JPH06100683B2 - カラ−フイルタ−の修正方法 - Google Patents
カラ−フイルタ−の修正方法Info
- Publication number
- JPH06100683B2 JPH06100683B2 JP61033632A JP3363286A JPH06100683B2 JP H06100683 B2 JPH06100683 B2 JP H06100683B2 JP 61033632 A JP61033632 A JP 61033632A JP 3363286 A JP3363286 A JP 3363286A JP H06100683 B2 JPH06100683 B2 JP H06100683B2
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- Japan
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- color filter
- foreign matter
- color
- correction method
- correcting
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Description
【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、被染色性樹脂を色料にて着色したカラーフイ
ルターの修正方法に係わり、例えば液晶表示装置にてカ
ラー表示する場合に用いるカラーフイルターの修正に適
する方法に関する。
ルターの修正方法に係わり、例えば液晶表示装置にてカ
ラー表示する場合に用いるカラーフイルターの修正に適
する方法に関する。
（従来の技術） 液晶表示装置では、透明電極が形成されたガラス板等の
２枚の透明基板間に１μｍ〜10μｍ程度のギャップを設
け液晶を封入し、電極間に電圧を印加し、液晶を駆動し
表示させるものである。カラー表示させるためには、ギ
ャップ間いずれかの位置に複数色のカラーフィルターを
設けることが一般的である。
２枚の透明基板間に１μｍ〜10μｍ程度のギャップを設
け液晶を封入し、電極間に電圧を印加し、液晶を駆動し
表示させるものである。カラー表示させるためには、ギ
ャップ間いずれかの位置に複数色のカラーフィルターを
設けることが一般的である。
（発明が解決しようとする問題点） 液晶表示装置において、カラーフイルターの上に透明電
極を形成する場合に、このカラーフイルター膜中に数μ
ｍ〜数十μｍのゴミ等の異物が付着あるいは内包してい
ると、上下の電極（金属電極の場合もある）が短絡し表
示品位を低下させることが多かった。カラーフイルター
の下に電極がある場合でもゴミが導電性のものであった
り、高い誘電率をもつものであったりすると表示品位を
そこなうものであった。
極を形成する場合に、このカラーフイルター膜中に数μ
ｍ〜数十μｍのゴミ等の異物が付着あるいは内包してい
ると、上下の電極（金属電極の場合もある）が短絡し表
示品位を低下させることが多かった。カラーフイルター
の下に電極がある場合でもゴミが導電性のものであった
り、高い誘電率をもつものであったりすると表示品位を
そこなうものであった。
しかしながら、現実問題としてクリーンルーム等のゴミ
の少ない環境においても、カラーフイルターを染色方法
や印刷方法にて製造する場合、完全にゴミの付着や内包
を避けるのは不可能である。
の少ない環境においても、カラーフイルターを染色方法
や印刷方法にて製造する場合、完全にゴミの付着や内包
を避けるのは不可能である。
ところで、カラーフイルタに付着あるいは内包する異物
は、例えば塵、金属片、感光性樹脂のゲル硬化物など様
々であり、ひと口に塵と言ってもそれ自体多種類であ
る。このような多様な異物に対しては、特定の波長のレ
ーザー光を照射しても、ある種の異物は蒸発除去できて
も、別の種類の異物に対してはレーザー光が透過するだ
けで全く除去できないという問題があった。
は、例えば塵、金属片、感光性樹脂のゲル硬化物など様
々であり、ひと口に塵と言ってもそれ自体多種類であ
る。このような多様な異物に対しては、特定の波長のレ
ーザー光を照射しても、ある種の異物は蒸発除去できて
も、別の種類の異物に対してはレーザー光が透過するだ
けで全く除去できないという問題があった。
（問題点を解決するための手段） すなわち、本発明は、被染色性樹脂を色料で着色してな
るカラーフイルターの修正方法において、カラーフイル
ターに付着あるいは内包している異物を波長１ミクロン
以下のレーザー光を照射することにより該異物の近傍に
あるカラーフイルター構成物質とともに除去することを
特徴とするカラーフイルターの修正方法である。
るカラーフイルターの修正方法において、カラーフイル
ターに付着あるいは内包している異物を波長１ミクロン
以下のレーザー光を照射することにより該異物の近傍に
あるカラーフイルター構成物質とともに除去することを
特徴とするカラーフイルターの修正方法である。
本発明は、多様な異物を一括して除去するために、異物
の近傍にあるカラーフイルター構成物質とともに除去す
ることを本旨とする。
の近傍にあるカラーフイルター構成物質とともに除去す
ることを本旨とする。
被染色性樹脂を色料で着色したカラーフイルターは、長
波長側、特に１ミクロン以上の赤外領域で光の吸収が低
く（透過率が高い）長波長レーザーの光エネルギーの熱
変換効率が悪い。したがって、カラーフイルターを構成
する物質を除去するには、カラーフイルター構成物質の
光吸収率の高い可視光あるいは紫外光領域のレーザー光
を照射することが有効となる。具体的には、YAG（固
体）レーザーの第２高周波である532nm、Ar+やK+のイオ
ンレーザーである488nm、515nm、647nm、ルビーレーザ
ー光の694nmあるいはエキシマレーザー等が使用でき
る。
波長側、特に１ミクロン以上の赤外領域で光の吸収が低
く（透過率が高い）長波長レーザーの光エネルギーの熱
変換効率が悪い。したがって、カラーフイルターを構成
する物質を除去するには、カラーフイルター構成物質の
光吸収率の高い可視光あるいは紫外光領域のレーザー光
を照射することが有効となる。具体的には、YAG（固
体）レーザーの第２高周波である532nm、Ar+やK+のイオ
ンレーザーである488nm、515nm、647nm、ルビーレーザ
ー光の694nmあるいはエキシマレーザー等が使用でき
る。
また、本発明に適用できるカラーフイルターの材質につ
いて述べると、被染色性樹脂としては、ゼラチン、低分
子量ゼラチン、カゼイン、グリュー等の染色性に優れる
天然樹脂のほか、ポリビニルアルコール、ポリイミド、
アクリル酸樹脂等の合成樹脂があげられる。色料として
は、染料、顔料があげられる。またカラーフイルターの
作成手段としては、印刷方法や写真製版技術を用いた染
色法がある。
いて述べると、被染色性樹脂としては、ゼラチン、低分
子量ゼラチン、カゼイン、グリュー等の染色性に優れる
天然樹脂のほか、ポリビニルアルコール、ポリイミド、
アクリル酸樹脂等の合成樹脂があげられる。色料として
は、染料、顔料があげられる。またカラーフイルターの
作成手段としては、印刷方法や写真製版技術を用いた染
色法がある。
（作用） 本発明は、カラーフイルターに付着あるいは内包される
多種多様な異物を、その近傍のカラーフイルターを蒸発
除去することで、除去するので、異物の種類にかかわら
ず一括して除去できる。
多種多様な異物を、その近傍のカラーフイルターを蒸発
除去することで、除去するので、異物の種類にかかわら
ず一括して除去できる。
本発明を実施例とともに詳細に説明する。
〔実施例１〕 第１図は、印刷により形成したカラーフイルター（５）
を有する電極板の模式断面図である。透明基板（１）の
片面に形成されたカラーフイルター（５）の上にはエポ
キシ樹脂にて平滑化のためのオーバーコート（２）が形
成され、カラーフイルター（５）の一部に異物（４）に
よる突起が形成されていることを示すものである。
を有する電極板の模式断面図である。透明基板（１）の
片面に形成されたカラーフイルター（５）の上にはエポ
キシ樹脂にて平滑化のためのオーバーコート（２）が形
成され、カラーフイルター（５）の一部に異物（４）に
よる突起が形成されていることを示すものである。
異物（４）による突起を除去するため、YAGレーザーの
第２高周波532nmを用い、20ミクロン角のホールスリッ
トを通してカラーフイルタ（５）中の異物（４）にレー
ザー光を照射した。10-9秒以下のパルス１〜２回で異物
（４）による突起は除去できた。
第２高周波532nmを用い、20ミクロン角のホールスリッ
トを通してカラーフイルタ（５）中の異物（４）にレー
ザー光を照射した。10-9秒以下のパルス１〜２回で異物
（４）による突起は除去できた。
レーザー光による修正のあと、スパッタ装置にて透明電
極（３）に積層して第２図に示した有機カラーフイルタ
ーとした。このカラーフイルターを用いて液晶を封入し
た液晶表示装置を作成し、上下電極の短絡による欠陥を
調べたが、異常なく良好であった。
極（３）に積層して第２図に示した有機カラーフイルタ
ーとした。このカラーフイルターを用いて液晶を封入し
た液晶表示装置を作成し、上下電極の短絡による欠陥を
調べたが、異常なく良好であった。
第３図は透明基板（11）上に染色法により形成したカラ
ーフイルター（15）を有する電極板の模式断面図であ
る。カラーフイルター（15）の一部に異物（14）による
突起が形成されている。実施例１と同様にYAGレーザー
の第２高周波532nmを用い、第４図に示すように除去、
修正した。このあと、第５図に示したように透明電極
（13）を積層、パタニングした。このカラーフイルター
付電極板を用いて液晶を封入し、時分割駆動を行ったが
きわめて良好な表示品質を得た。
ーフイルター（15）を有する電極板の模式断面図であ
る。カラーフイルター（15）の一部に異物（14）による
突起が形成されている。実施例１と同様にYAGレーザー
の第２高周波532nmを用い、第４図に示すように除去、
修正した。このあと、第５図に示したように透明電極
（13）を積層、パタニングした。このカラーフイルター
付電極板を用いて液晶を封入し、時分割駆動を行ったが
きわめて良好な表示品質を得た。
（発明の効果） 従来、数μｍから数10μｍの高さのある異物による突起
を内包したカラーフイルター付電極板を液晶デイスプレ
イに用いると上下の電極が短絡し表示品位を損うもので
あった、本発明による修正を行うと異物の種類にかかわ
らず一括して高い突起が除去できるため、その欠点をお
ぎなうことができた。また、この修正を行うことにより
カラーフイルターの収率が格段に向上する効果がある。
を内包したカラーフイルター付電極板を液晶デイスプレ
イに用いると上下の電極が短絡し表示品位を損うもので
あった、本発明による修正を行うと異物の種類にかかわ
らず一括して高い突起が除去できるため、その欠点をお
ぎなうことができた。また、この修正を行うことにより
カラーフイルターの収率が格段に向上する効果がある。
なお、本発明において平滑化のためのオーバーコートや
保護層はレーザー光による修正の後に行っても差しつか
えない。
保護層はレーザー光による修正の後に行っても差しつか
えない。
第１図および第２図は、本発明の修正方法の一実施例を
示す模式断面図であり、第３図と第４図と第５図は、本
発明の修正方法の他の実施例を示す模式断面図である。 （１）、（11）…透明基板、（５）、（15）…カラーフ
イルター （４）、（14）…突起、（３）、（13）…透明電極
示す模式断面図であり、第３図と第４図と第５図は、本
発明の修正方法の他の実施例を示す模式断面図である。 （１）、（11）…透明基板、（５）、（15）…カラーフ
イルター （４）、（14）…突起、（３）、（13）…透明電極
Claims (3)
- 【請求項１】被染色性樹脂を色料で着色してなるカラー
フイルターの修正方法において、カラーフイルターに付
着もしくは内包している異物を波長１μｍ以下のレーザ
ー光を照射することにより該異物の近傍にあるカラーフ
イルター構成物質とともに除去することを特徴とするカ
ラーフイルターの修正方法。 - 【請求項２】色料が染料である特許請求の範囲第１項記
載のカラーフイルターの修正方法。 - 【請求項３】色料が顔料である特許請求の範囲第１項記
載のカラーフイルターの修正方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61033632A JPH06100683B2 (ja) | 1986-02-18 | 1986-02-18 | カラ−フイルタ−の修正方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61033632A JPH06100683B2 (ja) | 1986-02-18 | 1986-02-18 | カラ−フイルタ−の修正方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62191804A JPS62191804A (ja) | 1987-08-22 |
| JPH06100683B2 true JPH06100683B2 (ja) | 1994-12-12 |
Family
ID=12391825
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP61033632A Expired - Lifetime JPH06100683B2 (ja) | 1986-02-18 | 1986-02-18 | カラ−フイルタ−の修正方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06100683B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2794791B2 (ja) * | 1989-06-08 | 1998-09-10 | 松下電器産業株式会社 | 液晶パネルの製造方法 |
| JP4924118B2 (ja) * | 2007-03-12 | 2012-04-25 | 凸版印刷株式会社 | カラーフィルタの再修正方法 |
| JP2009009013A (ja) * | 2007-06-29 | 2009-01-15 | Toppan Printing Co Ltd | 欠陥修正方法及びそれを用いたｌｃｄ用カラーフィルタの製造方法並びにｌｃｄ用カラーフィルタ |
Family Cites Families (11)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5519885A (en) * | 1978-07-29 | 1980-02-12 | Dainippon Printing Co Ltd | Color solid imaging element plate |
| JPS5611421A (en) * | 1979-07-09 | 1981-02-04 | Canon Inc | Production of color filter |
| JPS57200944A (en) * | 1981-06-02 | 1982-12-09 | Hitachi Ltd | Manufacture of magnetic disk |
| JPS5879731A (ja) * | 1981-11-05 | 1983-05-13 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | 平面形表示装置の欠陥修正方法 |
| JPS58215287A (ja) * | 1982-06-09 | 1983-12-14 | Agency Of Ind Science & Technol | 微細加工法 |
| JPS59188606A (ja) * | 1983-04-11 | 1984-10-26 | Canon Inc | カラ−フイルタ−の修復方法 |
| JPS6058668A (ja) * | 1983-09-12 | 1985-04-04 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | カラ−フィルタ−の製造方法 |
| JPS60126837A (ja) * | 1983-12-13 | 1985-07-06 | Toshiba Corp | ウエ−ハ清浄装置 |
| JPS60176022A (ja) * | 1984-02-22 | 1985-09-10 | Sharp Corp | 液晶表示素子の製造方法 |
| ATE80955T1 (de) * | 1984-06-20 | 1992-10-15 | Gould Inc | Laserverfahren zur photomaskenreparatur. |
| JPS6118130A (ja) * | 1984-07-04 | 1986-01-27 | Hitachi Ltd | 異物除去方法 |
-
1986
- 1986-02-18 JP JP61033632A patent/JPH06100683B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS62191804A (ja) | 1987-08-22 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |