JPH06101827B2 - 検波回路 - Google Patents

検波回路

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JPH06101827B2
JPH06101827B2 JP1208110A JP20811089A JPH06101827B2 JP H06101827 B2 JPH06101827 B2 JP H06101827B2 JP 1208110 A JP1208110 A JP 1208110A JP 20811089 A JP20811089 A JP 20811089A JP H06101827 B2 JPH06101827 B2 JP H06101827B2
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英雄 今泉
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Sanyo Electric Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本発明は、TV(テレビジョン)受像機の音声検波に用い
られる検波回路に関するもので、特に音声信号中に発生
するバズ音の低域を計った検波回路に関する。
(ロ)従来の技術 TV放送の音声受信方式として従来からインターキャリア
方式が用いられている。インターキャリア方式は、セパ
レートキャリア方式に比べ、回路構成の簡単さ、安定度
及び価格の点で優れている。ところが、インターキャリ
ア方式では映像IF(中間周波)増幅回路の前段に配置さ
れたフィルタによるナイキストスロープの影響を受け、
検波後の音声信号中にバズ音が発生してしまうという問
題がある。そこで、その様なバズ音の発生を低減させた
テレビジョン受像機が、特開昭59−200587号公報に記載
されている。前記公報に依れば、フィルタのナイキスト
スロープの影響を防止する為に、前記フィルタのフィル
タ特性と軸方向に対称なフィルタ特性を有する補正フィ
ルタを配置し、映像IF信号のPM成分を除去している。そ
して、PM成分が除去された映像IF信号と音声IF信号との
ビート成分である4.5MHzの音声FM信号を検出し、該信号
をFM検波して音声信号を得ている。そうすることによっ
て、バズ音を含まない音声を得ることが出来る。
(ハ)発明が解決しようとする課題 しかしながら、前記公報に記載された方法を用いると、
補正フィルタとしてコイルなどを有するフィルタが必要
となり、IC化に不適であった。
又、そのフィルタ特性も既存のフィルタ特性と丁度逆の
特性に設定しなければならず、調整が必要になるという
欠点があった。
(ニ)課題を解決するための手段 本発明は、上述の点に鑑み成されたもので、映像IF信号
を増幅する映像IF増幅回路と、映像IF信号周波数で発振
するVCOと、該VCOの発振出力信号に応じて前記映像IF増
幅回路の出力映像IF信号を検波する映像検波回路と、該
映像検波回路の検波出力中の高域成分を抽出するフィル
タと、前記映像IF増幅回路の出力映像IF信号と前記VCO
の発振出力信号との位相比較を行なう位相比較回路と、
該位相比較回路の出力信号と前記フィルタの出力信号と
の混合を行なう混合回路と、該混合回路の出力信号を平
滑し、平滑出力を前記VCOに制御電圧として印加する平
滑回路とから成り、前記VCOの発振出力信号に応じて音
声信号を検波するようにしたことを特徴とする。
(ホ)作用 本発明に依れば、位相比較回路から発生する映像IF信号
のナイキストスロープによる寄生PM分を、検波後の映像
信号の高域成分を用いて低減させている。その為、VCO
の発振は、前記寄生PM分が抑圧される事により安定化し
バズ音の低減が行なわれる。
(ヘ)実施例 第1図は、本発明の一実施例を示す回路図で、(1)は
チューナ、(2)はTV信号の伝送方式である残留側波帯
方式を補償するためのナイキストスロープを持ったSAW
(表面弾性波)フィルタ、(3)は前記SAWフィルタ
(2)からの映像IF信号を増幅する映像IF増幅回路、
(4)は映像IF信号周波数で発振するVCO、(5)は映
像IF増幅回路(3)からの映像IF信号を前記VCO(4)
の発振出力信号に応じて検波し、端子(6)に映像信号
及び音声IF信号を出力する映像検波回路、(8)は端子
(6)からの映像信号を増幅する映像増幅回路、(9)
は該映像増幅回路(8)の出力映像信号の高域成分を抽
出するHPF、(10)は位相比較回路、(11)は該位相比
較回路(10)の出力信号と前記HPF(9)の出力信号と
を混合する混合回路、(12)は平滑回路、(13)は出力
端子(7)の出力信号から4.5MHzの音声IF信号を抽出す
るBPF、(14)はリミッタ増幅器、及び(15)は4.5MHz
の音声IF信号のFM検波を行なうFM検波回路である。
第1図において、チューナ(1)の出力信号は、第2図
の如き周波数特性を有するSAWフィルタ(2)に印加さ
れた後、映像IF増幅回路(3)で増幅される。増幅され
た映像IF信号は、位相比較回路(10)及び映像検波回路
(5)に印加される。映像IF信号周波数で発振するVCO
(4)の発振出力信号は、位相比較回路(10)及び映像
検波回路(5)に印加され、前記位相比較回路(10)で
は両入力信号の位相比較が行なわれる。
又、映像検波回路(5)では映像IF信号が検波され端子
(6)に映像信号が発生するとともに、4.5MHzの音声IF
信号が発生する。端子(6)からの前記信号は、映像増
幅回路(8)で増幅された後、出力端子(7)に得られ
る。
映像IF増幅回路(3)からの映像IF信号は、前述の如
く、SAWフィルタ(2)の影響を受け寄生PM分を有して
いる。その為、位相比較回路(10)の出力信号中には本
来の位相ずれ分の他に前記寄生PM分によるリップル電圧
が含まれている。この寄生PM分によるリップル電圧がバ
ズの原因となる。寄生PM分は、映像信号の変調度即ちレ
ベルに応じて変化し、両者は比例関係にある。映像信号
のレベルが変化すると、それに応じて寄生PM分が変化
し、それに依ってVCOの発振周波数が変動してしまいバ
ズが発生する。そこで、本発明においては検波後の映像
信号のレベル変化をHPF(9)で検出し、その検出出力
を用いて位相比較回路(10)から発生する寄生PM分を除
去している。即ち、混合回路(11)は位相比較回路(1
0)の出力信号に含まれる寄生PM分を起因とするリップ
ルからHPF(9)の出力信号が減算されるように構成さ
れる。その為、混合回路(11)からは本来の位相ずれを
示す信号が発生し、平滑回路(12)で平滑された後VCO
(4)に印加される。
従って、VCO(4)は前述の寄生PM分の影響を受けず、
安定に発振する。その為、出力端子(7)には寄生PMの
影響を受けない4.5MHzの音声IF信号が発生しBPF(13)
で不要成分が除去された後、リミッタ増幅器(14)を介
して増幅されFM検波回路(15)でFM検波される。FM検波
回路(15)に印加される音声FM信号は、寄生PMの影響を
受けていないので、FM検波後の音声信号中にバズ音が発
生することは無い。
位相比較回路(10)は、2つの入力信号の位相差が丁度
90度となるような制御を行なうので、その比較出力中に
は入力信号のレベル情報を含まない。その為、VCO
(4)の発振出力信号は映像信号のレベルによる影響を
受けず一定レベルの映像キャリア成分が得られる。
第3図は、第1図の混合回路(11)の具体回路例を示す
もので、第1図と同一の回路素子については同一の符号
を付す。位相比較回路(10)からの互いに逆相の制御信
号は、第1及び第2トランジスタ(17)及び(18)のベ
ースに印加され、それに応じた電流が流れる。一方、映
像増幅回路(8)からの検波された映像信号は、HPF
(9)で高域成分が抽出され、抽出された信号が電流ミ
ラー回路(19)を構成する第3トランジスタ(20)のコ
レクタに印加される。ここで、HPF(9)から発生する
信号は、第1トランジスタ(17)のコレクタに発生する
寄生PMを起因とするリップル分に対して逆相でレベルが
2倍となるように設定されている。その為、第1トラン
ジスタ(17)のコレクタに生じるリップルは相殺され、
第2トランジスタ(18)のコレクタに発生するリップル
分に応じた電流と等しい電流が第4トランジスタ(21)
のコレクタに流れる。その為、第2トランジスタ(18)
のコレクタに生ずるリップルも相殺される。その結果、
本来の位相比較出力のみが平滑回路(12)で平滑されVC
O(4)に印加される。
尚、第1図の回路においては、インターキャリア方式の
検波回路に用いる場合について説明したが、本発明はこ
れに限定されるものでは無く、VOC(4)の出力を疑似
セパレートキャリア方式の検波回路に用いても良い。
(ト)発明の効果 以上述べた如く、本発明に依ればナイキストスロープに
起因する寄生PMの影響を受けずにVCOを発振させること
が出来るのでバズ音を含まない音声信号を得ることが出
来る。又、本発明に依れば簡単なフィルタを追加するだ
けで良いので素子数の増加を防止出来るという利点も有
する。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の一実施例を示す回路図、第2図は第
1図の説明に供する為の特性図、及び第3図は第1図の
具体回路例を示す回路図である。 (3)……映像IF増幅回路、(4)……VCO、(5)…
…映像検波回路、(9)……HPF、(10)……位相比較
回路、(11)……混合回路、(12)……平滑回路。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】映像IF信号を増幅する映像IF増幅回路と、 映像IF信号周波数で発振するVCOと、 該VCOの発振出力信号に応じて前記映像IF増幅回路の出
    力映像IF信号を検波する映像検波回路と、 該映像検波回路の検波出力中の高域成分を抽出するフィ
    ルタと、 前記映像IF増幅回路の出力映像IF信号と前記VCOの発振
    出力信号との位相比較を行なう位相比較回路と、 該位相比較回路の出力信号と前記フィルタの出力信号と
    の混合を行なう混合回路と、 該混合回路の出力信号を平滑し、平滑出力を前記VCOに
    制御電圧として印加する平滑回路とから成り、前記VCO
    の発振出力信号に応じて音声信号を検波するようにした
    ことを特徴とする検波回路。
JP1208110A 1989-08-11 1989-08-11 検波回路 Expired - Lifetime JPH06101827B2 (ja)

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62292029A (ja) * 1986-06-11 1987-12-18 Nec Corp Am受信機
JPS6386334A (ja) * 1986-09-30 1988-04-16 Aisin Seiki Co Ltd スペクトラム拡散通信用受信装置の受信周波数追随装置

Patent Citations (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62292029A (ja) * 1986-06-11 1987-12-18 Nec Corp Am受信機
JPS6386334A (ja) * 1986-09-30 1988-04-16 Aisin Seiki Co Ltd スペクトラム拡散通信用受信装置の受信周波数追随装置

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