JPH0610514B2 - 可撓管 - Google Patents

可撓管

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JPH0610514B2
JPH0610514B2 JP1341731A JP34173189A JPH0610514B2 JP H0610514 B2 JPH0610514 B2 JP H0610514B2 JP 1341731 A JP1341731 A JP 1341731A JP 34173189 A JP34173189 A JP 34173189A JP H0610514 B2 JPH0610514 B2 JP H0610514B2
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ball
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peripheral surface
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静夫 井上
徹 難波
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Kubota Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は可撓管に関する。
従来の技術 継手部を大きく屈曲できるようにした可撓管として、従
来たとえば実開昭63-128386号公報に示されるものがあ
る。これは、管の端部の外周に、外周面が球状に形成さ
れたボール形リングを溶接するとともに、この管と接合
すべき他の管の端部に、前記ボール形リングを収容可能
な広口のコアを形成して、コアの中でボール形リングが
自由に回転できるようにしたものである。
発明が解決しようとする課題 ところが、このような従来のものでは、管の端部の外周
にボール形リングを溶接しなければならず、しかも管内
流体の漏れを防止するために、ピンホールなどが生じな
いように慎重に溶接作業を行う必要があるため、その製
造に多大の困難を伴うという問題点を有する。
このような問題点を解決したものとして、たとえば特開
昭59-164484号公報には、管の端部の外周に球状部を一
体に形成したものが提案されている。
しかし、これら実開昭63-128386号公報や特開昭59-1644
84号公報に記載されたものは、いずれも、管の一端に広
口のコアを有するとともに、その他端に、他の管のコア
内に挿入される球状部を有しただけのものであり、可撓
管としての屈曲は隣り合う管どうしの間でしか行われな
い。したがって、一つの管当たりの屈曲角をあまり大き
くできないという問題点がある。
また、コア内に球状部を収容して屈曲構造を構成するも
のでは、球状部の離脱を防止するために、コアに係り合
うストッパリングをコアとは反対から球状部に係り合わ
せる必要がある。このストッパリングは、管胴部の外周
に配置しなければならない。
この点に関し実開昭63-128386号公報のものでは、上述
のような欠点のある溶接構造を採用しているゆえに、そ
のボール形リングを溶接する前にストッパリグを管胴部
の外周に配置することができる。
ところが特開昭59-164484号公報のもののように球状部
を一体に形成したのでは、この球状部の方からストッパ
イングを管胴部の外周に装着することができない。この
ためコアを管の端部にねじ込むようにして、そのねじ込
み前にストッパリングを装着可能なようにしている。
しかし、このようなねじ込み構造を採用すると、その部
分の構造が複雑になって製造性が悪いという問題点があ
る。また、コアを一体に形成する場合に比べ強度的に弱
く、たとえば管路中のある管を建物などの構造物に固定
した場合において、地盤沈下や地震などにより管路に大
きな引張力が作用すると、この固定した管のねじ部に過
大な力が作用して、破損が起きるおそれがあるという問
題点がある。
そこで本発明はこのような問題点を解決し、製造性が良
好であるとともに、強度上も問題がなく、しかも一つの
管当たりの屈曲角を大きくとることができる可撓管を得
ることを目的とする。
課題を解決するための手段 上記目的を達成するため本発明は、 鋳物製の管胴部の両端にそれぞれ球状のボール部が一体
に鋳造されたボール短管と、 各ボール部をそれぞれ収容可能であるとともに、各ボー
ル部の外周面に接する球状凹部をそれぞれ有した一対の
コアと、 周方向に分断されない連続体にて構成されるとともに、
前記ボール短管の鋳造時にこのボール短管の周囲にあら
かじめ配置されることにより前記管胴部に外ばめされ
て、この管胴部の側から各ボール部の外周面に係り合い
可能であるとともに、前記コアにも係り合い可能な一対
のストッパリングと、 各球状凹部とストッパリングとの間におけるコアの内周
面とボール部の外周面との間で圧縮される一対の環状シ
ール材とを有するようにしたものである。
作用 このようなものであると、ボール短管のボール部は鋳造
によって管胴部と同時に一体に形成されるため、従来の
ような溶接作業が不要となり、その製造性が良好なもの
となる。ボール短管はその両端にボール部を有し、両ボ
ール部がそれぞれコアに収容されているため、一つの可
撓管だけで良好な可撓性が得られる。またボール短管の
両端にそれぞれボール部を一体に形成したため、これら
ボール部に十分な強度を付与できるのみならず、ボール
短管の周囲に、このボール短管の鋳造時にあらかじめ配
置されるストッパリングを設けたため、ボール短管の両
端にともに一体のボール部を形成したにもかかわらず、
両ボール部に確実にストッパリングを作用可能な構造が
得られる。
実施例 第1図および第2図は、本発明の一実施例の可撓管の構
成を示す。ここで1はボール短管であり、管胴部2を有
している。管胴部2の両端には、球状のボール部3が、
それぞれ管胴部2と一体に鋳造によって形成されてい
る。ボール短管1の外周には、管胴部2の側から各ボー
ル部3にそれぞれ係り合い可能な一対のストッパリング
4が配置されている。ストッパリング4は、図2に示す
ように、周方向に分断されない連続体にて構成されてお
り、その外周には、外向きの菊座部5が形成されてい
る。
ボール短管1の両端にはコア6がそれぞれ接合されてい
る。各コア6はボール部3を収容可能なように広口に形
成され、その奥部には、このコア6に差し込まれるボー
ル部3の外周面に接する球状凹部7が形成されている。
コア6の開口部の内周には内向きの菊座部8が形成され
ており、この菊座部8は、ストッパリング4の菊座部5
と係り合い可能とされている。これにより、コア6の中
に入り込んでボール部3に係り合ったストッパリング4
が、コア6にバヨネット結合可能となっている。
ストッパリング4とコア6とがバヨネット結合したとき
に両菊座部5,8の谷部どうしによって形成される空間
には、スペーサ9が挿入される。このスペーサ9は、コ
ア6の外周からこのコア6を貫通してねじ込まれる固定
ボルト10によって、所定位置に固定される。
球状凹部7とストッパリング4との間におけるコア6の
内周面とボール部3の外周面との間には、ゴム製の環状
シール材11が圧縮状態で配置されている。コア6におい
て、ボール部3の収容部とは反対側の端部には、他の管
との結合部12が形成されている。図示の例では、接合部
12はフランジにて構成されている。
次にボール短管1の製造方法を第3図および第4図にも
とづいて説明する。まず、あらかじめボール短管1の消
失模型13を製造し、それを軸心方向の中央部で2分割し
て分割型14a,14bを形成しておく。
そして、まず第3図に示すように立てた状態の分割型14
aと湯道15と湯口16とを鋳枠17の内部に設置し、かつ分
割型14aの外周面との間に間隔をあけた状態でこの分割
型14aのまわりに一対のストッパリング4を配置して、
適当高さまで鋳物砂18を砂込めする。次に、他方の分割
型14bを一方の分割型14aの上に設置し、接着剤などを
用いて相互に一体に固定し、消失模型13を形成する。ま
た、第4図に示すようにこの消失模型13の全体を埋める
ように鋳物砂18を砂込めし、湯口11の上端に湯鉢19をの
せて、砂込作業を完了する。
その後、湯鉢19から溶湯を供給することによって、消失
模型13の部分に溶湯が満たされる。この溶湯が冷却固化
した後、鋳物砂18を除去することによって、第1図に示
すように両端のボール部3,3どうしの間の管胴部2の
外周にストッパリング4が外ばめされたボール短管1が
得られる。
ボール短管1と一対のコア6,6とを接合して可撓管を
構成する際には、まずコア6の中に環状シール材11を装
着した後に、このコア6の中へボール短管1のボール材
部3を挿入して、これを環状凹部7に接触させる。これ
により、同時に環状シール11の圧縮が行われる。次に、
ストッパリング4を管胴部2からボール部3に向けて移
動させ、このストッパリング4をボール部3に接触させ
るとともに、菊座部5,8どうしを互いにバヨネット結
合させる。そして、所定位置にスペーサ9を差し込ん
で、これをボルト10により固定する。
このようなものであると、コア6とボール部3とが互い
に相対的に回転することで、可撓性が付与される。スペ
ーサ9を設けたことから、コア6とストッパリング4と
が互いに回転することが防止され、もって菊座部5,8
どうしの係り合いが外れてコア6とボール部3とが離脱
するような事態の発生が防止される。
発明の効果 以上述べたように本発明によると、ボール短管のボール
部が鋳造によって管胴部と同時に一体に形成されるもの
であるため、従来のような溶接作業が不要となって、そ
の製造性を良好なものとすることができるのみならず、
ボール短管の両端にボール部を形成したため一つの可撓
管だけで十分な可撓性を得ることができ、両ボール部は
ともにボール短管と一体に鋳造されているため十分な強
度をもつことができ、しかもボール短管の鋳造時にあら
かじめ配置されるストッパリングをこのボール短管の周
囲に設けたため、ボール短管の両端にともに一体のボー
ル部を形成したにもかかわらず、両ボール部に確実にス
トッパリングを作用可能に構成することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の可撓管の一部を切り欠いて
示す正面図、第2図は第1図におけるII−II線の断面
図、第3図および第4図はボール短管の製造工程を示す
図である。 1……ボール短管、2……管胴部、3……ボール部、4
……ストッパリング、6……コア、7……球状凹部、11
……環状シール材。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】鋳物製の管胴部の両端にそれぞれ球状のボ
    ール部が一体に鋳造されたボール短管と、 各ボール部をそれぞれ収容可能であるとともに、各ボー
    ル部の外周面に接する球状凹部をそれぞれ有した一対の
    コアと、 周方向に分断されない連続体にて構成されるとともに、
    前記ボール短管の鋳造時にこのボール短管の周囲にあら
    かじめ配置されることにより前記管胴部に外ばめされ
    て、この管胴部の側から各ボール部の外周面に係り合い
    可能であるとともに、前記コアにも係り合い可能な一対
    のストッパリングと、 各球状凹部とストッパリングとの間におけるコアの内周
    面とボール部の外周面との間で圧縮される一対の環状シ
    ール材と、 を有することを特徴とする可撓管。
JP1341731A 1989-12-28 1989-12-28 可撓管 Expired - Fee Related JPH0610514B2 (ja)

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