JPH06104991B2 - 柱・梁接合部のプレキャストコンクリート部材 - Google Patents

柱・梁接合部のプレキャストコンクリート部材

Info

Publication number
JPH06104991B2
JPH06104991B2 JP25214588A JP25214588A JPH06104991B2 JP H06104991 B2 JPH06104991 B2 JP H06104991B2 JP 25214588 A JP25214588 A JP 25214588A JP 25214588 A JP25214588 A JP 25214588A JP H06104991 B2 JPH06104991 B2 JP H06104991B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
column
precast concrete
main body
concrete member
holes
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP25214588A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH02101237A (ja
Inventor
研三 吉岡
正孝 関根
達也 脇坂
康淑 永井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Obayashi Corp
Original Assignee
Obayashi Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Obayashi Corp filed Critical Obayashi Corp
Priority to JP25214588A priority Critical patent/JPH06104991B2/ja
Publication of JPH02101237A publication Critical patent/JPH02101237A/ja
Publication of JPH06104991B2 publication Critical patent/JPH06104991B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Rod-Shaped Construction Members (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 この発明は柱・梁接合部のプレキャストコンクリート部
材に関する。
《従来の技術》 周知のようにコンクリート構造物の柱と梁との接合部
は、構造物の荷重を支持し、応力を伝達する上で重要な
部分であって、その構造上の機能を十分に満足するため
に、接合部ではそれぞれの主筋や剪断補強筋等が必要で
あり、それらが複雑に入り込んだ状態となっている。
そこてで本出願人は、第3図に示すように上記接合部の
強度を確保するとともに比較的容易に施工できるような
接合部のプレキャストコンクリート部材(以下PC部材と
称す)を創案した(特開昭62−6034号)。このPC部材1
は、構築され柱の頭部に設置され、柱の一部となる基部
2と、その基部2の側面から直交するようにして四方に
伸び、梁の一部となる突部4とを有し、全体としてほぼ
十字形の平板状に一体形成されている。
そして、それぞれの突部4は先端には、鉄筋5が突出し
ており、これが梁主筋の一部を構成するようになってい
る。
《発明が解決しようとする課題》 しかしながら、上記した従来のPC部材1では、基部2の
周囲に突部4を四方に向けて一体的に突出形成している
ため、その形状が複雑となる。従って。その製造および
運搬に多少の困難があった。
また、PC部材1はその形状が大きくかつ重量も有するた
め、その保管並びに施工等の取り扱いが不便であると言
う問題も有する。
この発明は上記した問題点に鑑みてなされたもので、そ
の目的とするところは、柱・梁接合部をブロック化し、
従来より小形,軽量の柱・梁接合部のプレキャストコン
クリート部材を提供することにある。
《課題を解決するための手段》 上記した目的を達成するため、本発明に係る柱・梁接合
部のプレキャストコンクリート部材では、略直方体状の
本体と、その本体の所定位置に形成された垂直,水平方
向にのびる複数の貫通孔とを備え、接合する柱,梁の主
筋が該貫通孔内に挿通可能とした。
《作用》 上記構成に係るプレキャストコンクリート部材では、PC
部材本体の垂直方向に延びる貫通孔には接合する柱の主
筋を挿通配置すると共に水平方向に延びる貫通孔には接
合する梁の主筋を挿通配置し、各貫通孔内にグラウトを
注入してそれらを一体化させる。
PC部材の本体が略直方体状となっているため、その形状
が単純化され、また、本体外周部に梁の一部を構成する
突部等がないため、小形軽量化され、移動性,作業性な
どが向上する。
《実施例》 以下、本発明の好適な実施例を添付図面を参照にして詳
述する。
第1図の本発明の一実施例を示している。同図に示すよ
うに、PC部材10は、直方体状の本体12と、その本体12の
所定位置に多数穿設された貫通孔14とから構成されてい
る。
そして、本体12の底面は設置する柱の頭部と同一形状と
し、また、側面は接合する梁の端部形状より大きい形状
か或いは略同一形状としている。この柱・梁接合部の側
面には、凹凸をつけ、後に打設される梁のコンクリート
と一体となり梁からの剪断力の伝達がされやすい方法を
採っている。
一方、貫通孔14は、連通する面に対して直交するように
形成されるとともに、その面の周縁近傍位置に形成され
ている。そして、その貫通孔14の内周面には、シース16
が一体的に配設されている。また、第2図(A),
(B)に示すように、垂直方向にのびる貫通孔14aと水
平方向にのびる貫通孔14bとは互いに交錯して連通し合
うことのないように、その位置をずらして互い違いに形
成されている。
さらに、貫通孔14(厳密にはシース16)の内径は挿通す
る主筋の形より一回り大きく形成している。
一方、第1図,第2図に示すごとき構造のPC部材10を製
造するには、所定の型枠内に多数のシース16を配置し、
次いで型枠内にコンクリートを打設すれば容易に製造す
ることができる。
そして、このようにして製造されたPC部材10に構築現場
において、必要な梁筋を貫通孔14bに挿通し、PC部材10
を梁筋方向に建起し、グラウトを行って梁筋を本体12と
一体化させる。その後クレーンなどにて揚重し柱の頂部
に載置する。このとき、柱頂部に露出する柱主筋が、PC
部材10に形成された貫通孔14a内に挿通位置するように
する。
或いはPC部材10を直接柱の頂部に揚重し、水平方向にの
びる貫通孔14b内に梁主筋を挿通させグラウトを行った
後、現場打ちにて梁、ステブを形成することもできる。
《発明の効果》 以上のように本発明に係るプレキャストコンクリート部
材では、PC部材本体を略直方体状に形成すると共に、こ
の本体の所定位置に垂直方向に延びる貫通孔と水平方向
に延びる貫通孔とを形成して、垂直方向に延びる貫通孔
には接合する柱の主筋を挿通配置すると共に水平方向に
延びる貫通孔には接合する梁の主筋を挿通配置し、各貫
通孔内にグラウトを注入してそれらを一体化させるよう
にしたため、PC部材の形状が単純化され、また、小形か
つ軽量かされるため、構築現場頭における移動などが容
易に行え、作業性が向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る柱・梁接合部のプレキャストコン
クリート部材の一実施例を示す斜視図、第2図(A)は
その平面図、同図(B)はその側面図、第3図は従来例
を示す斜視図である。 10…PC部材、12…本体 14…貫通孔

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】略直方体状の本体と、その本体の所定位置
    に形成された垂直,水平方向にのびる複数の貫通孔とを
    備え、接合する柱,梁の主筋が該貫通孔内に挿通可能と
    することを特徴とする柱・梁接合部のプレキャストコン
    クリート部材。
JP25214588A 1988-10-07 1988-10-07 柱・梁接合部のプレキャストコンクリート部材 Expired - Lifetime JPH06104991B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25214588A JPH06104991B2 (ja) 1988-10-07 1988-10-07 柱・梁接合部のプレキャストコンクリート部材

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25214588A JPH06104991B2 (ja) 1988-10-07 1988-10-07 柱・梁接合部のプレキャストコンクリート部材

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02101237A JPH02101237A (ja) 1990-04-13
JPH06104991B2 true JPH06104991B2 (ja) 1994-12-21

Family

ID=17233102

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP25214588A Expired - Lifetime JPH06104991B2 (ja) 1988-10-07 1988-10-07 柱・梁接合部のプレキャストコンクリート部材

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06104991B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109083275B (zh) * 2018-09-10 2020-06-23 西北民族大学 预制柱与一体预制梁板装配节点及其施工方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH02101237A (ja) 1990-04-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0412111Y2 (ja)
JPH06104991B2 (ja) 柱・梁接合部のプレキャストコンクリート部材
JPH0674591B2 (ja) アンカー支持梁の施工方法
JP2000345719A (ja) 既設耐力壁における透設開口部の補強工法
JP2504578B2 (ja) 鉄骨基礎の施工方法
JP2990219B2 (ja) Pc柱の鉄筋継手構法
JP2928941B2 (ja) 柱梁の仕口部構造
JP2984882B2 (ja) プレキャスト鉄筋コンクリート柱・梁接合部構造
JP2922731B2 (ja) スラブとコンクリート柱の接続方法
JPH0740561Y2 (ja) 柱梁接合部構造
JP2599258Y2 (ja) 柱と梁の仕口における梁主筋定着装置
JPH0477773B2 (ja)
JP2004143878A (ja) 基礎杭と柱との接合工法及び接合用メタルジョイント
JPH06212690A (ja) 柱・梁の接合構造
JP3072338B2 (ja) 直交プレキャスト梁の製作方法
JP2537053B2 (ja) 建物の掘込柱杭工法
JPH066823B2 (ja) プレキヤスト構造部材
JPH06207427A (ja) 柱と大梁または大梁と小梁とのコンクリート打ち分け部構造
JPH026901B2 (ja)
JPH0650010B2 (ja) プレキャスト版
JP4282540B2 (ja) 鉄筋類支持架台用スペーサー
JPS61179971A (ja) プレキヤスト鉄筋コンクリ−ト耐震壁の施工法
JPH0621468B2 (ja) 鉄筋コンクリート構造物の構築工法
JPH0513219B2 (ja)
JPH0270830A (ja) 建築物の基礎構造