JPH0610470U - 壁材の施工構造 - Google Patents

壁材の施工構造

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JPH0610470U
JPH0610470U JP4963492U JP4963492U JPH0610470U JP H0610470 U JPH0610470 U JP H0610470U JP 4963492 U JP4963492 U JP 4963492U JP 4963492 U JP4963492 U JP 4963492U JP H0610470 U JPH0610470 U JP H0610470U
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哲也 伊藤
圭介 杉浦
剛 石崎
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株式会社イナックス
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 乾式又は湿式の壁材施工構造において確実に
シーリング材をバックアップできるようにする。 【構成】 躯体壁面に沿って金具によってタイル28が
固定されている。タイル28の両端面には溝30が形成
されており、平帯状のバックアップ材38がこの溝30
に挿入されている。その前面側にシーリング材34が充
填されている。 【効果】 バックアップ材が壁材の裏側に抜けることが
防止される。このため、シーリング材をバックアップ材
によって確実にバックアップすることができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はタイル等の壁材の施工構造に係り、特に金具によって壁材を躯体壁面 に係止させるようにした施工構造に関する。
【0002】
【従来の技術】 平板状の壁材の施工構造として、壁材の上下両端面に溝を 設け、この溝に金具の後端側を躯体壁面に固定すると共に金具の先端側を係止す るようにした構造がある。
【0003】 第2図はこの種の壁材の施工構造を示す縦断面図、第3図は金具の斜視図、第 4図はシーリング構造を示す断面図である。
【0004】 第2図において、躯体壁面10にアンカーボルト12が設けられ、一次金具1 4がナット16によって該アンカーボルト12に固定されている。この一次金具 14はL型のものであり、前方に水平に延出する部分に二次金具18がボルト2 0及びナット22によって固定されている。第3図にも示す如く、この二次金具 18はその先端部分に立上り部24及び立下がり部26が形成されたものである 。
【0005】 躯体壁面10に沿って取りつけられるタイル28には、それぞれ上端面及び下 端面に溝30が設けられている。上端側のタイル28(28a)の下端面の溝3 0(30a)を立上り部24と係合させるようにして該タイル28aを二次金具 18の先端に載せる。そして、タイル上端面の溝30bに対し二次金具18の立 下がり部26を係合させ、これによってタイル28を躯体壁面10に固定する。
【0006】 第4図に示す如く、タイル28、28間にバックアップ材32が装填され、こ のバックアップ32の前面側にシーリング材34が充填されている。
【0007】 上記の壁材の施工構造は乾式施工構造に係るものであるが、金具による係止と モルタルによる接着とを併用した湿式施工構造が特開平4−108952号にお いて公知とされている。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】
上記のバックアップ材32は丸棒状の発泡材よりなるものであり、タイル28 、28の目地間隙にタイル前方側から押し込まれるのであるが、この押し込みに 際し、バックアップ材32を押し込み過ぎ、バックアップ材32がタイル28の 裏側へ抜けてしまうことがあった。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本考案の壁材の施工構造は、平板状の壁材が躯体壁面に金具によって取り付け られ、隣接する壁材同志の間の間隙にバックアップ材が挿入され、該バックアッ プ材よりも壁材前面側の該間隙にシーリング材が充填されている壁材の施工構造 において、該壁材の端面に溝が壁材の辺方向に延設されており、前記バックアッ プ材は平帯状の発泡材よりなり、その両側辺縁部がそれぞれ壁材の前記溝に挿入 されていることを特徴とするものである。
【0010】
【作用】
かかる本考案の壁材の施工構造にあっては、バックアップ材の側辺縁部がタイ ル等の壁材の端面の溝に入り込んでおり、バックアップ材が壁材の裏面に抜けて しまうおそれが全くない。
【0011】
【実施例】
第1図(a)は本考案の実施例構造を示す断面図、同(b)はバックアップ材 の斜視図である。
【0012】 タイル28が第2図と同様に金具18(第1図では図示略)によって躯体壁面 (図示略)に固定されている。このタイル28の4周の端面に形成された溝30 に平帯状のバックアップ材38の両側辺縁部が挿入されており、このバックアッ プ38のタイル前面側にシーリング材34が充填されている。
【0013】 かかる壁材の施工構造にあっては、バックアップ材38が溝30に係止される ため、バックアップ38がタイル28の裏側に押し出されることがなく、シーリ ング材34を確実にバックアップすることができる。
【0014】 なお、このバックアップ38は、第5図に示す如く、タイル28の固定後に目 地間隙に挿入されても良く、第6図の如く、タイル取付施工時に一方のタイル2 8の溝30に先に挿入しておき、他方のタイル28の溝30をこのバックアップ 38に差し込むようにしても良い。
【0015】 ところで、このように構成された壁材(タイル)の施工構造にあっては、溝3 0内に水が入り込んで凍結した場合であっても、水の体積膨張はバックアップ材 38によって吸収されるため、タイル28の端縁部に凍結膨張圧が殆ど加えられ ない。また、金具(第2図の符号18)の近傍にあっては、溝30の内面との間 に狭い隙間が形成され、毛細管現象により水がこの狭い隙間に入り込み易い。と ころが、この金具18と接するように発泡材よりなるバックアップ材38を配材 することにより、金具18の付近においてタイル28に加えられる水の凍結膨張 圧を極めて小さくすることができる。
【0016】 上記実施例は乾式施工構造に係るものであるが、本考案は、例えば、第7、8 図の如き湿式施工構造にも適用できる。第7図はその縦断面図であり、第8図は 第7図のVIII−VIII線に沿う水平断面図である。
【0017】 第7、8図において、プレート40の前縁側に上下方向に貫通形成された小孔 に連結ピン42が差し込まれている。大型タイル44端面に形成された溝46内 に該ピン42を挿入する。前記プレート40の後縁側に形成された小孔48に引 き金物50の先端を差し込む。躯体壁面52に固定された横筋54にこの引き金 物50の後端部を掛止して大型タイル44、44…を壁面に固定する。その後、 大型タイル44の裏側へモルタル56を充填する。なお、58は縦筋である。
【0018】 この大型タイル44の端面同志の間には目地間隙があけられており、該目地間 隙に臨む溝46、46間に跨がるように、前記第5図又は第6図と同様にしてバ ックアップ材(第7、8図では図示略)が挿入される。その後、このバックアッ プ材の前面側の目地間隙内にシーリング材(第7、8図では図示略)が充填され る。
【0019】 なお、本考案においては、図示以外の各種の取付金具を使用できる。また、タ イル以外の壁材の施工にも適用できる。
【0020】
【考案の効果】
以上の通り、本考案の壁材の施工構造にあっては、タイル等の壁材の端面の溝 内に平帯状のバックアップ材の両側辺縁部を挿入したので、バックアップ材が壁 材の裏側に抜けることが防止される。このため、シーリング材をバックアップ材 によって確実にバックアップすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例構造を示す縦断面図及びバックアップ材
の斜視図である。
【図2】従来例を示す断面図である。
【図3】タイル取付に用いられる金具の斜視図である。
【図4】従来のシーリング構造を示す縦断面図である。
【図5】バックアップ材の装填方法の説明図である。
【図6】バックアップ材の装填方法の説明図である。
【図7】別の実施例構造を示す縦断面図である。
【図8】図7のVIII−VIII線に沿う断面図である。
【符号の説明】
10 躯体壁面 14 一次金具 18 二次金具 24 立上り部 26 立下り部 28 タイル 30 溝 32、38 バックアップ材 34 シーリング材

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平板状の壁材が躯体壁面に金具によって
    取り付けられ、隣接する壁材同志の間の間隙にバックア
    ップ材が挿入され、該バックアップ材よりも壁材前面側
    の該間隙にシーリング材が充填されている壁材の施工構
    造において、 該壁材の端面に溝が壁材の辺方向に延設されており、 前記バックアップ材は平帯状の発泡材よりなり、その両
    側辺縁部がそれぞれ壁材の前記溝に挿入されていること
    を特徴とする壁材の施工構造。
JP4963492U 1992-07-15 1992-07-15 壁材の施工構造 Expired - Lifetime JP2555757Y2 (ja)

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JPH0610470U true JPH0610470U (ja) 1994-02-10
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS53159009U (ja) * 1977-05-18 1978-12-13
JPS57176714U (ja) * 1981-07-13 1982-11-09

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS53159009U (ja) * 1977-05-18 1978-12-13
JPS57176714U (ja) * 1981-07-13 1982-11-09
JPS6019373Y2 (ja) * 1981-07-13 1985-06-11 株式会社東芝 増幅回路

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JP2555757Y2 (ja) 1997-11-26

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