JP2968693B2 - 形状計の校正方法 - Google Patents

形状計の校正方法

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JP2968693B2
JP2968693B2 JP6287884A JP28788494A JP2968693B2 JP 2968693 B2 JP2968693 B2 JP 2968693B2 JP 6287884 A JP6287884 A JP 6287884A JP 28788494 A JP28788494 A JP 28788494A JP 2968693 B2 JP2968693 B2 JP 2968693B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、鋼帯の圧延に使用する
分割ロール式形状計の校正方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】分割ロール式形状計はロードセルを表層
に埋め込んだドーナツ状の金属円盤(以下分割ディスク
と言う)を複数組み合わせ、一本のロールとしたもの
で、幅方向の鋼板張力のばらつきから板形状を測定す
る。この種の形状計について、従来の校正方法は形状検
出ロールをオフラインに引き出し、その上に各分割ディ
スク毎に荷重を印加できる校正装置を用いて、形状計の
出力値の補正を行っていた。しかし、この方法では校正
装置を使って形状検出ロールに印加される荷重の状態が
オンラインを反映することが困難で、校正後形状計の表
示する形状と実際の形状が異なることがあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで本発明者など
の調査によれば、特開昭63−255604号公報での
温度分布による形状の補正、特開昭63−228017
号公報でのたわみ補正による形状の補正などが提案され
ているが、まず適正な校正が行われなければ形状の復元
は困難である。さらに従来のオフラインの校正装置では
実操業状態を反映することが困難で、多パスの圧延にお
いて板厚が薄くなると測定される形状は実際の形状と異
なることがあった。
【0004】本発明は、上記の課題を解決するために実
操業の状態に極力近い状態を再現し、実形状を再現し得
る適正な校正を行うことを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、分割ディスクに対応した鋼板に貼った歪ゲージでの
張力測定データをもとに形状検出ロールの荷重検出値と
鋼帯の測定張力値の比を求める。その比でもって、形状
計の検出荷重を補正し、適正な形状の測定が可能なよう
に校正することを図る。
【0006】
【作用】図1に示すように、ある程度の張力を加えてラ
イン内に鋼帯2を張る。その上で図2に示すように歪ゲ
ージ1を分割ディスク5の中心位置に対応するように貼
り付ける。データを採取する仕組みとしては図3に示す
ように、鋼帯側は歪ゲージ1をブリッジボックス8を介
してデータロガー9に接続し、形状検出ロール10側は
形状演算盤11を介してデータロガー12に接続する。
【0007】校正の作業としては、歪ゲージ1を鋼帯2
に貼り付け後、張力を確立して形状検出ロールの測定対
象分割ディスクの全てから信号が出力されるように、極
低速で圧延機を駆動させる。この状態で各データロガー
9,12に張力および荷重データを収集する。これが校
正のための元データとなる。
【0008】校正値の算定の仕方としては、鋼帯の張力
および形状検出ロールの荷重をそれぞれ単位張力(鋼帯
の単位断面積当たりの張力)に換算し、形状検出ロール
の検出した荷重にかける補正値を得る。ここで、歪ゲー
ジで測定される張力値は直接鋼帯に貼り付けて測定した
ものなので鋼帯の形状を忠実に反映しているものとし
て、以下の式より補正値を求める。
【0009】β=TS/TR ・・・(1) β:補正値 TS:歪ゲージによる単位張力値(kgf/mm2) TR:形状検出ロール単位張力値(kgf/mm2) また、形状検出ロールへの張力の加わり方は鋼帯の幅,
厚みによって異なるので、所望の鋼帯サイズ毎に校正テ
ストを行う。最終的に得られる補正値のテーブルは表1
のようになる。
【0010】
【表1】
【0011】形状演算の概略は各分割ディスクの測定す
る電圧値にオフライン校正機を使って求めたスケーリン
グファクタと呼ばれる係数を乗算して得られる張力を単
位張力に換算する。その上で以下の式による形状値(伸
び率)を求める。
【0012】 Ii=(Tmax−Ti)×105/E ・・・(2) Ii :i番目分割DISKの形状値(I−unit) Tmax:鋼帯内の最大単位張力(kgf/mm2) Ti :i番目分割DISKの単位張力(kgf/m
2) E :ヤング率(kgf/mm2) 本発明では、スケーリングファクタを乗算して得られた
単位張力をTmax’およびTi’とすると、(3),(4)式の
ように表1の補正値とを乗算し、これを(2)式のTmax
よびTiとして使用し、適正な形状値を求める。
【0013】 Tmax=β×Tmax’ ・・・(3) Ti =β×Ti’ ・・・(4)
【0014】
【実施例】具体的実施例における実際のテスト結果を図
4に示す。本テストは1020mm幅の鋼帯用の補正テーブル
を算定し、実操業に適用したもので補正の有無による比
較を行ったものである。図4において図中の一点鎖線の
左側(A側)は補正を行った場合で、補正値はディスク
CHの1から9までに乗算されており、補正後の形状計
の出力値は歪ゲージで測定した実形状によく一致してい
る。一点鎖線の右側(B側)は補正を行ってない場合で
ある。
【0015】
【発明の効果】従来のオフライン校正機による校正では
再現できなかった実形状を再現することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 歪ゲージ1および鋼帯2と形状検出ロール3
の関係を示す側面図である。
【図2】 形状検出ロール3の各分割DISK5と歪ゲ
ージ1の位置関係を示す平面図である。
【図3】 歪ゲージ1および形状検出ロール3からデー
タを採取する仕組みを示すブロック図である。
【図4】 形状検出ロール3の各分割DISK5の測定
値に基づいた延び率を示すグラフである。
【符号の説明】
1:歪ゲージ 2:鋼帯 3:形状検出ロール 4:マン
ドレル 5:分割DISK 6:ライ
ンセンター 7:歪ゲージ 8:ブリ
ッジボックス 9:データロガー 10:形状
検出ロール 11:形状演算盤 12:デ
ータロガー

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧延機に設置する分割ロール方式の形状
    計の校正方法において、予めインラインの鋼帯サイズ毎
    にロールの分割に対応して鋼帯に直接歪ゲージを貼って
    直接鋼帯の張力を測るとともに、分割対応の測定張力と
    形状計が検出した各分割部の荷重との比を求め、補正値
    として記憶し、前記補正値により形状計の出力を補正す
    ることを特徴とする形状計の校正方法。
JP6287884A 1994-11-22 1994-11-22 形状計の校正方法 Expired - Lifetime JP2968693B2 (ja)

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JPH08145655A JPH08145655A (ja) 1996-06-07
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Effective date: 19990727