JPH116195A - 開口蓋体の支持構造体 - Google Patents

開口蓋体の支持構造体

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JPH116195A
JPH116195A JP17289197A JP17289197A JPH116195A JP H116195 A JPH116195 A JP H116195A JP 17289197 A JP17289197 A JP 17289197A JP 17289197 A JP17289197 A JP 17289197A JP H116195 A JPH116195 A JP H116195A
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JP
Japan
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opening
inner peripheral
grating
pressing plate
peripheral wall
Prior art date
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Pending
Application number
JP17289197A
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English (en)
Inventor
Toshio Ito
俊夫 伊藤
Junichi Nikaido
淳一 二階堂
Toshihiko Minamiyama
俊彦 南山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
YABUTSUKA KENZAI KOGYO KK
Original Assignee
YABUTSUKA KENZAI KOGYO KK
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Publication date
Application filed by YABUTSUKA KENZAI KOGYO KK filed Critical YABUTSUKA KENZAI KOGYO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車輌通行量の多い路面の開口部に使用されて
も長期的に安定した状態で確実に閉塞保持されて道路通
行上の安全性を確保することができ、単純な構造で安価
に製作され着脱操作性が容易なグレーチングの支持構造
体を提供する。 【解決手段】 グレーチングG1を構成する部材の一部
を利用して開口部の内周壁近傍の底面より垂下した押圧
板体5b、5bの少なくとも下端部が、開口部2の内周
壁2b、2bの長手方向に所定長さにわたって当接され
るので、グレーチングG1の上面に車輌等が通過する
際、中央に撓みが生じても下端部と内周壁との間で所定
長さにわたって生ずる押圧力によりグレーチングG1の
跳ね出しを抑制することができ、また、グレーチングG
1の構成部材を利用して押圧板体5b、5bが垂下され
るので、グレーチング製品の構造を大幅に変更せずに押
圧板体を追加することができ、安価に製作することがで
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、開口蓋体の支持構
造体であって、特に車輌通行量の多い路面の開口部に使
用されても安定した状態で閉塞される開口蓋体の支持構
造体に関する。
【0002】従来より、開口部を閉塞する蓋体としては
各種形態のものが採用されており、鋳物製のマンホール
蓋や縞鋼板により製作される蓋等の他、集水用ます蓋、
側溝用の蓋として路面に形成される開口部には格子状の
グレーチングが多く採用されるようになってきた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
グレーチングは、道路、駐車場及び広場等に設けられた
開口部を閉塞するために広く使用されており、特に車輌
が頻繁に通過する道路の開口部に使用されるグレーチン
グは、車輌が通過する速度や重量によってその上面には
各種荷重が広い範囲から作用する。
【0004】しかしながらこのようなグレーチングは、
格子状に形成されているので強度上に限界が有り、例え
ば図8に示されるように、重量車輌を含む多数の車輌が
頻繁に通過することによってグレーチングG中央の上面
には繰返し荷重Wが作用し、この荷重によって中央に弾
性変形による撓みδが生じ、これが繰返されることによ
ってグレーチングGの中央部は湾曲状態に塑性変形され
てしまう。
【0005】この変形によって、グレーチングGの上面
を車輌が通過する度に片側が跳ね上がって騒音を発し、
これが激しくなると衝撃により開口部周縁の側壁が破損
したり、グレーチングGが外れて飛び出す危険性を有し
ており、道路通行上の安全性に問題を有していた。
【0006】また、このような飛び出しを防止するため
にグレーチングGをボルト等により固定する構造にする
と、構造が複雑になるため費用が嵩み且つ着脱操作に手
間がかかる等の問題点を有していた。
【0007】本発明は、上記のような問題点を解決する
ためになされたもので、車輌通行量の多い路面の開口部
に使用されても長期的に安定した状態で確実に閉塞保持
されて道路通行上の安全性を確保することができ、単純
な構造で安価に製作され着脱操作性が容易な開口蓋体の
支持構造体を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、路面の開口部
に該路面と面一になるよう嵌込まれて開口部を閉塞する
蓋体であって、前記蓋体は、前記開口部の内周壁近傍の
底面より押圧板体を垂下し、少なくとも下端部が前記内
周壁に所定長さにわたって当接するよう構成することを
特徴としている。この特徴によれば、少なくとも下端部
が前記内周壁に所定長さにわたって当接されるので、蓋
体の上面に車輌等が通過する際に荷重が作用して中央に
撓みが生じても下端部と内周壁との間で所定長さにわた
って生ずる押圧力により蓋体の跳ね出しを抑制すること
ができる。
【0009】また本発明は、前記蓋体はグレーチングで
あって、該グレーチングが所定間隔で並設される複数枚
の帯板と、該帯板に直交して配設される補助バーと、前
記帯板の両端に溶着される型枠とで構成され、前記グレ
ーチングを構成する部材の一部を利用して前記開口部の
内周壁近傍の底面より押圧板体を垂下し、少なくとも下
端部が前記内周壁に所定長さにわたって当接するよう構
成することを特徴としている。この特徴によれば、グレ
ーチングを構成する部材の一部を利用して開口部の内周
壁側近傍の底面より垂下した押圧板体の少なくとも下端
部が、開口部内周壁に所定長さにわたって当接されるの
で、グレーチングの上面に車輌等が通過する際に荷重が
作用して中央に撓みが生じても下端部と内周壁との間で
所定長さにわたって生ずる押圧力によりグレーチングの
跳ね出しを抑制することができ、また、グレーチングの
構成部材を利用して押圧板体が垂下されるので、標準製
品の構造を大幅に変更せずに押圧板体を追加することが
でき、安価に製作することができる。
【0010】本発明の開口蓋体の支持構造体は、前記グ
レーチングが少なくとも前記開口部の内周壁近傍の補助
バーが該補助バーに代えて押圧板体で構成され、該押圧
板体は、下方に垂下する少なくとも下端部が前記内周壁
に所定長さにわたって当接するよう構成されていること
を特徴としている。これによれば、開口部内周壁側の補
助バーに代えて押圧板体が標準製品と一体的に組み込ま
れるので商品価値が向上するばかりか、グレーチングの
開口部に対する長手方向の強度が増強され、保持力を増
大させることができる。
【0011】本発明の開口蓋体の支持構造体は、前記グ
レーチングが少なくとも前記開口部の内周壁近傍の前記
補助バーが該補助バーに代えて帯板で構成され、該帯板
に押圧板体が固定され下方に垂下する少なくとも下端部
が前記内周壁に所定長さにわたって当接するよう構成さ
れていることを特徴としている。これによれば、開口部
内周壁側の補助バーに代えて帯板が標準製品と一体的に
組み込まれ、この帯板に押圧板体が例えば溶接等で固定
されるので、標準製品に対する後からの取付け作業を容
易且つ正確に行なうことができる。
【0012】本発明の開口蓋体の支持構造体は、前記押
圧板体が型枠底部を内側に延設させて下方に折曲垂下
し、少なくとも下端部が前記内周壁に所定長さにわたっ
て当接するよう構成されれば好適である。これによれ
ば、押圧板体が型枠底部を内側に延設させて下方に折曲
垂下されているので、グレーチングの開口部に対する保
持力が増大するばかりかグレーチングとしての長手方向
の強度が増大し、商品価値も向上する。
【0013】本発明の開口蓋体の支持構造体は、押圧板
体の下端部が前記開口部内周壁の長手方向に沿って弾力
的に当接するよう弾性変形可能に構成されれば好適であ
る。これによれば、押圧板体の下端部が長手方向に沿っ
て弾力的に当接するよう弾性変形可能となっているの
で、開口部内周壁壁面に凹凸が存在し長手方向の平面度
にバラツキが生じても内周壁の壁面に倣って当接させる
ことができる。
【0014】本発明の開口蓋体の支持構造体は、前記押
圧板体の垂下される部分が前記開口部の内周壁側に折曲
形成され、折曲された下端が開口部の内周壁に当接する
ようにして成れば好適である。これによれば、押圧板体
の垂下された部分が内周壁側に折曲されているので、開
口部の内周壁壁面に抜き勾配が形成されていても折曲さ
れた下端部が前記内周壁壁面に確実に当接させることが
できる。
【0015】本発明の開口蓋体の支持構造体は、前記押
圧板体の下端が開口部内周壁に当接するよう対向する内
周壁近傍に垂下して配設され、対向する一対の押圧板体
間が補強部材により連結されてなれば好適である。これ
によれば、対向する一対の押圧板体間が補強部材により
連結されるので、グレーチング自体の剛性が高められ、
同時に押圧板体の曲げに対する強さを増強させることが
できる。
【0016】本発明の開口蓋体の支持構造体は、前記押
圧板体が該押圧板体の対向する面に直交するよう補助ブ
ラケットを突設し、該補助ブラケットの上面が前記蓋体
底部に当接支持するよう構成して成れば好適である。こ
れによれば、押圧板体の対向する面に直交するよう補助
ブラケットを突設させてその上面が蓋体底部に当接する
ようにしたので、グレーチングの中央部に撓みが生ずる
と、この変形により補助ブラケットを介して押圧板体に
外側への曲げモーメントが生じ、該押圧板体下端部が内
周壁に対し強く押圧されることとなり押圧板体の保持力
を増強させることができる。
【0017】本発明の開口蓋体の支持構造体は、前記押
圧板体は、垂下される部分が前記開口部内周側壁に向け
て湾曲形成され、円弧の外周が前記開口部の内周壁に弾
力的に当接するよう構成して成れば好適である。これに
よれば、押圧板体の垂下された部分が開口部内周側壁に
向けて湾曲形成されているので、蓋体の開口部に対する
着脱が容易になり、開口部内周側壁に対して弾力的に当
接され、この当接の際の弾圧力により蓋体の跳ね出しを
抑制することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、実施の形態を挙げ図面に基
づいて本発明の実施形態につき説明する。図1には本発
明の開口蓋体としての第1実施形態を示すグレーチング
支持構造体の正面図が示されている。
【0019】路面に形成されるマンホール、水路または
側溝の開口部は、例えば鋳物、縞鋼板または本発明のグ
レーチングG1で構成される単一の蓋体または複数の蓋
体を長手方向に連設して閉塞されている。
【0020】この開口部2は、その周縁部に段付き凹部
2a、2aが形成されており、該段付き凹部2a、2a
は、グレーチングG1の両端が支持されたとき、グレー
チングG1の上面が路面Lと面一になるように形成され
ており、開口部2の両側内周壁2b、2bには抜き勾配
が形成されている。
【0021】そこで、前記開口部2には、図1に示され
る本発明の第1実施形態としてのグレーチング支持構造
体1が採用される。すなわち、このグレーチング支持構
造体1は、グレーチング製品の一部を改造したもので、
図1に示されるグレーチングG1は、底面に開口部2の
内周壁近傍に後述する押圧板体5b、5bが垂直に垂下
され、その下端部が抜き勾配として僅かに傾斜して形成
される内周壁2b、2bに所定長さにわたって当接する
よう構成されている。
【0022】さらに詳しくは、グレーチング1は、所定
間隔で並設される複数枚の帯板Fと、該帯板Fに直交し
て帯板Fの上部に所定間隔に配設される複数の補助バー
R1と、前記帯板F両端の長手方向に溶着される型枠5
a、5aとにより構成され、所定厚みを有する矩形状に
形成されている。
【0023】すなわち、第1実施形態としてのグレーチ
ング支持構造体1は、幅方向両側に設けられた型枠5
a、5aの底部を内側に延設させて下方に折曲垂下し、
少なくとも下端部が内周壁2b、2bの長手方向に所定
長さにわたって当接する押圧板体5b、5bを有してい
る。
【0024】このように、グレーチングの支持構造体1
は、車輌等がグレーチングG1の上面を通過する際に該
グレーチングG1の中央が弾性変形して撓みが生じる。
この撓みにより、グレーチングG1の両側底面より垂直
に垂下されている押圧板体5b、5bは、抜き勾配とし
て僅かに傾斜して形成される内周壁2a、2bの長手方
向に所定長さにわたって当接状態にある下端部に押圧力
が生じ、この押圧力によりグレーチングG1の跳ね出し
を抑制することができる。
【0025】さらに、グレーチングG1の構成部材を利
用して押圧板体5b、5bが垂下されるので、グレーチ
ング製品の構造を大幅に変更せずに押圧板体を延設又は
追加することが可能となり商品価値を向上させることが
できる。
【0026】次に図2の(a)は、本発明の第2実施形
態としてのグレーチング支持構造体3を示し、このグレ
ーチング支持構造体3は、前記第1実施形態の押圧板体
5bの下方を開口部内周壁2b、2b側に角度θ1折曲
して下端部5cを内周壁2b、2bに当接させるように
したものである。
【0027】また図2の(b)は、本発明の第3実施形
態としてのグレーチング支持構造体4を示し、このグレ
ーチング支持構造体4は、前述したグレーチングG1と
は形態の異なるグレーチング製品G2に押圧板体7を垂
下させたものである。
【0028】すなわち、このグレーチング支持構造体4
は、前述したグレーチングG1の少なくとも開口部内周
壁2b、2b近傍の補助バーR1が帯板R2で構成さ
れ、該帯板R2に押圧板体7を溶接またはボルトにより
固定して下方に垂下させたもので、この押圧板体7は、
上方の固定部側から下方を開口部内周壁2b、2b側に
向けて角度θ2折曲させて下端部を内周壁2b、2bに
当接させるようにしたものである。
【0029】このように、押圧板体5bまたは7の傾斜
した下端部5cまたは7aが内周壁側に折曲されている
ので、開口部の内周壁壁面に下端が積極的に当接して摩
擦力が生ずるためグレーチング3または4に衝撃が生じ
ても確実に保持させることができる。
【0030】また、図2の(b)に示すように補助バー
としての帯板R2に押圧板体7が例えば溶接等で固定さ
れるので、グレーチング標準製品に対し後からの取付け
作業を容易且つ正確に行なうことができる。
【0031】次に図3は、本発明の第4実施形態を示
し、本実施形態で採用されるグレーチングG2は、前記
第3実施形態におけるグレーチングの補助バーR1を下
側に取付けた同種形態のもので、グレーチング支持構造
体8は、補助バーR2の内少なくとも開口部内周壁2
b、2b近傍の補助バーR2のみが押圧板体9a、9a
で構成されており、この押圧板体9a、9aは、少なく
とも下端部が抜き勾配を有する内周壁2a、2bに所定
長さにわたって当接するよう構成されている。
【0032】このように構成されたグレーチング支持構
造体8は、グレーチングG2の開口部内周壁近傍の補助
バーR2が押圧板体9a、9aとしてグレーチング製品
と一体的に組み込まれるので、商品価値が向上するばか
りか押圧板体9a、9aの下端部が抜き勾配を有する開
口部内周壁2b、2b壁面の長手方向にわたって押圧さ
れているためグレーチングの保持力を確実なものとする
ことができる。
【0033】また、図4は第5の実施形態を示し、グレ
ーチング支持構造体を底面から視た斜視図である。本実
施形態におけるグレーチング支持構造体10は、押圧板
体5b、5bが前述した第1実施形態と同一構成に構成
され、対向する一対の押圧板体5b、5b間が一対の補
強部材11a、11bによって連結されている。
【0034】このように、対向する一対の押圧板体5
b、5b間が補強部材11a、11bにより連結される
ので、グレーチングG1自体の剛性が高められ、同時に
押圧板体5b、5bの曲げに対する強さを増強させるこ
とができる。
【0035】次に、図5は第6の実施形態を示し、グレ
ーチング支持構造体を底面から視た斜視図である。本実
施形態におけるグレーチング支持構造体12は、前述し
た図2の(a)に示される第2実施形態の押圧板体を変
形したもので、このグレーチング支持構造体12は、押
圧板体13a、13aの下端部が開口部2内周壁2b、
2bの長手方向に沿って弾力的に当接するよう弾性変形
可能に構成されている。
【0036】さらに詳しくは、押圧板体13a、13a
は、その下端部に例えば半円弧状の切欠き部14が連設
されて複数の突起部Tが形成され、これら切欠き部14
に所定長さのスリット15を所定間隔毎に連通連設させ
て形成し、これらスリット15の端部には貫通穴15が
連通するよう形成されている。
【0037】このように、押圧板体13a、13bの下
端部が開口部内周壁2b、2b壁面の長手方向に沿って
弾力的に当接するよう弾性変形可能となっているので、
開口部内周壁2b、2b壁面に凹凸が存在し、長手方向
の平面度にバラツキが生じても内周壁の壁面に倣って当
接され、開口部内周壁2b、2b壁面に対する保持力を
向上させることができる。
【0038】図6は、第7の実施形態を示し、本実施形
態におけるグレーチング支持構造体17は、前述した第
1実施形態に示される押圧板体5b、5bの対向する面
に直交するよう補助ブラケット18a、18aを夫々突
設したもので、この補助ブラケット18a、18aの上
面がグレーチングG1の底部に当接するよう構成されて
いる。
【0039】このように構成することにより、押圧板体
5b、5bの対向する面に直交するよう補助ブラケット
18a、18aを突設させてその上面がグレーチングG
1の底部に当接又は接合するようにしたので、グレーチ
ングG1の中央部に撓みが生ずると、この変形により補
助ブラケット18a、18aを介して押圧板体5b、5
bに外側への曲げモーメントが生じ、該押圧板体5b、
5bの下端部が内周壁2b、2bの壁面に対し強く押圧
されることとなり押圧板体5b、5bの保持力を増強さ
せることができる。
【0040】図7は、第8の実施形態を示し、本実施形
態におけるグレーチング支持構造体20は、グレーチン
グG3の両側にアングル状の受部材19a、19aが張
り出して突設され、該グレーチングG3の開口部2bの
両内周側壁に面する底部には押圧板体21aが取付けら
れている。
【0041】この押圧板体21aの垂下される部分は、
開口部2bの両内周側壁に向けて湾曲形成され、円弧の
外周が前記開口部2bの内周壁に弾力的に当接するよう
構成されている。
【0042】このように構成することにより、押圧板体
21aの垂下された部分が開口部内周側壁に向けて湾曲
形成されているので、グレーチングG3の開口部2bに
対する着脱が容易になり、開口部2bの内周側壁に対し
て弾力的に当接され、この当接の際の弾圧力によりグレ
ーチングG3の跳ね出しを抑制することができる。
【0043】以上、本発明の実施例を図面により説明し
てきたが、具体的な構成はこれら実施例に限られるもの
ではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更
や追加があっても本発明に含まれる。例えば、グレーチ
ングの両側底部より垂下して配設された押圧板体は、幅
方向両側に限らす長手方向の両端に配設することもでき
る。また、本発明のグレーチング支持構造体が適用され
るグレーチングは矩形のものに限らず、押圧板体を下端
部が開口部の内周壁に当接するように垂下配設すること
により円形、三角形のような異形のグレーチングにも適
用することができる。
【0044】
【発明の効果】本発明は次の効果を奏する。
【0045】(a)請求項1の発明によれば、少なくと
も下端部が前記内周壁に所定長さにわたって当接される
ので、蓋体の上面に車輌等が通過する際に荷重が作用し
て中央に撓みが生じても下端部と内周壁との間で所定長
さにわたって生ずる押圧力により蓋体の跳ね出しを抑制
することができる。
【0046】(b)請求項2の発明によれば、グレーチ
ングを構成する部材の一部を利用して開口部の内周壁側
近傍の底面より垂下した押圧板体の少なくとも下端部
が、開口部内周壁に所定長さにわたって当接されるの
で、グレーチングの上面に車輌等が通過する際に荷重が
作用して中央に撓みが生じても下端部と内周壁との間で
所定長さにわたって生ずる押圧力によりグレーチングの
跳ね出しを抑制することができ、また、グレーチングの
構成部材を利用して押圧板体が垂下されるので、標準製
品の構造を大幅に変更せずに押圧板体を追加することが
でき、安価に製作することができる。
【0047】(c)請求項3の発明によれば、開口部内
周壁側の補助バーに代えて押圧板体が標準製品と一体的
に組み込まれるので商品価値が向上するばかりか、グレ
ーチングの開口部に対する長手方向の強度が増強され、
保持力を増大させることができる。
【0048】(d)請求項4の発明によれば、開口部内
周壁側の補助バーに代えて帯板が標準製品と一体的に組
み込まれ、この帯板に押圧板体が例えば溶接等で固定さ
れるので、標準製品に対する後からの取付け作業を容易
且つ正確に行なうことができる。
【0049】(e)請求項5の発明によれば、押圧板体
が型枠底部を内側に延設させて下方に折曲垂下されてい
るので、グレーチングの開口部に対する保持力が増大す
るばかりかグレーチングとしての長手方向の強度が増大
し、商品価値も向上する。
【0050】(f)請求項6の発明によれば、押圧板体
の下端部が長手方向に沿って弾力的に当るよう弾性変形
可能となっているので、開口部内周壁壁面に凹凸が存在
し長手方向の平面度にバラツキが生じても内周壁の壁面
に倣って当接させることきる。
【0051】(g)請求項7の発明によれば、押圧板体
の垂下された部分が内周壁側に折曲されているので、開
口部の内周壁壁面に抜き勾配が形成されていても折曲さ
れた下端部が前記内周壁壁面に確実に当接させることが
できる。
【0052】(h)請求項8の発明によれば、対向する
一対の押圧板体間が補強部材により連結されるので、グ
レーチング自体の剛性が高められ、同時に押圧板体の曲
げに対する強さを増強させることができる。
【0053】(i)請求項9の発明によれば、押圧板体
の対向する面に直交するよう補助ブラケットを突設させ
てその上面が蓋体底部に当接するようにしたので、グレ
ーチングの中央部に撓みが生ずると、この変形により補
助ブラケットを介して押圧板体に外側への曲げモーメン
トが生じ、該押圧板体下端部が内周壁に対し強く押圧さ
れることとなり押圧板体の保持力を増強させることがで
きる。
【0054】(j)請求項10の発明によれば、押圧板
体の垂下された部分が開口部内周側壁に向けて湾曲形成
されているので、蓋体の開口部に対する着脱が容易にな
り、開口部内周側壁に対して弾力的に当接され、この当
接の際の弾圧力により蓋体の跳ね出しを抑制することが
できる。
【0055】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を示すグレーチング支持
構造体の正面図である。
【図2】(a)は本発明の第2実施形態としてのグレー
チング支持構造体の一部を表わす正面図であり、(b)
は本発明の第3実施形態としてのグレーチング支持構造
体の一部を表わす正面図である。
【図3】本発明の第4実施形態としてのグレーチング支
持構造体の正面図である。
【図4】本発明の第5実施形態としてのグレーチング支
持構造体の正面図である。
【図5】本発明の第6実施形態としてのグレーチング支
持構造体の正面図である。
【図6】本発明の第7実施形態としてのグレーチング支
持構造体の正面図である。
【図7】本発明の第8実施形態としてのグレーチング支
持構造体の正面図である。
【図8】従来のグレーチング支持構造体の説明図であ
る。
【符号の説明】
1 グレーチング支持構造体 2 開口部 2a 段付き凹部 2b 内周壁 3、4 グレーチング支持構造体 5a 型枠 5b 押圧板体 5c 下端部 7 押圧板体 8 グレーチング支持構造体 9a 押圧板体 10 グレーチング支持構造体 11a、11b 補強部材 12 グレーチング支持構造体 13a 押圧板体 14 切欠き部 15 スリット 16 貫通穴 17 グレーチング支持構造体 18a 補助ブラケット 19a 受部材 20 グレーチング支持構造体 21a 押圧板体 F 帯板 G、G1、G2 グレーチング G3 グレーチング L 路面 R1 補助バー R2 帯板 δ 撓み

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 路面の開口部に該路面とほぼ面一になる
    よう嵌込まれて開口部を閉塞する蓋体であって、 前記蓋体は、前記開口部の内周壁近傍の底面より押圧板
    体を垂下し、少なくとも下端部が前記内周壁に所定長さ
    にわたって当接するよう構成することを特徴とする開口
    蓋体の支持構造体。
  2. 【請求項2】 前記蓋体はグレーチングであって、該グ
    レーチングは、所定間隔で並設される複数枚の帯板と、
    該帯板に直交して配設される補助バーと、前記帯板の両
    端に溶着される型枠とで構成され、前記グレーチングを
    構成する部材の一部を利用して前記開口部の内周壁近傍
    の底面より押圧板体を垂下し、少なくとも下端部が前記
    内周壁に所定長さにわたって当接するよう構成すること
    を特徴とする開口蓋体の支持構造体。
  3. 【請求項3】 前記グレーチングは、少なくとも前記開
    口部の内周壁近傍の補助バーが該補助バーに代えて押圧
    板体で構成され、該押圧板体は、下方に垂下する少なく
    とも下端部が前記内周壁に所定長さにわたって当接する
    よう構成されていることを特徴とする請求項2に記載の
    開口蓋体の支持構造体。
  4. 【請求項4】 前記グレーチングは、少なくとも前記開
    口部の内周壁近傍の前記補助バーが該補助バーに代えて
    帯板で構成され、該帯板に押圧板体が固定され下方に垂
    下する少なくとも下端部が前記内周壁に所定長さにわた
    って当接するよう構成されていることを特徴とする請求
    項2に記載の開口蓋体の支持構造体。
  5. 【請求項5】 前記押圧板体は、前記型枠底部を内側に
    延設させて下方に折曲垂下し、少なくとも下端部が前記
    内周壁に所定長さにわたって当接するよう構成されてい
    ることを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の開口
    蓋体の支持構造体。
  6. 【請求項6】 前記押圧板体は、下端部が前記開口部内
    周壁の長手方向に沿って弾力的に当接するよう弾性変形
    可能に構成されて成る請求項1〜5の何れかに記載の開
    口蓋体の支持構造体。
  7. 【請求項7】 前記押圧板体は、垂下される部分が前記
    開口部の内周壁側に折曲形成され、折曲された下端が開
    口部の内周壁に当接するようにして成る請求項1〜6の
    何れかに記載の開口蓋体の支持構造体。
  8. 【請求項8】 前記押圧板体は、下端が開口部内周壁に
    当接するよう対向する内周壁近傍に垂下して配設され、
    対向する一対の押圧板体間が補強部材により連結されて
    なる請求項1〜7の何れかに記載の開口蓋体の支持構造
    体。
  9. 【請求項9】 前記押圧板体は、該押圧板体の対向する
    面に直交するよう補助ブラケットを突設し、該補助ブラ
    ケットの上面が前記蓋体底部に当接支持するよう構成し
    て成る請求項1〜8の何れかに記載の開口蓋体の支持構
    造体。
  10. 【請求項10】 前記押圧板体は、垂下される部分が前
    記開口部内周側壁に向けて湾曲形成され、円弧の外周が
    前記開口部の内周壁に弾力的に当接するよう構成して成
    る請求項1〜6の何れかに記載の開口蓋体の支持構造
    体。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014132144A (ja) * 2013-01-07 2014-07-17 Daikure Co Ltd グレーチング
KR20190023290A (ko) * 2017-08-28 2019-03-08 (주)가야스틸 고 하중 지지용 배수로 덮개
CN111472432A (zh) * 2020-05-07 2020-07-31 诸暨新伏给排水设备有限公司 一种防堵塞的下水管道结构
JP2021195782A (ja) * 2020-06-15 2021-12-27 エムシー産業株式会社 U字溝蓋

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