JPH06105717A - サービスカート - Google Patents

サービスカート

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JPH06105717A
JPH06105717A JP28079892A JP28079892A JPH06105717A JP H06105717 A JPH06105717 A JP H06105717A JP 28079892 A JP28079892 A JP 28079892A JP 28079892 A JP28079892 A JP 28079892A JP H06105717 A JPH06105717 A JP H06105717A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 第1に、面倒な取り付けや取り外しが不要で
あり手間が省け、展開収納動作も簡単容易であると共に
専用の保管場所も不要であり、第2に、外れやガタツキ
等が防止され、載せられた物品や箱状容器等の揺動や落
下が回避され、第3に、物品や箱状容器等を載せる面積
が拡大する、サービスカートを提案する。 【構成】 このサービスカートは、天板2付近に、平板
状のスライド部8とテーブル部9を備えた展開部4、お
よび補助展開部5が設けられている。スライド部8は、
カート本体S内の収納位置Bと、カート本体S外の展開
位置Aに水平に移動可能であり、テーブル部9は、スラ
イド部8にヒンジ結合され、カート本体S内でスライド
部8下の収納位置Bと、外でスライド部8上にて天板2
と略面一な展開位置Aとに回動可能であり、補助展開部
5は、カート本体Sに沿った収納位置Bと、水平に突出
し天板2と略面一な展開位置Aとに揺動可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はサービスカートに関す
る。すなわち、例えば航空機内において搭乗客への機内
サービスに使用される、サービスカートに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】このようなサービスカートは、箱状をな
し扉とキャスターを備え、内部に物品が収納される。そ
して機内サービス等に使用される際に、その天板上に物
品を載せることも多々行われ、例えば、物品を収納した
箱状容器を天板上に載せて機内を巡回し、もって、その
物品の閲覧,販売等のサービスに供することが行われて
いる。ところで、機内サービス等に使用されるサービス
カートは、その外寸法が規制され天板の寸法・面積が決
まっているので、このように物品を載せて使用する場
合、その天板上だけでは面積が不足し、載せられる物品
やその箱状容器等の数,大きさが非常に制限されてしま
い、不便でありサービス効率が悪かった。そこで従来
は、図6の概略斜視図に示すように、このような場合に
は別体テーブル1が用いられており、(1)図は、別体
テーブル1を天板2上に載せて取り付けた例を示し、
(2)図は、別体テーブル1を天板2と略面一に並べて
取り付けた例を示す。すなわち、このようなサービスカ
ートとは別体の別体テーブル1を、適宜必要に応じ取り
付けることにより、サービスカート上の面積を拡大し、
もって、載せうる物品やその箱状容器H等の数を増加さ
せ、より大きなものを載せることができるようにしてい
た。なお、図中3はキャスターである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところでこのような従
来例では、次の問題が指摘されていた。まず第1に、別
体テーブル1は、必要に応じサービスカートに取り付け
られると共に、不使用時はサービスカートから取り外さ
れて別途保管されるので、取り付けや取り外しに手間が
かかり面倒であると共に、専用の保管場所を確保する必
要があるという問題が指摘されていた。特に、機内サー
ビスに使用されるサービスカートの場合、その外寸法が
機内のカート収納部つまりギャレーの内寸法にて厳格に
規制されるので、このような別体テーブル1の取り付け
取り外しは、必須的であると共に、狭い機内でこれらが
行われるので、非常に手間取り面倒であり、更に、狭い
機内において別体テーブル1専用の保管場所の確保は容
易でなかった。第2に、元々別体である別体テーブル1
をサービスカートに取り付けて使用するので、寸法精度
が悪く狂いが生じやすく、別体テーブル1の外れやガタ
ツキ等が発生しやすく、もって、別体テーブル1上に載
せられた物品やその箱状容器H等が、揺動し落下する等
の事故発生の危険もあった。特に機内サービスに使用さ
れるサービスカートの場合には、機内が不安定なので、
これらの事故発生の危険が大きく、問題となっていた。
【0004】本発明は、このような実情に鑑み、上記従
来例の問題点を解決すべくなされたものであって、請求
項1では、所定の収納位置および展開位置をとるスライ
ド部とテーブル部とを備えた展開部を設けたことによ
り、又、請求項2では更に、所定の収納位置および展開
位置をとる補助展開部を設けたことにより、第1に、展
開部や補助展開部の取り付け取り外しが不要であり、簡
単容易で手間が省けると共に、専用の保管場所も不要で
あり、第2に、その外れやガタツキ等も防止され、第3
に、もって物品やその箱状容器等を載せる面積が拡大さ
れる、サービスカートを提案することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的を達成する本発
明の技術的手段は、次のとおりである。まず、請求項1
については次のとおり。すなわち、このサービスカート
は、箱状をなし扉とキャスターを備え、内部に物品が収
納されて各種サービスに供される。そして天板付近に、
平板状のスライド部とテーブル部とを備えた展開部が設
けられている。該スライド部は、上記天板下のカート本
体内に内蔵された収納位置と、先端側が天板下からカー
ト本体外に引き出された展開位置とに、水平に移動可能
に組み付けられている。又、該テーブル部は、その基端
が該スライド部の先端にヒンジ結合されると共に、スラ
イド部と共に水平に移動可能で、上記天板下のカート本
体内で上記収納位置をとるスライド部の下側に内蔵され
た収納位置と、カート本体外で上記展開位置をとるスラ
イド部の上側に保持され上記天板と略面一をなす展開位
置とに、回動可能となっている。
【0006】次に、請求項2については次のとおり。す
なわち、このサービスカートは、上述した請求項1の構
成に加え、更に補助展開部が設けられており、該補助展
開部は長板状をなし、カート本体に対し上記展開部が設
けられていない側の上記天板の端縁にヒンジ結合されて
おり、カート本体に沿った収納位置と、カート本体から
水平に突出し上記天板と略面一をなす展開位置とに、揺
動可能となっている。
【0007】
【作用】本発明は、このような手段よりなるので、次の
ように作用する。すなわち、このサービスカートは、物
品やその収納容器等を載せて閲覧,販売等のサービスに
供される場合、展開部のスライド部を、カート本体内の
収納位置からカート本体外の展開位置へ移動させると共
に、展開部のテーブル部を、カート本体内の収納位置か
らカート本体外でスライド部上の展開位置へ回動させ
る。又、請求項2のサービスカートでは、これに加え補
助展開部を、カート本体に沿った収納位置からカート本
体から突出した展開位置へと揺動させる。そこで第1
に、展開部のスライド部やテーブル部、更に補助展開部
等は、不使用時には収納位置に、使用時には展開位置
に、それぞれ移動,回動,揺動される。このように展開
部や補助展開部は、カート本体に対し別体でなく一体的
に設けられているので、展開収納動作が簡単容易であ
り、専用の保管場所も不要である。第2に、展開部や補
助展開部がカート本体に対し一体的なので、寸法精度が
良く狂いも発生しにくく、外れやガタツキ等は防止され
る。第3に、そしてカート本体の天板に加え、展開位置
をとる展開部のテーブル部や補助展開部の分だけ、物品
やその箱状容器等を載せる面積が、拡大される。
【0008】
【実施例】以下本発明を、図面に示すその実施例に基づ
いて、詳細に説明する。図1から図5は本発明の実施例
を示し、図1は、展開部4および補助展開部5がそれぞ
れ展開位置Aにある場合の斜視図、図2は、展開部4お
よび補助展開部5がそれぞれ収納位置Bにある場合の斜
視図である。又、図3は、展開部4の展開収納動作を示
す要部の正断面図、図4は、補助展開部5の展開収納動
作を示す要部の側断面図である。図5は、展開部4のみ
を示した概略斜視図であり、(1)図は展開部4が展開
位置Aにある場合を、(2)図は展開部4が収納位置B
にある場合を示す。図7は、従来より一般的なサービス
カートの斜視図を示す。
【0009】まず、図7をも参照しつつサービスカート
一般について説明すると、サービスカートは、箱状をな
し扉Dとキャスター3を備え、内部に物品が収納されて
各種サービスに供される。すなわち、カート本体Sは、
長方形の天板2,両側板6,扉D,背面板,底板等を備
えた箱状をなし、これらの素材には断熱材製のパネルが
用いられると共に、これらが、上下・左右・前後の端縁
に骨組として配されたアルミ型材等の軽金属製のフレー
ム枠7に、組み付けられている。カート本体Sの内部に
は、適宜棚(図示せず)等が設けられ、この棚に食品そ
の他の物品が収納されるようになっている。そして、床
板の四隅にはキャスター3が設けられ、例えば機内にお
いて押されて移動し、搭乗客への機内サービスに使用さ
れる。なお図7中Pは、ブレーキ用のペダルである。
【0010】さて図1,図2等に示すように、このサー
ビスカートでは、カート本体Sの天板2付近に、平板状
のスライド部8とテーブル部9とを備えた展開部4が設
けられており、この展開部4は、天板2の一端縁下の開
口10から、展開位置Aと収納位置Bとに出し入れ可能
となっている。又、このような展開部4,開口10等が
設けられていない天板2の対抗する端縁には、補助展開
部5が設けられている。
【0011】これらについて詳述すると、まず展開部4
のスライド部8は、図1,図2,図3,図5等に示した
ように、天板2下のカート本体S内に内蔵された収納位
置Bと、先端側が天板2下からカート本体S外に引き出
された展開位置Aとに、水平に移動可能に組み付けられ
ている。すなわち、カート本体Sの天板2下内部の左右
には、スライドレール等のスライド機構(図示せず)が
内装されており、このスライド機構に、スライド部8の
左右端がスライド自在に組み付けられており、スライド
部8は、カート本体Sの天板2にほぼ見合った長方形の
平板状をなす。そしてスライド部8は、天板2下のカー
ト本体S内にすべて内蔵されて位置決めされた収納位置
Bと、先端側の約半分だけが、カート本体Sの天板2下
から開口10を介し外に引き出され、突出して位置決め
された展開位置Bとに、水平にスライド移動可能となっ
ている。
【0012】次に、展開部4のテーブル部9は、図1,
図2,図3,図5等に示したように、その基端がスライ
ド部8の先端にヒンジ結合されると共に、スライド部8
と共に水平に移動可能となっている。そしてテーブル部
9は、天板2下のカート本体S内で、収納位置Bをとる
スライド部8の下側に内蔵された収納位置Bと、カート
本体S外で、展開位置Aをとるスライド部8の上側に保
持され天板2と略面一をなす展開位置Aとに、回動可能
となっている。すなわちテーブル部9は、その基端中央
部がスライド部8の先端中央部に、ダブルヒンジ部11
により取り付けられると共に、その先端が自由端となっ
ており、スライド部8と同じ幅かつ半分程度の長さの平
板状をなし、スライド部8と共に開口10を介しカート
本体Sから水平に出し入れ可能となっている。
【0013】このタブルヒンジ部11は、図3に示した
ように、両端にそれぞれ水平の軸で180度回動可能な
ヒンジ12を備えている。そして、テーブル部9の基端
がダブルヒンジ部11の先端に、ヒンジ12により18
0度回動可能に取り付けられると共に、このダブルヒン
ジ部11の基端がスライド部8の先端に、ヒンジ12に
より180度回動可能に取り付けられ、結局、テーブル
部9はダブルヒンジ部11を介しスライド部8に対し、
360度回動可能となっている。従って、この展開部4
のテーブル部9は、天板2下のカート本体S内に内蔵さ
れ、収納位置Bをとるスライド部8の下側に保持され位
置決めされた収納位置Bと、天板2下からカート本体S
外へと移動されると共に360度回動され、展開位置A
をとるスライド部8の上側に保持突起Tを介し水平に保
持され位置決めされ、天板2と略面一をなす展開位置A
とに、回動可能となっている。なお、図1,図2,図3
中13は立上り部であり、この立上り部13は、テーブ
ル部9の基端縁に形成され、展開位置Aをとったテーブ
ル部9上に載せられた物品やその箱状容器H等が、その
基端縁から滑って落下することを阻止すべく機能する。
【0014】次に、図1,図2,図4に示すように、補
助展開部5は細長板状をなし、カート本体Sに対し展開
部4や開口10等が設けられていない側の天板2の端縁
に、ヒンジ結合されている。すなわち、カート本体Sの
開口10側でない天板2の左右の端縁、図示例では天板
2を保持する左右のフレーム枠7には、それぞれ2個の
ダブルヒンジ部14により、補助展開部5の基端が取り
付けられ、その先端が自由端となっているが、この補助
展開部5は、基端と先端間が幅狭であると共に天板2の
奥行きにほぼ見合った細長板状をなしている。
【0015】このダブルヒンジ部14は、図4に示した
ように、両端にそれぞれ水平の軸で90度回動可能なヒ
ンジ15を備えている。そして、補助展開部5の基端が
ダブルヒンジ部14の先端に、ヒンジ15により90度
回動可能に取り付けられると共に、このダブルヒンジ部
14の基端が天板2の左右の端縁のフレーム枠7に、ヒ
ンジ15により90度回動可能に取り付けられ、結局、
補助展開部5はダブルヒンジ部14を介し天板2のフレ
ーム枠7に対し、180度の回動可能となっている。従
って補助展開部5は、カート本体Sの天板2の端縁上に
沿って載せられた収納位置Bと、カート本体Sの天板2
から横に水平に突出し、天板2と略面一をなす展開位置
Aとに、揺動可能となっている。なお、この補助展開部
5の先端にも、前述した展開部5のテーブル部9に準じ
た立上り部13が形成されている。
【0016】本発明は、以上説明したように構成されて
いる。そこで以下のようになる。サービスカートは、そ
のカート本体Sの内部に物品が収納されて各種サービス
に供されるが、その上に物品やその箱状容器H(図3,
図4および図6参照)等を載せて機内等を巡回し、その
物品の閲覧,販売等のサービスに供されることも多い。
そしてこのような場合において、このサービスカートで
は、展開部4のスライド部8を、カート本体S内の収納
位置Bからカート本体S外の展開位置Aへ、スライド機
構(図示せず)を利用して水平に移動させ引き出すと共
に、展開部4のテーブル部9を、カート本体S内でスラ
イド部8下の収納位置Bから、カート本体S外で展開位
置Aをとるスライド部8上の展開位置Aへ、ダブルヒン
ジ部11により360度回動させ、天板2と略面一とす
る(図1,図3,図5等参照)。そして更に、このサー
ビスカートでは、これらに加え補助展開部5を、カート
本体Sの天板2上の収納位置Bから、カート本体Sから
水平に突出した展開位置Aへと、ダブルヒンジ部14に
よりその表裏を逆に揺動させ、天板2と略面一とする
(図1,図4参照)。そこで、このサービスカートで
は、次の第1,第2,第3のようになる。
【0017】第1に、展開部4のスライド部8やテーブ
ル部9は、その不使用時には、共にカート本体S内に内
蔵され邪魔にならない収納位置Bに、移動,回動され、
又その使用時には、スライド部8が、水平に展開位置A
まで引き出されると共に、テーブル部9が、カート本体
S外で天板2と略面一をなす展開位置Aに、それぞれ移
動,回動される。更に補助展開部5も、その使用時に
は、カート本体Sに沿った邪魔にならない収納位置Bに
揺動され、又その使用時には、カート本体Sから水平に
突出し天板2と略面一をなす展開位置Aに、揺動され
る。このように、展開部4のスライド部8やテーブル部
9そして補助展開部5は、カート本体Sに対し別体でな
く一体的に設けられているので、その展開収納動作は簡
単容易であり、図6に示したこの種従来例のように、面
倒な取り付け取りや外しは不要であると共に、その不使
用時専用の保管場所も不要である。
【0018】第2に、展開部4のスライド部8やテーブ
ル部9そして補助展開部5は、カート本体Sに対し分離
可能な別体でなく、一体的に設けられている。そこで、
相互間およびカート本体Sに対する寸法精度が良く、狂
いも発生しにくいので、特に展開位置Aでの外れやガタ
ツキ等が防止される。
【0019】第3に、このようにしてこのサービスカー
トでは、そのカート本体Sの天板2に加え、展開位置A
をとる展開部4のテーブル部9や補助展開部5の分だ
け、物品やその箱状容器H等を載せる面積が、拡大され
る。
【0020】なお第1に、図示実施例のサービスカート
では、カート本体Sの天板2の一端側に展開部4が設け
られ、他の対向する左右の端縁に補助展開部5が設けら
れているが、本発明は勿論このような実施例に限定され
ず、他に各種のものが可能である。例えば、展開部4の
みを設け補助展開部5を設けない例も可能であり、又、
この場合には展開部4の個数も単数又は複数考えられ、
更に、展開部4と共に補助展開部5を設ける例にあって
も、その展開部4と補助展開部5の個数を、それぞれ単
数と複数で各種組み合わせることが可能である。このよ
うにして、物品やその箱状容器H等を載せる面積を適
宜、増減設定することが可能となる。
【0021】なお第2に、図示実施例のサービスカート
では、補助展開部5は図2,図4に示したように、カー
ト本体Sの天板2上に沿って載せられた横姿勢の収納位
置Bをとっていたが、本発明は勿論これに限定されるも
のではない。つまり補助展開部5を、カート本体Sの天
板2側ではなく、側板6側に沿った縦姿勢の収納位置B
に揺動させることも可能である。そして、このように側
板6に沿った収納位置Bとした場合は、補助展開部5を
ヒンジ結合するヒンジとして、図示実施例のようにダブ
ルヒンジ部14を用いず、通常のシングルヒンジを用い
ればよく、コスト的に優れるという利点がある。
【0022】
【発明の効果】本発明に係るサービスカートは、以上説
明したように、請求項1では、所定の収納位置および展
開位置をとるスライド部とテーブル部とを備えた展開部
を設けたことにより、又、請求項2では更に、所定の収
納位置および展開位置をとる補助展開部を設けたことに
より、次の効果を発揮する。
【0023】第1に、展開部や補助展開部は、カート本
体に対し別体でなく一体的に設けられているので、面倒
な取り付けや取り外しが不要であり手間が省け、展開収
納動作も簡単容易であると共に、専用の保管場所も不要
である。そして特に、機内サービスに使用されるサービ
スカートの場合は、その外寸法がカート収納部つまりギ
ャレーの内寸法にて厳格に規制されており、機内も狭い
ので、簡単容易化の効果が顕著であると共に、専用の保
管場所が不要であるという効果も大きい。
【0024】第2に、展開部や補助展開部は、カート本
体に対し別体でなく一体的に設けられているので、外れ
やガタツキ等が防止される。そこで、載せられた物品や
その箱状容器等が、揺動したり落下する事故も回避さ
れ、特に、機内サービスに使用されるサービスカートの
場合は、機内が不安定なので、これらの事故が防止され
る効果は大きい。
【0025】第3に、このようにしてこのサービスカー
トでは、物品やその箱状容器等を載せる面積が拡大され
るので、載せうる物品やその箱状容器等の数が増加し、
より大きなものを載せることもできるようになり、便利
でありサービス効率が向上する。このように、この種従
来例に存した問題点が一掃される等、本発明の発揮する
効果は、顕著にして大なるものがある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るサービスカートの実施例の斜視図
であり、展開部および補助展開部が展開位置にある場合
を示す。
【図2】同実施例の斜視図であり、展開部および補助展
開部が収納位置にある場合を示す。
【図3】同実施例の要部の正断面図であり、展開部の展
開収納動作を示す。
【図4】同実施例の要部の側断面図であり、補助展開部
の展開収納動作を示す。
【図5】同実施例の展開部のみを示した概略斜視図であ
り、(1)図は、展開部が展開位置にある場合を示し、
(2)図は、展開部が収納位置にある場合を示す。
【図6】この種従来例のサービスカートの概略斜視図で
あり、(1)図は、別体テーブルを天板上に取り付ける
例を示し、(2)図は、別体テーブルを天体と略面一に
取り付けた例を示す。
【図7】一般的なサービスカートの斜視図である。
【符号の説明】
1 別体テーブル 2 天板 3 キャスター 4 展開部 5 補助展開部 6 側板 7 フレーム枠 8 スライド部 9 テーブル部 10 開口 11 ダブルヒンジ部 12 ヒンジ 13 立上り部 14 ダブルヒンジ部 15 ヒンジ A 展開位置 B 収納位置 D 扉 H 箱状容器 P ペダル S カート本体 T 保持突起

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 箱状をなし扉とキャスターを備え内部に
    物品が収納されて各種サービスに供されるサービスカー
    トであって、天板付近に、平板状のスライド部とテーブ
    ル部とを備えた展開部が設けられており、 該スライド部は、上記天板下のカート本体内に内蔵され
    た収納位置と、先端側が天板下からカート本体外に引き
    出された展開位置とに、水平に移動可能に組み付けられ
    ており、 該テーブル部は、その基端が該スライド部の先端にヒン
    ジ結合されると共に、スライド部と共に水平に移動可能
    で、上記天板下のカート本体内で上記収納位置をとるス
    ライド部の下側に内蔵された収納位置と、カート本体外
    で上記展開位置をとるスライド部の上側に保持され上記
    天板と略面一をなす展開位置とに、回動可能となってい
    ること、を特徴とするサービスカート。
  2. 【請求項2】 更に補助展開部が設けられており、該補
    助展開部は長板状をなし、カート本体に対し上記展開部
    が設けられていない側の上記天板の端縁にヒンジ結合さ
    れており、カート本体に沿った収納位置と、カート本体
    から水平に突出し上記天板と略面一をなす展開位置と
    に、揺動可能となっていること、を特徴とする請求項1
    記載のサービスカート。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006143025A (ja) * 2004-11-19 2006-06-08 Honko Mfg Co Ltd 物流台車類における折り畳み中間棚
CN113082538A (zh) * 2021-04-13 2021-07-09 四川大学华西第二医院 一种用于新生儿的蓝光治疗箱
CN115432045A (zh) * 2022-09-21 2022-12-06 中国建筑土木建设有限公司 一种基于铁路施工用货物运输车及其使用方法

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