JPH06102474A - コンタクトレンズ用剤組成物 - Google Patents

コンタクトレンズ用剤組成物

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JPH06102474A
JPH06102474A JP25000592A JP25000592A JPH06102474A JP H06102474 A JPH06102474 A JP H06102474A JP 25000592 A JP25000592 A JP 25000592A JP 25000592 A JP25000592 A JP 25000592A JP H06102474 A JPH06102474 A JP H06102474A
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JP
Japan
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agent
composition
coating agent
contact lens
cleaning
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Application number
JP25000592A
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English (en)
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Yasuhiko Iwadare
安彦 岩垂
Tadao Kojima
忠雄 児島
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Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
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Publication date
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Publication of JPH06102474A publication Critical patent/JPH06102474A/ja
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C11ANIMAL OR VEGETABLE OILS, FATS, FATTY SUBSTANCES OR WAXES; FATTY ACIDS THEREFROM; DETERGENTS; CANDLES
    • C11DDETERGENT COMPOSITIONS; USE OF SINGLE SUBSTANCES AS DETERGENTS; SOAP OR SOAP-MAKING; RESIN SOAPS; RECOVERY OF GLYCEROL
    • C11D3/00Other compounding ingredients of detergent compositions covered in group C11D1/00
    • C11D3/0005Other compounding ingredients characterised by their effect
    • C11D3/0078Compositions for cleaning contact lenses, spectacles or lenses
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C11ANIMAL OR VEGETABLE OILS, FATS, FATTY SUBSTANCES OR WAXES; FATTY ACIDS THEREFROM; DETERGENTS; CANDLES
    • C11DDETERGENT COMPOSITIONS; USE OF SINGLE SUBSTANCES AS DETERGENTS; SOAP OR SOAP-MAKING; RESIN SOAPS; RECOVERY OF GLYCEROL
    • C11D17/00Detergent materials or soaps characterised by their shape or physical properties
    • C11D17/0047Detergents in the form of bars or tablets
    • C11D17/0065Solid detergents containing builders
    • C11D17/0073Tablets
    • C11D17/0078Multilayered tablets

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Abstract

(57)【要約】 【構成】 コンタクトレンズを洗浄するための洗浄剤と
殺菌溶液を無毒化するための中和剤を同一錠剤中に含有
し、この錠剤が内部核剤より中和剤、徐放遅延溶解型コ
ーティング剤、洗浄剤、即時溶解型コーティング剤の層
よりなる錠剤であり、即時溶解型コーティング剤が、 一般式(I) R[(CH2CH2O)nH]m Rは活性水素を有するアルコール化合物に炭素数3及び
4のエポキシドを重合させてなる重合体であり、nは整
数、mは1〜8の整数、で表わされる重合体を含有する
ことを特徴とするコンタクトレンズ用剤組成物 【効果】 殺菌・洗浄処理と中和処理が時間を前後して
連続して同一工程で行なわれるため、安全に確実に容易
にコンタクトレンズのケアが行える。また保存安定性に
優れたコンタクトレンズ用剤組成物を提供することがで
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンタクトレンズの洗
浄剤、殺菌剤、特にコンタクトレンズに付着した汚れの
除去及び微生物の殺菌に有用であり、且つ汎用性に優れ
た洗浄、殺菌剤に関するものである。
【0002】
【従来の技術】コンタクトレンズには、主成分がメチル
メタクリレートから成るハードコンタクトレンズと、2
−ヒドロキシエチルメタクリレートから成るソフトコン
タクトレンズが広く利用されている。しかし、メチルメ
タクリレートから成るハードコンタクトレンズでは角膜
への酸素供給不足による合併症の指摘もあり、有機シラ
ン化合物やフッ素含有化合物を一成分とするより高酸素
透過性のコンタクトレンズが主流に成りつつある。これ
らのレンズは汚れ易いという欠点があり、脂質、タンパ
ク質、化粧品、塵等による汚染の為にレンズに曇りが発
生して視力の低下や眼の障害を引き起こすことがある。
また、従来のハードコンタクトレンズに比べ割れ易くコ
ンタクレンズの洗浄が難しいという欠点を持つ。
【0003】主成分として2−ヒドロキシエチルメタク
リレートから成るソフトコンタクトレンズは、その柔軟
性や高い含水率から装用感がハードコンタクトレンズに
比べ非常に良好であり、また角膜に対する負担も少ない
ため近年装用者が増加している。しかしその反面、高い
含水率の為に微生物が繁殖しやすく何等かの方法例え
ば、煮沸殺菌や過酸化剤による殺菌が必要になり、これ
らを適切に行わないとソフトコンタクトレンズに微生物
が繁殖してソフトコンタクトレンズの白濁等が発生し、
さらにこれを装用した場合、角膜等の感染症を誘発する
ことがあり問題である。また、柔軟な反面破れ易いとい
う欠点もあり、これらを改善するためにグリセリルメタ
クリレート、ビニルピロリドン、ブチルメタクリレート
等を添加したソフトコンタクトレンズが利用されてい
る。
【0004】コンタクトレンズの洗浄及びケアには界面
活性剤を主成分とする洗浄剤で擦り洗う方法、または浸
漬洗浄によってコンタクトレンズ表面上のタンパク質汚
れや脂質汚れを乳化・分散させる方法、固着した汚れを
研磨剤入り洗浄剤で擦り洗う方法等が用いられ、コンタ
クトレンズへのキズの発生防止、洗浄性の向上、親水性
の付与の為にカルボキシメチルセルロ−ス、メチルセル
ロース、アルギン酸等の増粘剤を添加する方法が用いら
れている。例えば、特開昭55−115497号公報、
特開昭57−186733号公報、特開昭61−611
27号公報、特開昭56−6215号公報、特開昭62
−242916号公報等に開示されている。さらには、
酵素を用いた洗浄方法も多く用いられその有用性が確認
されており、酵素としては蛋白分解酵素、脂質分解酵
素、多糖類分解酵素等が広く利用されている。例えば、
特公昭53−47810号公報には、有効量の蛋白分解
酵素を含有する組成物による洗浄方法及びパパイン等の
特定の蛋白分解酵素からなる洗浄剤が開示されている。
特開昭62−913号公報には、アミラーゼやセルラー
ゼ等の特定酵素と尿素、アミノ酸等の活性化剤とからな
る洗浄剤が開示されている。特開昭53−125412
号公報には脂質分解酵素を用いた洗浄剤が開示されてい
る。
【0005】また、ソフトコンタクトレンズは過酸化水
素を代表とする化学的殺菌方法が煮沸殺菌と共に利用さ
れ、その中和剤としてチオ硫酸ナトリウムやカタラーゼ
等が一般的に用いられる。中和は一定時間殺菌後、中和
剤を添加する方法がほとんどではあるが、特開昭62−
63916号公報に記載されている様に遅延放出を制御
する遅延剤を組合せて一定時間後に中和剤が放出される
組成物が知られている。
【0006】また、カルシウムや鉄等を取り除くために
EDTA−2Naやクエン酸の様な金属キレート剤、微
生物汚染防止のためにソルビン酸や塩化ベンザルコニウ
ムの様な殺菌・防腐剤、浸透圧調整のために塩化ナトリ
ウムの様な無機塩、適正pHの維持のためにクエン酸と
その塩の様なpH緩衝剤を一成分として含有している。
これらの組成物はいずれも、コンタクトレンズのケア
には有用であり、適正なレンズ管理が期待できる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、過酸化
水素を代表とする化学的殺菌方法は、殺菌後必ず中和剤
で中和しなければならず、殺菌一定時間後に再度処理を
行なうという2段階工程で行なう方法が一般的である。
この様な場合、中和処理を行わずに装用して眼粘膜障害
を誘発するケースもあり危険性をはらんでいる。また、
操作が2段階必要であるために使用性の不便さや煩わし
さもある。これらを改善するために特開昭62−639
16号公報、特開平3−284604号公報等に記載さ
れている遅延放出を制御する遅延剤を組合せて一定時間
後に中和剤が放出される組成物が知られている。遅延剤
として一般的なカルボキシメチルエチルセルロース、ヒ
ドロキシプロピルセルロース、酢酸セルロースフタレー
ト等をコーティングして使用する。遅延剤の組合せやコ
ーティング量によってその溶解時間をコントロールで
き、また殺菌後中和剤を添加する必要がないために、非
常に便利でありさらに中和のし忘れがなく有用である。
また、洗浄性を向上させるために殺菌溶液中に界面活性
剤を共存させる場合が一般的であるが、別途洗浄剤を殺
菌溶液中に添加する方法も用いられる。しかしながらこ
れらの方法では、殺菌効果は十分期待できるが洗浄効力
は十分でない。殺菌溶液中に界面活性剤を共存させる場
合では、界面活性剤の保存安定性が悪く十分な洗浄効力
は期待できない。また、別途殺菌溶液中に洗浄剤を添加
する場合はケア操作が煩雑となり好ましくない。よって
1工程の操作で洗浄、殺菌、中和の全てを安全に確実に
行なうことのできるコンタクトレンズ溶剤組成物が望ま
れている。
【0008】本発明は前述の問題点を解決するために鋭
意研究し到達したものであり、本発明の目的は、短時間
で効果的に洗浄及び殺菌ができ、洗浄及び殺菌後人為的
に処理することなく中和が確実に行え、さらに保存安定
性に優れたコンタクトレンズ用剤組成物を提供すること
である。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、特定成分のコ
ーティング剤を用いた多層からなる錠剤を用いることで
本目的が達成されることを見いだした。即ち、中和剤を
核として中和剤の溶出をコントロールする徐放遅延溶解
型コーティング剤を施し、さらに洗浄剤をその外核に具
備し、洗浄剤の安定性確保のため及び水溶液に即時溶解
することのできる特定のコーティング剤を用いることで
有用なコンタクトレンズ用剤組成物を得ることができ
た。
【0010】本発明はこの様な知見に基づいて完成した
ものであり、本発明は、(1) コンタクトレンズを洗浄す
るための洗浄剤と殺菌溶液を無毒化するための中和剤を
同一錠剤中に含有し、この錠剤が内部核剤より中和剤、
徐放遅延溶解型コーティング剤、洗浄剤、即時溶解型コ
ーティング剤の層からなることを特徴とするコンタクト
レンズ用剤組成物、(2) 洗浄剤が蛋白分解酵素、脂質分
解酵素、多糖類分解酵素、界面活性剤の少なくとも1種
以上を含むことを特徴とするコンタクトレンズ用剤組成
物、(3) 即時溶解型コーティング剤が少なくとも、 一般式(I): R[(CH2CH20)nH]m (I) Rは活性水素を有するアルコール化合物に、炭素数3及
び4のエポキシドを重合させてなる化合物であり、nは
整数、mは1〜8の整数、を含むことを特徴とするコン
タクトレンズ用剤組成物、(4) 一般式(I)で表わされ
る化合物の平均分子量が3000〜30000であるこ
とを特徴とするコンタクトレンズ用剤組成物、(5) 一般
式(I)で表わされる化合物の分子量の5〜50%がR
で表わされる化合物の分子量であることを特徴とするコ
ンタクトレンズ用剤組成物、(6) コンタクトレンズを洗
浄するための洗浄剤と殺菌溶液を無毒化するための中和
剤を同一錠剤中に含有し、この錠剤が中和剤を徐放遅延
溶解型コーティング剤でコートした顆粒剤と洗浄剤とを
混合して打錠成形されており、さらに即時溶解型コーテ
ィング剤でコートされていることを特徴とするコンタク
トレンズ用剤組成物、を要旨とするものである。
【0011】以下、本発明を具体的に説明する。本発明
のコンタクトレンズ用剤組成物は、本目的を達成するた
めに特定の条件を有する必要がある。即ち、中和剤と洗
浄剤が同一錠剤中において実質的に反応しない。殺菌溶
液中に投入した時に洗浄剤の主要部が即時的に溶解し、
さらに中和剤の主要部よりも相対的に早く溶解しなけれ
ばならない。中和剤と洗浄剤の溶解が同時に溶解されて
も巨視的にみて洗浄剤の溶解ピークが中和剤の溶解ピー
クよりも早く現れる限り問題ない。また、洗浄剤の保存
安定性を確保する必要もある。上記条件を満足する洗浄
剤と中和剤を有する組成物の形態としては多層型錠剤が
最適である。中和剤を錠剤核として、その外層に徐放遅
延溶解型コーティング剤を施し、さらにその外核に洗浄
剤を具備させて、その外層に安定性確保と即時溶解性の
即時溶解型コーティング剤を有する錠剤が用いられる。
また、中和剤を徐放遅延溶解型コーティング剤でコート
した顆粒剤を洗浄剤と混合し、打錠成形して得られた錠
剤に即時溶解型コーティング剤を施した錠剤も本発明で
は用いられる。洗浄剤は粉末状でも顆粒状でもどちらを
用いても良く、コーティングは一般的な方法が用いられ
る。
【0012】本発明の即時溶解型コーティング剤による
コーティング処理は、洗浄剤の錠剤からの飛散を防ぎ、
外気からの酸素、湿気を防止して洗浄剤の保存安定性を
向上させる役割がある。また、このコーティング剤は水
溶液に対して即時の溶解性が必要であり、尚且つ生体に
対して安全性が高くなければならない。このコーティン
グ処理によって水溶液中で速やかに溶解し、洗浄効力を
十分発揮できる。本発明の徐放遅延溶解型コーティング
剤によるコーティングは、中和剤の溶解を必要時間遅ら
せることができるため、水溶液中の殺菌剤及び洗浄剤が
十分効力を発揮した後に溶解して殺菌剤を中和すること
ができる。
【0013】本発明に用いられる洗浄剤は、蛋白分解酵
素、脂質分解酵素、多糖類分解酵素、界面活性剤の少な
くとも1種以上を含み、蛋白分解酵素としては例えば、
パパイン、ブロメライン、トリプシン、アスペルギルス
由来の蛋白分解酵素、バシラス由来の蛋白分解酵素等が
挙げられる。脂質分解酵素としては例えば、シュードモ
ナス由来の脂質分解酵素、リゾプス由来の脂質分解酵
素、サーモマイセス由来の脂質分解酵素等が挙げられ
る。多糖類分解酵素としては例えば、キトサン分解酵
素、ムチン分解酵素、リゾチーム、ヒアルロニダーゼ等
が挙げられる。界面活性剤としては例えば、ポリオキシ
エチレン(5)ノニルフェニルエーテル、ポリオキシエ
チレン(10)ノニルフェニルエーテル、ポリオキシエ
チレン(15)ノニルフェニルエーテル、ポリオキシエ
チレン(18)ノニルフェニルエ−テル、ポリオキシエ
チレン(10)オクチルフェニルエーテル、ポリオキシ
エチレン(15)オクチルフェニルエーテル、ラウリル
硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸カリウム、ラウリル硫酸
トリエタノールアミン、ラウリル硫酸アンモニウム、セ
チル硫酸ナトリウム、ステアリル硫酸ナトリウム、ミリ
スチル硫酸ナトリウム、硬化ヤシ油脂肪酸グリセリル硫
酸ナトリウム、ポリオキシエチレン(4)ノニルフェニ
ルエーテル硫酸トリエタノールアミン、ポリオキシエチ
レン(4)ノニルフェニルエーテル硫酸ナトリウム、ポ
リオキシエチレン(3)アルキルエーテル硫酸ナトリウ
ム、ポリオキシエチレン(3)アルキルエーテル硫酸ト
リエタノールアミン、ポリオキシエチレン(2)ラウリ
ルエーテル硫酸アンモニウム、ポリオキシエチレン
(4)ラウリルエーテル硫酸ナトリウム、ポリオキシエ
チレン(3)ラウリルエーテル硫酸トリエタノールアミ
ン、ポリオキシエチレン(3)セチルエーテル硫酸ナト
リウム、グリセリルモノステアレート、デカグリセリル
モノミリステート、ポリオキシエチレン(20)ソルビ
タンモノステアレート、ポリオキシエチレン(60)硬
化ヒマシ油、ラウロイルサルコシンナトリウム、N−コ
コイルメチルタウリンナトリウム、ポリオキシエチレン
(6)アルキルエーテル酢酸ナトリウム等が挙げられ
る。
【0014】本発明に用いられる洗浄剤には錠剤成形性
を良くするために生理学的に許容できる賦形剤や粘結剤
が添加される。賦形剤、粘結剤としては例えば、乳糖、
庶糖、ソルビトール、ステアリン酸マグネシウム、タル
ク、ヒドロキシエチルセルロース、ポリエチレングリコ
ール、プロピレングリコール等が挙げられる。また、洗
浄性や溶解性を向上させるために炭酸塩、過炭酸塩等の
発泡性成分を含むこともできる。また、湿気防止のため
に無水硫酸ナトリウム、酸化隣等の脱水剤を含むことが
できる。
【0015】本発明に用いられる即時溶解型コーティン
グ剤は、少なくとも、 一般式(I): R[(CH2CH2O)nH]m Rは活性水素を有するアルコール化合物に、炭素数3及
び4のエポキシドを重合させてなる化合物、nは整数、
mは1〜8の整数、を含むことで本目的が達成されるこ
とを見いだした。一般式(I)で表わされる化合物は、
水酸基を有する化合物の重合体であるために生体に対す
る安全性も非常に高く、この様な類似重合体としては例
えば、ポリビニルピロリドン、ポリエチレングリコー
ル、ポリビニルアルコール等がある。これらは何れも医
薬品原料、医薬品添加剤、化粧品原料、化粧品添加剤、
食品原料、食品添加剤として用いられており、その安全
性は非常に高い。
【0016】本発明で用いられる一般式(I)で表わさ
れる化合物のアルコールは1〜8個の水酸基を有する化
合物であり、この水酸基のHが活性水素であるが、実際
にはエポキシドとの反応によってHが除かれている。ア
ルコールとしては例えば、セチルアルコール、キミルア
ルコール、バチルアルコール、ラウリルアルコール、エ
タノール、イソプロピルアルコール、ブチルアルコー
ル、メトキシフェノール、ソルビトール、グリセリン、
キシロール、グリオキサール、エチレングリコール、ポ
リエチレングリコール、プロピレングリコール、ポリプ
ロピレングリコール、ブチレングリコール、ポリビチレ
ングリコール、ペンタエリスリトール、エリスリトー
ル、グルコース、フルクトース、マンノース、ラクトー
ス、シュクロース、サッカロース、ゲンチオビオース等
が挙げられる。
【0017】本発明で用いられる炭素数3のエポキシド
はプロピレンオキシドであり、炭素数4のエポキシドと
しては例えば、ブチレンオキシド、イソプロピレンオキ
シド等が挙げられる。
【0018】本発明の一般式(I)で表わされる分子量
の5〜50%がRで表わされる化合物の分子量であり、
5%未満であれば水溶液への溶解性が低下する。50%
を越えると重合体としての性質が低下するためにコーテ
ィング剤として好ましくない。また、一般式(I)で表
される化合物の平均分子量は3000〜30000のも
のが水溶液への溶解性や洗浄剤の安定性上都合がよい。
一般式(I)で表わされる化合物は、ブロック重合体、
ランダム重合体の何れでもよく、これらは塩基性触媒を
用いた一般的な方法によって合成することができる。
【0019】本発明の即時溶解型コーティング剤は、一
般式(I)で表される化合物と共にその他の高分子化合
物を含むことができる。例えば、水難溶性のヒドロキシ
プロピルセルロース、酢酸セルロース、カルボキシメチ
ルエチルセルロース、アクリル酸・ビニルピリジン共重
合体等を任意の割合で添加することで、溶解時間や湿気
の遮断効果をコントロールすることができる。
【0020】本発明のコーティング剤は、一般的な方法
によってコーティングすることができる。例えば、コー
ティング剤及びその他の添加剤を有機溶剤に濃度が1〜
20重量%となるように溶解し、フィルムコーティング
機でコーティングすればよい。 ここで用いられる有機
溶剤としては例えば、メタノール、エタノール、アセト
ン、メチルエチルケトン、クロロホルム、キシレン等が
挙げられ、単独あるいは2種以上混合してもよい。
【0021】その他にカルシウムイオンや鉄イオン等の
金属イオンをキレートして取り除くことができるEDT
A−2Naやクエン酸等の金属キレート剤、涙液と同じ
液性を保つためのリン酸とその塩やホウ酸とその塩等の
pH緩衝剤、涙液と同じ浸透圧を保つための塩化ナトリ
ウムや塩化カリウム等の無機塩などを含むことができ
る。
【0022】本発明で用いられる徐放遅延溶解型コーテ
ィング剤は、洗浄・殺菌を十分に行なうためには必要で
あり、少しづつ溶解して一定時間後に内部の中和剤が溶
出する様にされており、このコーティング剤としては一
般的に用いられるものでよく例えば、カルボキシエチル
セルロース、酢酸フタル酸セルロース、ヒドロキシプロ
ピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロー
ス、アクリル酸・ビニルピリジン共重合体、アクリル酸
・メタクリル酸エステル共重合体、ポリ酢酸ビニル等が
挙げられる。これらは単独あるいは2種以上併用しても
よく、徐放遅延型コーティング剤は、一般的な方法によ
ってコーティングすることができる。例えば、コーティ
ング剤及びその他の添加剤を有機溶剤に濃度が1〜20
重量%となるように溶解し、フィルムコーティング機で
コーティングすればよい。ここで用いられる有機溶剤と
しては例えば、メタノール、エタノール、アセトン、メ
チルエチルケトン、クロロホルム、キシレン等が挙げら
れ、単独あるいは2種以上混合してもよい。
【0023】本発明で用いられる中和剤としては、還元
剤や酵素があり還元剤としては例えば、チオ硫酸ナトリ
ウム、クエン酸、リンゴ酸、酒石酸、アスコルビン酸及
びそれらの塩が挙げられる。また酵素としては例えば、
カタラーゼ、スーパーオキシドデイ ムスターゼ、ペルオ
キシダーゼ等が挙げられるが、中でもチオ硫酸ナトリウ
ム、クエン酸、カタラーゼが好ましい。これらは一般的
に、水溶液への溶解後の濃度は0.01%〜10.0%
が適当であるが、用いられる殺菌剤の濃度によって異な
る。
【0024】この様にして得られたコンタクトレンズ用
剤組成物は、即時溶解型コーティング剤によって保存安
定性が保持され、殺菌溶液中に投入されると即時溶解型
コーティング剤が速やかに溶解し、と同時に洗浄剤が溶
出して殺菌及び洗浄が開始されると共に徐放遅延溶解型
コーティング剤が少しづつ解け始め、一定時間後に中和
剤の溶解ピークが最高に達して中和が進む。よって殺菌
・洗浄処理と中和処理が時間を前後して連続して同一工
程で行なわれるため、最も理想的なコンタクトレンズの
ケア方法である。
【0025】本発明のコンタクトレンズ用剤組成物は、
以下の様に定期的に使用する。即ちコンタクトレンズを
眼から脱ずした後、軽く水洗し、所定の容器に殺菌剤と
共に入れ、さらに本発明のコンタクトレンズ用剤組成物
を入れて約30〜120分あるいは一晩浸せきする。こ
の間に殺菌・洗浄、中和処理が行なわれる。装用時は生
理食塩水あるいは専用のリンス剤ですすいでから装用す
る。
【0026】
【作用】本発明によるコンタクトレンズ用剤組成物は、
徐放遅延溶解型コーティング剤によって溶解時間を制御
された中和剤を核として、その周りに洗浄剤を具備し、
さらに湿気を防止し保存安定性を確保し、水溶液に速や
かに溶解する即時溶解型コーティング剤をコーティング
してある組成物であるため、短時間で効果的に洗浄及び
殺菌ができ、殺菌・洗浄処理と中和処理が時間を前後し
て連続して同一工程で行なわれるため、安全に確実に容
易にコンタクトレンズのケアが行える。また保存安定性
に優れたコンタクトレンズ用剤組成物を提供することが
できる。
【0027】
【実施例】以下実施例により具体的に説明するが、本発
明はこれらに限定されるものではない。
【0028】(実施例1)プロピレングリコール1重量
部にブチレンオキシド15重量部を重合させ、さらにプ
ロピレンオキシド30重量部を重合させて平均分子量約
2800の重合体を得た。この重合体にエチレンオキシ
ド170重量部を重合させた。得られた重合体のプロピ
レングリコールとブチレンオキシド及びプロピレンオキ
シドとの重合体の分子量割合は約28%であった。
【0029】(実施例2)ソルビトール1重量部にブチ
レンオキシド15重量部を重合させ、さらにプロピレン
オキシド35重量部を重合させて平均分子量約3000
の重合体を得た。この重合体にエチレンオキシド300
重量部を重合させた。得られた重合体のソリビトールと
ブチレンオキシド及びプロピレンオキシドとの重合体の
分子量割合は約19%であった。
【0030】(実施例3) <中和核剤の調整>クエン酸30重量部、クエン酸ナト
リウム10重量部、チオ硫酸ナトリウム30重量部、乳
糖100重量部、ステアリン酸マグネシウム5重量部、
ヒドロキシプロピルセルロース5重量部、エリスロシン
0.01重量部の混合物に水を加えて練合し、スピード
ミルにて顆粒とした後、回転打錠機にて1錠約300m
gになるように打錠した。
【0031】<徐放遅延溶解型コーティングの被履>ヒ
ドロキシプロピルメチルセルロース10重量部、エチル
セルロース1重量部をエチルアルコール80重量部及び
イソプロピルアルコール10重量部に溶解分散させ、コ
ーティング装置を用いて中和核剤に徐放遅延溶解型コー
ティング剤を被履した。被履量は素錠に対して乾燥固形
分で15%増量となるように行った。 <洗浄剤層の付加>ヒドロキシプロピルセルロース3重
量部、ポリビニルアルコール3重量部、ポリエチレング
リコール0.2重量部、蛋白分解酵素(アロアーゼA
P、ヤクルト株式会社製)1重量部をエチルアルコール
80重量部に溶解懸濁させ、コーティング装置を用いて
徐放遅延型コーティング剤の上にコーティングした。被
履量は素錠に対して乾燥固形分で20%増量となるよう
に行った。
【0032】<即時溶解型コーティング剤の被履>実施
例1の化合物5重量部、ポリアクリル酸0.1重量部を
クロロホルム80重量部及びエチルアルコール5重量部
に溶解分散させ、コーティング装置を用いて洗浄剤層の
上にコーティングした。被履量は素錠に対して乾燥固形
分で10%増量となるように行い、最終目的錠剤組成物
を得た。
【0033】<洗浄剤の溶出試験>得られた錠剤の即時
溶解型コーティング剤及び洗浄剤の溶解性を確認するた
めに、日本薬局方溶出試験法第2法に準拠し洗浄剤の溶
出試験を行った。洗浄剤の溶出は溶出試験液中に溶出し
た蛋白分解酵素活性を測定することによって確認し、蛋
白分解酵素活性はカゼインーフォーリン法にて測定し
た。その結果、第1図(a)に示す通りに試験開始後約
30秒から蛋白分解酵素活性が現れはじめ、約4分後に
最高レベルに達成し、良好な即時溶解性が示された。
【0034】<中和剤の溶出試験>得られた錠剤の徐放
遅延溶解型コーティング剤及び中和剤の溶解性を確認す
るために、日本薬局方溶出試験法第2法に準拠し中和剤
の溶出試験を行った。中和剤の溶出は溶出試験液中に溶
出した赤色色素エリスロシンの濃度を測定することで確
認し、最大吸光度545nmより算出した。その結果、
第2図(a)に示す通りに試験開始後約20分からエリ
スロシンが溶解しはじめ、1時間後に約30%、2時間
後に約70%、3時間後に約98%が溶出し、除放遅延
溶解型コーティング剤の良好な徐放性が示され、理想的
な中和剤の溶出であった。
【0035】<保存安定性試験>得られた錠剤の保存安
定性を確認するために、ガラスビンに錠剤を30錠入れ
密封して40℃、75RH%の恒温恒湿槽に2カ月保存
し、蛋白分解酵素の安定性を確認した。その結果酵素活
性の低下はなく良好な保存安定性を示した。
【0036】(実施例4)アスコルビン酸ナトリウム1
0重量部、チオ硫酸ナトリウム30重量部、乳糖50重
量部、ステアリン酸マグネシウム5重量部、カルボキシ
メチルセルロース5重量部、ポリエチレングリコール
(6000)0.5重量部、エリスロシン0.01重量
部の混合物に水を加えて練合し、スピードミルにて顆粒
とした後、回転打錠機にて1錠約300mgになるよう
に打錠した。
【0037】<徐放遅延溶解型コーティング剤の被履>
ヒドロキシプロピルメチルセルロース10重量部、ポリ
アクリル酸ナトリウム2重量部をエチルアルコール90
重量部に溶解分散させ、コーティング装置を用いて中和
核剤に除放遅延型コーティング剤を被履した。被履量は
素錠に対して乾燥固形分で20%増量となるように行っ
た。
【0038】<洗浄剤層の付加>ヒドロキシエチルセル
ロース3重量部、ドデシル硫酸ナトリウ2重量部、ポリ
エチレングリコール0.2重量部、蛋白分解酵素(アロ
アーゼAP、ヤクルト株式会社製)1重量部をエチルア
ルコール80重量部に溶解懸濁させ、コーティング装置
を用いて徐放遅延溶解型コーティング剤の上にコーティ
ングした。被履量は素錠に対して乾燥固形分で20%増
量となるように行った。
【0039】<即時溶解型コーティング剤の被履>実施
例2の化合物4重量部、ポリ酢酸ビニル0.1重量部を
クロロホルム80重量部及びエチルアルコール10重量
部に溶解分散させ、コーティング装置を用いて洗浄剤層
の上にコーティングした。被履量は素錠に対して乾燥固
形分で10%増量となるように行い、最終目的錠剤組成
物を得た。
【0040】<洗浄剤の溶出試験>得られた錠剤の即時
溶解型コーティング剤及び洗浄剤の溶解性を確認するた
めに、日本薬局方溶出試験法第2法に準拠し洗浄剤の溶
出試験を行った。洗浄剤の溶出は溶出試験液中に溶出し
た蛋白分解酵素活性を測定することによって確認し、蛋
白分解酵素活性はカゼインーフォーリン法にて測定し
た。その結果、第1図(b)に示す通りに試験開始後約
50秒から蛋白分解酵素活性が現れはじめ、約5分後に
最高レベルに達成し、良好な即時溶解性が示された。
【0041】<中和剤の溶出試験>得られた錠剤の徐放
遅延溶解型コーティング剤及び中和剤の溶解性を確認す
るために、日本薬局方溶出試験法第2法に準拠し中和剤
の溶出試験を行った。中和剤の溶出は溶出試験液中に溶
出した赤色色素エリスロシンの濃度を測定することで確
認し、最大吸光度545nmより算出した。その結果、
第2図(b)に示す通りに試験開始後約30分からエリ
スロシンが溶解しはじめ、1時間後に約25%、2時間
後に約65%、3時間後に約95%が溶出し、徐放遅延
溶解型コーティング剤の良好な徐放性が示され、理想的
な中和剤の溶出であった。
【0042】<保存安定性試験>得られた錠剤の保存安
定性を確認するために、ガラスビンに錠剤を30錠入れ
密封して40℃、75RH%の恒温恒湿槽に2カ月保存
し、蛋白分解酵素の安定性を確認した。その結果酵素活
性の低下はなく良好な保存安定性を示した。
【0043】(比較例1)実施例3において、即時溶解
型コーティング剤の代わりにヒドロキシプロピルメチル
セルロース10重量部をエチルアルコール90重量部に
溶解分散させたものをコーティングした。
【0044】<洗浄剤の溶出試験>得られた錠剤のコー
ティング剤及び洗浄剤の溶解性を確認するために、日本
薬局方溶出試験法第2法に準拠し洗浄剤の溶出試験を行
った。洗浄剤の溶出は溶出試験液中に溶出した蛋白分解
酵素活性を測定することによって確認し、蛋白分解酵素
活性はカゼインーフォーリン法にて測定した。その結
果、第1図(c)に示す通りに試験開始後約15分から
蛋白分解酵素活性が現れはじめ、約75分後に最高レベ
ルに達成し、洗浄剤の溶解速度は遅く満足するものでは
なかった。
【0045】(比較例2)実施例4において即時溶解型
コーティング剤のコーティングを省いた組成物錠剤につ
いて試験を行った。
【0046】<洗浄剤の溶出試験>得られた錠剤の洗浄
剤の溶解性を確認するために、日本薬局方溶出試験法第
2法に準拠し洗浄剤の溶出試験を行った。洗浄剤の溶出
は溶出試験液中に溶出した蛋白分解酵素活性を測定する
ことによって確認し、蛋白分解酵素活性はカゼインーフ
ォーリン法にて測定した。その結果、第1図(d)に示
す通りに試験開始直後から蛋白分解酵素活性が現れはじ
め、約2分後に最高レベルに達成した。
【0047】<保存安定性試験>得られた錠剤の保存安
定性を確認するために、ガラスビンに錠剤を30錠入れ
密封して40℃、75RH%の恒温恒湿槽に2カ月保存
し、蛋白分解酵素の安定性を確認した。その結果蛋白分
解酵素活性は約23%低下しており、良好な保存安定性
を示さなかった。
【0048】
【発明の効果】本発明は、徐放遅延溶解型コーティング
剤によって溶解時間を制御された中和剤錠剤を核とし
て、その周りに洗浄剤を具備し、さらに湿気を防止し保
存安定性を確保し、水溶液に速やかに溶解する即時溶解
型コーティング剤をコーティングしてある組成物である
ため、短時間で効果的に洗浄及び殺菌ができ、殺菌・洗
浄処理と中和処理が時間を前後して連続して同一工程で
行なわれるため、安全に確実に容易にコンタクトレンズ
のケアが行える。また保存安定性に優れたコンタクトレ
ンズ用剤組成物を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 蛋白分解酵素の洗浄剤層からの溶出曲線を示
すグラフ。
【図2】 エリスロシンの中和剤層からの溶出曲線を示
すグラフ。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】コンタクトレンズを洗浄するための洗浄剤
    と殺菌溶液を無毒化するための中和剤を同一錠剤中に含
    有し、この錠剤が内部核剤より中和剤、徐放遅延溶解型
    コーティング剤、洗浄剤、即時溶解型コーティング剤の
    層からなることを特徴とするコンタクトレンズ用剤組成
    物。
  2. 【請求項2】洗浄剤が蛋白分解酵素、脂質分解酵素、多
    糖類分解酵素、界面活性剤の少なくとも1種以上を含む
    ことを特徴とする請求項1記載のコンタクトレンズ用剤
    組成物。
  3. 【請求項3】即時溶解型コーティング剤が少なくとも、 一般式(I): R[(CH2CH20)nH]m (I) Rは活性水素を有するアルコール化合物に、炭素数3及
    び4のエポキシドを重合させてなる化合物であり、nは
    整数、mは1〜8の整数、を含むことを特徴とする請求
    項1記載のコンタクトレンズ用剤組成物。
  4. 【請求項4】一般式(I)で表わされる化合物の平均分
    子量が3000〜30000であることを特徴とする請
    求項3記載のコンタクトレンズ用剤組成物。
  5. 【請求項5】一般式(I)で表わされる化合物の分子量
    の5〜50%がRで表わされる化合物の分子量であるこ
    とを特徴とする請求項3記載のコンタクトレンズ用剤組
    成物。
  6. 【請求項6】コンタクトレンズを洗浄するための洗浄剤
    と殺菌溶液を無毒化するための中和剤を同一錠剤中に含
    有し、この錠剤が中和剤を徐放遅延溶解型コーティング
    剤でコートした顆粒剤と洗浄剤とを混合して打錠成形さ
    れており、さらに即時溶解型コーティング剤でコートさ
    れていることを特徴とするコンタクトレンズ用剤組成
    物。
  7. 【請求項7】洗浄剤が蛋白分解酵素、脂質分解酵素、多
    糖類分解酵素、界面活性剤の少なくとも1種以上を含む
    ことを特徴とする請求項6記載のコンタクトレンズ用剤
    組成物。
  8. 【請求項8】即時溶解型コーティング剤が少なくとも、 一般式(I): R[(CH2CH20)nH]m (I) Rは活性水素を有するアルコール化合物に、炭素数3及
    び4のエポキシドを重合させてなる化合物であり、nは
    整数、mは1〜8の整数、を含むことを特徴とする請求
    項6記載のコンタクトレンズ用剤組成物。
  9. 【請求項9】一般式(I)で表わされる化合物の平均分
    子量が3000〜30000であることを特徴とする請
    求項8記載のコンタクトレンズ用剤組成物。
  10. 【請求項10】一般式(I)で表わされる化合物の分子
    量の5〜50%がRで表わされる化合物の分子量である
    ことを特徴とする請求項8記載のコンタクトレンズ用剤
    組成物。
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