JPH04284909A - 熱間連続圧延機の制御方法 - Google Patents

熱間連続圧延機の制御方法

Info

Publication number
JPH04284909A
JPH04284909A JP3070523A JP7052391A JPH04284909A JP H04284909 A JPH04284909 A JP H04284909A JP 3070523 A JP3070523 A JP 3070523A JP 7052391 A JP7052391 A JP 7052391A JP H04284909 A JPH04284909 A JP H04284909A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rolling
friction coefficient
rolling load
coefficient
load
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3070523A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazutaka Nose
野瀬 和孝
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Corp
Original Assignee
Sumitomo Metal Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Metal Industries Ltd filed Critical Sumitomo Metal Industries Ltd
Priority to JP3070523A priority Critical patent/JPH04284909A/ja
Publication of JPH04284909A publication Critical patent/JPH04284909A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は熱間連続圧延機のセット
アップ時におけるロール開度,ロール回転数を設定する
ための制御方法に関する。 【0002】 【従来の技術】圧延機のセットアップにおいてロール開
度、ロール回転数等を正確に設定するうえで、次圧延時
の各スタンド毎の圧延荷重,先進率の正確な予測が必要
とされる。ところで従来にあっては圧延荷重の予測値と
しては次式に従って求めた圧延荷重計算値Pc を用い
ていた。 【0003】 PCi=Kfmi ・b・ld・Qp(μ) i …(
1)【0004】但し、PCi:圧延荷重計算値Kfm
i :平均変形抵抗 b  :板幅 ld:接触弧長 Qp(μ) i :圧下力関数(摩擦係数μの関数)添
字i:スタンド番号 しかし、この圧延荷重計算値PCiには平均変形抵抗K
fmi ,摩擦係数μの誤差を含むため、常に実際の圧
延荷重値と合致するとは限らない。そこで実際の圧延荷
重の予測値Pi としては過去の実績値である圧延荷重
実測値PAiに基づき、圧延荷重計算値PCiを次の如
くに修正した値を用いている。 【0005】Pi =Zi ・PCi    …(2)
【0006】但し、Pi :圧延荷重予測値PCi:(
1) 式による圧延荷重計算値Zi :圧延荷重修正係
数 {圧延荷重実測値PAi/圧延荷重計算値PCAi =
ZAiとし、これをZi =Zi −1+α(ZAi−
Zi )−1のように指数平滑して使用する。} 一方、ロール回転数の初期設定値は従来下記(3) 式
で与えられる先進率計算値fC から得た最終スタンド
ロール回転数に基づき(4) 式に従って順次各スタン
ドのロール回転数Ni を求めて設定している。 【0007】   fCi=f(Hi ,hi ,R′i ,tbi,
tfi,μ,Kfmi )  …(3)   【000
8】但し、fCi:先進率計算値Hi :入側板厚 hi :出側板厚 R′i :偏平ロール半径(圧延中の圧延ロール半径)
tbi:後方張力応力 tfi:前方張力応力 【0009】   Ni =hL (1+fCL)RL NL /〔h
i (1+fCi)Ri 〕  …(4)   【00
10】但し、Ni :ロール回転数fCi:先進率計算
値 Ri :ロール半径 添字L :最終スタンド番号 【0011】 【発明が解決しようとする課題】ところで上述した従来
方法による圧延荷重の予測値は、不確定要素である平均
変形抵抗Kfmと、摩擦係数μを一括してとらえ、(1
) 式に従って圧延荷重計算値を求め、この圧延荷重計
算値を(2) 式に従って修正して得ているため、変形
抵抗の予測誤差, 摩擦係数の予測誤差を正しく圧延荷
重予測値に反映できず、被圧延材のトップ部に対する板
厚はずれの原因となっていた。またロール回転数の設定
も同様の理由により正しく設定されない場合が多く、ス
タンド間で張力が乱れ、通板上の支障が生じる等の問題
があった。 【0012】本発明者は実際の熱間連続圧延機の第1,
2スタンドにおいて、荷重検出のためのロードセルオン
信号を利用して求めた材料速度から先進率の実測を行い
、摩擦係数を逆算したところ、図3に示す如き結果を得
た。図3は横軸に圧延本数を、また縦軸に摩擦係数μを
とって示している。図3から明らかな如く上流スタンド
での摩擦係数については、被圧延材の鋼種の違いにより
顕著な差が存在し、被圧延材夫々に対応した摩擦係数が
得られること、また下流スタンドにおいては具体的には
示さないがロール周速が速いために先進率測定精度が悪
い上、圧下率が小さいため先進率に対する摩擦係数の影
響が小さく、逆算摩擦係数は先進率測定値のバラツキに
より大きく変動してしまうこと、更に圧下率が小さいこ
とから圧延荷重に対する摩擦係数の影響は小さいという
結果を得た。以上の事実から摩擦係数を逆算するための
先進率の測定は、これを上流スタンドにおいて行えば被
圧延材の材質差をよく反映し、先進率測定精度の面でも
信頼性が高いことを知見した。 【0013】本発明はかかる知見に基づきなされたもの
であって、その目的とするところは精度の高いロール開
度,ロール回転数の設定により正確なセットアップを行
い得るようにした熱間連続圧延機の制御方法を提供する
にある。 【0014】 【課題を解決するための手段】本発明に係る熱間連続圧
延機の制御方法は、熱間連続圧延機の上流側圧延スタン
ドで得た先進率実測値と圧延荷重実測値とに基づいて被
圧延材の摩擦係数と変形抵抗とを算出する過程と、算出
した摩擦係数を圧延条件毎に記憶し、また該摩擦係数を
用いて圧延荷重修正係数を算出し、これを圧延条件毎に
記憶する過程と、前記摩擦係数と新たな熱間圧延の都度
求めた摩擦係数との間で順次収束処理を施し、得られた
摩擦係数を新たな摩擦係数として記憶し、また前記圧延
荷重係数と新たな熱間圧延の都度求めた摩擦係数を用い
て算出した圧延荷重修正係数との間で順次収束処理を施
し、得られた圧延荷重修正係数を新たな圧延荷重修正係
数として記憶する過程と、収束処理された圧延荷重修正
係数を用いて圧延荷重予測値を演算する過程と、前記収
束処理された摩擦係数を用いて先進率予測値演算する過
程とを含むことを特徴とする。 【0015】 【作用】本発明にあってはこれによって、圧延条件の変
化に対応した正確な摩擦係数,圧延荷重修正係数が得ら
れ、これらに基づき圧延荷重予測値、更には先進率予測
値を得ることでロール開度,ロール回転数の正確な設定
が可能となる。 【0016】 【実施例】以下本発明をその実施例を示す図面に基づき
具体的に説明する。図1は本発明に係る熱間連続圧延機
の制御方法を適用した熱間連続圧延機の模式図であり、
図中#1,#2 〜#7は圧延スタンド、11,12 
〜17は圧下装置、21,22 〜27はロードセル等
の荷重検出器、M1 ,M2 〜M7 は各圧延スタン
ド#1〜#7夫々の圧延ロール駆動電動機、Wは被圧延
材を示している。熱間連続圧延機における各圧延スタン
ド#1〜#7夫々のロール開度は各圧下装置11〜17
によって、また各スタンド#1〜#7夫々の圧延荷重は
荷重検出器21〜27によって検出され、更に各圧延ス
タンド#1〜#7夫々の圧延速度は夫々の駆動電動機M
1 〜M7 にて夫々設定されるようになっている。 【0017】被圧延材Wは矢符方向から熱間連続圧延機
に送られて圧延されるが、熱間連続圧延機のスタンド#
1,#2においては被圧延材Wの圧延中、駆動電動機M
1 , M2 に付設した各パルスジェネレータPGの
検出信号及び荷重検出器21,22 のロードオン信号
を演算器1を取り込み、これらに基づいてロール周速V
R 及び被圧延材Wがスタンド#1〜#2間を移動する
時間を求め、材料速度VS を算出すると共に、該材料
速度VS と前記ロール周速VR とに基づき(5) 
式に従って新たな圧延の都度先進率実測値fAを演算し
、これを演算器2へ出力する。 【0018】fA =(VS −VR )/VR   
   …(5)【0019】演算器2は入力された先進
率実測値fA と、スタンド#1の荷重検出器21で求
めた圧延荷重実測値PA とに基づき、前記(1),(
3) 式を連立させて摩擦係数μM,変形抵抗Kfmを
逆算する。この逆算法としてはニュートン法等を使用し
、摩擦係数と変形抵抗とを夫々実測値fA ,PA に
近づくよう変化させて収束させることで求める。 【0020】求めた摩擦係数μMは被圧延材Wの材質毎
等の圧延条件別に図示しないメモリに記憶すると共に、
前記摩擦係数μMを演算器3へ出力する。メモリに記憶
された摩擦係数μMは、その後新たな圧延が行われて演
算器2で新たな摩擦係数μMが求められる都度、この摩
擦係数と先に記憶してある摩擦係数μMについて一次平
滑等の手法による収束処理を施し、求めた摩擦係数を先
に記憶してある摩擦係数と書換えてメモリに記憶すると
共に、演算器3出力する。これを順次反復することによ
ってメモリに記憶された摩擦係数は所定の値に向けて漸
次収束されてゆくこととなる。 【0021】一方演算器3においては入力された摩擦係
数μMに基づき(1) 式に従って各スタンド#1〜#
7の圧延荷重計算値Pciを算出し、該圧延荷重計算値
Pciと各スタンド#1〜#7の荷重検出器21〜27
から入力される圧延荷重実測値PAiとに基づき、スタ
ンド#1〜#7毎のPAi/Pciを算出し、これを圧
延条件別に圧延荷重修正係数Zとしてメモリに記憶する
と共に、演算器4へ出力する。メモリに記憶された圧延
荷重修正係数Zはその後新たな圧延が行われて演算器3
で新たな圧延荷重修正係数が求まる都度、この圧延荷重
修正係数と先に記憶されている圧延荷重修正係数Zとに
ついて、一次平滑等の手法による収束処理を施し、求め
た圧延荷重修正係数を先に記憶してある圧延荷重修正係
数と書換えてメモリに記憶する。 これによってメモリに記憶された摩擦係数は所定の値に
向けて漸次収束されてゆくこととなる。演算器4は上記
の如くにして得た収束処理を施した後の摩擦係数μ及び
圧延荷重修正係数Zを使用し、(6) 式に従って圧延
荷重予測値Pi を算出すると共に、(7) 式に従っ
て先進率予測値fi を求める。 【0022】 Pi =Zi Kfmi ・b・ld・QP (μ) 
   …(6)【0023】   fi =f(Hi ,hi ,R′i ,μ,Zi
 ・Kfmi )    …(7)   【0024】
このような圧延荷重予測値Pi から求めた各スタンド
#1〜7 の圧下位置Si を算出し、これを各圧下装
置11〜17へ夫々出力してロール開度の設定を行う。 また先進率予測値fi から求めた最終圧延スタンドの
ロール回転数に基づき前記(4)式に従って、各スタン
ドのワークロール回転数VRi 算出し、これを駆動電
動機M1 〜M7 へ出力してロール回転数の設定を行
う。次に本発明方法と従来方法との比較試験結果を示す
。図3(a) は本発明方法の結果を、また図3(b)
 は従来方法の結果を夫々示している。図3(a),図
3(b) はいずれも横軸にロール替後の圧延本数を、
また縦軸に実績荷重/予測荷重をとって示してある。こ
のグラフから明らかなように従来方法では被圧延材の鋼
種を変更したときは実績荷重と予測荷重とには大きな差
が生じるが、本発明方法に依った場合には殆ど差が生じ
ないことが解る。 【0025】 【発明の効果】以上のように本発明方法にあっては圧延
荷重修正係数の算出に際し、摩擦係数を分離して独立に
算出するから、圧延条件の変化に対応した正確な圧延荷
重修正係数を算出出来、圧延荷重の予測精度が向上する
。また実測先進率に基づき先進率予測を行うためロール
回転数の設定精度も向上する等本発明は優れた効果を奏
するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法を適用した熱間連続圧延機の模式図
である。
【図2】本発明者が行った試験における鋼種変更と摩擦
係数との関係を示すグラフである。
【図3】本発明方法と従来方法との比較試験結果を示す
グラフである。
【符号の説明】
#1〜#7          圧延スタンドW   
           被圧延材1,2,3,4  演
算器

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  熱間連続圧延機の上流側圧延スタンド
    で得た先進率実測値と圧延荷重実測値とに基づいて、被
    圧延材の摩擦係数と変形抵抗とを算出する過程と、算出
    した摩擦係数を圧延条件毎に記憶し、また該摩擦係数を
    用いて圧延荷重修正係数を算出し、これを圧延条件毎に
    記憶する過程と、前記摩擦係数と新たな熱間圧延の都度
    求めた摩擦係数との間で順次収束処理を施し、得られた
    摩擦係数を新たな摩擦係数として記憶し、また前記圧延
    荷重係数と新たな熱間圧延の都度求めた摩擦係数を用い
    て算出した圧延荷重修正係数との間で順次収束処理を施
    し、得られた圧延荷重修正係数を新たな圧延荷重修正係
    数として記憶する過程と、収束処理された圧延荷重修正
    係数を用いて圧延荷重予測値を演算する過程と、前記収
    束処理された摩擦係数を用いて先進率予測値演算する過
    程とを含むことを特徴とする熱間連続圧延機の制御方法
JP3070523A 1991-03-08 1991-03-08 熱間連続圧延機の制御方法 Pending JPH04284909A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3070523A JPH04284909A (ja) 1991-03-08 1991-03-08 熱間連続圧延機の制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3070523A JPH04284909A (ja) 1991-03-08 1991-03-08 熱間連続圧延機の制御方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH04284909A true JPH04284909A (ja) 1992-10-09

Family

ID=13433978

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3070523A Pending JPH04284909A (ja) 1991-03-08 1991-03-08 熱間連続圧延機の制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH04284909A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014117710A (ja) * 2012-12-13 2014-06-30 Jfe Steel Corp タンデム圧延機の制御方法及び制御装置
JP2016074025A (ja) * 2014-10-09 2016-05-12 Jfeスチール株式会社 圧延機の制御方法及び制御装置
WO2020213542A1 (ja) 2019-04-19 2020-10-22 日本製鉄株式会社 被圧延材の蛇行制御方法

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014117710A (ja) * 2012-12-13 2014-06-30 Jfe Steel Corp タンデム圧延機の制御方法及び制御装置
JP2016074025A (ja) * 2014-10-09 2016-05-12 Jfeスチール株式会社 圧延機の制御方法及び制御装置
WO2020213542A1 (ja) 2019-04-19 2020-10-22 日本製鉄株式会社 被圧延材の蛇行制御方法
CN113710386A (zh) * 2019-04-19 2021-11-26 日本制铁株式会社 被轧制材料的蛇行控制方法
CN113710386B (zh) * 2019-04-19 2023-03-21 日本制铁株式会社 被轧制材料的蛇行控制方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH04284909A (ja) 熱間連続圧延機の制御方法
JP5418244B2 (ja) 冷間タンデム圧延機の制御方法
JPS6029563B2 (ja) 工作物の形状を制御する方法
JPH0569021A (ja) 圧延機の制御方法および装置
JPH0545325B2 (ja)
JP2009034730A (ja) タンデム圧延機の張力制御装置
JPH05208204A (ja) ストリップ圧延における形状制御方法
JP2751275B2 (ja) 圧延パラメータの決定方法
JP2959426B2 (ja) 伸び率演算方法
JP2004050217A (ja) タンデム圧延機の張力制御装置
JP5565214B2 (ja) 圧延機の板厚制御方法
JPS603882B2 (ja) 板材圧延機の制御方法
JP3048185B2 (ja) タンデム圧延機の適応修正方法
JPS58163514A (ja) 圧延機の張力制御方法及び装置
JPH0653283B2 (ja) 圧延機における適応制御方法
JP3369611B2 (ja) 圧延における板厚制御方法
JP2000126809A (ja) 圧延機のセットアップ装置
JPS5865506A (ja) 圧延装置の適応修正制御方法
AU2004320913B2 (en) Method of setting/controlling wedge in plate material rolling
JP2000218314A (ja) クラスタ圧延機および板形状制御法
JP2000158029A (ja) クラスタ圧延機及びこれを用いた板形状制御法
JP2740695B2 (ja) 圧延機の板厚制御方法
JPH0815609B2 (ja) 圧延機の板厚制御方法
JPS60184425A (ja) ロ−ル式管矯正機における管の形状検出方法及びロ−ル位置設定方法
JPS63194811A (ja) 圧延機による板厚制御方法