JP2003057428A - カラーフィルタの修正方法 - Google Patents

カラーフィルタの修正方法

Info

Publication number
JP2003057428A
JP2003057428A JP2001242788A JP2001242788A JP2003057428A JP 2003057428 A JP2003057428 A JP 2003057428A JP 2001242788 A JP2001242788 A JP 2001242788A JP 2001242788 A JP2001242788 A JP 2001242788A JP 2003057428 A JP2003057428 A JP 2003057428A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
color filter
color
filter layer
foreign matter
laser
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001242788A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Ishii
啓史 石井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Toshiba Development and Engineering Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba Electronic Engineering Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp, Toshiba Electronic Engineering Co Ltd filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2001242788A priority Critical patent/JP2003057428A/ja
Publication of JP2003057428A publication Critical patent/JP2003057428A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Optical Filters (AREA)
  • Liquid Crystal (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 色が大きく異なることなく簡単に修正できる
カラーフィルタの修正方法を提供する。 【解決手段】 カラーフィルタ層上に位置する異物Fに
対して、YAG−SHGで1×10-12sec以下のレーザ
光を、10μmないし20μm程度のレーザスリットを
介して照射する。カラーフィルタ層を1/2程度の深さ
まで除去し、異物Fの大半を露出させた深さの浅いカラ
ーフィルタ層3R1とする。1/2程度の深さまで除去し
たカラーフィルタ層3R1の表面にある異物Fに対し、カ
ラーフィルタ層を除去する場合と同様に、レーザ光を照
射する。異物Fの存在した箇所に限ってはカラーフィル
タ層3R1を完全に除去して色抜部を形成する。異物Fを
除去したカラーフィルタ層3R1は、色抜部を有するた
め、この色抜部に黒レジストを塗布する。黒レジストに
紫外線を照射して、黒レジストを硬化させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、異物が存在するカ
ラーフィルタの修正方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、カラーフィルタの修正方法として
は、カラーフィルタ層上あるいはカラーフィルタ層内な
どのカラーフィルタに存在する異物等に対し、該当する
カラーフィルタ層の画素全体のカラーフィルタ層を形成
する色料を異物とともにレーザ光を照射して一括して除
去し、除去した後は修正画素へ再度色料を塗布してい
る。
【0003】また、使用するレーザとして、カラーフィ
ルタ層を熱加工するために必要な光吸収度の高い波長、
特に600nm以下の波長で、パルス幅が1×10-9se
c程度のたとえばYAG−SHGなどのYAG2倍波が
用いられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなYAG−SHGなどのレーザでは、熱的加工要素が
強く、異物が位置する加工点に対する深さ方向の制御が
できない。
【0005】また、カラーフィルタ層の色料はいわゆる
色素を含む樹脂に近く、上述の1×10-9sec程度のパ
ルス幅のレーザ光を照射すると、熱的加工要素が強いた
めにレーザ光を照射した箇所とこのレーザ光を照射した
近傍の色料が除去され、レーザ光を照射して修正した画
素はいわゆる色抜けの状態となる。
【0006】このため色抜けした画素に色料を塗布しな
ければならず、色料の塗布の方法としては、ディスペン
サなどにより色料を塗布したり、色料のフィルムの貼り
付けをし、最後は紫外線により色料を硬化させている。
この場合、カラーフィルタ層の色料を除去した画素へ塗
布する色料、貼付するフィルムの色料は、周辺のカラー
フィルタ層と同一の色素とする必要があり、カラーフィ
ルタ層の種類が変更になった場合には、そのつど、色料
を変更して色合わせする必要があり、作業が煩雑になる
などの問題を有している。
【0007】本発明は、上記問題点に鑑みなされたもの
で、色が大きく異なることなく簡単に修正できるカラー
フィルタの修正方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、色料で形成さ
れたカラーフィルタに異物が存在する画素領域にパルス
幅が1×10-12sec以下のレーザを照射して色料を
除去し、このレーザの照射の後に異物を除去するもの
で、パルス幅の狭いレーザの場合には合焦された加工点
での熱衝撃が少なく、レーザが照射された焦点範囲の物
質はプラズマ化するため、焦点外の色料に対しての影響
が少なく、異物が位置した加工点における深さ方向の制
御がしやすく、適切かつ簡単に修正可能である。
【0009】また、本発明は、色料で形成されたカラー
フィルタに異物が存在する画素領域の色料を深さ方向に
少なくとも一部を残すようにレーザを照射して除去し、
このレーザの照射の後に異物を除去するもので、カラー
フィルタの色料を必要以上に除去しないため、周辺のカ
ラーフィルタともともと同じ色であり、色合わせの必要
がなく修正を容易にできる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明のカラーフィルタの
修正方法の一実施の形態を図面を参照して説明する。
【0011】まず、図2および図3に示すように、カラ
ーフィルタ1はたとえば液晶表示装置などに用いられ、
ガラス基板2上に、それぞれ赤色、緑色および青色のそ
れぞれ色料を含有するカラーフィルタ層3R,3G,3Bが帯
状に複数併設されている。また、これら赤色、緑色およ
び青色のカラーフィルタ層3R,3G,3Bの間には、ブラッ
クマトリクス4が線状に所定間隔毎に並列に形成され、
赤色、緑色および青色のカラーフィルタ層3R,3G,3Bが
マトリクス状にそれぞれ所定画素領域を形成するように
形成されている。
【0012】次に、カラーフィルタ層3R上に存在する異
物の除去について説明する。
【0013】図2および図3に示すように、異物Fは一
部がカラーフィルタ層3Rに埋没して、カラーフィルタ層
3R上に存在している。
【0014】そして、図1および図4に示すように、こ
のカラーフィルタ層3R上に位置する異物Fに対して、こ
のカラーフィルタ層3Rの画素全体に対しYAG2倍波で
あるYAG−SHGなどでパルス幅が非常に狭い1×1
-12sec以下のレーザ光を、10μmないし20μm程
度のレーザスリットを介して照射する。
【0015】この場合、カラーフィルタ層3Rの同一箇所
におけるレーザ光の照射する回数は1回または2回程度
とし、レーザ光をカラーフィルタ層3Rの画素全体に対し
て照射することで、図1に示すように、カラーフィルタ
層3Rを1/2程度の深さまで除去し、異物Fの大半を露
出させた深さの浅いカラーフィルタ層3R1となる。な
お、ここではパルス幅の非常に狭い1×10-12sec以下
のレーザ光を用いてカラーフィルタ層3Rを除去している
ので、レーザ光が合焦された異物Fの位置する加工点で
の熱衝撃が少なく、レーザ光が照射された焦点範囲の物
質はプラズマ化し、熱的加工要素が弱い。したがって、
レーザ光の焦点外のカラーフィルタ層3Rに対しての影響
が少なく、異物Fが位置する加工点における深さ方向の
制御がしやすい。
【0016】次に、この1/2程度の深さまで除去した
カラーフィルタ層3R1の表面にある異物Fに対し、カラ
ーフィルタ層3Rを除去する場合と同様に、YAG2倍波
であるYAG−SHGなどでパルス幅が非常に狭い1×
10-12sec以下のレーザ光を、10μmないし20μm
程度のレーザスリットを介して同一のレーザ光を照射す
る。なお、この場合、異物Fがカラーフィルタ層3R1か
ら完全に除去できるまででレーザ照射の繰り返しを終了
しても良く、また、異物Fの存在した箇所に限っては図
5および図6に示すようにカラーフィルタ層3R1を完全
に除去してもよく、いずれの場合にもいわゆる色抜けし
ている色抜部3R2を形成する。
【0017】そして、異物Fを除去したカラーフィルタ
層3R1は、色抜部3R2を有するため、図7および図8に示
すように、この色抜部3R2に黒レジスト5を塗布する。
なお、黒レジスト5の塗布量は、色抜部3R2の面積、レ
ジスト粘度および硬化時の膨張率により決定され、硬化
時にカラーフィルタ層3Rと同等高さになるように、図示
しない塗布装置により制御される。また、塗布する方法
としては、ディスペンサ方式によるレジスト塗布やカラ
ーフィルムを貼り付てもよい。
【0018】その後、この黒レジスト5に紫外線を照射
して、黒レジスト5を硬化させる。
【0019】このように、カラーフィルタ層3Rから異物
Fを除去した後、色抜部3R2に黒レジスト5を塗布をし
たカラーフィルタ1を使用した液晶表示装置を点灯駆動
させて見ると、1/2程度の膜厚に除去したカラーフィ
ルタ層3R1の画素は膜厚除去した分だけ透過率が上がる
ものの、色抜部3R2に黒レジスト5を塗布することによ
りカラーフィルタ層3R1全体としての透過率が低下し、
結果として他の周りのカラーフィルタ層3Rの画素と同等
の色味となり、表示品位も良好となる。
【0020】また、上記実施の形態では、カラーフィル
タ層3R上に異物Fが存在する場合について説明したが、
図9に示すように、異物Fがカラーフィルタ層3Rに覆わ
れカラーフィルタ層3R内に位置する場合にも同様に異物
を除去してカラーフィルタ1を修正できる。
【0021】
【発明の効果】本発明によれば、パルス幅の狭いレーザ
の場合には合焦された加工点での熱衝撃が少なく、レー
ザが照射された焦点範囲の物質はプラズマ化するため、
焦点外の色料に対しての影響が少なく、異物が位置した
加工点における深さ方向の制御がしやすく、適切かつ簡
単に修正可能できる。
【0022】また、本発明によれば、カラーフィルタの
色料を必要以上に除去しないため、周辺のカラーフィル
タともともと同じ色であり、色合わせの必要がなく修正
を容易にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態のカラーフィルタを修正
する一工程を示す断面図である。
【図2】同上カラーフィルタ層上に異物が存在する状態
を示す断面図である。
【図3】同上同上平面図である。
【図4】同上図1に示すカラーフィルタの平面図であ
る。
【図5】同上図1の次の工程を示す断面図である。
【図6】同上平面図である。
【図7】同上図5の次の工程を示す断面図である。
【図8】同上平面図である。
【図9】同上他の実施の形態のカラーフィルタ層上に異
物が存在する状態を示す断面図である。
【符号の説明】
1 カラーフィルタ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 色料で形成されたカラーフィルタに異物
    が存在する画素領域にパルス幅が1×10-12sec以
    下のレーザを照射して色料を除去し、 このレーザの照射の後に異物を除去することを特徴とす
    るカラーフィルタの修正方法。
  2. 【請求項2】 カラーフィルタの深さ方向に少なくとも
    色料の一部を残すようにレーザを照射して除去すること
    を特徴とする請求項1記載のカラーフィルタの修正方
    法。
  3. 【請求項3】 色料で形成されたカラーフィルタに異物
    が存在する画素領域の色料を深さ方向に少なくとも一部
    を残すようにレーザを照射して除去し、 このレーザの照射の後に異物を除去することを特徴とす
    るカラーフィルタの修正方法。
  4. 【請求項4】 カラーフィルタの異物が存在した位置の
    色料は全て除去することを特徴とする請求項1ないし3
    いずれか記載のカラーフィルタの修正方法。
  5. 【請求項5】 カラーフィルタの異物とともに色料にレ
    ーザ照射して異物および色料を除去することを特徴とす
    る請求項4記載のカラーフィルタの修正方法。
  6. 【請求項6】 カラーフィルタの異物が存在して色料を
    全て除去した部分に黒レジストを塗布することを特徴と
    する請求項4または5記載のカラーフィルタの修正方
    法。
JP2001242788A 2001-08-09 2001-08-09 カラーフィルタの修正方法 Pending JP2003057428A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001242788A JP2003057428A (ja) 2001-08-09 2001-08-09 カラーフィルタの修正方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001242788A JP2003057428A (ja) 2001-08-09 2001-08-09 カラーフィルタの修正方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003057428A true JP2003057428A (ja) 2003-02-26

Family

ID=19073007

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001242788A Pending JP2003057428A (ja) 2001-08-09 2001-08-09 カラーフィルタの修正方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003057428A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8124000B2 (en) 2005-08-05 2012-02-28 Cyber Laser Inc. Substrate manufacturing method including protrusion removing step
KR101254593B1 (ko) * 2006-09-11 2013-04-15 엘지디스플레이 주식회사 액정 표시 장치의 리페어 방법 및 이를 위한 리페어 장비

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8124000B2 (en) 2005-08-05 2012-02-28 Cyber Laser Inc. Substrate manufacturing method including protrusion removing step
KR101254593B1 (ko) * 2006-09-11 2013-04-15 엘지디스플레이 주식회사 액정 표시 장치의 리페어 방법 및 이를 위한 리페어 장비

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TW505796B (en) Method for correcting defects on color filter
US9897829B2 (en) Sealant curing device and packaging method
JPH10123538A (ja) 液晶表示素子の製造方法
US8928853B2 (en) Method and system for repairing flat panel display
JP2006064791A (ja) 液晶表示装置の製造装置及び製造方法
JP4217949B2 (ja) カラーフィルタの製造方法およびカラーフィルタ修正用装置
US20070229735A1 (en) Method for manufacturing liquid crystal display and liquid crystal display manufactured thereby
JPH0868992A (ja) 透過型表示装置の輝点欠陥修正方法
KR100798308B1 (ko) 액정 표시소자의 스페이서 형성방법
JPH0572528A (ja) カラーフイルターの修正方法
JPH0527111A (ja) カラー液晶表示装置におけるカラーフイルタの欠陥修正方法
JP2005121915A (ja) マイクロレンズ用凹部付き基板の製造方法、マイクロレンズ用凹部付き基板、マイクロレンズ基板、液晶パネル用対向基板、液晶パネルおよび投射型表示装置
JPWO2007018038A1 (ja) 突起部除去工程を含む基板の製造方法並びにカラーフィルタ突起修正方法及び装置
JP2003057428A (ja) カラーフィルタの修正方法
JPH06118217A (ja) カラーフィルタの製造方法
JP2794199B2 (ja) パターンの修正方法
JP5146362B2 (ja) 偏光板の輝点欠陥修正用インク及びこれを用いた偏光板修正方法
JP2003107433A (ja) 液晶表示装置の製造方法および製造装置
JP2686289B2 (ja) カラーフィルターの修復方法
KR100441522B1 (ko) 미소형상 형성용 전사필름 및 그 장치
JPH10142417A (ja) カラーフィルターの製造方法、及びカラー液晶ディスプレイパネル
US6051444A (en) Method of manufacture of liquid crystal display device having characteristics which differ locally
JP4676141B2 (ja) カラーフィルタの製造方法およびその製造装置
JPH09230325A (ja) 表示装置の欠陥修正方法
JP2006337946A (ja) 液晶カラーフィルタの欠陥除去方法および欠陥除去された液晶パネル

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20070424

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20070424

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070619