JPH06105534A - 電磁的減速装置のローターアマチュアおよびその製造方法および装置 - Google Patents

電磁的減速装置のローターアマチュアおよびその製造方法および装置

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JPH06105534A
JPH06105534A JP3293296A JP29329691A JPH06105534A JP H06105534 A JPH06105534 A JP H06105534A JP 3293296 A JP3293296 A JP 3293296A JP 29329691 A JP29329691 A JP 29329691A JP H06105534 A JPH06105534 A JP H06105534A
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rotor
insert
fins
disc
flange
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Michel Estaque
エスタック ミシェル
Olivier Bardon
バルドン オリビエ
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Labavia SGE SARL
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    • H02K15/02Methods or apparatus specially adapted for manufacturing, assembling, maintaining or repairing of dynamo-electric machines of stator or rotor bodies
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 従来技術の欠点を排除した、電磁的減速装置
の冷却作用を改善し、発生される制動トルクを改善する
電磁的減速装置のローターを経済的に提供する。 【構成】 ローターのディスク(2)およびフランジ
(11)の間に、間隔をおかれた数の少ない、前記ディ
スクおよびフランジとともに一体部片としてモールド成
形される比較的厚いフィン(9)に加えて、ローターの
軸線に平行に伸長し、軸線方向の両縁(15)がディス
ク(2)およびフランジ(11)のそれぞれ2つの互い
に対向する横方向の面内に小さい深さだけ埋設される多
数の熱伝導性の別々のインサート(13)を含んでい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ローターが交互配置の
正および負の電磁的極のステーターリングに対向して僅
かに空気間隙によって離隔されて通過されるのに適した
強磁性材料の少なくとも1つのディスクを含み、このデ
ィスクが制動されてその質量部分内の渦電流の発生によ
り発熱される、特に自動車の電磁的減速装置のローター
アマチュアに関する。
【0002】
【従来の技術】上述のようなローターの内、空気間隙に
面するディスクの面が、多数のフィンに連結され、それ
ぞれのフィンが前記面から軸線方向に伸長して平行か、
または実質的に平行になされて、対応する半径に対して
傾斜される2つの面によって境界されるようになされ
て、これらのフィンの頂部がともに環状フランジによっ
て連結されるようになされていて、前記ディスク、フィ
ンおよびフランジの組立体が総て一体部片に強磁性材料
によってモールド成形されるようになされたものが最も
特別に企図されている。
【0003】それぞれのフィンは連続した全体構造とし
てディスクの内縁を含む円筒面の近辺に位置する内縁か
らこのディスクの外縁を含む円筒面の近辺に位置する外
縁部まで伸長するようになされている。
【0004】しかし、米国特許第4,712,656号
の主体をなす有利な実施例においては、それぞれのフィ
ンは換気通路に対して互いに横方向に位置をずらされた
多数の部分または素子フィンに分解され、負荷の損失を
不具合に増大させないで空気の攪乱を改善するようにな
されていて、これにより種々の素子フィンが望ましくは
同心的な「リング」に均一に分布されるようになされて
いる。
【0005】この発明はまた上述のようなローターの製
造方法および装置を開発するように企図されている。
【0006】このローターを装備された減速装置を使用
する場合に、渦電流によってこのようなローターのディ
スクに発生する熱の消散は実質的にはディスク、フィン
およびフランジからの熱の伝導、放射および対流によっ
て行われ、対流は換気によって強く増大されるようにな
されているが、実際上これらのフィンがあることは加熱
された表面を掃引して冷却空気の流れによって冷却を行
うようになすファンとしてローターを作動させるのであ
る。
【0007】公知の実施例においては、これらのフィン
は比較的厚く、数が少ない。
【0008】実際に、このようなローターは一般にサン
ドモールド内での鋳造方法によって製造されるが、この
方法は7mmよりも厚さの薄いフィンを製造することがで
きず、実際上これらの公知の実施例においては、500
mm程度の外径を有するローターは、8から16までの数
に等しく、最大でも上述のようなそれぞれの「リング」
に対して24までの数の同様のフィンを含むようになさ
れている。
【0009】このような減速装置のローターの熱の消散
能力を増大させ、これによりローターを駆動するのに必
要なトルクを実質的に増大させないで、この装置によっ
て発生される高温トルク(hot torque)の値を増大させ
るために、フィンのそれぞれの「リング」に含まれるフ
ィンの数を増加させ、従って、これらのフィンの厚さを
減少させることが提案されている。
【0010】このような形状は本出願人による米国特許
第4,853,574号に提案されているが、この形状
は特に薄くて、密な間隔で配置される多数の同様のフィ
ンを製造するのを可能にし、その厚さは5mmよりも薄
く、フィンの平均の離隔距離は10mmよりも小さく、そ
の数も24より多く、特にそれぞれの「リング」に対し
て64に等しい数になされている。
【0011】この形状は熱の消散を改善することがで
き、従って減速装置の熱効率を改善するのを可能になし
ている。
【0012】しかしながら、このことは比較的高価な廃
棄可能の型の正確なモールド成形処理を行うことを要す
る。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、特に
上述の欠点を克服することであって、すなわちこのよう
な減速装置の冷却を改善し、従って発生される制動トル
クを改善するために多数の、特に薄い、密に間隔をおか
れて配置されるフィンを有するローターを比較的経済的
に提供することである。
【0014】
【課題を解決する為の手段】上述の目的を達成するため
に、本発明による上述の種類のローターは、ディスクお
よびフランジの間に、間隔をおかれた、数の少ない、デ
ィスクおよびフランジとともに一体的な部片としてモー
ルド成形された比較的厚いフィンに加えて、ローターの
軸線に平行に伸長し、軸線方向の端部がディスクおよび
フランジのそれぞれ2つの互いに対向する横方向の面内
に小さい深さだけ埋設される多数の熱伝導性の別々のイ
ンサートを含むようになされることによって従来のもの
と実質的に区別される優れたローターを比較的経済的に
提供できるのである。
【0015】さらに、本発明の望ましい実施例において
は、以下の種々の構成の内の1つおよび/またはその他
の構成が利用されるのである。すなわち−インサートは
それぞれの頂部にてこれらの頂部を通るローターの半径
に対して、これらのインサートに円周方向に側部が隣接
しているフィンの部分の対応する半径に対する傾斜角度
に実質的に等しい傾斜角度で傾斜していて、−それぞれ
のインサートはディスクの半径方向の伸長量の僅か何分
の一程度の長さしか伸長しておらず、−前記「何分の
一」は1/4および1/2の間にあって、これらの限界
は、−それぞれのインサートが一定の厚さを有し、−イ
ンサートはこれらのインサートに円周方向に側部が隣接
するフィンと同様に実質的に湾曲していて、−それぞれ
のフィンは多数は別々の部分から形成されていて、−そ
れぞれのフインは互いに延長上に位置する内方部および
外方部分を含んでいて、−インサートはローターの軸線
の廻りにそれぞれ同様の、等間隔に配置される、対応す
る半径に対して同様に傾斜されたインサートのリングを
形成するように分布されていて、−上述の2つの記載部
分によるローターにおいては、インサートの同心的なリ
ングの数は3に等しく、内側のリングおよび外側のリン
グはともにそれぞれこれらのリングを横切るフィンの部
分の位置にて中断されていて、中間リングはフィンを構
成する中間部分の間隙位置でフィンを横切ることにより
ローターの全周にわたって伸長するようになされて、−
それぞれのインサート多数の取付けシューによって形成
され、その1つが熱伝導性の良好な材料によって作られ
ていて、別の少なくとも1つは機械的に強力な材料によ
って作られている、と言う種々の構成の内の1つおよび
/または他の構成が利用されるのである。
【0016】上述のようなローターを製造する方法に関
しては、有利に次のような手順が利用される。すなわ
ち、サンドコアが最初に作られ、それぞれのサンドコア
内に多数のインサートが、完成されたローター内で占め
るように企図されたそれぞれの位置に埋設され、ディス
クおよびフランジ内に埋設されるように企図されたこれ
らのインサートの反対両縁が前記コアから外方に、これ
らの反対両縁が埋設される所望の深さに等しい長さだけ
突出するようになされ、モールド内で液状の強磁性材料
を鋳造する前にこれらのコアがローターを製造するため
に企図されたモールド内の位置に配置されるようになさ
れるのである。
【0017】最後に、上述のコアを製造する装置に関し
ては、次の構成を含むのが有利である。すなわち−コア
ボックスがカバーおよびサンド射出装置に組合され、こ
のボックスの底部が完成されたローターのディスクの面
に要求される形状と同じ形状を有して、2つの連続する
フィンの間に配置されるローターの区画の1つを境界
し、前記底部が前記インサートの反対縁を受入れるのに
適した溝によって凹まされていて、−プレートが前記イ
ンサートによって準連続的に横切られるように開放され
て最初に前記ボックスの底部に位置していて、−ランマ
ー(rammer) がこの底部内に収容されて、それぞれのイ
ンサートを溝および開放されたプレートの連続的な開口
によって形成されるハウジング内に配置された後で、開
放されたプレートがインサートに沿ってボックスの底部
からこのボックスのカバーの内面まで移動するのを可能
になす、ようになされることである。
【0018】本発明は、上述の主な構成とは別個に、同
時に使用されるのが望ましく、また以下にさらに明確に
示されるような若干の他の構成を含んでいる。
【0019】
【実施例】本発明は以下において、添付図に示されたも
のを参照し、本発明を制限しない多くの本発明の実施例
により説明される。
【0020】本明細書において使用される用語「ロータ
ー」はそれぞれの一体部片の副組立体1を正確に示して
いるが、この副組立体は電磁的減速装置、すなわち「渦
電流」減速装置の軸線Xのローター組立体に含まれ、ま
た強磁性材料によって作られたアマチュアディスク2を
含んでいる。
【0021】公知のように、このようなディスク2は自
動車の変速機の軸のような減速される軸3と一体的に連
結されていて、減速装置のステーター4の前方、すなわ
ち、さらに詳しくは空気間隙Eを介在してステーターの
部分を形成する交互配置の正および負の誘導子の極5の
リングの前方を通過できるように取付けられていて、上
述のディスク2がこれの制動および加熱によって生じる
渦電流の生じる座になっているのである。
【0022】この減速装置のローター組立体は、単一
の、またはステーターの何れの側にも対称的に分割され
て配置されるのが望ましい上述にて定義されたローター
または副組立体に加えて、軸線Xの廻りに回転するスリ
ーブ、ハブまたはプレート型本体のような中間部分6を
含んでいて、この部分6自体は一般にボルト止めによっ
て減速される軸3に固定され、この場合それぞれの「ロ
ーター」1はボルトによってこの中間部分に固定された
側にあるようになっている。
【0023】またそれ自体公知のように、それぞれのロ
ーター1はディスク2に加えて、このディスクと一体部
片にモールド成形される次のものを含んでいる。すなわ
ち−ディスク2の内径よりも小さい平均直径の固定カラ
ー7であって、中間部分6に対してこのカラーを固定す
るためのボルトを受入れるように企図された、ねじを切
られるか、またはねじを切られない軸線方向の孔8が貫
通している前記固定カラー7と、−空気間隙Eを境界す
るように企図された面とは反対側のディスク2の面にわ
たって突出する換気フィン9のリングと、−若干のフィ
ン9を軸線Xに向って伸長させ、それ自体はカラー7に
連結されているアーム10のリングと、−ディスクに大
体平行に伸長する環状リムまたはフランジ11であっ
て、フィン9の頂部を連結して、これらのフィン、ディ
スクおよびフランジ11の間に換気のための通路、すな
わち案内チャンネル12を形成する前記環状フランジ1
1と、を含んでいる。
【0024】それぞれのフィン9は2つの面によって境
界されているが、これらの2つの面は平行または実質的
に平行であって、対応する半径が増大する方向に考え
て、ローターの回転方向Rに対して後方に向くように対
応する半径に対して傾斜していて、これらの面は凹みが
後方を向くように湾曲されていて、対応する半径上のそ
れぞれの先端におけるそれぞれのフィンの面によって形
成される傾斜角度が40°よりも大きく、特に50から
60°までの程度になされている。
【0025】それぞれのフィン9は全範囲にわたって連
続的なようにディスク2およびフランジ11の間を軸線
方向に伸長されることができる。
【0026】しかし図示の望ましい実施例においては、
それぞれのフィン9は内方部分91および外方部分92
によって形成されていて、これらの部分はそれぞれ互い
にその延長上に配置されて互いにディスクの半径方向の
幅の3分の1またはそれよりも小さい長さにわたって伸
長する間隙93 だけ離隔されている。
【0027】アーム10は図2に示される実施例のよう
に軸線方向に曲げられて、ステーターの内側に向ってカ
ラー7内に「再度入り込み」、このようにしてローター
の中央部分の軸線方向の寸法を減少させるようになされ
るのが望ましい。
【0028】しかし、このアーム10はまた「直線」に
なすこともでき、その場合その中心線は単一の横方向の
平面内に実質的に含まれるようになされるのである。
【0029】それぞれのローターのアーム10の数は8
に等しくするのが有利である。
【0030】本発明が改善しようと企図していること
は、減速装置の作動の間に渦電流の発生によってディス
ク2内に生じる熱の消散である。
【0031】その目的のために通路すなわち案内チャン
ネル12の内部容積部分には軸線Xに平行に伸長し、2
つの軸線方向端部がそれぞれディスク2およびフランジ
11の2つの対向する面内に埋設される多数のインサー
ト13を設けられている。
【0032】これらのインサート13はともに熱伝導性
を有し、充分に変形に抵抗して特に加熱、遠心力および
外部からの損傷(泥、石等)を受けても、長期間の用役
の間定位置に強固に保持されるようになっている。
【0033】特に有利な実施例においては、このインサ
ート13は2つの鋼シートの間に挟持される銅シートよ
り構成されている。
【0034】これらのインサート13はそれぞれの先端
がこれらの先端を通るローターの半径に対して、これら
のインサートに円周方向に側部が隣接するフィンの部分
の対応する半径に対する傾斜角度に実質的に等しい角度
で傾斜されている。
【0035】この角度は一般に45°の程度になされる
のである。
【0036】それぞれのインサート13はディスクの半
径の長さの何分の一かの長さしか伸長しないようになす
のが有利であって、この何分の一かの長さは特に1/3
の程度になされるが、この長さはまた有利に1/4また
は1/2の程度になされることができる。
【0037】それぞれのインサート13は一定の厚さを
有するのが有利である。
【0038】この厚さは一般に5mmよりも小さく、例え
ば3または4mmに等しくなされるのである。
【0039】それぞれディスク2およびフランジ11内
へのそれぞれのインサートの埋設深さは前者に対しては
5から10mmまでの程度で、後者に対しては2から5mm
までの程度になすのが有利である。
【0040】それぞれのインサートは図示されたような
製造を容易にする平らな平均表面を有するが、有利な実
施例においては、この平均表面は円周方向にこれらのイ
ンサートに側部が隣接するフィン9の平均表面のように
実質的に僅かに湾曲することができる。
【0041】インサート13はローターの軸線の廻りに
等間隔に間隔をおかれて、対応する半径に対して実質的
に傾斜する同様のインサートのリングを形成するように
分布されるのが有利である。
【0042】この場合図示の実施例においては、これら
のリングの数は3に等しく、内側のリングはフィン9の
内方部分91 の位置で中断され、外側のリングは前記フ
ィンの外方部分92 の位置で中断されていて、間隙93
の半径位置に配置される中間のリングは全長にわたって
均一に伸長していて、これを構成するインサート13の
若干部分は少なくとも一部分前記間隙内に配置されてい
る。
【0043】インサートが互いに取巻くように配置され
ている多数のリングを形成する時に、これらのリング内
のインサートの数は異なることができる。
【0044】このようにして、45°だけ角度的に位置
をずらされた8つのフィン9およびインサート13の3
つのリングを含む図示の実施例においては、単一の案内
チャンネル12内、すなわち2つの引続くフィン9の間
に含まれるそれぞれのリング内のインサートの数は内側
リングおよび外側リングに対して6であり、中間リング
に対して7になされている。
【0045】図1から判るように、若干のインサートは
隣接するインサートの延長上にあるために占めるべき位
置に対して角度的に位置をずらされている。
【0046】従って、若干の冷却空気の流れは円の単一
の円弧に沿って拡がらないでジグザグ通路に沿って拡が
るようになされるのである。
【0047】これらの曲りくねった通路はこのような空
気の流れにそれぞれ対応する或る程度の攪乱を生じさ
せ、このことは熱の交換に有利に働くのである。
【0048】このような上述の「挿入」され、または
「埋設」されるインサートは如何なる所望の態様にて製
造されることもできる。
【0049】有利な実施例においては、サンドコア14
(図4)が最初に製造され、それぞれのコア内に多数の
インサート13が、完成されたローター内で占めるよう
に企図されたそれぞれの位置に埋設され、ディスクおよ
びフランジ内に埋設されるように企図されたこれらのイ
ンサートの反対両縁15が所望の埋設深さに等しい長さ
だけこのコア14から外方に突出するようになされるの
である。
【0050】縁部15を配置されたこれらのコア14は
次に、ローターを製造するように企図されたモールド1
6内にローターを形成するための液状強磁性材料17を
充填して鋳造する前に、モールド16内に配置されるの
である。
【0051】この鋳造の間に、材料17は完全に縁部1
5を包囲して、材料が凝固した後で、このようにモール
ド成形された部分がモールド16から取出され、コアを
構成しているサンドが特に振動スクリーンによって組立
体を振動させて除去され、ショットブラストによってこ
の部分を清浄化されるようになされるのである。
【0052】それ自体突出縁15を有するインサート1
3を装填されたコア14を製造するために、カバー19
およびサンド射出装置20に組合されたコアボックス1
8(図3)が有利に使用される。
【0053】このボックスの底部21は完成されたロー
ターのディスク2の面に要求される形状と同様の形状を
有し、この面が2つの連続するフィン9の間に角度をな
して配置されるローターの区画の1つを境界し、この底
部21は溝22によって凹まされて上述のインサート1
3の反対縁15を受入れることができるようになってい
る。
【0054】24にて開放されて甚だ小さい間隙を介在
させて前記インサート13を横切るプレート23は最初
底部21上に保持されるのである。
【0055】プレート23に対して垂直に測定した溝2
2の低部およびカバー19の平らな内面の間の距離は、
完成されたローターの軸線Xに平行に配向されるように
企図されたそれぞれのインサート13の寸法に等しい。
【0056】底部21内に収容されているランマー25
は、それぞれのインサート13を溝22およびプレート
23の連続した開口24によって形成されるハウジング
内に組込み、引続いてカバー19を閉じた後で、開放さ
れたプレート23をインサート13に沿って底部21か
らカバー19の内面まで動かし得るようになす。
【0057】プレート23のこの後者の位置は図3に破
線によって示されている。
【0058】コア14を形成するように企図されたサン
ドがインサート13の中央部分の廻りでコアボックス内
に射出されるのはこの段階であって、このサンドは射出
の終了時に硬化させるように企図された、モールド成形
材料の用語で公知の製品と混合されているのである。
【0059】図3に明瞭に示されているように、上述の
サンドコアから外方に突出するインサート13の部分
は、−一方では、底部21の溝22内に挿入される縁部
15であり、−他方では、カバー19の内面に当接して
開放したプレート23の開口内に収容され、次のこの面
に接触するように置かれる反対縁15、である。
【0060】溝22の深さおよびプレート23の厚さは
それぞれ一方では最終的なローターのディスク2内のイ
ンサート13の所望の埋設深さであり、他方ではこのロ
ーターのフランジ11内のインサート13の所望の埋設
深さに等しい値を与えられるのである。
【0061】サンドの硬化の後で、プレート23を取出
して、次に縁部15が突出した状態でインサート13を
支持するサンドコア14を取出し得るためには、カバー
19を開くだけで充分である。
【0062】その後で、利用される実施例の如何に拘わ
らず、ローターが最後に完成され、これの形状および利
点(特に冷却の明らかな改善および従って高温減速トル
ク(hot retardation torque)の著しい増大)が上述さ
れたものから充分に得られるのである。
【0063】言うまでもなく、上述の説明から、本発明
が上述の応用態様および企図された実施例に全く制限さ
れるものでなく、反対にこれらの総ての変形態様を広く
包含するものであることが理解されなければならない。
【0064】
【発明の効果】本発明は上述のように構成されているか
ら、従来技術の電磁的減速装置の欠点を排除し、その冷
却を改善し、従って、発生される制動トルクを改善する
ために多数の薄い密に間隔をおかれたフィンを有する電
磁的減速装置のローターを比較的経済的に提供できる優
れた効果が得られるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明により構成された電磁的減速装置の図2
の矢印Iに沿う部分的端面図。
【図2】本発明により構成された電磁的減速装置の、対
応するステーターが部分的に外郭線で示されるようにな
されている図1の線II−IIに沿う軸線方向の半分の部分
の断面図。
【図3】ローターを製造するための、本発明による装置
を示す図。
【図4】ローターを製造するための、本発明による装置
を示す図。
【符号の説明】
1 ローター組立体の副組立体すなわちローター 2 アマチュアディスク 3 減速される軸 4 減速装置のステーター 5 誘導子の極 6 ローター組立体の中間部分 7 固定カラー 8 軸線方向の孔 9 換気フィン 91 フィン9の内方部分 92 フィン9の外方部分 93 内方部分91 および外方部分92 の間の間隙 10 アーム E 空気間隙 X 軸線 11 環状フランジ 12 案内チャンネル 13 インサート 14 サンドコア 15 インサート13の反対両縁 16 モールド 17 液状強磁性材料 18 コウボックス 19 カバー 20 サンド射出装置 21 コアボックス18の底部 22 溝 23 プレート 24 プレート23の開口

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一面上で多数のフィン(9)が軸線方向
    に伸長するようになされた少なくとも1つのディスク
    (2)を含み、それぞれのフィン(9)が平行または実
    質的に平行で、対応する半径を有して傾斜された2つの
    面によって境界され、これらのフィン(9)の頂部がと
    もに環状フランジ(11)によって連結されていて、前
    記ディスク(2)、フィン(9)およびフランジ(1
    1)の組立体が総て強磁性材料によって一体部片にモー
    ルド成形されている電磁的減速装置のローターアマチュ
    アにおいて、前記ディスク(2)および前記フランジ
    (11)の間、前記ディスクおよび前記フランジと一体
    部片にモールド成形された前記フィン(9)の間に、前
    記ローターの軸線に平行に伸長し、その軸線方向の端縁
    (15)が小さい深さだけ前記ディスクおよび前記フラ
    ンジのそれぞれ2つの相互に対向する横方向の面内に埋
    設されるようになされた多数の熱伝導性の別々のインサ
    ート(13)を含んでいるローターアマチュア。
  2. 【請求項2】 前記インサート(13)がそれぞれの先
    端において、これらの先端を通るローターの半径に対し
    て、前記インサートに円周方向に側部が隣接しているフ
    ィン(9)の対応する半径に対する傾斜角度に実質的に
    等しい角度で傾斜している請求項1に記載されたロータ
    ー。
  3. 【請求項3】 それぞれの前記インサート(13)が前
    記ディスク(2)の半径方向の伸長量の何分の一しか伸
    長しないようになされている前掲請求項の何れか1項に
    記載されたローター。
  4. 【請求項4】 前記インサート(13)が前記ローター
    の軸線の廻りに互いに同様の等間隔に間隔をおかれて対
    応する半径に対して同様に傾斜するインサートのリング
    を形成するように分布されている請求項3に記載された
    ローター。
  5. 【請求項5】 それぞれの前記フィン(9)が内方部分
    (91 )および外方部分(92 )を含んでいて、これら
    の部分がそれぞれ他方の延長部に位置するようになされ
    ている前掲請求項の何れか1項に記載されたローター。
  6. 【請求項6】 前記インサート(13)の同心的なリン
    グの数が3に等しく、また内方のリングおよび外方のリ
    ングがともにそれぞれこれらの両方のリングを横切る前
    記フィンの部分(91 ,92 )の位置で中断されてい
    て、また中間のリングが前記フィンをこれの構成部分の
    間の間隙(93 )の位置にて横切ることにより前記ロー
    ターの全周にわたって伸長するようになされている請求
    項4および請求項5に記載されたローター。
  7. 【請求項7】 それぞれの前記インサート(13)が多
    数の取付けシューによって形成されていて、これらの内
    少なくとも1つが良好な熱伝導性の材料によって形成さ
    れていて、少なくとも1つの別のものが機械的に強力な
    材料によって形成されている前掲請求項の何れか1項に
    記載されたローター。
  8. 【請求項8】 前掲請求項の何れか1項に記載されたロ
    ーターを製造する方法において、サンドコア(14)が
    最初に製造され、これらのサンドコアのそれぞれの中に
    多数のインサート(13)が、完成されたローター内で
    占めるように企図されたそれぞれの位置に埋設されてい
    て、前記ディスク(2)および前記フランジ(11)内
    に埋設されるように企図されたこれらのインサートの反
    対両縁(15)が所望の埋設深さに等しい長さだけ前記
    コアから外方に突出していて、またモールド(16)内
    で液状強磁性材料(17)を鋳造する前に、これらのコ
    アが前記ローターを製造するように企図された前記モー
    ルド(16)内の位置に配置されるようになされている
    ローターの製造方法。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載されたように作動するコ
    ア(14)を製造する装置において、カバー(19)お
    よびサンド射出装置(20)に組合されるコアボックス
    (18)を含んでいて、前記ボックスの底部(21)が
    完成されたローターのディスク(2)の面に要求される
    形状と同じ形状を有し、この面が2つの連続するフィン
    (9)の間に配置されるこのローターの区画の1つを境
    界し、前記底部が溝(22)によって凹まされて、前記
    インサート(13)の反対縁(15)を受入れ得るよう
    になされていて、また前記インサートが準連続的に横切
    るようになされ、最初は前記ボックスの底部に位置する
    ように開放されているプレート(23)と、前記底部内
    に収容されるランマー(25)であって、それぞれのイ
    ンサートを溝(22)および前記開放されたプレート
    (23)の連続的な開口(24)によって形成されるハ
    ウジング内に組込んだ後で、前記開放されたプレートを
    インサートに沿って前記ボックスの底部からこのボック
    スのカバーの内面まで動かし得るようになす前記ランマ
    ー(25)とをさらに含んでいるコア(14)の製造装
    置。
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PT99467B (pt) 1999-02-26
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ES2100220T3 (es) 1997-06-16
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