JPH078904Y2 - ダストカバー - Google Patents

ダストカバー

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JPH078904Y2
JPH078904Y2 JP6892090U JP6892090U JPH078904Y2 JP H078904 Y2 JPH078904 Y2 JP H078904Y2 JP 6892090 U JP6892090 U JP 6892090U JP 6892090 U JP6892090 U JP 6892090U JP H078904 Y2 JPH078904 Y2 JP H078904Y2
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JP
Japan
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dust cover
ring receiving
ring
opening end
receiving portion
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JP6892090U
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JPH0427215U (ja
Inventor
徳幸 岡崎
Original Assignee
エヌオーケー株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、たとえばボールジョイント等に用いられる
ダストカバーに関する。
(従来の技術) 従来のこの種のダストカバーとしてはたとえば第3図乃
至第5図に示すようなボールジョイントに用いられるも
のがある。すなわち、ゴム状弾性体より成るダストカバ
ー本体100の一方の開口端部101には補強環102が埋設さ
れており、ボールスタッド103外周に密封状態にて嵌着
されている。また、開口端部101の外径端部にはダスト
リップ104が設けられており、ダストリップ104がボール
スタッド103に一体的に取付けられるナックルアーム105
端面に全周的に密接して外部からのダストの侵入を防止
している。そして、このダストリップ104の径方向内側
にはインサート成形時に上記補強環102を支持するため
の環受部106が円周方向に複数開口形成されていた。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、上記した従来のダストカバーにあって
は、ナックルアーム105の端面と接触するダストリップ1
04は第5図に示すように環受部106の影響を受けて内側
へへこみ、全体的にみると波を打った形状となって、外
観上見栄えが悪く、また、波打現象の大きいものはシー
ル性に影響を及ぼすおそれもあった。このような波打ち
現象は、たとえば加硫後のゴム材料の熱収縮によって生
じる。
本考案は上記した従来技術の課題を解決するためになさ
れたもので、その目的とするところは、補強環を一体成
形する際に補強環を確実に位置決め保持でき、しかも成
形後における波打ち現象を可及的に緩和し得るダストカ
バーを提供することにある。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために、本考案にあっては、ゴム状
弾性体より成るダストカバー本体の開口端部にインサー
ト成形により補強環を埋設するとともに、前記開口端部
の外径端部にダストリップを設け、さらに開口端部の端
面にはインサート成形時に補強環を支持するための環受
部が円周方向に複数等配されて開口形成されるダストカ
バーにおいて、 前記環受部の等配数を8か所以上とし、かつ環受部の面
積の割合を、環受部が設けられる位置の円周方向の全面
積に対して約20%以下に設定してなることを特徴とす
る。
(作用) 上記構成のダストカバーは、従来では考慮されていなか
った環受部の等配数および面積を考慮して、環受部の等
配数を8か所以上とし、しかも環受部の面積を環受部が
設けられる箇所の全面積に対して約20%以下に設定した
ので、一つの環受部の開口面積の割合を2.5%以下に押
えることができダストリップの内側へのへこみを防止で
きる。
また、環受部の面積を小さくしているものの、等配数を
8か所以上と多くすることにより、補強環の支持を確実
に行なうことができる。
(実施例) 以下に本考案を図示の実施例に基づいて説明する。第1
図および第2図には本考案の一実施例にかかるダストカ
バーが示されている。本実施例でも従来例と同様にボー
ルジョイント用のダストカバーを例にとって説明するも
のとする。
図中1はゴム状弾性体よりなる概略釣鐘状に成形された
変形自在のダストカバー本体であり、ボールジョイント
のジョイント部を被覆している。ボールジョイントはボ
ールスタッド10と、このボールスタッド10の先端に設け
られたボール部11が回転摺動自在に嵌合されるソケット
部12と、ボーススタッド10に一体的に取付けられるナッ
クルアーム13と、から構成されている。
上記ダストカバー本体1はその両端が開口しており、一
方の大径側開口端部2がソケット部12外周に密封状態に
て固定され、小径側の開口端部3がボールスタッド10外
周に嵌合するとともに、ナックルアーム13の端面に当接
している。
この小径側の開口端部3には断面L字形状の補強環4が
埋設されており、この補強環4はインサート成形にてダ
ストカバー本体1と一体的に同時加硫される。そして、
開口端部3の外径端部にはダストリップ5が設けられ、
このダストリップ5先端が上記ナックルアーム13の端面
に密封状態にて全周的に接触している。一方開口端部3
端面には、このダストリップ5よりも内側に、インサー
ト成形時に補強環4を支持するための環受部6が開口形
成されている。この環受部6は円周方向に複数等配され
ている。
環受部6の等配数は8か所以上で、かつ開口部の割合を
環受部6が設けられる位置の円周方向の全面積に対して
約20%以下にに設定される。図示例では、等配数が8か
所で、環受部6の面積を約20%に設定してある。
上記構成のダストカバーは、従来では考慮されていなか
った環受部6の等配数および面積を考慮して、環受部6
の等配数を8か所以上とし、しかも環受部6の面積を環
受部6が設けられる箇所の全面積に対して約20%以下に
設定したので、一つの環受部6の開口面積の割合を2.5
%以下に押えることができる。
因に、第5図に示す従来例では、環受部106は6等配で
あり、しかも面積の割合は30〜35%であり、環受部106
一つ当りの面積は5%となり、本考案の二倍である。こ
のように従来において環受部106の面積を大きくとって
いるのは成形時における位置決めを確実に行なうためで
あった。これに対し、本考案は、補強環の位置決めは接
触面積を増やさなくても当接箇所を増やせば充分である
ことに着目したもので、環受部の開口面積の割合を可及
的に小さくして波打ち現象を防止し、しかも等配数を多
くして位置決めを確実にしたものである。
(考案の効果) 本考案は以上の構成および作用を有するもので、環受部
の等配数および面積を考慮して、環受部の面積を少なく
し、かつ等配数を多くしたので、成形時の補強環の位置
決めを確実に行なうことができると共に、ダストリップ
の強度も確保することができる。したがって、ダストリ
ップの波打ち現象を緩和することができ、外観上の見栄
えがよくなると共に、良好なシール性を確保できる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は本考案の一実施例に係るダストカ
バーを示しており、第1図は開口端部の平面図、第2図
は全体構成を示す縦断面図、第3図は従来のダストカバ
ーの半縦断面図、第4図は第3図の開口端部の要部拡大
断面図、第5図は第3図の開口端部の平面図である。 符号の説明 1…ダストカバー本体 2…大径部側開口端部、3…小径部側開口端部 4…補強環、5…ダストリップ 6…環受部、10…ボールスタッド 11…ボール部、12…ソケット部 13…ナックルアーム

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ゴム状弾性体より成るダストカバー本体の
    開口端部にインサート成形により補強環を埋設するとと
    もに、前記開口端部の外径端部にダストリップを設け、
    さらに開口端部の端面にはインサート成形時に補強環を
    支持するための環受部が円周方向に複数等配されて開口
    形成されるダストカバーにおいて、 前記環受部の等配数を8か所以上とし、かつ開口部の割
    合を環受部が設けられる位置の円周方向の全面積に対し
    て約20%以下に設定してなることを特徴とするダストカ
    バー。
JP6892090U 1990-06-28 1990-06-28 ダストカバー Expired - Lifetime JPH078904Y2 (ja)

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JP6892090U JPH078904Y2 (ja) 1990-06-28 1990-06-28 ダストカバー

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JP6892090U JPH078904Y2 (ja) 1990-06-28 1990-06-28 ダストカバー

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JPH0427215U JPH0427215U (ja) 1992-03-04
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JP6892090U Expired - Lifetime JPH078904Y2 (ja) 1990-06-28 1990-06-28 ダストカバー

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JP6025024B2 (ja) 2012-02-02 2016-11-16 Nok株式会社 ボールジョイント用ダストカバー

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JPH0427215U (ja) 1992-03-04

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