JPH06103654A - モータ制御装置 - Google Patents

モータ制御装置

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JPH06103654A
JPH06103654A JP4273604A JP27360492A JPH06103654A JP H06103654 A JPH06103654 A JP H06103654A JP 4273604 A JP4273604 A JP 4273604A JP 27360492 A JP27360492 A JP 27360492A JP H06103654 A JPH06103654 A JP H06103654A
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JP
Japan
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signal
head
output
trace
reproduced
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JP4273604A
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Inventor
Masahiro Ouchi
正弘 大内
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Casio Computer Co Ltd
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Casio Computer Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 半速モードにおいてもトラックパターンに近
い軌跡を得るようにし、記録データを安定に再生できる
ようにする。 【構成】 PG検出器20が検出したヘッド11の位相
に基づいて目標値出力装置6aで発生する目標値を補正
する。その補正は、読み取り中の信号が再生出力される
ものである場合は、キャプスタンモータ1を早く回転さ
せてトレース誤差を減少させるようにする。この補正信
号によって、周波数検出器5から出力されるキャプスタ
ンモータ1の回転数が補正され、その結果がモータドラ
イバ17を介してキャプスタンモータ1に帰還される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば回転ヘッド方式
デジタルオーディオテープレコーダ(DAT)の半速モ
ード再生時におけるモータを制御するモータ制御装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】近年、音楽ソースを高品質で記録再生で
きるDATが注目を集めている。この装置はキャプスタ
ンモータによってテープを所定速度で移動させると共に
ヘッドを回転させる回転ヘッド方式が取られている。
【0003】そして、長時間の記録を行うときヘッド回
転速度およびテープ走行速度を標準モードの半速で制御
する。従って、テープ上の磁化パターンを標準モードと
同じにする必要から書込周波数は標準モードの半分にし
なければならない。また、再生周波数も標準モードの半
分になることからこのままでは電磁変換系やイコライザ
等の再生系を標準モードとは別個に設ける必要がある。
【0004】そこで、このようにして記録されたテープ
を再生する際、テープ速度は記録時から変更せず(すな
わち標準モードの半分)、ヘッド回転数のみを記録時の
倍の速度(すなわち標準モードと同様)とすれば、磁化
パターンに対する再生周波数は標準モードと同一にな
り、電磁変換系やイコライザ等の負担を軽減できる。こ
の方式は同一トラックに対してヘッドが重複してトレー
スすることからダブルスキャン方式と呼ばれている。
【0005】図7は、ダブルスキャン再生時のテープ記
録パターンと再生ヘッドのトレース軌跡を示したもので
あり、ヘッド回転方向は左上方向、テープ走行方向は左
方向となっている。記号B0T,A1T,B1T,A2
T,B2T,A3T・・・・は記録トラックであり、標
準モードと同じ記録トラック角θS で記録されている。
これに対して再生時は点線で示すように、記録トラック
角θS よりも小さなヘッドトレース角θL でA1,B
1,A1’,B1’,A2,B2・・・・のようにトレ
ースする。
【0006】すなわち、標準モードでは図8(a)に示
すように、ヘッドの速度ベクトルをVH 、テープに対す
るヘッドの速度ベクトルをVTSとすると、ヘッドがテー
プ上をトレースするベクトルはVPSとなり、ヘッドトレ
ース角はθS となる。一方、ダブルスキャン時はテープ
に対するヘッドの速度ベクトルが標準モード時のVTSの
半分であるVTLになるため、ヘッドがテープ上をトレー
スするベクトルはVPLとなって、ヘッドトレース角は標
準モードの角度θS より小さなθL になる。
【0007】図9はダブルスキャン時のテープ再生信号
波形を示す図であり、図7のトラックA1TをA1のヘ
ッドトレースでテープより再生した信号を図9(e)の
記号A1、トラックB1TをB1のヘッドトレースでテ
ープより再生した信号を図9(e)の記号B1、トラッ
クA2TをA1’のヘッドトレースでテープより再生し
た信号を図9(e)の記号A1’、トラックB2TをB
1’のヘッドトレースでテープより再生した信号を図9
(e)の記号B1’とし、以下この順序でテープ再生信
号が得られる。
【0008】すなわち、同一トラックに対して各ヘッド
が重複してトレースすることになるので、例えばA1、
B1トラックについては図9(e)の記号A1、B1の
情報があれば十分であり、A1’およびB1’の情報は
不要である。これはA2、B2トラック等、その他のト
ラックについても同様である。
【0009】図9において、(a)はモータの回転速度
を検出するための速度信号(以下、FG信号と称す
る)、(b)はFG信号の周期に対応するレベルの信号
である。(c)はFG信号の目標値であり、(b)の信
号がこれと同じであれば正しい回転速度である。(d)
は(b)の信号と(c)の信号の差であり、これがゼロ
になれば良い。(e)は半速モードのテープ再生信号、
(f)は標準モードのテープ再生信号である。
【0010】図10はこのような信号を再生する装置の
ブロック図であり、図中の記号(a)乃至(e)は図9
の各記号と対応している。キャプスタンモータ1の回転
速度によってテープはその送り速度が決められるように
なっており、そのキャプスタンモータ1の回転速度がF
G検出器2によってFG信号として検出される。検出さ
れたFG信号は増幅器3で増幅された後、波形成形回路
4によって波形成形され方形波として出力される。
【0011】この方形波は周波数検出器5に供給され、
その周波数に対応して決まる直流電圧がその周波数検出
器5から出力されるようになっている。目標値出力装置
6はキャプスタンモータ1が目標の回転数で回転したと
き周波数検出器5から出力される直流電圧が目標値信号
として出力されるようになっている。
【0012】周波数検出器5の出力信号と目標値出力装
置6の出力信号は互いに逆位相で加算器7に供給され、
その出力はフィルタ8および増幅器9を介して加算器1
0に供給される。
【0013】一方、ヘッド11は磁気テープ上のデータ
を電気信号に変換し、後述する。そのうちの、ATFパ
イロット信号は増幅器12、フィルタ13を介してトラ
ッキング誤差検出器14に供給される。トラッキング誤
差検出器14は記録トラックに対するヘッド11の遅
れ、進み位相を検出し、トラッキング誤差信号として出
力する。
【0014】トラッキング誤差検出器14から出力され
た信号はフィルタ15および増幅器16を介して加算器
10に供給され増幅器9を介して供給されるキャプスタ
ンモータ1の目標値からのズレ量に対応した信号と加算
されモータドライバ17を介してキャプスタンモータ1
に供給され、そのキャプスタンモータ1の回転速度を制
御するようになっている。
【0015】標準モードでのテープ速度におけるFG信
号の周波数を例えば600Hzとした場合に、目標値と
して常に600Hzの値を設定しておくことにより、一
定速度での回転制御が可能であり、LPモードの場合、
目標値を半分の300Hzの値に設定することにより標
準モードの半分の速度でキャプスタンモータ1の回転制
御が可能になる。
【0016】一方、トラッキングエラー信号は標準モー
ドにおいては記録トラック角とヘッドトレース角が等し
いため、各ヘッドとも記録トラックのセンタと再生ヘッ
ドのトレースセンタが一致するように制御することが可
能である。
【0017】このときの再生信号波形とトラッキング誤
差信号を得るためのパイロット信号(以下、ATFパイ
ロット信号と称する)を図11に示す。図11において
(a)は標準モード時の再生信号であり、(b)はAT
Fパイロット信号である。ATFパイロット信号は図1
3に示すように、各トラックに記録された記号f1のパ
イロット信号を検出することによって得られ、a,b,
c,dは自トラックのパイロット信号、e,f,g,h
は後行隣接トラックのパイロット信号、i,j,k,l
は先行隣接トラックのパイロット信号である。なお、図
13において、記号f2およびf3は同期信号である。
【0018】そして、標準モードでは図11に示すよう
にA、B各ヘッドとも後行隣接パイロットレベルと、先
行隣接パイロットレベルが等しくなり、トラッキング誤
差信号が発生しない。すなわち、e=i、f=j、k=
g、h=Iとなり、トラッキングのバランスがとれてい
ると制御部が判断できる。
【0019】半速モードの場合、前述したようにヘッド
回転速度は通常通りでテープ速度のみが半分であるた
め、ヘッドトレース角が小さくなる。このときの再生信
号波形およびATFパイロット信号波形を図12に示
す。この波形は図9(e)の記号A1、B1の信号また
は記号A2、B2の信号を示しておりトラッキング誤差
信号はこの2つの信号から検出できる。図12において
eーi=AF、f−j=AB、g−k=BF、h−l=
BBとすると、AF+AB+BF+BB=0なるように
トラッキング制御が行われる。
【0020】従って例えば信号A1の前半および信号B
1の後半でトラックセンタに対してオフセットが大きく
なり、再生信号波形としては両肩の振幅が小さくなるよ
うな波形で安定する。具体的にはドラム径によってこの
オフセットが変わる。
【0021】図7でトラックA1TのセンタをA1ヘッ
ドがトレースした場合を0°とし、トラックB0Tのセ
ンタまでA1ヘッドのセンタがずれた場合を+180°
オフセット、トラックB1TのセンタまでA1トラック
のセンタがずれた場合を−180°オフセットとすると
30φドラムの場合は図12においてAF≒+65°、
AB≒+25°、BF≒−25°、BB≒−65°とな
る。
【0022】ドラムの径が小さくなればAF、BBの値
が更に大きくなった状態、すなわち図12において両信
号の両肩に振幅が更に小さくなった状態が安定状態にな
る。通常、ヘッド幅がトラック幅に対して広く設計され
ており、多少トラッキングにオフセットを生じても十分
再生信号が得られるように設計されている。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらテープの
記録状態が悪化して記録トラックが曲がったり、再生時
のテープ走行系が曲がっていたりした場合に、更にオフ
セット量が増し、再生データが十分抽出できないことが
あり、更に程度が劣化すると再生時にノイズが発生する
ことがあると言う課題を有していた。
【0024】本発明はこのような状況に鑑みてなされた
もので、ダブルスキャン再生時にキャプスタンモータ速
度制御系の目標値をあるタイミングで切換えることによ
り、必要なトレースエリアでのトラッキングオフセット
量を軽減し、トラックパターンに近い軌跡を得るように
することで、半速モードにおいても安定に再生できるよ
うにするものである。
【0025】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決す
るために第1の発明によるモータ制御装置は、再生時に
回転ヘッドを、記録時より速い回転速度となるよう制御
し、該回転ヘッドにより、記録媒体から読み取った信号
を再生出力する場合と、再生出力しない場合とを混在さ
せて再生を行うことが可能な記録媒体再生装置におい
て、回転ヘッドが読み取っている信号が、再生出力され
るものであるか否かを判定する判定手段と、判定手段の
判定結果により、回転ヘッドが読み取っている信号が再
生出力されるものである時は、回転ヘッドが読み取って
いる信号が再生出力されないものである時より速い速度
で、記録媒体の読み取り位置が移行するように、該記録
媒体の読み取り位置を移行させるモータの回転速度を制
御する制御手段とを備えたものである。
【0026】第2の発明によるモータ制御装置は第1の
発明において、回転ヘッドが記録媒体から読み取った信
号に基づいて、該回転ヘッドのトレース角の誤差を検出
するトレース誤差検出手段を更に有し、制御手段は、ト
レース誤差検出手段が検出するトレース誤差の値が減少
するように、記録媒体の読み取り位置を移行させるモー
タの回転速度を更に制御することを特徴とする。
【0027】
【作用】請求項1に記載のモータ制御装置においては、
判定手段すなわちPG検出器20が検出したヘッド11
の位相に基づいて目標値出力装置6aで発生する目標値
を補正する。そして、その補正は読み取っている信号を
再生出力する場合は、キャプスタンモータ1を早く回転
させてトレース誤差を減少させるようにする。
【0028】請求項2に記載のモータ制御装置において
は、請求項1の構成に加えてトレース誤差検出手段、す
なわちトレース角検出回路23を有し、モータ制御手段
すなわち目標値出力装置6bはトレース角検出回路23
で検出されるトレース誤差を減少させるようにキャプス
タモータ1の速度制御を行う。
【0029】
【実施例】図1は本発明の一実施例を示すブロック図で
あり、従来例と同一部分は同記号を使用している。図1
において目標値出力回路6aは標準モードの場合、従来
例と同様に一定値を出力するが、半速モードのときはド
ラム1回転毎に目標値を切換えるようになっている。
【0030】PG検出器20はヘッド11の出力信号か
らこの切換えタイミングを検出するための位相検出信号
を発生するものであり、ここで発生した位相検出信号は
増幅器21で増幅された後、波形成形回路22で波形成
形され、目標値出力装置6aに供給されるようになって
いる。
【0031】図2はこの装置の再生信号波形、目標値出
力、ヘッドの位相信号の関係を示したものであり、
(a)はFG信号、(b)はFG信号の周期に対応する
レベルの信号、(c)はヘッド位相信号であり、「1」
レベルがAのヘッド、「0」レベルがBのヘッドのトレ
ース時の信号である。
【0032】(d)はFG信号の目標値であり、ドラム
の1回転毎に目標値が異なるようになっている。(e)
はモータ回転速度の補正値であり、(b)の信号と
(d)の信号の差である。(f)は再生信号である。
【0033】信号A1、B1の再生区間では(e)に示
すようにキャプスタンモータ1の回転数を上げ、逆に信
号A1’、B1’の区間では回転数を下げるように回転
速度の補正を行っている。この切り換えタイミングはヘ
ッド11の位相信号から生成されるが、ヘッド11は常
に一定速度で回転しており、テープ速度には関係なく常
に(a)に示すFG信号と同期している。
【0034】このため、図(e)に示すように点線で示
す標準状態からの補正値増減量を同じにしておけば、ヘ
ッド2回転でのテープ移動量は従来と同等となる。図3
はこのときのヘッドトレース軌跡を示すものであり、A
1、B1のヘッドトレース角θLHはキャプスタンモータ
1の回転数が大きくなっていることから従来のものより
も大きくなり、記録トラック角度に近づく。
【0035】これにより所望のトラック信号をほとんど
カバーすることができ、再生信号の両肩落ちがほぼ無く
なる。逆に、信号A1’、B1’のトレース時はテープ
速度が遅くなり、トレース角θLL は小さくなるが、こ
の区間のテープ再生信号は前述のように使用する必要が
ないため、トレース角θLL が小さくなっても支障は無
い。
【0036】半速モードの通常目標値に対してα%だけ
目標値を増減する場合、30φドラムの場合、トラッキ
ングオフセット量がほぼα/100倍で軽減される。す
なわち、テープ走行系の曲がり等の影響に対し、軽減さ
れた分だけマージンが拡大することになる。
【0037】一方、記録時に記録トラックが標準パター
ンからずれて記録された場合や、記録時の速度変動が大
きい状態で記録されたテープに対しては、半速再生時に
再生するメカのテープ走行系の直線性等のバラツキによ
りトラッキングオフセットが個々の機器で変わってしま
う。この場合、テープ再生信号波形の肩落ちは図2
(f)の場合よりも増すため、再生データの誤り率が増
加する。
【0038】そこで図4に示す第2実施例のように、ト
ラッキング誤差検出器14の出力信号からトレース角検
出回路23によって各ヘッドの前半、後半の誤り率を各
々検出し、その誤り率の程度によって目標値出力装置6
bから出力される目標値を変更することによって最適な
トラッキングオフセット補正を行う。
【0039】トレース各検出回路23はその内部が図5
のように構成されており、タイミングパルス発生回路2
3aから発生する図6のようなタイミングパルスPT1
乃至PT4によってトラッキング誤差検出回路からの誤
差信号をラッチ回路23b乃至23eによってラッチす
る。そしてラッチ回路23cの出力を逆位相で出力し
て、ラッチ回路23bとラッチ回路23cのラッチ結果
を加算器23fで加算する。
【0040】同様にラッチ回路23dの出力とラッチ回
路23eの逆位相出力を加算器23gで加算し、加算器
23fの出力と加算器23gの逆位相出力を加算器23
hで加算し、その加算結果によって差動増幅器23iに
より所定値のレベルをシフトさせる。
【0041】例えば記録トラック角が標準トラックに対
して大きく記録されているテープに対してはトラッキン
グオフセットAF(図Fの信号e−信号i)、BB(信
号h−信号l)が更に大きくなり両肩落ちが顕著にな
る。この場合、AF(信号e−信号i)とAB(信号f
−信号j)の差が大きくなるので、トレース検出回路2
3の出力信号が大きくなる。
【0042】このため、波形成形回路22の出力によっ
て目標値出力装置6bで設定されていたキャプスタンモ
ータ1の補正量が更にトレース角検出回路23の出力に
よって補正されるので図3の角度θLHが更に大きくな
り、キャプスタンモータ1の回転はトレース角検出回路
23の出力が小さくなるように制御される。すなわちト
ラッキングオフセット量が軽減できる。
【0043】逆に、再生するメカのトレース角が大きく
なるようにずれている場合はトラッキングオフセットA
B(信号f−信号j)、BF(信号g−k)が大きくな
り、内側の肩落ちとなる。この場合は補正量を小さくす
ることによりヘッドトレース角を小さくし、トラッキン
グオフセット量を軽減できる。
【0044】以上の説明を整理すると次にようになる。
第1実施例において、半速再生時はダブルスキャンを行
うので、同一トラックに対して各ヘッドが重複してトレ
ースすることになる。従ってテープから再生される信号
は重複して読み取られる信号の内、都合の良い方を使用
すれば良い。
【0045】一方、テープ速度が小さくなることによっ
てトレース角が小さくなるのでトレース誤差が増える。
このため、テープから再生中の信号が再生出力されるも
ののときは、キャプスタンモータ1の回転速度を早くし
てトレース角を大きくすればトレース誤差を軽減でき
る。
【0046】ところが、このままであると従来のものと
テープ走行量が相違するので、テープ再生信号を再生出
力しないタイミングのときはキャプスタンモータ1の回
転速度を遅くする。これによりトータルのテープ走行量
は従来のものと同じになる。
【0047】第2実施例はテープに記録されているトラ
ック角度が誤差を有する場合はATF信号よりヘッド角
度とトラック角度の誤差を検出し、この誤差を減少させ
るようにキャプスタンモータ1の速度を調整したもので
ある。
【0048】なお、ドラム径やトラック角度は上述した
数値に限るものではない。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように第1の発明によるモ
ータ制御装置においては、読み取り中の信号が再生され
るものであるときにキャプスタンモータの速度を早くし
たので、半速再生時であってもトレース誤差を軽減する
ことができるという効果を有する。
【0050】第2の発明によるモータ制御装置において
は第1の発明によるキャプスタンモータの速度を更にヘ
ッド角度とトラック角度の誤差に基づいて補正するよう
にしたので、テープに記録されているトラック角度が誤
差を有していてもそれが補正されるという効果を有す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の構成を示すブロック図で
ある。
【図2】図1の装置の各部波形を示す波形図である。
【図3】本発明を適用したときヘッドがトラックをトレ
ースする状態を示す図である。
【図4】本発明の第2実施例の構成を示すブロック図で
ある。
【図5】図4の装置に用いられるトレース角検出回路の
内部構成を示すブロック図である。
【図6】図4に示すトレース角検出回路のタイミングを
示す図である。
【図7】従来装置においてヘッドがトラックをトレース
する状態を示す図である。
【図8】標準再生状態と半速再生状態のトレース角の変
化を説明する図である。
【図9】従来装置における半速再生時の各部波形を示す
波形図である。
【図10】従来装置の構成の一例を示すブロック図であ
る。
【図11】標準モードにおけるテープ再生信号とATF
信号の関係を示す図である。
【図12】従来装置によるテープ再生信号とATF信号
の関係を示す図である。
【図13】ATFパターンを示す図である。
【符号の説明】
1 キャプスタンモータ 2 FG検出器 3、9、12、16、21 増幅器 4 波形成形回路 5 周波数検出器 6、6a 目標値出力装置 7、10 加算器 8、13、15 フィルタ 11 ヘッド 14 トラッキング誤差検出器 20 PG検出器 22 波形成形回路 23 トレース角検出回路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 再生時に回転ヘッドを、記録時より速い
    回転速度となるよう制御し、該回転ヘッドにより、記録
    媒体から読み取った信号を再生出力する場合と、再生出
    力しない場合とを混在させて再生を行うことが可能な記
    録媒体再生装置において、 前記回転ヘッドが読み取っている信号が、再生出力され
    るものであるか否かを判定する判定手段と、 前記判定手段の判定結果により、前記回転ヘッドが読み
    取っている信号が再生出力されるものである時は、前記
    回転ヘッドが読み取っている信号が再生出力されないも
    のである時より速い速度で、前記記録媒体の読み取り位
    置が移行するように、該記録媒体の読み取り位置を移行
    させるモータの回転速度を制御する制御手段と、 を有することを特徴とするモータ制御装置。
  2. 【請求項2】 前記回転ヘッドが、前記記録媒体から読
    み取った信号に基づいて、該回転ヘッドのトレース角の
    誤差を検出するトレース誤差検出手段を更に有し、 前記制御手段は、前記トレース誤差検出手段が検出する
    トレース誤差の値が減少するように、前記記録媒体の読
    み取り位置を移行させるモータの回転速度を更に制御す
    ることを特徴とするモータ制御装置。
JP4273604A 1992-09-17 1992-09-17 モータ制御装置 Pending JPH06103654A (ja)

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JP4273604A JPH06103654A (ja) 1992-09-17 1992-09-17 モータ制御装置

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JP (1) JPH06103654A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08111050A (ja) * 1994-10-07 1996-04-30 Victor Co Of Japan Ltd ヘリキャルスキャン型磁気テープ装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08111050A (ja) * 1994-10-07 1996-04-30 Victor Co Of Japan Ltd ヘリキャルスキャン型磁気テープ装置

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