JPH06102966B2 - 船外機 - Google Patents

船外機

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JPH06102966B2
JPH06102966B2 JP3088803A JP8880391A JPH06102966B2 JP H06102966 B2 JPH06102966 B2 JP H06102966B2 JP 3088803 A JP3088803 A JP 3088803A JP 8880391 A JP8880391 A JP 8880391A JP H06102966 B2 JPH06102966 B2 JP H06102966B2
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JP
Japan
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casing
exhaust
oil pan
engine
oil
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英夫 渡辺
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Yamaha Motor Co Ltd
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  • Lubrication Details And Ventilation Of Internal Combustion Engines (AREA)
  • Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ケーシングの内部にエ
ンジンの潤滑オイルを蓄えるオイルパンを収容した船外
機に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば「実公昭47−27113号公
報」には、中空構造をなすケーシングの上端部にエンジ
ンを取り付けるとともに、このケーシングの内部にエン
ジンの潤滑オイルを蓄えるオイル貯留室を一体に形成し
た船外機が開示されている。
【0003】この船外機では、ケーシングの内部空間を
エンジンの排ガスが導入される排気膨張室として利用し
ているので、このケーシングが排ガスの熱影響を受けて
温められると、ケーシングの熱がそのままオイル貯留室
に伝わり、オイル貯留室の温度上昇が著しいものとな
る。特にオイル貯留室には、エンジンの各部を潤滑して
高温となった潤滑オイルが導かれるので、このオイル貯
留室の温度が益々高くなり、潤滑オイルが早期のうちに
劣化するといった問題が生じてくる。
【0004】このことから、潤滑オイルの劣化を抑える
ためには、「実開昭52−136397号公報」に見ら
れるように、オイル貯留室をケーシングとは別体構造と
し、このオイル貯留室をケーシングの内面から離して設
けることが望ましいものとなる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、オイル貯留
室がケーシングと一体の場合は、このケーシングにオイ
ル貯留室に開口するドレン口を形成し、このドレン口を
閉塞する栓体を取り外すことで、オイル貯留室内の潤滑
オイルを排出することができる。
【0006】しかしながら、オイル貯留室をケーシング
とは別体として、このケーシングの内面から離して設け
た場合には、ケーシングにドレン口を形成しても、オイ
ル貯留室内の潤滑オイルを抜くことができなくなる。こ
のため、潤滑オイルを交換する際には、エンジンをケー
シングから取り外すことが必要となり、オイル交換に多
大な手間と労力を要するといった問題が生じてくる。
【0007】本発明は、このような事情にもとづいてな
されたもので、オイルパンをケーシングと別体としたに
も拘らず、このケーシングにエンジンを取り付けたまま
の状態でオイルパン内の潤滑オイルを排出することがで
き、しかも、オイルパンの振動を抑えて不快な騒音の発
生を防止できるとともに、排ガスによるシール部材への
熱影響を少なく抑えてシール部材の熱劣化を防止し、排
ガスの漏洩を長期に亘り確実に防止できる船外機の提供
を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明において
は、中空なケーシングと、このケーシングの上端部に取
り付けられたエンジンと、このエンジンから吊り下げた
状態で上記ケーシングの内部に収容され、上記エンジン
の潤滑オイルを蓄えるためのオイルパンと、このオイル
パンの外側を囲って上記ケーシングの内部に形成された
排気膨張室と、この排気膨張室に上記エンジンの排ガス
を導くための排気管とを備えた船外機であって、上記オ
イルパンの底部に、筒状の壁を有して下向きに開口し、
しかも、この開口端が着脱可能な栓体によって閉塞され
た潤滑オイル排出用のドレン口を設け、上記ケーシング
には、上記ドレン口に対向した位置に、このドレン口を
ケーシングの外方に露出させる透孔を形成するととも
に、この透孔とドレン口との対向部には、上記透孔とケ
ーシング内の排気膨張室との連通を遮断するシール部材
を介在させ、このシール部材よりも下方に上記排気管の
排気出口を位置させたことを特徴としている。
【0009】
【作用】この構成によれば、オイルパンの底部のドレン
口と、このドレン口を閉塞する栓体が、透孔を介してケ
ーシングの外方に露出するので、この栓体を透孔を通じ
て取り外せば、オイルパン内の潤滑オイルをケーシング
の外方に排出することができる。このため、オイルパン
をケーシングと別体としても、このケーシングにエンジ
ンを取り付けたままの状態でオイル交換を行える。
【0010】また、エンジンから吊り下げられたオイル
パンの底部が、シール部材を介してケーシングに接する
ので、このオイルパンの下部をケーシングを利用して支
えることができる。このため、オイルパンをエンジンか
ら吊り下げた構成でありながら、このオイルパンの底部
の振動を抑えることができ、オイルパンからの騒音の発
生を防止できる。
【0011】その上、排気管の排気出口は、オイルパン
が臨む排気膨張室内において、シール部材よりも下方に
位置しているので、排気管から排出された直後の高温な
排気が直接シール部材に接触するのを防止できる。この
ため、シール部材に対する排気の熱影響を少なく抑える
ことができ、このシール部材の熱劣化を防止して、排気
がケーシングの外方に漏洩したり、潤滑オイルがケーシ
ングの内側に流れ込むのを確実に防止することができ
る。
【0012】
【実施例】以下本発明の一実施例を、図1ないし図6に
もとづいて説明する。
【0013】図6において符号1で示す船外機は、ブラ
ケット2を介して図示しない船体のトランサムに取り付
けられている。ブラケット2は、従来公知のものと同様
の構成であり、上記船外機1を船体に対しティルトアッ
プおよびティルトダウン可能に支持している。
【0014】この船外機1は、中空のケーシング3を備
えている。ケーシング3は、アッパーケーシング4とロ
アケーシング5とに上下に二分割されている。アッパー
ケーシング4は、上端が開口されており、この開口部4
aに連なるアッパーケーシング4の後面は、下方に進む
に従い前向きに傾斜された傾斜面4bをなすとともに、
この傾斜面4bの下端には、さらに前方に向けて屈曲し
て延びる屈曲面4cが連続して設けられている。そし
て、このアッパーケーシング4の開口部4aには、カウ
リング6が被冠されており、このカウリング6内にはエ
ンジン7が収容されている。
【0015】本実施例のエンジン7は、水冷式4サイク
ル2気筒エンジンであり、上記アッパーケーシング4の
上端開口部4aに取着した板状のエキゾーストガイド8
の上面に固定されている。このエンジン7によって回転
駆動されるドライブ軸9は、ケーシング3の内部を上下
方向に沿って貫通しており、上記ロアケーシング5内に
軸支されたプロペラ軸10を正逆可能に回転駆動するよ
うになっている。
【0016】エキゾーストガイド8は、アッパーケーシ
ング4の上端開口部4aを閉塞しており、このエキゾー
ストガイド8の略中央には、エンジン7の排気ポートに
連なる排気口11が開設されている。エキゾーストガイ
ド8の下面には、排気口11の周囲を囲むようにして接
合面12( 図3の破線のハッチングを施した部分)が形
成されており、この接合面12に、エンジン7の潤滑オ
イルを貯留するためのオイルパン13が吊り下げられて
いる。
【0017】オイルパン13は、略有底筒状をなしてお
り、上記アッパーケーシング4の内部に収容されてい
る。オイルパン13は、ドライブ軸9の後方に位置して
おり、このオイルパン13の底面13aの後部が、上記
アッパーケーシング4の屈曲面4c上に位置している。
この屈曲面4cと対向し合うオイルパン13の底面13
aには、潤滑オイルを排出するためのドレン口14が形
成されている。ドレン口14は、下向きに突出する円筒
状の壁14aを有しており、上記オイルパン13の下方
に向って開口されている。そして、ドレン口14の開口
端には、ドレン口14を開閉する栓体としてのドレンボ
ルト18が着脱可能にねじ込まれている。
【0018】アッパーケーシング4の屈曲面4cには、
ドレン口14と対向した位置に、下向きに開口する透孔
17が形成されている。透孔17の内径は、ドレン口1
4やドレンボルト18のヘッド部18aの外径よりも大
きく形成されており、この透孔17の内側に、ドレン口
14の下端とドレンボルト18のヘッド部18aが入り
込んでいる。また、ドレン口14が突設されたオイルパ
ン13の底面13aは、透孔17の開口周縁部に近接し
ており、これら底面13aと透孔17の開口周縁部との
間には、パッキン等のシール部材16が介在されてい
る。シール部材16は、ドレン口14の壁14aを外側
から取り囲んでおり、このドレン口14と透孔17との
間の隙間を埋めて、透孔17とケーシング3の内部空間
との連通を遮断している。
【0019】オイルパン13の内側には、排気管挿通路
20が設けられている。排気管挿通路20は、図4や図
5に示すように、オイルパン13の内部空間とは隔壁1
9によって区画されており、この隔壁19の前端部分
は、オイルパン13の内面に連なっている。排気管挿通
路20は、オイルパン13の内部を上下方向に沿って延
びており、この排気管挿通路20の上端開口部は、エキ
ソーストガイド8の排気口11に合致されている。そし
て、この排気口11の下面には、エンジン7の排ガスが
導かれる排気管21が取り付けられている。排気管21
は、図5に示すように、排気管挿通路20の内側を略同
軸状に貫通して設けられている。この排気管21と排気
管挿通路20との間には、周方向に連続するウォータジ
ャケット22が形成されている。
【0020】排気管21の下端の排気出口21aは、オ
イルパン13の底面からアッパーケーシング4の内部に
導出されており、この排気出口21aが開口するアッパ
ーケーシング4の内部空間は、上記オイルパン13の外
側を囲む排気膨張室23を構成している。そして、排気
管21のアッパーケーシング4内に導出された部分は、
図2に示すように、上記ドレン口14に隣接しており、
この排気管21の排気出口21aは、上記シール部材1
6よりも下方に位置している。
【0021】また、エキゾーストガイド8には、その接
合面12の内側に位置して、エンジン7のシリンダヘッ
ドやクランク室内の潤滑オイルをオイルパン13に戻す
ためのオイル戻し孔27と、エンジン7側から延びる吸
込口28が貫通する貫通孔29が形成されている。吸込
口28には吸込管30が接続されている。吸込管30は
オイルパン13内に導入されており、このオイルパン1
3の底面13aに近接する先端部には、ストレーナ31
が設けられている。
【0022】一方、上記ロアケーシング5の両側面に
は、図6に示すように、機外の海水あるいは湖水等の水
をエンジン冷却水として取り入れるウォータインレット
32が開口されている。ウォータインレット32は、ア
ッパーケーシング4に組み込まれたウォータポンプ33
に連なっている。
【0023】ウォータポンプ33は、ドライブ軸9によ
って駆動されるものであり、その吐出口には吐出管34
が接続されている。吐出管34は、アッパーケーシング
4の内部を上下方向に延びており、この吐出管34の上
端部はオイルパン13の前端部下面に導かれている。こ
の場合、オイルパン13の前端部、つまり上記隔壁19
とオイルパン13の内面との連続部分24には、上下方
向に延びる冷却水通路25が一体に形成されており、こ
の冷却水通路25の下端開口部に、上記吐出管34の上
端部がゴム製のシール35を介して液密に挿入されてい
る。また、冷却水通路25の上端開口部は、エキゾース
トガイド8に開設した連通孔26を介してエンジン7の
ウォータジャケットに連なっている。
【0024】したがって、ウォータインレット32から
取り入れられた冷却水は、ウォータポンプ33および吐
出管34を経てエンジン7のウォータジャケットに供給
される。
【0025】上記隔壁19の連続部分24には、排気管
21の周囲のウォータジャケット22と冷却水通路25
の上端部間を連通させるバイパス孔36が形成されてい
る。バイパス孔36は、冷却水通路25を流れる冷却水
の一部をウォータジャケット22内に導くためのもの
で、このウォータジャケット22内に導かれた冷却水
は、排気管挿通路20の下端開口部から、そのままアッ
パーケーシング4内の排気膨張室23に排出される。
【0026】なお、上記オイルパン13における冷却水
にさらされる部分、すなわち、冷却水通路25、バイパ
ス孔36および排気管挿通路20の内面には、腐食対策
として、例えば耐熱性に優れたテフロン等の樹脂がコー
ティングされている。
【0027】ロアケーシング5の内部には、排気膨張室
23に連なる排出路37が形成されている。この排出路
37は、ロアケーシング5の下部後端面に開口する開口
部38に連なっている。この開口部38からは上記プロ
ペラ軸10の後端部が導出されており、このプロペラ軸
10の導出部分にはプロペラ39が固定されている。プ
ロペラ39のボス部40は、図6に示すように三重筒構
造をなしており、このボス部40の内部には、内側およ
び外側中空部41,42が同軸状に形成されている。こ
れら中空部41,42の後端部は互いに連通されてお
り、上記内側中空部41の前端部がロアケーシング5の
開口部38に連なるとともに、外側中空部42の前端部
が機外に開口されて、上記排出路37に連なる排気口4
3を構成している。
【0028】このような構成によれば、アッパーケーシ
ング4の後面の屈曲面4cに、オイルパン13のドレン
口14に対向して透孔17を設け、この透孔17の内径
をドレン口14やこのドレン口14にねじ込まれたドレ
ンボルト18のヘッド部18aよりも大径に形成したの
で、この透孔17を通じてドレン口14やドレンボルト
18をケーシング3の外方に露出させることができる。
【0029】このため、透孔17を通じてドレンボルト
18を取り外せば、オイルパン13内の潤滑オイルを、
ドレン口14および透孔17を介してケーシング3の外
方に排出することができ、オイルパン13をケーシング
3と別体として、このケーシング3の内側に収容した構
成でありながら、このケーシング3にエンジン7を取り
付けたままの状態で潤滑オイルの交換作業を行うことが
できる。
【0030】また、ドレン口14はオイルパン13の後
部に位置するので、船外機1をティルトアップさせた場
合には、ドレン口14がオイルパン13の上部に位置す
ることになる。したがって、船外機1をティルトアップ
させた姿勢でドレンボルト18を取り外せば、潤滑オイ
ルがドレン口14から流出することはなく、この状態か
ら船外機1をティルトダウンさせていけば、オイルパン
13内の潤滑オイルを徐々にドレン口14から排出する
ことができる。すなわち、この種のオイル交換作業は、
潤滑オイルの抜けを良くするため、潤滑オイルの温度が
高い時に行うのが通常であるから、ドレンボルト18を
取り外した時に、オイルパン13内の熱い潤滑オイルが
急激に流出すると、この潤滑オイルが手に付着する等し
て、作業者が熱い思いをすることがある。
【0031】しかるに、上記構成によれば、船外機1の
姿勢変化に応じて潤滑オイルが徐々に流出するので、熱
い潤滑オイルが一気に流出することはなく、オイル交換
時の作業性が向上する。
【0032】さらに、オイルパン13の底面13aとア
ッパーケーシング4の屈曲面4cとの間には、シール部
材16が介在されるので、エンジン7側のエキゾースト
ガイド8から吊り下げられたオイルパン13の底部を、
アッパーケーシング4を利用して下方から支えることが
できる。このため、オイルパン13をエンジン7側から
吊り下げたにも拘らず、オイルパン13の底部の振動を
抑え込むことができ、この振動に伴うオイルパン13か
らの騒音の発生を防止することができる。
【0033】また、排気管21の排気出口21aは、オ
イルパン13を収容した排気膨張室23内において、上
記シール部材16よりも下方に位置しているので、排気
出口21aから排気膨張室23内に排出された直後の高
温・高圧な排ガスが、直接シール部材16に接触するの
を防止できる。このため、シール部材16に対する排ガ
スの熱影響が少なくなり、このシール部材16の熱劣化
を防止して、排気膨張室23内の排ガスが透孔17を通
じてケーシング3の外方に漏洩したり、ドレン口14か
ら潤滑オイルを排出する際に、この潤滑オイルが清掃困
難なケーシング3の内側に流れ込むのを確実に防止する
ことができる。
【0034】また、排気出口21aは、オイルパン13
の底面13aよりも下方に離れた位置において下向きに
開口するので、高温の排気が直接オイルパン13に当た
ることもない。このことから、オイルパン13への熱影
響も少なく抑えられ、その分、潤滑オイルの温度上昇を
防止することができる。
【0035】なお、上記実施例では、オイルパンに冷却
水通路を一体に設けたが、例えばオイルパンの外周面に
エンジンのウォータジャケットと吐出管とを連通させる
別体のパイプを添わせて設けたり、あるいは吐出管の上
端側をそのまま延長して、この延長部分をオイルパンの
外周面に添わせるようにしても良い。
【0036】
【発明の効果】以上詳述した本発明によれば、オイルパ
ンをケーシングと別体としたにも拘らず、このケーシン
グにエンジンを取り付けたままの状態で、オイルパン内
の潤滑オイルを排出することができ、オイル交換作業を
容易に行える。また、エンジン側から吊り下げられたオ
イルパンの底部を、ケーシングを利用して支えることが
でき、このオイルパンの底部の振動を抑えて、この振動
に伴うオイルパンからの騒音の発生を未然に防止するこ
とができる。さらに、排気管から排出された直後の高温
・高圧の排ガスは、シール部材よりも低い位置でそのま
ま下向きに流れるので、シール部材に対する排ガスの熱
影響を少なく抑えることができる。このため、シール部
材の熱劣化を防止して、排気膨張室内の排ガスが透孔を
通じてケーシングの外方に漏洩したり、ドレン口から潤
滑オイルを排出する際に、この潤滑オイルが清掃困難な
ケーシングの内側に流れ込むのを確実に防止できるとい
った利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例におけるアッパーケーシング
とオイルパン回りの断面図。
【図2】アッパーケーシングとオイルパンとの位置関係
を示す断面図。
【図3】オイルパンを吊すエキゾーストガイドの下面
図。
【図4】オイルパンの平面図。
【図5】図2のA−A線に沿う断面図。
【図6】船外機を一部断面して示す側面図。
【符号の説明】
3…ケーシング、7…エンジン、13…オイルパン、1
4…ドレン口、14a…壁、16…シール部材、17…
透孔、18…栓体(ドレンボルト)、21…排気管、2
1a…排気出口。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中空なケーシングと、このケーシングの
    上端部に取り付けられたエンジンと、このエンジンから
    吊り下げた状態で上記ケーシングの内部に収容され、上
    記エンジンの潤滑オイルを蓄えるためのオイルパンと、
    このオイルパンの外側を囲って上記ケーシングの内部に
    形成された排気膨張室と、この排気膨張室に上記エンジ
    ンの排ガスを導くための排気管と、を備えた船外機であ
    って、上記オイルパンの底部に、筒状の壁を有して下向
    きに開口し、しかもこの開口端が着脱可能な栓体によっ
    て閉塞された潤滑オイル排出用のドレン口を設け、上記
    ケーシングには、上記ドレン口に対向した位置に、この
    ドレン口をケーシングの外方に露出させる透孔を形成す
    るとともに、この透孔と上記ドレン口との対向部には、
    上記透孔とケーシング内の排気膨張室との連通を遮断す
    るシール部材を介在させ、このシール部材よりも下方に
    上記排気管の排気出口を位置させたことを特徴とする船
    外機。
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