JPH06105558B2 - 記憶素子用自動書込みシステム - Google Patents

記憶素子用自動書込みシステム

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JPH06105558B2
JPH06105558B2 JP17488184A JP17488184A JPH06105558B2 JP H06105558 B2 JPH06105558 B2 JP H06105558B2 JP 17488184 A JP17488184 A JP 17488184A JP 17488184 A JP17488184 A JP 17488184A JP H06105558 B2 JPH06105558 B2 JP H06105558B2
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元章 藤野
勉 高橋
博 石村
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【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は各記憶素子たとえば半導体形のEP−ROMに効率
よく所定のデータを書込むためのものである。
〔発明の背景〕
1個のたとえばEP−ROM(書替え可能な読み出し専用メ
モリ)にデータを書込むには約2〜8分の時間を必要と
する。この時間を実質的に短縮するために、同時に多数
のEP−ROMに書込む書込み装置がすでに開発されてい
る。これだと1個当りの見掛け上の書込み時間が短縮す
るので作業効率が向上する。
しかし、同時に扱えるEP−ROMの数はせいぜい20個程度
であるため、より多量のEP−ROMに書込むためには20個
一工程の作業を何工程も繰返えすことが必要であり、工
程毎にEP−ROMをセツトしたり、書込むべきデータを入
れ替える等の作業が必要であり、この段取りに時間がか
かる。また書込み時や、書込みチェック時等にエラーを
発生した場合、エラーの内容に応じた目印をエラーのあ
った記憶素子に付けておかないと、エラー品と正常品と
区別がつかなくなり正常品に混じる可能性があったり、
後工程での処理に時間がかかるなど問題であった。この
場合、実開昭55−81782号公報、特開昭50−81265号公
報、特開昭57−6372号公報等に記載されたように、記憶
素子に直接マークを施す方法もあるが、これだと記憶素
子の再利用ができなくなる問題があった。
〔発明の目的〕
本発明は、記憶素子の書き込みにエラーが発生した場合
に、エラーの内容に応じて処理を迅速に行なうことがで
きるとともに、前記記憶素子の再利用が可能となる記憶
素子用自動書込みシステムを提供するにある。
〔発明の概要〕
本発明における記憶素子用自動書込みシステムは、所定
のデータを所定の記憶素子へ書込む書込手段と、各記憶
素子を搬入しあるいは搬出するストック手段と、前記記
憶素子の不良をチェックする不良チェック手段と、前記
記憶素子へ貼り付け可能で且つ前記記憶素子から剥離が
可能なラベルに、少なくとも前記不良チェック手段が検
出した不良内容に応じて印字を行なう印字手段と、前記
ストック手段から各記憶素子を前記書込手段へ搬送し、
前記不良チェック手段により不良が検出された記憶素子
へ前記ラベルを搬送して貼り付け、且つ書込みの済んだ
記憶素子を前記書込手段から前記ストック手段へ搬送す
る搬送手段と、前記書込手段と前記ストック手段と前記
搬送手段と前記印字手段を制御する制御手段とを備える
ものである。
このような本発明に係る記憶素子用自動書込みシステム
においては、記憶素子の書き込みにエラーが発生した場
合に、前記記憶素子から剥離が可能なラベルをエラーの
内容に応じて記憶素子に貼付するので、エラーの内容に
応じて処理を迅速に行なうことができるとともに、ラベ
ルを剥離して前記記憶素子を再利用することが可能とな
る。
〔発明の実施例〕
本発明の一実施例ないしはその変形実施例について、図
面を参照しながら、手順を追つて説明する。
※対象ワークに関する説明 書込みの対象となるワークすなわち記憶素子はEP−ROM
である。第1図の100はEP−ROMの外観を例示したもので
あつて、その中に所要のデータ(プログラム)を書込む
ことが可能である。この書込みに使われるのが書込み装
置であつて、EP−ROM100のリードとしての各ピン102を
介し、その内部のチツプ104に対して電気的にデータが
書込める。一方、EP−ROM100には石英ガラス(図示せ
ず)を嵌込んだ窓106があり、これを通して紫外線125を
チツプ104に照射すると、すでに書込まれた記憶内容が
消える。第1図の120は紫外線125を出す光源を略示した
ものである。また130はしや光ラベルであつて、これをE
P−ROM100の窓106のところに張付ければ、不所望な紫外
線125の照射を防止することが可能となり、記憶内容が
保存される。
第2図の図表はEP−ROM100に対して施される書込み等の
作業工程をより詳しく示したものである。始めにEP−RO
M100にオールゼロを書込み、この内容が正確に書込まれ
たかどうかをチエツクし、しかる後にベーキング後、再
びオールゼロのチエツクを行い、紫外線消去の工程に移
行する。ここでは第1図の紫外線用光源120を含む紫外
線消去器が使われる。その後、目的とするプログラムな
いしはデータを書込み、その内容をチエツクし、最後に
第1図のしや光ラベル130を張付け、必要な捺印を施こ
す。書込みには書込み装置、チエツクにはそのための試
験装置が使われるが、一般にはROMライタ、ROMチエツカ
として知られている。上記工程の一部は省略されること
もある。
EP−ROM100はいわゆるマイコン応用製品の普及にともな
つてその種類と数量が増加している。第3図の図表はそ
の一部の型式例と容量とピン(pin)102の本数と書込ま
れたデータをアクセスする時間を例示的に示したもので
ある。
※全体構成の説明 第4図は本発明に係る記憶素子用自動書込みシステムの
外観斜視図、第5図はその平面図、第6図はその機能説
明図てある。本システムを構成する各装置は全体をひと
つにまとめるフレーム200の内外に配置されている。300
は書込み装置であり、外部から見えるのはそのソケツト
部分である。410,420はEP−ROM100のストツカであつ
て、うち410はEP−ROM100を搬入するローダとなり、420
は搬出用のアンローダとなる。510は搬送装置となる工
業用ロボツトであつて、ロボツト制御盤520をともな
う。工業用ロボツト510は水平関節形のもので、フレー
ム200の上面中央に配置される。600はベーキングプレー
トで、これはEP−ROM100を必要に応じ高温のもとで試験
できるようにするものである。ベーキングプレート600
は第2図のベーキング炉とは異なり、また第6図中には
図示されていない。700はROMチエツカとして知られてい
る試験装置である。これはEP−ROM100に正確に書込まれ
ているかどうか、そのアクセスタイムはどうかをチエツ
クするためのものである。800はラベル130に所定の事項
を印字するラベルプリンタである。900はプロトタイプ
のパーソナルコンピユタで、外部記憶要素としてのデス
クドライブ905、表示用の画面(CRT)910、キーボード9
15、プログラムリスト等を印字するプリンタ920をとも
なう。第6図の950はシーケンスコントローラであつ
て、フレーム200の操作パネル210の下側(内部)に配置
されており、外部からは見えない。以上のコンピユタ90
0とシーケンスコントローラ950は本発明上は主制御装置
を構成し、以上の全体のシステムを制御する。コンピユ
タ900とシーケンスコントローラ950の関係は前者が主で
後者が従てある。
全体のレイアウトは第5図からもわかるように、中央に
工業用ロボツト(本体)510が設置され、これを取巻く
ように、コンピユタ900、ラベルプリンタ800、搬出用の
ストツカ420、ベーキングプレート600、試験装置710、
搬入用のストツカ410、ロボツト制御盤520、操作パネル
210が配置されている。
少し補足して説明する。書込み装置300のほとんどの部
分は搬入用のストツカ410の下側にある。これは平面積
を少なくし、全体をコンパクトにまとめるためである。
第5図にみえる720は試験装置700のソケツト部分であつ
て、EP−ROM100はここにセツトされテストされる。搬入
用のストツカ410、搬出用のストツカ420のそれぞれには
合計30〜32本のEP−ROM100用のステツクがセツトできる
ようになつている。第5図における平面面積の点で、ス
トツカ410のそれよりも420のそれの方がほぼ半減してい
るのは、後に説明するように、ストツカ420の方を2段
形の構造としたためである。
※ワークの搬送経路 次に、第7図あるいは第8図,第9図を参照しながら、
ワークとなるEP−ROM100の主な搬送経路について説明す
る。
EP−ROM100は搬入用のストツカ410にセツトされる。こ
のストツカ410はローダ412とこれに着脱自在に装着され
る複数本たとえば30本程度のステイク414で構成され
る。各ステイク414は各EP−ROM100の種別、形状に適合
した各種のものが用意される。各ステイク414には12〜1
5個程度のEP−ROM100が順に収容される。本システムの
位置に運ばれたEP−ROM100はそれを収容するステイク41
4ごとローダ412にセツトされる。
EP−ROM100はステイク414内を順に自重で落下し、ステ
ツク414に続くローダ412のレール415に沿つて動く。こ
のため、レール415途上のゲート416が開らいておれば、
末端のストツパ417の所で止まり、位置決めされる。
ストツパ417で位置決めされたEP−ROM100は工業用ロボ
ツト510の手先に装着されたバキユームバンド530で吸着
され、書込み装置300のソケツト320にセツトされる。そ
の後、試験装置700のソケツト720へ送られる。ソケツト
320のピン受孔322は第8図,第9図のように少し大形に
作られ、そこにEP−ROM100のピン102が簡単に入るよう
になつている。この点はもう一方のソケツト720におい
ても同様である。また、ピン受孔322の入口付近をテー
パー状に形成し、ピン102をより入れやすくすることも
ある。
試験装置700で試験されたEP−ROM100に対してはその試
験の結果に応じたマークのラベル130が貼付けられる。
工業用ロボツト510はラベルプリンタ800から出力された
該当のラベル130をバキユームハンド530で運び貼着す
る。貼着の際にはEP−ROM100はソケツト720で位置決め
される。
ラベル130の貼られたEP−ROM100はソケツト720の位置か
ら搬出用のストツカ420に工業用ロボツト510で移され
る。このストツカ420はアンローダ422とそこに着脱自在
に装着される複数のステイク424で構成される。EP−ROM
100をアンローダ420のレール425上に落すと、このレー
ル425に沿つて、該当のステイツク424に収容される。こ
のEP−ROM100はステイク424ごと本システム外へ搬出さ
れる。
※複段形ストツカ 第4図に示したように、ストツカ420は2段形すなわち
複段形のものである。ここで、この複段形構造とその良
さについて参考図すなわち第10図、第11図ないしは第12
図を使つて説明する。なお、これらの部品符号を特に90
00番台のものに統一し、前述のものと区別することとす
る。
第10図,第11図はコンベアのような部品搬送装置9010
と、搬送治具9020によつて運ばれる部品9100を工業用ロ
ボツトのような移載装置9510を使い、ワークシユート94
25へ移載する参考例を示したものである。シユート9425
の数は多数であり、上下2段になつて各段ごとに横方向
に並べて配置されている。これは一種の部品回収装置で
あり、ストツカである。各シユート9425はその中を部品
9100が滑るように傾けて配置される。その上端部が部品
9100の入口に相当する。移載装置9510はそのチヤツク95
30を使つて、沿具9020上の部品9100を移動させ、シユー
ト9425の上端入口のところから矢印のように落し込む。
各シユート9425は上下2段の構造であるが、その下段側
のシユート9425(b)の上端入口が塞がれないように、
上段側のシユート9425(a)をその下端方向寄りに少し
ずらして配置されている。このため、上段側のシユート
9425(a)はもとより下段側のシユート9425(b)へも
部品9100を配給することができる。3段あるいは4段の
場合も同様に構成すればよい。
以上のような複段形の構造とすれば、シユート9425ない
しはステイツク全体の平面積が低減し、またより小さな
サービスエリア(稼働範囲)の安価な移載装置9510の使
用が可能となる。
第12図の参考例は部品供給装置のシユート9425を上下2
段の構造としたものであり、第10図,第11図の符号をそ
のまま引用した。第10図,第11図のものと異なる点はシ
ユート9425の下端出口を上下に重ならないようにしたこ
とである。また、この場合は部品搬送装置9010によつて
部品9100が搬出される。
※ストツカの上端入口部 第4図におけるストツカ420の上端入口部の詳細な構造
は第13図,第14図のようになつている。ストツカ420は
2段形のものであるが、その上下いずれの段の上端入口
部であつても構造は同じである。
第13図,第14図において、420′はストツカ420の基部で
あつて、そこにシユート用のレール425とガイド板426が
固定されている。またステイツク424が着脱自在に装着
されていガイド板426はレール425の両側に配置された2
枚で一対のものであり、その上辺部427は逆ハの字状に
広がつている。これはバキユームハンド530から釈放さ
れたEP−ROM100の姿勢を正し、レール425上にうまく乗
るようにするためである。また、ガイド板426の一方の
側辺428はステイツク424の内側に沿つて延在する。この
ため、レール425に落され、その上面を自走するEP−ROM
100はレール425のスライド面とつながつたステイツク42
4の内へスムーズに収容される。
ちなみに、ガイド板426がない場合は第15図に示すよう
に、EP−ROM100がステツク424の端縁に引掛かることが
ある。
※書込み装置 書込み装置300は第4図,第5図てはそのソケツト320の
部分しか見えないが、これ全体は第16図のようになつて
いる。ここには合計20個のソケツト320が用意されてお
り、24ピンあるいは28ピンのEP−ROM100の書込みが可能
である。また、EEP−ROM,CMOS−EPROM等のDIP形ICの書
込みも行える。
332は電源コード、334は信号伝送用のコードコネクタで
ある。このコネクタ334はRS−232C方式のものであつ
て、このポートを介して前記パーソナルコンピユータ90
0との間の信号伝送を行う。
ソケツト320のピン受孔322は第8図,第9図に示すよう
にEP−ROM100のピン102よりも大形のものである。この
ため、書込みに先立つてこのピン102を固定し、電気的
な接続を確かなものとする必要がある。第17図は以上の
ピン固定手段の駆動機構を示すものである。駆動源であ
るエアーシリンダ340が作動すると、図外のガイドに沿
つて駆動レバー342が進退する。この動きが、連結棒344
を介して作用レバー346に伝えられる。作用レバー346は
その長さ方向に沿つて両端下部が蝶着され、自由端側が
傾動するタイプのものであつて、これを係合する各操作
レバー348を傾動させ、内部のピン固定手段で該当ソケ
ツト320内のピン102を固定し、あるいは固定を解放す
る。
第18図は第17図構造の変形例であつて、この場合はエア
ーシリンダ350の出力が天びん形の中介レバー351を介し
て駆動レバー352に伝えられ、この動きで連結棒354に遊
着された各操作レバー548を傾動させる。
第16図の360はエラー表示用の表示部であつて、各ソケ
ツト320ごとに付加されており、内部の発光ダイオード
の光がエラー時に外部へ投射されるようになつている。
※試験装置 第19図は試験装置700を示したものであつて、このソケ
ツト720にもピン固定手段が付加されている。ピン固定
手段の駆動機構は書込み装置300のそれと類似であつ
て、エアーシリンダ740、それによつて進退する駆動部7
42、駆動部742に自由端が遊着されたピン固定用の操作
レバー746を備えている。
※ラベルの印字と取出し EP−ROM100へ貼付けるしや光ラベル130には所要の印字
ないしは記号の捺印が施される。第20図は不良と判定さ
れたEP−ROM100へ貼るラベル130の印字例を示すもので
ある。
ラベルプリンタ800にはテープ810とそこに定間隔で剥離
可能なように装着されたしや光ラベル130(台紙)が予
めセツトされており、第21図のようにして印字ないしは
取出しの作業が進められる。テープ81が繰出され、ラベ
ル130がプリンタヘツド820の位置へさしかかつたときに
印字される。印字されたラベル130は送りローラ830でテ
ープ810とともに1ステツプ分だけ送られる。そこでテ
ープ810から剥離され、またロボツト510のバキユームハ
ンド530で取出される。ラベル130はアルミニウム製の薄
板状のものであるから、これを図外のガイドによつて矢
印の延長線方向へ進行させ、その過程でテープ810の進
路を鋭角状に急変させれば、ラベル130がほとんど剥離
した状態となる。しかし、まだ不完全剥離の状態であつ
て、該当ラベル130が定位置に所在するので、バキユー
ムハンド530でこれを確実に取出することができる。こ
の取出しの工程とひとつ前のステツプのラベル130への
印字の工程はあい前後して進行する。
第21図方式の問題点はプリンタヘツド820とハンド530の
干渉(過接近ないしは衝突)である。このため、この実
施例ではプリンタヘツド820がホームポジシヨンの位置
へ戻り、ハンド530による取出し予定位置と最も離れた
タイミングをねらい、取出しの工程が実行されるように
なつている。少し補足して説明する。プリンタヘツド82
0はテープ810の矢印の進行方向と直交する前後方向へ動
きながら、たとえば第20図上段複数のような「BCHK ER
R」の文字を印字し、これが終了すると前後いずれか一
方の端にあるホームポジシヨンの位置で次の印字工程ま
で待期する。
第22図は第21図方式の変形例を示したものである。ここ
ではプリンタヘツド820による印字とハンド530による取
出し位置との間に4ステツプ相当分の距離がとられ、プ
リンタヘツド820とハンド530か干渉しないようになつて
いる。該当のラベル130への印字が終了すると、まず4
ステツプ分だけ前進し、そこで剥離され、取出される。
次に3ステツプ分だけローラ840で戻し、その位置で本
来の次のステツプのラベル130へ印字を施こす。この場
合のローラ840はテープ810、ラベル130の給送ローラと
しての機能を戻しローラとしての機能を兼ねる。
※ラベルの貼付け バキユームハンド530で取出されたしや光ラベル130は第
23図に示すように、該当EP−ROM100における貼付け予定
位置130′へ貼付けられる。この位置130′は第1図の窓
106がしや幣される位置である。第24図〜第26図は貼付
けの様子を工程順に示している。第23図ないしは第24図
はラベル130がハンド530で所定位置へ搬送された状態で
ある。この状況下ではハンド530のエアー管532によつて
ラベル130が吸着されている。次の第25図のステツプ
で、ハンド530はEP−ROM100の方向へ下降する。エアー
吸着を解除し、逆にエアー管532からエアーを吹付け
る。このまま最終の第26図の状態となり、パツド534で
押付けられ、ラベル130は確実に貼付けられる。
少し補足して説明する。第25図におけるラベル130の湾
曲の具合からもわかるように、ラベル130はまず中央部
分が着地し、着地域領がその周辺部分におよぶ。このた
め、EP−ROM100とラベル130との間に不所望な空気(逃
げ残つた空気、気泡)を抱かない。一方、第25図の状況
で、エアー管532から吹付けられた矢示の空気はパツド5
34の周辺とラベル130との間のわずかな隙間から外部へ
漏れる。パツド534は吹付けられるラベル130を追いかけ
るように下降するためである。このように、吹付けられ
るラベル130とパツド534との間の距離はわずかであり、
ラベル130がほぼ所望の予定位置130′へ貼付けられる。
ちなみに、パツド534が追いかけるように下降しないと
パツド534とラベル130の間が離れ過ぎ、ラベル130が遠
く吹き飛ばされる状況となり、予定位置130′からずれ
ることが多い。
※不良EP−ROMの判別 書込み装置300でEP−ROM100の不良が出力されることが
ある。これはEP−ROM100それ自身が不良であつたり、ソ
ケツト320へのミスセツト等の理由で正常な書込みがで
きない場合である。この不良の情報は書込み装置300の
コネクタ334を介してパーソナルコンピユータ900へ伝達
される。しかし、この情報だけでは書込み装置300にお
けるどのソケツト320にセツトされたどのEP−ROM100が
悪いのか判らない。ここで、各ソケツト320にセツトさ
れているすべてのEP−ROM100を新らしいものと交換した
り、作業を中断し、人手による修復を待つたのでは効率
的でない。
書込み装置300には第16図のところで言及したように各
ソケツト320にエラー表示用の表示部360が用意されてい
る。本実施例ではこの表示部360を以下に示すように有
効に活用する。
第27図は第16図の要部を詳しく示した説明図であつて、
差支えない範囲で図示を簡略化した。表示部360は発光
ダイオードそのものであり、その発光部を外部へ臨まし
たものである。この表示部すなわち発光ダイオード360
のそれぞれと対向し、その光を受けれるように各ホトト
ランジスタを配置する。
第28図,第29図の362は以上のようなホトトランジスタ
と、各ホトトランジスタ362を収容する透明なアクリル
樹脂製の容器364を示したものである。対をなす発光ダ
イオード360とホトトランジスタ362は容器364内の孔366
を介して対向し、孔366を介して受光する。
各ホトトランジスタ362を収容する共通な容器364とする
こと、その中に光を通す光366を設けることは不可欠な
事項ではない。たとえば第30図に示すように、一対の発
光ダイオード360とホトトランジスタ362をユニツト化
し、透明な合成樹脂364′でモールドしてもよい。これ
は一種のホトカプラの要素となる。
容器364ないし364′を透明なものとしたのはいわゆる専
用のマンマシンインターフエイス回路を付加するのを避
けるためである。発光ダイオード360からは可視光のた
とえば赤色の光が出る。この光はホトトランジスタ362
で受光され、制御用の信号として送られる。しかし、こ
の光は透明な容器364ないし364を通して人が目視するこ
とも可能であり、必要ならば人が介入することも可能で
ある。
第31図は配線図を示したものであつて、各ホトトランジ
スタ362からの出力信号はシーケンスコントローラ950の
入出力モジユール960へ入力される。この図の発光ダイ
オード962とホトトランジスタ946は入出力モジユール96
0に使われるホトカプラ966を構成する。
※システム構成 第32図は本実施例におけるシステム構成を示したもので
ある。図中の906はフロツピイデスクであつて、第4図
のデスクドライブ905に装着して使われる。このデスク
には本システムに利用するためのパーソナルコンピユー
タ900のプログラムが格納される。また、各EP−ROM100
への書込みデータがその名称とともに格納されている。
パーソナルコンピユータ900の画面(CRT)910を見なが
ら第32図外のキーボード915を操作し、EP−ROM100の書
込み予定個数と書込みデータの名称を入力すると、パー
ソナルコンピユータ900はこの指示にもとづいてフロツ
ピイデスクのフアイルから該当のデータを読み出し、そ
の内容を書込み装置300へ連送する。パーソナルコンピ
ユータ900と書込み装置300の間が2重線で結ばれている
が、これはRS232Cインタフエイスを示している。パーソ
ナルコンピユータ900と試験装置700、ラベルプリンタ80
0との間も、同様にRS232Cインタフエイスで結ばれてい
る。書込み装置300へデータを転送した後、パーソナル
コンピユータ900はロボツト520へ作業指示を与える。こ
の指示はシーケンスコントローラ950を経由してなされ
る。また、この指示はJOBNo.を使つて伝達される。JOB
はロボツト510における一連のプログラムの集合体であ
つて、予めテイーチングされたデータがロボツト制御盤
520に格納される。ロボツト510は指示されたJOBNo.に該
当する作業を実行する。これによつてEP−ROM100を搬送
し、あるいはラベル130を貼付ける。一方、シーケンス
コントローラ950はパーソナルコンピユータ900からの指
示にもとづいてストツカ410,420を制御する。これによ
つて、たとえば第7図のゲート416を開閉する。
第33図または第34図はシステムの他の変形構成例を示す
ものであつて、図中の990はアツセンブラでソフトが組
まれるいわゆるマイコンを示している。
第34図のシステムは構成がシンプルであるが、汎用のい
わゆるマイコンボードを組合せるために高価となる。ま
た、アツセンブラを使用するのでソフトの開発に時間が
かかる。しかし、システム専用のマイコン990を作れば
最も安価な方式となる。
第33図のシステムは第34図のものに較べてソフトの開発
が容易になる。また、汎用マイコン部が少なくなり、パ
ーソナルコンピユータ900として安価なものを使用すれ
ば開発費が半減する。マイコン990の専用化の点も考慮
すると、これは中量生産向けに好適なシステムである。
前記した第32図のシステムは第33図のものよりもソフト
の開発がさらに容易になる。これはマイコン990がな
く、またたとえばベーシツクのような高級言語を用いて
ソフトが組めるためである。これはシステムの小量生産
に特に好適である。
※作業工程の選択 作業工程については第2図のところでも説明したが、本
システムはこのすべての工程をカバーするものではな
い。この実施例システムによつて実行可能な作業は第35
図中に「自動化」と記入されたプロセス1,2,3の部分の
工程である。プロセス1はオールゼロの書込み工程であ
り、プロセス2はオールゼロチエツクの工程であり、プ
ロセス3はプログラム(データ)書込みの工程である。
プロセス1と2の間のベーキグ工程、あるいはブロセス
2と3との間の紫外線消去の工程は本システム外で別途
に実行される。第35図ではこれらの工程に「手動」と添
え書きしてある。
以上のベーキングあるいは紫外線消去の工程を除外した
のは、それらの作業にたとえば120時間、1時間もの長
い時間がかかり、本システム構成装置の利用効率が低下
するためである。またシステム全体が過度に大形化する
ためである。
第35図のBマーク捺印はベーキング終了を表わすもので
あつて、必要に応じて実行される。プロセス3のプログ
ラムチエツクの実行が省略されることもある。この場合
はEP−ROM100の信頼性は低下するが、用途によつてはこ
れでも実用に供しうる。
プロセス1,2,3のいずれを実行するか任意に選ぶことが
できる。まつたく書込みの行われていないEP−ROM100の
ストツクされているステツク414を搬入用のストツカ410
にセツトし、プロセス1を実行する。オールゼロが書込
まれ、ベーキングの済んだEP−ROM100のステツク414を
搬入したときにはプロセス2を実行する。紫外線消去後
のEP−ROM100に対してはプロセス3である。
同一のEP−ROM100に対して第35図の全工程を実行するの
であれば、このEP−ROM100を収納したステイツク414を
ストツカ410にセツトする作業が3回繰返えされる。ま
た、EP−ROM100の納まつたステツク424を搬出用のスト
ツカ420より取外す作業も3回繰返えされる。
※ロボツト作業 工業用ロボツト510の制御盤520には各種の動きないしは
作業のデータが組込まれている。これらのデータはロボ
ツト510をマニアルモードで動かしながら、また各装置
の位置を確かめながら、予めテイーチングされたもので
ある。各データはJOBNo.として登録してあるので、その
No.を指定してプレイバツクされることが可能である。
主なJOBNo.とその作業内容を以下に列記する。
JOB1:書込み装置300からベーキングプレート600の位置
へEP−ROM100を移す。
JOB2:搬入用のストツカ410から書込み装置300へ移す。
JOB3:ベーキングプレート600から試験装置700へ移す。
JOB4:ラベル130を試験装置700へ移す。
JOB5:試験装置700から搬出用のストツカ420へEP−ROM10
0を移す。
JOB6:搬入用のストツカ410からベーキングプレート600
へ移す。
JOB11:書込み装置300から搬出用のストツカ420へ移す。
JOB55:搬入用のストツカ410から試験装置700へ移す。
その他にも、たとえば各JOBから呼出されて利用されるJ
OBもある。バキユームハンド530によるチヤツク、アン
チヤツクのJOBとか、位置変更のためのシフトのJOBがこ
れに相当する。
※プログラム例A 次に第36図,第37図の作業プログラムについて説明す
る。これは第35図のプロセス3に該当するが、プログラ
ムとしてはかなり大まかなものである。また、このプロ
グラムのほとんどはパーソナルコンピユータ900のフロ
ツピイデスク906に格納されるものである。
第36図,第37図の(1)(2)(3)等は図内のステツ
プ番号を示しているが、以下においてはステツプ(1)
を単に(1)と記載する。(1)ではパーソナルコンピ
ユータ900の画面(CRT)910に入力項目のメニユーが示
される。これに従い、(2)で書込みデータの名称と書
込み個数を入力する。これにはキーボード915が使われ
ている。(3)で同名称のデータがフロツピイデスク90
6の中から検索され、パーソナルコンピユータ900のメモ
リエリアにロードされる。同時に、EP−ROM100の種類と
チエツクスペツクも読込む。これらのデータ等を(4)
で書込み装置300と試験装置700へ転送する。(5)でロ
ボツト510に指示を出し、ストツカ410よりEP−ROM100を
取出し、書込み装置300のソケツト320へセツトする。こ
の作業は各EP−ROM100について繰返えして実行される。
また、エアーシリンダ340を作動させ、各EP−ROM100の
ピン102を固定(クランプ)する。このクランプの作業
はシーケンスコントローラ950の制御によるものであ
る。(6)で、書込み装置300によつてEP−ROM100の不
良ないしはそのセツト不良のチエツクを行う。この結果
は書込み装置300からパーソナルコンピユータ900へ伝え
られる。また、第31図の回路ならびにシーケンスコント
ローラ950を介してどのEP−ROM100に不良が生じたのか
も伝えられる。不良があれば(7)へ移行する。ここ
で、不良の内容に応じた印字をラベル130に行う。この
印字はラベルプリンタ800による。(8)で、ロボツト5
10に指示を出し、このラベル130を該当のEP−ROM100へ
貼付ける。(9)で、このEP−ROM100をストツカ420へ
移す。ストツカ420のどのステイツク424へ不良のものを
投入するのかは予め決められている。(10)で新しいEP
−ROM100を補充する。
(6)で不良がでなければ(11)へ移行し、EP−ROM100
への書込みを実行する。(12)で再チエツクする。この
チエツクの内容は書込んだデータがもとのデータと一致
しているかどうかを調べるベリフアイである。ここで不
良があれば(13)に移るがこれは前記(7)(8)
(9)のステツプと類似する。
ただし、ラベル130への印字内容は異なる。
(12)で不良がなければ、(14)でEP−ROM100を書込み
装置300から試験装置700のソケツト720へ移し、セツト
する。またEP−ROM100のピン102をクランプし固定す
る。(15)で前記テストスペツクによる試験を行う。
(15)の結果が不良であれば(17)に移行する。(17)
での作業内容は前記(7)(8)(9)もしくは(13)
のそれと類似である。不良でなければ(17)でラベル13
0に書込んだデータの名称を印字する。(18)でこのラ
ベル130を該当のEP−ROM100へ貼付ける。(19)でEP−R
OM100をストツカ420の該当ステイツク424へ搬送する。
(20)で指定個数の書込みが完了したかどうかを判定
し、(5)へ戻るか終了するのかを選択する。
※プログラム例B 次に第38図〜第50図を使い、第38図〜第47図に示す別の
プログラム例Bについて説明する。これは先のプログラ
ム例Aと類似し、それよりもずつと詳細なものである。
第48図および第49図はCRTによる画面910を示したもので
あつて、対話形に設計されている。第50図はキーボード
915のレイアウトであつて、JIS配列に準拠している。
以下の記載においてカツコ書きで示された数字は第38図
〜第47図における該当番号のプロセスをあらわすものと
する。
まず、作業指示について説明する。これはこれから行な
おうとする作業の内容、順序を入力する手続きであつ
て、キーボード915のフアンクシヨンキー「F9」の割込
みによつてメニユープログラムが起動する。第38図の
(1)で「F9」による割込みを禁止する。(2)で第48
図のような対話形の画面内容をCRT910に表示する。第48
図の画面内容は上段の登録画面と下段の入力画面に区画
されている。入力画面における各項目の入力が終了した
段階で、ひとつのJOBNo.としてそれらの入力事項が登録
される。このJOBNo.は前記したロボツト510のJOBNo.と
は異なるので、以下の説明ではロボツト510の方のJOBN
o.を特にロボツトJOBNo.と表記し、第48図のJOBNo.と区
別することとする。第48図は最初に予定する作業すなわ
ちJOBNo.1の作業を入力する途上のものである。入力と
登録が進めば第49図のように変わつてゆく。
(3)でJOBNo.を入力する。ここで、キーボード915か
ら1〜10のいずれかを入力すると、登録画面における該
当JOBNo.のところへ「*」印が移動し、そのJOBNo.に関
する入力待ちの状態となる。(3)で「R」を入力する
と、(4)を経て(5)へ移行する。ここで「F9」によ
るフアンクシヨン割込み禁止の機能を解除し、指示され
た作業の実行に移る。
(6)でプロセス番号の入力を行う。ここでは入力画面
におけるProcessのラインに示された1,2,3,4のいずれか
のメニユーの中から選んでその数字をキーボード915か
ら入力する。プロセスの1,2,3は第35図におけるプロセ
ス1,2,3と対応する。プロセス1はオールゼロ書込み、
プロセス2はオールゼロチエツク、プロセス3はプログ
ラム(データ)の書込み、プスセス4はマスタデータの
登録である。
(7)でプロセス3ないしは4が入力されたかどうかを
判定し、NOのときは第39図の(14)へ移る。プロセス3,
4のときは(8)でROMNAMEを入力する。これは対象のEP
−ROM100へ書込むデータの名称でもある。プロセス4の
ときは(14)に移り、プロセス3のときは(10)へ移
る。
(10)(11)でストツカ410の先頭番号と最終番号を入
力する。これは書込むべきEP−ROM100がどこにあるのか
をわかるようにするためである。先頭番号あるいは最終
番号の番号はストツカ410にセツトされるステツク414の
セツト位置をあらわす。第48図,第49図のJOB1の例では
10番から20番の範囲として入力されている。(12)で書
込み個数を入力する。(13)で以上の入力された各デー
タを一括して登録画面のJOB1のラインに登録し、このラ
インの色を水色に変える。以下、(3)に戻つてJOB2以
降の入力作業を続ける。
(6)でプロセス1,2,4が入力されると(7)ないしは
(9)から(14)へ移り、EP−ROM100の種類(Rom Kin
d)を入力する。第49図の入力画面にみるように1:2716
2:2732 3:2732A……というメニユーが出るので、その該
当の番号を入力する。(15)でストツカ410の先頭番号
を入力し、(16)で最終番号を入力する。
(17)でアクセスタイムを入力する。この入力は第49図
における入力画面のAccess Timeのラインに示されたメ
ニユーにもとづき、その番号を選ぶ。この画面では2の
200nsが入力されている。この値はEP−ROM100に書込ま
れたデータのアクセス所要時間の上限チエツク値であつ
て、値が小さい方が厳しい。(17)で5のmanualが選ば
れると、(18)か(19)に移行し、そこに示された各項
目の入力を求められる。その後(13)に移る。(17)で
5以外のものが入力されるとすぐに(13)へ移行する。
この(13)については前記した通りであつて、その後
(3)のところに戻る。
(3)において「R」と入力すると、(4)(5)を経
てすでに入力した作業の実行に移る。実行の際は(21)
から始まるメインルーチンに移る。(21)で各項目の初
期設定を行う。22で第49図図の登録画面に表示されたよ
うな登録された作業のすべてが終了したかどうかを判定
する。終了していればここでループし、割込みを待つ。
実行予定のJOBがあれば(23)でそのプロセスを調べ(1
00)(200)(300)(400)のいずれかひとつに分枝す
る。第39図のJOB1のときはそのプロセスがプログラムの
書込みであるから(300)へ分枝する。
(100)(200)(300)(400)のそれぞれのルーチン内
部の各プロセスには101,201,301,401のいずれかから始
まるプロセス番号を付記してある。
(300)のプログラム書込みについて説明する。まず(3
01)で第49図の登録画面の色を赤に変更し、作業実行中
であることを表示する。(302)でそのJOBに登録された
Rom Nameをフアイル名称へ代入する。(303)で該当の
そのフアイルをオープンする。このフアイルはデスクド
ライブ905に装着されたフロツピイデスク906上のもので
ある。同時に(303)で対象となるEP−ROM100の種類を
読込む。(304)でチエツク条件を入力する。(305)で
シフトの有無を入力する。(306)で書込み予定個数を
調べ、それが2000個以上のときは(307)でその数字か
ら2000を引き(310)へ移行させる。2000個以下のとき
は(308)で該当Rom Nameのデータを書込み装置300へ転
送する。(309)へ試験装置700へも該当のデータを転送
する。(310)でシーケンスコントローラ950に搬入用の
ストツカ410の番号を連送する。(311)でシーケンスコ
ントローラ950に搬出用のストツカ420の番号を転送す
る。(312)で個数のカウンタをクリアする。(313)で
ロボツトJOB2を実行する。このロボツトJOB2は搬入用の
ストツカ410からEP−ROM100を書込み装置300へ移すため
のものである。またJOB2とともに、EP−ROM100のピン10
2をクランプする。
(314)で書込み装置300にセツトしたEP−ROM100の個数
をカウンタに加算する。(315)で書込み装置300に書込
みの指示を出す。書込み完了の信号を受けると(316)
に移り、ベリフアイの指示を出す。(317)でロボツトJ
OB1を実行する。ロボツトJOB1は前記したようにEP−ROM
100を書込み装置300からベーキングプレート600へ移す
ための作業である。
(318)で予定個数の書込みを完了したかどうかを判定
する。また、搬入用ストツカ410における該当番号のEP
−ROM100がなくなつたかどうかを判定する。完了等の場
合は(325)に移り、完了していなければ(319)でロボ
ツトJOB2を実行する。(319)以降(321)までは先の
(313)〜(315)と同内容の作業である。
(322)でロボツトJOB3を実行する。前記したように、
これはベーキングプレート600から試験装置700へEP−RO
M100を移すためのものである。ここでEP−ROM100のピン
102をクランプし、試験結果の判定を行い、結果に応じ
たラベル130を貼り、EP−ROM100を良品と不良品に分け
て搬出用のストツカ420に収納する。この作業はベーキ
ングプレート600のEP−ROM100がなくなるまで繰返えさ
れる。この辺では書込み装置300による書込みの作業と
試験装置700による試験の作業が並行して進められる。
これは作業時間を短縮するためである。
(323)で書込み装置300にベエリフアイの指示を出す。
(324)で前記同様のロボツトJOB1を実行し、(318)に
戻る。
一方、(325)でロボツトJOB3を実行した後に登録画面
を緑に変更し、該当JOBの書込みの作業を終了する。(3
00)が終了すると(22)に戻る。
次にマスターの登録について説明する。これはマスター
データをフロツピイデスク906に登録するためのもので
あつて、(400)のロードのルーチンに相当する。
(401)で第49図の登録画面を実行の意味の赤に変更す
る。(402)(403)でシーケンスコントローラ950にス
トツカ410,420の番号を転送する。(404)でEP−ROM100
の搬送個数を1に指定する。(405)でロボツトJOB2を
実行する。これによつて、マスターとなるEP−ROM100が
書込み装置300にセツトされる。(406)でROMのピン102
をクランプし、(407)でプログラムをロードする。こ
れはマスターのデータをフロツピイデスク906のフアイ
ルへ登録するためのものである。(408)で前記のクラ
ンプを解除し、(409)でロボツトJOB11を実行する。こ
のロボツトJOB11は前記したように書込み装置300から搬
出用のストツカ420へのEP−ROM100の移動であつて、こ
れによつてマスターとなるEP−ROM100が回収される。
(410)で登録画面の色を緑に変更し、ロードのルーチ
ンを終了する。
ステツプ番号が100番台あるいは200番台のオールゼーの
書込み、あるいはオールゼロのチエツクの工程におい
て、(118)のロボツトJOB8はベーキングプレート600の
EP−ROM100をチエツクし搬出用のストツカ420へ移すた
めのものである。(207)のロボツトJOB6は搬入用のス
トツカ410からベーキングプレート600へEP−ROM100を移
動させるものである。(208)のロボツトJOB7はベーキ
ングプレート600のEP−ROM100をチエツクし、これにベ
ーキングマークを捺印した後で搬出用のストツカ420へ
移すものである。
少し補足して説明する。ベーキングプレート600はEP−R
OM100を加熱し、厳しい条件を課するものであるが、加
熱の役割り使用されないこともある。この場合のベーキ
ングプレート600はEP−ROM100の一時的な保管場所とな
る。書込み後であつて試験前のEP−ROM100をここに置け
るので、次の各EP−ROM100を書込み装置300のソケツト3
20にセツトする作業を並行して進めることができる。試
験装置700として多数のソケツト720を有するものを使え
ば、前記の保管場所としての役割りも不要となる。
※EP−ROMの装着 第8図,第9図にEP−ROM100とソケツト320の関係が示
されているが、ピン102の装着は楽ではない。たとえば
ロボツトJOB2のテイーチングがラフであつたり、ロボツ
ト510の位置決め精度が低かつたり、EP−ROM100の寸法
にバラツキがあると、ピン102の挿入に失敗する。
第51図,第52図は以上の対策を示したものである。ま
ず、第51図のように、孔322の入口にかからないその上
方の位置にピン102を位置決めするロボツトJOBを実行す
る。次に、その位置でEP−ROM100を釈放するロボツトJO
Bを実行する。この結果、ピン102は自然落下によつて第
52図のように孔322の中に入る。位置決めのロボツトJOB
を実行した結果第53図のようにピン102がずれることも
あるが、それでもピン102は潰れない。第54図は低い位
置でピン102を位置決めするか、あるいはピン102を押し
込むロボツトJOBを実行したケースであつて、図示のよ
うにピン102が潰れ、EP−ROM100を損なうことがある。
第51図,第52図のように孔322の入口にテーパー324を形
成すると、挿入可能範囲が第55図の矢印のように拡大す
るので特に効果的である。
※その他 工業用ロボツト510はいわゆる水平関節形のものであつ
て、第4図,第5図に示されたような第1アーム511と
第2アーム512を備える。第2アーム512の先に昇降アー
ム519をもつ。第1アーム511と第2アーム512との間の
関節部513を中心にして両アーム511,512をみると、それ
は第5図のように逆くの字形てあつて、くの字形ではな
い。これはストツカ410ないしは420の傾斜面を考慮し、
関節部513かそれらに当らないように配慮したものであ
る。
EP−ROM100の背面にベーキング炉によるベーキングが実
施されたことを示すたとえば「B」のマークが記入され
ることがある。この場合は所要の位置に配置したスタン
プをバキユームハンド530でつかみ、マーク記入を実行
する。
書込み装置300を2台設置してもよい。この場合は一方
の書込み装置300で書込み中に他の書込み装置300に対す
るEP−ROM100の取付けが行える。
書込み対象となるワークとしてはEP−ROM100と同類のも
のだけでなく、カセツトテープとかフロツピイデスクの
ようなものでもよい。
デスクドライブ905,フロツピイデスク906は主として多
種類の書込みデータを保有するためのものであるが、た
とえば一種類のデータを書込むための専用システムとし
て設計するのであれば以上のような外部記憶装置は不要
である。
また、搬入用のストツカ410を有効活用し、そのストツ
カ410の空になつたところに作業ずみのEP−ROM100を戻
すようにすれば搬出用のストツカ420は不要となる。
主制御装置をコンピユータ900とシーケンスコントロー
ラ950で構成するが、これはひとつのものでもよい。ま
た、ロボツト制御盤520と兼用することも可能である。
〔発明の効果〕
本発明によれば、記憶素子用自動書込みシステムにおい
て記憶素子の書き込みにエラーが発生した場合に、前記
記憶素子から剥離が可能なラベルをエラーの内容に対応
して記憶素子に貼付するので、エラーの内容に応じて処
理を迅速に行なうことができるとともに、ラベルを剥離
して前記記憶素子を再利用することができるという効果
が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は書込み対象となるEP−ROMの説明図、第2図はE
P−ROMに施す作業の工程図、第3図はEP−ROMの種類を
示す表形式の図、第4図は本発明の一実施例にかかるシ
ステムの外観斜視図、第5図はその平面図、第6図はそ
の分解説明図、第7図はその要部説明図、第8図はピン
とピン受孔の関係を示す正面断面図、第9図はその側面
断面図、第10図は複段形ストツカを説明する参考用の平
面図、第11図はその正面図、第12図は第11図同様の別の
正面図、第13図はストツカの部分拡大図、第14図はその
A-A断面図、第15図はストツカの要部平面を示す参考
図、第16図は書込み装置の拡大斜視図、第17図はその要
部側面図、第18図はピン固定のための他の駆動機構を示
す断面図、第19図は試験装置の斜視図、第20図はラベル
の印字例を示す説明図、第21図はラベルの印字および取
出し機構の拡大側面図、第22図は変形例を示す第21図同
様の側面図、第23図はラベルの貼付け状況を示す拡大斜
視図、第24図と第25図と第26図はラベル貼付け工程を順
を追つて示した拡大断面図、第27図は書込み装置のソケ
ツトを示す要部拡大斜視図、第28図はホトトランジスタ
を取付けた第27図同様の斜視図、第29図はその要部拡大
断面図、第30図はホトカプラの変形例を示す正面図、第
31図はホトカプラの配線図、第32図はシステム構成図、
第33図は他のシステム構成図、第34図はさらに他のシス
テム構成図、第35図は作業工程の選択を示す説明図、第
36図と第37図は作業プログラムの一例を示す流れ図、第
38図から第47図までの各図は作業プログラムの他の例を
示す流れ図、第48図は画面の一例を示す説明図、第49図
は異なる表示内容の第48図同様の説明図、第50図はキー
ボードのレイアウトを示す平面図、第51図はピン挿入の
一工程を示す断面図、第52図は異なる工程を示す第51図
同様の断面図、第53図は第51図の変形図、第54図はさら
に異なる変形図、第55図はピン挿入の可能な範囲を示す
説明図である。 100はEP−ROM、200はフレーム、300は書込み装置、410
と420はストツカ、510は工業用ロボツト、600はベーキ
ングプレート、700は試験装置、800はラベルプリンタ、
900はコンピユータ、950はシーケンスコントローラを示
す。
フロントページの続き (72)発明者 石村 博 千葉県習志野市東習志野7丁目1番1号 株式会社日立製作所習志野工場内 (72)発明者 平本 外二 千葉県習志野市東習志野7丁目1番1号 株式会社日立製作所習志野工場内 (56)参考文献 特開 昭58−64698(JP,A) 特開 昭58−12334(JP,A) 特開 昭56−168566(JP,A) 実開 昭58−85343(JP,U)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】紫外線によるデータ消去用の窓を有するEP
    −ROMへ所定のデータを書込む書込手段と、 紫外線によるデータ消去用の窓を有する各EP−ROMを搬
    入しあるいは搬出するストック手段と、 前記EP−ROMの不良をチェックする不良チェック手段
    と、 前記EP−ROMの前記窓へ貼り付けおよび剥離が可能で且
    つ紫外線を遮蔽することのできる遮光ラベルに前記EP−
    ROMの書込データ内容に応じて印字し、前記不良チェッ
    ク手段から不良検出信号が発生した際は該検出された不
    良内容を前記遮光ラベルに印字する印字手段と、 前記ストック手段から各EP−ROMを前記書込手段へ搬送
    し、前記EP−ROMへ前記遮光ラベルを搬送して貼り付
    け、且つ前記遮光ラベルの貼り付けの済んだ前記EP−RO
    Mを前記書込手段から前記ストック手段へ搬送する搬送
    手段と、 前記書込手段と前記ストック手段と前記搬送手段と前記
    印字手段を制御する制御手段と を備えたことを特徴とする記憶素子用自動書込みシステ
    ム。
  2. 【請求項2】前記不良チェック手段は前記書込手段と一
    体に書込装置として構成されていることを特徴とする特
    許請求の範囲第1項記載の記憶素子用自動書込みシステ
    ム。
  3. 【請求項3】前記不良チェック手段は試験装置として構
    成されていることを特徴とする特許請求の範囲第1項記
    載の記憶素子用自動書込みシステム。
  4. 【請求項4】前記不良チェック手段はベーキングプレー
    トを備えていることを特徴とする特許請求の範囲第1項
    記載の記憶素子用自動書込みシステム。
  5. 【請求項5】前記搬送手段は産業用ロボットにより構成
    されていることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載
    の記憶素子用自動書込みシステム。
  6. 【請求項6】前記ストック手段と前記書込手段と前記印
    字手段と前記搬送手段は共通のフレームに取り付けられ
    たことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の記憶素
    子用自動書込みシステム。
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