JPS6029563B2 - 工作物の形状を制御する方法 - Google Patents

工作物の形状を制御する方法

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JPS6029563B2
JPS6029563B2 JP53156526A JP15652678A JPS6029563B2 JP S6029563 B2 JPS6029563 B2 JP S6029563B2 JP 53156526 A JP53156526 A JP 53156526A JP 15652678 A JP15652678 A JP 15652678A JP S6029563 B2 JPS6029563 B2 JP S6029563B2
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21BROLLING OF METAL
    • B21B37/00Control devices or methods specially adapted for metal-rolling mills or the work produced thereby
    • B21B37/28Control of flatness or profile during rolling of strip, sheets or plates

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Control Of Metal Rolling (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は一般に圧延機に於ける工作物の形状制御、更
に具体的に伝えば、工作物のクラウンを制御することに
よって、工作物の形状制御することに関する。
この明細書では、工作物のクラウンとは、工作物の中心
と縁との間で生ずる厚さの差を表わすという普通の意味
で使っている。
中心が緑より厚い場合、工作物は正のクラウンを持つと
云い、工作物の中心が縁より薄い場合、負のクラウンを
持つと云う。正のクラウンが起る場合の方がずっと多い
。工作物の形状制御の1つの面は、工作物の平坦さであ
る。即ち、工作物が中心線の蟹曲(バックル)も波打っ
た縁も持たないことである。中心線の轡曲は、工作物の
中心で緑よりも伸びが一層大きくなることによって起る
場合が多く、この結果伸びが増大することによって工作
物の中心に轡曲が現われる。これに対して波打った縁は
、工作物の中心よりも緑で、伸びが一層大きいことによ
って起る。この為、工作物のクラウンを制御することに
より、中心並びに緑の相対的な厚さ減らし、従って平坦
さが制御される。工作物にクラウ)/が出来る種々の理
由並びに工作物の形状を制御する為にクラウンの制御を
利用する装置について、更に詳しいことは、米国特許第
3630055号(特公昭47一19325号公報)を
参照されたい。
この発明は、この米国特許に記載されている方法の改良
である。前掲米国特許には、工作物のクラウンが圧延機
及び工作物の寸法、圧延力及び工作物の変群遊抗の関数
であることを認識して、自動化が出来る様な工作物の形
状制御装置が記載されている。この米国特許では、工作
物の平田さがクラウンのみに依存するのではなく、相次
ぐパスで工作物の単位あたりのクラウンを変えることに
より、最終的な板のクラウンと無関係に修正することが
出来ることも述べられている。この後の方の特徴を活か
す為、この米国特許でクラウン勾配乗数(CSM)と呼
ぶものを使っている。CSMは、1より大きい係数であ
り、工作物が波打った緑又は中心の鴬曲を生ぜずに受け
ることが出来る相対的な変形を表わす。このCSM係数
は大部分が材料の、境界面の応力に耐える能力によるも
のであり、材料の厚さと共に増加するのが普通であるが
、材料の組成並びに温度の様なパラメータの影響も受け
る。CSMの実際の値は普通は、圧延する材料に対し、
種々のパラメータの関数として経験的に導き出す。前掲
米国特許の装置は、下記の式に従って、クラウンを発生
するのに必要なロール分離力を決定することにより、毎
回のパスの際、特定のクラウンを設定する様に制御する
F=(RM)(RD)〔(MH)(PCW)(TC)十
(RCW)(ERC)〕この式で、前掲米国特許に記載
される様に、RMはロールの弾性率に比例し、RDはロ
ールの直径に比例し、MHは工作物の変形抵抗に比例し
、PCW及びRCWは工作物(板)の幅に比例し、TC
は工作物の目標クラウンに比例し、ERCはロールの実
効クラウンに比例する。
前掲の式を用いる方法は、大多数の金属熱間圧延条件に
とっては完全に満足すべきものである。然し、ごく最近
になって、場合によっては、この米国特許に記載される
方法を使うことによって達成される結果が、全ての場合
に希望する程の正確さがないことが判った。物理的な特
性を改善する為に、工作物を普通の温度より低い温度で
圧延する時、又は送出される工作物が非常に薄手の場合
、特にそうである。こういう場合に起ることが判った基
本的な欠陥は、主に前に述べた様な従来の方法が、入口
側及び送出し側の工作物のクラウンの間の相関性を無視
し得るものと仮定している結果である。更に、従釆の方
法は工作物の負のクラウンに対処し得ず、工作物の最終
的なクラウンがごく小さい場合、クラウンの許容される
変化を著しく制限する。この制限により、最終的な仕上
げ圧延力が、制御装置ではなく、圧延機のオペレータに
よって特定される今日の或る圧延方式では、難点がある
ことがある。特定された力によって、仕上げられた工作
物のクラウンがゼロ又は負になると、今述べた従来の装
置は正しく作用しない。勿論、この状態は、仕上げ力が
制御装置によつて定められる場合には起らないが、この
様な選択的な運転方式も場合によって有益である。従っ
て、この発明の目的は、工作物の形状を制御する改良さ
れた方法を提供することである。この発明の別の目的は
、工作物のクラウンを制御することによって、工作物の
形状を制御する改良された方法を堤供することである。
別の目的は、工作物の入口側クラウンが意味のある因子
になることがあることを認識して、従来の制御よりも改
善されたクラウン制御を利用することにより、工作物の
形状を制御することである。この発明では、工作物のク
ラウンが、圧延機及び工作物の寸法、圧延力、及び工作
物の変形抵抗だけの関数でなく、入口側クラウンの関数
でもあることを認識することにより、前記並びにその他
の目的を達成する。
更にこの発明は、工作物の平田さがクラウンのみに依存
するのではなく、相次ぐパスで単位あたりのクラウンを
変えることにより、独立の修正が利用出来ることが判っ
た。この発明に従って制御する場合、最初に、最終パス
から始めて毎回のパスに対する目標クラウンを設定する
。最終パスから逆に進めて、毎回設定された目標クラウ
ンに応答して、そのクラウンを発生するのに必要なロー
ル分離力を圧延機及び工作物のの所定パラメー外こ基づ
いて決定する。この力を決定した後、厚さ減らし並びに
入口側ゲージ(鉾u鉾)を計算する。こういう因子並び
に圧延機の既知の伸び特性に基づいて、工作物を通す際
の、ロールの適正なすき間を設定することが出来る。こ
の発明は特許請求の範囲に具体的に記載してあるが、以
下図面について説明する所から、更によく理解されよう
第1図にこの発明の方法が使える典型的な状況が示され
ている。
米国特許第3630055号を見れば、この第1図がこ
の米国特許の第1図と略同じであり、短くて厚手の金属
スラブをずっと長くて、ずっと薄手の仕上げられた金属
工作物に薄くする方法に使う装置が示されていることが
判る。この方法は粗圧延段階及び仕上げ圧延段階と呼ば
れる相次ぐ2段階に分けて行なわれる場合が多い。粗圧
延段階では、加熱したスラブを粗圧延機101こ往復的
に通すことにより、このスラブを所望のゲージ及び所望
の長さまで薄くすることが出釆る。粗圧延機は可逆的に
駆動される1対の作業ロール12,14で構成される。
作業ロール12,14の隣合う面の間の距離を氏下機構
によって、相次ぐ毎回のパスで縮める。この圧下機構は
、圧下制御装置16を含み、これが粗圧延機10のハウ
ジングに設けた係止ナット(図に示してない)に螺着す
るねじ18の角度位贋を制御する。工作物を作業ロール
12,14の間に通すことによって発生されたロール分
離力を荷重セル20で監視する。この荷重セルは例えば
ねじ18の下端と作業ロール12に対する末端支持部の
間に配置することが出来る。1個のねじ18しか示して
いないが、作業ロール12の反対側の末端支持部の上に
同じねじが配置されていることは云う迄もない。
粗圧延段階の目的は、予定の長さを持つと共に、上から
見た時矩形の形状(パターン)を持つスラブを作ること
である。
粗圧延機では、スラブのパターンがパターン監視器22
と呼び素子によって監視される。実際には、スラブのパ
ターンを監視する作用は、一般的に作業員によって行な
われるが、前掲米国特許に記載される様な他の機構を使
う方が段々普通になりっ)る。粗圧延段階が完了したら
、工作物を900回してから、圧延台26に沿って配置
された仕上げ圧延機24に送出することが出来る。
第1図では、仕上げ圧延機24が単一スタンド4段可逆
圧延機として示されており、工作物の厚さを減らす為、
工作物をこの圧延機に可逆的に反復的に通す。圧延機2
4は可逆的に駆動される1対の作業ロール28,30と
一層大形の1対の支持ロール32,34とを含む。粗圧
延機の場合と同じく、作業ロール28,30の相対的な
位置が庄下制御装置36を含む圧下機構によって制御さ
れる。この圧下制御装贋が、仕上げ圧延機24のハウジ
ングに付設された係止ナット(図に示してない)に螺着
したねじ38の角度位置を制御する。仕上げ圧延機でも
、支持ロール32の反対側の端に2番目のねじ(図に示
してない)がある。(粗圧延機でも仕上げ圧延機でも、
ねじの代りに、公知の油圧ロール位層ぎめ手段の様な他
の調節手段を使ってもよいことは云う迄もない。)24
に示す様な仕上げ圧延機は、手に支持ロール32,34
を設けた点で、粗圧延機10と異なる。支持ロールが、
ねじによって加えられる圧下力を作業ロール28,30
の面に沿って分布される様に作用する。第1図に示す様
に、板を(工作物)を作業ロール28,30の間に通す
ことによって発生したロール分離力が、ねじ38と支持
q−ル32の1端の支持部の間に配置された荷重セル4
0によって監視される。同じ圧延機を粗圧延及び仕上げ
圧延に使うことも出釆る。
仕上げ圧延段階では、第1図に示す様な可逆圧延機を使
わず、普通タンデム形圧延機と呼ばれるものを使うこと
もごく普通である。タンデム形圧延機は圧延台に沿って
配置された複数個のスタンドを持ち、仕上げ過程は、周
知の様に、工作物を幾つかのスタンド‘こ1回通すこと
によって達成される。この理由で、この明細書では、圧
延作業を呼びのに一般的にパスと呼ぶことにする。これ
らのパスが粗圧延及び仕上げ圧延段階の両方に使われる
1台の圧延機で行なわれるか、或いは可逆圧延機又はタ
ンデム形圧延機で行なわれるかは問題ではない。この発
明はこういう全ての構成に同じ様に使えるからである。
第1図に戻って説明すると、仕上げ圧延機24を出て行
く工作物の中心ゲージ及び緑のゲージが頚。
厚計42によって測定される。洩り厚計42は、工作物
の中心線の上並びに縁の上に配置された別々の計測機構
を持っていてもよいし、或いは移動方向に対して横方向
に工作物を走査する1個の側厚計であってもよい。平坦
さ監視器44と呼ぶ機械的な装置を使って、仕上げられ
た工作物が完全に平坦であるか、波形の緑を持つか、或
いは中心の轡曲があるかどうかを測定することが出釆る
。(こういう装置は例えば前掲米国特許に記載されてい
る。)然し、実際問題として、作業員が平坦さを観察し
、平坦さがどういう状態であるかを表わす観察した状態
の符号を出すのが普通である。この符号が計算機46に
供給される。計算機は荷重セル20,40、パターン監
視器22及び頚山厚計42からの信号も受取る。計算機
46に対する他の入力は、熱間圧延金属検出器又は同様
な感知装置によって圧延機内での工作物の位置を測定す
る板追跡装置48からの入力、及び補助入力50である
。補助入力50は、初期及び最終寸法、工作物の組成及
び温度等のデータを入力することが出来る様にする。ロ
ールの直径並びに新しく設置した。ールのクラウンに関
するデータも、補助入力50から供V給することが出来
る。計算機46は、粗圧延機10並びに仕上げ圧延機2
4の両方に於ける形状の最終的な制御結果を表わす幾つ
かの入力信号を受取るが、この発明に関する限り、この
形状制御を行なう為の2つの出力信号しか発生しない。
第1の出力信号が圧下制御装置16に供V給され、ねじ
18の角度位置、従って粗圧延機101こある作業ロー
ル12,14の相対位置を調節する。第2の出力信号が
庄下制御装層36に供給され、仕上げ圧延機24‘こあ
る作業ロ−ル28,30の相対位置を調節する。特定の
パスに於ける特定のクラウンを設定する為の適正なロー
ルすき間を決定する1つの工程として、このクラウンが
得られる様なロール分離力を決定することが必要である
。粗圧延機又は仕上げ圧延機でクラウンの制御を行なう
為にこの発明で使うクラウン力方程式は次の通りである
。F=(RM)(RD)〔(MH)(PCW)(TC)
十(RCW)(ERC)−(ECW)(SEC)〕こ)
でFは目標クラウンを達成する為の単位幅あたりの力、
RMは向い合うロールの弾性率に比例し、RDは向い合
うロールの直径い比例し、MHか工作物の変形抵抗に比
例し、PCWは工作物の幅に比例し、TCは工作物の目
標クラウンに比例し、RCWは工作物の幅に比例し、E
RCは向い合うロールの実効クラウンに比例し、ECW
は工作物の幅に比例し、SECは工作物の入口側クラウ
ンに比例する。上に挙げた項目の内「 ロールの弾性率
頃RM、ロール直径項RD及びロール実効クラウン項E
RCは、圧延機の特性を表わし、変形抵抗項MH及び工
作物クラウン項mC、SECは工作物の特性であり、項
PCW、RCW及びECWは圧延機と工作物の間の相互
作用の特性である。
こういう相互作用の特性は、所定の圧延機及び工作物の
条件に対し、力の分布及び変形の成分を計算する包括的
な圧延機変形モデルにより、本筋から離れて決定するこ
とが出来る。この様なモデルは圧延設備や圧延機制御装
置の供V給業者の間で周知である。この式と、前掲米国
特許第3630055号の方法で使われた前述の式とを
比較すれば、この発明の場合に現われる最後の部分(E
CW)(SEC)が付け加わることを別にすれば、式は
同一であることが判る。この最後の部分を除く全ての式
が前掲米国特許に詳しく説明されているので、その詳し
い説明をこ)で繰返す必要はないと思われる。然し、簡
単に説明すれば、第2図に、幾つかの増分的な変形抵抗
の各々に対する力乗数(MH)(PCW)を幅の関数と
してグラフで示してある。第2図の3本のグラフのパラ
メータは図示のように7.03×1びk9/地(0.1
×1ぴPSI)、70.3×1ぴk9/地(1.0×1
びPSI)及び351.6×1ぴk9/地(5.0×1
びPSI)として示してあり、これらは工作物の種々の
幅に対する工作物の糟分的な変形抵抗(変分変形抵抗)
を表わすものである。力乗数(MH)(PCT)の単位
はトン/(クラウンの寸法)の/(幅の寸法)仇である
。前掲米国特許第3630055号の説明に加えて、第
2図について1つの点を説明しておくのがよいと思われ
る。この米国特許では、項(PCW)が夫々その中の第
3図及び第6図のグラフにより、項(MH)とは別個に
示されている。本願の第2図では、(MH)の(PCW
)を乗じた結果を示している。即ち、本願の第2図は、
前掲米国特許第3630055号の第3図及び第6図の
積に対応する。勿論、項TCは、従来の場合と同じく、
特定のパスに対する目標クラウン、即ち任意のパスでロ
ールを出る時の所望のクラウンである。本願に於ける第
3図は、前掲米国特許の第4図にそのま)対応し、前掲
米国特許の場合と同じ様に力乗数RCWを示している。
この図で形が若干違うのは、この場合は異なる圧延機に
この素数が適用され、その為に図と形が若干異なる。こ
の特定の例では、力乗数の単位は第2図を同じ、即ちト
ン/肌/仇である。項ECRは、前掲米国特許に説明さ
れている様なロールの実効クラウンである。方程式の残
りの部分は、最後の項、即ち (ECW)(SEC)の部分である。
第4図は、典型的な圧延機に対し、力乗数項ECWを幅
の関数として示している。3本の曲線は、第2図に示し
た3本の曲線に夫々対応し、同じ単位である。
第2図、第3図及び第4図の曲線は、力を特定のパラメ
ータで偏微分したもである。即ち、送出す時の工作物の
クラウン、ロールのクラウン及び入る時の工作物のクラ
ウンで偏微分したものである。任意の特定のパスに於け
る入口側クラウンを表わす項SECは、勿論、以下の説
明から明らかな様に、その前のパスで送出されて来た時
のクラウンと同じである。前掲米国特許第363005
5号に記載されている様に、最後のパスから計算を始め
、この為、特定のパスに対する項SECは前のパスの項
汀Cに等しい。仕上げ圧延段階に於ける形状制御の問題
が、粗圧延段階の場合よりずっと複雑であるという意味
で、この発明は特にこういう時に使われる。この発明に
従って圧延機の圧延計画を定める時、最初の工程は、計
画の最終パスに対する目標クラウンを決定することであ
る。
目標クラウンは特定された重量超歌限界又はその他の仕
様又は規則によって定められることが出来る。例えば計
算機46が、ロールすき間が本質的に滋物線形であるこ
とを認識して、所定の幅に対して或る絶対値の形で表わ
した目標クラウンを計算することが出来る。普通、非常
の幅の狭い板に一定の絶対値にクラウンを圧延するのに
過大なロール分離力を必要とすることがあるかも知れな
いので、そういうことを避ける為に、幅の関数として表
わすことが望ましい。勿論他の方式にしてもよい。クラ
ウン力方程式の他の項と共に最終パスに対する目標クラ
ウンが決定されたら、この式を使って、このパスの間に
この目標クラウンを発生するのに必要なロール分離力を
計算することが出来る。目標クラウンは特定することが
出来、或いは判っていても、そのパスに於ける工作物の
入口側クラウンは判っていないという点で、この時点で
は或る問題がある。然し、入口側クラウン及び出口側ク
ラウンが同じであるか。或いは後で定義する定数CMの
関数にあると仮定しても、重大な誤りは起らないことが
判った。最終パスの所望の出口側ゲージと共に、そのパ
スに必要なロール分離力が一旦判れば、最終パスに対す
る入口ゲージは、ドラフト(draft)の関数として
力を表わした周知の板変形特性(例えば前掲米国特許の
第5図の板変形曲線を参照されたい)から決定すること
が出釆る。圧延機の伸びも、標準的な方式で計算するこ
とが出来、そのパスに対するロールすき間は、伸び、ク
ラウン、力及びゲージの決定された値に基づいて決定す
ることが出釆る。最終パスに対するこの決定が済んだら
、勿論、適当な特性を利用し、且つ目標クラウン並びに
入口側クラウンが毎回のパスで同じであると仮定して、
それより前の毎回のパスに対して同じ様な計算を相次い
で行なう。前掲米国特許では「前に述べたクラウン勾配
乗数(CSM)を使って、目標クラウンが計算される。
CSMは、板の寸法並びに等級に対し、圧延計画の相次
ぐパスで許容し得る単位あたりのクラウンの変化の目安
であり、その為、計算機46(第1図)の記憶装置に数
値のマトリクスとして記憶することが出来る。前掲米国
特許に記載されているのと同機に、クラウン勾配乗数を
使って、先行する毎回のパスに対する目標クラウンを発
生することが出来る。この発明の力方程式を逐次的に解
くことにより、仕上げ圧延機の毎回のパスに対する適正
なロールすき間が決まる。CSM項を実際に適用するこ
とは、相次ぐパスに於ける単位あたりのクラウンにクラ
ウン勾配乗数を乗ずることにより、所定のパスで工作物
の単位あたりのクラウンを決定することに相当する。目
標クラウンの絶対値を求める為には、単位あたりのクラ
ウンに工作物の厚さを乗じさえすればよい。クラウン巧
酌秦数を使う方法は、大抵の場合に満足し得るものであ
るが、工作物の負のクラウンには対処することが出来な
い。
従来、この方式が工作物の負のクラウンに対処すること
が出来ない点、並びに工作物の最終クラウンが非常に小
さい場合に許容し得るクラウンの変化に著しい制限が加
えられる点が、工作物の最終クラウンを選ぶやり方によ
って回避されていた。即ち、工作物の最終クラウンは、
典型的な圧延機の慣行並びに種々の生産基準によって特
定された重量超過の許容値に見合って工作物のクラウン
を設定する形状モデルに含まれたアルゴリズムによって
定められていた。然し、或る設備では、運転の監理で、
圧延機の作業員が或る条件の下で仕上げ圧延用の目標の
力を選定することが出釆る様にしていた。この為、この
力の選定によって、仕上げの工作物のクラウンがゼロ又
は負になり、その為クラウン勾配乗数を使う方法が使え
なくなる場合があった。ゼロ又は負の最終クラウンに対
処出来る様にする為、この発明は、クラウン勾配乗数を
使う代りとして、この明細書でクラウン修正子(CM)
と呼ぶものを使う。クラウン修正子は、下記の関係を使
って、クラウン勾配素数の表をクラウン修正子に変換す
ることによって導き出すことが出釆る。CM=(CSM
−1)C ‘1’こ)でCは工作物の幅に対
してモデルによって特定された単位あたりのクラウン、
CMはクラウン惨正子(絶対値)、CSMは対応する勾
配乗数である。1例として、工作物の幅が2私伽(10
0インチ)最終的な厚さが0.762弧(0.30イン
チ)目標クラウンが0.0127(0.005インチ)
でCSMが1.2の場合C=等帯舎=。
‐。1667 {2} であり、CMは0.003333に等しい。
上の式を使って、CSMはマトリクス全体をどんな時で
も使える様な、又は予想される仕上げ時のクラウンが、
前に述べたCSM方式を使う場合の難点が避けられる様
な場合の代りとなる1つのCMに変換することは簡単で
ある。CSM及びCMがいずれも相次ぐパスで工作物に
許容し得るクラウンの変化の限界を夫々表わすこと、並
びに工作物に典型的なクラウン・レベルでは、それらが
同様の結果を生ずることが理解されよう。CMの値は、
CSMが利用出釆る場合にはCSMの現在値から取出す
のが最も便利であり、或いは圧延試験又はその他の経験
から直接的に定めることが出来る。クラウン修正子項を
使って、下記の式に従って「相次ぐパス(n−1及びn
)に於けるクラウンの関係を表わすことが出来る。クラ
ウン(n−1)=〔(クラウン(n)宅〕±(CM)(
hn)‘3’こ)でhは工作物の送出しゲージ又は厚さ
である。
(最初の括弧内の項目がパス(n−1)に対する一定の
単位あたりのクラウンであり、2番目の項が、過度の歪
みを伴わずに、1回のパスで工作物が受け得るクラウン
の変化量であることが理解されよう。)このやり方の説
明を続けると、一旦パスnに対するドラフト及び入口側
ゲージが決定されたら、全ての項が判っているから、こ
の時式{3’からパス(n−1)に対するクラウンを決
定することが出来る。
式{31は、パスnのクラウン力を計算する時、パスn
の入口側クラウンとして使う為に、バス(n−1)のク
ラウンを評価する為に簡略にした形でも使われる。この
簡略した形は次の通りである。クラウン(n一1):ク
ラウン(n)±(CM)(hn)
‘4’一日パスnに対する目標力、ドラ
フト及び入口側ゲージが計算されたら、式【3}を使っ
てパス(n−1)に対するクラウンを決めることが出来
る。
従って、金属圧延機に於ける形状を制御する方法として
、従来公知のものよりも一層正確で、これまで容易に対
処することの出来なかった圧延状態にも使える方法が堤
供されたことが理解されよつo以上、この発明の好まし
いと考えられる実施例を説明したが、当業者には種々の
変更が考えられよう。
従って、この発明はこ)に図示し且つ説明した特定の構
成に制約されるものではなく、特許請求の範囲の記載は
この発明の範囲内で可能な全ての変更を包括するものと
承知されたい。
【図面の簡単な説明】 第1図はこの発明を実施するのに使う状況並びに要素の
ブロック図、第2図、第3図及び第4図はこの発明のク
ラウン力方程式に現われる力乗数に対する工作物の幅の
影響を示すグラフである。 主な符号の説明、12,14:作業ロール、16,36
:圧下制御装置、20,40:荷重セル、22:パター
ン監視器、28,30:作業ロール、36:圧下制御装
置、42:側厚計、44:平坦さ監視器、46:計算機
、48:板追跡装置、50:補助入力。FIG.2 FIG.3 FIG.ム き

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 少なくとも1対の向い合うロールを持つ圧延機で、
    特定された最終ゲージ及びクラウンに基づいて工作物の
    形状を制御する方法に於いて、(イ)最終パスから始め
    て各々の圧延パスに対して工作物の目標クラウンを設定
    し、(ロ)RMを向い合うロールの弾性率に比例する数
    、RDを向い合うロールの直径に比例する数、MHを工
    作物の変形抵抗に比例する数、PCWを工作物の幅に比
    例する数、TCを工作物の目標クラウンに比例する数、
    RCWを工作物の幅に比例する数、ERCを向い合うロ
    ールの実効クラウンに比例する数、ECWを工作物の幅
    に比例する数、SECを工作物の入口側クラウンに比例
    する数として、毎回の圧延パスの工作物の目標クラウン
    を発生するので要する単位幅あたりのロール分離力Fを
    次の式F=(RM)(RD)〔(MH)(PCW)(T
    C)+(RCW)(ERC)−(ECW)(SEC)〕
    に従つて決定し、(ハ)最終のパスから始めて各々の圧
    延パスの入口側ゲージを、そのパスで必要なロール分離
    力、そのパスの所望の送出しゲージ及び板変形特性の関
    数として決定し、(ニ)毎回の圧延パスに於ける圧延機
    の伸びを、決定されたロール分離力及び工作物の幅の関
    係として予測し、(ホ)毎回パスのロールすき間を、圧
    延機の伸び並びに毎回のパスに対する所望の送出しゲー
    ジの関数として設定し、(ヘ)ロールすき間を設定した
    後、ロールの間に工作物を通す工程から成る方法。 2 特許請求の範囲1に記載した方法に於て、最初に工
    作物の単位あたりの最終目標クラウンを設定し、次に、
    その前に設定された各々の単位あたりのクラウンに1よ
    り大きいクラウン勾配乗数を乗ずることによつて、その
    前のパスに対する単位あたりの目標クラウンを設定して
    、先行する圧延パスでは単位あたりのクラウンが次第に
    大きくなる様にすることにより、工作物の目標クラウン
    を設定する方法。 3 特許請求の範囲1に記載した方法に於て、最初に工
    作物に対する最終目標クラウンを設定し、次にその直前
    に設定された目標クラウンの単位あたりのクラウンが一
    定になる様な係数だけ調節し、クラウン修正子及び工作
    物の厚さの関数である或る量をそれに加算することによ
    り、その前のパスに対する目標クラウンを設定すること
    により、工作物の目標クラウンを設定する方法。 4 特許請求の範囲3に記載した方法に於て、CSMを
    1より大きなクラウン勾配乗数、Cを単位あたりの最終
    目標クラウンとして、各々クラウン修正子CMを次の式
    CM=(CSM−1)Cに従つて決定する方法。
JP53156526A 1977-12-22 1978-12-20 工作物の形状を制御する方法 Expired JPS6029563B2 (ja)

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CA1111935A (en) 1981-11-03
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