JP2010180958A - 管継手 - Google Patents

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実 澤田
Junichi Takahashi
純一 高橋
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Abstract

【課題】互いに接続した受口部材と挿口部材との軸方向の抜け出しを確実に防止する管継手を提供すること。
【解決手段】ケース1及び押輪5を軸方向に嵌挿した後に、ケース1及び押輪5を周方向に相対回動し、ケース1の内周膨出部及び押輪5の外周膨出部が軸方向に互いに係合することで、ケース1及び押輪5の軸方向の抜け出しが規制された状態で接続される管継手において、ケース1には、外方に向かって延び出た端面33bが形成されており、押輪5には、外方に向かって延び出た延出部19が形成されており、ケース1及び押輪5が一方向の周方向に相対回動した後に、該相対回動により端面33b及び延出部19が周方向に互いに離間した離間箇所にピース20が取付けられ、ピース20と端面33b及び延出部19との係合により、接続されたケース1及び押輪5の逆方向の相対回動が規制されるようにした。
【選択図】図7

Description

本発明は、内周面に内径方向に膨出する内周膨出部が形成された受口部材と、外周面に外径方向に膨出する外周膨出部が形成された挿口部材と、を備え、両膨出部が周方向に互いに異なる位置で両部材を軸方向に嵌挿した後に、両部材を周方向に相対回動し、両膨出部が軸方向に互いに係合することで、両部材の軸方向の抜け出しが規制された状態で接続される管継手に関する。
従来、受口部材と挿口部材とを接続する管継手において、受口部材における隣接する内周膨出部同士の間に、挿口部材の外周膨出部を嵌入して、受口部材と挿口部材とを周方向に相対回動することで、受口部材の内周膨出部と挿口部材の外周膨出部とが軸方向に係合した後、挿口部材の外周面側から螺入したネジの先端部を受口部材の外周面に径方向に押し付けることで、挿口部材を受口部材に固定して、挿口部材が受口部材から抜け出ることを防止している(例えば、特許文献1参照)。
実開平1−69989号公報(第9頁、第2図)
しかしながら、特許文献1の管継手にあっては、地震等の不測の外力が受口部材と挿口部材とに作用した場合には、ネジにより規制できずに受口部材と挿口部材とが相対回動してしまい、内周膨出部と外周膨出部との軸方向の係合が外れ、受口部材と挿口部材とが軸方向に抜け出る虞がある。
本発明は、このような問題点に着目してなされたもので、互いに接続した受口部材と挿口部材との軸方向の抜け出しを確実に防止する管継手を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明の請求項1に記載の管継手は、
内周面に内径方向に膨出する内周膨出部が形成された受口部材と、外周面に外径方向に膨出する外周膨出部が形成された挿口部材と、を備え、前記両膨出部が周方向に互いに異なる位置で前記両部材を軸方向に嵌挿した後に、前記両部材を周方向に相対回動し、前記両膨出部が軸方向に互いに係合することで、前記両部材の軸方向の抜け出しが規制された状態で接続される管継手であって、
前記両部材には、それぞれ、外方に向かって延び出た延出部が形成されており、
前記両部材が一方向の周方向に相対回動した後に、該相対回動により前記両延出部が周方向に互いに離間した離間箇所に規制部が取付けられ、該規制部と前記両延出部との係合により、接続された前記両部材の逆方向の相対回動が規制されるようにしたことを特徴としている。
この特徴によれば、内周膨出部が形成された受口部材と、外周膨出部が形成された挿口部材とが、一方向の周方向に相対回動して接続された後に、地震等の不測の外力が生じて、両部材に逆回動の方向に力が加わっても、相対回動により両延出部が周方向に互いに離間した離間箇所に規制部が取付けられ、この規制部と両延出部との係合により、接続された両部材の逆方向の相対回動が規制されることで、両膨出部の軸方向の係合が維持され、両部材の抜け出しを防止できる。
本発明の請求項2に記載の管継手は、請求項1に記載の管継手であって、
前記一方の部材には、外方に向かって張り出た張出部が形成されており、該張出部と前記他方の部材の延出部との係合により、接続された前記両部材の一方向の周方向の更なる相対回動が規制されるようにしたことを特徴としている。
この特徴によれば、両部材が一方向の周方向に相対回動して接続された後に、不測の外力が生じて、両部材に一方向の周方向に力が加わっても、他方の部材の逆方向の相対回動を規制する延出部を利用して、一方の部材の張出部との係合により、接続された両部材の一方向の周方向の更なる相対回動が規制されることで、両膨出部の軸方向の係合を確実に維持できる。
本発明の請求項3に記載の管継手は、請求項2に記載の管継手であって、
前記一方の部材の前記延出部及び前記張出部は、該一方の部材に周方向に形成された凹溝の両端壁部であり、前記他方の部材の前記延出部は、前記凹溝内を移動可能に嵌挿するようにしたことを特徴としている。
この特徴によれば、一方の部材の延出部及び張出部は、周面に周方向に形成された凹溝の両端壁部であり、他方の部材の延出部は、凹溝内を移動可能に嵌挿するようにしたことで、両部材を相対回動するときに、外方に延び出た延出部や張出部による干渉が無く回動し易い。
本発明の請求項4に記載の管継手は、請求項3に記載の管継手であって、
前記規制部は、前記凹溝内に収容されるようにしたことを特徴としている。
この特徴によれば、規制部を凹溝内に収容するだけで、規制部を両延出部の離間箇所に容易に取付けできることになる。
本発明の請求項5に記載の管継手は、請求項1ないし4のいずれかに記載の管継手であって、
前記離間箇所に取付けた前記規制部の脱落を防止する脱落防止具が、前記両部材のいずれかに設けられていることを特徴としている。
この特徴によれば、離間箇所に取付けた規制部が、両部材のいずれかに設けられている脱落防止具により、離間箇所から脱落することなく両部材の相対回動を規制できる。
実施例における管継手を示す断面図である。 図1の状態から撓曲した管継手を示す断面図である。 (a)は、ケースの側面図であり、(b)は、(a)のA−A断面図であり、(c)は、(a)のB−B断面図である。 (a)は、押輪の側面図であり、(b)は、同じく正面図であり、(c)は、(a)のC−C断面図である。 図3(a)の状態から押輪が嵌挿されたケースの側面図である。 押輪がケースに対して一方向の周方向に回動した状態を示すケースの斜視図である。 図6の状態からピースが押輪に取付けられた状態を示すケースの側面図である。 図7のD−D断面図である。
本発明に係る管継手を実施するための形態を実施例に基づいて以下に説明する。
実施例に係る管継手につき、図1から図8を参照して説明する。以下、図3(b)の上下左右側をケースの上下左右側、紙面手前側をケースの前方側(正面側)として説明する。
先ず図1の符号1、1は、基部のフランジ13を介して、内部を上水が流れる図示しない流体管の各端部に接続される受口部材としての1対のケースである。該流体管の各端部間に、各ケース1と、各ケース1に夫々接続される挿口部材としての各押輪5と、各ケース1及び各押輪5が外嵌する各球面リング2と、各球面リング2が外嵌する連結管8と、から構成される管継手が設けられる。そして、この管継手を介して各流体管が結合した後に、地震等の不測の外力が生じて各流体管同士の相対位置が変化しても、この管継手が撓曲することで、各流体管の結合状態が維持できる(図2参照)。
図1及び図2に示されるように、各ケース1は、互いの対向部は概ね球面状に開口している。また、各ケース1内には、内外周面が球面状をなす球面リング2が、ケース1の開口端部内面の拡径凹部14に挿入したパッキン3を介して、摺動自在に嵌合されている。
ケース1と押輪5の接続について説明すると、ケース1の先端の内周面に内径方向に膨出して形成された内周膨出部4が、押輪5における外周凹溝17に嵌合されるとともに、押輪5の先端の外周面に外径方向に膨出して形成された外周膨出部6が、ケース1における内周凹溝31に嵌合されることで、押輪5がケース1に接続されている。押輪5の内周面は曲面を形成し、球面リング2の外周面に摺動自在に面接触している。また、図2に示されるように、管継手が撓曲した場合は、各押輪5が対向する端面と、各球面リング2の対向する端部である筒部7が当接し、球面リング2が押輪5及びケース1に過挿入されることが規制される。
各球面リング2内には、連結管8が、筒部7の内面の凹溝内に挿入されたダストスポンジ9と、球面リング2の内面中間部の凹溝内に挿入されたパッキン11と、を介して摺動自在に嵌合されている。
連結管8の両端部外周面に形成された環状凹溝8aには、円周方向の一部が切欠されたストッパリング10が嵌合されて固定されている。図2に示されるように、ストッパリング10は、球面リング2の内面中間部の膨出部2aが当接することで、連結管8が球面リング2から抜け出ることを防止する。
次に、管継手の組立て要領について説明する。図1に示されるように、管継手は連結管8を中心として左右方向に略対称に構成されており、先ず、図示左方側の球面リング2及び押輪5と連結管8との組立てについて説明すると、押輪5を球面リング2に嵌合した後に、球面リング2の内周面の所定箇所にダストスポンジ9,パッキン11を装着し、この球面リング2を連結管8に嵌合する。次いで、連結管8の端部の環状凹溝8aに、球面リング2の図示左方の開口から挿入したストッパリング10を嵌合して固定する。
次に、図示右方側の球面リング2及び押輪5と連結管8との組立てについて、上記と同じ要領により行う。そして、各球面リング2にケース1を外嵌して、ケース1を押輪5に接続させることで、図1に示されるような管継手が組立てられる。
次に、本実施例におけるケース1の構成及び押輪5の構成について具体的に説明する。図3(a)〜(c)に示されるように、ケース1は、環状に形成されており、その内周面には、内径方向に膨出した内周膨出部4,4’,4”が周方向に略等間隔おきに形成されている。尚、内周膨出部4’と内周膨出部4”は、内周膨出部4と同じ構成であり、説明の便宜上異なる符号を付している。
ケース1の図3(b)左方側に示す先端面には、周方向の一部、より具体的には内周膨出部4’と内周膨出部4”との間部及び内周膨出部4’の端部にかけて、ケース1の内奥側に凹む凹溝33が、形成されている(図3(c)参照)。凹溝33は、より具体的には、周方向の両端に、張出部(若しくは延出部)としての端壁部33aと,延出部(若しくは張出部)としての33bと、ケース1の先端面を構成する底面33cとを有している。すなわち、両端壁部33a,33bは、底面33cよりも外方に向かって延び出ている。
また、ケース1内周面において、内周膨出部4,4’,4”よりも内奥側には、内径方向に突出する突出部34が周方向に亘って形成されており、この突出部34と内周膨出部4,4’,4”とにより、内周膨出部4,4’,4”の内奥側に前述の内周凹部31が周方向に沿って形成される。
図4(a)〜(c)に示されるように、押輪5は環状に形成されており、その図4(b)左方側における外周面には、外径方向に膨出した外周膨出部6が周方向に略等間隔おきに複数形成されている。
また、外周膨出部6における周方向の寸法は、ケース1の互いに隣接する内周膨出部同士の間における周方向の寸法よりも若干短寸であり、互いに隣接する外周膨出部6同士の間における周方向の寸法は、ケース1の内周膨出部における周方向の寸法よりも若干長寸であるように形成されており、各外周膨出部6が、隣接する内周膨出部同士の間に夫々嵌挿され、各内周膨出部が、隣接する外周膨出部6,6の間に嵌挿されるようになっている。
また、押輪5の図4(b)右方側における外周面には、外径方向に膨出する膨出部18が周方向に亘って形成されており、この膨出部18と外周膨出部6とにより、その間に前述の外周凹部17が周方向に沿って形成される。
更に、この膨出部18における図4(a)の右方側の位置には、軸方向外方に向かって延び出た延出部19が形成され、図4(a)の右方側の外周膨出部6と対向する位置には、後述する規制部としてのピース20を押輪5に取付けるための取付孔21,21が形成されている。
図6に示されるように、ピース20は、前記した凹溝33に対応して緩く湾曲した板状部材から成り、押輪5に取付けるための取付孔20a,20aが形成されている。
次に、ケース1と押輪5との接続について具体的に説明すると、図5に示されるように、延出部19が凹溝33における端壁部33b側に位置するように、ケース1と押輪5との相対位置を合わせる。この相対位置において、内周膨出部4,4’,4”と外周膨出部6とが周方向に互いに異なる位置に配置されるようになっている。そして、各外周膨出部6を、隣接する内周膨出部同士の間に挿通して、押輪5をケース1に軸方向に嵌挿する。
次いで、押輪5をケース1に軸方向に嵌挿した後に、押輪5をケース1に対して一方向の周方向に(本実施例では、図示右回り(図示白抜矢印方向参照))に相対回動することで、外周膨出部6が内周凹部31(図3(b)参照)を周方向に沿って相対移動するとともに、内周膨出部4,4’,4”が外周凹部17(図4(b)参照)を周方向に沿って相対移動することになる。また、内周膨出部4,4’,4”及び外周膨出部6の相対移動の際に、図6に示されるように、延出部19は、凹溝33に沿って周方向に端壁部33b側から端壁部33a側まで相対回動する。
そして、延出部19が凹溝33の端壁部33aに近接若しくは当接するまで、押輪5をケース1に対して一方向の周方向に相対回動する。この相対回動により、内周膨出部4,4’,4”と外周膨出部6とが、それぞれ、周方向に略同じ位置に配置され(図7参照)、すなわち、内周膨出部4,4’,4”と外周膨出部6とが軸方向に互いに係合し、押輪5及びケース1の軸方向の抜け出しが規制された状態で接続される。また、この相対回動により、凹溝33内に、延出部19と端壁部33bとが周方向に互いに離間した離間箇所が形成されることになる。
次いで、ピース20を、延出部19と、凹溝33の端壁部33bとの間に位置するように、凹溝33内に収容して配置し(図示黒塗矢印参照)、図7及び図8に示されるように、ピース20の取付孔20aと押輪5の取付孔21とに、ピース20の脱落を防止する脱落防止具としてのピン29を挿通することにより、ピース20を押輪5に取付ける。
よって、内周膨出部4,4’,4”が形成されたケース1と、外周膨出部6が形成された押輪5とが、一方向の周方向に相対回動して接続された後に、地震等の不測の外力が生じて、ケース1及び押輪5の逆回動の方向に力が加わっても、ピース20が、押輪5の延出部19と、ケース1の延出部としての端壁部33bとの間に位置するように配置されているため、ピース20と延出部19及び端壁部33bとの係合により、接続されたケース1及び押輪5と逆方向の相対回動が規制されることで、内周膨出部4,4’,4”及び外周膨出部6の軸方向の係合が維持され、ケース1及び押輪5の抜け出しを防止できる。
一方、押輪5をケース1に嵌挿した後に、ケース1の延出部19が押輪5の張出部としての端壁部33a側に位置している。よって、ケース1及び押輪5が一方向の周方向に相対回動して接続された後に、不測の外力が生じて、ケース1及び押輪5に該一方向の周方向に力が加わっても、ケース1の逆方向の相対回動を規制する延出部19を利用して、押輪5の端壁部33aとの係合により、接続されたケース1及び押輪5の一方向の周方向の更なる相対回動が規制されることで、ケース1及び押輪5の軸方向の係合を確実に維持できる。
尚、本実施例では、押輪5の延出部19が、ケース1の一方の端壁部33bから離間して他方の端壁部33aにかけて移動し、離間箇所にピース20を取付けることで、端壁部33bが延出部として構成され、端壁部33aが張出部として構成されることになるが、例えば、ケース1及び押輪5が上述とは逆方向に相対回動して、延出部19が、端壁部33aから離間して端壁部33bにかけて移動し、離間箇所にピース20を取付ける場合は、端壁部33aが延出部として構成され、端壁部33bが張出部として構成されることになる。
また、押輪5をケース1に嵌挿した状態では、押輪5の延出部19は、ケース1の凹溝33内を周方向に移動可能に嵌挿されている。このような構成によれば、ケース1及び押輪5を相対回動するときに、底面33cよりも外方に延び出た端壁部33a,33bによる干渉が無く回動し易い。
また、前述したように、延出部19及び端壁部33bが周方向に互いに離間した離間箇所にピース20が取付けられる。つまり、ピース20を凹溝33内に収容するだけで、ピース20を延出部19及び端壁部33bの離間箇所に容易に取付けできることになる。
更に、ピン29によりピース20を押輪5に取付けることで、延出部19と端壁部33bとの離間箇所から脱落することなくケース1と押輪5との相対回動を規制できる。
以上、本発明の実施例を図面により説明してきたが、具体的な構成はこれら実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
例えば、前記実施例では、管継手が設けられる流体管の内部を流れる流体が上水であるが、流体は必ずしも上水に限らず、例えば工業用水であってもよいし、また気体や気液混合状態の流体が流れる流体管に本実施例の管継手を適用してもよい。
また、前記実施例では、管継手を構成する部材として、受口部材としてのケース1と挿口部材としての押輪5が示されているが、受口部材及び挿口部材は、互いに軸方向に接続される部材であれば、必ずしもケース及び押輪に限られず、他の部材であっても構わない。
また、前記実施例では、ケース1,1、連結管8、球面リング2,2、及び押輪5,5から構成されることにより、不測の外力が生じて各流体管の相対位置が変化しても、撓曲することで各流体管の結合状態を維持する特段の機能を備えた管継手を適用しているが、上記の管継手に必ずしも限らず、例えば、1つのケースと1つの押輪とで構成された通常の管継手が各流体管に連結する管継手であってもよい。
また、前記実施例では、受口部材であるケース1の張出部としての端壁部33aと、挿口部材である押輪5の延出部19とにより、ケース1及び押輪5の一方向の周方向の更なる相対回動が規制されているが、例えば、挿口部材に外方に向かって張り出た張出部が形成され、受口部材の延出部と前記挿口部材の張出部とにより、受口部材及び挿口部材の一方向の周方向の更なる相対回動が規制されてもよい。
また、前記実施例では、受口部材であるケース1の延出部としての端壁部33bは、ケース1の端面である凹溝33の底面33cから延び出て形成されるとともに、挿口部材である押輪5の延出部19は、押輪5の端面から延び出て形成されているが、例えば、受口部材の内周面に内径方向に延び出た延出部が形成され、挿口部材の外周面に外径方向に延び出た延出部が形成され、両延出部により、受口部材及び挿口部材の逆方向の相対回動が規制されてもよい。また、受口部材であるケース1の張出部としての端壁部33aは、ケース1の端面である凹溝33の底面33cから張り出て形成されているが、例えば、受口部材の内周面に内径方向に張り出た張出部が形成されるとともに、挿口部材の外周面に外径方向に延び出た延出部が形成され、該張出部及び該延出部により、受口部材及び挿口部材の一方向の周方向の更なる相対回動が規制されてもよい。
1 ケース(受口部材)
4 内周膨出部
5 押輪(挿口部材)
6 外周膨出部
19 延出部
20 ピース(規制部)
29 ピン(脱落防止具)
33 凹溝
33a 端壁部(張出部、延出部)
33b 端壁部(延出部、張出部)

Claims (5)

  1. 内周面に内径方向に膨出する内周膨出部が形成された受口部材と、外周面に外径方向に膨出する外周膨出部が形成された挿口部材と、を備え、前記両膨出部が周方向に互いに異なる位置で前記両部材を軸方向に嵌挿した後に、前記両部材を周方向に相対回動し、前記両膨出部が軸方向に互いに係合することで、前記両部材の軸方向の抜け出しが規制された状態で接続される管継手であって、
    前記両部材には、それぞれ、外方に向かって延び出た延出部が形成されており、
    前記両部材が一方向の周方向に相対回動した後に、該相対回動により前記両延出部が周方向に互いに離間した離間箇所に規制部が取付けられ、該規制部と前記両延出部との係合により、接続された前記両部材の逆方向の相対回動が規制されるようにしたことを特徴とする管継手。
  2. 前記一方の部材には、外方に向かって張り出た張出部が形成されており、該張出部と前記他方の部材の延出部との係合により、接続された前記両部材の一方向の周方向の更なる相対回動が規制されるようにしたことを特徴とする請求項1に記載の管継手。
  3. 前記一方の部材の前記延出部及び前記張出部は、該一方の部材に周方向に形成された凹溝の両端壁部であり、前記他方の部材の前記延出部は、前記凹溝内を移動可能に嵌挿するようにしたことを特徴とする請求項2に記載の管継手。
  4. 前記規制部は、前記凹溝内に収容されるようにしたことを特徴とする請求項3に記載の管継手。
  5. 前記離間箇所に取付けた前記規制部の脱落を防止する脱落防止具が、前記両部材のいずれかに設けられていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の管継手。
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