JPH06102918B2 - グレーチング用受け枠の取付施工方法 - Google Patents

グレーチング用受け枠の取付施工方法

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JPH06102918B2
JPH06102918B2 JP1320993A JP1320993A JPH06102918B2 JP H06102918 B2 JPH06102918 B2 JP H06102918B2 JP 1320993 A JP1320993 A JP 1320993A JP 1320993 A JP1320993 A JP 1320993A JP H06102918 B2 JPH06102918 B2 JP H06102918B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、道路、工場、厨房床面
等に設けられる側溝、横断溝、集水枡部等(以下、総称
して溝という)の蓋となるグレーチングを溝の両側縁で
支持する受け枠の取付施工方法に関するものである。
【0002】
【従来技術とその課題】道路、工場、厨房床面等に設け
られる溝の蓋として、人や車両、物品を載せた台車等の
通行を可能にして、且つ雨水や洗浄水等を排水させる目
的で、矩形周枠内に格子状の桟を組んだ鋼製のグレーチ
ングが汎用されている。このグレーチングを用いる溝の
両側縁部には、該グレーチングの溝内への落ち込みを防
止して安定状態に保持するために、一般にアングル材
(L型鋼)よりなる受け枠が取り付けられる。
【0003】しかしながら、グレーチングを嵌装した溝
においては、部材の寸法精度及び施工精度面よりグレー
チングと受け枠とを完全な密接状態にすることが困難で
あり、また溝内の清掃等におけるグレーチングの着脱を
容易にする上で両者間に間隙を設けるのが普通であるた
め、グレーチング上を人や車両、台車等が通行した際に
がた付き、大きな騒音を発するという問題があった。
【0004】このような騒音を防止する手段として、グ
レーチングと受け枠との間にゴム製等のシートを介在さ
せる方法があるが、清掃等でグレーチングを着脱する際
に該シートが外れて溝内に落下し易い上、上記の通行の
繰り返しに伴って該シートが次第に位置ずれして所期の
騒音防止機能を果たせなくなるという難点がある。また
上記シートを接着剤によって受け枠に貼着することも考
えられるが、この場合には施工に非常に手間がかかると
いう欠点がある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上述の情況
に鑑みてグレーチングを用いた溝における騒音の防止手
段について鋭意検討を重ねる過程で、本発明者の先の提
案に係るブラケット(実公昭63−15417号公報)
を利用したグレーチング用受け枠の取付施工方法に着目
した。すなわち、このブラケットは、水平部の下面側に
嵌入部を備えたブラケット本体と、垂直片と差込片とに
よって略L字状に形成された取付体とで構成されてお
り、取付体を垂直片においてコンクリート型枠に固着
し、その差込片をブラケット本体の嵌入部に挿嵌して当
該本体を型枠に保持させ、該本体の水平部でグレーチン
グ受け枠のアングル材を支持してコンクリートを打設す
るが、その固化後に型枠を外す際に取付体がブラケット
本体から離脱する。従って、型枠への取付片が一体にな
った旧来のブラケットのような該取付片を型枠から外す
ための釘抜き操作や該取付片の折り取り操作を必要とせ
ず、作業性に優れると共に、折り端がコンクリート面よ
り突出して錆びるようなこともない上、取付体を何度で
も再使用できるという利点がある。
【0006】上記のブラケットによるグレーチング用受
け枠の取付施工では、コンクリートの固化後に型枠を外
す際に取付体がブラケット本体から離脱するため、受け
枠の直下に該取付体の差込片が抜出した偏平なスリット
状の孔が残ることになる。本発明は、この抜出孔を利用
して緩衝板を固定することにより、その脱落や位置ずれ
を防止し、もって該緩衝板による騒音防止機能を永続的
に安定して発揮させるものである。
【0007】すなわち、本発明に係るグレーチング用受
け枠の取付施工方法は、垂直片1aと差込片1bとで略
L字状をなす取付板1を該垂直片1aにおいてコンクリ
ート型枠3の垂直面に固着すると共に、水平受け部2a
の下面側に嵌入部20が形成されたブラケット本体2
を、その嵌入部20に上記差込片1bを挿嵌して上記型
枠3に保持させ、このブラケット本体2の水平受け部2
a上にグレーチング用受け枠のアングル材4を載置し、
該型枠3内にコンクリート5を打設してブラケット本体
2を埋入させ、コンクリート5の固化後に型枠3を上記
取付板1と一体に取り外したのち、緩衝シート部6aの
一端側に折り返し状に連設された挿入片6bを有する弾
性材料からなる緩衝板6を、その挿入片6bを上記取付
板1の差込片1bの抜出孔7に挿入することにより、上
記緩衝シート部6aが上記アングル材4の上面に載置す
るように配設することを特徴とするものである。
【0008】
【作用】コンクリート5の打設により、ブラケット本体
2はその水平受け部2a上にグレーチング用受け枠のア
ングル材4を載せた状態でコンクリート5中に埋入され
るが、取付板1はブラケット本体2に対し着脱自在であ
るから、コンクリート5の固化後に型枠3を外す際に自
動的にブラケット本体2から離脱し、これに伴って差込
片1bが嵌入部20から抜出するため、アングル材4の
直下に溝側に開口した偏平なスリット状の抜出孔7が残
ることになる。しかして、緩衝板6は、該抜出孔7に挿
入片6bを挿入して取り付けられ、緩衝シート部6aが
溝に嵌装したグレーチング8の下面とアングル材4の上
面との間に介在することになる。
【0009】従って、グレーチング8上を人や車両、台
車等が通行して急激な荷重の増減及び移動、振動を生じ
ても、グレーチング8とアングル材4の金属同士が接触
せず、且つ緩衝板6の材料弾性により振動が吸収される
ため、騒音が発生せず、グレーチング8のがた付きも著
しく軽減する。しかも、上記通行による負荷変動が繰り
返されても、緩衝板6が位置ずれすることはなく、また
グレーチング8の着脱時に緩衝板6が位置ずれしたり不
用意に外れて溝内に落下することもない。
【0010】
【実施例】図1に示すのは本発明の一実施例に使用する
金属製のブラケットであり、取付板1とブラケット本体
2との2部材より構成されている。しかして、取付板1
は、前面に型枠への取付高さの指標となる目盛線10が
刻設された縦長矩形の取付片1aと、上方へ凸にへ字状
に屈曲した差込片1bとで略L字状に形成されており、
取付片1aには上下2ヵ所の釘止め孔11,11と下端
近傍で前方へ突出する切り起こし片12とが設けられて
いる。
【0011】ブラケット本体2は、所定形状に打ち抜い
た金属板の曲げ加工により、水平受け部2aと、その左
右両端縁より垂下する略三角形の垂下部2b,2bと、
該水平受け部2aの後端縁より立ち上がって側面視略く
字形に屈曲した係止部2cとが形成され、且つ水平受け
部2aの下面側には略コ字形の金属板20aの固着によ
って前方へ開口したスリット状の嵌入部20が設けてあ
る。この嵌入部20は取付板1の差込片1bが屈曲度合
が若干小さくなる形で挿嵌できるように設定され、また
垂下部2b,2bの下端部前縁21,21は差込片1b
を嵌入部20に一杯に挿嵌した状態において取付板1の
取付片1aの背面と面一になるように設定されている。
【0012】図2は本実施例に使用する弾性材料からな
る緩衝板6を示す。この緩衝板6は、半硬質ないし硬質
ゴム又は半硬質合成樹脂の成形物であって、幅広の緩衝
シート部6aと、その前縁より下面側へ折り返し状に連
設された幅狭の挿入片6bと、該緩衝シート部6aの後
縁より全幅で立ち上がって後方へ湾曲した低い立ち上げ
片6cとで構成されている。しかして、挿入片6bは、
取付板1の差込片1bと同様に上方へ凸にへ字状に屈曲
した形で、且つ該差込片1bと同じ幅に設定されてい
る。
【0013】グレーチング用受け枠の取付施工を行うに
は、コンクリートの打設によって溝を構築する際、図3
に示すように、複数の取付板1をその取付片1aにおい
て釘9,9を介してコンクリート型枠3の垂直面に所定
間隔置きに固着すると共に、その差込片1bを嵌入部2
0に挿嵌することによりブラケット本体2を各取付体1
に圧接連結して型枠3に保持させる。なお、取付板1の
上下位置は、適用するグレーチング受け枠のアングル材
4の配置高さに応じ、目盛線11(図1参照)を利用し
て定める。次に、型枠3をスペーサ3aやボルト3bに
よって溝構築用の設定位置に固定し、アングル材4を複
数のブラケット2間にわたって水平受け部2a上に載置
する。このとき、アングル材4は、水平片4aの先端を
切り起こし片12に係嵌して、且つ垂直片4bの基部で
係止片2cを後方へ反らす形で強制的にブラケットに圧
嵌される。なお、41はアングル材4の垂直片4bの背
面に適当間隔で固着されたアンカー金具である。
【0014】かくしてアングル材4を配置したのち、図
4に示すように型枠3,3間にコンクリート5を打設す
る。これによってブラケット本体2はコンクリート5中
に埋入されるが、コンクリート5がある程度まで固化し
たのちに図5の如く型枠3を取外せば、該型枠3に固着
された取付板3の差込片1bがブラケット本体2の嵌入
部20から抜き出され、該取付板3はブラケット本体2
から離脱する。なお、離脱したアングル材4の配置高さ
が同じ場合には型枠3に固着したままで、また該配置高
さが異なる場合には型枠3から外して新たに取付位置を
設定して、何度でも再使用できる。
【0015】上記の差込片1bの抜出に伴い、アングル
材4の水平片4aの直下に、図6に示すように溝側に開
口した偏平なスリット状の抜出孔7を生じる。しかし
て、この抜出孔7に緩衝板6の挿入片6bを圧嵌挿入す
ることにより、図7に示すように、該緩衝板6の緩衝シ
ート部6aをアングル材4の水平片4a上に配置させ
る。このとき、立ち上げ片6cはアングル材4の垂直片
4bの前面に当接する。
【0016】上記施工後の溝に図7の如くグレーチング
8を嵌装すれば、その下面とアングル材4の水平片4a
との間に緩衝板6の緩衝シート部6aが介在し、同じく
側面とアングル材4の水平片4aとの間にも緩衝板6の
立ち上げ片6bが介在するから、該グレーチング8とア
ングル材4とは直接に接触しない状態となる。従って、
このグレーチング8上を人や車両、物品を載せた台車等
が通行しても、グレーチング8とアングル材4とが金属
同士で接触することがなく、且つ緩衝板6によって振動
が吸収されるため、騒音が発生せず、グレーチング8の
がた付きも著しく軽減する。また、緩衝板6は抜出孔7
に係止されているから、上記通行が繰り返されても位置
ずれせず、また溝内の清掃等のためにグレーチング8を
着脱する際にも位置ずれしたり不用意に外れて溝内に落
下することはない。
【0017】なお、緩衝板6は、上記実施例では広幅の
緩衝シート部6a及び立ち上げ片6cを有するものを例
示したが、各部の幅や長さは自在に設定でき、例えば緩
衝シート部6a及び立ち上げ片6bを挿入片6bと同様
の幅とした帯状のものでもよく、立ち上げ片6bのない
ものも使用可能であるが、完全な騒音防止を期すには立
ち上げ片6bを有することが望ましい。またブラケット
の取付板1及びブラケット本体2の細部構造は例示以外
に種々設定変更可能であり、例えばブラケット本体2の
挿入部20を水平受け部2aの一部の切り起こし等にて
形成した左右一対のL字状枠にて構成してもよい。更に
ブラケット本体2として硬質合成樹脂製のものも使用で
きる。
【0018】
【発明の効果】本発明のグレーチング用受け枠の取付施
工方法によれば、施工後の溝に嵌装したグレーチングと
該受け枠のアングル材との間に弾性材料からなる緩衝板
が介在するため、グレーチング上を人や車両、物品を載
せた台車等が通行しても騒音を発生せず、しかも緩衝板
がアングル材の直下のスリット状の孔に係止されている
から、上記通行の繰り返しによっても、溝内の清掃等に
おけるグレーチングの着脱の際にも位置ずれしたり不用
意に外れて溝内に落下することがなく、永続的に安定し
た騒音防止効果が得られ、また上記の緩衝板を係止する
ための孔は打設したコンクリートの固化後に型枠を取り
外す際に自然に生じるから、この係止用の孔を形成する
ための孔あけ等の格別な工程を必要とせず、該緩衝板を
配置するための位置決め操作も不要であり、非常に高い
施工能率が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例に使用するブラケットの斜
視図。
【図2】 同実施例に使用する緩衝板の斜視図。
【図3】 同実施例のコンクリート打設前の縦断面図。
【図4】 同実施例のコンクリート打設後の縦断面図。
【図5】 同実施例のコンクリート固化後の型枠取り外
し時の縦断面図。
【図6】 同実施例の型枠取り外し後の斜視図。
【図7】 同実施例の施工完了後の縦断面図。
【符号の説明】
1 取付板 1a 取付片 1b 差込片 2 ブラケット本体 2a 水平受け部 20 嵌入部 3 コンクリート型枠 4 アングル材 5 コンクリート 6 緩衝板 6a 緩衝シート部 6b 挿入片 7 抜出孔 8 グレーチング

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 垂直片と差込片とで略L字状をなす取付
    板を該垂直片においてコンクリート型枠の垂直面に固着
    すると共に、水平受け部の下面側に嵌入部が形成された
    ブラケット本体を、その嵌入部に上記差込片を挿嵌して
    上記型枠に保持させ、このブラケット本体の水平受け部
    上にグレーチング用受け枠のアングル材を載置し、該型
    枠内にコンクリートを打設してブラケット本体を埋入さ
    せ、コンクリート固化後に型枠を上記取付板と一体に取
    り外したのち、緩衝シート部の一端側に折り返し状に連
    設された挿入片を有する弾性材料からなる緩衝板を、そ
    の挿入片を上記取付板の差込片の抜出孔に挿入すること
    により、上記緩衝シート部が上記アングル材の上面に載
    置するように配設することを特徴とするグレーチング用
    受け枠の取付施工方法。
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