JPH0610192Y2 - ロッドエンド軸受のダストカバー - Google Patents

ロッドエンド軸受のダストカバー

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JPH0610192Y2
JPH0610192Y2 JP1989023980U JP2398089U JPH0610192Y2 JP H0610192 Y2 JPH0610192 Y2 JP H0610192Y2 JP 1989023980 U JP1989023980 U JP 1989023980U JP 2398089 U JP2398089 U JP 2398089U JP H0610192 Y2 JPH0610192 Y2 JP H0610192Y2
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JP
Japan
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dust cover
rod end
end bearing
cylindrical
ball
Prior art date
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JP1989023980U
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JPH02116021U (ja
Inventor
顕一 伊藤
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Nippon Thompson Co Ltd
Original Assignee
Nippon Thompson Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 ・産業上の利用分野 本願考案は、ボール部とねじ軸部とからなる略棒状のボ
ールスタッドと、ボールスタッドのボール部と嵌合し、
すべり摩擦によってボールスタッドを揺動運動や回転運
動させる略棒状の本体とからなるロッドエンド軸受のダ
ストカバーに関する考案である。
・従来の技術 従来のダストカバー付きロッドエンド軸受を第4図に示
す。本体1とボールスタッド2は、該本体1の一端側に
設けられたボール受部1a内にボールスタッド2のボー
ル部2aを摺動自在に嵌合させることによって、揺動運
動や回転運動ができるようになされている。なお、本体
1の他端側は連結部1bとなっている。
ボール部2aは本体1に嵌合後、C字形状のブッシュ4
が挿入され、更に本体1の一部をカシメ加工することに
よって、ブシュ4と本体1が固着され、ボール部2aを
介して本体1とボールスタッド2が組立てられる。この
ロッドエンド軸受の嵌合部を保護するためにダストカバ
ー3が取付けられている。
第2図は、従来のダストカバー3の断面図である。従来
のダストカバー3は、ロッドエンド軸受の本体1と固着
するための取付け部3aと、ボールスタッド2と密着す
るためのリップ部3dが両端に形成され、取付け部3a
の内部には、本体1と強固に固着させるための金属製の
補強環3eが一体成形されている。
更に取付け部3aに連続して、取付け部3aの内径より
も小さな外径で、略円筒状の円筒部3bを形成して、ダ
ストカバー3の小型化を図っている。
円筒部3bとリップ部3dの間には、リップ部3dの自
在な変位に対応するためのジャバラ状部3fが形成され
ている。
従来のダストカバーはより小型に形成することを目的と
して、取付け部3aの内径寸法D1と円筒部3bの外径
寸法D2とを近似的な値に設定していた。
第3図は第2図で示した従来のダストカバー3の欠点の
一例を示したものである。
この例では構成を明確にするために円筒部3bの最大外
径D2と取付け部3aの最小内径D1がほぼ等しいとし
た場合の例である。
製作途中の多数のダストカバー3を運搬するとき、第3
図のようにダストカバー同士が重なり合って個々に外れ
にくいという現象が発生した。
・考案が解決しようとする課題 以上のように従来のものでは、多数のダストカバーをま
とめて収納するとき、一部が重なり合ってしまい、次工
程の作業性を著しく低下させるという問題があった。
・課題を解決するための手段 本願考案は上記課題を解決するための手段として下記の
構成を備えるものである。
(1)一端側にボール受部を備え、その他端に連結部を備
えた本体と、一端に該ボール受部内に自在に嵌合保持さ
れるボール部を備え、他端に連結部を備えたボールスタ
ッドを有するロッドエンド軸受のダストカバーにおい
て、一端側には本体と固着する取付部が形成され、他端
にはボールスタッドと密着するリップ部が形成されてお
り、該取付部に連続して円筒形状の円筒部が形成されて
おり、該円筒部の外径が前記取付部の内径とほぼ等しく
形成されていると共に前記円筒部の外周面の一部には突
出部が形成されているロッドエンド軸受のダストカバ
ー。
(2)前記円筒部の前記突出部が円周上に形成されている
前記第(1)項記載のロッドエンド軸受のダストカバー。
(3)前記円筒部の前記突出部が軸方向に間隔をおいて形
成されている前記第(1)項記載のロッドエンド軸受のダ
ストカバー。
・作用 本願考案は、ダストカバーの円筒部(場合によっては、
緩やかな円錐形状に形成することもある)の一部に突出
部を形成することにより、ダストカバーの取付け部の最
小内径よりも円筒部の最大外径を大きく形成するもので
ある。
これによって、ダストカバーを多数同一箇所に収納して
も、ダストカバー同士が結合し合うことがないため、各
工程での作業性が向上する。
・実施例 第1図は本願考案の実施例を示すものである。本考案の
ロッドエンド軸受用ダストカバー3は、円筒部3bの外
周面の一部に山形状の突出部3cを等間隔に4箇所形成
し、このダストカバー3が、他のダストカバー取付け部
3aの内周面と結合しないようにしたものである。
よって、突出部3cの突出量は、取付部3aの外径寸法
とほぼ同程度であればよい。
円筒部の形状は、ゴム材を射出成形で形成する関係か
ら、緩やかな円錐形状に形成することもできる。
本考案は、突出部3bの形成数に限定されるものではな
く、更には、第1図の二点鎖線で示したように、突出部
の形状も必要に応じて、リング状の突出部を円筒部3b
の外周面の一部に形成してもよく、円筒部3bの軸方向
において延在する柱状の突出部を間隔をおいて形成して
もよい。
また、突出部を一箇所のみに形成して本考案を実施する
ことも可能である。
・考案の効果 本願考案は次の効果を有する。
複数のダストカバーを一箇所に収納してもそれぞれが
重なることがないので、ダストカバーを製作する工程や
ロッドエンド軸受を組立てる工程において、容易にダス
トカバーを取扱うことができ、作業性が向上する。
ダストカバーの円筒部が補強される。
各工程の作業の自動化が容易となる。
安価に製作できる。
コンパクトなダストカバーが形成できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本願考案の実施例を示すダストカバーの投影
図、第2図は従来のダストカバーを示す断面図、第3図
は従来の欠点を示した重なり合った三つのダストカバー
の断面図、第4図は従来のロッドエンド軸受を示す正面
図である。 1:本体 2:ボールスタッド 2a:ボール部 3:ダストカバー 3a:取付け部 3b:円筒部 3c:突出部 3d:リップ部 3e:補強環 3f:ジャバラ状部 4:ブッシュ D1:取付け部内径 D2:円筒部外径

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】一端側にボール受部を備え、その他端に連
    結部を備えた本体と、一端に該ボール受部内に摺動自在
    に嵌合保持されるボール部を備え、他端に連結部を備え
    たボールスタッドとを有するロッドエンド軸受のダスト
    カバーにおいて、一端側には前記本体と固着する取付部
    が形成され、他端には前記ボールスタッドと密着するリ
    ップ部が形成されており、該取付部に連続して円筒形状
    の円筒部が形成されており、該円筒部の外径が前記取付
    部の内径とほぼ等しく形成されていると共に前記円筒部
    の外周面の一部には突出部が形成されていることを特徴
    とするロッドエンド軸受のダストカバー。
  2. 【請求項2】前記円筒部の前記突出部が円周上に形成さ
    れていることを特徴とする前記請求項1記載のロッドエ
    ンド軸受のダストカバー。
  3. 【請求項3】前記円筒部の前記突出部が軸方向において
    延在すべく柱状に形成され、間隔をおいて形成されてい
    ることを特徴とする前記請求項1記載のロッドエンド軸
    受のダストカバー。
JP1989023980U 1989-03-02 1989-03-02 ロッドエンド軸受のダストカバー Expired - Lifetime JPH0610192Y2 (ja)

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JPH02116021U JPH02116021U (ja) 1990-09-17
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5888577B1 (ja) * 2014-05-13 2016-03-22 Nok株式会社 ボールジョイント用ダストカバー

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6073973U (ja) * 1983-10-25 1985-05-24 日本トムソン株式会社 ロツドエンド軸受のダストカバ−
JPS6332465U (ja) * 1986-08-19 1988-03-02

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JPH02116021U (ja) 1990-09-17

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