JPH0610508Y2 - 遠隔制御の可能なテ−プレコ−ダ - Google Patents

遠隔制御の可能なテ−プレコ−ダ

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JPH0610508Y2
JPH0610508Y2 JP17347286U JP17347286U JPH0610508Y2 JP H0610508 Y2 JPH0610508 Y2 JP H0610508Y2 JP 17347286 U JP17347286 U JP 17347286U JP 17347286 U JP17347286 U JP 17347286U JP H0610508 Y2 JPH0610508 Y2 JP H0610508Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は遠隔制御が可能なテープレコーダに係り、特に
テープレコーダ本体から遠隔制御部に直流を含む信号を
伝送し、遠隔制御部の操作によってテープレコーダ本体
側がこの直流を含む信号の変化を検出するようにした遠
隔制御が可能なテープレコーダに関する。
〔考案の概要〕
本考案の遠隔制御可能なテープレコーダは、テープレコ
ーダ本体に、遠隔制御部を備えるヘッドフォンを接続
し、テープレコーダ本体から遠隔制御部に伝送される直
流を含む信号が遠隔制御部の操作によって制御されたこ
とが、テープレコーダ本体で検出され、これによりテー
プレコーダ本体のモード切換え部が制御されるようにし
た遠隔制御の可能なテープレコーダにおいて、遠隔制御
部は、遠隔制御用の常開ノンロックスイッチ及びヘッド
フォンへの直流を阻止するためのコンデンサを備え、テ
ープレコーダ本体は、常開ノンロックスイッチのオン動
作を検出し、その検出出力に基づいてモード切換え部を
制御する検出回路と、テープレコーダ本体及びヘッドフ
ォンの両接続端子が接続されてから所定時間が経過した
後、検出回路からモード切換え部への制御信号の供給を
許容するタイミング回路とを備える様になされ、検出回
路の誤動作を防止するようになされている。
〔従来の技術〕
テープレコーダ本体に対し、ヘッドフォンに遠隔制御部
とプラグを設け、テープレコーダ本体のジャックにヘッ
ドフォンのプラグを差し込んで、遠隔制御部からのモー
ド切換操作に応じてテープレコーダ本体側はこのモード
切換操作を検出して再生等のモード切換えを行なえる様
にした遠隔制御可能なテープレコーダが知られている。
この様なテープレコーダでは遠隔制御信号の伝送線を音
声信号の伝送線と兼用するために、テープレコーダ本体
側からヘッドフォンに伝送する音声信号中に直流分を重
畳している。
ヘッドフォン側の遠隔制御部でモード切換スイッチを操
作すると、テープレコーダ本体側の検出回路は、この直
流分の変化を検出して、遠隔制御部でのモード切換指示
通りの動作を行なっている。
そして、遠隔制御部に用いられるモード切換用スイッチ
としては、従来常閉ノンロックスイッチが用いられてい
た。
〔考案が解決しようとする問題点〕
この様な常閉スイッチを遠隔制御部に用いた場合には次
の如き欠点がある。
(イ)常閉ノンロックスイッチの接触圧のバラツキによ
り、スイッチの残留抵抗が一様にならない。
(ロ)スイッチ自体が大きくなるため、遠隔制御部が大
型になる。
(ハ)価格が高くなる。
本考案は叙上の欠点をすべて解決するために、遠隔制御
部のモードスイッチに常閉ノンロックスイッチを用いる
ことを考えた。
ところで、常閉ノンロックスイッチを用いる場合、遠隔
制御部には直流分をカットするためのコンデンサを内蔵
する必要があるが、このコンデンサは電源を“オン”さ
せた時、或はヘッドフォンプラグをテープレコーダ本体
のジャックから抜くときに充放電を起すため音声信号に
重畳した直流電圧が変化し、テープレコーダ本体内の検
出回路は、これをモードスイッチが動作されたと誤検出
する虞がある。
かかる点に鑑み、本考案は、遠隔制御部の常開ノンロッ
クスイッチが操作されたことを検出する検出回路の誤動
作を防止し得る、遠隔制御の可能なテープレコーダを提
供するものである。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、テープレコーダ本体(10)に、遠隔制御部(2)
を備えるヘッドフォン(1R)、(1L)を接続し、テープレコ
ーダ(10)本体から遠隔制御部(2)に伝送される直流を含
む信号が遠隔制御部(2)の操作によって制御されたこと
が、テープレコーダ(10)本体で検出され、これによりテ
ープレコーダ本体(10)のモード切換え部(15R)、(15L)が
制御されるようにした遠隔制御の可能なテープレコーダ
において、遠隔制御部(2)は、遠隔制御用の常開ノンロ
ックスイッチ(6R)、(6L)及びヘッドフォン(1R)、(1L)へ
の直流を阻止するためのコンデンサ(5R)、(5L)を備え、
テープレコーダ(10)本体は、常開ノンロックスイッチ(6
R)、(6L)のオン動作を検出し、その検出出力に基づいて
モード切換え部(15R)、(15L)を制御する検出回路(13
R)、(13L)と、テープレコーダ本体(10)及びヘッドフォ
ン(1R)、(1L)の両接続端子P、Jが接続されてから所定
時間が経過した後、検出回路(13R)、(13L)からモード切
換え部(15R)、(15L)への制御信号の供給を許容するタイ
ミング回路(17)とを備えるものである。
〔作用〕
本考案の遠隔制御の可能なテープレコーダによれば、遠
隔制御部(2)を有するヘッドフォンプラグがテープレコ
ーダ本体側のジャックJに挿入され、且つ常開ノンロッ
クスイッチがオンされて所定時間後に検出回路出力が取
り出されるのを許容する様にしたために、遠隔制御側の
直流阻止コンデンサの影響による誤検出が防止出来る。
〔実施例〕
以下、本考案の遠隔制御の可能なテープレコーダの一実
施例を第1図乃至第3図について説明する。
第1図は本考案の遠隔制御の可能なテープレコーダの系
統図で、以下これについて説明する。第1図で、(1L)、
(1R)は左右ヘッドフォン(スピーカ型のもの及びイヤー
ホンを含む)を示し、このヘッドフォンとそのプラグP
のワイヤ間には遠隔制御部(2)が設けられている。
遠隔制御部(2)には、左右ヘッドフォン(1L)、(1R)が接
続される出力端子(3L)、(3R)と、接地端子(3G)とを有
し、更に、プラグPに接続された左右信号用入力ワイヤ
及び接地用のシールドワイヤ等を接続する左右の入力端
子(8L)、(8R)と接地用入力端子(8G)を有する。入力端子
(8L)、(8R)及び接地用入力端子(8G)間には、夫々直流阻
止用コンデンサ(5L)、(5R)と可変抵抗器(4L)、(4R)が直
列接続される。更に、可変抵抗器(4L)、(4R)の可動子は
夫々出力端子(3L)、(3R)に接続され、これを調整するこ
とにより遠隔制御部(2)内で左右音声信号のレベル調整
が出来るようになされている。
コンデンサ(5L)、(5R)は例えば330μFの値に選ばれ、
音声信号中に含まれて伝送される直流分を阻止する。
左右入力端子(8L)、(8R)と接地出力端子(3G)間には、上
述のコンデンサ(5L)、(5R)と可変抵抗器(4L)、(4R)の直
列回路と並列に抵抗器(7L)、(7R)と常開ノンロックスイ
ッチ(6L)、(6R)の直列回路が夫々接続されている。
抵抗器(7L)、(7R)は例えば180Ωに選ばれ、後述する、
テープレコーダ本体(10)内の抵抗器R13、R14(そ
の抵抗値は共に750Ω)と共にプルアップ抵抗器を構成
している。
又、常開ノンロックスイッチ(6L)、(6R)は夫々再生(テ
ープ走行)/停止及びテープ走行方向の正/逆を制御す
るためのスイッチであり、スイッチの押圧で生ずる直流
電圧変化でテープレコーダを再生→停止→再生→停止及
びテープ走行方向の正→逆→正→逆を繰り返し制御する
様になされている。
ジャックJには、プラグPのチップ部、リング部及びス
リーブ部がジャックJ側の各バネの全ての接点に接触し
た後に“オン”されるスイッチPJが設けられる。ジャ
ックJに示す符号L、Rは左右音声出力端子、Eは接地
端子を示している。
テープレコーダ本体(10)に於いて、端子(12L)、(12R)に
は、図示を省略した再生回路から左右音声信号が入力さ
れ、パワーアンプ(11L)、(11R)と直流阻止用コンデンサ
(9L)、(9R)(その容量は共に330μF)を介して、ジャ
ックJの出力端子L、Rに出力される。ジャックJの接
地端子EはスイッチPJを介してタイミング回路(17)に
接続されている。更にタイミング回路(17)にはスイッチ
(18)の固定接点bから電源+Bが加えられる。このスイ
ッチ(18)は第1図ではテープレコーダ本体(10)内に配さ
れているが、その操作摘子はテープレコーダ本体の外筐
に取り付けられ、その摘子の操作により可動接片aを固
定接点b側に倒すことで遠隔制御可能状態を選択し、固
定接点c側に倒すことでテープレコーダ本体側だけで操
作釦(16L)、(16R)の操作が可能となる様になされる。接
片aを接点c側にたおせば、+B電圧はテープレコーダ
本体(10)の操作釦(16L)、(16R)を介してパルス発生回路
(14L)、(14R)に加えられ、このパルス発生回路(14L)、
(14R)で発生したパルスに基づいてモード切換部(15L)、
(15R)のプランジャーやモータを所定モードになる様に
制御する。
左右検出回路(13L)、(13R)は、ジャックJの左右音声信
号出力端子L、Rに接続されているので左右音声信号と
共に遠隔制御部(2)のスイッチ(6L)、(6R)の開閉に応じ
て生ずる直流変化分も供給される。検出回路(13L)、(13
R)はこの直流変化を検出してその検出出力をパルス発生
回路(14L)、(14R)に加えることで、パルス発生回路(14
L)、(14R)は所定パルスを発生して、モード切換え部(15
L)、(15R)を所定モード(再生/ストップ、テープ走行
方向の正/逆)に切換える様になされている。今、スイ
ッチ(18)の可動接片aを固定接点b側に倒すと電源+B
がプルアップ抵抗器R13、R14を介して検出回路(1
3L)、(13R)に加わり、検出回路は動作可能状態となる
が、タイミング回路(17)からのタイミング信号t、t
によって検出回路(13L)、(13R)からの出力がパルス発
生回路(14L)、(14R)に与えられるのを所定期間歩留する
様にしている。
第2図はタイミング回路(17)の内部を説明するための系
統図である。
ここで、PJは第1図のジャックJに設けられたスイッ
チを示す。スイッチ(18)の固定接点cは第1の放電回路
(17a)に、又、一端が接地されたスイッチPJは第2の
放電回路(17c)に接続されている。スイッチ(18)の接点
aに加わる電源+Bの電圧を接点b側に加えると、時定
数回路(17b)が動作し、接点c側に加えると第1の放電
回路(17a)は時定数回路(17b)のコンデンサに充電されて
いる電荷を直ちに放電させる。又、スイッチPJの“オ
フ”の状態でスイッチ(18)の電源+Bの電圧が接点bに
加わった状態では時定数回路(17b)のコンデンサに蓄積
されていた電荷は第2の放電回路(17c)を介して直ちに
放電し、スイッチPJが“オン”されると時定数回路(1
7b)のコンデンサに電荷を蓄積する。コンデンサに所定
電荷が蓄積された時定数回路(17b)が所定の時定数の後
にミューティング回路(17d)は“オフ”状態となり、検
出回路(13L)又は(13R)の検出出力が保留状態であったも
のを解除し、検出出力をパルス発生回路(14L)又は(14R)
に送ってパルス発生回路(14L)又は(14R)の出力によりモ
ード切換え部(15L)又は(15R)を駆動する。
第3図は第2図に示すタイミング回路と検出回路の詳細
を示す回路図である。
第3図で一点鎖線で囲った部分はタイミング回路(17)と
検出回路(13L)、(13R)を示し、破線で囲った部分は第2
図で示した第1及び第2の放電回路(17a)、(17C)、時定
数回路(17b)及びミューティング回路(17d)を示し、(19)
は反転増幅器を示している。
第1の放電回路(17a)は、エミッタ接地形のNPNトラ
ンジスタQを有し、そのベースが抵抗器R、R
直列回路を通じて接地される。
時定数回路(17b)は、スイッチ(18)の接点bと接地との
間に接続された抵抗器R及びコンデンサCの直列回
路から構成され、その接続中点がトランジスタQのコ
レクタに接続される。
第2の放電回路(17c)は、エミッタ接地形のNPNトラ
ンジスタQ、Qを有し、トランジスタQのコレク
タがトランジスタQのベース並びに抵抗器R及びコ
ンデンサCの接続中点に接続される。トランジスタQ
のコレクタ及びトランジスタQのベースは、夫々抵
抗器R、Rを通じてスイッチ(18)の接点bに接続さ
れる。
ミューティング回路(17b)は、エミッタ接地形のNPN
トランジスタQ、Qを有し、トランジスタQ、Q
の各ベースが抵抗器Rを通じて互いに接続され、ト
ランジスタQのベースが抵抗器Rを通じてトランジ
スタQのコレクタに接続される。
検出回路(13L)、(13R)は、エミッタが夫々スイッチ(18)
の接点bに接続されたエミッタ接地形のPNPトランジ
スタQ、Q10を有し、夫々のベースには、夫々抵抗
器R、R10及びコンデンサC、Cから成るロー
パスフィルタF 、Fが接続されている。更に、スイ
ッチ(18)の接点bが抵抗器R13−R−R11を通じ
てトランジスタQのベースに接続されると共に、抵抗
器R14−R10−R12を通じて、トランジスタQ
10のベースに接続される。そして、抵抗器R13、R
、R14、R10の接続中点が夫々ジャックJの端子
L、Rに夫々接続される。
反転増幅器(19)は、エミッタ接地形のNPNトランジス
タQ、Qを有し、その各ベースが夫々抵抗器
15、R16を通じてミューティング回路のトランジ
スタQ、Qの各コレクタに接続される。トランジス
タQ、Qの各コレクタが夫々抵抗器R19、R20
を通じて検波回路のトランジスタQ、Q10の各コレ
クタに夫々接続されると共に、抵抗器R17、R18
夫々通じて接地される。トランジスタQ、Qの各コ
レクタは、夫々第1図のパルス発生回路(14L)、(14R)に
接続される。
又、トランジスタQ、Qの両コレクタ間には、テー
プレコーダ本体の操作釦(16L)、(16R)の操作スイッチ
(常開ノンロックスイッチ)の直列回路が接続されてい
る。そして、スイッチ(16L)、(16R)の接続中点が、エミ
ッタの接地されたNPNトランジスタQのコレクタに
接続される。トランジスタQのベースは抵抗器R
通じてスイッチ(18)の接点cに接続されると共に、抵抗
器R、Rの接続中点に接続されている。
以下、第3図によってタイミング回路と検出回路動作を
説明する。
先づ、テープレコーダ本体(10)のジャックJに、遠隔制
御部(2)を有するヘッドフォン(1L)、(1R)のプラグが完
全に差し込まれたときは、スイッチPJが“オン”状態
になり、第2の放電回路(17c)のトランジスタQのベ
ースは接地電位にさわる。
この状態でテープレコーダ本体(10)側だけでモード動作
可能な様に、即ちスイッチ(18)のモードをテープレコー
ダ本体(10)の操作釦(16L)、(16R)の再生/停止スイッチ
SW又はテープ走行方向の正/逆スイッチSWを作
動可能状態とする様にスイッチ(18)の摺動片fを接点a
−c側にスライドさせると、電源+Bの電圧がベース抵
抗器R、Rを通じてトランジスタQ、Qのベー
スに加わり、トランジスタQ、Qを“オン”にさ
せ、トランジスタQのコレクタ→エミッタ→接地ライ
ンE→トランジスタQのコレクタ→エミッタ→スイ
ッチSWの閉回路と、トランジスタQのコレクタエ
ミッタ→接地ラインE→トランジスタQのコレクタ
→エミッタ→スイッチSWの閉回路が構成されて、再
生/停止、又はテープ走行方向の正/逆の操作釦(16
L)、(16R)が押圧可能状態となる。
この状態ではトランジスタQも“オン”状態となされ
ているので、時定数回路(17b)を構成している抵抗器R
とコンデンサCの内でコンデンサCが充電されて
いれば、この電荷は第1の放電回路(17a)のトランジス
タQのコレクタ→エミッタを通じて接地され、完全に
放電される。尚、第1の放電回路(17a)で抵抗器R
分圧抵抗器であり、時定数回路(17b)の抵抗器Rとコ
ンデンサCで定まる時定数は先に述べた遠隔制御部
(2)内の直流阻止用のコンデンサ(5L)、(5R)及びテープ
レコーダ本体(10)内の直流阻止用のコンデンサ(9L)、(9
R)の値によって定め、これらの直流阻止用のコンデンサ
で定まる時定数より大きな時定数を選択する。実際の抵
抗器Rの値は1MΩ、コンデンサCの値は、3.3μF
である。
次にスイッチ(18)の摺動片fを接点a〜b側にスライド
させれば遠隔制御部(2)が動作出来るモードとなり、第
1の放電回路(17a)のトランジスタQとトランジスタ
は“オフ”状態になり、時定数回路(17b)、第2の
放電回路(17c)及び検出回路(13L)、(13R)に電源+Bの
電圧が加わり、動作可能状態となる。
第2の放電回路(17C)ではスイッチPJが“オン”状態
であるので、トランジスタQのベースは接地されるた
めに、トランジスタQは“オフ”状態となっている。
このため、コンデンサCは充電可能状態にある。トラ
ンジスタQもコンデンサCが充電されて、ベース電
位が所定電位になるまで時定数回路(17b)の高い抵抗器
を通してベースに+B電圧が加えられているだけな
ので“オフ”状態にある。
トランジスタQはスイッチPJが“オフ”であれば電
源+Bの電圧が抵抗器Rを介してベースに加わり、
“オン”状態となされ、コンデンサCに蓄積されてい
た電荷があればトランジスタQのコレクタ→エミッタ
の経路を介して接地ラインEから接地されて完全に放
電される。
時定数回路(17b)のコンデンサCが所定電位に充電さ
れて、トランジスタQがオン状態になると、抵抗器R
の電位は接地電位となる。この状態になる前のミュー
ティング回路(17d)と、反転増幅器(19)の状態を説明す
ると、トランジスタQのベースには抵抗器R→ベー
ス抵抗器Rを介して電源+Bの電圧が加えられ、トラ
ンジスタQのベースには抵抗器R→ベース抵抗器R
→ベース抵抗器Rを通じて電源+Bの電圧が加えら
れているため、各トランジスタQ、Qが“オン”状
態であり、後述する検出回路(13L)、(13R)の検出出力D
ET、DETがトランジスタQ、Qを介して接
地されていたために反転増幅器(19)〔比の反転増幅器(1
9)はスイッチ(18)をテープレコーダ本体側(a−c)に
切換えた時の反転増幅器と、遠隔制御部側(a−b)に
切換えた場合のスイッチング手段として共通に利用され
ている。〕のトランジスタQ、Qのベース電位は接
地電位でオフ状態であるため、トランジスタQ、Q
のコレクタからパルス発生回路(14L)、(14R)には検出出
力が与えられていなかった。ところがトランジスタ
、QはコンデンサCが所定電位になって抵抗器
が接地電位となったために+B電圧がトランジスタ
、Qのベースに加わらないために“オフ”状態と
なる。このため反転増幅器(19)の検出出力DET、D
ETはベース抵抗器R15、R16を介してトランジ
スタQ、Qのベースに与えられるため、トランジス
タQ、Qはオン状態となり、検出出力DET、D
ETは抵抗器R19とプルダウン抵抗器R17、同じ
く抵抗器R20とプルダウン抵抗器R18を介しトラン
ジスタQ、Qのコレクタ側に出力され、パルス発生
器(14L)、(14R)をトリガしてパルス発生させることにな
る。
尚、検出回路(13L)、(13R)に於いて、スイッチPJの左
右出力端子L、Rに接続されたプルアップ抵抗器
13、R14に並列に接続されたコンデンサC、C
と、直列に接続された抵抗器R、R10は夫々コン
デンサCと抵抗器R及びコンデンサCと抵抗器R
10で夫々ローパスフィルタF 、Fを構成して、左
右音声信号を阻止し、直流成分の変化を通過させるため
のフィルタである。抵抗器R11、R12はベース抵抗
器でQ、Q10はスイッチング用トランジスタであ
る。
この様に本考案によれば時定数回路17bの時定数で定ま
る所定時間内経過後に検出回路出力が得られる様にした
ので、直流阻止用コンデンサの充電電荷が完全に放電し
た後でなければ検出回路が動作せずジャック及びプラグ
からなるスイッチPJの抜き差し、又はスイッチ(18)の
切り換え時に生ずる誤動作が解消される。
〔考案の効果〕
本考案は叙上の如く構成させ、且つ動作させたので直流
阻止用コンデンサの影響による常開ノンロックスイッチ
切断時のパルスを誤検出してモード切換を行なうことの
ない遠隔操作が可能なテープレコーダが得られる特徴を
有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す遠隔制御が可能なテー
プレコーダの系統図、第2図は第1図のタイミング回路
の詳細を示す系統図、第3図は第2図に示す系統図の具
体的回路図である。 (1L)、(1R)はヘッドフォン、(2)は遠隔制御部、(6L)、
(6R)は常開ノンロックスイッチ、Pはプラグ、Jはジャ
ック、PJはスイッチ、(5L)、(5R)、(9L)、(9R)はコン
デンサ、(10)はテープレコーダ本体、(13L)、(13R)は検
出回路、(17)はタイミング回路である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】テープレコーダ本体に、遠隔制御部を備え
    るヘッドフォンを接続し、上記テープレコーダ本体から
    上記遠隔制御部に伝送される直流を含む信号が該遠隔制
    御部の操作によって制御されたことが、上記テープレコ
    ーダ本体で検出され、これにより該テープレコーダ本体
    のモード切換え部が制御されるようにした遠隔制御の可
    能なテープレコーダにおいて、 上記遠隔制御部は、遠隔制御用の常開ノンロックスイッ
    チ及び上記ヘッドフォンへの直流を阻止するためのコン
    デンサを備え、 上記テープレコーダ本体は、上記常開ノンロックスイッ
    チのオン動作を検出し、該検出出力に基づいて上記モー
    ド切換え部を制御する検出回路と、 上記テープレコーダ本体及び上記ヘッドフォンの両接続
    端子が接続されてから所定時間が経過した後、上記検出
    回路から上記モード切換え部への制御信号の供給を許容
    するタイミング回路とを備えることを特徴とする遠隔制
    御の可能なテープレコーダ。
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