JP2686289B2 - カラーフィルターの修復方法 - Google Patents

カラーフィルターの修復方法

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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、被染色性樹脂を色材で着色したカラーフィ
ルターの修復方法であって、例えば、液晶表示装置にて
カラー表示する際に用いるカラーフィルターの修復に適
した方法に関するものである。
(従来の技術) 液晶表示装置は、透明電極が形成されたガラス基板な
どの2枚の透明基板間に1〜10μm程度のギャップを設
けてその間に液晶を封入し、電極間に電圧を印加して液
晶を駆動させ表示をするようになっている。
そして、カラー表示を行うには、ギャップ間の何れか
の透明基板に複数色のカラーフィルターを設けるのが一
般的である。
以上のような液晶表示装置にあっては、カラーフィル
ターの上に透明電極を形成する場合に、カラーフィルタ
ー膜中に数μm〜数10μmの異物が付着もしくは内包す
ることがある。特に、大型のカラーフィルターを製造す
る場合は、小型のカラーフィルターを製造するときより
も異物の付着することが多い。
そしてこの異物があると、液晶層を介した2枚の電極
間が短絡し、表示部位を低下させる恐れがある。
一方、現実問題としてクリーンルーム等の発塵量が少
ない環境下でカラーフィルターを製造しても完全には異
物の付着や内包を避けることは困難である。
そこで、レーザー光を照射してこれら異物を除去する
方法が従来知られている。
(発明が解決しようとする課題) カラーフィルター膜中に付着や内包する異物には多種
多様のものがあり、例えば金属片、人体からの発塵物、
感光性樹脂等が上げられる。
しかしながら、通常のレーザー光では、特定の波長の
レーザー光を照射することによって除去できる異物は特
定のものに限られていて、他の種類の異物に対してはレ
ーザー光を透過するだけで、全く除去できないという問
題がある。
また、特定の波長のレーザー光を照射しても、カラー
フィルターの着色層の色や保護膜の材質により、レーザ
ー光に対する透過性(あるいは吸収性)が異なるため、
レーザー光の出力設定が困難であるといった問題もあ
る。
更に、レーザー光の照射によりカラーフィルターが除
去されたとしても、除去された周辺の着色層が露出され
るため、後工程の透明電極の形成時や配向膜の形成時、
更には液晶層とのパネル組をする際にその露出部分の着
色層が変質し、液晶ディスプレーとしての画像品位を低
下させるという問題もある。
(課題を解決するための手段) 本発明者は、上記課題を解決すべく種々研究の結果、
被染色性樹脂を色材で着色したカラーフィルターの修復
方法において、カラーフィルターに付着もしくは内包さ
れた異物によるカラーフィルター表面の突起に紫外レー
ザ光のNd:YAGレーザー光の第4高調波(波長266μm)
を照射することにより、該異物の近傍にあるカラーフィ
ルター構成物質と共に異物を除去するようにした。
そしてまた、レーザー光でカラーフィルター表面の突
起を除去した後、保護膜を再塗布するように構成したも
のである。
(実施例) 以下、本発明の実施例を図面を基にして説明する。
第1図は、染色法もしくは顔料分散法によって形成し
たカラーフィルター(A)の断面図である。
透明基板(1)の上面に形成された着色パターン
(2)の更に上面には、着色パターン(2)の保護層で
あるアクリル樹脂層(3)が形成されている。
着色パターン(2)は、例えば赤、緑、青など種々の
色のものがあり、また、その材質には被染色性樹脂とし
てゼラチン、カゼイン、グリュー等の染色性に優れる天
然樹脂のほか、ポリビニルアルコール、スチルバゾリウ
ム、ポリイミド、アクリル酸樹脂等の合成樹脂が上げら
れる。色剤としては、染料や顔料などが上げられる。
そして、このようなカラーフィルター(A)を作成す
る手段としては、例えば印刷法やフォトリソグラフィー
技術が上げられる。
(4)は、着色パターン(2)に付着してアクリル樹
脂層(3)で内包された異物を示しており、この異物
(4)によりカラーフィルター(A)表面に突起(5)
が形成されている。
以上のようなものにあっては、着色パターン(2)の
物質によって、可視あるいは赤外線域での光吸収率が波
長により著しく異なり、特定の長波長レーザー(400μ
m以上のレーザー光)では、カラーフィルター(A)内
の場所によっては、レーザー光を照射しても異物(4)
を除去することができないという問題がある。
そこで、本発明はカラーフィルター(A)に対して光
吸収率の高い、紫外領域のレーザー光であるNd:YAGレー
ザー光の第4高調波(波長266μm)をカラーフィルタ
ー(A)表面の突起(5)に照射するようにして、異物
(4)を、その周辺のカラーフィルター構成物質と共に
除去することとしたものである。
第2図は、突起(5)に、CW(持続電波)励起Qスイ
ッチのNd:YAGレーザー光(波長1060μm)の第4高調波
(波長266μm)で、20×20μmのホールスリットを通
し、780V、ショット数5にて照射して異物(4)とその
周辺のカラーフィルター構成物質を除去したところを示
している。
また、突起(5)が除去されると、その周辺のカラー
フィルター着色層部(2)が露出するため、このままの
状態で後工程の透明導電膜の形成や配向膜の形成、及び
液晶層とのパネル組みなどのプロセスをとると、その露
出部分から後工程で使用される溶剤が入り込んで、着色
層部(2)を変色させる場合がある。
そこで、レーザー光でカラーフィルター(A)表面の
突起(5)を除去した後に、カラーフィルター(A)表
面に保護膜を再塗布するようにした。
第3図は、突起(5)を除去した後のカラーフィルタ
ー着色層部(2)が露出したものにアクリル樹脂の保護
膜(6)を塗布した状態を示している。
第4図は、さらに保護膜(6)の上に、スパッタ装置
にて透明導電膜(7)を積層したものを示している。
以上のようにして修復せしめたカラーフィルターを用
いて液晶を封入し、液晶表示装置を作成したところ、上
下電極の短絡のない良好な表示装置を得ることができ
た。
(発明の効果) 本発明によれば、異物の種類やカラーフィルターの材
質に関わらず、カラーフィルター表面の突起を一括して
除去することができるので、短絡のない高品質の表示装
置を製造することができる。
従って、小型のカラーフィルターに比べて突起が発生
しやすい大型カラーフィルターの良品率を著しく向上す
ることができる。
また、カラーフィルターの材質の相違によって、レー
ザー光に対する透過性や吸収性が異なっていても、レー
ザー光の出力設定を簡単に行うことができる。
そして、保護膜を再塗布してカラーフィルターの露出
した部分を埋め込むことによって、後の工程においても
着色部に溶剤などが入り込むことがなく、製品の信頼度
をより高めることができる。
【図面の簡単な説明】 第1図はカラーフィルターの断面図、 第2図は突起が除去された後のカラーフィルターの断面
図、 第3図は保護膜を塗布した後のカラーフィルターの断面
図、 第4図は透明導電膜を積層した後のカラーフィルターの
断面図である。 A……カラーフィルター 1……透明基板 2……着色パターン 3……アクリル樹脂層 4……異物 5……突起 6……保護膜 7……透明導電膜

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被染色性樹脂を色材で着色したカラーフィ
    ルターの修復方法において、カラーフィルターに付着も
    しくは内包された異物によるカラーフィルター表面の突
    起にNd:YAGレーザー光の第4高調波を照射して、該異物
    の近傍にあるカラーフィルター構成物質と共に異物を除
    去することを特徴とするカラーフィルターの修復方法。
  2. 【請求項2】上記レーザー光でカラーフィルター表面の
    突起を除去した後、保護膜を再塗布することを特徴とす
    る請求項第1項に記載されたカラーフィルターの修復方
    法。
  3. 【請求項3】色材が染料である請求項第1項または第2
    項に記載されたカラーフィルターの修復方法。
  4. 【請求項4】色材が顔料である請求項第1項または第2
    項に記載されたカラーフィルターの修復方法。
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WO1999013322A1 (en) * 1997-09-08 1999-03-18 Photon Dynamics, Inc. Color filter inspection method and apparatus
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