
(SW1)は図示しないが、スイッチ(SW2)(S
3)を同時に開放するスイッチである。)、その端子
電位(V4)はコンパレータ(46)の非反転入力端子(+)に
接続される。トライアック(41)(42)(43)はマイクロコン
ピュータ(45)によりゲートをトリガされて導通してモー
タ(26M)及び電磁コイル(35A)(36A)に導通する。電磁コ
イル(35A)(36A)が通電されて電磁ダンパー(35)(36)は動
作しそれぞれ吐出口(20a)(21a)を開放し、非通電状態で
は吐出口(20a)(21a)を閉じている。トランジスタ(44)は
マイクロコンピュータ(45)の出力端子(OUT4)が低
電位(以下「l」と称す。)の間導通してモータ(16M)
を運転せしめるものであるが、出力端子(OUT4)に
発生する出力パルス幅が変更される事によってモータ(1
6M)の回転数も変更される。コンパレータ(46)(47)(48)
は所定のヒステリシスを有しており、コンパレータ(46)
は区画室(H)の温度(THN)が上昇して(V4)>
(V1)となると出力が高電位(以下「h」と称す。)
となり、降下して(V4)<(V1)となって出力が
「l」となる。電位(V4)はスイッチ(SW1)(SW
2)(SW3)を切り換える事によって三種類の値に変更
される。コンパレータ(47)は冷凍室(F)の温度(TFN)が上
昇して(V5)>(V2)となって出力を「h」とし、下
降して(V5)<(V2)となって「l」とする。同様に
コンパレータ(48)は冷蔵室(R)の温度(TRN)が上昇し
て(V6)>(V3)となって出力を「h」とし降下して
(V6)<(V3)で「l」とするものである。
第3図は温度制御装置(40)の機能ブロック図を示してい
る。(55)(56)(57)はそれぞれサーミスタ(50)(49)(51)等
を含む冷凍室温度検出手段、区画室温度検出手段及び冷
蔵室温度検出手段であり、(58)はスィッチ(SW1
(SW2)(SW3)及び抵抗(r1)(r2)(r3)等
を含む区画室温度設定手段である。(59)はORゲート、
(60)(61)(62)(63)はそれぞれトライアック(41)、トラン
ジスタ(44)、トライアック(42)(43)等を含み、それぞれ
モータ(26M)(16M)、電磁コイル(35A)(36A)を駆動するス
イッチング手段である。コンパレータ(47)は所定の設定
値と冷凍室温度検出手段(55)からの情報とを比較してス
イッチング手段(60)(61)を動作してモータ(26M)(16M)に
通電する。コンパレータ(46)は区画室温度検出手段(56)
と区画室温度設定手段(58)からの情報を比較してスイッ
チング手段(61)(62)を動作してモータ(16M)、電磁コイ
ル(35A)に通電するが、コンパレータ(47)の出力が
「l」の時はスイッチング手段(61)はモータ(16M)の回
転数を下げて運転する。コンパレータ(48)も所定の設定
値と冷蔵室温度検出手段(57)からの情報を比較してスイ
ッチング手段(63)を動作し電磁コイル(36A)に通電す
る。
第4図乃至第7図はマイクロコンピュータ(45)のソフト
ウェアを示すフローチャートであり、これに沿って動作
を説明する。第4図は冷凍室(F)の温度制御フローチャ
ートで、(TFN)は現在の冷凍室(F)の温度で、(TF
N-1)は前回のサンプリング時の温度であり、また、サ
ンプリングは電源投入時及び各設定温度を横切る時に実
行し、処理作業を実行した後、前回のサンプリング時の
温度(TFN-1)の代わりに現在の温度(TFN)を記憶
するものとする。以後冷蔵室(R)の温度(TR)と区画
室(H)の温度(TH)についても同様とする。ステップ
(S1)で現在の温度(TFN)が例えば−18℃等の上
限温度(TFON)以上の時は(V5)>(V2)となって
マイクロコンピュータ(45)の入力端子(IN2)が
「h」であるのでステップ(S2)に進み、出力端子
(OUT1)(OUT4)が「l」となってトライアック
(41)及びトランジスタ(44)のトリガして圧縮機(26)と送
風機(16)を運転し、冷却運転を実行する。この冷却運転
によって温度(TF)が低下し(TFON)より下がると
ステップ(S1)からステップ(S3)に進み、ここで−
22℃等の下限温度(TFOFF)と比較し、それより高
ければステップ(S4)に進み前回のサンプリング時の
温度(TFN-1)と(TFOFF)を比較する。この時(T
N-1)は(TFON)以上であったからステップ(S4
から(S2)に進んで冷却運転を続行し、(TF)は低
下し続けるが(TFOFF)以下となると、(V2)>(V
5)となり、入力端子(IN2)が「l」となるのでステ
ップ(S5)に進み、後述する区画室(H)の温度制御を実
行し、ステップ(S6)で出力端子(OUT1)が「h」
となって圧縮機(26)を停止する。その後、冷凍室(F)の
温度(TF)が徐々に上昇して(TFOFF)以上となる
とステップ(S3)から(S4)へ進みこの時(T
N-1)は(TFOFF)以下であるからステップ(S5
から(S6)へ進んで圧縮機(26)は停止したままであ
る。その後、更に上昇して(TFON)以上となるとステ
ップ(S1)から(S2)へ進んで再び冷却運転が開始さ
れ、以上を繰り返して冷凍室(F)内は平均例えば−20
℃等に冷却される。
第5図は冷蔵室(R)の温度制御フローチャートで、ステ
ップ(S1)で現在の温度(TRN)が例えば+5℃等の
上限温度(TRON)以上の時は(V6)>(V3)となっ
て入力端子(IN3)が「h」であるのでステップ
(S8)に進み電磁ダンパー(36)を開いて冷蔵室(R)内に
冷気を供給する。その後(TRN)が(TRON)以下と
なると(S9)から(S10)に進み、この時(TRR-1
は(TRON)より上であるからステップ(S8)に進ん
で電磁ダンパー(36)は開いたままである。その後(TR
N)が例えば+1℃等の(TROFF)以下となると
(V3)>(V6)となって入力端子(IN3)が「l」
となりステップ(S9)から(S11)に進んで出力端子
(OUT3)が「h」となって電磁ダンパー(36)を閉じ
る。その後再び(TRN)が(TROFF)以上となっても
(TRN-1)が(TROFF)より下であったのでステップ
(S10)から(S11)に進んで電磁ダンパー(36)は閉じ
たままである。その後(TRN)が(TRON)以上とな
ると(V6)>(V3)となるのでステップ(S7)から
(S8)に進んで再び電磁ダンパー(36)を開く。これを
繰り返して冷蔵室(R)内は+3℃等に維持される。
次に第6図、第7図に於いて区画室(H)の温度制御を説
明する。第7図は区画室(H)の設定温度を切換えるフロ
ーチャートを示している。セレクトスイッチ(SW1
を閉じるとステップ(S12)から(S13)に進み区画室
(H)の設定温度(THS)は果物用の温度(THF)とな
る。この時上限温度(THON)は−1℃、下限温度(T
OFF)は−2℃で平均温度(THF)は−1.5℃とな
る。この−1.5℃はりんご等の果物の氷温貯蔵温度で
ある。次に(SW2)を閉じるとステップ(S14)から
(S15)に進み(THS)は肉、鮮魚用の温度(THM
となる。この時上限温度(THON)は−0.5℃、下限
温度(THOFF)は−1.5℃となり平均温度(THM
は−1℃となる。この−1℃は肉、鮮魚等の氷温貯蔵温
度である。(SW3)を閉じると(SW1)(SW2)は
開いているからステップ(S14)から(S16)に進み
(THS)は野菜用の温度(THV)となり、上限温度
(THON)は0℃、下限温度(THOFF)は−1℃とな
り平均温度(THV)は−0.5℃となる。この−0.
5℃は野菜の氷温貯蔵温度である。
ここで氷温貯蔵温度とは氷点下ではあるが物品が凍結し
ない温度帯の事であり、物品をこの温度にて貯蔵する事
によって風味を損わず、解凍する必要も無く、且つ長期
間(実験では一週間程度)保存する事ができるものであ
る。
次に第6図は区画室(H)温度制御のフローチャートであ
る。ステップ(S17)で現在の温度(THN)が(TH
ON)以上の時は(V4)>(V1)で入力端子(IN1
が「h」であるのでステップ(S18)に進んで出力端子
(OUT2)が「l」となり電磁ダンパー(35)を開く。
次にステップ(S19)に進んで圧縮機(26)が運転中であ
るか否か判断し、運転中であればステップ(S20)に進
んでそのまま送風機(16)を運転し、停止していればステ
ップ(S21)に進み、出力端子(OUT4)からの出力
「l」パルス幅を小さくして送風機(16)の回転数を下げ
て運転する。その後(THN)が(THON)より下がる
とステップ(S17)から(S22)、(S23)へ進みこの
時(THN-1)は(THON)以上であったからステップ
(S23)から(S18)に進む。その後(THN)が(T
OFF)以下となると(V1)>(V4)となるのでステ
ップ(S24)に進んで電磁ダンパー(35)を閉じ、続いて
圧縮機(26)が運転中か否かステップ(S25)で判断して
運転していればステップ(S20)へ進んで送風機(16)を
そのまま運転し、停止していればステップ(S26)へ進
んで送風機(16)を停止する。電磁ダンパー(35)が閉じて
その後区画室(H)内の温度(THN)が上昇して(TH
OFF)より上になるとステップ(S22)から(S23)へ
進むが(THN-1)は(THOFF)以下であったのでステ
ップ(S23)から(S24)へ進み電磁ダンパー(35)は閉
じたままである。その後更に温度(THN)が上昇して
(THON)以上になるとステップ(S17)からステップ
(S18)へ進み、電磁ダンパー(35)を開き以後繰り返
す。この様に電磁ダンパー(35)及び送風機(16)が制御さ
れて区画室(H)内はセレクトスイッチ(SW1)(S
2)(SW3)にて設定する所望の設定温度(THS
に平均して温度制御される事になる。
以上の如く区画室(H)内は冷気通路(10)からの間接冷却
によって氷温貯蔵温度に維持されるので食品の風味を損
う事無く比較的長期間保存できる。また、間接冷却であ
るので食品の乾燥も抑制される。更に区画室(H)内は電
磁ダンパー(35)により正確に温度制御されると共に、電
磁ダンパー(35)が開いた時には圧縮気(26)が停止中であ
っても送風機(16)を運転するので冷凍室(F)の冷却が十
分であって区画室(H)の熱負荷が増加した時にも、区画
室(H)内の冷却不足が生じない。また、圧縮機(26)が停
止していて電磁ダンパー(35)が開いた時は送風機(16)の
回転数を下げて運転するので冷凍室(F)の過冷却も小さ
くなる。更に区画室(H)内の設定温度は収納食品の種類
によって変更でき、それぞれの氷温貯蔵温度に設定でき
るので、食品は更に良好に保存できる様になるものであ
る。
(ヘ) 発明の効果 本発明によれば、温度制御装置により、区画室センサで
検出した温度が区画室の設定温度以上で冷凍室センサで
検出した温度が冷凍室の設定温度以下のときは、送風機
が通常運転時の所定の回転数よりも低い回転数で運転さ
れるとともに、ダンパー装置が開いて冷気通路に冷気が
供給されるので、冷凍室の温度が設定温度以下になった
ときの冷凍室の過冷却を抑えながら区画室周囲の冷気通
路への冷気量供給不足並びに区画室の冷却不足を解消で
き、区画室の温度制御精度が向上する。
【図面の簡単な説明】
各図は本発明の実施例を示したもので、第1図は区画室
後部の拡大断面図、第2図は電気回路図、第3図は第2
図の機能ブロック図、第4図乃至第7図はマイクロコン
ピュータのソフトウェアを示すフローチャートの図、第
8図は冷蔵庫の概略側断面図である。 (10)……冷気通路、(15)……冷却器、(16)……送風機、
(H)……区画室、(20)……ダクト、(35)……電磁ダンパ
ー、(40)……温度制御装置、(49)……サーミスタ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】断熱箱体内に形成され冷凍室センサで検出
    した冷凍室の温度に基づき送風機を所定の回転数でオン
    オフ制御する温度制御装置と、前記断熱箱体内に形成さ
    れた区画室と、この区画室を冷却するために前記区画室
    の周囲に形成した冷気通路と、前記区画室の温度を検出
    する区画室センサに基づき前記冷気通路への冷気流通を
    制御するダンパー装置とを備えた冷蔵庫において、前記
    温度制御装置は、前記区画室センサで検出した温度が前
    記区画室の設定温度以上でかつ前記冷凍室センサで検出
    した温度が冷凍室の設定温度以下のときは前記所定の回
    転数よりも低い回転数で前記送風機を運転させるととも
    に前記ダンパー装置を開けて前記冷気通路に冷気を供給
    させ、前記区画室センサで検出した温度が前記設定温度
    を下回るときは前記送風機を前記冷凍室の設定温度に基
    づきオンオフ制御するとともに前記ダンパー装置を閉じ
    て前記冷気通路への冷気供給を停止させることを特徴と
    する冷蔵庫。
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