JPH06102107A - 金属製圧延板材の残留応力分布測定方法 - Google Patents

金属製圧延板材の残留応力分布測定方法

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JPH06102107A
JPH06102107A JP18145093A JP18145093A JPH06102107A JP H06102107 A JPH06102107 A JP H06102107A JP 18145093 A JP18145093 A JP 18145093A JP 18145093 A JP18145093 A JP 18145093A JP H06102107 A JPH06102107 A JP H06102107A
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Japan
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residual stress
stress distribution
displacement
measuring
slits
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JP18145093A
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Hiroshi Yamada
廣志 山田
Yoshikazu Yamasako
義和 山迫
Kenichi Kaneshige
健一 兼重
Toshihiro Kojima
利弘 小嶋
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Daido Steel Co Ltd
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Daido Steel Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 金属製圧延板材の残留応力分布を比較的短時
間で且つ板厚方向の全体で測定できる金属製圧延板材の
残留応力分布測定方法を提供する。 【構成】 圧延板材10に圧延方向に延びる一定長さの
複数本のスリット12を互いに平行にフォトエッチング
にて形成する。スリット12の形成に基づいて各測定部
14に発生する板厚方向の変位を測定部14の長手方向
に沿ってレーザ変位計22により検出し、その変位に基
づいて各測定部14の表面に沿った長さを算出する。そ
の長さから各測定部14の上記変位の発生原因である伸
びの率を算出し、その伸び率に基づいて各測定部14の
残留応力をフックの法則から算出して残留応力分布を決
定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、金属製圧延板材の残留
応力分布を測定する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】金属製圧延板材の残留応力分布の測定
は、通常、金属製圧延板材における圧延方向と直角な方
向の複数位置においてその板材の表面にX線を照射して
得られた複数の回折パターンに基づいて行われている。
すなわち、その回折パターンはX線照射位置の結晶格子
の歪に応じて変化するので、その回折パターンに基づい
て結晶格子の歪を測定することができ、その歪を応力に
換算して残留応力分布を得るのである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ようにX線により金属製圧延板材の残留応力分布を測定
する場合においては、上記回折パターンを得るために時
間がかかるため、残留応力分布の測定に比較的長時間を
要する欠点があるとともに、通常、数μm〜数十μm程
度の表層の歪しか知ることができないため、金属製圧延
板材の板厚方向の全体での残留応力分布を正確に測定で
きない欠点があった。
【0004】本発明は以上の事情を背景として為された
ものであって、その目的とするところは、金属製圧延板
材の残留応力分布を比較的短時間で且つ板厚方向の全体
で測定できる金属製板材の残留応力分布測定方法を提供
することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の要旨とするところは、金属製圧延板材の残留
応力分布を測定する方法であって、(a) 前記金属製圧延
板材の残留応力分布の測定場所において、圧延方向に延
びる一定長さの複数本のスリットを互いに平行に形成す
るスリット形成工程と、(b) 前記スリットの形成により
前記残留応力分布測定場所に形成された互いに平行な複
数本の長手状の測定部にそのスリットの形成に基づいて
発生する板厚方向の変位を、その測定部の長手方向に沿
ってそれぞれ検出する変位検出工程と、(c) その変位検
出工程により検出された前記測定部の板厚方向の変位に
基づいて、その変位の発生原因である伸びの率をそれぞ
れ算出する伸び率算出工程と、(d) その伸び率算出工程
により算出された伸び率に基づいて、前記残留応力分布
測定場所における残留応力分布を決定する残留応力分布
決定工程とを含むことにある。
【0006】
【作用】かかる構成の金属製圧延板材の残留応力分布測
定方法によれば、まず、スリット形成工程により、金属
製圧延板材の残留応力分布測定場所において圧延方向に
延びる一定長さの複数本のスリットが互いに平行に形成
される。次に、変位検出工程により、前記スリットの形
成により前記残留応力分布測定場所に形成された互いに
平行な複数本の長手状の測定部にそのスリットの形成に
基づいて発生する板厚方向の変位が、その測定部の長手
方向に沿ってそれぞれ検出されるとともに、伸び率算出
工程により、各測定部の板厚方向の変位に基づいてその
変位の発生原因である伸びの率がそれぞれ算出される。
そして、残留応力分布決定工程により、その伸び率に基
づいて残留応力分布測定場所における残留応力分布が決
定される。
【0007】
【発明の効果】したがって、上記複数本の測定部の板厚
方向の変位を長手方向に沿って検出して、各測定部の変
位に基づいて種々の計算をすることにより残留応力分布
が決定されるので、金属製圧延板材の残留応力分布を比
較的短時間で且つ板厚方向の全体で測定することができ
る。
【0008】好適には、前記伸び率算出工程は、前記変
位検出工程により検出された前記変位の値を、移動平均
法或いは加重移動平均法により平滑化する平滑化工程を
含む。このようにすれば、前記スリットの長手方向にお
ける検出のばらつきが考慮された変位の値に基づいて前
記伸び率が算出されるため、一層正確な残留応力分布を
得ることができる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて詳
細に説明する。
【0010】図2は、少なくとも一対の圧延ロールを用
いて製造された帯状の金属製圧延板材の残留応力分布を
測定するためにその一部を所定長さで切断して成る矩形
平板状の金属製圧延板材(以下、圧延板材と略す)10
を示しており、その長手方向が圧延方向である。上記帯
状の金属製圧延板材は、たとえば、IC用リードフレー
ムの加工材料として用いられるものであって42Ni−
Fe合金から成り、圧延板材10は、たとえば、60m
m(幅)×150mm(長さ)×0.15mm(厚み)
の寸法を有している。
【0011】上記圧延板材10の残留応力分布測定場所
(図2においてaにて示す部分)には、圧延方向に延び
る一定長さの互いに平行な複数本のスリット12がたと
えばフォトエッチングにて形成されているとともに、こ
のスリット12の形成によってスリット12の数より1
本多い複数本の長手状の測定部14が互いに平行に形成
されている。各スリット12は、たとえば100mm
(長さ)×1mm(幅)の寸法を有しており、各測定部
14は、たとえば2mmの幅寸法を有している。測定部
14には、たとえば図3に示すように、長手方向の中央
部に向かう程大きくなる板厚方向の変位がスリット12
の形成に基づいて生じている。
【0012】次に、本発明の残留応力分布測定方法を好
適に実施するための残留応力分布測定装置の一例を説明
する。
【0013】図1において、図示しないフレームには第
1テーブル15が図示しない案内手段によりY方向の移
動可能に設けられているとともに、その第1テーブル1
5上には第2テーブル16が一対のガイドレール17に
沿ってX方向の移動可能に設けられている。また、第1
テーブル15上には第2テーブル16をX方向に駆動す
るためのステッピングモータ18が設けられているとと
もに、上記フレームには第1テーブル15をY方向に駆
動するためのステッピングモータ20が設けられてお
り、これにより、第2テーブル16は、ステッピングモ
ータ18,20によりX方向およびY方向においてそれ
ぞれ駆動されるようになっている。第2テーブル16の
上面には、圧延板材10がスリット12の長手方向がX
方向に一致するようにして載置される。
【0014】第2テーブル16の上方には、レーザ変位
計22が上記フレームに位置固定に設けられている。レ
ーザ変位計22は、圧延板材10の測定部14の表面に
レーザビームを所定の傾斜角で照射し且つその測定部1
4の表面から反射されたレーザ光を図示しない受光レン
ズを用いて図示しない変位検出素子(CCD素子)上に
結像させることにより測定部14の板厚方向の変位を非
接触で検出し、その変位を表す変位信号SPを増幅器2
4および入力インタフェース26を介してCPU28へ
供給する。
【0015】上記CPU28は、データバスラインを介
してROM30,RAM32,表示器34,および出力
インタフェース36と接続されており、ROM30に予
め記憶されたプログラムに従ってRAM32の記憶機能
を利用しつつ信号処理を実行し、ステッピングモータ1
8,20を駆動してたとえば以下のようにして残留応力
分布を測定する。
【0016】まず、ステップS1では、ステッピングモ
ータ18により第2テーブル16を一定速度でX方向に
駆動しつつ圧延板材10の幅方向一端部に位置する測定
部14の表面にその測定部14の長手方向一端から他端
までレーザビームを照射することにより、その測定部1
4の板厚方向の変位Z(x) が長手方向に沿って検出され
る。次に、ステップS2では、全ての測定部14につい
て変位Z(x) が検出されたか否かが判断され、この判断
が否定された場合にはステップS3が実行される。ステ
ップS3では、隣の測定部14の変位Z(x) を検出する
ために、ステッピングモータ20により第2テーブル1
6がY方向においてたとえば3mmだけ駆動された後、
ステップS1に戻される。このようにして、ステップS
1乃至ステップS3が繰り返し実行されて、全ての測定
部14について変位Z(x) が検出されると、ステップS
3の判断が肯定されてステップS4が実行される。
【0017】上記ステップS4では、各測定部14の表
面に沿った長さ寸法Lが、たとえば数式1に従ってそれ
ぞれ算出される。
【0018】
【数1】
【0019】次に、ステップS5では、上記変位Z(x)
の発生原因である各測定部14の伸びの率εが数式2に
従ってそれぞれ算出される。数式2において、L0 は、
各測定部14の長さ寸法Lのうちの基準値として用いる
ものであり、たとえば圧延板材10の幅方向一端部に位
置する測定部14の長さ寸法Lが採用される。また、L
min は各測定部14の長さ寸法Lのうちの最小値、Li
は各測定部14の長さ寸法Lのうちの任意の寸法であ
る。
【0020】
【数2】
【0021】次に、ステップS6では、フックの法則を
適用して、ステップS5で求められた各測定部14の伸
び率εに基づいて数式3から各測定部14における残留
応力σR が算出される。続くステップS7では、ステッ
プS6にて算出された各測定部14における残留応力σ
R に基づいて圧延板材10の残留応力分布測定場所aに
おける残留応力分布が決定されて、その残留応力分布が
表示器34に表示される。図5は、その残留応力分布の
一表示例を示しており、縦軸は残留応力を表し、横軸は
圧延板材10の幅方向位置を表している。この場合にお
いて、ステップS6で算出された残留応力σR は全て正
であるため、残留応力σR の総和が零となるように残留
応力軸の目盛の零位置が決定されることとなる。
【0022】
【数3】
【0023】このように本実施例によれば、圧延板材1
0の残留応力分布測定場所aに複数本のスリット12を
形成し、そのスリット12により形成された複数本の測
定部14の板厚方向の変位Z(x) を長手方向に沿って検
出して、各測定部14の変位Z(x) に基づいて種々の計
算をすることにより残留応力分布測定場所aにおける残
留応力分布が決定されるので、圧延板材10の残留応力
分布を比較的短時間で且つ板厚方向の全体で測定するこ
とができる。
【0024】ところで、スリット12をレーザ加工する
ことも考えられるが、この場合には、熱により圧延板材
10に歪を生ずることが避け難い。これに対し、本実施
例によれば、スリット12はフォトエッチングにて形成
されているので、スリット12の加工に起因して圧延板
材10に歪を生ずるのを好適に防止することができ、こ
れにより、測定部14の板厚方向の変位ひいては残留応
力分布を正確に測定できる。
【0025】次に、本発明の他の実施例を説明する。
【0026】前記の第一実施例においては、検出された
変位Z(x) から直接長さ寸法Lを算出したが、各測定部
14の長手方向における変位Z(x) は、ステッピングモ
ータ18により第2テーブル16を駆動し、レーザ変位
計22により非接触で検出していたため、第2テーブル
16の移動によるZ方向の位置ずれ等の移動精度および
レーザ変位計22の検出精度に起因して、変位Z(x) が
実際の変位よりも大きく或いは小さく検出されてばらつ
きが発生する可能性がある。このようなばらつきが発生
し得る状況下においても、充分に実用的な残留応力分布
の測定が可能ではあるが、以下の方法により、更に測定
精度を向上させることもできる。
【0027】図6は、検出精度を向上させることのでき
る残留応力分布測定方法のフローチャートの一例であ
る。ステップS1乃至S3およびステップS5乃至S7
は第一実施例の図4のフローチャートと同一であるため
説明を省略する。本実施例ではステップS4−1におい
て、ステップS2で検出された変位Z(x) の移動平均Z
m (x) を算出し、ステップS4−2すなわち図4のフロ
ーチャートにおけるステップS4と同一の算出手段によ
り長さ寸法Lが算出される。なお、本実施例において
は、前記の数式1においてZ′(x) に替えてZm (x) の
微分値であるZm ′(x) が用いられる。
【0028】上記の移動平均Zm (x) は、nおよびiを
自然数としたとき、任意の一つの測定部14において、
i番目に検出された板厚方向の変位Z(xi ) に対応する
移動平均Zm (xi ) を、Z(xi ) とその前後に連続して
検出された、それぞれn個の変位Z(xi-n ) 〜Z
(xi-1 ) およびZ(xi+1 ) 〜Z(xi+n ) との平均として
数式4に従って算出して得たものである。
【0029】
【数4】
【0030】数式4において、変位Z(xi ) の移動平均
処理に用いる、変位Z(xi ) の前後に連続して検出され
た変位の数nは、移動平均処理後に得られる測定部14
の長手方向に対応する移動平均Zm (x) の曲線の、希望
する滑らかさによって任意に決定されるものである。図
7は、任意のnの値に対応する移動平均Zm (x) を表し
た図である。なお、n=0からn=4の各々の曲線は、
互いに重なりあうため、Z軸における位置を上下にずら
して表示してある。図より明らかなように、nの値が増
すほど滑らかな曲線が得られるが、極端にnの値を増す
と、残留応力分布そのものを平均化することになるため
好ましくなく、nは2から3程度が特に好ましい。な
お、測定部14の両端部においては検出された変位Z
(x) は、移動平均処理を行い得ないため常に検出された
値が用いられ、n>1のときに、その前後両方にはn個
の変位Z(x) が存在しない両端部側においては、可能な
範囲内でnに最も近い個数の変位Z(x) の平均処理が行
われる。以上のように、移動平均処理が行われることに
より測定値のばらつきが緩和されるため、数式1から一
層信頼性の高い各測定部14の長さ寸法Lが算出され、
フローチャートに従って一層精度の高い残留応力分布の
測定が可能になる。
【0031】また、上記の移動平均処理は、繰り返して
行うことも可能であり、滑らかな曲線を得て測定精度を
一層向上させるために好ましい。図8および図9は、移
動平均処理をそれぞれ2回および3回行った場合の変位
m (x) を表したものである。図8(繰り返し回数2
回)におけるn=3,4のとき、図9(繰り返し回数3
回)におけるn=2,3,4のときにはきわめて滑らか
な曲線が得られ、このように移動平均処理を繰り返して
行うことにより一層滑らかな曲線が得られるため、一層
精度の高い残留応力分布の測定が可能になる。
【0032】また、上記の移動平均処理に替えて、数式
5の(1) に示すような加重移動平均処理を行ってもよ
い。この場合に変位Z(xi ) およびその前後の変位Z(x
i-n )〜Z(xi-1 ) およびZ(xi+1 ) 〜Z(xi+n ) に乗
ざれる加重値(α,β,γ等)は、バラツキの度合いに
よって適宜定められるものである。一般的には、変位Z
(xi ) から遠ざかるに従って小さい加重値が選ばれ、例
えば数式5の(2) はnが1の場合、(3) はnが2の場合
の例である。
【0033】
【数5】
【0034】上記のような加重移動平均処理によれば、
周囲の変位Z(xi ) の影響を小さく抑えながら上述のよ
うな変位Z(xi ) のばらつきを修正することが可能であ
る。
【0035】以上、本発明の一実施例を図面に基づいて
説明したが、本発明はその他の態様においても適用され
る。
【0036】たとえば、前記実施例では、レーザ変位計
22が位置固定に設けられており且つ圧延板材10を載
置するテーブル16がXY方向において移動させられる
ように構成されているが、それとは逆に、テーブル16
が位置固定に設けられ且つレーザ変位計22がXY方向
に移動させられるように構成されてもよい。
【0037】また、前記実施例では、測定部14の幅寸
法は全て同一とされているが、必ずしもその必要はな
く、たとえば、残留応力の変化が小さい圧延板材10の
幅方向中央部においては比較的幅広の測定部を設けても
よい。
【0038】また、前記実施例の数式2において、L0
に替えてLmin を用いてもよい。
【0039】また、前記実施例では、スリット12はフ
ォトエッチングにて形成されているが、スリット12の
加工に起因して圧延板材10に歪を与えることが少ない
その他の方法にて形成することもできる。
【0040】また、前記実施例では、測定部14の板厚
方向の変位Z(x) はレーザ変位計にて検出されている
が、たとえば接触式変位計にて検出することも可能であ
る。
【0041】また、前記実施例では、テーブル16はス
テッピングモータ18,20にてXY方向に駆動される
ようになっているが、サーボモータが用いられてもよ
い。
【0042】また、前記実施例では、0.15mm程度
の薄肉の圧延板材10の残留応力分布を測定する場合に
ついて説明したが、たとえば数mm程度の比較的厚肉の
金属製圧延板材の残留応力分布を測定する場合において
も本発明の測定方法を適用することができる。
【0043】その他、本発明はその趣旨を逸脱しない範
囲において種々変更が加えられ得るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の金属製圧延板材の残留応力分布測定方
法を好適に実施するための残留応力分布測定装置の一例
を示す図であって、構成を示すブロック線図である。
【図2】図1の装置により残留応力分布が測定される金
属製圧延板材の一例を示す平面図であって、スリットが
形成された状態を示す図である。
【図3】図2のIII −III 視断面図であって、測定部の
板厚方向の変位の一例を示す図である。
【図4】図1の装置の作動を説明するためのフローチャ
ートである。
【図5】図1の装置により測定された残留応力分布の一
例を示す図である。
【図6】図1の装置の作動を説明するためのフローチャ
ートの他の例である。
【図7】図6のフローチャートで処理された移動平均処
理前後の変位の一例を表した図である。
【図8】移動平均処理を2回行った場合の図7に対応す
る図である。
【図9】移動平均処理を3回行った場合の図7に対応す
る図である。
【符号の説明】
10:金属製圧延板材 12:スリット 14:測定部 a:残留応力分布測定場所

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属製圧延板材の残留応力分布を測定す
    る方法であって、 前記金属製圧延板材の残留応力分布の測定場所におい
    て、圧延方向に延びる一定長さの複数本のスリットを互
    いに平行に形成するスリット形成工程と、 前記スリットの形成により前記残留応力分布測定場所に
    形成された互いに平行な複数本の長手状の測定部に該ス
    リットの形成に基づいて発生する板厚方向の変位を、該
    測定部の長手方向に沿ってそれぞれ検出する変位検出工
    程と、 該変位検出工程により検出された前記測定部の板厚方向
    の変位に基づいて、該変位の発生原因である伸びの率を
    それぞれ算出する伸び率算出工程と、 該伸び率算出工程により算出された伸び率に基づいて、
    前記残留応力分布測定場所における残留応力分布を決定
    する残留応力分布決定工程とを含むことを特徴とする金
    属製圧延板材の残留応力分布測定方法。
  2. 【請求項2】 前記伸び率算出工程は、移動平均法或い
    は加重移動平均法により、前記変位検出工程により検出
    された前記変位の値のばらつきを緩和する工程を含むこ
    とを特徴とする請求項1に記載された金属製圧延板材の
    残留応力分布測定方法。
JP18145093A 1992-08-03 1993-07-22 金属製圧延板材の残留応力分布測定方法 Pending JPH06102107A (ja)

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