JPH06102609B2 - 化粧料 - Google Patents

化粧料

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JPH06102609B2
JPH06102609B2 JP2108232A JP10823290A JPH06102609B2 JP H06102609 B2 JPH06102609 B2 JP H06102609B2 JP 2108232 A JP2108232 A JP 2108232A JP 10823290 A JP10823290 A JP 10823290A JP H06102609 B2 JPH06102609 B2 JP H06102609B2
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は化粧料、更に詳細には良好な透明感・素肌感を
与え、かつ肌に存在するシミ・ソバカス等の色むらを見
え難くする効果に優れた化粧料に関する。
〔従来の技術及び発明が解決しようとする課題〕
一般に化粧料はその化粧効果の性質上、肌に塗布した際
に肌に存在するシミ・ソバカス等の色むらを隠すことが
要求されている。この要求に応えるために従来は、隠蔽
力の高い顔料、すなわち屈折率の大きな顔料や着色力の
高い顔料である二酸化チタン・ベンガラ・黄酸化鉄・黒
酸化鉄・有機色素等を着色顔料として配合し、カバー力
を高めることが行われ、これによって肌に存在するシミ
・ソバカス等の色むらを見え難くする方法が取られて来
た。
しかし、上記の様な隠蔽力の高い顔料、すなわち屈折率
の大きな顔料や着色力の高い顔料を多く配合した化粧料
は、肌に塗布した場合に厚化粧感を呈し、不透明になっ
て、自然な感じが失われるという欠点を有している。
一方、化粧した肌に透明感・素肌感を持たせるために従
来より、化粧料にタルク・カオリン、雲母、マイカ等の
屈折率の小さな顔料を体質顔料として配合することが行
われ、またこれらの体質顔料は先に示した着色顔料に比
べてのび・つき等の使用感に優れるために化粧料に多量
に配合されてきた。ところが、このような体質顔料を多
く配合すると、肌に塗布した際に外観上てかてかした
り、不自然な光沢を与える傾向が見られるので、これら
の体質顔料の表面を無機珪酸化合物で被覆したり(特開
昭60−228406号)アクリル樹脂で被覆する(特開昭61−
69708号)等の処理を行い、得られた顔料を化粧料に配
合することにより、透明感・素肌感と自然な仕上がりを
得る試みがなされてきた。
しかし、上記の様な体質顔料や、無機珪酸化合物被覆体
質顔料・アクリル樹脂被覆体質顔料等を配合した化粧料
を肌に塗布した場合、透明感・素肌感を持たせることが
出来るもののそれ自体屈折率の小さな顔料であるために
カバー力が不足し、肌に存在するシミ・ソバカス等の色
むらを隠すという化粧料本来の機能を充分発揮すること
が出来ないという欠点を有する。
すなわち、従来の体質顔料・着色顔料を用いた化粧料に
おいては透明感・素肌感の付与と肌に存在するシミ・ソ
バカス等の色むらのカバーとの両者を当時に満足するこ
とは不可能とされており、これを可能ならしめる化粧料
の開発が切望されていた。
〔課題を解決するための手段〕
そこで、本発明者らは上記課題を解決すべく鋭意研究し
た結果、特定の光学的性質を有する無機顔料を配合すれ
ば良好な透明性・素肌感を有し、かつ肌に存在するシミ
・ソバカス等の色むらの隠蔽性にも優れた化粧料が得ら
れることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は1.60〜1.80の屈折率を有し、粉体濃
度が20重量%で厚さ25μの薄膜を形成したときの散乱透
過度が70%以上で、かつ全透過度が85%以上である無機
粉体を含有することを特徴とする化粧料を提供するもの
である。
本発明で用いる無機粉体は、全透過率が高いために反射
乱光は小さくなる一方、散乱透過度が大きいために透過
散乱が大きくなることから、透明性は高いが粉体を透過
する光は散乱されて下地がぼけて見え難くなる効果を有
する。このような効果は、従来の顔料には存しないもの
であり、本発明者らはこの効果を鮮鋭性抑制効果と名付
けた。
本発明で用いる無機粉体は、粉体濃度が20重量%で厚さ
25μの薄膜を形成したときの散乱透過度が70%以上で、
かつ全透過率が85%以上であることが必要であり、散乱
透過度が70%未満の場合には、色むらを見え難くする効
果が不十分となり、全透過率85%未満の場合には透明性
が悪くなる。また、粉体の屈折率は1.60〜1.80である
が、この範囲外の屈折率を有する無機粉体では、有機ポ
リマー等で被覆しなければ鮮鋭性抑制効果は得られな
い。
好ましい無機粉体は板状構造を有する酸化アルミニウ
ム、硫酸バリウム又は窒化ホウ素であり、特に好ましい
粉体は板状構造を呈し、そのアスペクト比が5〜100で
あり、かつその板状面の周囲長の2乗と板状面の正射影
面の面積との比が20:1〜150:1である板状硫酸バリウム
である。
ここで板状構造には薄片状、薄板状、葉片状、花弁状、
雲母状、箔状等が含まれる。また、その形状は板状面に
垂直な1枚または2枚の鏡像面を有し、かつ縁部に凹部
を有するバタフライ形状である(第1図)。板状硫酸バ
リウムのアスペクトが比5未満では摩擦係数が大きくな
るため使用感が悪くなり、また100を超えるものは製造
することが困難である。
更に、その板状面の周囲長の2乗の比率が前記の範囲未
満では同様に摩擦係数が大きくなるため使用感が悪くな
り、また前記の範囲を超えるものは製造することが困難
である。
また、この板状硫酸バリウムはX線回折を行った場合、
結晶の(020)と(200)面の回折ピーク強度比が非常に
大きくなり、(020)/(200)=1.5〜100にも達する
(第2図)。
斯かる板状硫酸バリウムは、バリウム塩溶液と硫酸塩溶
液とを反応させることによって製造される。
ここで用いるバリウム塩は水、アルコール等の溶媒に可
溶なものであり、例えば塩化バリウム、硫酸バリウム、
酢酸バリウム、水酸化バリウム等が挙げられる。その純
度は本発明化粧料の特徴である透明性を阻害しないため
に、バリウム以外の金属イオンが1000ppm以下であるこ
とが好ましい。また、硫酸塩とは水、アルコール等の溶
媒に可溶な硫酸塩および硫酸を意味し、硫酸塩としては
例えば硫酸ナトリウム、硫酸アンモニウム等が挙げられ
るが、バリウム塩同様に透明性の観点から金属イオンを
含有しない硫酸塩溶液を用いることが好ましい。
これらのバリウム塩溶液のバリウムイオン濃度及び硫酸
塩溶液の硫酸イオン濃度は、反応前においてそれぞれ0.
001〜0.5mole/であることが必要である。これらの濃
度が0.001mole/未満では、結晶の板状構造が崩れて柱
状に近くなるため使用感が悪くなり、硫酸バリウムとし
ての収率も低くなるため産業上好ましくない。また0.05
mole/を超えると結晶の板状構造が崩れて微粒状とな
るため使用感が悪くなるとともに光散乱効果が大きく、
透明性が劣り好ましくない。また、反応させる際、バリ
ウム塩溶液と硫酸塩溶液はモル比で1:10〜5:1となるよ
うに混合される。また反応中、pHは1.0〜5.0となるよう
に必要に応じて塩酸、硫酸、硝酸等で調整され、反応温
度は50〜100℃、好ましくは60〜95℃である。pH及び反
応温度がこの範囲をはずれると結晶の板状構造が崩れ、
使用感及び透明性が悪くなる。
本発明の化粧料としては、ファンデーション、粉おしろ
い、固形おしろい、頬紅、アイシャドー、口紅、アイラ
イナー等のメークアップ化粧料、及びクリーム、乳液等
の基礎化粧料等いずれも挙げることができ、その形態は
粉末状、ケイク状、乳化状、オイル状、ゲル状等幅広く
適用可能である。
本発明化粧料への上記粉体の配合量は、化粧料の性質に
応じて任意に選択されるが、化粧料成分全量中0.1〜100
重量%(以下単に%で示す)、特に10〜99%が好まし
い。
本発明の化粧料には、必須成分の被覆顔料の他に必要に
応じて本発明の効果を損なわない範囲で各種オイル、界
面活性剤、他の粉末、水溶性高分子、防腐剤、薬剤、色
素、香料、保湿性、紫外線吸収剤、水等の一般に化粧品
に配合される原料を配合することができる。オイルとし
ては、例えば流動パラフィン、ワセリン、パラフィンワ
ックス、スクワラン、ミツロウ、カルナバロウ、オリー
ブ油、ラノリン、高級アルコール、脂肪酸、高級アルコ
ールと脂肪酸の合成エステル油等の化粧品に汎用される
油分が用いられる。界面活性剤としては、例えばポリオ
キシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレン脂
肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エ
ステル、グリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂
肪酸エステル、ポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エ
ステル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリオキシ
エチレンソルビトール脂肪酸エステル等の非イオン界面
活性剤;ステアリン酸ナトリウム、パルミチン酸トリエ
タノールアミン等の脂肪酸石鹸で代表されるアニオン界
面活性剤;及びカチオン界面活性剤、両性界面活性剤の
化粧品に汎用される界面活性剤が用いられる。水溶性高
分子としては、例えばカルボキシメチルセルロース、メ
チルセルロース、ヒドロキシメチルセルロース、ポリビ
ニルアルコール、ボリビニルピロリドン、トラガントゴ
ム、カラギーナン、ローカストビーンゴム、デキストリ
ン、デキストリン脂肪酸エステル、カルボキシビニルポ
リマー、キサンタンガム、ゼラチン、アルギン酸ナトリ
ウム、アラビアゴム等の化粧品に汎用される水溶性高分
子が用いられる。保湿剤としては、例えばソルビトー
ル、キシリトール、グリセリン、マルチトール、プロピ
レングリコール、1,3-ブチングリコール、1,4-ブチレン
グリコール、ピロリドンカルボン酸ナトリウム、硫酸、
乳酸ナトリウム、ポリエチレングリコール等の化粧品に
汎用される保湿剤が用いられる。防腐剤としては、例え
ばパラオキシ安息香酸アルキルエステル、安息香酸ナト
リウム、ソルビン酸カリウム等の化粧品に汎用される防
腐剤が用いられる。薬剤としては、例えばビタミン類、
生薬、消炎剤、殺菌剤等の化粧品に汎用される薬剤が用
いられる。他の粉末としては、例えばタルク、マイカ、
カオリン、セリサイト、白雲母、合成雲母、金雲母、紅
雲母、黒雲母、リチア雲母、バーミキュライト、炭酸マ
グネシウム、炭酸カルシウム、珪ソウ土、珪酸マグネシ
ウム、珪酸カルシウム、珪酸アルミニウム、珪酸バリウ
ム、珪酸ストロンチウム、タングステン酸金属塩、ヒド
ロキシアパタイト、含水珪酸、無水珪酸、酸化マグネシ
ウム、ベントナイト、ゼオライト、セラミクスパウダ
ー、水酸化アルミニウム等の無機粉体、ナイロンパウダ
ー、ポリエチレンパウダー、ポリメチルベンゾグアナミ
ンパウダー、メタクリレートパウダー、四フッ化エチレ
ンパウダー、微結晶性セルロース、コメデンプン、ラウ
ロイルリジン等の有機粉体;ステアリン酸カルシウム、
ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸マグネシウム、ミリス
チン酸マグネシウム、セチルリン酸カルシウム、セチル
リン酸亜鉛ナトリウム等の活性剤金属塩粉末、酸化チタ
ン、酸化亜鉛、酸化ジルコニウム、酸化鉄(ベンガ
ラ)、チタン酸鉄、水酸化鉄、黄土、黒酸化鉄、カーボ
ンブラック、マンゴバイオレット、コバルトバイオレッ
ト、酸化クロム、水酸化クロム、コバルトチタン、群
青、紺青等の無機着色粉体、酸化チタンコーティング雲
母、酸化チタンコーティングオキシ塩化ビスマス、オキ
シ塩化ビスマス、酸化チタンコーティングタルク、魚鱗
箔、着色酸化チタンコーティング雲母等のパール顔料、
アルミニウムパウダー、ステンレスパウダー、カッパー
パウダー等の金属粉末顔料が用いられる。色素として
は、赤色3号、赤色104号、赤色106号、赤色201号、赤
色202号、赤色204号、赤色205号、赤色220号、赤色226
号、赤色227号、赤色228号、赤色230号、赤色401号、赤
色505号、黄色4号、黄色5号、黄色202号、黄色203
号、黄色204号、黄色401号、青色1号、青色2号、青色
201号、青色404号、緑色3号、緑色201号、緑色204号、
緑色205号、橙色201号、橙色203号、橙色204号、橙色20
6号、橙色207号等のタール色素、カルミン酸、ラッカイ
ン酸、カルサミン、ブラジリン、クロシン等の有機顔料
粉体及びジルコニア、バリウム、又はアルニイムレーキ
有機顔料粉体が挙げられる。紫外線吸収剤としては、パ
ラアミノ安息香酸系紫外線吸収剤、アントラニル酸系紫
外線吸収剤、サリチル酸系紫外線吸収剤、桂皮酸系紫外
線吸収剤、ベンゾフェノン系紫外線吸収剤等が挙げられ
る。
なお、本発明化粧料は、上記無機粉体を配合する以外は
常法に従い、製造することができる。
〔実施例〕
次に実施例を挙げて本発明を詳細に説明するが、本発明
はこれによって何ら制限されるものではない。
尚、本製造例及び比較例において、すべり性及び板状構
造の発達度合いの評価は下記の如くして行った。
すべり性 粉体1gを人工皮を張り付けた直径50mmφ、厚み10mmの2
枚の円盤の間に保持し、50gfの垂直荷重を印加したまま
片方の円盤を300rpmで回転させ、もう一方の円盤でトル
ク(F)を検出し、粉体の摩擦係数(F/50)を算出して
評価した。
板状構造の発達度合い 粉体1gをエタノール50cc中に分散し、次いでガラス板上
に厚さ約15μmの薄膜を形成させ、乾燥した後、X線回
折により結晶の(020)/(200)の回折ピークの強度比
で評価した。X線回折は理学電機製(形式:RAD-200)で
Cukα線、40kV、80mVで行った。
製造例−1 特級塩化バリウム試薬1.974gと特級硫酸0.505gをイオン
交換水1000gにそれぞれ溶解し、0.008mole/のバリウ
ム溶液及び0.005mole/の硫酸溶液とした。次に各溶液
を70℃に加温し、U字型攪拌バネを用い、回転数1000rp
mで攪拌した硫酸溶液にバリウム溶液を10分間で滴下
し、その後3分間攪拌を続け、反応を終了した。反応中
のpHは3.5であった。次いで常温まで冷却し、5Cの濾紙
で濾過して水洗後、105℃で2時間乾燥して硫酸バリウ
ムの粉末1.12gを得た。得られた粉末は、板状面の平均
径が5.3μmで、アスペクト比が58で、板状面の周囲長
2乗と板状面の正射影面の面積との比が88:1であった。
また、X線回折において、硫酸バリウム結晶の(020)
と(200)面の回折ピーク比は58であり、バタフライ形
状を呈しており、板状構造がよく発達し、透明感が有
り、滑りやすい粉体であった。
製造例−2 特級酢酸バリウム試薬11.043gをイオン交換水2000gに溶
解し、0.02mole/のバリウム溶液とした。また特級硫
酸ナトリウム2.926gをイオン交換水2000gに溶解し、0.0
2mole/の硫酸溶液とした。次に各溶液を85℃に加温し
た後、製造例−1と同様にして硫酸バリウムの粉末6.53
gを得た。反応中のpHは2.31であった。
得られた粉末は、板状面の平均径が7.2μmで、アスペ
クト比が68で、板状面の周囲長の2乗と板状面の正射影
面の面積との比が78:1であった。また、X線回折におい
て、硫酸バリウム結晶の(020)と(200)面の回折ピー
ク比は15.3であり、バタフライ形状を呈しており、板状
構造がよく発達し、透明感が有り、滑りやすい粉体であ
った。
製造例−3 特級酢酸バリウム試薬11.043gをイオン交換水2000gに溶
解し、0.02mole/のバリウム溶液とした。また特級硫
酸ナトリウム2.926gをイオン交換水2000gに溶解し、0.0
2mole/の硫酸ナトリウム溶液とした。次に各溶液を85
℃に加温した後、混合し、更に反応中のpHが3.0になる
ように濃塩酸5.3ccを加え、製造例−1と同様にして硫
酸バリウムの粉末6.53gを得た。
得られた粉末は、板状面の平均径が8.3μmで、アスペ
クト比が77で、板状面の周囲長の2乗と板状面の正射影
面の面積との比が88:1であった。また、X線回折におい
て、硫酸バリウム結晶の(020)と(200)面の回折ピー
ク比は16.8であり、バタフライ形状を呈しており、板状
構造がよく発達し、透明感が有り、滑りやすい粉体であ
った。
比較製造例−1 特級塩化バリウム試薬24.675gと特級硫酸10.100gをイオ
ン交換水1000gにそれぞれ溶解し、0.1mole/のバリウ
ム溶液及び0.1mole/の硫酸溶液とした。次に各溶液を
30℃に加温し、製造例−1と同様にして硫酸バリウムの
粉末19.5gを得た。
得られた粉末は、板状面の平均径が0.3μmで、アスペ
クト比が1.5で、板状面の周囲長の2乗と板状面の正射
影面の面積との比が78:1であった。また、X線回折にお
いて、硫酸バリウム結晶の(020)と(200)面の回折ピ
ーク比は1.0であり、微粉末形状を呈しており、板状構
造の発達は悪く、透明感も無く、滑り難い粉体であっ
た。
比較製造例−2 特級塩化バリウム試薬24.675gと特級硫酸10.100gをイオ
ン交換水1000gにそれぞれ溶解し、0.1mole/のバリウ
ム溶液及び0.1mole/の硫酸ナトリウム溶液とした。次
に各溶液を30℃に加温し、製造例−1と同様にして硫酸
バリウムの粉末19.5gを得た。反応中のpHは5.8であっ
た。
得られた粉末は、板状面の平均径が6.3μmで、アスペ
クト比が3.5で、板状面の周囲長の2乗と板状面の正射
影面の面積との比が18:1であった。また、X線回折にお
いて、硫酸バリウム結晶の(020)と(200)面の回折ピ
ーク比は1.3であり、くずれた板を呈しており、板状構
造の発達は悪く、透明感も無く、滑り難い粉体であっ
た。
製造例−4 バリウムイオン濃度が0.050mole/の特級試薬塩化バリ
ウム溶液及び硫酸イオン濃度が0.050mole/の硫酸溶液
を1:1のモル比で混合し、70℃にて反応させることによ
り、バタフライ形状を呈する板状硫酸バリウムを製造し
た。
この板状硫酸バリウムについて平均粒径、(周囲長)2/
板状面正射影面の面積及びアスペクト比を測定した結果
を第1表に示す。また、すべり性及び板状構造の発達度
合いを評価するために粉体摩擦係数及びX線ピーク比を
測定した結果も第1表に示す。
製造例−5〜15、比較製造例−3〜7 下記第1表に示すバリウムイオン濃度、硫酸イオン濃
度、混合比及び反応温度にする以外は実施例1と同様に
してバタフライ形状を呈する板状硫酸バリウムを製造し
た。反応中のpHはいずれも2.1〜4.8の間であった。
それぞれの板状硫酸バリウムについて平均粒径、(周囲
長)2/板状面正射影面の面積及びアスペクト比を測定し
た結果を第1表に示す。また、すべり性及び板状構造の
発達度合いを評価するために粉体摩擦係数及びX線ピー
ク比を測定した結果も第1表に示す。
試験例−1 分散媒としてジメチルシリコン油(信越化学社製,KF-96
-1000CS)を選び、これに資料である粉体をフーバーマ
ーラーにより混練し均一に分散させる(濃度20%)。こ
れをベーカーアプリケーターを用いて、25μの厚さに薄
膜を透明なガラス板上に作成する。これをサンプルとし
て散乱透過度(H)を測定した。測定機は村上色彩研究
所製の反射・透過率計HR−100を用いて、全透過率(T
t)・拡散透過率(Td)を測定し、これらより散乱透過
度(H=Tt/Td)を求めた。この結果を第2表に示し
た。
表−1より、本発明の製造例で製造された粉体は、市販
のどの顔料よりも散乱透過度は大きく、且つ全透過率も
大きいところから透明性が高い上に、鮮鋭性抑制効果が
大きいことが判る。
実施例−1 パウダーファンデーション −組成− (%) マイカ 残量 製造例−1の粉体 50 タルク 20 酸化チタン 10 ベンガラ 0.8 黄酸化鉄 2.5 黒酸化鉄 0.1 流動パラフィン 8 ミツロウ 2 防腐剤 適量 香料 微量 合計 100 −製法− 成分〜を混合粉砕する。これを高速ブレンダーに移
し、更に成分〜を80℃で混合溶解したものを加えて
均一に混合する。この混合物に成分を加えて混合した
後再び粉砕しふるいを通す。これを金皿に圧縮成型す
る。
実施例−2 パウダーファンデーション 実施例−1の成分を製造例−2で得たものに換えたも
の。
比較例−1 パウダーファンデーション −組成− (%) マイカ 残量 市販品板状硫酸バリウム 50 タルク 20 酸化チタン 10 ベンガラ 0.8 黄酸化鉄 2.5 黒酸化鉄 0.1 流動パラフィン 8 ミツロウ 2 防腐剤 適量 香料 微量 合計 100 *1:板状硫酸バリウムH(堺化学工業(株)製,平均粒
径6.3μ,不定形板状) −製法− 成分〜を混合粉砕する。これを高速ブレンダーに移
し、更に成分〜を80℃で混合溶解したものを加えて
均一に混合する。この混合物に成分を加えて混合した
後再び粉砕しふるいを通す。これを金皿に圧縮成型す
る。
比較例−2 パウダーファンデーション −組成− (%) マイカ 残量 ナイロンパウダー 10 タルク 20 酸化チタン 10 ベンガラ 0.8 黄酸化鉄 2.5 黒酸化鉄 0.1 流動パラフィン 8 ミツロウ 2 防腐剤 適量 香料 微量 合計 100 −製法− 成分〜を混合粉砕する。これを高速ブレンダーに移
し、更に成分〜を80℃で混合溶解したものを加えて
均一に混合する。この混合物に成分を加え混合した後
再び粉砕しふるいを通す。これを金皿に圧縮成型する。
試験例−2 専門パネラー14名により、以下の項目について下記の基
準により、比較例1及び2に対する実施例1及び2の化
粧料を評価した。その結果をパネラー14名の全評価点を
合計して第3表に示す。
〈項目〉 項目1:シミ・ソバカスの見え難さ 項目2:キメの細かさ 項目3:素肌感 項目4:カバー力 第3表から明らかなように、本発明化粧料を肌に塗布し
た場合、配合した粉体の鮮鋭性抑制効果によりシミ・ソ
バカス等の色むらが見え難くなることが確認された。更
に肌の質感を表すキメの細かさも向上して感じられるな
ど、従来の化粧料では同時に満足させることの出来なか
った素肌感とカバー力を同時に満足させることが出来る
ことも明らかになった。
実施例−3 固形おしろい −組成− (%) マイカ 残量 製造例−1の粉体 50 タルク 20 酸化チタン 0.5 ベンガラ 0.1 黄酸化鉄 0.1 黒酸化鉄 0.01 流動パラフィン 8 ミツロウ 2 防腐剤 適量 香料 微量 合計 100 −製法− 成分〜を混合粉砕する。これを高速ブレンダーに移
し、更に成分〜を80℃で混合溶解したものを加えて
均一に混合する。この混合物に成分を加え混合した後
再び粉砕しふるいを通す。これを金皿に圧縮成型する。
実施例−4 粉おしろい −組成− (%) マイカ 残量 製造例−1の粉体 50 タルク 20 酸化チタン 0.5 ベンガラ 0.1 黄酸化鉄 0.1 黒酸化鉄 0.01 ステアリン酸マグネシウム 10 防腐剤 適量 香料 微量 合計 100 −製法− 成分〜を混合粉砕する。これを高速ブレンダーに移
し、更に成分、を80℃で混合溶解したものを加えて
均一に混合した後、再び粉砕しふるいを通し、製品とす
る。
実施例−5 クリーム状ファンデーション −組成− (%) ステアリン酸 5.5 親油型モノステアリン酸グリセリン 2.5 セトステアリルアルコール 1 モノラウリン酸プロピレングリコール 3 スクワラン 7 オリーブ油 8 精製水 残料 防腐剤 適量 トリエタノールアミン 1.2 ソルビット 3 酸化チタン 10 タルク 5 着色原料(黒酸化鉄、ベンガラ、黄酸化鉄) 適量 製造例−1の顔料 8 香料 微量 合計 100 −製法− 成分〜を混合粉砕する。別に水相成分〜を混合
した溶液を調製し、粉砕した顔料を加えて分散した後、
75℃に加熱する。油相成分〜を80℃に加熱溶解した
ものを、先に調製した水相に攪拌しながら加え乳化す
る。これを攪拌しながら冷却して50℃で成分を加え攪
拌しながら冷却し、製品を得る。
実施例−6 頬紅 −組成− (%) マイカ 残量 製造例−2の粉体 50 タルク 20 酸化チタン 4 ステアリン酸亜鉛 5 コメデンプン 5 色材 3 流動パラフィン 3 防腐剤 適量 香料 微量 合計 100 −製法− 成分〜を混合し、展色する。次に、混合機の中で成
分〜を噴霧して加え、均一に混合し、ふるいを通し
た後プレス機を使って金皿の中に圧縮し固める。
実施例−7 アイシャドー −組成− (%) マイカ 残量 製造例−1の顔料 50 タルク 5 雲母チタン 5 ステアリン酸亜鉛 5 ウラリン酸亜鉛 3 着色顔料(黒酸化鉄、ベンガラ、黄酸化鉄) 10 流動パラフィン 7.5 防腐剤 適量 香料 微量 合計 100 −製法− 成分〜を混合し、展色する。次に、混合機の中で成
分〜を噴霧して加え、均一に混合し、ふるいを通し
た後プレス機を使って金皿の中に圧縮し固める。
実施例−8 口紅 −組成− (%) 酸化チタン 1 赤色201号 1 赤色202号 2 黄色4号アルミニウームレーキ 1 赤色223号 0.1 製造例−3の粉体 5 ヒマシ油 46.9 オクチルドデカノール 15 ラノリン 5 液状ラノリン 5 ミツロウ 5 オゾケライト 4 キャンデリラロウ 7 カルナウバロウ 1 酸化防止剤 適量 防腐剤 適量 香料 微量 合計 100 −製法− 成分〜を加熱融解し均一に混合する。これに〜
を加え、ロールミルで練り均一に分散させた後、再融解
して〜を加え、脱泡してから型に流し込み急冷して
固める。固まったものを型から取り出し、容器に装填す
る。次にスティックの外観を整えてから炎の中を通し、
表面を均一にする。
実施例−9 アイライナー −組成− (%) カルナウバロウ 5 ミツロウ 1 マイクロクリスタリンワックス 10 白色ワセリン 1 軽質流動イソパラフィン 67.5 有機ベントナイト 0.5 製造例−4の粉体 10 酸化チタン 3 カーボンブラック 2 防腐剤 適量 合計 100 −製法− の一部にを加え、コロイドミルを通して分散、ゲル
化させる。一方〜及びを混合し、加熱して溶解
し、〜を加えた後冷却してロールミルで練り、再び
加熱してとかした中に、ベントナイトゲルと残部のを
加え、攪拌しながら冷却する。
実施例−10 O/Wクリーム −組成− (%) ミツロウ 5.5 セタノール 4.5 水添ラノリン 7 スクワラン 33 脂肪酸グリセリン 3.5 親油型モノステアリン酸グリセリン 2 ポリオキシエチレンソルビタンモノラウリル酸エス
テル(20E.O.) 2 製造例−6の粉体 8 香料 0.1 防腐剤 0.2 酸化防止剤 0.1 プロピレングリコール 10 精製水 残量 合計 100 −製法− 成分、、及びを攪拌混合し、80℃に保つ。他の
成分を混合し、加熱溶解して80℃とする。この油相部に
前述の水相部を加えて予備乳化し、ホモミキサーで均一
に乳化した後30℃まで冷却して製品を得る。
〔発明の効果〕
本発明の化粧料は、配合された粉体の有する、従来の顔
料にはない全く新規な光学的効果、すなわち鮮鋭性抑制
効果により、良好な透明感・素肌感とシミ・ソバカス等
の色むらのカバー力を同時に満足する優れた化粧料であ
る。
【図面の簡単な説明】 第1図は製造例−1で得られた板状硫酸バリウムの結晶
構造の走査電子顕微鏡写真である。 第2図は製造例−6で得られた板状硫酸バリウムの(02
0)面の発達度合を表すX線回折パターンを示図面であ
る。 第3図は比較製造例−3の従来品硫酸バリウムの(02
0)面の発達度合を表すX線回折パターンを示す図面で
ある。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】1.60〜1.80の屈折率を有し、粉体濃度が20
    重量%で厚さ25μの薄膜を形成したときの散乱透過度が
    70%以上で、かつ全透過度が85%以上である無機粉体を
    含有することを特徴とする化粧料。
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