JPH06100548A - 新規ヘテロ環置換アルキルアミン、その製造方法および医薬組成物 - Google Patents
新規ヘテロ環置換アルキルアミン、その製造方法および医薬組成物Info
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- JPH06100548A JPH06100548A JP3248096A JP24809691A JPH06100548A JP H06100548 A JPH06100548 A JP H06100548A JP 3248096 A JP3248096 A JP 3248096A JP 24809691 A JP24809691 A JP 24809691A JP H06100548 A JPH06100548 A JP H06100548A
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- C07D265/28—1,4-Oxazines; Hydrogenated 1,4-oxazines
- C07D265/34—1,4-Oxazines; Hydrogenated 1,4-oxazines condensed with carbocyclic rings
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【構成】下記一般式(I)
〔式中、R1は水素または低級アルキル基、R2および
R3は水素、低級アルキル基、フェニル基など、Aは酸
素またはイオウ、XはCH2または単結合、nは1また
は2を示す〕で示される化合物、その製造方法およびこ
れらを含有する医薬組成物。具体的一例を示すと、3−
〔4−{N−〔2−(3−メチルベンゾチアゾリノン−
6−イル)エチル〕アミノ}−ブチル〕−2,4−ジオ
キソ−3−アザスピロ〔4.5〕デカンになる。 【効果】上記化合物は、向精神剤、鎮痛剤または抗高血
圧剤として有用である。
R3は水素、低級アルキル基、フェニル基など、Aは酸
素またはイオウ、XはCH2または単結合、nは1また
は2を示す〕で示される化合物、その製造方法およびこ
れらを含有する医薬組成物。具体的一例を示すと、3−
〔4−{N−〔2−(3−メチルベンゾチアゾリノン−
6−イル)エチル〕アミノ}−ブチル〕−2,4−ジオ
キソ−3−アザスピロ〔4.5〕デカンになる。 【効果】上記化合物は、向精神剤、鎮痛剤または抗高血
圧剤として有用である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は新規なヘテロ環置換アル
キルアミン化合物、これらの化合物の製造方法およびこ
れらの化合物を含有する医薬組成物に関するものであ
る。
キルアミン化合物、これらの化合物の製造方法およびこ
れらの化合物を含有する医薬組成物に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】ベンゾキサゾリノン単位、ベンゾチアゾ
リノン単位またはベンゾキサジノン単位を含有する、多
数のヘテロ環置換アルキルアミン化合物がすでに開示さ
れている。
リノン単位またはベンゾキサジノン単位を含有する、多
数のヘテロ環置換アルキルアミン化合物がすでに開示さ
れている。
【0003】ヨーロッパ特許EP0,110,781に
は、6−(2−アミノエチル)ベンゾキサゾリノン化合
物が不安解消薬および心不全の処置薬として記載されて
いる。ヨーロッパ特許出願EP0,281,309に
は、抗精神病薬として有用であるピペラジノアルキルベ
ンゾキサゾリノンおよび−ベンゾチアゾリノン構造を有
する化合物が記載されている。
は、6−(2−アミノエチル)ベンゾキサゾリノン化合
物が不安解消薬および心不全の処置薬として記載されて
いる。ヨーロッパ特許出願EP0,281,309に
は、抗精神病薬として有用であるピペラジノアルキルベ
ンゾキサゾリノンおよび−ベンゾチアゾリノン構造を有
する化合物が記載されている。
【0004】フランス国特許FR2,035,749に
は、中枢神経系障害の処置に有用なアミノアルキルベン
ゾキサジノン化合物が記載されている。刊行物「I1
farmaco」89,44(1),77〜88には、
アリールピペラジノブチルベンゾキサゾリノン化合物お
よびそれらの基本的な鎮痛作用性が記載されている。
は、中枢神経系障害の処置に有用なアミノアルキルベン
ゾキサジノン化合物が記載されている。刊行物「I1
farmaco」89,44(1),77〜88には、
アリールピペラジノブチルベンゾキサゾリノン化合物お
よびそれらの基本的な鎮痛作用性が記載されている。
【0005】特許出願EP0,223,674には、抗
アテローム硬化症を表わし、ノルモリペミック(nor
molipemic)作用性を有するものとして、7−
アシルベンゾキサジノン化合物およびそれらの誘導体が
記載されている。
アテローム硬化症を表わし、ノルモリペミック(nor
molipemic)作用性を有するものとして、7−
アシルベンゾキサジノン化合物およびそれらの誘導体が
記載されている。
【0006】
【発明の開示】本出願人はここに、5−HT1Aセロトニ
ン作用性レセプターに対し非常に高い親和性で結合する
性質を有する新規ヘテロ環置換アルキルアミン化合物を
見い出した。この親和性は、優れた特異性と組合されて
いる。これに対し、従来技術の最も近似する化合物はド
ーパミン作用性拮抗薬として記載されている(Acta
Ther 87,13(2)、125〜139)。実際
に、本発明の化合物のドーパミン作用性レセプターに対
する親和性は、セロトニン作用性レセプターに対して示
す親和性よりも実質的に小さい。
ン作用性レセプターに対し非常に高い親和性で結合する
性質を有する新規ヘテロ環置換アルキルアミン化合物を
見い出した。この親和性は、優れた特異性と組合されて
いる。これに対し、従来技術の最も近似する化合物はド
ーパミン作用性拮抗薬として記載されている(Acta
Ther 87,13(2)、125〜139)。実際
に、本発明の化合物のドーパミン作用性レセプターに対
する親和性は、セロトニン作用性レセプターに対して示
す親和性よりも実質的に小さい。
【0007】本発明の化合物のセロトニン作用性レセプ
ターに対する非常に大きい親和性は、これらの化合物を
セロトニン作用性系の病気、特にうつ症、ストレス、不
安および精神分裂症の処置に、従来技術の化合物よりも
低い投与量で有用にする。この特徴は、それらの低毒性
と組合されて、本発明の化合物を従来技術の化合物より
も、非常に大きい安全性を有するものとして有利にす
る。このことは、この種の処置の対象となる人々の弱点
から見て特に有利である。
ターに対する非常に大きい親和性は、これらの化合物を
セロトニン作用性系の病気、特にうつ症、ストレス、不
安および精神分裂症の処置に、従来技術の化合物よりも
低い投与量で有用にする。この特徴は、それらの低毒性
と組合されて、本発明の化合物を従来技術の化合物より
も、非常に大きい安全性を有するものとして有利にす
る。このことは、この種の処置の対象となる人々の弱点
から見て特に有利である。
【0008】さらにまた、本発明の化合物の一部は良好
な鎮痛活性、不安解消活性または抗高血圧活性を有し、
あるいはまた、アテローム症の予防に使用することがで
きる。
な鎮痛活性、不安解消活性または抗高血圧活性を有し、
あるいはまた、アテローム症の予防に使用することがで
きる。
【0009】さらに詳細には、本発明は、下記の一般式
(I)で示される化合物、それらのエナンチオマー、ジ
アステレオマーおよびエピマー、ならびに医薬的に許容
される酸によるそれらの付加塩あるいはR1 =Hである
場合には、医薬的に許容される塩基によるそれらの付加
塩に関する。
(I)で示される化合物、それらのエナンチオマー、ジ
アステレオマーおよびエピマー、ならびに医薬的に許容
される酸によるそれらの付加塩あるいはR1 =Hである
場合には、医薬的に許容される塩基によるそれらの付加
塩に関する。
【0010】
【化16】
【0011】上記式(I)において、R1 は水素原子ま
たは低級アルキル基を表わし、nは1または2を表わ
し、Aは、酸素またはイオウ原子を表わし、XはCH2
基または単結合を表わし、R2 およびR3 は、同一また
は異なっていてもよく、それぞれ相互に独立して、水素
原子、低級アルキル基、フェニル(低級アルキル)基ま
たはフェニル基を表わし、あるいはR2 およびR3 は、
これらを担持している窒素原子と一緒になって一環状ま
たは二環状のヘテロ環系を形成しており、この環はそれ
ぞれ、5員または6員であり、そしてまたその炭素骨格
中に窒素、酸素およびイオウから選ばれるヘテロ原子の
1個または2個を含有していてもよく、場合により、置
換可能な窒素原子上に、置換基として1個または2個以
上の低級アルキル、フェニル、フェニル(低級アルキ
ル)、ピリジルまたはピリミジニル基、あるいは1個ま
たは2個以上の低級アルキル、トリフルオロメチルまた
は低級アルコキシ基またはハロゲン原子で置換されてい
るフェニル基、あるいはフェニル環が1個または2個以
上の低級アルキル、トリフルオロメチルまたは低級アル
コキシ基またはハロゲン原子で置換されているフェニル
(低級アルキル)基、あるいは1個または2個以上の低
級アルキル、トリフルオロメチルまたは低級アルコキシ
基またはハロゲン原子で置換されているピリジル基を有
していてもよい;
たは低級アルキル基を表わし、nは1または2を表わ
し、Aは、酸素またはイオウ原子を表わし、XはCH2
基または単結合を表わし、R2 およびR3 は、同一また
は異なっていてもよく、それぞれ相互に独立して、水素
原子、低級アルキル基、フェニル(低級アルキル)基ま
たはフェニル基を表わし、あるいはR2 およびR3 は、
これらを担持している窒素原子と一緒になって一環状ま
たは二環状のヘテロ環系を形成しており、この環はそれ
ぞれ、5員または6員であり、そしてまたその炭素骨格
中に窒素、酸素およびイオウから選ばれるヘテロ原子の
1個または2個を含有していてもよく、場合により、置
換可能な窒素原子上に、置換基として1個または2個以
上の低級アルキル、フェニル、フェニル(低級アルキ
ル)、ピリジルまたはピリミジニル基、あるいは1個ま
たは2個以上の低級アルキル、トリフルオロメチルまた
は低級アルコキシ基またはハロゲン原子で置換されてい
るフェニル基、あるいはフェニル環が1個または2個以
上の低級アルキル、トリフルオロメチルまたは低級アル
コキシ基またはハロゲン原子で置換されているフェニル
(低級アルキル)基、あるいは1個または2個以上の低
級アルキル、トリフルオロメチルまたは低級アルコキシ
基またはハロゲン原子で置換されているピリジル基を有
していてもよい;
【0012】ただし、Aが酸素原子を表わし、Xが単結
合であり、そして基(CH2 −CH 2 )n −NR2 R3
が位置cに存在し、n=1である場合には、R3 は基
(CH 2 )p-1 R4 を必ず表わし、Aが酸素原子を表わ
し、そして基(CH2 −CH2 )n NR2 R3 が位置b
に存在し、XがCH2 基である場合には、R3 は基(C
H2 )p-1 R4 を必ず表わし、Aがイオウまたは酸素原
子を表わし、Xが単結合であり、そして基(CH2 −C
H2 )n NR2 R3 が位置dに存在し、そしてn=1で
ある場合には、R2 およびR3 はそれぞれ、水素原子、
低級アルキル基または置換基として低級アルキルまたは
低級アルコキシ基を有していてもよいアリールアルキル
基を表わすことはできない;
合であり、そして基(CH2 −CH 2 )n −NR2 R3
が位置cに存在し、n=1である場合には、R3 は基
(CH 2 )p-1 R4 を必ず表わし、Aが酸素原子を表わ
し、そして基(CH2 −CH2 )n NR2 R3 が位置b
に存在し、XがCH2 基である場合には、R3 は基(C
H2 )p-1 R4 を必ず表わし、Aがイオウまたは酸素原
子を表わし、Xが単結合であり、そして基(CH2 −C
H2 )n NR2 R3 が位置dに存在し、そしてn=1で
ある場合には、R2 およびR3 はそれぞれ、水素原子、
低級アルキル基または置換基として低級アルキルまたは
低級アルコキシ基を有していてもよいアリールアルキル
基を表わすことはできない;
【0013】あるいはまた、R2 は水素原子、低級アル
キル基または低級アシル基を表わし、そしてR3 は基
(CH2 )p R4 を表わし、
キル基または低級アシル基を表わし、そしてR3 は基
(CH2 )p R4 を表わし、
【0014】pは1〜6の整数であり、そしてR4 はニ
トリル基を表わし、この場合にはR3 は基(CH2 )
p-1 R4 またはハロゲン原子またはアミノ基を表わし、
このアミノ基は置換基として、(低級アルキル)スルホ
ニル基、フェニルスルホニル基(この基はそのフェニル
環が1個または2個以上の低級アルキル、低級アルコキ
シ、ヒドロキシルまたはトリフルオロメチル基あるいは
ハロゲン原子により置換されていてもよい)、1個また
は2個の(C1 〜C6 )アシル基(この基は低級アルキ
ル、低級アルコキシまたはヒドロキシル基、ハロゲン原
子、あるいはフェニル、チエニル、ベンゾチエニル、イ
ンドリル、フリルまたはベンゾフリル基により置換され
ていてもよく、そしてまた、このフェニル、チエニル、
ベンゾチエニル、インドリル、フリルおよびベンゾフリ
ル基はそれら自体が、1個または2個以上の低級アルキ
ル、低級アルコキシまたはヒドロキシル基あるいはハロ
ゲン原子で置換されていてもよい)、あるいは1個また
は2個の直鎖状または分子鎖状の(C1 〜C6 )アルキ
ル基を有していてもよく、
トリル基を表わし、この場合にはR3 は基(CH2 )
p-1 R4 またはハロゲン原子またはアミノ基を表わし、
このアミノ基は置換基として、(低級アルキル)スルホ
ニル基、フェニルスルホニル基(この基はそのフェニル
環が1個または2個以上の低級アルキル、低級アルコキ
シ、ヒドロキシルまたはトリフルオロメチル基あるいは
ハロゲン原子により置換されていてもよい)、1個また
は2個の(C1 〜C6 )アシル基(この基は低級アルキ
ル、低級アルコキシまたはヒドロキシル基、ハロゲン原
子、あるいはフェニル、チエニル、ベンゾチエニル、イ
ンドリル、フリルまたはベンゾフリル基により置換され
ていてもよく、そしてまた、このフェニル、チエニル、
ベンゾチエニル、インドリル、フリルおよびベンゾフリ
ル基はそれら自体が、1個または2個以上の低級アルキ
ル、低級アルコキシまたはヒドロキシル基あるいはハロ
ゲン原子で置換されていてもよい)、あるいは1個また
は2個の直鎖状または分子鎖状の(C1 〜C6 )アルキ
ル基を有していてもよく、
【0015】あるいは、R4 は下記の基のいづれか一つ
を表わし:
を表わし:
【化17】
【0016】上記各基において、YおよびY′は、同一
または異なっていてもよく、水素原子、ハロゲン原子ま
たは低級アルキル、低級アルコキシまたはヒドロキシル
基を表わし、そしてmは1または2に等しい整数であ
る。
または異なっていてもよく、水素原子、ハロゲン原子ま
たは低級アルキル、低級アルコキシまたはヒドロキシル
基を表わし、そしてmは1または2に等しい整数であ
る。
【0017】医薬的に許容される酸の中では、これらに
制限されないが、塩酸、硫酸、酒石酸、マレイン酸、フ
マール酸、シュウ酸、メタンスルホン酸、樟脳酸、エタ
ンスルホン酸およびクエン酸などをあげることができる
が、これらに限定されない。
制限されないが、塩酸、硫酸、酒石酸、マレイン酸、フ
マール酸、シュウ酸、メタンスルホン酸、樟脳酸、エタ
ンスルホン酸およびクエン酸などをあげることができる
が、これらに限定されない。
【0018】医薬的に許容される塩基の中では、これら
に制限されないが、ナトリウム、カリウムおよびカルシ
ウムの水酸化物、ならびにナトリウム、カリウムおよび
カルシウムの炭酸塩などをあげることができるが、これ
らに限定されない。
に制限されないが、ナトリウム、カリウムおよびカルシ
ウムの水酸化物、ならびにナトリウム、カリウムおよび
カルシウムの炭酸塩などをあげることができるが、これ
らに限定されない。
【0019】本発明はまた、一般式(I)で示される化
合物の製造方法を包含する。この方法は、下記の一般式
(II)で示される化合物を出発物質として使用する:
合物の製造方法を包含する。この方法は、下記の一般式
(II)で示される化合物を出発物質として使用する:
【0020】
【化18】 (式中、Halはハロゲン原子を表わし、そしてR1 、
AおよびXは式(I)の場合と同一の意味を有し、そし
てn′は1または3を表わす)。
AおよびXは式(I)の場合と同一の意味を有し、そし
てn′は1または3を表わす)。
【0021】この式(II)で示される化合物を、酸溶
媒中でトリアルキルシランで処理し、下記の式(II
I)で示される化合物を生成させ:
媒中でトリアルキルシランで処理し、下記の式(II
I)で示される化合物を生成させ:
【0022】
【化19】 (式中、A、X、R1 、nおよびHalは上記定義のと
おりである)、
おりである)、
【0023】この式(III)で示される化合物を、式
(IV) HNR2 R3 (IV) (式中、R2 およびR3 は上記と同一の意味を有する)
と縮合させ、式(I):
(IV) HNR2 R3 (IV) (式中、R2 およびR3 は上記と同一の意味を有する)
と縮合させ、式(I):
【0024】
【化20】 (式中、R1 、X、A、n、R2 およびR3 は上記と同
一の意味を有する)で示される化合物を生成させ、
一の意味を有する)で示される化合物を生成させ、
【0025】相当する場合には、この化合物の異性体を
分離し、次いで必要に応じて、クロマトグラフィまたは
結晶化により精製するか、あるいは上記式(III)で
示される化合物を式(IV/a) H2 NR3 (式中、R3 は上記と同一の意味を有する)で示される
アミンと縮合させ、式(I)で示される化合物の特定の
場合に相当する、式(I/a)
分離し、次いで必要に応じて、クロマトグラフィまたは
結晶化により精製するか、あるいは上記式(III)で
示される化合物を式(IV/a) H2 NR3 (式中、R3 は上記と同一の意味を有する)で示される
アミンと縮合させ、式(I)で示される化合物の特定の
場合に相当する、式(I/a)
【0026】
【化21】 (式中、X、A、R1 、nおよびR3 は式(I)の場合
と同一の意味を有し、そしてこの場合には、R2 は水素
原子を表わす)で示される化合物を生成させ、
と同一の意味を有し、そしてこの場合には、R2 は水素
原子を表わす)で示される化合物を生成させ、
【0027】この化合物を所望により、クロマトグラフ
ィおよび(または)結晶化により精製し、相当する場合
には、この化合物の異性体を分離し、そしてまた所望に
より、この化合物をアルカリ性溶媒中で式(IV/b) Hala −R2 (IV/b) (式中、Hala はハロゲン原子を表わし、そしてR2
は上記と同一の意味を有する)で示される化合物で処理
し、式(I)で示される化合物を生成させ、
ィおよび(または)結晶化により精製し、相当する場合
には、この化合物の異性体を分離し、そしてまた所望に
より、この化合物をアルカリ性溶媒中で式(IV/b) Hala −R2 (IV/b) (式中、Hala はハロゲン原子を表わし、そしてR2
は上記と同一の意味を有する)で示される化合物で処理
し、式(I)で示される化合物を生成させ、
【0028】この化合物を必要に応じて、クロマトグラ
フィおよび(または)結晶化により精製し、そしてまた
相当する場合には、この化合物の異性体を分離し、そし
てまた式(I)または式(I/a)で示される化合物
は、これらの化合物を得た方法に関係なく、所望により
医薬的に許容される酸または塩基で塩形成させることが
できる、ことからなる。
フィおよび(または)結晶化により精製し、そしてまた
相当する場合には、この化合物の異性体を分離し、そし
てまた式(I)または式(I/a)で示される化合物
は、これらの化合物を得た方法に関係なく、所望により
医薬的に許容される酸または塩基で塩形成させることが
できる、ことからなる。
【0029】式(I)において、R3 =Hである化合物
は、式(I)においてR3 が基(CH2 )p R4 を表わ
す化合物の合成における中間体として有用である。
は、式(I)においてR3 が基(CH2 )p R4 を表わ
す化合物の合成における中間体として有用である。
【0030】この場合には、式(I/a1):
【化22】 (式中、X、R1 およびAは、式(I)の場合と同一の
意味を有し、そしてR′ 2 は水素原子または低級アルキ
ル基を表わす)で示される化合物、あるいは医薬的に許
容される酸または相当する場合には、塩基によるその付
加塩の1種を、式(V) R4 −(CH2 )p −Hal′ (V) (式中、Hal′はハロゲン原子を表わし、そしてR4
およびpは上記と同一の意味を有する)で示される化合
物により、アルカリ性剤の存在の下に処理し、式(I)
で示される化合物の特定の場合に相当する下記式(I/
b)で示される化合物を生成させ:
意味を有し、そしてR′ 2 は水素原子または低級アルキ
ル基を表わす)で示される化合物、あるいは医薬的に許
容される酸または相当する場合には、塩基によるその付
加塩の1種を、式(V) R4 −(CH2 )p −Hal′ (V) (式中、Hal′はハロゲン原子を表わし、そしてR4
およびpは上記と同一の意味を有する)で示される化合
物により、アルカリ性剤の存在の下に処理し、式(I)
で示される化合物の特定の場合に相当する下記式(I/
b)で示される化合物を生成させ:
【0031】
【化23】 (式中、R1 、X、A、n、p、R′2 およびR4 は式
(I)の場合と同一の意味を有する)、
(I)の場合と同一の意味を有する)、
【0032】相当する場合には、式(I/b)で示され
る化合物の異性体を分離し、そしてまた所望により、こ
の化合物をクロマトグラフィまたは結晶化の技法によっ
て精製し、そしてまたR2 ′が水素原子を表わしそして
R4 が低級アルキル基を表わす場合には、この化合物を
式(VI): R2 −Hal″ (VI) (式中、R2 は式(I)の場合と同一の意味を有し、そ
してHal″はハロゲン原子を表わす)で示される誘導
体で処理し、式(I)で示される化合物を生成させ、
る化合物の異性体を分離し、そしてまた所望により、こ
の化合物をクロマトグラフィまたは結晶化の技法によっ
て精製し、そしてまたR2 ′が水素原子を表わしそして
R4 が低級アルキル基を表わす場合には、この化合物を
式(VI): R2 −Hal″ (VI) (式中、R2 は式(I)の場合と同一の意味を有し、そ
してHal″はハロゲン原子を表わす)で示される誘導
体で処理し、式(I)で示される化合物を生成させ、
【0033】この化合物の異性体を分離し、そしてまた
必要に応じて、この化合物をクロマトグラフィまたは結
晶化の技法によって精製するか、あるいは
必要に応じて、この化合物をクロマトグラフィまたは結
晶化の技法によって精製するか、あるいは
【0034】上記式(I/a1)で示される化合物ある
いは医薬的に許容される酸または相当する場合には、塩
基によるその付加塩の1種を、アルカリ性剤の存在の下
に、上記定義のとおりの式(VI)で示される化合物で
処理し、式(I)で示される化合物の特定の場合に相当
する、下記式(I/c)で示される誘導体を生成させ:
いは医薬的に許容される酸または相当する場合には、塩
基によるその付加塩の1種を、アルカリ性剤の存在の下
に、上記定義のとおりの式(VI)で示される化合物で
処理し、式(I)で示される化合物の特定の場合に相当
する、下記式(I/c)で示される誘導体を生成させ:
【0035】
【化24】 (式中、R3 は水素原子を表わし、そしてR1 、X、
A、nおよびR2 は式(I)の場合と同一の意味を有す
る)、
A、nおよびR2 は式(I)の場合と同一の意味を有す
る)、
【0036】相当する場合には、この化合物の異性体を
分離し、そしてまた所望により、この化合物をクロマト
グラフィまたは結晶化の技法によって精製し、
分離し、そしてまた所望により、この化合物をクロマト
グラフィまたは結晶化の技法によって精製し、
【0037】そしてまた所望により、この式(I/c)
の化合物を、上記定義のとおりの式(V)で示される化
合物で処理し、式(I)で示される化合物を生成させ、
相当する場合には、この化合物の異性体を分離した後
に、クロマトグラフィおよび(または)結晶化によって
精製するか、あるいはこの式(I/c)の化合物を式
(VII):
の化合物を、上記定義のとおりの式(V)で示される化
合物で処理し、式(I)で示される化合物を生成させ、
相当する場合には、この化合物の異性体を分離した後
に、クロマトグラフィおよび(または)結晶化によって
精製するか、あるいはこの式(I/c)の化合物を式
(VII):
【0038】 Par−(CH2 )p-1 Hal′′′ (VII) (式中、pは式(I)の場合と同一の意味を有し、Ha
l′′′はハロゲン原子を表わし、そしてParはCN
基または基CH2 Hal4 を表わし、Hal4 はハロゲ
ン原子を表わす)で示される化合物で処理し、下記の式
(I/d)で示される化合物を生成させ:
l′′′はハロゲン原子を表わし、そしてParはCN
基または基CH2 Hal4 を表わし、Hal4 はハロゲ
ン原子を表わす)で示される化合物で処理し、下記の式
(I/d)で示される化合物を生成させ:
【0039】
【化25】 (式中、X、A、R1 、n、p、ParおよびR2 は、
上記と同一の意味を有する)、
上記と同一の意味を有する)、
【0040】相当する場合には、この化合物の異性体を
分離し、そしてまた必要に応じて、この化合物をクロマ
トグラフィおよび(または)結晶化によって精製し、そ
してまた所望により、この式(I/d)の化合物を接触
水素添加により、またはParがCN基を表わす場合に
は、C1 〜C6 脂肪族アルコール溶媒中でアルカリ金属
混合水素化物により、あるいはParが基CH2 Hal
4 (Hal4 は上記と同一の意味を有する)を表わす場
合には、過剰のアンモニアにより処理し、下記の式(I
/e)で示される化合物を生成させ:
分離し、そしてまた必要に応じて、この化合物をクロマ
トグラフィおよび(または)結晶化によって精製し、そ
してまた所望により、この式(I/d)の化合物を接触
水素添加により、またはParがCN基を表わす場合に
は、C1 〜C6 脂肪族アルコール溶媒中でアルカリ金属
混合水素化物により、あるいはParが基CH2 Hal
4 (Hal4 は上記と同一の意味を有する)を表わす場
合には、過剰のアンモニアにより処理し、下記の式(I
/e)で示される化合物を生成させ:
【0041】
【化26】 (式中、R1 、X、A、n、R2 およびpは上記と同一
の意味を有する)、
の意味を有する)、
【0042】相当する場合には、この化合物の異性体を
分離し、そしてまた所望により、この化合物をクロマト
グラフィおよび(または)結晶化により精製し、そして
またこの式(I/e)の化合物を式(VIII): R′4 SO2 Hal′′′′ (VIII) (式中、R′4 は低級アルキル基または置換基として1
個または2個以上の低級アルキル、低級アルコキシ、ヒ
ドロキシルまたはトリフルオロメチル基、あるいはハロ
ゲン原子を有していてもよいフェニル基を表わし、そし
てHal′′′′はハロゲン原子を表わす)で示される
化合物と反応させ、下記の式(I/f)で示される化合
物を生成させ:
分離し、そしてまた所望により、この化合物をクロマト
グラフィおよび(または)結晶化により精製し、そして
またこの式(I/e)の化合物を式(VIII): R′4 SO2 Hal′′′′ (VIII) (式中、R′4 は低級アルキル基または置換基として1
個または2個以上の低級アルキル、低級アルコキシ、ヒ
ドロキシルまたはトリフルオロメチル基、あるいはハロ
ゲン原子を有していてもよいフェニル基を表わし、そし
てHal′′′′はハロゲン原子を表わす)で示される
化合物と反応させ、下記の式(I/f)で示される化合
物を生成させ:
【0043】
【化27】 (式中、R1 、X、A、n、p、R2 およびR4 ′は上
記と同一の意味を有する)、
記と同一の意味を有する)、
【0044】相当する場合には、この化合物の異性体を
分離し、そしてまた必要に応じて、この化合物を結晶化
および(または)クロマトグラフィから選ばれる技法に
よって精製し、
分離し、そしてまた必要に応じて、この化合物を結晶化
および(または)クロマトグラフィから選ばれる技法に
よって精製し、
【0045】これらの式(I/b)、式(I/c)、式
(I/d)、式(I/e)または式(I/f)で示され
る化合物は、これらの化合物を得た方法に関係なく、医
薬的に許容される塩基または酸により塩形成させること
ができる。
(I/d)、式(I/e)または式(I/f)で示され
る化合物は、これらの化合物を得た方法に関係なく、医
薬的に許容される塩基または酸により塩形成させること
ができる。
【0046】式(I)で示される化合物は有用な薬理学
的性質を有する。結合試験は、本発明の化合物が、5−
HT1Aレセプターの非常に強力なリガンドとして動作す
ることを示す。この親和性は、従来技術の化合物に見い
出される挙動とは異なり、他のレセプター、特にD2 お
よびα2に関して非常に大きい選択性を伴なっている。
的性質を有する。結合試験は、本発明の化合物が、5−
HT1Aレセプターの非常に強力なリガンドとして動作す
ることを示す。この親和性は、従来技術の化合物に見い
出される挙動とは異なり、他のレセプター、特にD2 お
よびα2に関して非常に大きい選択性を伴なっている。
【0047】本発明の化合物は低毒性であり、ハトかっ
とう試験で良好な活性を有し、この活性は結合試験によ
り検出される活性を確証する。さらにまた、本発明の化
合物の一部は、優れた鎮痛活性を有し、そしてまた他の
一部は有用な不安解消活性、抗高血圧活性またはノルモ
リペミック活性を有する。
とう試験で良好な活性を有し、この活性は結合試験によ
り検出される活性を確証する。さらにまた、本発明の化
合物の一部は、優れた鎮痛活性を有し、そしてまた他の
一部は有用な不安解消活性、抗高血圧活性またはノルモ
リペミック活性を有する。
【0048】従って、本発明の化合物には、苦悶、不
安、うつ状態、精神分裂症、精神病、痴呆症、老化性痴
呆症、攻撃状態および焦燥状態の処置にそれらの用途が
見い出されるが、本発明の化合物の一部には、すべての
形の痛み、睡眠障害、動脈性高血圧、緑内障およびアテ
ローム症の予防の処置に用途が見い出される。
安、うつ状態、精神分裂症、精神病、痴呆症、老化性痴
呆症、攻撃状態および焦燥状態の処置にそれらの用途が
見い出されるが、本発明の化合物の一部には、すべての
形の痛み、睡眠障害、動脈性高血圧、緑内障およびアテ
ローム症の予防の処置に用途が見い出される。
【0049】本発明の主題はまた、活性成分として、少
なくとも1種の一般式(I)で示される化合物あるいは
医薬的に許容される酸または相当する場合には、医薬的
に許容される塩基によるその付加塩の1種を、単独で、
あるいは1種または2種以上の無毒性で不活性の賦形剤
または担体と組合せて、含有する医薬組成物にある。
なくとも1種の一般式(I)で示される化合物あるいは
医薬的に許容される酸または相当する場合には、医薬的
に許容される塩基によるその付加塩の1種を、単独で、
あるいは1種または2種以上の無毒性で不活性の賦形剤
または担体と組合せて、含有する医薬組成物にある。
【0050】本発明による医薬組成物の中では、特に経
口投与、非経口投与または鼻投与に適する組成物、たと
えば単純錠剤または糖衣錠剤、舌下錠剤、サシェ剤、パ
ケット、硬質ゼラチンカプセル剤、舌下用製剤、トロー
チ、坐薬、クリーム、軟膏、皮膚用ゲルなどをあげるこ
とができる。
口投与、非経口投与または鼻投与に適する組成物、たと
えば単純錠剤または糖衣錠剤、舌下錠剤、サシェ剤、パ
ケット、硬質ゼラチンカプセル剤、舌下用製剤、トロー
チ、坐薬、クリーム、軟膏、皮膚用ゲルなどをあげるこ
とができる。
【0051】薬用量は、患者の年齢および体重、症状の
種類および重篤度、ならびに投与経路によって変わる。
投与経路は経口、鼻、直腸または非経口であることがで
きる。
種類および重篤度、ならびに投与経路によって変わる。
投与経路は経口、鼻、直腸または非経口であることがで
きる。
【0052】一般的に言って、単次投与量は、心理的様
相が害されている状態に対しては0.05〜30mgの
範囲であり、そして痛みの処置および動脈性高血圧症の
処置では1mg〜500mgの範囲であり、24時間当
りで1〜3回用量で摂取させる。
相が害されている状態に対しては0.05〜30mgの
範囲であり、そして痛みの処置および動脈性高血圧症の
処置では1mg〜500mgの範囲であり、24時間当
りで1〜3回用量で摂取させる。
【0053】
【実施例】下記の例は本発明を説明するものであり、本
発明を制限するものではない。1H核磁気共鳴スペクト
ルは、内部対照として、TMS(テトラメチルシラン)
を用いて記録した。化学シフトは100万当りの部(p
pm)で表わされている。赤外スペクトル測定は被分析
生成物約1%を含有する臭化カリウムディスクの形態で
行なった。
発明を制限するものではない。1H核磁気共鳴スペクト
ルは、内部対照として、TMS(テトラメチルシラン)
を用いて記録した。化学シフトは100万当りの部(p
pm)で表わされている。赤外スペクトル測定は被分析
生成物約1%を含有する臭化カリウムディスクの形態で
行なった。
【0054】下記の製造例は本発明の一部を構成するも
のではないが、本発明の化合物の合成を行なうために有
用である。
のではないが、本発明の化合物の合成を行なうために有
用である。
【0055】製造例1 6−(ブロモアセチル)ベンゾチアゾリノン
【0056】コンデンサーを上に付けた500cm3 丸
首フラスコ中に、塩化アルミニウム210g(1.60
モル)を装入し、次いでジメチルホルムアミド43cm
3 を磁気攪拌しながら、滴下ロートから滴下して加え
る。次いで、ベンゾチアゾリノン30.2g(0.2モ
ル)を加え、この反応混合物を均一にしながら、温度を
油浴により70℃に安定にする。次いで、ブロモアセチ
ル クロライド19.8cm3 (0.24モル)を徐々
に導入する。この添加の後に、この混合物を70℃の温
度で1時間攪拌する。この反応混合物を、粉砕した氷中
に注ぎ入れることによって、加水分解し、得られた沈殿
を水切り処理し、水で充分に洗浄し、次いで乾燥させ
る。生成物はジオキサン中で再結晶させる。
首フラスコ中に、塩化アルミニウム210g(1.60
モル)を装入し、次いでジメチルホルムアミド43cm
3 を磁気攪拌しながら、滴下ロートから滴下して加え
る。次いで、ベンゾチアゾリノン30.2g(0.2モ
ル)を加え、この反応混合物を均一にしながら、温度を
油浴により70℃に安定にする。次いで、ブロモアセチ
ル クロライド19.8cm3 (0.24モル)を徐々
に導入する。この添加の後に、この混合物を70℃の温
度で1時間攪拌する。この反応混合物を、粉砕した氷中
に注ぎ入れることによって、加水分解し、得られた沈殿
を水切り処理し、水で充分に洗浄し、次いで乾燥させ
る。生成物はジオキサン中で再結晶させる。
【0057】収率:65% 融点:分解を伴ない235℃
【0058】製造例2 6−(2−ブロモエチル)ベンゾチアゾリノン
【0059】コンデンサーを上に付けた500cm3 丸
首フラスコを油浴中にいれ、6−(ブロモアセチル)ベ
ンゾチアゾリノン40.8g(0.15モル)を三フッ
化酢酸90cm3 中に、磁気攪拌しながら、かつまた温
度を60℃に安定にして、溶解する。次いで、トリエチ
ルシラン52.7cm3 (0.33モル)を、滴下ロー
トから滴下して加える。この添加の後に、加熱を止め、
この混合物を次いで、30時間激しく攪拌する。この反
応混合物を氷冷水中に注ぎ入れることによって、加水分
解し、得られた沈殿を水切り処理し、濾液が中性になる
まで水で洗浄し、次いでヘキサンで洗浄する。この生成
物を乾燥させ、次いで無水エタノール中で再結晶させ
る。
首フラスコを油浴中にいれ、6−(ブロモアセチル)ベ
ンゾチアゾリノン40.8g(0.15モル)を三フッ
化酢酸90cm3 中に、磁気攪拌しながら、かつまた温
度を60℃に安定にして、溶解する。次いで、トリエチ
ルシラン52.7cm3 (0.33モル)を、滴下ロー
トから滴下して加える。この添加の後に、加熱を止め、
この混合物を次いで、30時間激しく攪拌する。この反
応混合物を氷冷水中に注ぎ入れることによって、加水分
解し、得られた沈殿を水切り処理し、濾液が中性になる
まで水で洗浄し、次いでヘキサンで洗浄する。この生成
物を乾燥させ、次いで無水エタノール中で再結晶させ
る。
【0060】収率:80% 融点:179〜180℃
【0061】製造例3 3−メチルベンゾチアゾリノン
【0062】2リットル フラスコ中で、水約800c
m3 中に水酸化ナトリウム20g(0.5モル)を含有
する溶液中に、ベンゾチアゾリノン75.6g(0.5
モル)を溶解する。この溶液を濾過する。磁気攪拌しな
がら、硫酸メチル47.5cm3 (0.5モル)を、滴
下ロートから滴下して導入する。この添加後に、この混
合物を室温で20時間攪拌する。この反応混合物を僅か
に過剰の水酸化ナトリウムでアルカリ性にし、次いで1
時間攪拌する。得られた沈殿を水切り処理し、濾液が中
性になるまで水で洗浄する。この生成物を乾燥させ、次
いでプロパノール中で再結晶させる。
m3 中に水酸化ナトリウム20g(0.5モル)を含有
する溶液中に、ベンゾチアゾリノン75.6g(0.5
モル)を溶解する。この溶液を濾過する。磁気攪拌しな
がら、硫酸メチル47.5cm3 (0.5モル)を、滴
下ロートから滴下して導入する。この添加後に、この混
合物を室温で20時間攪拌する。この反応混合物を僅か
に過剰の水酸化ナトリウムでアルカリ性にし、次いで1
時間攪拌する。得られた沈殿を水切り処理し、濾液が中
性になるまで水で洗浄する。この生成物を乾燥させ、次
いでプロパノール中で再結晶させる。
【0063】収率:88% 融点:72〜74℃
【0064】製造例4 3−メチル−6−(ブロモアセチル)ベンゾチアゾリノ
ン
ン
【0065】コンデンサーを上に付けた500cm3 丸
首フラスコ中に、塩化アルミニウム210g(1.60
モル)を導入し、次いで磁気攪拌しながら、ジメチルホ
ルムアミド43cm3 を滴下ロートから滴下して加え
る。次いで、3−メチルベンゾチアゾリノン33g
(0.20モル)を加え、次いで反応混合物を均一にし
ながら、油浴を用いて、温度を70℃に安定にする。次
いで、ブロモアセチルクロライド19.8cm3 (0.
24モル)を徐々に加える。この添加の後に、この混合
物を70℃の温度で1時間攪拌する。この反応混合物を
粉砕した氷上に注ぎ入れることによって加水分解し、得
られた沈殿を水切り処理し、濾液が中性になるまで、水
で洗浄し、次いで乾燥させる。この生成物を95°強度
のアルコール中で再結晶させる。
首フラスコ中に、塩化アルミニウム210g(1.60
モル)を導入し、次いで磁気攪拌しながら、ジメチルホ
ルムアミド43cm3 を滴下ロートから滴下して加え
る。次いで、3−メチルベンゾチアゾリノン33g
(0.20モル)を加え、次いで反応混合物を均一にし
ながら、油浴を用いて、温度を70℃に安定にする。次
いで、ブロモアセチルクロライド19.8cm3 (0.
24モル)を徐々に加える。この添加の後に、この混合
物を70℃の温度で1時間攪拌する。この反応混合物を
粉砕した氷上に注ぎ入れることによって加水分解し、得
られた沈殿を水切り処理し、濾液が中性になるまで、水
で洗浄し、次いで乾燥させる。この生成物を95°強度
のアルコール中で再結晶させる。
【0066】収率:66% 融点:164〜165℃
【0067】製造例5 3−メチル−6−(2−ブロモエチル)ベンゾチアゾリ
ノン
ノン
【0068】コンデンサーを上に付けた500cm3 丸
首フラスコを油浴中に入れ、ここで磁気攪拌しながら温
度を60℃に安定化して、3−メチル−6−(ブロモア
セチル)ベンゾチアゾリノン42.9g(0.15モ
ル)を三フッ化酢酸77cm3中に溶解する。トリエチ
ルシラン52.7cm3 (0.33モル)を滴下ロート
から滴下して導入する。この添加の後に、加熱を止め、
この混合物を30分間、激しく攪拌する。この反応混合
物を氷冷水中に注ぎ入れることによって加水分解し、得
られた沈殿を水切り処理し、次いで濾液が中性になるま
で水で洗浄し、次いでヘキサンで洗浄する。この生成物
を乾燥させ、次いでシクロヘキサン中で再結晶させる。
首フラスコを油浴中に入れ、ここで磁気攪拌しながら温
度を60℃に安定化して、3−メチル−6−(ブロモア
セチル)ベンゾチアゾリノン42.9g(0.15モ
ル)を三フッ化酢酸77cm3中に溶解する。トリエチ
ルシラン52.7cm3 (0.33モル)を滴下ロート
から滴下して導入する。この添加の後に、加熱を止め、
この混合物を30分間、激しく攪拌する。この反応混合
物を氷冷水中に注ぎ入れることによって加水分解し、得
られた沈殿を水切り処理し、次いで濾液が中性になるま
で水で洗浄し、次いでヘキサンで洗浄する。この生成物
を乾燥させ、次いでシクロヘキサン中で再結晶させる。
【0069】収率:86% 融点:97℃〜98℃
【0070】製造例6 7−(ブロモアセチル)ベンゾキサジノン
【0071】出願EP223,674に記載されている
7−アセチルベンゾキサジノン0.01モルを塩化メチ
レン100cm3 中に溶解する。攪拌しながら、臭素
0.011モルを滴下ロートから滴下して加え、攪拌を
13時間維持する。この混合物を濾過し、次いで蒸発乾
燥させ、残留物を再結晶させる。
7−アセチルベンゾキサジノン0.01モルを塩化メチ
レン100cm3 中に溶解する。攪拌しながら、臭素
0.011モルを滴下ロートから滴下して加え、攪拌を
13時間維持する。この混合物を濾過し、次いで蒸発乾
燥させ、残留物を再結晶させる。
【0072】製造例7 6−(2−ブロモエチル)−3−オキソ−2,3−ジヒ
ドロ−1,4−ベンゾキサジン
ドロ−1,4−ベンゾキサジン
【0073】この生成物は有利には、フランス特許出願
2,035,749に記載されている6−(ブロモアセ
チル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,4−ベン
ゾキサジンを酢酸溶媒中でパラジウム付加木炭の存在の
下に接触水素添加することによって、あるいはこの化合
物に三フッ化酢酸溶媒中でトリアルキルシランを作用さ
せることによって、得られる。
2,035,749に記載されている6−(ブロモアセ
チル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,4−ベン
ゾキサジンを酢酸溶媒中でパラジウム付加木炭の存在の
下に接触水素添加することによって、あるいはこの化合
物に三フッ化酢酸溶媒中でトリアルキルシランを作用さ
せることによって、得られる。
【0074】製造例8 4−メチル−7−(2−ブロモエチル)−3−オキソ−
2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾキサジン
2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾキサジン
【0075】ヨーロッパ特許出願0,223,674で
得られている、4−メチル−7−アセチル−3−オキソ
−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾキサジン0.01
モルを塩化メチレン中に溶解する。臭素0.012モル
を攪拌しながら、滴下ロートから加える。攪拌を2時間
続け、この反応混合物を次いで油浴中で40℃の温度
で、攪拌しながら、2時間放置する。この混合物を濾過
する。溶媒を蒸発させる。残留物を再結晶させる。
得られている、4−メチル−7−アセチル−3−オキソ
−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾキサジン0.01
モルを塩化メチレン中に溶解する。臭素0.012モル
を攪拌しながら、滴下ロートから加える。攪拌を2時間
続け、この反応混合物を次いで油浴中で40℃の温度
で、攪拌しながら、2時間放置する。この混合物を濾過
する。溶媒を蒸発させる。残留物を再結晶させる。
【0076】この4−メチル−7−(ブロモアセチル)
−3−オキソ−2,3−ジヒドロベンゾキサジンを、酢
酸溶媒中でパラジウム付加木炭の存在の下に接触水素添
加することによって、あるいは三フッ化酢酸中でトリア
ルキルシランを作用させることによって、4−メチル−
7−(2−ブロモチエル)−3−オキソ−2,3−ジヒ
ドロ−1,4−ベンゾキサジンに変換する。
−3−オキソ−2,3−ジヒドロベンゾキサジンを、酢
酸溶媒中でパラジウム付加木炭の存在の下に接触水素添
加することによって、あるいは三フッ化酢酸中でトリア
ルキルシランを作用させることによって、4−メチル−
7−(2−ブロモチエル)−3−オキソ−2,3−ジヒ
ドロ−1,4−ベンゾキサジンに変換する。
【0077】製造例9 6−(2−プロピルアミノエチル)−3−オキソ−2,
3−ジヒドロ−1,4−ベンゾキサジン
3−ジヒドロ−1,4−ベンゾキサジン
【0078】メカニカル攪拌機および塩化カルシウム保
護管を備えた丸底フラスコ中で、ジメチルホルムアミド
40cm3 中の6−(2−ブロモエチル)−3−オキソ
−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾキサジンの溶液
に、n−プロピルアミン0.01モルおよびトリエチル
アミン0.015モルを加える。この混合物を15時
間、加熱環流させ、生成された沈殿を加熱状態で水切り
する。残留物を減圧下に蒸発させ、生成物を再結晶させ
る。
護管を備えた丸底フラスコ中で、ジメチルホルムアミド
40cm3 中の6−(2−ブロモエチル)−3−オキソ
−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾキサジンの溶液
に、n−プロピルアミン0.01モルおよびトリエチル
アミン0.015モルを加える。この混合物を15時
間、加熱環流させ、生成された沈殿を加熱状態で水切り
する。残留物を減圧下に蒸発させ、生成物を再結晶させ
る。
【0079】製造例10 6−(4−ブロモブチル)ベンゾチアゾリノン
【0080】製造例2に記載の方法を使用するが、6−
(ブロモアセチル)ベンゾチアゾリノンの代りに、6−
(4−ブロモブチリル)ベンゾチアゾリノンを用いて、
標題の生成物を得る。
(ブロモアセチル)ベンゾチアゾリノンの代りに、6−
(4−ブロモブチリル)ベンゾチアゾリノンを用いて、
標題の生成物を得る。
【0081】製造例11 3−メチル−6−(4−ブロモブチル)ベンゾチアゾリ
ノン
ノン
【0082】製造例5に記載の方法を使用するが、6−
(ブロモアセチル)−3−メチルベンゾチアゾリノンの
代りに、3−メチル−6−(4−ブロモブチリル)ベン
ゾチアゾリノンを用いて、標題の生成物を得る。
(ブロモアセチル)−3−メチルベンゾチアゾリノンの
代りに、3−メチル−6−(4−ブロモブチリル)ベン
ゾチアゾリノンを用いて、標題の生成物を得る。
【0083】製造例12 7−(4−ブロモブチル)−4−メチル−2,3−ジヒ
ドロ−3−オキソベンゾキサジン
ドロ−3−オキソベンゾキサジン
【0084】製造例2に記載の方法を使用するが、6−
(ブロモアセチル)ベンゾチアゾリノンの代りに、出願
EP0,223,674に記載されている7−(4−ブ
ロモブチリル)−4−メチル−2,3−ジヒドロ−3-オ
キソベンゾキサジンを用いて、標題の生成物を得る。
(ブロモアセチル)ベンゾチアゾリノンの代りに、出願
EP0,223,674に記載されている7−(4−ブ
ロモブチリル)−4−メチル−2,3−ジヒドロ−3-オ
キソベンゾキサジンを用いて、標題の生成物を得る。
【0085】製造例13 6−(4−ブロモブチル)ベンゾキサゾリノン
【0086】製造例2に記載の方法を使用するが、6−
(ブロモアセチル)ベンゾチアゾリノンの代りに、出願
EP0,281,309に記載されている6−(4−ブ
ロモブチリル)ベンゾキサゾリノンを用いて、標題の生
成物を得る。
(ブロモアセチル)ベンゾチアゾリノンの代りに、出願
EP0,281,309に記載されている6−(4−ブ
ロモブチリル)ベンゾキサゾリノンを用いて、標題の生
成物を得る。
【0087】製造例14 3−メチル−6−(4−ブロモブチル)ベンゾキサゾリ
ノン
ノン
【0088】製造例13に記載の方法を使用するが、6
−(4−ブロモブチリル)ベンゾキサゾリノンの代り
に、3−メチル−6−(4−ブロモブチリル)ベンゾキ
サゾリノンを用いて、標題の生成物を得る。
−(4−ブロモブチリル)ベンゾキサゾリノンの代り
に、3−メチル−6−(4−ブロモブチリル)ベンゾキ
サゾリノンを用いて、標題の生成物を得る。
【0089】例 1 3−メチル−6−(2−アミノエチル)ベンゾキサゾリ
ノン(塩酸塩)
ノン(塩酸塩)
【0090】250cm3 丸首フラスコで、3−メチル
−6−(2−ブロモエチル)ベンゾチアゾリノン8.1
g(0.03モル)およびヨウ化カリウム0.9gを、
メタノール120cm3 およびクロロホルム30cm3
中に溶解する。この溶液中に、気体状アンモニア流を飽
和点まで吹き込む。これはアンモニア約2.6gに相当
する。次いで環流コンデンサーを付ける。油浴により、
温度を50℃で安定にし、この混合物を72時間、磁気
攪拌する。冷却後に、この反応混合物を水浴上で減圧の
下に蒸発させる。
−6−(2−ブロモエチル)ベンゾチアゾリノン8.1
g(0.03モル)およびヨウ化カリウム0.9gを、
メタノール120cm3 およびクロロホルム30cm3
中に溶解する。この溶液中に、気体状アンモニア流を飽
和点まで吹き込む。これはアンモニア約2.6gに相当
する。次いで環流コンデンサーを付ける。油浴により、
温度を50℃で安定にし、この混合物を72時間、磁気
攪拌する。冷却後に、この反応混合物を水浴上で減圧の
下に蒸発させる。
【0091】この残留物を、5%HCl溶液で酸性にし
た蒸留水と混和し、次いで水切り処理する。濾液を採取
し、酢酸エチルで洗浄し、次いで10%水酸化ナトリウ
ム溶液でアルカリ性にする。クロロホルムで抽出し、
0.5時間攪拌しながら、2相に分離させ、有機相を蒸
留水で洗浄し、次いで塩化カルシウム上で乾燥させる。
有機相を水浴上で減圧の下に蒸発させ、残留物を次い
で、無水エタノール中に取り、気体状HCl流を泡立て
て通し、この混合物を次いで、水浴上で減圧の下に蒸発
乾燥させる。生成物を乾燥させ、次いで無水エタノール
中で再結晶させる。
た蒸留水と混和し、次いで水切り処理する。濾液を採取
し、酢酸エチルで洗浄し、次いで10%水酸化ナトリウ
ム溶液でアルカリ性にする。クロロホルムで抽出し、
0.5時間攪拌しながら、2相に分離させ、有機相を蒸
留水で洗浄し、次いで塩化カルシウム上で乾燥させる。
有機相を水浴上で減圧の下に蒸発させ、残留物を次い
で、無水エタノール中に取り、気体状HCl流を泡立て
て通し、この混合物を次いで、水浴上で減圧の下に蒸発
乾燥させる。生成物を乾燥させ、次いで無水エタノール
中で再結晶させる。
【0092】収率:32% 融点:228〜230℃ 分子量:244.75g/モル 組成パーセント 計算値: C 49.07 H 5.35 N
11.45 実測値: C 49.17 H 5.38 N
11.48赤外スペクトロメトリー : 3100−2800cm-1:v(C−H) 2750−2400cm-1:v(NH+) 1680cm-1:v(C=O) −O−CO−NR− 1600−1580cm-1:v(C=C)芳香族核磁気共鳴スペクトロメトリー : 溶剤:DMSO−d
6 δ=3.00ppm 非分離ピーク;(4H) δ=3.38ppm シングレット;(3H)NCH3 δ=7.28ppm 非分離ピーク;(2H)H4,5
芳香族 δ=7.55ppm 非分離ピーク;(1H)H7 芳
香族 δ=8.17ppm シグナル; (3H)(NH3
+)
11.45 実測値: C 49.17 H 5.38 N
11.48赤外スペクトロメトリー : 3100−2800cm-1:v(C−H) 2750−2400cm-1:v(NH+) 1680cm-1:v(C=O) −O−CO−NR− 1600−1580cm-1:v(C=C)芳香族核磁気共鳴スペクトロメトリー : 溶剤:DMSO−d
6 δ=3.00ppm 非分離ピーク;(4H) δ=3.38ppm シングレット;(3H)NCH3 δ=7.28ppm 非分離ピーク;(2H)H4,5
芳香族 δ=7.55ppm 非分離ピーク;(1H)H7 芳
香族 δ=8.17ppm シグナル; (3H)(NH3
+)
【0093】塩基は、この塩酸塩を水に溶解し、アルカ
リ性にし、クロロホルムで3回抽出することによって得
られる。クロロホルム相を集め、塩化カルシウム上で乾
燥させ、次いで蒸発乾燥させる。残留物はさらに精製す
ることなく、出発物質として使用することができる。
リ性にし、クロロホルムで3回抽出することによって得
られる。クロロホルム相を集め、塩化カルシウム上で乾
燥させ、次いで蒸発乾燥させる。残留物はさらに精製す
ることなく、出発物質として使用することができる。
【0094】例 2 3−メチル−6−{2−〔N−(4−フタルイミドブチ
ル)アミノ〕エチル}ベンゾチアゾリノン
ル)アミノ〕エチル}ベンゾチアゾリノン
【0095】丸底フラスコ中で、前記例で得られる3−
メチル−6−(2−アミノエチル)ベンゾチアゾリノン
2.2ミリモルを、N−(4−ブロモブチル)フタルイ
ミド2.4ミリモル、炭酸カリウム6.6ミルモルおよ
び触媒量のヨー化カリウムの存在の下に、ジメチルホル
ムアミド20ml中に溶解する。この混合物を60℃で
6時間攪拌する。冷却後に、溶媒を蒸発させ、そして
(または)水の添加後にクロロホルムで抽出する。
メチル−6−(2−アミノエチル)ベンゾチアゾリノン
2.2ミリモルを、N−(4−ブロモブチル)フタルイ
ミド2.4ミリモル、炭酸カリウム6.6ミルモルおよ
び触媒量のヨー化カリウムの存在の下に、ジメチルホル
ムアミド20ml中に溶解する。この混合物を60℃で
6時間攪拌する。冷却後に、溶媒を蒸発させ、そして
(または)水の添加後にクロロホルムで抽出する。
【0096】この有機相を洗浄し、乾燥させ、次いで蒸
発させた後に、所期の生成物が、シリカカラムによるク
ロマトグラフィ、次いで結晶化による精製の後に得られ
る。
発させた後に、所期の生成物が、シリカカラムによるク
ロマトグラフィ、次いで結晶化による精製の後に得られ
る。
【0097】 1H核磁気共鳴: 溶剤: DMSO−d6 δ=1.75ppm N−(CH2 )2 −CH2 −CH
2 −フタルイミド 2H,マルチプレット δ=3.38ppm 3H,CH3 シングレット;(3
H)NCH3 δ=3.62ppm N−(CH2 )3 −CH2 −フタ
ルイミド 2H,トリプレット赤 外 : 3100−2800cm-1:v CH 1680cm-1:v CO(SCON)
2 −フタルイミド 2H,マルチプレット δ=3.38ppm 3H,CH3 シングレット;(3
H)NCH3 δ=3.62ppm N−(CH2 )3 −CH2 −フタ
ルイミド 2H,トリプレット赤 外 : 3100−2800cm-1:v CH 1680cm-1:v CO(SCON)
【0098】例 3 3−メチル−6−{2−〔N−(4−フタルイミドブチ
ル)N−n−プロピルアミノ〕エチル}ベンゾチアゾリ
ノン
ル)N−n−プロピルアミノ〕エチル}ベンゾチアゾリ
ノン
【0099】例2で得られる3−メチル−6−{2−
〔N−(4−フタルイミドブチル)アミノ〕エチル}ベ
ンゾチアゾリノン1.5ミルモルを、1−ヨードプロパ
ン4.4ミルモルおよび炭酸カリウム4.4ミルモルの
存在の下に、ジメチルホルムアミド15ml中に溶解す
る。60℃で24時間攪拌した後に、溶媒を蒸発させ、
この反応混合物を水10ml中に取り入れ、クロロホル
ムで抽出する。この有機相を乾燥させ、次いで蒸発さ
せ、次いでシリカカラムによるクロマトグラフィ、次に
結晶化により精製した後に、所望の生成物を得る。
〔N−(4−フタルイミドブチル)アミノ〕エチル}ベ
ンゾチアゾリノン1.5ミルモルを、1−ヨードプロパ
ン4.4ミルモルおよび炭酸カリウム4.4ミルモルの
存在の下に、ジメチルホルムアミド15ml中に溶解す
る。60℃で24時間攪拌した後に、溶媒を蒸発させ、
この反応混合物を水10ml中に取り入れ、クロロホル
ムで抽出する。この有機相を乾燥させ、次いで蒸発さ
せ、次いでシリカカラムによるクロマトグラフィ、次に
結晶化により精製した後に、所望の生成物を得る。
【0100】 1H核磁気共鳴: 溶剤: DMSO−d6 δ=0.88ppm N−(CH2 )2 −CH3 ;トリ
プレット(3H) δ=1.75ppm N−(CH2 )2 −CH2 −CH
2 −フタルイミド;(2H),マルチプレット δ=3.38ppm (3H),N−CH3 ,シングレ
ット δ=3.62ppm N−(CH2 )3 −CH2 −フタ
ルイミド(2H),トリプレット赤 外 : 3100−2800cm-1:v CH 1680cm-1:v CO(SCON)
プレット(3H) δ=1.75ppm N−(CH2 )2 −CH2 −CH
2 −フタルイミド;(2H),マルチプレット δ=3.38ppm (3H),N−CH3 ,シングレ
ット δ=3.62ppm N−(CH2 )3 −CH2 −フタ
ルイミド(2H),トリプレット赤 外 : 3100−2800cm-1:v CH 1680cm-1:v CO(SCON)
【0101】例 4 3−メチル−6−{2−〔N−(3−フタルイミドプロ
ピル)アミノ〕エチル}ベンゾチアゾリノン
ピル)アミノ〕エチル}ベンゾチアゾリノン
【0102】例2に記載の方法を使用するが、N−(4
−ブロモブチル)フタルイミドの代りに、N−(3−ブ
ロモプロピル)フタルイミドを用いて、標題の生成物を
得る。
−ブロモブチル)フタルイミドの代りに、N−(3−ブ
ロモプロピル)フタルイミドを用いて、標題の生成物を
得る。
【0103】 1H核磁気共鳴 : 溶剤: DMSO−d6 δ=3.38ppm 3H,CH3 ,シングレット,N
−CH3 δ=3.78ppm 2H,N(CH2 )2 −CH2 −
フタルイミド赤 外 : 3100−2800cm-1:v CH 1680cm-1:v CO(SCON)
−CH3 δ=3.78ppm 2H,N(CH2 )2 −CH2 −
フタルイミド赤 外 : 3100−2800cm-1:v CH 1680cm-1:v CO(SCON)
【0104】例 5 3−メチル−6−{2−〔N−(3−フタルイミドプロ
ピル)−N−n−プロピルアミノ〕エチル}ベンゾチア
ゾリノン
ピル)−N−n−プロピルアミノ〕エチル}ベンゾチア
ゾリノン
【0105】例3に記載の方法を使用するが、3−メチ
ル−6−{2−〔N−(4−フタルイミドブチル)アミ
ノ〕エチル}ベンゾチアゾリノンの代りに、例4で得ら
れる3−メチル−6−{2−〔N−(3−フタルイミド
プロピル)アミノ〕エチル}ベンゾチアゾリノンを用
い、所望の生成物を得る。
ル−6−{2−〔N−(4−フタルイミドブチル)アミ
ノ〕エチル}ベンゾチアゾリノンの代りに、例4で得ら
れる3−メチル−6−{2−〔N−(3−フタルイミド
プロピル)アミノ〕エチル}ベンゾチアゾリノンを用
い、所望の生成物を得る。
【0106】 1H核磁気共鳴 : 溶剤: DMSO−d 6 δ=0.89ppm,3H,N−CH2 −CH2 −CH
3 ,トリプレット δ=3.38ppm,3H,N−CH3 ,シングレット赤 外 : 3100−2800cm-1:v CH 1680cm-1:v CO(SCON)
3 ,トリプレット δ=3.38ppm,3H,N−CH3 ,シングレット赤 外 : 3100−2800cm-1:v CH 1680cm-1:v CO(SCON)
【0107】例 6 3−メチル−6−{2−〔N−(2−フタルイミドエチ
ル)アミノ〕エチル}ベンゾチアゾリノン
ル)アミノ〕エチル}ベンゾチアゾリノン
【0108】例2に記載の方法を使用するが、N−(4
−ブロモブチル)フタルイミドの代りに、N−(2−ブ
ロモエチル)フタルイミドを用い、そして反応剤を40
時間攪拌し、所望の生成物を得る。
−ブロモブチル)フタルイミドの代りに、N−(2−ブ
ロモエチル)フタルイミドを用い、そして反応剤を40
時間攪拌し、所望の生成物を得る。
【0109】 1H核磁気共鳴 : 溶剤: DMSO−d6 δ=3.39ppm,3H,CH3 ,シングレット,N
−CH3 δ=3.80ppm,2H,N(CH2 )2 −CH2 −
フタルイミド赤 外 : 3100−2800cm-1:v CH 1680cm-1:v CO(SCON)
−CH3 δ=3.80ppm,2H,N(CH2 )2 −CH2 −
フタルイミド赤 外 : 3100−2800cm-1:v CH 1680cm-1:v CO(SCON)
【0110】例 7 3−メチル−6−{2−〔N−(2−フタルイミドエチ
ル)−N−n−プロピルアミノ〕エチル}ベンゾチアゾ
リノン
ル)−N−n−プロピルアミノ〕エチル}ベンゾチアゾ
リノン
【0111】例3に記載の方法を使用するが、3−メチ
ル−6−{2−〔N−(4−フタルイミドブチル)アミ
ノ〕エチル}ベンゾチアゾリノンの代りに3−メチル−
6−{2−〔N−(2−フタルイミドエチル)アミノ〕
エチル}ベンゾチアゾリノンを用い、標題の生成物を得
る。
ル−6−{2−〔N−(4−フタルイミドブチル)アミ
ノ〕エチル}ベンゾチアゾリノンの代りに3−メチル−
6−{2−〔N−(2−フタルイミドエチル)アミノ〕
エチル}ベンゾチアゾリノンを用い、標題の生成物を得
る。
【0112】 1H核磁気共鳴 : 溶剤: DMSO−d6 δ=3.39ppm,3H,CH3 ,シングレット,N
−CH3 赤 外 : 3100−2800cm-1:v CH 1680cm-1:v CO(SCON)
−CH3 赤 外 : 3100−2800cm-1:v CH 1680cm-1:v CO(SCON)
【0113】例 8 3−〔4−{N−〔2−(3−メチルベンゾチアゾリノ
ン−6−イル)エチル〕アミノ}ブチル〕−2,4−ジ
オキソ−3−アザスピロ〔4.5〕デカン
ン−6−イル)エチル〕アミノ}ブチル〕−2,4−ジ
オキソ−3−アザスピロ〔4.5〕デカン
【0114】例2に記載の方法を使用するが、N−(4
−ブロモブチル)フタルイミドの代りに、N−(4−ブ
ロモ−ブチル)−2,4−ジオキソ−3−アザスピロ
〔4.5〕デカンを用い、そして反応剤を24時間攪拌
し、標題の生成物を得る。
−ブロモブチル)フタルイミドの代りに、N−(4−ブ
ロモ−ブチル)−2,4−ジオキソ−3−アザスピロ
〔4.5〕デカンを用い、そして反応剤を24時間攪拌
し、標題の生成物を得る。
【0115】 1H核磁気共鳴 : 溶剤: DMSO−d6 δ=2.59ppm,4H,シングレット,N(CO−
CH2 )2 δ=3.50ppm,3H,シングレット,N−CH3 赤 外 : 3000−2800cm-1:v CH 1600−1680cm-1:v CO(重複)
CH2 )2 δ=3.50ppm,3H,シングレット,N−CH3 赤 外 : 3000−2800cm-1:v CH 1600−1680cm-1:v CO(重複)
【0116】例 9 3−〔4−{N−〔2−(3−メチルベンゾチアゾリノ
ン−6−イル)エチル〕−N−プロピルアミノ}ブチ
ル〕−2,4−ジオキソ−3−アザスピロ〔4.5〕デ
カン
ン−6−イル)エチル〕−N−プロピルアミノ}ブチ
ル〕−2,4−ジオキソ−3−アザスピロ〔4.5〕デ
カン
【0117】例3に記載の方法を使用するが、例2で得
られる化合物の代りに、例8で得られる化合物を用い、
標題の生成物を得る。
られる化合物の代りに、例8で得られる化合物を用い、
標題の生成物を得る。
【0118】例10 3−〔4−{N−〔2−(3−メチルベンゾチアゾリノ
ン−6−イル)エチル〕アミノ}ブチル〕−2,4−ジ
オキソ−3−アザビシクロ〔3.3.0〕オクタン
ン−6−イル)エチル〕アミノ}ブチル〕−2,4−ジ
オキソ−3−アザビシクロ〔3.3.0〕オクタン
【0119】例2に記載の方法を使用するが、N−(4
−ブロモブチル)フタルイミドの代りに、N−(4−ブ
ロモブチル)−2,4−ジオキソ−3−アザビシクロ
〔3.3.0〕オクタンを用い、そして反応剤を24時
間攪拌し、標題の生成物を得る。
−ブロモブチル)フタルイミドの代りに、N−(4−ブ
ロモブチル)−2,4−ジオキソ−3−アザビシクロ
〔3.3.0〕オクタンを用い、そして反応剤を24時
間攪拌し、標題の生成物を得る。
【0120】 1H核磁気共鳴 : 溶剤: DMSO−d6 δ=3.39ppm,3H,N−CH3 δ=3.49ppm,2H,トリプレット,CH2 −N
(アザビシクロオクタン)赤 外 : 3100−2800cm-1:v CH 1680cm-1:v CO(SCON)
(アザビシクロオクタン)赤 外 : 3100−2800cm-1:v CH 1680cm-1:v CO(SCON)
【0121】例11 3−メチル−6−〔2−{N−〔4−(4,4−ジメチ
ル−2,6−ジオキソ−1−ピペリジル)ブチル〕アミ
ノ}エチル〕ベンゾチアゾリノン
ル−2,6−ジオキソ−1−ピペリジル)ブチル〕アミ
ノ}エチル〕ベンゾチアゾリノン
【0122】例2に記載の方法を使用するが、N−(4
−ブロモブチル)フタルイミドの代りに、N−(4−ブ
ロモブチル)−4,4−ジメチル−2,6−ジオキソピ
ペリジンを用い、そして反応剤を24時間攪拌し、所望
の生成物を得る。
−ブロモブチル)フタルイミドの代りに、N−(4−ブ
ロモブチル)−4,4−ジメチル−2,6−ジオキソピ
ペリジンを用い、そして反応剤を24時間攪拌し、所望
の生成物を得る。
【0123】 1H核磁気共鳴 : 溶剤: DMSO−d6 δ=1.06ppm,6H,シングレット C(C
H3 )2 δ=3.39ppm,N−CH3 3H,シングレット赤 外 : 1680cm-1:v CO(SCON)
H3 )2 δ=3.39ppm,N−CH3 3H,シングレット赤 外 : 1680cm-1:v CO(SCON)
【0124】例12 3−メチル−6−〔2−{N−〔4−(4,4−ジメチ
ル−2−オキソ−1−ピペリジル)ブチル〕アミノ}エ
チル〕ベンゾチアゾリノン
ル−2−オキソ−1−ピペリジル)ブチル〕アミノ}エ
チル〕ベンゾチアゾリノン
【0125】例2に記載の方法を使用するが、N−(4
−ブロモブチル)フタルイミドの代りに、1−(4−ブ
ロモブチル)−4,4−ジメチル−2−オキソピペリジ
ンを使用し、そしてまた反応剤を24時間攪拌し、所望
の生成物を得る。
−ブロモブチル)フタルイミドの代りに、1−(4−ブ
ロモブチル)−4,4−ジメチル−2−オキソピペリジ
ンを使用し、そしてまた反応剤を24時間攪拌し、所望
の生成物を得る。
【0126】例13 3−メチル−6−〔2−{N−〔4−(2−オキソ−1
−ピペリジル)ブチル〕アミノ}エチル〕ベンゾチアゾ
リノン
−ピペリジル)ブチル〕アミノ}エチル〕ベンゾチアゾ
リノン
【0127】例2に記載の方法を使用し、N−(4−ブ
ロモブチルフタルイミド)の代りに、1−(4−ブロモ
ブチル)−2−オキソピペリジンを用い、そしてまた反
応剤を24時間攪拌し、所望の生成物を得る。
ロモブチルフタルイミド)の代りに、1−(4−ブロモ
ブチル)−2−オキソピペリジンを用い、そしてまた反
応剤を24時間攪拌し、所望の生成物を得る。
【0128】例14 3−メチル−6−〔2−(N−メチル−N−ベンジルア
ミノ)エチル〕ベンゾチアゾリノン
ミノ)エチル〕ベンゾチアゾリノン
【0129】ジオキサン120cm3 中に予め溶解し
た、3−メチル−6−(2−ブロモエチル)ベンゾチア
ゾリノン0.02モルおよびN−メチル、N−ベンジル
アミン0.04モルを、還流コンデンサー付きの100
cm3 丸首フラスコ中に導入する。この混合物を、磁気
攪拌しながら96時間加熱還流させる。冷却後に、この
反応混合物を濾過し、濾液を次いで、水浴上で減圧の下
に蒸発させる。残留物を50cm3 の水に取り、規定水
酸化ナトリウム溶液10cm3 でアルカリ性にする。
た、3−メチル−6−(2−ブロモエチル)ベンゾチア
ゾリノン0.02モルおよびN−メチル、N−ベンジル
アミン0.04モルを、還流コンデンサー付きの100
cm3 丸首フラスコ中に導入する。この混合物を、磁気
攪拌しながら96時間加熱還流させる。冷却後に、この
反応混合物を濾過し、濾液を次いで、水浴上で減圧の下
に蒸発させる。残留物を50cm3 の水に取り、規定水
酸化ナトリウム溶液10cm3 でアルカリ性にする。
【0130】この混合物を、クロロホルム60cm3 で
3回抽出する。有機溶液を集め、塩化カルシウム上で乾
燥させ、濾過し、次いで水浴上で減圧の下に蒸発させ
る。この残留物を石油エーテルに取り、水切り処理し、
乾燥させ、次いで再結晶させる。
3回抽出する。有機溶液を集め、塩化カルシウム上で乾
燥させ、濾過し、次いで水浴上で減圧の下に蒸発させ
る。この残留物を石油エーテルに取り、水切り処理し、
乾燥させ、次いで再結晶させる。
【0131】 1H核磁気共鳴 : 溶剤: DMSO−d6 δ=2.22ppm,N−CH3 (CH2 −N−C
H3 ),シングレット 3H δ=3.37ppm,N−CH3 (ベンゾチアゾリノ
ン),シングレット 3H δ=3.53ppm,N−CH2 −C6 H5 ,2H,シ
ングレット
H3 ),シングレット 3H δ=3.37ppm,N−CH3 (ベンゾチアゾリノ
ン),シングレット 3H δ=3.53ppm,N−CH2 −C6 H5 ,2H,シ
ングレット
【0132】例15 3−メチル−6−〔2−(N−メチルアミノ)エチル〕
ベンゾチアゾリノン(塩酸塩)
ベンゾチアゾリノン(塩酸塩)
【0133】例1に記載の方法を使用するが、アンモニ
アの代りにN−メチルアミンを用い、標題の生成物を得
る。
アの代りにN−メチルアミンを用い、標題の生成物を得
る。
【0134】 1H核磁気共鳴 : 溶剤: D2 O(塩酸塩) δ=2.84ppm,シングレット 3H,N−CH3 δ=3.29ppm,シングレット 3H,N−CH3 赤 外 : 3100−2600cm-1:v NHおよびvCH 1680cm-1:v CO(SCON)
【0135】例16 3−メチル−6−(2−イソプロピルアミノエチル)ベ
ンゾチアゾリノン
ンゾチアゾリノン
【0136】イソプロピルアミン0.2モルおよび3−
メチル−6−(2−ブロモメチル)ベンゾチアゾリノン
0.02モル(これは、ジオキサン120cm3 中に予
め溶解させておく)を、還流コンデンサー付きの250
cm3 丸首フラスコ中に導入する。この混合物を、磁気
攪拌しながら2日間、加熱還流させる。冷却後に、この
混合物を蒸発乾燥させ、残留物をアルカリ性にし、次い
でクロロホルムで3回抽出し、有機相を集め、塩化カル
シウム上で乾燥させ、次いで蒸発させる。この残留物を
ジエチルエーテル中に取り、次いで塩酸で飽和した無水
エーテル10mlを加える。この生成物を水切り処理す
る。生成物を再結晶させる。
メチル−6−(2−ブロモメチル)ベンゾチアゾリノン
0.02モル(これは、ジオキサン120cm3 中に予
め溶解させておく)を、還流コンデンサー付きの250
cm3 丸首フラスコ中に導入する。この混合物を、磁気
攪拌しながら2日間、加熱還流させる。冷却後に、この
混合物を蒸発乾燥させ、残留物をアルカリ性にし、次い
でクロロホルムで3回抽出し、有機相を集め、塩化カル
シウム上で乾燥させ、次いで蒸発させる。この残留物を
ジエチルエーテル中に取り、次いで塩酸で飽和した無水
エーテル10mlを加える。この生成物を水切り処理す
る。生成物を再結晶させる。
【0137】 1H核磁気共鳴 : 溶剤: D2 O(塩酸塩) δ=1.45ppm,ダブレット 6H,CH(C
H3 )2 J=6.5Hz δ=3.35ppm,シングレット 3H,N−CH3 赤 外 : 3100−2650cm-1:v NHおよびv CH 1680cm-1:v CO(SCON)
H3 )2 J=6.5Hz δ=3.35ppm,シングレット 3H,N−CH3 赤 外 : 3100−2650cm-1:v NHおよびv CH 1680cm-1:v CO(SCON)
【0138】例17 3−メチル−6−(2−プロピルアミノエチル)ベンゾ
チアゾリノン塩酸塩
チアゾリノン塩酸塩
【0139】例16に記載の方法を使用するが、イソプ
ロピルアミンの代りに、n−プロピルアミンを使用し、
標題の生成物を得る。
ロピルアミンの代りに、n−プロピルアミンを使用し、
標題の生成物を得る。
【0140】スペクトル特性:赤 外 : 3100−2650cm-1:v NHおよびv CH 1680cm-1:v CO(SCON)
【0141】例18 3−メチル−6−〔2−(N−メチル−N−シアノメチ
ルアミノ)エチル〕ベンゾチアゾリノン
ルアミノ)エチル〕ベンゾチアゾリノン
【0142】丸底フラスコ中で、3−メチル−6−〔2
−(N−メチルアミノ)エチル〕ベンゾチアゾリノン
6.8ミリモルを、クロル−アセトニトリル20ミリモ
ル、炭酸カリウム20ミリモルおよび触媒量のヨウ化カ
リウムの存在の下に、ジオキサン50ml中に溶解す
る。この混合物を60℃で48時間攪拌する。冷却後
に、溶媒を蒸発させ、水の添加後に、この反応混合物を
クロロホルムで抽出する。有機相を洗浄し、乾燥させ、
次いで蒸発させた後に、シリカカラムによるクロマトグ
ラフィ、次いで結晶化により精製し、所望の生成物を得
る。
−(N−メチルアミノ)エチル〕ベンゾチアゾリノン
6.8ミリモルを、クロル−アセトニトリル20ミリモ
ル、炭酸カリウム20ミリモルおよび触媒量のヨウ化カ
リウムの存在の下に、ジオキサン50ml中に溶解す
る。この混合物を60℃で48時間攪拌する。冷却後
に、溶媒を蒸発させ、水の添加後に、この反応混合物を
クロロホルムで抽出する。有機相を洗浄し、乾燥させ、
次いで蒸発させた後に、シリカカラムによるクロマトグ
ラフィ、次いで結晶化により精製し、所望の生成物を得
る。
【0143】 1H 核磁気共鳴 , DMSO−d6 δ=3.39ppm,シングレット 3H,N−CH3 赤 外 1680cm-1:v CO(SCON)
【0144】例19 3−メチル−6−{2−〔N−メチル−N−(2−アミ
ノエチル)アミノ〕エチル}ベンゾチアゾリノン
ノエチル)アミノ〕エチル}ベンゾチアゾリノン
【0145】丸首フラスコ中で、3−メチル−6−〔2
−(N−メチルアミノ)エチル〕ベンゾチアゾリノン6
ミリモルを、ジオキサン50ml、1−クロロ−2−ブ
ロモエタン20ミリモルおよび炭酸カリウム20ミリモ
ル中に溶解する。この混合物を60℃の温度で48時間
攪拌する。冷却後に、この混合物を蒸発させ、水の添加
後に、この反応混合物をクロロホルムで抽出する。有機
相を洗浄し、乾燥させ、次いで蒸発させた後に、3−メ
チル−6−{2−〔N−メチル−N−(2−クロロエチ
ル)アミノ〕エチル}ベンゾチアゾリノンを得る。
−(N−メチルアミノ)エチル〕ベンゾチアゾリノン6
ミリモルを、ジオキサン50ml、1−クロロ−2−ブ
ロモエタン20ミリモルおよび炭酸カリウム20ミリモ
ル中に溶解する。この混合物を60℃の温度で48時間
攪拌する。冷却後に、この混合物を蒸発させ、水の添加
後に、この反応混合物をクロロホルムで抽出する。有機
相を洗浄し、乾燥させ、次いで蒸発させた後に、3−メ
チル−6−{2−〔N−メチル−N−(2−クロロエチ
ル)アミノ〕エチル}ベンゾチアゾリノンを得る。
【0146】この生成物を丸首フラスコに移し、触媒量
のヨー化カリウム、メタノール25cm3 およびクロロ
ホルム10cm3 を加える。この溶液中に気体状アンモ
ニア流を飽和点まで泡立てて通し、次いで還流コンデン
サーを付ける。温度を油浴により50℃に安定にし、こ
の混合物を次いで、72時間磁気攪拌する。冷却後に、
この反応混合物を水浴上で減圧の下に蒸発させる。
のヨー化カリウム、メタノール25cm3 およびクロロ
ホルム10cm3 を加える。この溶液中に気体状アンモ
ニア流を飽和点まで泡立てて通し、次いで還流コンデン
サーを付ける。温度を油浴により50℃に安定にし、こ
の混合物を次いで、72時間磁気攪拌する。冷却後に、
この反応混合物を水浴上で減圧の下に蒸発させる。
【0147】この残留物を、5%HCl溶液で酸性にし
た蒸留水とすりまぜ、次いで水切り処理する。濾液を採
取し、酢酸エチルで洗浄し、次いで10%水酸化ナトリ
ウム溶液でアルカリ性にする。クロロホルムで抽出し、
0.5時間攪拌し、2相にする。この有機相を蒸留水で
洗浄し、次いで塩化カルシウム上で乾燥させる。この有
機相を水浴上で減圧の下に蒸発させ、残留物を次いで無
水エタノール中に取り、気体状HCl流を泡立てて通
し、この混合物を次いで水浴上で減圧の下に蒸発乾燥さ
せる。この生成物を乾燥させ、次いで再結晶させる。
た蒸留水とすりまぜ、次いで水切り処理する。濾液を採
取し、酢酸エチルで洗浄し、次いで10%水酸化ナトリ
ウム溶液でアルカリ性にする。クロロホルムで抽出し、
0.5時間攪拌し、2相にする。この有機相を蒸留水で
洗浄し、次いで塩化カルシウム上で乾燥させる。この有
機相を水浴上で減圧の下に蒸発させ、残留物を次いで無
水エタノール中に取り、気体状HCl流を泡立てて通
し、この混合物を次いで水浴上で減圧の下に蒸発乾燥さ
せる。この生成物を乾燥させ、次いで再結晶させる。
【0148】 1H核磁気共鳴: δ=3.38ppm,シングレット,3H,N−CH3 赤 外 : 1680cm-1:v CO(SCON)
【0149】例20 3−メチル−6−〔2−{N−メチル−N−〔2−(パ
ラ−トリルスルホニルアミノ)エチル〕アミノ}エチ
ル〕ベンゾチアゾリノン
ラ−トリルスルホニルアミノ)エチル〕アミノ}エチ
ル〕ベンゾチアゾリノン
【0150】例19で得られる3−メチル−6−{2−
〔N−メチル−N−(2−アミノエチル)アミノ〕エチ
ル}ベンゾチアゾリノン4ミリモルを氷中で冷却したジ
クロロメタン50ml中に溶解し、次いでトリエチルア
ミン11.4ミリモルを滴下して加え、次いでジクロロ
メタンに溶解したトシルクロライド4ミリモルを加え
る。
〔N−メチル−N−(2−アミノエチル)アミノ〕エチ
ル}ベンゾチアゾリノン4ミリモルを氷中で冷却したジ
クロロメタン50ml中に溶解し、次いでトリエチルア
ミン11.4ミリモルを滴下して加え、次いでジクロロ
メタンに溶解したトシルクロライド4ミリモルを加え
る。
【0151】この混合物を室温で30分間攪拌する。溶
媒を次いで、蒸発させ、シリカカラムでクロマトグラフ
ィ処理することによって精製し、所望の生成物を得る。
媒を次いで、蒸発させ、シリカカラムでクロマトグラフ
ィ処理することによって精製し、所望の生成物を得る。
【0152】核磁気共鳴: 1H(CDCl3 ) δ=3.39ppm,シングレット,3H,N−CH3 赤 外 1680cm-1:v CO(SCON)
【0153】例21 3−メチル−6−〔2−(N−プロピル−N−シアノメ
チルアミノ)エチル〕ベンゾチアゾリノン
チルアミノ)エチル〕ベンゾチアゾリノン
【0154】例18に記載の方法を使用するが、3−メ
チル−6−〔2−(N−メチルアミノ)エチル〕ベンゾ
チアゾリノンの代りに、3−メチル−6−〔2−(N−
プロピルアミノ)エチル〕ベンゾチアゾリノンを用い、
標題の生成物を得る。
チル−6−〔2−(N−メチルアミノ)エチル〕ベンゾ
チアゾリノンの代りに、3−メチル−6−〔2−(N−
プロピルアミノ)エチル〕ベンゾチアゾリノンを用い、
標題の生成物を得る。
【0155】核磁気共鳴: 1H(CDCl3 ) δ=3.39ppm,シングレット,3H,N−CH3 赤 外 1680cm-1:v CO(SCON)
【0156】例22 3−メチル−6−{2−〔N−プロピル−N−(2−ア
ミノエチル)アミノ〕エチル}ベンゾチアゾリノン
ミノエチル)アミノ〕エチル}ベンゾチアゾリノン
【0157】例19に記載の方法を使用するが、3−メ
チル−6−〔2−(N−メチル−N−シアノメチルアミ
ノ)エチル〕ベンゾチアゾリノンの代りに、3−メチル
−6−〔2−(N−プロピル−N−シアノメチルアミ
ノ)エチル〕ベンゾチアゾリノンを用い、標題の生成物
を得る。
チル−6−〔2−(N−メチル−N−シアノメチルアミ
ノ)エチル〕ベンゾチアゾリノンの代りに、3−メチル
−6−〔2−(N−プロピル−N−シアノメチルアミ
ノ)エチル〕ベンゾチアゾリノンを用い、標題の生成物
を得る。
【0158】例23 3−メチル−6−〔2−{N−プロピル−N−〔2−
(パラ−トリルスルホニルアミノ)エチル〕アミノ}エ
チル〕ベンゾチアゾリノン
(パラ−トリルスルホニルアミノ)エチル〕アミノ}エ
チル〕ベンゾチアゾリノン
【0159】例20に記載の方法を使用するが、3−メ
チル−6−{2−〔N−メチル−N−(2−アミノエチ
ル)アミノ〕エチル}ベンゾチアゾリノンの代りに、3
−メチル−6−{2−〔N−プロピル−N−(2−アミ
ノエチル)アミノ〕エチル}ベンゾチアゾリノンを用
い、標題の生成物を得る。
チル−6−{2−〔N−メチル−N−(2−アミノエチ
ル)アミノ〕エチル}ベンゾチアゾリノンの代りに、3
−メチル−6−{2−〔N−プロピル−N−(2−アミ
ノエチル)アミノ〕エチル}ベンゾチアゾリノンを用
い、標題の生成物を得る。
【0160】例24 3−メチル−6−〔2−{N−プロピル−N−〔3−
(パラ−トリルスルホニルアミノ)プロピル〕アミノ}
エチル〕ベンゾチアゾリノン
(パラ−トリルスルホニルアミノ)プロピル〕アミノ}
エチル〕ベンゾチアゾリノン
【0161】例19に記載の方法を使用するが、1−ク
ロロ−2−ブロモエタンの代りに1−クロロ−3−ブロ
モプロパンを、そしてまた3−メチル−6−〔2−(N
−メチルアミノ)エチル〕ベンゾチアゾリノンの代り
に、3−メチル−6−〔2−(N−n−プロピルアミ
ノ)エチル〕ベンゾチアゾリノンを用い、3−メチル−
6−{2−〔N−メチル−N−(3−アミノプロピル)
アミノ〕エチル}ベンゾチアゾリノンを得る。この生成
物を例20と同様にして、トシルクロライドで処理し、
標題の生成物を得る。
ロロ−2−ブロモエタンの代りに1−クロロ−3−ブロ
モプロパンを、そしてまた3−メチル−6−〔2−(N
−メチルアミノ)エチル〕ベンゾチアゾリノンの代り
に、3−メチル−6−〔2−(N−n−プロピルアミ
ノ)エチル〕ベンゾチアゾリノンを用い、3−メチル−
6−{2−〔N−メチル−N−(3−アミノプロピル)
アミノ〕エチル}ベンゾチアゾリノンを得る。この生成
物を例20と同様にして、トシルクロライドで処理し、
標題の生成物を得る。
【0162】核磁気共鳴: 1H(CDCl3 ) δ=3.38ppm,シングレット,3H,N−CH3 赤 外 : 1760cm-1:v CO(SCON)
【0163】例25 3−メチル−6−〔2−{N−プロピル−N−〔4−
(パラ−トリルスルホニルアミノ)ブチル〕アミノ}エ
チル〕ベンゾチアゾリノン
(パラ−トリルスルホニルアミノ)ブチル〕アミノ}エ
チル〕ベンゾチアゾリノン
【0164】例24に記載の方法を使用するが、1−ク
ロロ−3−ブロモプロパンの代りに、1−クロロブロモ
ブタンを用い、標題の生成物を得る。
ロロ−3−ブロモプロパンの代りに、1−クロロブロモ
ブタンを用い、標題の生成物を得る。
【0165】例26 (RS)−3−メチル−6−〔2−{2−(3−ヒドロ
キシフェニル)−2−ヒドロキシエチル〕アミノ}エチ
ル〕ベンゾチアゾリノン
キシフェニル)−2−ヒドロキシエチル〕アミノ}エチ
ル〕ベンゾチアゾリノン
【0166】コンデンサーを上に付けた250cm3 丸
首フラスコ中で、ノルフェニレフリン4.2g(0.0
22モル)を、エタノール120cm3 およびトリエチ
ルアミン5.5cm3 中に溶解する。この混合物を室温
で0.25時間攪拌し、次いで3−メチル−6−(2−
ブロモエチル)ベンゾチアゾリノン5.4g(0.02
モル)およびヨウ化カリウム0.3g(0.002モ
ル)を導入する。この混合物を、塩化カルシウム保護管
を用い、還流の下に96時間磁気攪拌する。この反応混
合物を5℃に冷却させ、沈殿を水切り処理し、乾燥さ
せ、次いでメタノール中で再結晶させる。
首フラスコ中で、ノルフェニレフリン4.2g(0.0
22モル)を、エタノール120cm3 およびトリエチ
ルアミン5.5cm3 中に溶解する。この混合物を室温
で0.25時間攪拌し、次いで3−メチル−6−(2−
ブロモエチル)ベンゾチアゾリノン5.4g(0.02
モル)およびヨウ化カリウム0.3g(0.002モ
ル)を導入する。この混合物を、塩化カルシウム保護管
を用い、還流の下に96時間磁気攪拌する。この反応混
合物を5℃に冷却させ、沈殿を水切り処理し、乾燥さ
せ、次いでメタノール中で再結晶させる。
【0167】収率:35%融点 :171℃組成パーセント : 計算値: C 62.77 H 5.85
N 8.13 実測値: C 62.48 H 6.02
N 8.13赤外スペクトロメトリー : 3290cm-1:v (O−H) 3120−3320cm-1:v (N−H) 3100−2800cm-1:v (C−H) 2750−2400cm-1:v (NH+) 1680cm-1:v(C=O)−S−CO−NR− 1600−1580cm-1:v(C=C)芳香族核磁気共鳴スペクトロメトリー : 溶剤: DMSO−
d6 δ=2.67〜2.79ppm 非分離ピーク; (6
H)3(CH2 ) δ=3.38ppm シングレット; (3H)NCH
3 δ=4.52ppm トリプレット(1H)CHOH δ=5.15ppm シグナル;(1H)CHOH δ=6.53〜7.49ppm,マルチプレット;(7
H)芳香族 δ=9.10〜9.40ppm,シグナル;(1H)
(NH)
N 8.13 実測値: C 62.48 H 6.02
N 8.13赤外スペクトロメトリー : 3290cm-1:v (O−H) 3120−3320cm-1:v (N−H) 3100−2800cm-1:v (C−H) 2750−2400cm-1:v (NH+) 1680cm-1:v(C=O)−S−CO−NR− 1600−1580cm-1:v(C=C)芳香族核磁気共鳴スペクトロメトリー : 溶剤: DMSO−
d6 δ=2.67〜2.79ppm 非分離ピーク; (6
H)3(CH2 ) δ=3.38ppm シングレット; (3H)NCH
3 δ=4.52ppm トリプレット(1H)CHOH δ=5.15ppm シグナル;(1H)CHOH δ=6.53〜7.49ppm,マルチプレット;(7
H)芳香族 δ=9.10〜9.40ppm,シグナル;(1H)
(NH)
【0168】例27 3−メチル−6−(2−ジプロピルアミノエチル)ベン
ゾチアゾリノン(塩酸塩)
ゾチアゾリノン(塩酸塩)
【0169】3−メチル−6−(2−ブロモエチル)ベ
ンゾチアゾリノン5.4g(0.02モル)(これは、
ジオキサン120cm3 中に予め溶解しておく)および
ジプロピルアミン6cm3 (0.044モル)を、還流
コンデンサー付きの250cm3 丸首フラスコ中に装入
する。この混合物を磁気攪拌しながら4日間、加熱還流
させる。冷却後に、この反応混合物を濾過し、濾液を次
いで水浴上で減圧の下に蒸発させる。
ンゾチアゾリノン5.4g(0.02モル)(これは、
ジオキサン120cm3 中に予め溶解しておく)および
ジプロピルアミン6cm3 (0.044モル)を、還流
コンデンサー付きの250cm3 丸首フラスコ中に装入
する。この混合物を磁気攪拌しながら4日間、加熱還流
させる。冷却後に、この反応混合物を濾過し、濾液を次
いで水浴上で減圧の下に蒸発させる。
【0170】この残留物を蒸留水とすりまぜ酢酸エチル
で抽出する。有機相を回収し、蒸発乾燥させ、残留物を
5%HCl溶液に取る。この酸性水性相を酢酸エチルで
洗浄し、次いで10%水酸化ナトリウム溶液でアルカリ
性にする。酢酸エチルで抽出し、この有機相を蒸留水で
洗浄し、次いで炭酸カリウム上で乾燥させる。溶剤を水
浴上で減圧の下に蒸発させる。残留物を無水エタノール
中に取り、気体状HCl流を泡立てて通し、この混合物
を次いで、水浴上で減圧の下に蒸発乾燥させる。この残
留物をトルエンまたはエーテル中ですりまぜ、次いで水
切り処理し、次いで乾燥させる。この生成物を無水アセ
トン中で再結晶させる。
で抽出する。有機相を回収し、蒸発乾燥させ、残留物を
5%HCl溶液に取る。この酸性水性相を酢酸エチルで
洗浄し、次いで10%水酸化ナトリウム溶液でアルカリ
性にする。酢酸エチルで抽出し、この有機相を蒸留水で
洗浄し、次いで炭酸カリウム上で乾燥させる。溶剤を水
浴上で減圧の下に蒸発させる。残留物を無水エタノール
中に取り、気体状HCl流を泡立てて通し、この混合物
を次いで、水浴上で減圧の下に蒸発乾燥させる。この残
留物をトルエンまたはエーテル中ですりまぜ、次いで水
切り処理し、次いで乾燥させる。この生成物を無水アセ
トン中で再結晶させる。
【0171】収率:48%融点 :164−165℃組成パーセント : 計算値:C 58.43 H 7.66 N 8.52
Cl 10.78 実測値:C 58.37 H 7.65 N 8.51
Cl 10.90赤外スペクトロメトリー : 3050−2850cm-1:v (C−H) 2800−2300cm-1:v (NH+) 1680cm-1:v(C=O)−O−CO−NR− 1600−1580cm-1:v(C=C)芳香族核磁気共鳴スペクトロメトリー : 溶剤: DMSO−d6 δ=0.95ppm トリプレット; (6H)3(C
H3 ) δ=1.74ppm セックステット;(4H)2(C
H2 −CH3 ) δ=2.89〜3.26ppm 非分離ピーク;(8
H)CH2 −CH2 −N(CH2 )2 δ=3.42ppm シングレット;(3H)NCH3 δ=7.18〜7.63ppm,マルチプレット;(3
H)芳香族 δ=10.95ppm,シグナル;(1H)(NH+)
Cl 10.78 実測値:C 58.37 H 7.65 N 8.51
Cl 10.90赤外スペクトロメトリー : 3050−2850cm-1:v (C−H) 2800−2300cm-1:v (NH+) 1680cm-1:v(C=O)−O−CO−NR− 1600−1580cm-1:v(C=C)芳香族核磁気共鳴スペクトロメトリー : 溶剤: DMSO−d6 δ=0.95ppm トリプレット; (6H)3(C
H3 ) δ=1.74ppm セックステット;(4H)2(C
H2 −CH3 ) δ=2.89〜3.26ppm 非分離ピーク;(8
H)CH2 −CH2 −N(CH2 )2 δ=3.42ppm シングレット;(3H)NCH3 δ=7.18〜7.63ppm,マルチプレット;(3
H)芳香族 δ=10.95ppm,シグナル;(1H)(NH+)
【0172】例28 3−メチル−6−{2−〔4−(2,3,4−トリメト
キシベンジル)−1−ピベラジニル〕エチル}ベンゾチ
アゾリノン二塩酸塩
キシベンジル)−1−ピベラジニル〕エチル}ベンゾチ
アゾリノン二塩酸塩
【0173】還流コンデンサーを備えた250cm3 丸
首フラスコ中に、ジオキサン150cm3 に予め溶解し
た3−メチル−6−(2−ブロモエチル)ベンゾチアゾ
リノン5.4g(0.02モル)を導入し、次いでトリ
メタジジン5.9g(0.022モル)およびトリエチ
ルアミン1g(0.01モル)を導入する。この混合物
を磁気攪拌しながら、96時間、加熱還流させる。冷却
後に、この反応混合物を水切りし、濾液を次いで、水浴
上で減圧の下に蒸発させる。
首フラスコ中に、ジオキサン150cm3 に予め溶解し
た3−メチル−6−(2−ブロモエチル)ベンゾチアゾ
リノン5.4g(0.02モル)を導入し、次いでトリ
メタジジン5.9g(0.022モル)およびトリエチ
ルアミン1g(0.01モル)を導入する。この混合物
を磁気攪拌しながら、96時間、加熱還流させる。冷却
後に、この反応混合物を水切りし、濾液を次いで、水浴
上で減圧の下に蒸発させる。
【0174】この残留物を5%HCl溶液中に取り入れ
る。この酸性水性相を酢酸エチルで洗浄し、次いで10
%水酸化ナトリウム溶液でアルカリ性にする。エーテル
で抽出し、有機相を蒸留水で洗浄し、次いで塩化カルシ
ウム上で乾燥させる。この有機相を濾過し、次いで水浴
上で減圧の下に蒸発乾燥させる。この残留物を無水エタ
ノール中に取り、気体状HCl流を泡立てて通し、生成
物を水切りし、次いで乾燥させる。生成物をメタノール
中で再結晶させる。
る。この酸性水性相を酢酸エチルで洗浄し、次いで10
%水酸化ナトリウム溶液でアルカリ性にする。エーテル
で抽出し、有機相を蒸留水で洗浄し、次いで塩化カルシ
ウム上で乾燥させる。この有機相を濾過し、次いで水浴
上で減圧の下に蒸発乾燥させる。この残留物を無水エタ
ノール中に取り、気体状HCl流を泡立てて通し、生成
物を水切りし、次いで乾燥させる。生成物をメタノール
中で再結晶させる。
【0175】収率:52%融点 :242℃分子量 :530.52g/モル組成パーセント : 計算値:C 54.34 H 6.27 N 7.92
Cl 13.37 実測値:C 53.80 H 6.20 N 7.79
Cl 13.35赤外スペクトロメトリー : 3050−2800cm-1:v (C−H) 2700−2100cm-1:v (NH+) 1680cm-1:v(C=O)−S−CO−N− 1600−1580cm-1:v(C=C)芳香族核磁気共鳴スペクトロメトリー : 溶剤: DMSO−
d6 δ=3.14〜3.61ppm 非分離ピーク;(12
H)CH2 −CH2 −Nおよびピペラジン δ=3.39ppm シングレット;(3H);NCH
3 δ=3.75−3.81−3.86ppmシングレッ
ト;(3×3H)OCH3 δ=4.19ppm シングレット;(2H)N(CH
2 )−トリメトキシベンジル δ=6.75〜7.56ppm マルチプレット;(5
H)芳香族 δ=11, 75ppm,シグナル;(2H)(NH+)
Cl 13.37 実測値:C 53.80 H 6.20 N 7.79
Cl 13.35赤外スペクトロメトリー : 3050−2800cm-1:v (C−H) 2700−2100cm-1:v (NH+) 1680cm-1:v(C=O)−S−CO−N− 1600−1580cm-1:v(C=C)芳香族核磁気共鳴スペクトロメトリー : 溶剤: DMSO−
d6 δ=3.14〜3.61ppm 非分離ピーク;(12
H)CH2 −CH2 −Nおよびピペラジン δ=3.39ppm シングレット;(3H);NCH
3 δ=3.75−3.81−3.86ppmシングレッ
ト;(3×3H)OCH3 δ=4.19ppm シングレット;(2H)N(CH
2 )−トリメトキシベンジル δ=6.75〜7.56ppm マルチプレット;(5
H)芳香族 δ=11, 75ppm,シグナル;(2H)(NH+)
【0176】例29〜31 3−メチル−6−〔2−(4−アリール−1−ピペラジ
ニル)エチル〕ベンゾチアゾリノン
ニル)エチル〕ベンゾチアゾリノン
【0177】還流コンデンサーを備えた250cm3 丸
首フラスコ中に、ジオキサン150cm3 中に予め溶解
した3−メチル−6−(2−ブロモエチル)ベンゾチア
ゾリノン5.4g(0.02モル)および4−アリール
ピペラジン0.022モルを導入する。この混合物を磁
気攪拌しながら96時間、加熱還流させる。この混合物
を水浴上で減圧の下に蒸発させ、残留物を5%HCl溶
液で、次いで蒸留水ですすぎ、水切り処理し、次いで酢
酸エチルで洗浄する。この生成物を乾燥させ、次いで再
結晶させる。
首フラスコ中に、ジオキサン150cm3 中に予め溶解
した3−メチル−6−(2−ブロモエチル)ベンゾチア
ゾリノン5.4g(0.02モル)および4−アリール
ピペラジン0.022モルを導入する。この混合物を磁
気攪拌しながら96時間、加熱還流させる。この混合物
を水浴上で減圧の下に蒸発させ、残留物を5%HCl溶
液で、次いで蒸留水ですすぎ、水切り処理し、次いで酢
酸エチルで洗浄する。この生成物を乾燥させ、次いで再
結晶させる。
【0178】例29 3−メチル−6−{2−〔4−(3−トリフルオロメチ
ルフェニル)−1−ピペラジニル〕エチル}ベンゾチア
ゾリノン一塩酸塩
ルフェニル)−1−ピペラジニル〕エチル}ベンゾチア
ゾリノン一塩酸塩
【0179】再結晶溶剤 :プロパノールまたはエタノール収率 :50%融点 :236〜237℃分子量 :457.96g/モル組成パーセント : 計算値:C 55.08 H 5.06 N 9.18
Cl 7.74 実測値:C 54.98 H 5.12 N 9.03
Cl 7.81赤外スペクトロメトリー : 3100−2800cm-1:v (C−H) 2700−2300cm-1:v (NH+) 1680cm-1:v(C=O)−S−CO−N− 1600−1580cm-1:v(C=C)芳香族核磁気共鳴スペクトロメトリー : 溶剤: DMSO−
d6 δ=3.21〜3.84ppm 非分離ピーク;(12
H)−CH2 δ=3.39ppm シングレット;(3H);NCH
3 δ=7.05〜7.53ppm マルチプレット;(7
H)芳香族 δ=11.32ppm シグナル;(1H)(NH+)
Cl 7.74 実測値:C 54.98 H 5.12 N 9.03
Cl 7.81赤外スペクトロメトリー : 3100−2800cm-1:v (C−H) 2700−2300cm-1:v (NH+) 1680cm-1:v(C=O)−S−CO−N− 1600−1580cm-1:v(C=C)芳香族核磁気共鳴スペクトロメトリー : 溶剤: DMSO−
d6 δ=3.21〜3.84ppm 非分離ピーク;(12
H)−CH2 δ=3.39ppm シングレット;(3H);NCH
3 δ=7.05〜7.53ppm マルチプレット;(7
H)芳香族 δ=11.32ppm シグナル;(1H)(NH+)
【0180】例30 3−メチル−6−{2−〔4−(2−メトキシフェニ
ル)−1−ピペラジニル〕エチル}ベンゾチアゾリノン
一塩酸塩
ル)−1−ピペラジニル〕エチル}ベンゾチアゾリノン
一塩酸塩
【0181】再結晶溶剤:メタノール収率 :55%融点 :>250℃分子量 :419.98g/モル組成パーセント : 計算値:C 60.06 H 6.24 N 10.0
1 Cl 8.44 実測値:C 60.15 H 6.24 N 09.8
8 Cl 8.68赤外スペクトロメトリー : 3000−2800cm-1:v (C−H) 2750−2400cm-1:v (NH+) 1680cm-1:v(C=O)−S−CO−NR− 1600−1580cm-1:v(C=C)芳香族核磁気共鳴スペクトロメトリー : 溶剤: DMSO−
d6 δ=3.07〜3.63ppm 非分離ピーク;(12
H)−CH2 δ=3.42ppm シングレット;(3H);NCH
3 δ=3.84ppm シングレット;(3H)OCH3 δ=6.93〜7.59ppm マルチプレット;(7
H)芳香族 δ=11.31ppm シグナル;(1H)(NH+)
1 Cl 8.44 実測値:C 60.15 H 6.24 N 09.8
8 Cl 8.68赤外スペクトロメトリー : 3000−2800cm-1:v (C−H) 2750−2400cm-1:v (NH+) 1680cm-1:v(C=O)−S−CO−NR− 1600−1580cm-1:v(C=C)芳香族核磁気共鳴スペクトロメトリー : 溶剤: DMSO−
d6 δ=3.07〜3.63ppm 非分離ピーク;(12
H)−CH2 δ=3.42ppm シングレット;(3H);NCH
3 δ=3.84ppm シングレット;(3H)OCH3 δ=6.93〜7.59ppm マルチプレット;(7
H)芳香族 δ=11.31ppm シグナル;(1H)(NH+)
【0182】例31 3−メチル−6−{2−〔4−(4−フルオロフェニ
ル)−1−ピペラジニル〕エチル}ベンゾチアゾリノン
二塩酸塩
ル)−1−ピペラジニル〕エチル}ベンゾチアゾリノン
二塩酸塩
【0183】再結晶溶剤: メタノール収率 :45%融点 :234−235℃分子量 :444.41g/モル組成パーセント : 計算値:C 54.05 H 5.44 N 9.45
Cl 15.96 実測値:C 54.11 H 5.45 N 9.48
Cl 15.81赤外スペクトロメトリー : 3100−2800cm-1:v (C−H) 2700−2100cm-1:v (NH+) 1680cm-1:v(C=O)−O−CO−NR− 1600−1580cm-1:v(C=C)芳香族核磁気共鳴スペクトロメトリー : 溶剤: DMSO−
d6 δ=3.26〜3.82ppm 非分離ピーク;(12
H)−CH2 δ=3.42ppm シングレット;(3H);NCH
3 δ=6.65〜7.61ppm マルチプレット;(7
H)芳香族 δ=11.82ppm シグナル;(2H)(NH+)
Cl 15.96 実測値:C 54.11 H 5.45 N 9.48
Cl 15.81赤外スペクトロメトリー : 3100−2800cm-1:v (C−H) 2700−2100cm-1:v (NH+) 1680cm-1:v(C=O)−O−CO−NR− 1600−1580cm-1:v(C=C)芳香族核磁気共鳴スペクトロメトリー : 溶剤: DMSO−
d6 δ=3.26〜3.82ppm 非分離ピーク;(12
H)−CH2 δ=3.42ppm シングレット;(3H);NCH
3 δ=6.65〜7.61ppm マルチプレット;(7
H)芳香族 δ=11.82ppm シグナル;(2H)(NH+)
【0184】例32 6−{2−〔4−(3−トリフルオロメチルフェニル)
−1−ピペラジニル〕エチル}ベンゾチアゾリノン
−1−ピペラジニル〕エチル}ベンゾチアゾリノン
【0185】還流コンデンサーを備えた250cm3 丸
首フラスコ中に、ジオキサン150cm3 中に予め溶解
した6−(2−ブロモエチル)ベンゾチアゾリノン5.
2g(0.02モル)を導入し、次いで1−(3−トリ
フルオロメチルフェニル)ピペラジン0.022モルお
よびヨウ化カリウム0.2gを導入する。この混合物を
磁気攪拌しながら96時間、加熱還流させる。
首フラスコ中に、ジオキサン150cm3 中に予め溶解
した6−(2−ブロモエチル)ベンゾチアゾリノン5.
2g(0.02モル)を導入し、次いで1−(3−トリ
フルオロメチルフェニル)ピペラジン0.022モルお
よびヨウ化カリウム0.2gを導入する。この混合物を
磁気攪拌しながら96時間、加熱還流させる。
【0186】この反応混合物を水浴上で減圧の下に蒸発
させ、沈殿を5%HCl溶液中ですりまぜ、水切りし、
次いで水で洗浄する。この沈殿を10%Na2 CO3 水
溶液中に取り、次いで酢酸エチルで抽出する。この有機
相を水で洗浄し、次いで溶剤を蒸発させる。
させ、沈殿を5%HCl溶液中ですりまぜ、水切りし、
次いで水で洗浄する。この沈殿を10%Na2 CO3 水
溶液中に取り、次いで酢酸エチルで抽出する。この有機
相を水で洗浄し、次いで溶剤を蒸発させる。
【0187】この残留物を少量のエタノールで溶解し、
次いで気体状塩化水素流を泡立てて通す。沈殿を次い
で、水切りする。この沈殿を2当量のK2 CO3 含有水
中に取り、この混合物を1〜2時間攪拌する。この沈殿
を水切りし、次いで蒸留水で洗浄する。この生成物を乾
燥させ、次いでプロパノール中で再結晶させる。
次いで気体状塩化水素流を泡立てて通す。沈殿を次い
で、水切りする。この沈殿を2当量のK2 CO3 含有水
中に取り、この混合物を1〜2時間攪拌する。この沈殿
を水切りし、次いで蒸留水で洗浄する。この生成物を乾
燥させ、次いでプロパノール中で再結晶させる。
【0188】収率:45%融点 :132℃分子量 :407.47g/モル組成パーセント : 計算値:C 58.95 H 4.95 N 10.3
1 実測値:C 59.02 H 4.76 N 10.2
8赤外スペクトロメトリー : 3160cm-1:v(N−H) 3100−2800cm-1:v(C−H)−CH2 − 1680cm-1:v(C=O)−S−CO−NR− 1600−1580cm-1:v=(C=O)芳香族核磁気共鳴スペクトロメトリー :溶剤:DMSO−d6 δ=2.39〜3.51ppm 非分離ピーク;(12
H)−CH2 δ=6.96〜7.57ppm マルチプレット;(7
H)芳香族 δ=11.75ppm シグナル;(1H)−NH−
1 実測値:C 59.02 H 4.76 N 10.2
8赤外スペクトロメトリー : 3160cm-1:v(N−H) 3100−2800cm-1:v(C−H)−CH2 − 1680cm-1:v(C=O)−S−CO−NR− 1600−1580cm-1:v=(C=O)芳香族核磁気共鳴スペクトロメトリー :溶剤:DMSO−d6 δ=2.39〜3.51ppm 非分離ピーク;(12
H)−CH2 δ=6.96〜7.57ppm マルチプレット;(7
H)芳香族 δ=11.75ppm シグナル;(1H)−NH−
【0189】例33 3−メチル−6−(4−アミノブチル)ベンゾチアゾリ
ノン(塩酸塩)
ノン(塩酸塩)
【0190】例1に記載の方法を使用するが、3−メチ
ル−6−(2−ブロモエチル)ベンゾチアゾリノンの代
りに、3−メチル−6−(4−クロロブチル)ベンゾチ
アゾリノンを用い、3−メチル−6−(4−アミノブチ
ル)ベンゾチアゾリノン(塩酸塩)を得る。
ル−6−(2−ブロモエチル)ベンゾチアゾリノンの代
りに、3−メチル−6−(4−クロロブチル)ベンゾチ
アゾリノンを用い、3−メチル−6−(4−アミノブチ
ル)ベンゾチアゾリノン(塩酸塩)を得る。
【0191】例34〜45 例2〜13に記載の方法を使用するが、3−メチル−6
−(2−アミノエチル)ベンゾチアゾリノンの代りに、
例33の3−メチル−6−(4−アミノブチル)ベンゾ
チアゾリノンを用い、下記の化合物を得る:
−(2−アミノエチル)ベンゾチアゾリノンの代りに、
例33の3−メチル−6−(4−アミノブチル)ベンゾ
チアゾリノンを用い、下記の化合物を得る:
【0192】例34 3−メチル−6−{4−〔N−(4−フタルイミドブチ
ル)アミノ〕ブチル}ベンゾチアゾリノン
ル)アミノ〕ブチル}ベンゾチアゾリノン
【0193】例35 3−メチル−6−{4−〔N−(4−フタルイミドブチ
ル)−N−n−プロピルアミノ〕ブチル}ベンゾチアゾ
リノン
ル)−N−n−プロピルアミノ〕ブチル}ベンゾチアゾ
リノン
【0194】例36 3−メチル−6−{4−〔N−(3−フタルイミドプロ
ピル)アミノ〕ブチル}ベンゾチアゾリノン
ピル)アミノ〕ブチル}ベンゾチアゾリノン
【0195】例37 3−メチル−6−{4−〔N−(3−フタルイミドプロ
ピル)−N−プロピルアミノ〕ブチル}ベンゾチアゾリ
ノン
ピル)−N−プロピルアミノ〕ブチル}ベンゾチアゾリ
ノン
【0196】例38 3−メチル−6−{4−〔N−(2−フタルイミドエチ
ル)−N−n−プロピルアミノ〕ブチル}ベンゾチアゾ
リノン
ル)−N−n−プロピルアミノ〕ブチル}ベンゾチアゾ
リノン
【0197】例39 3−メチル−6−{4−〔N−(2−フタルイミドエチ
ル)アミノ〕ブチル}ベンゾチアゾリノン
ル)アミノ〕ブチル}ベンゾチアゾリノン
【0198】例40 3−〔4−{N−〔4−(3−メチルベンゾチアゾリノ
ン−6−イル)ブチル〕アミノ}ブチル〕−2,4−ジ
オキソ−3−アザスピロ〔4.5〕デカン
ン−6−イル)ブチル〕アミノ}ブチル〕−2,4−ジ
オキソ−3−アザスピロ〔4.5〕デカン
【0199】例41 3−〔4−{N−〔4−(3−メチルベンゾチアゾリノ
ン−6−イル)ブチル〕−N−n−プロピルアミノ}ブ
チル〕−2,4−ジオキソ−3−アザスピロ〔4.5〕
デカン
ン−6−イル)ブチル〕−N−n−プロピルアミノ}ブ
チル〕−2,4−ジオキソ−3−アザスピロ〔4.5〕
デカン
【0200】例42 3−〔4−{N−〔4−(3−メチルベンゾチアゾリノ
ン−6−イル)ブチル〕アミノ}ブチル〕−2,4−ジ
オキソ−3−アザビシクロ〔3.3.0〕オクタン
ン−6−イル)ブチル〕アミノ}ブチル〕−2,4−ジ
オキソ−3−アザビシクロ〔3.3.0〕オクタン
【0201】例43 3−メチル−6−〔4−{N−〔4−(4,4−ジメチ
ル−2,6−ジオキソ−1−ピペリジル)ブチル〕アミ
ノ}ブチル〕ベンゾチアゾリノン
ル−2,6−ジオキソ−1−ピペリジル)ブチル〕アミ
ノ}ブチル〕ベンゾチアゾリノン
【0202】例44 3−メチル−6−〔4−{N−〔4−(4,4−ジメチ
ル−2−オキソ−1−ピペリジル)ブチル〕アミノ}ブ
チル〕ベンゾチアゾリノン
ル−2−オキソ−1−ピペリジル)ブチル〕アミノ}ブ
チル〕ベンゾチアゾリノン
【0203】例45 3−メチル−6−〔4−{N−〔4−(2−オキソ−1
−ピペリジル)ブチル〕アミノ}ブチル〕ベンゾチアゾ
リノン
−ピペリジル)ブチル〕アミノ}ブチル〕ベンゾチアゾ
リノン
【0204】例46 3−メチル−6−〔4−(N−メチル−N−べンジルア
ミノ)ブチル〕ベンゾチアゾリノン
ミノ)ブチル〕ベンゾチアゾリノン
【0205】例14に記載の方法を使用するが、3−メ
チル−6−(2−ブロモエチル)ベンゾチアゾリノンの
代りに、3−メチル−6−(4−ブロモブチル)ベンゾ
チアゾリノンを用い、標題の生成物を得る。
チル−6−(2−ブロモエチル)ベンゾチアゾリノンの
代りに、3−メチル−6−(4−ブロモブチル)ベンゾ
チアゾリノンを用い、標題の生成物を得る。
【0206】例47 3−メチル−6−〔4−(N−メチルアミノ)ブチル〕
ベンゾチアゾリノン
ベンゾチアゾリノン
【0207】例15に記載の方法を使用するが、3−メ
チル−6−〔2−(N−メチル−N−ベンジルアミノ)
エチル〕ベンゾチアゾリノンの代りに、前記例で得られ
る、3−メチル−6−〔4−(N−メチル−N−ベンジ
ルアミノ)ブチル〕ベンゾチアゾリノンを用い、標題の
生成物を得る。
チル−6−〔2−(N−メチル−N−ベンジルアミノ)
エチル〕ベンゾチアゾリノンの代りに、前記例で得られ
る、3−メチル−6−〔4−(N−メチル−N−ベンジ
ルアミノ)ブチル〕ベンゾチアゾリノンを用い、標題の
生成物を得る。
【0208】例48〜50 例18〜20に記載の方法を使用するが、3−メチル−
6−〔2−(N−メチルアミノ)エチル〕ベンゾチアゾ
リノンの代りに、3−メチル−6−〔4−(N−メチル
アミノ)ブチル〕ベンゾチアゾリノンを用い、下記の化
合物を得る。
6−〔2−(N−メチルアミノ)エチル〕ベンゾチアゾ
リノンの代りに、3−メチル−6−〔4−(N−メチル
アミノ)ブチル〕ベンゾチアゾリノンを用い、下記の化
合物を得る。
【0209】例48 3−メチル−6−〔4−(N−メチル−N−シアノメチ
ルアミノ)ブチル〕ベンゾチアゾリノン
ルアミノ)ブチル〕ベンゾチアゾリノン
【0210】例49 3−メチル−6−{4−〔N−メチル−N−(2−アミ
ノエチル)アミノ〕ブチル}ベンゾチアゾリノン
ノエチル)アミノ〕ブチル}ベンゾチアゾリノン
【0211】例50 3−メチル−6−〔4−{N−メチル−N−〔2−(パ
ラ−トリルスルホニルアミノ)エチル〕アミノ}ブチ
ル〕ベンゾチアゾリノン
ラ−トリルスルホニルアミノ)エチル〕アミノ}ブチ
ル〕ベンゾチアゾリノン
【0212】例51 7−{2−〔N−(4−フタルイミドブチル)アミノ〕
エチル}ベンゾチアゾリノン
エチル}ベンゾチアゾリノン
【0213】例2に記載の方法を使用するが、3−メチ
ル−6−(2−アミノエチル)ベンゾチアゾリノンの代
りに、ヨーロッパ特許出願174,811の例8に記載
されている、7−(2−アミノエチル)ベンゾチアゾリ
ノンを用い、標題の生成物を得る。
ル−6−(2−アミノエチル)ベンゾチアゾリノンの代
りに、ヨーロッパ特許出願174,811の例8に記載
されている、7−(2−アミノエチル)ベンゾチアゾリ
ノンを用い、標題の生成物を得る。
【0214】例52〜62 例3〜13に記載の方法と同一の方法を使用するが、出
発物質として7−(2−アミノエチル)ベンゾチアゾリ
ノンを用い、下記の化合物を得る:
発物質として7−(2−アミノエチル)ベンゾチアゾリ
ノンを用い、下記の化合物を得る:
【0215】例52 7−{2−〔N−(4−フタルイミドブチル)−N−n
−プロピルアミノ〕エチル}ベンゾチアゾリノン
−プロピルアミノ〕エチル}ベンゾチアゾリノン
【0216】例53 7−{2−〔N−(3−フタルイミドプロピル)アミ
ノ〕エチル}ベンゾチアゾリノン
ノ〕エチル}ベンゾチアゾリノン
【0217】例54 7−{2−〔N−(3−フタルイミドプロピル)−N−
n−プロピルアミノ〕エチル}ベンゾチアゾリノン
n−プロピルアミノ〕エチル}ベンゾチアゾリノン
【0218】例55 7−{2−〔N−(2−フタルイミドエチル)アミノ〕
エチル}ベンゾチアゾリノン
エチル}ベンゾチアゾリノン
【0219】例56 7−{2−〔N−(2−フタルイミドエチル)−N−n
−プロピルアミノ〕エチル}ベンゾチアゾリノン
−プロピルアミノ〕エチル}ベンゾチアゾリノン
【0220】例57 3−〔4−{N−〔2−(ベンゾチアゾリノン−7−イ
ル)エチル〕アミノ}ブチル〕−2,4−ジオキソ−3
−アザスピロ〔4.5〕デカン
ル)エチル〕アミノ}ブチル〕−2,4−ジオキソ−3
−アザスピロ〔4.5〕デカン
【0221】例58 3−〔4−{N−〔2−(ベンゾチアゾリノン−7−イ
ル)エチル〕−N−n−プロピルアミノ}ブチル〕−
2,4−ジオキソ−3−アザスピロ〔4.5〕デカン
ル)エチル〕−N−n−プロピルアミノ}ブチル〕−
2,4−ジオキソ−3−アザスピロ〔4.5〕デカン
【0222】例59 3−〔4−{N−〔2−(ベンゾチアゾリノン−7−イ
ル)エチル〕アミノ}ブチル〕−2,4−ジオキソ−3
−アザビシクロ〔3.3.0〕オクタン
ル)エチル〕アミノ}ブチル〕−2,4−ジオキソ−3
−アザビシクロ〔3.3.0〕オクタン
【0223】例60 7−〔2−{N−〔4−(4,4−ジメチル−2,6−
ジオキソ−1−ピペリジル)ブチル〕アミノ}エチル〕
ベンゾチアゾリノン
ジオキソ−1−ピペリジル)ブチル〕アミノ}エチル〕
ベンゾチアゾリノン
【0224】例61 7−〔2−{N−〔4−(4,4−ジメチル−2−オキ
ソ−1−ピペリジル)ブチル〕アミノ}エチル〕ベンゾ
チアゾリノン
ソ−1−ピペリジル)ブチル〕アミノ}エチル〕ベンゾ
チアゾリノン
【0225】例62 7−〔2−{N−〔4−(2−オキソ−1−ピペリジ
ル)ブチル〕アミノ}エチル〕ベンゾチアゾリノン
ル)ブチル〕アミノ}エチル〕ベンゾチアゾリノン
【0226】例63 4−メチル−7−(4−アミノブチル)−2,3−ジヒ
ドロ−3−オキソ−1,4−ベンゾキサジン
ドロ−3−オキソ−1,4−ベンゾキサジン
【0227】例1で、3−メチル−6−(2−ブロモエ
チル)ベンゾチアゾリノンの代りに、4−メチル−7−
(4−ブロモブチル)−2,3−ジヒドロ−3−オキソ
ベンゾキサジンを用い、標題の生成物を得る。
チル)ベンゾチアゾリノンの代りに、4−メチル−7−
(4−ブロモブチル)−2,3−ジヒドロ−3−オキソ
ベンゾキサジンを用い、標題の生成物を得る。
【0228】例64〜75 例2〜13に記載の方法を使用するが、3−メチル−6
−(2−ブロモエチル)ベンゾチアゾリノンの代りに、
7−(4−アミノブチル)−4−メチル−2,3−ジヒ
ドロ−3−オキソベンゾキサジンを用い、下記の化合物
を得る。
−(2−ブロモエチル)ベンゾチアゾリノンの代りに、
7−(4−アミノブチル)−4−メチル−2,3−ジヒ
ドロ−3−オキソベンゾキサジンを用い、下記の化合物
を得る。
【0229】例64 4−メチル−7−{4−〔N−(4−フタルイミドブチ
ル)アミノ〕ブチル}−2,3−ジヒドロ−3−オキソ
−1,4−ベンゾキサジン
ル)アミノ〕ブチル}−2,3−ジヒドロ−3−オキソ
−1,4−ベンゾキサジン
【0230】例65 4−メチル−7−{4−〔N−(4−フタルイミドブチ
ル)−N−n−プロピルアミノ〕ブチル}−2,3−ジ
ヒドロ−3−オキソ−1,4−ベンゾキサジン
ル)−N−n−プロピルアミノ〕ブチル}−2,3−ジ
ヒドロ−3−オキソ−1,4−ベンゾキサジン
【0231】例66 4−メチル−7−{4−〔N−(3−フタルイミドプロ
ピル)アミノ〕ブチル}−2,3−ジヒドロ−3−オキ
ソ−1,4−ベンゾキサジン
ピル)アミノ〕ブチル}−2,3−ジヒドロ−3−オキ
ソ−1,4−ベンゾキサジン
【0232】例67 4−メチル−7−{4−〔N−(3−フタルイミドプロ
ピル)−N−n−プロピルアミノ〕ブチル}−2,3−
ジヒドロ−3−オキソ−1,4−ベンゾキサジン
ピル)−N−n−プロピルアミノ〕ブチル}−2,3−
ジヒドロ−3−オキソ−1,4−ベンゾキサジン
【0233】例68 4−メチル−7−{4−〔N−(2−フタルイミドエチ
ル)アミノ〕ブチル}−2,3−ジヒドロ−3−オキソ
−1,4−ベンゾキサジン
ル)アミノ〕ブチル}−2,3−ジヒドロ−3−オキソ
−1,4−ベンゾキサジン
【0234】例69 4−メチル−7−{4−〔N−(2−フタルイミドエチ
ル)−N−n−プロピルアミノ〕ブチル}−2,3−ジ
ヒドロ−3−オキソ−1,4−ベンゾキサジン
ル)−N−n−プロピルアミノ〕ブチル}−2,3−ジ
ヒドロ−3−オキソ−1,4−ベンゾキサジン
【0235】例70 3−〔4−{N−〔4−(4−メチル−2,3−ジヒド
ロ−3−オキソ−1,4−ベンゾキサジン−7−イル)
ブチル〕アミノ}ブチル〕−2,4−ジオキソ−3−ア
ザスピロ〔4.5〕デカン
ロ−3−オキソ−1,4−ベンゾキサジン−7−イル)
ブチル〕アミノ}ブチル〕−2,4−ジオキソ−3−ア
ザスピロ〔4.5〕デカン
【0236】例71 3−〔4−{N−〔4−(4−メチル−2,3−ジヒド
ロ−3−オキソ−1,4−ベンゾキサジン−7−イル)
ブチル〕−N−n−プロピルアミノ}ブチル〕−2,4
−ジオキソ−3−アザスピロ〔4.5〕デカン
ロ−3−オキソ−1,4−ベンゾキサジン−7−イル)
ブチル〕−N−n−プロピルアミノ}ブチル〕−2,4
−ジオキソ−3−アザスピロ〔4.5〕デカン
【0237】例72 3−〔4−{N−〔4−(4−メチル−2,3−ジヒド
ロ−3−オキソ−1,4−ベンゾキサジン−7−イル)
ブチル〕アミノ}ブチル〕−2,4−ジオキソ−3−ア
ザビシクロ〔3.3.0〕オクタン
ロ−3−オキソ−1,4−ベンゾキサジン−7−イル)
ブチル〕アミノ}ブチル〕−2,4−ジオキソ−3−ア
ザビシクロ〔3.3.0〕オクタン
【0238】例73 4−メチル−7−〔4−{N−〔4−(4,4−ジメチ
ル−2,6−ジオキソ−1−ピペリジル)ブチル〕アミ
ノ}ブチル〕−2,3−ジヒドロ−3−オキソ−1,4
−ベンゾキサジン
ル−2,6−ジオキソ−1−ピペリジル)ブチル〕アミ
ノ}ブチル〕−2,3−ジヒドロ−3−オキソ−1,4
−ベンゾキサジン
【0239】例74 4−メチル−7−〔4−{N−〔4−(4,4−ジメチ
ル−2−オキソ−1−ピペリジル)ブチル〕アミノ}ブ
チル〕−2,3−ジヒドロ−3−オキソ−1,4−ベン
ゾキサジン
ル−2−オキソ−1−ピペリジル)ブチル〕アミノ}ブ
チル〕−2,3−ジヒドロ−3−オキソ−1,4−ベン
ゾキサジン
【0240】例75 4−メチル−7−〔4−{N−〔4−(2−オキソ−1
−ピペリジル)ブチル〕アミノ}ブチル〕−2,3−ジ
ヒドロ−3−オキソ−1,4−ベンゾキサジン
−ピペリジル)ブチル〕アミノ}ブチル〕−2,3−ジ
ヒドロ−3−オキソ−1,4−ベンゾキサジン
【0241】例76〜79 例14〜17において、出発物質として、3−メチル−
6−(2−ブロモエチル)ベンゾチアゾリノンの代り
に、4−メチル−7−(4−ブロモブチル)−2,3−
ジヒドロ−3−オキソ−1,4−ベンゾキサジンを使用
し、下記の化合物を得る。
6−(2−ブロモエチル)ベンゾチアゾリノンの代り
に、4−メチル−7−(4−ブロモブチル)−2,3−
ジヒドロ−3−オキソ−1,4−ベンゾキサジンを使用
し、下記の化合物を得る。
【0242】例76 4−メチル−7−〔4−(N−メチル−N−ベンジルア
ミノ)ブチル〕−2,3−ジヒドロ−3−オキソ−1,
4−ベンゾキサジン接触水素添加により次のものが得ら
れる:
ミノ)ブチル〕−2,3−ジヒドロ−3−オキソ−1,
4−ベンゾキサジン接触水素添加により次のものが得ら
れる:
【0243】例77 4−メチル−7−〔4−(N−メチルアミノ)ブチル〕
−2,3−ジヒドロ−3−オキソ−1,4−ベンゾキサ
ジン
−2,3−ジヒドロ−3−オキソ−1,4−ベンゾキサ
ジン
【0244】例78 4−メチル−7−〔4−(イソプロピルアミノブチル)
−2,3−ジヒドロ−3−オキソ−1,4−ベンゾキサ
ジン
−2,3−ジヒドロ−3−オキソ−1,4−ベンゾキサ
ジン
【0245】例79 4−メチル−7−〔4−(n−プロピルアミノブチル)
−2,3−ジヒドロ−3−オキソ−1,4−ベンゾキサ
ジン
−2,3−ジヒドロ−3−オキソ−1,4−ベンゾキサ
ジン
【0246】例80 4−メチル−7−〔4−(N−メチル−N−シアノメチ
ルアミノ)ブチル〕−2,3−ジヒドロ−3−オキソ−
1,4−ベンゾキサジン
ルアミノ)ブチル〕−2,3−ジヒドロ−3−オキソ−
1,4−ベンゾキサジン
【0247】例18に記載の方法を使用するが、3−メ
チル−6−〔2−(N−メチルアミノ)エチル〕ベンゾ
チアゾリノンの代りに、4−メチル−7−〔4−(N−
メチルアミノ)ブチル〕−2,3−ジヒドロ−3−オキ
ソ−1,4−ベンゾキサジンを用い、標題の生成物を得
る。
チル−6−〔2−(N−メチルアミノ)エチル〕ベンゾ
チアゾリノンの代りに、4−メチル−7−〔4−(N−
メチルアミノ)ブチル〕−2,3−ジヒドロ−3−オキ
ソ−1,4−ベンゾキサジンを用い、標題の生成物を得
る。
【0248】例81〜82 例19および20に記載の方法を使用し、例80の生成
物から下記の化合物が得られる。
物から下記の化合物が得られる。
【0249】例81 4−メチル−7−{4−〔N−メチル−N−(2−アミ
ノエチル)アミノ〕ブチル}−2,3−ジヒドロ−3−
オキソ−1,4−ベンゾキサジン
ノエチル)アミノ〕ブチル}−2,3−ジヒドロ−3−
オキソ−1,4−ベンゾキサジン
【0250】例82 4−メチル−7−〔4−{N−メチル−N−〔2−パラ
−トリルスルホニルアミノ)エチル〕アミノ}ブチル〕
−2,3−ジヒドロ−3−オキソ−1,4−ベンゾキサ
ジン
−トリルスルホニルアミノ)エチル〕アミノ}ブチル〕
−2,3−ジヒドロ−3−オキソ−1,4−ベンゾキサ
ジン
【0251】例83 4−メチル−7−〔4−{N−n−プロピル−N−〔3
−(パラ−トリルスルホニルアミノ)プロピル〕アミ
ノ}ブチル〕−2,3−ジヒドロ−3−オキソ−1,4
−ベンゾキサジン
−(パラ−トリルスルホニルアミノ)プロピル〕アミ
ノ}ブチル〕−2,3−ジヒドロ−3−オキソ−1,4
−ベンゾキサジン
【0252】例24に記載の方法を使用するが、3−メ
チル−6−(2−プロピルアミノエチル)ベンゾチアゾ
リノンの代りに、4−メチル−7−(4−プロピルアミ
ノブチル)−2,3−ジヒドロ−3−オキソ−1,4−
ベンゾキサジンを用い、標題の生成物を得る。
チル−6−(2−プロピルアミノエチル)ベンゾチアゾ
リノンの代りに、4−メチル−7−(4−プロピルアミ
ノブチル)−2,3−ジヒドロ−3−オキソ−1,4−
ベンゾキサジンを用い、標題の生成物を得る。
【0253】例84 4−メチル−7−〔4−{N−n−プロピル−N−〔4
−(パラ−トリルスルホニルアミノ)ブチル〕アミノ}
ブチル〕−2,3−ジヒドロ−3−オキソ−1,4−ベ
ンゾキサジン
−(パラ−トリルスルホニルアミノ)ブチル〕アミノ}
ブチル〕−2,3−ジヒドロ−3−オキソ−1,4−ベ
ンゾキサジン
【0254】例83に記載の方法を使用するが、1−ク
ロロ−3−ブロモプロパンの代りに、1−クロロ−4−
ブロモブタンを用い、標題の生成物を得る。
ロロ−3−ブロモプロパンの代りに、1−クロロ−4−
ブロモブタンを用い、標題の生成物を得る。
【0255】例85〜89 例26および例28〜32に記載の方法を使用するが、
3−メチル−6−(2−ブロモエチル)ベンゾチアゾリ
ノンの代りに、4−メチル−7−(4−ブロモブチル)
−2,3−ジヒドロ−3−オキソ−1,4−ベンゾキサ
ジンを用い、下記の化合物を得る。
3−メチル−6−(2−ブロモエチル)ベンゾチアゾリ
ノンの代りに、4−メチル−7−(4−ブロモブチル)
−2,3−ジヒドロ−3−オキソ−1,4−ベンゾキサ
ジンを用い、下記の化合物を得る。
【0256】例85 4−メチル−7−〔4−{〔2−(3−ヒドロキシフェ
ニル)−2−ヒドロキシエチル〕アミノ}ブチル〕−
2,3−ジヒドロ−3−オキソ−1,4−ベンゾキサジ
ン
ニル)−2−ヒドロキシエチル〕アミノ}ブチル〕−
2,3−ジヒドロ−3−オキソ−1,4−ベンゾキサジ
ン
【0257】例86 4−メチル−7−{4−〔4−(2,3,4−トリメト
キシベンジル)−1−ピペラジニル〕ブチル}−2,3
−ジヒドロ−3−オキソ−1,4−ベンゾキサジン二塩
酸塩
キシベンジル)−1−ピペラジニル〕ブチル}−2,3
−ジヒドロ−3−オキソ−1,4−ベンゾキサジン二塩
酸塩
【0258】例87 4−メチル−7−{4−〔4−(3−トリフルオロメチ
ルフェニル)−1−ピペラジニル〕ブチル}−2,3−
ジヒドロ−3−オキソ−1,4−ベンゾキサジン一塩酸
塩 融点:205℃
ルフェニル)−1−ピペラジニル〕ブチル}−2,3−
ジヒドロ−3−オキソ−1,4−ベンゾキサジン一塩酸
塩 融点:205℃
【0259】例88 4−メチル−7−{4−〔4−(2−メトキシフェニ
ル)−1−ピペラジニル〕ブチル}−2,3−ジヒドロ
−3−オキソ−1,4−ベンゾキサジン一塩酸塩
ル)−1−ピペラジニル〕ブチル}−2,3−ジヒドロ
−3−オキソ−1,4−ベンゾキサジン一塩酸塩
【0260】例89 4−メチル−7−{4−〔4−(4−フルオロフェニ
ル)−1−ピペラジニル〕ブチル}−2,3−ジヒドロ
−3−オキソ−1,4−ベンゾキサジン塩基 融点:89〜90℃
ル)−1−ピペラジニル〕ブチル}−2,3−ジヒドロ
−3−オキソ−1,4−ベンゾキサジン塩基 融点:89〜90℃
【0261】例90 7−(2−アミノエチル)−3−オキソ−2,3−ジヒ
ドロ−1,4−ベンゾキサジン
ドロ−1,4−ベンゾキサジン
【0262】250cm3 丸首フラスコ中で、7−(2
−ブロモエチル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロ−
1,4−ベンゾキサジン0.01モルおよびヨウ化カリ
ウム0.3gをジメチルホルムアミド30cm3 に溶解
する。この溶液に、気体状アンモニア流を飽和点まで泡
立てて通し、次いで還流コンデンサーを付ける。温度を
油浴により50℃に安定にし、混合物を72時間磁気攪
拌する。冷却後に、この反応混合物を水浴上で減圧の下
に蒸発させる。
−ブロモエチル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロ−
1,4−ベンゾキサジン0.01モルおよびヨウ化カリ
ウム0.3gをジメチルホルムアミド30cm3 に溶解
する。この溶液に、気体状アンモニア流を飽和点まで泡
立てて通し、次いで還流コンデンサーを付ける。温度を
油浴により50℃に安定にし、混合物を72時間磁気攪
拌する。冷却後に、この反応混合物を水浴上で減圧の下
に蒸発させる。
【0263】この残留物を、5%HCl溶液で酸性にさ
れている蒸留水中ですりまぜ、次いで水切り処理する。
濾液を採取し、酢酸エチルで洗浄し、次いで10%水酸
化ナトリウム溶液でアルカリ性にする。クロロホルムで
抽出し、0.5時間かきまぜて二相にする。この有機相
を蒸留水で洗浄し、次いで塩化カルシウム上で乾燥させ
る。この有機相を水浴上で減圧の下に蒸発させ、残留物
を次いで、無水エタノール中に取り、気体状HCl流を
泡立てて通し、この混合物を次いで、水浴上で減圧の下
に蒸発乾燥させる。この生成物を乾燥させ、次いで再結
晶させる。
れている蒸留水中ですりまぜ、次いで水切り処理する。
濾液を採取し、酢酸エチルで洗浄し、次いで10%水酸
化ナトリウム溶液でアルカリ性にする。クロロホルムで
抽出し、0.5時間かきまぜて二相にする。この有機相
を蒸留水で洗浄し、次いで塩化カルシウム上で乾燥させ
る。この有機相を水浴上で減圧の下に蒸発させ、残留物
を次いで、無水エタノール中に取り、気体状HCl流を
泡立てて通し、この混合物を次いで、水浴上で減圧の下
に蒸発乾燥させる。この生成物を乾燥させ、次いで再結
晶させる。
【0264】例91 4−メチル−7−(2−プロピルアミノエチル)−3−
オキソ−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾキサジン
オキソ−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾキサジン
【0265】製造例9に記載の方法を使用するが、6−
(2−ブロモエチル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロ
−1,4−ベンゾキサジンの代りに、4−メチル−7−
(2−ブロモエチル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロ
−1,4−ベンゾキサジンを用い、標題の生成物を得
る。
(2−ブロモエチル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロ
−1,4−ベンゾキサジンの代りに、4−メチル−7−
(2−ブロモエチル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロ
−1,4−ベンゾキサジンを用い、標題の生成物を得
る。
【0266】例92〜103 例2〜13に記載の方法を使用するが、3−メチル−6
−(2−ブロモエチル)ベンゾチアゾリノンの代りに、
7−(2−アミノエチル)−4−メチル−3−オキソ−
2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾキサジンを用い、下
記の化合物を得る。
−(2−ブロモエチル)ベンゾチアゾリノンの代りに、
7−(2−アミノエチル)−4−メチル−3−オキソ−
2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾキサジンを用い、下
記の化合物を得る。
【0267】例92 4−メチル−7−{2−〔N−(4−フタルイミドブチ
ル)アミノ〕エチル}−3−オキソ−2,3−ジヒドロ
−1,4−ベンゾキサジン
ル)アミノ〕エチル}−3−オキソ−2,3−ジヒドロ
−1,4−ベンゾキサジン
【0268】例93 4−メチル−7−{2−〔N−(4−フタルイミドブチ
ル)−N−n−プロピルアミノ〕エチル}−3−オキソ
−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾキサジン
ル)−N−n−プロピルアミノ〕エチル}−3−オキソ
−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾキサジン
【0269】例94 4−メチル−7−{2−〔N−(3−フタルイミドプロ
ピル)アミノ〕エチル}−3−オキソ−2,3−ジヒド
ロ−1,4−ベンゾキサジン
ピル)アミノ〕エチル}−3−オキソ−2,3−ジヒド
ロ−1,4−ベンゾキサジン
【0270】例95 4−メチル−7−{2−〔N−(3−フタルイミドプロ
ピル)−N−n−プロピルアミノ〕エチル}−3−オキ
ソ−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾキサジン
ピル)−N−n−プロピルアミノ〕エチル}−3−オキ
ソ−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾキサジン
【0271】例96 4−メチル−7−{2−〔N−(2−フタルイミドエチ
ル)アミノ〕エチル}−3−オキソ−2,3−ジヒドロ
−1,4−ベンゾキサジン
ル)アミノ〕エチル}−3−オキソ−2,3−ジヒドロ
−1,4−ベンゾキサジン
【0272】例97 4−メチル−7−{2−〔N−(2−フタルイミドエチ
ル)−N−n−プロピルアミノ〕エチル}−3−オキソ
−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾキサジン
ル)−N−n−プロピルアミノ〕エチル}−3−オキソ
−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾキサジン
【0273】例98 3−〔4−{N−〔2−(4−メチル−3−オキソ−
2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾキサジン−7−イ
ル)エチル〕アミノ}ブチル〕−2,4−ジオキソ−3
−アザスピロ〔4.5〕デカン
2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾキサジン−7−イ
ル)エチル〕アミノ}ブチル〕−2,4−ジオキソ−3
−アザスピロ〔4.5〕デカン
【0274】例99 3−〔4−{N−〔2−(4−メチル−3−オキソ−
2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾキサジン−7−イ
ル)エチル〕−N−n−プロピルアミノ}ブチル〕−
2,4−ジオキソ−3−アザスピロ〔4.5〕デカン
2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾキサジン−7−イ
ル)エチル〕−N−n−プロピルアミノ}ブチル〕−
2,4−ジオキソ−3−アザスピロ〔4.5〕デカン
【0275】例100 3−〔4−{N−〔2−(4−メチル−3−オキソ−
2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾキサジン−7−イ
ル)エチル〕アミノ}ブチル〕−2,4−ジオキソ−3
−アザビシクロ〔3.3.0〕オクタン
2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾキサジン−7−イ
ル)エチル〕アミノ}ブチル〕−2,4−ジオキソ−3
−アザビシクロ〔3.3.0〕オクタン
【0276】例101 4−メチル−7−〔2−{N−〔4−(4,4−ジメチ
ル−2,6−ジオキソ−1−ピペリジル)ブチル〕アミ
ノ}エチル〕−3−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,4
−ベンゾキサジン
ル−2,6−ジオキソ−1−ピペリジル)ブチル〕アミ
ノ}エチル〕−3−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,4
−ベンゾキサジン
【0277】例102 4−メチル−7−〔2−{N−〔4−(4,4−ジメチ
ル−2−オキソ−1−ピペリジル)ブチル〕アミノ}エ
チル〕−3−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,4−ベン
ゾキサジン
ル−2−オキソ−1−ピペリジル)ブチル〕アミノ}エ
チル〕−3−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,4−ベン
ゾキサジン
【0278】例103 4−メチル−7−〔2−{N−〔4−(2−オキソ−1
−ピペリジル)ブチル〕アミノ}エチル〕−3−オキソ
−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾキサジン
−ピペリジル)ブチル〕アミノ}エチル〕−3−オキソ
−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾキサジン
【0279】例104 4−メチル−7−〔2−(N−プロピル−N−シアノメ
チルアミノ)エチル〕−3−オキソ−2,3−ジヒドロ
−1,4−ベンゾキサジン
チルアミノ)エチル〕−3−オキソ−2,3−ジヒドロ
−1,4−ベンゾキサジン
【0280】例18に記載の方法を使用するが、3−メ
チル−6−〔2−(N−メチルアミノ)エチル〕ベンゾ
チアゾリノンの代りに、4−メチル−7−〔2−(N−
プロピルアミノ)エチル〕−3−オキソ−2,3−ジヒ
ドロ−1,4−ベンゾキサジンを用い、標題の生成物を
得る。
チル−6−〔2−(N−メチルアミノ)エチル〕ベンゾ
チアゾリノンの代りに、4−メチル−7−〔2−(N−
プロピルアミノ)エチル〕−3−オキソ−2,3−ジヒ
ドロ−1,4−ベンゾキサジンを用い、標題の生成物を
得る。
【0281】例105〜106 例19および20に記載の方法を使用し、例104の生
成物から、下記の化合物をそれぞれ得る。
成物から、下記の化合物をそれぞれ得る。
【0282】例105 4−メチル−7−{2−〔N−プロピル−N−(2−ア
ミノエチル)アミノ〕エチル〕−3−オキソ−2,3−
ジヒドロ−1,4−ベンゾキサジン
ミノエチル)アミノ〕エチル〕−3−オキソ−2,3−
ジヒドロ−1,4−ベンゾキサジン
【0283】例106 4−メチル−7−〔2−{N−プロピル−N−〔2−
(パラ−トリルスルホニルアミノ)エチル〕アミノ}エ
チル〕−3−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,4−ベン
ゾキサジン
(パラ−トリルスルホニルアミノ)エチル〕アミノ}エ
チル〕−3−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,4−ベン
ゾキサジン
【0284】例107 4−メチル−7−〔2−{N−プロピル−N−〔3−
(パラ−トリルスルホニルアミノ)プロピル〕アミノ}
エチル〕−3−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,4−ベ
ンゾキサジン
(パラ−トリルスルホニルアミノ)プロピル〕アミノ}
エチル〕−3−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,4−ベ
ンゾキサジン
【0285】例24に記載の方法を使用するが、3−メ
チル−6−(2−プロピルアミノエチル)ベンゾチアゾ
リノンの代りに、4−メチル−7−(2−プロピルアミ
ノエチル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,4−
ベンゾキサジンを用い、標題の生成物を得る。
チル−6−(2−プロピルアミノエチル)ベンゾチアゾ
リノンの代りに、4−メチル−7−(2−プロピルアミ
ノエチル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,4−
ベンゾキサジンを用い、標題の生成物を得る。
【0286】例108 4−メチル−7−〔2−{N−プロピル−N−〔4−
(パラ−トリルスルホニルアミノ)ブチル〕アミノ}エ
チル〕−3−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,4−ベン
ゾキサジン
(パラ−トリルスルホニルアミノ)ブチル〕アミノ}エ
チル〕−3−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,4−ベン
ゾキサジン
【0287】例107に記載の方法を使用するが、1−
クロロ−3−ブロモプロパンの代りに、1−クロロ−4
−ブロモブタンを用い、標題の生成物を得る。
クロロ−3−ブロモプロパンの代りに、1−クロロ−4
−ブロモブタンを用い、標題の生成物を得る。
【0288】例109 6−(2−アミノエチル)−3−オキソ−2,3−ジヒ
ドロ−1,4−ベンゾキサジン
ドロ−1,4−ベンゾキサジン
【0289】250cm3 丸首フラスコ中で、6−(2
−ブロモエチル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロ−
1,4−ベンゾキサジン0.01モルおよびヨウ化カリ
ウム0.3gをジメチルホルムアミド30cm3 中に溶
解する。この溶液に、気体状アンモニア流を飽和点まで
泡立てて通し、次いで還流コンデンサーを付ける。温度
を油浴により50℃に安定にし、この混合物を次いで、
72時間磁気攪拌する。冷却後に、この反応混合物を水
浴上で減圧の下に蒸発させる。
−ブロモエチル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロ−
1,4−ベンゾキサジン0.01モルおよびヨウ化カリ
ウム0.3gをジメチルホルムアミド30cm3 中に溶
解する。この溶液に、気体状アンモニア流を飽和点まで
泡立てて通し、次いで還流コンデンサーを付ける。温度
を油浴により50℃に安定にし、この混合物を次いで、
72時間磁気攪拌する。冷却後に、この反応混合物を水
浴上で減圧の下に蒸発させる。
【0290】この残留物を、5%HCl溶液で酸性にし
た蒸留水とすりまぜ、次いで水切り処理する。この濾液
を採取し、酢酸エチルで洗浄し、次いで10%水酸化ナ
トリウム溶液でアルカリ性にする。クロロホルムで抽出
し、0.5時間かきまぜ二相にする。この有機相を蒸留
水で洗浄し、次いで塩化カルシウム上で乾燥させる。こ
の有機相を水浴上で減圧の下に蒸発させ、残留物を次い
で無水エタノール中に取り、気体状HCl流を通し、次
いでこの混合物を水浴上で減圧の下に蒸発乾燥させる。
この生成物を乾燥させ、次いで再結晶させる。
た蒸留水とすりまぜ、次いで水切り処理する。この濾液
を採取し、酢酸エチルで洗浄し、次いで10%水酸化ナ
トリウム溶液でアルカリ性にする。クロロホルムで抽出
し、0.5時間かきまぜ二相にする。この有機相を蒸留
水で洗浄し、次いで塩化カルシウム上で乾燥させる。こ
の有機相を水浴上で減圧の下に蒸発させ、残留物を次い
で無水エタノール中に取り、気体状HCl流を通し、次
いでこの混合物を水浴上で減圧の下に蒸発乾燥させる。
この生成物を乾燥させ、次いで再結晶させる。
【0291】例110〜121 例2〜13に記載の方法を使用するが、3−メチル−6
−(2−ブロモエチル)ベンゾチアゾリノンの代りに、
6−(2−アミノエチル)−3−オキソ−2,3−ジヒ
ドロ−1,4−ベンゾキサジンを用い、下記の化合物を
得る。
−(2−ブロモエチル)ベンゾチアゾリノンの代りに、
6−(2−アミノエチル)−3−オキソ−2,3−ジヒ
ドロ−1,4−ベンゾキサジンを用い、下記の化合物を
得る。
【0292】例110 6−{2−〔N−(4−フタルイミドブチル)アミノ〕
エチル}−3−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,4−ベ
ンゾキサジン
エチル}−3−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,4−ベ
ンゾキサジン
【0293】例111 6−{2−〔N−(4−フタルイミドブチル)−N−n
−プロピルアミノ〕エチル}−3−オキソ−2,3−ジ
ヒドロ−1,4−ベンゾキサジン
−プロピルアミノ〕エチル}−3−オキソ−2,3−ジ
ヒドロ−1,4−ベンゾキサジン
【0294】例112 6−{2−〔N−(3−フタルイミドプロピル)アミ
ノ〕エチル}−3−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,4
−ベンゾキサジン
ノ〕エチル}−3−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,4
−ベンゾキサジン
【0295】例113 6−{2−〔N−(3−フタルイミドプロピル)−N−
n−プロピルアミノ〕エチル}−3−オキソ−2,3−
ジヒドロ−1,4−ベンゾキサジン
n−プロピルアミノ〕エチル}−3−オキソ−2,3−
ジヒドロ−1,4−ベンゾキサジン
【0296】例114 6−{2−〔N−(2−フタルイミドエチル)アミノ〕
エチル}−3−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,4−ベ
ンゾキサジン
エチル}−3−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,4−ベ
ンゾキサジン
【0297】例115 6−{2−〔N−(2−フタルイミドエチル)−N−n
−プロピルアミノ〕エチル}−3−オキソ−2,3−ジ
ヒドロ−1,4−ベンゾキサジン
−プロピルアミノ〕エチル}−3−オキソ−2,3−ジ
ヒドロ−1,4−ベンゾキサジン
【0298】例116 3−〔4−{N−〔2−(3−オキソ−2,3−ジヒド
ロ−1,4−ベンゾキサジン−6−イル)エチル〕アミ
ノ}ブチル〕−2,4−ジオキソ−3−アザスピロ
〔4.5〕デカン
ロ−1,4−ベンゾキサジン−6−イル)エチル〕アミ
ノ}ブチル〕−2,4−ジオキソ−3−アザスピロ
〔4.5〕デカン
【0299】例117 3−〔4−{N−〔2−(3−オキソ−2,3−ジヒド
ロ−1,4−ベンゾキサジン−6−イル)エチル〕−N
−n−プロピルアミノ}ブチル〕−2,4−ジオキソ−
3−アザスピロ〔4.5〕デカン
ロ−1,4−ベンゾキサジン−6−イル)エチル〕−N
−n−プロピルアミノ}ブチル〕−2,4−ジオキソ−
3−アザスピロ〔4.5〕デカン
【0300】例118 3−〔4−{N−〔2−(3−オキソ−2,3−ジヒド
ロ−1,4−ベンゾキサジン−6−イル)エチル〕アミ
ノ}ブチル〕−2,4−ジオキソ−3−アザビシクロ
〔3.3.0〕オクタン
ロ−1,4−ベンゾキサジン−6−イル)エチル〕アミ
ノ}ブチル〕−2,4−ジオキソ−3−アザビシクロ
〔3.3.0〕オクタン
【0301】例119 6−〔2−{N−〔4−(4,4−ジメチル−2,6−
ジオキソ−1−ピペリジル)ブチル〕アミノ}エチル〕
−3−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾキサ
ジン
ジオキソ−1−ピペリジル)ブチル〕アミノ}エチル〕
−3−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾキサ
ジン
【0302】例120 6−〔2−{N−〔4−(4,4−ジメチル−2−オキ
ソ−1−ピペリジル)ブチル〕アミノ}エチル〕−3−
オキソ−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾキサジン
ソ−1−ピペリジル)ブチル〕アミノ}エチル〕−3−
オキソ−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾキサジン
【0303】例121 6−〔2−{N−〔4−(2−オキソ−1−ピペリジ
ル)ブチル〕アミノ}エチル〕−3−オキソ−2,3−
ジヒドロ−1,4−ベンゾキサジン
ル)ブチル〕アミノ}エチル〕−3−オキソ−2,3−
ジヒドロ−1,4−ベンゾキサジン
【0304】例122 6−〔2−(N−メチル−N−シアノメチルアミノ)エ
チル〕−3−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,4−ベン
ゾキサジン
チル〕−3−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,4−ベン
ゾキサジン
【0305】例18に記載の方法を使用するが、3−メ
チル−6−〔2−(N−メチルアミノ)エチル〕ベンゾ
チアゾリノンの代りに、6−〔2−(N−メチルアミ
ノ)エチル〕−3−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,4
−ベンゾキサジンを用い、標題の生成物を得る。
チル−6−〔2−(N−メチルアミノ)エチル〕ベンゾ
チアゾリノンの代りに、6−〔2−(N−メチルアミ
ノ)エチル〕−3−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,4
−ベンゾキサジンを用い、標題の生成物を得る。
【0306】例123〜124 例19および20に記載の方法を使用し、例122の生
成物から下記の化合物を得る。
成物から下記の化合物を得る。
【0307】例123 6−{2−〔N−プロピル−N−(2−アミノエチル)
アミノ〕エチル}−3−オキソ−2,3−ジヒドロ−
1,4−ベンゾキサジン
アミノ〕エチル}−3−オキソ−2,3−ジヒドロ−
1,4−ベンゾキサジン
【0308】例124 6−〔2−{N−プロピル−N−〔2−(パラ−トリル
スルホニルアミノ)エチル〕アミノ}エチル〕−3−オ
キソ−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾキサジン
スルホニルアミノ)エチル〕アミノ}エチル〕−3−オ
キソ−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾキサジン
【0309】例125 6−〔2−{N−n−プロピル−N−〔3−(パラ−ト
リルスルホニルアミノ)プロピル〕アミノ}エチル〕−
3−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾキサジ
ン
リルスルホニルアミノ)プロピル〕アミノ}エチル〕−
3−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾキサジ
ン
【0310】例24に記載の方法を使用するが、3−メ
チル−6−(2−プロピルアミノエチル)ベンゾチアゾ
リノンの代りに、6−(2−プロピルアミノエチル)−
3−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾキサジ
ンを用い、標題の生成物を得る。
チル−6−(2−プロピルアミノエチル)ベンゾチアゾ
リノンの代りに、6−(2−プロピルアミノエチル)−
3−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾキサジ
ンを用い、標題の生成物を得る。
【0311】例126 6−〔2−{N−n−プロピル−N−〔4−(パラ−ト
リルスルホニルアミノ)ブチル〕アミノ}エチル〕−3
−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾキサジン
リルスルホニルアミノ)ブチル〕アミノ}エチル〕−3
−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾキサジン
【0312】例125に記載の方法を使用するが、1−
クロロ−3−ブロモプロパンの代りに、1−クロロ−4
−ブロモブタンを用い、標題の生成物を得る。
クロロ−3−ブロモプロパンの代りに、1−クロロ−4
−ブロモブタンを用い、標題の生成物を得る。
【0313】例127〜130 例28〜31に記載の方法を使用するが、3−メチル−
6−(2−ブロモエチル)ベンゾチアゾリノンの代り
に、3−メチル−6−(4−ブロモブチル)ベンゾチア
ゾリノンを用い、それぞれ下記の化合物を得る。
6−(2−ブロモエチル)ベンゾチアゾリノンの代り
に、3−メチル−6−(4−ブロモブチル)ベンゾチア
ゾリノンを用い、それぞれ下記の化合物を得る。
【0314】例127 3−メチル−6−{4−〔4−(2,3,4−トリメト
キシベンジル)−1−ピペラジニル〕ブチル}ベンゾチ
アゾリノン二塩酸塩
キシベンジル)−1−ピペラジニル〕ブチル}ベンゾチ
アゾリノン二塩酸塩
【0315】例128 3−メチル−6−{4−〔4−(3−トリフルオロメチ
ルフェニル)−1−ピペラジニル〕ブチル}ベンゾチア
ゾリノン一塩酸塩 融点:182〜184℃
ルフェニル)−1−ピペラジニル〕ブチル}ベンゾチア
ゾリノン一塩酸塩 融点:182〜184℃
【0316】例129 3−メチル−6−{4−〔4−(2−メトキシフェニ
ル)−1−ピペラジニル〕ブチル}ベンゾチアゾリノン
一塩酸塩 トルエン中で再結晶 融点:203〜232℃
ル)−1−ピペラジニル〕ブチル}ベンゾチアゾリノン
一塩酸塩 トルエン中で再結晶 融点:203〜232℃
【0317】例130 3−メチル−6−{4−〔4−(4−フルオロフェニ
ル)−1−ピペラジニル〕ブチル}ベンゾキサゾリノン
ル)−1−ピペラジニル〕ブチル}ベンゾキサゾリノン
【0318】例131 6−{4−〔4−(2−メトキシフェニル)−1−ピペ
ラジニル〕ブチル}ベンゾチアゾリノン
ラジニル〕ブチル}ベンゾチアゾリノン
【0319】例30に記載の方法を使用するが、6−
(2−ブロモエチル)ベンゾチアゾリノンの代りに、6
−(4−ブロモブチル)ベンゾチアゾリノンを用い、そ
してまたこの合成の終了時点で酸性化を行なわず、標題
の生成物を得る。 トルエン中で再結晶 融点:125〜127℃
(2−ブロモエチル)ベンゾチアゾリノンの代りに、6
−(4−ブロモブチル)ベンゾチアゾリノンを用い、そ
してまたこの合成の終了時点で酸性化を行なわず、標題
の生成物を得る。 トルエン中で再結晶 融点:125〜127℃
【0320】例132 3−メチル−6−〔2−{N−〔4−(3−オキソ−
2,3−ジヒドロ−2−ベンズイソチアゾリル1,1−
ジオキシド)ブチル〕アミノ}エチル〕ベンゾチアゾリ
ノン
2,3−ジヒドロ−2−ベンズイソチアゾリル1,1−
ジオキシド)ブチル〕アミノ}エチル〕ベンゾチアゾリ
ノン
【0321】例2において、N−(4−ブロモブチル)
フタルイミドの代りに、3−オキソ−2,3−ジヒドロ
−2−(4−ブロモブチル)ベンズイソチアゾール1,
1−ジオキシドを用い、標題の生成物を得る。
フタルイミドの代りに、3−オキソ−2,3−ジヒドロ
−2−(4−ブロモブチル)ベンズイソチアゾール1,
1−ジオキシドを用い、標題の生成物を得る。
【0322】例133 3−メチル−6−〔2−{N−(4−(3−オキソ−
2,3−ジヒドロ−2−ベンズイソチアゾリル1,1−
ジオキシド)ブチル〕−N−n−プロピルアミノ}エチ
ル〕ベンゾチアゾリノン
2,3−ジヒドロ−2−ベンズイソチアゾリル1,1−
ジオキシド)ブチル〕−N−n−プロピルアミノ}エチ
ル〕ベンゾチアゾリノン
【0323】例3に記載の方法を使用するが、3−メチ
ル−6−{2−〔N−(4−フタルイミドブチル)アミ
ノ〕エチル}ベンゾチアゾリノンの代りに、例132で
得られる生成物を用い、標題の生成物を得る。
ル−6−{2−〔N−(4−フタルイミドブチル)アミ
ノ〕エチル}ベンゾチアゾリノンの代りに、例132で
得られる生成物を用い、標題の生成物を得る。
【0324】例134 3−メチル−6−〔2−{N−〔3−(3−オキソ−
2,3−ジヒドロ−2−ベンズイソチアゾリル1,1−
ジオキシド)プロピル〕アミノ}エチル〕ベンゾチアゾ
リノン
2,3−ジヒドロ−2−ベンズイソチアゾリル1,1−
ジオキシド)プロピル〕アミノ}エチル〕ベンゾチアゾ
リノン
【0325】例2において、N−(4−ブロモブチル)
フタルイミドの代りに、3−オキソ−2,3−ジヒドロ
−2−(3−ブロモプロピル)ベンズイソチアゾール
1,1−ジオキシドを用い、標題の生成物を得る。
フタルイミドの代りに、3−オキソ−2,3−ジヒドロ
−2−(3−ブロモプロピル)ベンズイソチアゾール
1,1−ジオキシドを用い、標題の生成物を得る。
【0326】例135 3−メチル−6−〔2−{N−〔3−(3−オキソ−
2,3−ジヒドロ−2−ベンズイソチアゾリル1,1−
ジオキシド)プロピル〕−N−n−プロピルアミノ}エ
チル〕ベンゾチアゾリノン
2,3−ジヒドロ−2−ベンズイソチアゾリル1,1−
ジオキシド)プロピル〕−N−n−プロピルアミノ}エ
チル〕ベンゾチアゾリノン
【0327】例3に記載の方法を使用するが、3−メチ
ル−6−{2−〔N−(4−フタルイミドブチル)アミ
ノ〕エチル}ベンゾチアゾリノンの代りに、例134で
得られる生成物を用い、標題の生成物を得る。
ル−6−{2−〔N−(4−フタルイミドブチル)アミ
ノ〕エチル}ベンゾチアゾリノンの代りに、例134で
得られる生成物を用い、標題の生成物を得る。
【0328】例136 3−メチル−6−〔2−{N−〔2−(3−オキソ−
2,3−ジヒドロ−2−ベンズイソチアゾリル1,1−
ジオキシド)エチル〕アミノ}エチル〕ベンゾチアゾリ
ノン
2,3−ジヒドロ−2−ベンズイソチアゾリル1,1−
ジオキシド)エチル〕アミノ}エチル〕ベンゾチアゾリ
ノン
【0329】例2において、N−(4−ブロモブチル)
フタルイミドの代りに、3−オキソ−2,3−ジヒドロ
−2−(2−ブロモエチル)ベンズイソチアゾール1,
1−ジオキシドを用い、標題の生成物を得る。
フタルイミドの代りに、3−オキソ−2,3−ジヒドロ
−2−(2−ブロモエチル)ベンズイソチアゾール1,
1−ジオキシドを用い、標題の生成物を得る。
【0330】例137 3−メチル−6−〔2−{N−〔2−(3−オキソ−
2,3−ジヒドロ−2−ベンズイソチアゾリル1,1−
ジオキシド)エチル〕−N−n−プロピルアミノ}エチ
ル〕ベンゾチアゾリノン
2,3−ジヒドロ−2−ベンズイソチアゾリル1,1−
ジオキシド)エチル〕−N−n−プロピルアミノ}エチ
ル〕ベンゾチアゾリノン
【0331】例3に記載の方法を使用するが、3−メチ
ル−6−{2−〔N−(4−フタルイミドブチル)アミ
ノ〕エチル}ベンゾチアゾリノンの代りに、例136で
得られる生成物を用い、標題の生成物を得る。
ル−6−{2−〔N−(4−フタルイミドブチル)アミ
ノ〕エチル}ベンゾチアゾリノンの代りに、例136で
得られる生成物を用い、標題の生成物を得る。
【0332】例138 3−メチル−6−(4−アミノブチル)ベンゾキサゾリ
ノン(塩酸塩)
ノン(塩酸塩)
【0333】例1に記載の方法を使用するが、3−メチ
ル−6−(2−ブロモエチル)ベンゾチアゾリノンの代
りに、3−メチル−6−(4−クロロブチル)ベンゾチ
アゾリノンを用い、3−メチル−6−(4−アミノブチ
ル)ベンゾキサゾリノン(塩酸塩)を得る。
ル−6−(2−ブロモエチル)ベンゾチアゾリノンの代
りに、3−メチル−6−(4−クロロブチル)ベンゾチ
アゾリノンを用い、3−メチル−6−(4−アミノブチ
ル)ベンゾキサゾリノン(塩酸塩)を得る。
【0334】例139〜150 例2〜13に記載の方法を使用するが、3−メチル−6
−(2−アミノブチル)ベンゾチアゾリノンの代りに、
例138の3−メチル−6−(4−アミノブチル)ベン
ゾチアゾリノンを用い、下記の化合物を得る。
−(2−アミノブチル)ベンゾチアゾリノンの代りに、
例138の3−メチル−6−(4−アミノブチル)ベン
ゾチアゾリノンを用い、下記の化合物を得る。
【0335】例139 3−メチル−6−{4−〔N−(4−フタルイミドブチ
ル)アミノ〕ブチル}ベンゾキサジゾリノン
ル)アミノ〕ブチル}ベンゾキサジゾリノン
【0336】例140 3−メチル−6−{4−〔N−(4−フタルイミドブチ
ル)−N−n−プルピルアミノ〕ブチル}ベンゾキサゾ
リノン
ル)−N−n−プルピルアミノ〕ブチル}ベンゾキサゾ
リノン
【0337】例141 3−メチル−6−{4−〔N−(3−フタルイミドプロ
ピル)アミノ〕ブチル}ベンゾキサゾリノン
ピル)アミノ〕ブチル}ベンゾキサゾリノン
【0338】例142 3−メチル−6−{4−〔N−(3−フタルイミドプロ
ピル)−N−プルピルアミノ〕ブチル}ベンゾキサゾリ
ノン
ピル)−N−プルピルアミノ〕ブチル}ベンゾキサゾリ
ノン
【0339】例143 3−メチル−6−{4−〔N−(2−フタルイミドエチ
ル)−N−n−プルピルアミノ〕ブチル}ベンゾキサゾ
リノン
ル)−N−n−プルピルアミノ〕ブチル}ベンゾキサゾ
リノン
【0340】例144 3−メチル−6−{4−〔N−(2−フタルイミドエチ
ル)アミノ〕ブチル}ベンゾキサゾリノン
ル)アミノ〕ブチル}ベンゾキサゾリノン
【0341】例145 3−〔4−{N−〔4−(3−メチルベンゾキサゾリノ
ン−6−イル)ブチル〕アミノ}ブチル〕−2,4−ジ
オキソ−3−アザスピロ〔4.5〕デカン
ン−6−イル)ブチル〕アミノ}ブチル〕−2,4−ジ
オキソ−3−アザスピロ〔4.5〕デカン
【0342】例146 3−〔4−{N−〔4−(3−メチルベンゾキサゾリノ
ン−6−イル)ブチル〕−N−n−プロピルアミノ}ブ
チル〕−2,4−ジオキソ−3−アザスピロ〔4.5〕
デカン
ン−6−イル)ブチル〕−N−n−プロピルアミノ}ブ
チル〕−2,4−ジオキソ−3−アザスピロ〔4.5〕
デカン
【0343】例147 3−〔4−{N−〔4−(3−メチルベンゾキサゾリン
−6−イル)ブチル〕アミノ}ブチル〕−2,4−ジオ
キソ−3−アザビシクロ〔3.3.0〕オクタン
−6−イル)ブチル〕アミノ}ブチル〕−2,4−ジオ
キソ−3−アザビシクロ〔3.3.0〕オクタン
【0344】例148 3−メチル−6−〔4−{N−〔4−(4,4−ジメチ
ル−2,6−ジオキソ−1−ピペリジル)ブチル〕アミ
ノ}ブチル〕ベンゾキサゾリノン
ル−2,6−ジオキソ−1−ピペリジル)ブチル〕アミ
ノ}ブチル〕ベンゾキサゾリノン
【0345】例149 3−メチル−6−〔4−{N−〔4−(4,4−ジメチ
ル−2−オキソ−1−ピペリジル)ブチル〕アミノ}ブ
チル〕ベンゾキサゾリノン
ル−2−オキソ−1−ピペリジル)ブチル〕アミノ}ブ
チル〕ベンゾキサゾリノン
【0346】例150 3−メチル−6−〔4−{N−〔4−(2−オキソ−1
−ピペリジル)ブチル〕アミノ}ブチル〕ベンゾキサゾ
リノン
−ピペリジル)ブチル〕アミノ}ブチル〕ベンゾキサゾ
リノン
【0347】例151〜162 例2〜13に記載の方法を使用するが、3−メチル−6
−(2−アミノエチル)ベンゾチアゾリノンの代りに、
出願EP110,781に記載の3−メチル−6−(2
−アミノエチル)ベンゾキサゾリノンを用い、下記の化
合物を得る。
−(2−アミノエチル)ベンゾチアゾリノンの代りに、
出願EP110,781に記載の3−メチル−6−(2
−アミノエチル)ベンゾキサゾリノンを用い、下記の化
合物を得る。
【0348】例151 3−メチル−6−{4−〔N−(4−フタルイミドブチ
ル)アミノ〕エチル}ベンゾキサゾリノン
ル)アミノ〕エチル}ベンゾキサゾリノン
【0349】例152 3−メチル−6−{4−〔N−(4−フタルイミドブチ
ル)−N−n−プロピルアミノ〕エチル}ベンゾキサゾ
リノン
ル)−N−n−プロピルアミノ〕エチル}ベンゾキサゾ
リノン
【0350】例153 3−メチル−6−{4−〔N−(3−フタルイミドプロ
ピル)アミノ〕エチル}ベンゾキサゾリノン
ピル)アミノ〕エチル}ベンゾキサゾリノン
【0351】例154 3−メチル−6−{4−〔N−(3−フタルイミドプロ
ピル)−N−プロピルアミノ〕エチル}ベンゾキサゾリ
ノン
ピル)−N−プロピルアミノ〕エチル}ベンゾキサゾリ
ノン
【0352】例155 3−メチル−6−{4−〔N−(2−フタルイミドエチ
ル)−N−n−プロピルアミノ〕エチル}ベンゾキサゾ
リノン
ル)−N−n−プロピルアミノ〕エチル}ベンゾキサゾ
リノン
【0353】例156 3−メチル−6−{4−〔N−(2−フタルイミドエチ
ル)アミノ〕エチル}ベンゾキサゾリノン
ル)アミノ〕エチル}ベンゾキサゾリノン
【0354】例157 3−〔4−{N−〔4−(3−メチルベンゾキサゾリノ
ン−6−イル)エチル〕アミノ}ブチル〕−2,4−ジ
オキソ−3−アザスピロ〔4.5〕デカン
ン−6−イル)エチル〕アミノ}ブチル〕−2,4−ジ
オキソ−3−アザスピロ〔4.5〕デカン
【0355】例158 3−〔4−{N−〔4−(3−メチルベンゾキサゾリノ
ン−6−イル)エチル〕−N−n−プロピルアミノ}ブ
チル〕−2,4−ジオキソ−3−アザスピロ〔4.5〕
デカン
ン−6−イル)エチル〕−N−n−プロピルアミノ}ブ
チル〕−2,4−ジオキソ−3−アザスピロ〔4.5〕
デカン
【0356】例159 3−〔4−{N−〔4−(3−メチルベンゾキサゾリノ
ン−6−イル)エチル〕アミノ}ブチル〕−2,4−ジ
オキソ−3−アザビシクロ〔3.3.0〕オクタン
ン−6−イル)エチル〕アミノ}ブチル〕−2,4−ジ
オキソ−3−アザビシクロ〔3.3.0〕オクタン
【0357】例160 3−メチル−6−〔4−{N−〔4−(4,4−ジメチ
ル−2,6−ジオキソ−1−ピベリジル)ブチル〕アミ
ノ}エチル〕ベンゾキサゾリノン
ル−2,6−ジオキソ−1−ピベリジル)ブチル〕アミ
ノ}エチル〕ベンゾキサゾリノン
【0358】例161 3−メチル−6−〔4−{N−〔4−(4,4−ジメチ
ル−2−オキソ−1−ピペリジル)ブチル〕アミノ}エ
チル〕ベンゾキサゾリノン
ル−2−オキソ−1−ピペリジル)ブチル〕アミノ}エ
チル〕ベンゾキサゾリノン
【0359】例162 3−メチル−6−〔4−{N−〔4−(2−オキソ−1
−ピペリジル)ブチル〕アミノ}エチル〕ベンゾキサゾ
リノン
−ピペリジル)ブチル〕アミノ}エチル〕ベンゾキサゾ
リノン
【0360】例163 3−〔4−{N−メチル−N−〔2−(3−メチルベン
ゾチアゾリノン−6−イル)エチル〕アミノ}ブチル〕
−2,4−ジオキソ−3−アザスピロ〔4.5〕デカン
塩酸塩
ゾチアゾリノン−6−イル)エチル〕アミノ}ブチル〕
−2,4−ジオキソ−3−アザスピロ〔4.5〕デカン
塩酸塩
【0361】還流コンデンサーを付けた丸首フラスコ中
で、例15で得られる3−メチル−6−〔2−(N−メ
チルアミノ)エチル〕ベンゾチアゾリノン10-2モルお
よびトリエチルアミン1,2×10-2モルをアセトン中
に溶解し、この混合物を15分間、還流させる。N−
(4−ブロモブチル)−2,4−ジオキソ−3−アザス
ピロ〔4.5〕デカン0.02モルを加え、還流を24
時間継続する。生成された沈殿を水切りし、濾液を蒸発
乾燥させ、残留物を稀塩酸溶液に取り、この酸性混合物
をトルエンで洗浄し、次いでアルカリ性にした後に、こ
の水性相をクロロホルムで数回抽出する。
で、例15で得られる3−メチル−6−〔2−(N−メ
チルアミノ)エチル〕ベンゾチアゾリノン10-2モルお
よびトリエチルアミン1,2×10-2モルをアセトン中
に溶解し、この混合物を15分間、還流させる。N−
(4−ブロモブチル)−2,4−ジオキソ−3−アザス
ピロ〔4.5〕デカン0.02モルを加え、還流を24
時間継続する。生成された沈殿を水切りし、濾液を蒸発
乾燥させ、残留物を稀塩酸溶液に取り、この酸性混合物
をトルエンで洗浄し、次いでアルカリ性にした後に、こ
の水性相をクロロホルムで数回抽出する。
【0362】有機相を集め、蒸発乾燥させ、残留物を無
水エーテルに取り、次いで必要量のエーテル性塩酸を加
える。生成物を水切りし、乾燥させ、次いで再結晶させ
る。
水エーテルに取り、次いで必要量のエーテル性塩酸を加
える。生成物を水切りし、乾燥させ、次いで再結晶させ
る。
【0363】収率:35%融点 :173−174℃スペクトル特性 :赤外 : 1600−1680cm-1:vCO 1750cm-1:vCO(SCON)1H核磁気共鳴 : 2.60ppm,シングレット:4H 2(NCH2 C
O) 2.80ppm,シングレット:3H(アミン) 3.50ppm,シングレット:3H(アミド)
O) 2.80ppm,シングレット:3H(アミン) 3.50ppm,シングレット:3H(アミド)
【0364】例164 3−〔4−{N−メチル−N−〔2−(3−メチルベン
ゾチアゾリノン−6−イル)エチル〕−N−メチルアミ
ノ}ブチル〕−2,4−ジオキソ−3−アザビシクロ
〔3.3.0〕オクタン塩酸塩
ゾチアゾリノン−6−イル)エチル〕−N−メチルアミ
ノ}ブチル〕−2,4−ジオキソ−3−アザビシクロ
〔3.3.0〕オクタン塩酸塩
【0365】例163に記載の方法を使用するが、N−
(4−ブロモブチル)−2,4−ジオキソ−3−アザス
ピロ〔4.5〕デカンの代りに、N−(4−ブロモブチ
ル)−2,4−ジオキソ−3−アザビシクロ〔3.3.
0〕オクタンを用い、標題の生成物を得る。
(4−ブロモブチル)−2,4−ジオキソ−3−アザス
ピロ〔4.5〕デカンの代りに、N−(4−ブロモブチ
ル)−2,4−ジオキソ−3−アザビシクロ〔3.3.
0〕オクタンを用い、標題の生成物を得る。
【0366】収率:45%融点 :130−132℃スペクトル特性 : 赤外: 1600−1700cm-1:vCO 1760cm-1:vCO(SCON)1H核磁気共鳴 : 2.80ppm,シングレット:3H(CH3 )
【0367】例165 3−〔4−{N−メチル−N−〔4−(3−メチルベン
ゾチアゾリノン−6−イル)ブチル〕アミノ}ブチル〕
−2,4−ジオキソ−3−アザスピロ〔4.5〕デカン
塩酸塩
ゾチアゾリノン−6−イル)ブチル〕アミノ}ブチル〕
−2,4−ジオキソ−3−アザスピロ〔4.5〕デカン
塩酸塩
【0368】例163に記載の方法を使用するが、3−
メチル−6−〔2−(N−メチルアミノ)エチル〕ベン
ゾチアゾリノンの代りに、例47で得られる3−メチル
−6−〔4−(N−メチルアミノ)ブチル〕ベンゾチア
ゾリノンを用い、標題の生成物を得る。
メチル−6−〔2−(N−メチルアミノ)エチル〕ベン
ゾチアゾリノンの代りに、例47で得られる3−メチル
−6−〔4−(N−メチルアミノ)ブチル〕ベンゾチア
ゾリノンを用い、標題の生成物を得る。
【0369】例166 3−〔4−{N−メチル−N−〔4−(3−メチルベン
ゾチアゾリノン−6−イル)ブチル〕アミノ}ブチル〕
−2,4−ジオキソ−3−アザビシクロ〔3.3.0〕
オクタン塩酸塩
ゾチアゾリノン−6−イル)ブチル〕アミノ}ブチル〕
−2,4−ジオキソ−3−アザビシクロ〔3.3.0〕
オクタン塩酸塩
【0370】例164に記載の方法を使用するが、6−
〔2−(N−メチルアミノ)エチル〕ベンゾチアゾリノ
ンの代りに、6−〔4−(N−メチルアミノ)ブチル〕
ベンゾチアゾリノンを用い、標題の生成物を得る。
〔2−(N−メチルアミノ)エチル〕ベンゾチアゾリノ
ンの代りに、6−〔4−(N−メチルアミノ)ブチル〕
ベンゾチアゾリノンを用い、標題の生成物を得る。
【0371】例167 3−〔3−{N−メチル−N−〔2−(3−メチルベン
ゾチアゾリノン−6−イル)エチル〕アミノ}プロピ
ル〕−2,4−ジオキソ−3−アザビシクロ〔4.5〕
デカン塩酸塩
ゾチアゾリノン−6−イル)エチル〕アミノ}プロピ
ル〕−2,4−ジオキソ−3−アザビシクロ〔4.5〕
デカン塩酸塩
【0372】例163に記載の方法を使用するが、N−
(4−ブロモブチル)−2,4−ジオキソ−3−アザス
ピロ〔4.5〕デカンの代りに、N−(3−ブロモプロ
ピル)−2,4−ジオキソ−3−アザスピロ〔4.5〕
デカンを用い、標題の生成物を得る。
(4−ブロモブチル)−2,4−ジオキソ−3−アザス
ピロ〔4.5〕デカンの代りに、N−(3−ブロモプロ
ピル)−2,4−ジオキソ−3−アザスピロ〔4.5〕
デカンを用い、標題の生成物を得る。
【0373】例168 3−〔3−{N−メチル−N−〔2−(3−メチルベン
ゾチアゾリノン−6−イル)エチル〕アミノ}プロピ
ル〕−2,4−ジオキソ−3−アザビシクロ〔3.3.
0〕オクタン塩酸塩
ゾチアゾリノン−6−イル)エチル〕アミノ}プロピ
ル〕−2,4−ジオキソ−3−アザビシクロ〔3.3.
0〕オクタン塩酸塩
【0374】例164に記載の方法を使用するが、N−
(4−ブロモブチル)−2,4−ジオキソ−3−アザビ
シクロ〔3.3.0〕オクタンの代りに、N−(3−ブ
ロモプロピル)−2,4−ジオキソ−3−アザビシクロ
〔3.3.0〕オクタンを用い、標題の生成物を得る。
(4−ブロモブチル)−2,4−ジオキソ−3−アザビ
シクロ〔3.3.0〕オクタンの代りに、N−(3−ブ
ロモプロピル)−2,4−ジオキソ−3−アザビシクロ
〔3.3.0〕オクタンを用い、標題の生成物を得る。
【0375】例169 6−{2−〔4−(メトキシフェニル)−1−ピペラジ
ニル〕エチル}ベンゾチアゾリノン塩酸塩
ニル〕エチル}ベンゾチアゾリノン塩酸塩
【0376】例32に記載の方法を使用するが、1−
(3−トリフルオロメチルフェニル)ピペラジンの代り
に、1−(2−メトキシフェニル)ピペラジンを用い、
この合成の終了時点で(K′2 CO3 によるアルカリ性
化は行なわない)、塩酸塩を単離し、標題の生成物を得
る。水中で再結晶。 融点:>260℃
(3−トリフルオロメチルフェニル)ピペラジンの代り
に、1−(2−メトキシフェニル)ピペラジンを用い、
この合成の終了時点で(K′2 CO3 によるアルカリ性
化は行なわない)、塩酸塩を単離し、標題の生成物を得
る。水中で再結晶。 融点:>260℃
【0377】例170 6−(2−モルホリノエチル)ベンゾチアゾリノン塩酸
塩
塩
【0378】例169に記載の方法を使用するが、1−
(2−メトキシフェニル)ピラジンの代りに、モルホリ
ンを用い、標題の生成物を得る。 95°強度アルコール中で再結晶 融点:>260℃
(2−メトキシフェニル)ピラジンの代りに、モルホリ
ンを用い、標題の生成物を得る。 95°強度アルコール中で再結晶 融点:>260℃
【0379】例171 6−(4−モルホリノブチル)ベンゾチアゾリノン塩酸
塩
塩
【0380】例129に記載の方法を使用するが、1−
(2−メトキシフェニル)ピペラジンの代りに、モルホ
リンを用い、標題の生成物を得る。 トルエン中で再結晶 融点:171〜173℃
(2−メトキシフェニル)ピペラジンの代りに、モルホ
リンを用い、標題の生成物を得る。 トルエン中で再結晶 融点:171〜173℃
【0381】例172 6−{4−〔4−(3−トリフルオロメチルフェニル)
−1−ピペラジニル〕ブチル}ベンゾチアゾリノン
−1−ピペラジニル〕ブチル}ベンゾチアゾリノン
【0382】例131に記載の方法を使用するが、1−
(2−メトキシフェニル)ピペラジンの代りに、1−
(3−トリフルオロメチルフェニル)ピペラジンを用
い、標題の生成物を得る。 95強度アルコール中で再結晶 融点:129〜130℃
(2−メトキシフェニル)ピペラジンの代りに、1−
(3−トリフルオロメチルフェニル)ピペラジンを用
い、標題の生成物を得る。 95強度アルコール中で再結晶 融点:129〜130℃
【0383】例173 7−{2−〔4−(3−トリフルオロメチルフェニル)
−1−ピペラジニル〕エチル}−2,3−ジヒドロ−3
−オキソ−1,4−ベンゾチアジン
−1−ピペラジニル〕エチル}−2,3−ジヒドロ−3
−オキソ−1,4−ベンゾチアジン
【0384】例32に記載の方法を使用するが、6−
(2−ブロモエチル)ベンゾチアゾリノンの代りに、7
−(2−ブロモエチル)−2,3−ジヒドロ−3−オキ
ソ−1,4−ベンゾチアジン(この化合物は、Ann.
Chem.Rome.1955,45,172に記載さ
れている7−アセチル−2,3−ジヒドロ−3−オキソ
−1,4−ベンゾチアジンを塩化メチレン中で臭素で処
理し、7−ブロモアセチル−2,3−ジヒドロ3−オキ
ソ−1,4−ベンゾチアジンを生成させることによって
得られる)を用い、標題の生成物を得る。次いで、酸溶
媒中でトリエチルアミンで処理すると、7−(2−ブロ
モエチル)−2,3−ジヒドロ−3−オキソ−1,4−
ベンゾチアジンが得られる。
(2−ブロモエチル)ベンゾチアゾリノンの代りに、7
−(2−ブロモエチル)−2,3−ジヒドロ−3−オキ
ソ−1,4−ベンゾチアジン(この化合物は、Ann.
Chem.Rome.1955,45,172に記載さ
れている7−アセチル−2,3−ジヒドロ−3−オキソ
−1,4−ベンゾチアジンを塩化メチレン中で臭素で処
理し、7−ブロモアセチル−2,3−ジヒドロ3−オキ
ソ−1,4−ベンゾチアジンを生成させることによって
得られる)を用い、標題の生成物を得る。次いで、酸溶
媒中でトリエチルアミンで処理すると、7−(2−ブロ
モエチル)−2,3−ジヒドロ−3−オキソ−1,4−
ベンゾチアジンが得られる。
【0385】例174 3−メチル−6−{2−〔4−(3−ピリジル)−1−
ピペラジニル〕エチル}ベンゾチアゾリノン塩酸塩
ピペラジニル〕エチル}ベンゾチアゾリノン塩酸塩
【0386】例29に記載の方法を使用するが、1−
(3−トリフルオロメチルフェニル)ピペラジンの代り
に、1−(3−ピリジル)ピペラジンを用い、標題の生
成物を得る。
(3−トリフルオロメチルフェニル)ピペラジンの代り
に、1−(3−ピリジル)ピペラジンを用い、標題の生
成物を得る。
【0387】例175 3−メチル−6−{2−〔4−(2−ピリミジル)−1
−ピペラジニル〕エチル}ベンゾチアゾリノン塩酸塩
−ピペラジニル〕エチル}ベンゾチアゾリノン塩酸塩
【0388】例29に記載の方法を使用するが、1−
(3−トリフルオロメチルフェニル)ピペラジンの代り
に、1−(2−ピリミジル)ピペラジンを用い、標題の
生成物を得る。
(3−トリフルオロメチルフェニル)ピペラジンの代り
に、1−(2−ピリミジル)ピペラジンを用い、標題の
生成物を得る。
【0389】例176 3−メチル−6−{2−〔4−(2−ピリジル)−1−
ピペラジニル〕エチル}ベンゾチアゾリノン
ピペラジニル〕エチル}ベンゾチアゾリノン
【0390】例87に記載の方法を使用するが、1−
(3−トリフルオロメチルフェニル)ピペラジンの代り
に、1−(2−ピリジル)ピペラジンを用い、標題の生
成物を得る。
(3−トリフルオロメチルフェニル)ピペラジンの代り
に、1−(2−ピリジル)ピペラジンを用い、標題の生
成物を得る。
【0391】例177 4−メチル−7−{4−〔4−(2−ピリミジル)−1
−ピペラジニル〕ブチル}−2,3−ジヒドロ−3−オ
キソ−1,4−ベンゾキサジン
−ピペラジニル〕ブチル}−2,3−ジヒドロ−3−オ
キソ−1,4−ベンゾキサジン
【0392】例87に記載の方法を使用するが、1−
(3−トリフルオロメチルフェニル)ピペラジンの代り
に、1−(2−ピリジル)ピペラジンを用い、標題の生
成物を得る。
(3−トリフルオロメチルフェニル)ピペラジンの代り
に、1−(2−ピリジル)ピペラジンを用い、標題の生
成物を得る。
【0393】例178 8−{2−〔4−(3−トリフオロメチルフェニル)−
ピペラジン−1−イル〕エチル}−2,3−ジヒドロ−
3−オキソ−1,4−ベンゾチアジン
ピペラジン−1−イル〕エチル}−2,3−ジヒドロ−
3−オキソ−1,4−ベンゾチアジン
【0394】例173に記載の方法を使用するが、7−
(2−ブロモエチル)−2,3−ジヒドロ−3−オキソ
−1,4−ベンゾチアジンの代りに、8−(2−ブロモ
エチル)−2,3−ジヒドロ−3−オキソ−1,4−ベ
ンゾチアジン(この化合物は、出発物質として、Eu
r.J.Med.Chen.1989.24(5),4
79〜484に記載の8−アセチル−2,3−ジヒドロ
−3−オキソ−1,4−ベンゾチアジンを使用して得ら
れる)を用い、標題の生成物を得る。
(2−ブロモエチル)−2,3−ジヒドロ−3−オキソ
−1,4−ベンゾチアジンの代りに、8−(2−ブロモ
エチル)−2,3−ジヒドロ−3−オキソ−1,4−ベ
ンゾチアジン(この化合物は、出発物質として、Eu
r.J.Med.Chen.1989.24(5),4
79〜484に記載の8−アセチル−2,3−ジヒドロ
−3−オキソ−1,4−ベンゾチアジンを使用して得ら
れる)を用い、標題の生成物を得る。
【0395】前記の方法に従い、下記の化合物が得られ
る: 7−{2−〔4−(4−フルオロフェニル)−1−ピペ
ラジニル〕エチル}−2,3−ジヒドロ−3−オキソ−
1,4−ベンゾチアジン 7−{2−〔4−(2−メトキシフェニル)−1−ピペ
ラジニル〕エチル−2,3−ジヒドロ−3−オキソ−
1,4−ベンゾチアジン
る: 7−{2−〔4−(4−フルオロフェニル)−1−ピペ
ラジニル〕エチル}−2,3−ジヒドロ−3−オキソ−
1,4−ベンゾチアジン 7−{2−〔4−(2−メトキシフェニル)−1−ピペ
ラジニル〕エチル−2,3−ジヒドロ−3−オキソ−
1,4−ベンゾチアジン
【0396】7−{2−〔4−(2−ピリミジル)−1
−ピペラジニル〕エチル}−2,3−ジヒドロ−3−オ
キソ−1,4−ベンゾチアジン 7−{2−〔4−(2−ピリジル)−1−ピペラジニ
ル〕エチル}−2,3−ジヒドロ−3−オキソ−1,4
−ベンゾチアジン
−ピペラジニル〕エチル}−2,3−ジヒドロ−3−オ
キソ−1,4−ベンゾチアジン 7−{2−〔4−(2−ピリジル)−1−ピペラジニ
ル〕エチル}−2,3−ジヒドロ−3−オキソ−1,4
−ベンゾチアジン
【0397】前記の方法を使用するが、6−(ブロモア
セチル)−2,3−ジヒドロ−3−オキソ−ベンゾキサ
ジンから出発し、下記の化合物を得る: 6−{2−〔4−(4−フルオロフェニル)−1−ピペ
ラジニル〕エチル}−2,3−ジヒドロ−3−オキソ−
1,4−ベンゾチアジン 6−{2−〔4−(2−メトキシフェニル)−1−ピペ
ラジニル〕エチル}−2,3−ジヒドロ−3−オキソ−
1,4−ベンゾチアジン
セチル)−2,3−ジヒドロ−3−オキソ−ベンゾキサ
ジンから出発し、下記の化合物を得る: 6−{2−〔4−(4−フルオロフェニル)−1−ピペ
ラジニル〕エチル}−2,3−ジヒドロ−3−オキソ−
1,4−ベンゾチアジン 6−{2−〔4−(2−メトキシフェニル)−1−ピペ
ラジニル〕エチル}−2,3−ジヒドロ−3−オキソ−
1,4−ベンゾチアジン
【0398】6−{2−〔4−(3−トリフルオロメチ
ルフェニル)−1−ピペラジニル〕エチル}−2,3−
ジヒドロ−3−オキソ−1,4−ベンゾチアジン 6−{2−〔4−(2−ピリミジニル)−1−ピペラジ
ニル〕エチル}−2,3−ジヒドロ−3−オキソ−1,
4−ベンゾチアジン 7−{2−〔4−(2−ピリジル)−1−ピペラジニ
ル〕エチル}−2,3−ジヒドロ−3−オキソ−1,4
−ベンゾチアジン
ルフェニル)−1−ピペラジニル〕エチル}−2,3−
ジヒドロ−3−オキソ−1,4−ベンゾチアジン 6−{2−〔4−(2−ピリミジニル)−1−ピペラジ
ニル〕エチル}−2,3−ジヒドロ−3−オキソ−1,
4−ベンゾチアジン 7−{2−〔4−(2−ピリジル)−1−ピペラジニ
ル〕エチル}−2,3−ジヒドロ−3−オキソ−1,4
−ベンゾチアジン
【0399】例26〜31に記載の方法を使用するが、
3−メチル−6−(2−ブロモエチル)ベンゾチアゾリ
ノンの代りに、4−メチル−7−(2−ブロモエチル)
−2,3−ジヒドロ−3−オキソ−ベンゾキサジンを用
い、下記の化合物を得る:
3−メチル−6−(2−ブロモエチル)ベンゾチアゾリ
ノンの代りに、4−メチル−7−(2−ブロモエチル)
−2,3−ジヒドロ−3−オキソ−ベンゾキサジンを用
い、下記の化合物を得る:
【0400】4−メチル−7−〔2−{〔2−(ヒドロ
キシフェニル)−2−ヒドロキシエチル〕アミノ}エチ
ル〕−2,3−ジヒドロ−3−オキソ−ベンゾキサジン 4−メチル−7−(2−ジプロピルアミノエチル)−
2,3−ジヒドロ−3−オキソ−1,4−ベンゾキサジ
ン 4−メチル−7−{2−〔4−(2,3,4−トリメト
キシベンジル)−1−ピペラジニル〕エチル}−2,3
−ジヒドロ−3−オキソ−1,4−ベンゾキサジン
キシフェニル)−2−ヒドロキシエチル〕アミノ}エチ
ル〕−2,3−ジヒドロ−3−オキソ−ベンゾキサジン 4−メチル−7−(2−ジプロピルアミノエチル)−
2,3−ジヒドロ−3−オキソ−1,4−ベンゾキサジ
ン 4−メチル−7−{2−〔4−(2,3,4−トリメト
キシベンジル)−1−ピペラジニル〕エチル}−2,3
−ジヒドロ−3−オキソ−1,4−ベンゾキサジン
【0401】4−メチル−7−{2−〔4−(3−トリ
フルオロメチルフェニル)−1−ピペラジニル〕エチ
ル}−2,3−ジヒドロ−3−オキソ−1,4−ベンゾ
キサジン 4−メチル−7−{2−〔4−(2−メトキシ)−1−
ピペラジニル〕エチル}−2,3−ジヒドロ−3−オキ
ソ−1,4−ベンゾキサジン 4−メチル−7−{2−〔4−(4−フルオロ)−1−
ピペラジニル〕エチル}−2,3−ジヒドロ−3−オキ
ソ−1,4−ベンゾキサジン
フルオロメチルフェニル)−1−ピペラジニル〕エチ
ル}−2,3−ジヒドロ−3−オキソ−1,4−ベンゾ
キサジン 4−メチル−7−{2−〔4−(2−メトキシ)−1−
ピペラジニル〕エチル}−2,3−ジヒドロ−3−オキ
ソ−1,4−ベンゾキサジン 4−メチル−7−{2−〔4−(4−フルオロ)−1−
ピペラジニル〕エチル}−2,3−ジヒドロ−3−オキ
ソ−1,4−ベンゾキサジン
【0402】7−{2−〔4−(3−トリフルオロメチ
ルフェニル)−ピペラジン−1−イル〕エチル}−2,
3−ジヒドロ−3−オキソ−1,4−ベンゾキサジン 7−{2−〔4−(2−メトキシフェニル)−ピペラジ
ン−1−イル)エチル〕−2,3−ジヒドロ−3−オキ
ソ−1,4−ベンゾキサジン 7−{2−〔4−(4−フルオロフェニル)−ピペラジ
ン−1−イル〕エチル}−2,3−ジヒドロ−3−オキ
ソ−1,4−ベンゾキサジン
ルフェニル)−ピペラジン−1−イル〕エチル}−2,
3−ジヒドロ−3−オキソ−1,4−ベンゾキサジン 7−{2−〔4−(2−メトキシフェニル)−ピペラジ
ン−1−イル)エチル〕−2,3−ジヒドロ−3−オキ
ソ−1,4−ベンゾキサジン 7−{2−〔4−(4−フルオロフェニル)−ピペラジ
ン−1−イル〕エチル}−2,3−ジヒドロ−3−オキ
ソ−1,4−ベンゾキサジン
【0403】7−{4−〔4−(3−トリフルオロメチ
ル)−ピペラジン−1−イル〕ブチル}−2,3−ジヒ
ドロ−3−オキソ−1,4−ベンゾキサジン 7−{4−〔4−(2−メトキシフェニル)−ピペラジ
ン−1−イル〕ブチル}−2,3−ジヒドロ−3−オキ
ソ−1,4−ベンゾキサジン 7−{4−〔4−(4−フルオロフェニル)−ピペラジ
ン−1−イル〕ブチル}−2,3−ジヒドロ−3−オキ
ソ−1,4−ベンゾキサジン
ル)−ピペラジン−1−イル〕ブチル}−2,3−ジヒ
ドロ−3−オキソ−1,4−ベンゾキサジン 7−{4−〔4−(2−メトキシフェニル)−ピペラジ
ン−1−イル〕ブチル}−2,3−ジヒドロ−3−オキ
ソ−1,4−ベンゾキサジン 7−{4−〔4−(4−フルオロフェニル)−ピペラジ
ン−1−イル〕ブチル}−2,3−ジヒドロ−3−オキ
ソ−1,4−ベンゾキサジン
【0404】4−メチル−7−{2−〔4−(3−トリ
フルオロメチルフェニル)ピペラジン−1−イル〕エチ
ル}−2,3−ジヒドロ−3−オキソ−1,4−ベンゾ
チアジン 4−メチル−7−{2−〔4−(2−メトキシフェニ
ル)ピペラジン−1−イル〕エチル}−2,3−ジヒド
ロ−3−オキソ−1,4−ベンゾチアジン 4−メチル−7−{2−〔4−(4−フルオロフェニ
ル)−ピペラジン−1−イル〕エチル}−2,3−ジヒ
ドロ−3−オキソ−1,4−ベンゾチアジン
フルオロメチルフェニル)ピペラジン−1−イル〕エチ
ル}−2,3−ジヒドロ−3−オキソ−1,4−ベンゾ
チアジン 4−メチル−7−{2−〔4−(2−メトキシフェニ
ル)ピペラジン−1−イル〕エチル}−2,3−ジヒド
ロ−3−オキソ−1,4−ベンゾチアジン 4−メチル−7−{2−〔4−(4−フルオロフェニ
ル)−ピペラジン−1−イル〕エチル}−2,3−ジヒ
ドロ−3−オキソ−1,4−ベンゾチアジン
【0405】4−メチル−7−{4−〔4−(3−トリ
フルオロメチルフェニル)ピペラジン−1−イル〕ブチ
ル}−2,3−ジヒドロ−3−オキソ−1,4−ベンゾ
チアジン 4−メチル−7−{4−〔4−(2−メトキシフェニ
ル)−ピペラジン−1−イル〕ブチル}−2,3−ジヒ
ドロ−3−オキソ−1,4−ベンゾチアジン 4−メチル−7−{4−〔4−(4−フルオロフェニ
ル)−ピペラジン−1−イル〕ブチル}−2,3−ジヒ
ドロ−3−オキソ−1,4−ベンゾチアジン
フルオロメチルフェニル)ピペラジン−1−イル〕ブチ
ル}−2,3−ジヒドロ−3−オキソ−1,4−ベンゾ
チアジン 4−メチル−7−{4−〔4−(2−メトキシフェニ
ル)−ピペラジン−1−イル〕ブチル}−2,3−ジヒ
ドロ−3−オキソ−1,4−ベンゾチアジン 4−メチル−7−{4−〔4−(4−フルオロフェニ
ル)−ピペラジン−1−イル〕ブチル}−2,3−ジヒ
ドロ−3−オキソ−1,4−ベンゾチアジン
【0406】7−{4−〔4−(3−トリフルオロメチ
ルフェニル)−ピペラジン−1−イル〕ブチル}−2,
3−ジヒドロ−3−オキソ−1,4−ベンゾチアジン 7−{4−〔4−(2−メトキシフェニル)ピペラジン
−1−イル〕ブチル}−2,3−ジヒドロ−3−オキソ
−1,4−ベンゾチアジン 7−{4−〔4−(4−フルオロフェニル)ピペラジン
−1−イル〕ブチル}−2,3−ジヒドロ−3−オキソ
−1,4−ベンゾチアジン
ルフェニル)−ピペラジン−1−イル〕ブチル}−2,
3−ジヒドロ−3−オキソ−1,4−ベンゾチアジン 7−{4−〔4−(2−メトキシフェニル)ピペラジン
−1−イル〕ブチル}−2,3−ジヒドロ−3−オキソ
−1,4−ベンゾチアジン 7−{4−〔4−(4−フルオロフェニル)ピペラジン
−1−イル〕ブチル}−2,3−ジヒドロ−3−オキソ
−1,4−ベンゾチアジン
【0407】6−{2−〔4−(4−フルオロフェニ
ル)ピペラジン−1−イル〕エチル}ベンゾチアゾリノ
ン 6−{4−〔4−(4−フルオロフェニル)ピペラジン
−1−イル〕ブチル}ベンゾチアゾリノン 6−{2−〔4−フェニルピヘラジン−1−イル〕エチ
ル}ベンゾチアゾリノンおよびその3−メチル化化合物
ル)ピペラジン−1−イル〕エチル}ベンゾチアゾリノ
ン 6−{4−〔4−(4−フルオロフェニル)ピペラジン
−1−イル〕ブチル}ベンゾチアゾリノン 6−{2−〔4−フェニルピヘラジン−1−イル〕エチ
ル}ベンゾチアゾリノンおよびその3−メチル化化合物
【0408】6−{4−〔4−フェニルピヘラジン−1
−イル〕ブチル}ベンゾチアゾリノンおよびその3−メ
チル化化合物 7−{2−〔4−フェニルピヘラジン−1−イル〕エチ
ル}−2,3−ジヒドロ−3−オキソ−1,4−ベンゾ
キサジンおよびその4−メチル化化合物 7−{4−〔4−フェニルピヘラジン−1−イル〕ブチ
ル}−2,3−ジヒドロ−3−オキソ−1,4−ベンゾ
キサジンおよびその4−メチル化化合物
−イル〕ブチル}ベンゾチアゾリノンおよびその3−メ
チル化化合物 7−{2−〔4−フェニルピヘラジン−1−イル〕エチ
ル}−2,3−ジヒドロ−3−オキソ−1,4−ベンゾ
キサジンおよびその4−メチル化化合物 7−{4−〔4−フェニルピヘラジン−1−イル〕ブチ
ル}−2,3−ジヒドロ−3−オキソ−1,4−ベンゾ
キサジンおよびその4−メチル化化合物
【0409】7−{2−〔4−フェニルピヘラジン−1
−イル〕エチル}−2,3−ジヒドロ−3−オキソ−
1,4−ベンゾチアジンおよびその4−メチル化化合物 7−{4−〔4−フェニルピヘラジン−1−イル〕ブチ
ル}−2,3−ジヒドロ−3−オキソ−1,4−ベンゾ
チアジンおよびそのメチル化化合物
−イル〕エチル}−2,3−ジヒドロ−3−オキソ−
1,4−ベンゾチアジンおよびその4−メチル化化合物 7−{4−〔4−フェニルピヘラジン−1−イル〕ブチ
ル}−2,3−ジヒドロ−3−オキソ−1,4−ベンゾ
チアジンおよびそのメチル化化合物
【0410】本発明の化合物の薬理学的研究 例179 5−HT1A、5−HT2 、D2 およびα2 レセプターに
対するインビトロ親和性試験
対するインビトロ親和性試験
【0411】5−HT1A、5−HT2 、D2 およびα2
レセプターに対するインビトロ親和性試験を慣用の結合
技法に従い行なった。これらの研究の結果は、本発明の
化合物が、5−HT1Aレセプターに対し10 -10 Mの程
度のK0.5を有することを示す。この極めて大きい親
和性は、極めて大きい選択性によって補充されている。
実際に、5−HT1A/D2 親和性比は100に等しい。
5−HT1A/α2親和性比は104に等しく、そしてま
た5−HT1A/5−HT2 親和性比は103に近い。
レセプターに対するインビトロ親和性試験を慣用の結合
技法に従い行なった。これらの研究の結果は、本発明の
化合物が、5−HT1Aレセプターに対し10 -10 Mの程
度のK0.5を有することを示す。この極めて大きい親
和性は、極めて大きい選択性によって補充されている。
実際に、5−HT1A/D2 親和性比は100に等しい。
5−HT1A/α2親和性比は104に等しく、そしてま
た5−HT1A/5−HT2 親和性比は103に近い。
【0412】例108 急性毒性 急性毒性は一群8匹のマウス(26±2g)に、650
mg/kgの投与量で経口投与した後に評価した。被験
動物は、処理の第1日目は規則的間隔で、引続く2週間
は毎日観察した。本発明の化合物の大部分は完全に無毒
性であることが判った。本発明の化合物の大部分は、6
50mg/kgの投与量で投与した後に、動物を死亡さ
せず、そしてまたこの投与量で投与した後に、障害は一
般に見い出されない。
mg/kgの投与量で経口投与した後に評価した。被験
動物は、処理の第1日目は規則的間隔で、引続く2週間
は毎日観察した。本発明の化合物の大部分は完全に無毒
性であることが判った。本発明の化合物の大部分は、6
50mg/kgの投与量で投与した後に、動物を死亡さ
せず、そしてまたこの投与量で投与した後に、障害は一
般に見い出されない。
【0413】例181 不安解消活性試験−ハトかっとう試験 以前に実験に使用されたことがない、6羽のWhile
Carneauxハトに、赤色光または白色光を通
す、Plexiglass製のカギをつつく訓練をす
る。この応答カギは、実験室の前面壁に据付ける。ハト
はその正常な体重の85%にし、その後で実験を開始す
る。実験は連続概算法(method of succ
essive approximations)を用い
て行なう。(Frester、1953)。
Carneauxハトに、赤色光または白色光を通
す、Plexiglass製のカギをつつく訓練をす
る。この応答カギは、実験室の前面壁に据付ける。ハト
はその正常な体重の85%にし、その後で実験を開始す
る。実験は連続概算法(method of succ
essive approximations)を用い
て行なう。(Frester、1953)。
【0414】開始時点で、各ハトのカギをつつく力(こ
れによって赤色光または白色光が点灯する)が0.15
Nを越えると、ハトはこのカギの下に位置する自動供給
機からの穀物混合物に接近することができる。数日後
に、カギを30回、つつくまで、穀物を供給しない。3
0回目のつつきに対する応答が得られ、つつき動作が規
則的になった時点で、食物を供給する。カギの光の色は
3分毎に変える(白色から赤色に、そしてまた赤色から
白色に)。30回のつつき動作に対する応答レベルの測
定は各々の光の相の期間中行う。
れによって赤色光または白色光が点灯する)が0.15
Nを越えると、ハトはこのカギの下に位置する自動供給
機からの穀物混合物に接近することができる。数日後
に、カギを30回、つつくまで、穀物を供給しない。3
0回目のつつきに対する応答が得られ、つつき動作が規
則的になった時点で、食物を供給する。カギの光の色は
3分毎に変える(白色から赤色に、そしてまた赤色から
白色に)。30回のつつき動作に対する応答レベルの測
定は各々の光の相の期間中行う。
【0415】この相の間および実験全体を通して、一日
の試験計画は3分間の各光変更順序を5回反復すること
から構成し、これらの変更順序の間に、30秒の間隔を
もうけ、この期間中は点灯用キイを消し、応答が得られ
ないようにする。従って、一回の試験計画には、約35
〜40分を要する。これらの応答レベルが安定になり、
5日間の期間中の各色に対して同一になった時点で(こ
れには3〜4週間が必要である)有色相の1つにおける
各30回の応答によって、食物の放出および恥骨橋上に
設置した電極により供給される短時間(200ミリ秒)
かつ適度(1.3ミリアンペア)の電気ショックを同時
にもたらす。応答レベルは、初めに減少し、次いで初期
のレベルに戻る。
の試験計画は3分間の各光変更順序を5回反復すること
から構成し、これらの変更順序の間に、30秒の間隔を
もうけ、この期間中は点灯用キイを消し、応答が得られ
ないようにする。従って、一回の試験計画には、約35
〜40分を要する。これらの応答レベルが安定になり、
5日間の期間中の各色に対して同一になった時点で(こ
れには3〜4週間が必要である)有色相の1つにおける
各30回の応答によって、食物の放出および恥骨橋上に
設置した電極により供給される短時間(200ミリ秒)
かつ適度(1.3ミリアンペア)の電気ショックを同時
にもたらす。応答レベルは、初めに減少し、次いで初期
のレベルに戻る。
【0416】本発明の化合物の投与は、5日間の期間に
わたり、安定レベルの応答が得られた後に行なう。本発
明の化合物を0.3mg/kgの投与量で筋肉内注射す
ると、電気ショックがあるかないかに関係なく、応答の
有意の増大が生じる。このことは、本発明の化合物が不
安解消活性を有することを証明している。
わたり、安定レベルの応答が得られた後に行なう。本発
明の化合物を0.3mg/kgの投与量で筋肉内注射す
ると、電気ショックがあるかないかに関係なく、応答の
有意の増大が生じる。このことは、本発明の化合物が不
安解消活性を有することを証明している。
【0417】例182 鎮痛活性試験 痛みに対する活性は、SIEGMUNDによって開示さ
れた技法(SIEGMUND E.A.、R.A.CA
DMUSおよびGOLUによるJ.Pharm.Ex
p.Ther.119,1984,1954)から誘導
される方法に従い、マウス(23〜25g)で評価し
た。一群12匹の無作為に選んだマウスを経口処置し
(対照には賦形剤を与える)、1時間後に、フェニル−
p−ベンゾキノン(Sigma製)の0.02%水性−
アルコール性溶液を腹腔内注射する。この注射後の5分
〜10分の間、もがき動作を数える。
れた技法(SIEGMUND E.A.、R.A.CA
DMUSおよびGOLUによるJ.Pharm.Ex
p.Ther.119,1984,1954)から誘導
される方法に従い、マウス(23〜25g)で評価し
た。一群12匹の無作為に選んだマウスを経口処置し
(対照には賦形剤を与える)、1時間後に、フェニル−
p−ベンゾキノン(Sigma製)の0.02%水性−
アルコール性溶液を腹腔内注射する。この注射後の5分
〜10分の間、もがき動作を数える。
【0418】得られた活性パーセントを各投与量毎に評
価した(被処置動物のもがき動作の数の、対照に対する
減少%)。各被験化合物に関して、50%活性を生じる
投与量ED50を決定する。本発明の化合物の一部は、非
常に有利な鎮痛活性を有することが見い出された。たと
えば、例31の化合物のED50は5mg/kgの程度で
ある。
価した(被処置動物のもがき動作の数の、対照に対する
減少%)。各被験化合物に関して、50%活性を生じる
投与量ED50を決定する。本発明の化合物の一部は、非
常に有利な鎮痛活性を有することが見い出された。たと
えば、例31の化合物のED50は5mg/kgの程度で
ある。
【0419】例183 催眠活性試験 平均体重22±2gの雄のIFFA−CREDO種OF
Iマウスに被験化合物を含有するアラビヤゴムからなる
溶液を、0.25ml/体重20gにもとづき、10m
g/kgの量で食道挿管により投与した。動物が背面臥
位になった後に、眠りに入るまでに要した時間および睡
眠の持続時間を記録した。対照としては、ペントバルビ
タールを50mg/kgの投与量で使用する。
Iマウスに被験化合物を含有するアラビヤゴムからなる
溶液を、0.25ml/体重20gにもとづき、10m
g/kgの量で食道挿管により投与した。動物が背面臥
位になった後に、眠りに入るまでに要した時間および睡
眠の持続時間を記録した。対照としては、ペントバルビ
タールを50mg/kgの投与量で使用する。
【0420】本発明の化合物の一部は10mg/kgの
投与量で、対照として用いた50mg/kgの投与量の
ペントバルビタールに比較して、大きい催眠活性を有す
る。
投与量で、対照として用いた50mg/kgの投与量の
ペントバルビタールに比較して、大きい催眠活性を有す
る。
【0421】例184 抗高血圧活性試験 この実験は23〜24週令の自発性高血圧症の雄のラッ
ト(OKAMOTO種−Charles River繁
殖)に対して行なった。本発明の化合物は、50:50
水/アラビヤゴム シロップ混合物に入れ、2日間の毎
日処置で、1mg/kg容量中の30mg/kgの一日
投与量で食道を用いるガバージュによって、経口投与し
た。
ト(OKAMOTO種−Charles River繁
殖)に対して行なった。本発明の化合物は、50:50
水/アラビヤゴム シロップ混合物に入れ、2日間の毎
日処置で、1mg/kg容量中の30mg/kgの一日
投与量で食道を用いるガバージュによって、経口投与し
た。
【0422】各投与量を一群5匹のラットに投与した。
対照として、偽薬(水)を1ml/kgの量で投与し
た。BYRONおよびWILSONの方法(1938)
に従い、ラットの尾の動脈血圧を測定した。
対照として、偽薬(水)を1ml/kgの量で投与し
た。BYRONおよびWILSONの方法(1938)
に従い、ラットの尾の動脈血圧を測定した。
【0423】この終了時点まで、NARCOタイプPE
300電気血圧計に連結した含気ゴム製カフスを、ラッ
トの尾に、その根元から2cmの所に付け、尾動脈を圧
追するようにする。含気型拍動センサーにより、カフス
から1cm下流の動脈拍動を聴診する。収縮期血圧値
は、このノズルを調節する間に見い出される収縮期/拡
張期変動の再現時点の数値である。
300電気血圧計に連結した含気ゴム製カフスを、ラッ
トの尾に、その根元から2cmの所に付け、尾動脈を圧
追するようにする。含気型拍動センサーにより、カフス
から1cm下流の動脈拍動を聴診する。収縮期血圧値
は、このノズルを調節する間に見い出される収縮期/拡
張期変動の再現時点の数値である。
【0424】各動物に対し、5回の血圧測定を行なう。
2つの極端な数値を除き、残りの3つの数値の平均値を
計算する。一群5匹のラット当りの拡張期血圧の平均値
を、全ての処置の前および第1回目のカバージュの後の
2時間および24時間に計算する。本発明の化合物の一
部は、有意の抗高血圧活性を有する。
2つの極端な数値を除き、残りの3つの数値の平均値を
計算する。一群5匹のラット当りの拡張期血圧の平均値
を、全ての処置の前および第1回目のカバージュの後の
2時間および24時間に計算する。本発明の化合物の一
部は、有意の抗高血圧活性を有する。
【0425】例185 医薬組成物 心を患らっている状態の処置用の、3−〔4−{N−
〔2−(3−メチルベンゾチアゾリノン−6−イル)エ
チル〕アミノ}ブチル〕−2,4−ジオキソ−3−アザ
スピロ〔4.5〕デカン5mg含有錠剤
〔2−(3−メチルベンゾチアゾリノン−6−イル)エ
チル〕アミノ}ブチル〕−2,4−ジオキソ−3−アザ
スピロ〔4.5〕デカン5mg含有錠剤
【0426】 錠剤1,000個用の調剤処方 3−〔4−{N−〔2−(3−メチルベンゾチアゾリノン−6−イル) エチル〕アミノ}ブチル〕−2,4−ジオキソ −3−アザスピロ〔4.5〕デカン 5g 小麦デンプン 20g トウモロコシデンプン 20g 乳糖 65g ステアリン酸マグネシウム 2g シリカ 1g ヒドロキシプロピルセルロース 2g
【0427】精神障害の処置用の、3−メチル−6−
{2−〔4−(3−トリフルオロメチルフェニル)−1
−ピペラジニル〕エチル}ベンゾチアゾリノン塩酸塩
2.5mg含有錠剤
{2−〔4−(3−トリフルオロメチルフェニル)−1
−ピペラジニル〕エチル}ベンゾチアゾリノン塩酸塩
2.5mg含有錠剤
【0428】 錠剤1000個用の調剤処方 3−メチル−6−{2−〔4−(3−トリフルオロメチルフェニル) −1−ピペラジニル〕エチル}− ベンゾチアゾリノン塩酸塩 2.5g 小麦デンプン 15g トウモロコシデンプン 15g 乳糖 65g ステアリン酸マグネシウム 2g シリカ 1g ヒドロキシプロピルセルロース 2g
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成3年12月20日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【化1】 式中、R1は水素原子または低級アルキル基を表わし、 nは1または2を表わし、 Aは酸素またはイオウ原子を表わし、 XはCH2または単結合を表わし、 R2およびR3は、同一または異なっていてもよく、そ
れぞれ相互に独立して、水素原子を表わすか、あるいは
低級アルキル、フェニル(低級アルキル)、ヒドロキシ
フェニル(ヒドロキシ低級アルキル基)またはフェニル
基を表わし、あるいはR2およびR3は、これらを担持
している窒素原子と一緒になって、一環状または二環状
のヘテロ環状系を形成しており、これらの環はそれぞ
れ、5員または6員であり、そしてその炭素骨格中に窒
素、酸素およびイオウから選ばれるヘテロ原子を1個ま
たは2個含有していてもよく、相当する場合には、置換
基を有することができる窒素原子上に、置換基として、
1個または2個以上の低級アルキル、フェニル、フェニ
ル(低級アルキル)、ピリジルまたはピリミジニル基、
あるいは1個または2個以上の低級アルキル、トリフル
オロメチルまたは低級アルコキシ基あるいはハロゲン原
子で置換されているフェニル基、あるいはフェニル環が
1個または2個以上の低級アルキル、トリフルオロメチ
ルまたは低級アルコキシ基あるいはハロゲン原子で置換
されているフェニル(低級アルキル)基、あるいは1個
または2個以上の低級アルキル、トリフルオロメチルま
たは低級アルコキシ基、あるいはハロゲン原子により置
換されているピリジル基を有していてもよい、ただし、 Aが酸素原子であり、そして基(CH2−CH2)n−
NR2R3が位置bに存在し、XがCH2基である場合
には、R3は必ず、基(CH2)p−1R4を表 わ
し、 Xが単結合であり、そして基(CH2−CH2)n−N
R2R3が位置dにあり、nが1である場合には、R2
およびR3はそれぞれ、水素原子、低級アルキルまたは
置換基として低級アルキルまたは低級アルコキシ基を有
していてもよいアリールアルキル基であることはでき
ず、 Aが酸素原子を表わし、Xが単結合であり、基(CH2
−CH2)n−NR2R3が位置cに存在し、そしてn
が1である場合には、R3は必ず基(CH2)p−1R
4を表わすか、あるいはR2は水素原子、低級アルキル
基または低級アシル基を表わし、そしてR3は基(CH
2)pR4を表わし、 pは1〜6の整数を表わし、そしてR4は、ニトリル基
であり、この場合には、R3は基(CH2)
p−1R4、ハロゲン原子またはアミノ基を表わし、こ
のアミノ基は、置換基として、(低級アルキル)スルホ
ニル基、フェニルスルホニル基(この基はそのフェニル
環に置換基として、1個または2個以上の低級アルキ
ル、低級アルコキシ、ヒドロキシルまたはトリフルオロ
メチル基、あるいはハロゲン原子を有していてもよ
い)、1個または2個の(C1〜C6)アシル基(この
基は置換基として、低級アルキル、低級アルコキシまた
はヒドロキシル基、ハロゲン原子あるいはフェニル、チ
エニル、ベンゾチエニル、インドリル、フリルまたはベ
ンゾフリル基を有していてもよく、このフェニル、チエ
ニル、ベンゾチエニル、インドリル、フリルおよびベン
ゾフリル基それら自体はまた、置換基として、1個また
は2個以上の低級アルキル、低級アルコキシまたはヒド
ロキシル基あるいはハロゲン原子を有していてもよ
い)、あるいは1個または2個の直鎖状または分子鎖状
(C1〜C6)アルキル基を有していてもよく、あるい
はR4は下記の基のいづれか一つを表わし:
れぞれ相互に独立して、水素原子を表わすか、あるいは
低級アルキル、フェニル(低級アルキル)、ヒドロキシ
フェニル(ヒドロキシ低級アルキル基)またはフェニル
基を表わし、あるいはR2およびR3は、これらを担持
している窒素原子と一緒になって、一環状または二環状
のヘテロ環状系を形成しており、これらの環はそれぞ
れ、5員または6員であり、そしてその炭素骨格中に窒
素、酸素およびイオウから選ばれるヘテロ原子を1個ま
たは2個含有していてもよく、相当する場合には、置換
基を有することができる窒素原子上に、置換基として、
1個または2個以上の低級アルキル、フェニル、フェニ
ル(低級アルキル)、ピリジルまたはピリミジニル基、
あるいは1個または2個以上の低級アルキル、トリフル
オロメチルまたは低級アルコキシ基あるいはハロゲン原
子で置換されているフェニル基、あるいはフェニル環が
1個または2個以上の低級アルキル、トリフルオロメチ
ルまたは低級アルコキシ基あるいはハロゲン原子で置換
されているフェニル(低級アルキル)基、あるいは1個
または2個以上の低級アルキル、トリフルオロメチルま
たは低級アルコキシ基、あるいはハロゲン原子により置
換されているピリジル基を有していてもよい、ただし、 Aが酸素原子であり、そして基(CH2−CH2)n−
NR2R3が位置bに存在し、XがCH2基である場合
には、R3は必ず、基(CH2)p−1R4を表 わ
し、 Xが単結合であり、そして基(CH2−CH2)n−N
R2R3が位置dにあり、nが1である場合には、R2
およびR3はそれぞれ、水素原子、低級アルキルまたは
置換基として低級アルキルまたは低級アルコキシ基を有
していてもよいアリールアルキル基であることはでき
ず、 Aが酸素原子を表わし、Xが単結合であり、基(CH2
−CH2)n−NR2R3が位置cに存在し、そしてn
が1である場合には、R3は必ず基(CH2)p−1R
4を表わすか、あるいはR2は水素原子、低級アルキル
基または低級アシル基を表わし、そしてR3は基(CH
2)pR4を表わし、 pは1〜6の整数を表わし、そしてR4は、ニトリル基
であり、この場合には、R3は基(CH2)
p−1R4、ハロゲン原子またはアミノ基を表わし、こ
のアミノ基は、置換基として、(低級アルキル)スルホ
ニル基、フェニルスルホニル基(この基はそのフェニル
環に置換基として、1個または2個以上の低級アルキ
ル、低級アルコキシ、ヒドロキシルまたはトリフルオロ
メチル基、あるいはハロゲン原子を有していてもよ
い)、1個または2個の(C1〜C6)アシル基(この
基は置換基として、低級アルキル、低級アルコキシまた
はヒドロキシル基、ハロゲン原子あるいはフェニル、チ
エニル、ベンゾチエニル、インドリル、フリルまたはベ
ンゾフリル基を有していてもよく、このフェニル、チエ
ニル、ベンゾチエニル、インドリル、フリルおよびベン
ゾフリル基それら自体はまた、置換基として、1個また
は2個以上の低級アルキル、低級アルコキシまたはヒド
ロキシル基あるいはハロゲン原子を有していてもよ
い)、あるいは1個または2個の直鎖状または分子鎖状
(C1〜C6)アルキル基を有していてもよく、あるい
はR4は下記の基のいづれか一つを表わし:
【化2】 上記基において、YおよひY′は、同一または異なって
いてもよく、水素原子、ハロゲン原子、低級アルキル
基、低級アルコキシ基またはヒドロキシル基を表わし、
そしてmは1または2に等しい整数である。
いてもよく、水素原子、ハロゲン原子、低級アルキル
基、低級アルコキシ基またはヒドロキシル基を表わし、
そしてmは1または2に等しい整数である。
【化3】 上記基において、YおよひY′は、同一または異なって
いてもよく、水素原子、ハロゲン原子、低級アルキル
基、低級アルコキシ基またはヒドロキシル基を表わし、
そしてmは1または2に等しい整数である、化合物、そ
のエナンチオマー、エピマーおよびジアステレオマー、
ならびに医薬的に許容される酸によるその付加塩または
R1=Hである場合には、医薬的に許容される塩基によ
るその付加塩である、請求項1に記載の化合物。
いてもよく、水素原子、ハロゲン原子、低級アルキル
基、低級アルコキシ基またはヒドロキシル基を表わし、
そしてmは1または2に等しい整数である、化合物、そ
のエナンチオマー、エピマーおよびジアステレオマー、
ならびに医薬的に許容される酸によるその付加塩または
R1=Hである場合には、医薬的に許容される塩基によ
るその付加塩である、請求項1に記載の化合物。
【化4】 上記基において、YおよびY′は、同一または異なって
いてもよく、水素原子、ハロゲン原子、低級アルキル
基、低級アルコキシ基またはヒドロキシル基を表わし、
そしてmは1または2に等しい整数である、化合物、そ
のエナンチオマー、エピマーおよびジアステレオマー、
ならびに医薬的に許容される酸によるその付加塩または
R1=Hである場合には、医薬的に許容される塩基によ
るその付加塩である、請求項1に記載の化合物。
いてもよく、水素原子、ハロゲン原子、低級アルキル
基、低級アルコキシ基またはヒドロキシル基を表わし、
そしてmは1または2に等しい整数である、化合物、そ
のエナンチオマー、エピマーおよびジアステレオマー、
ならびに医薬的に許容される酸によるその付加塩または
R1=Hである場合には、医薬的に許容される塩基によ
るその付加塩である、請求項1に記載の化合物。
【請求項30】 6−(2−モルホリノエチル)ベンゾ
チアゾリノンおよび医薬的に許容される酸または塩基に
よるそれらの添加塩から選ばれる、請求項1に記載の化
合物。
チアゾリノンおよび医薬的に許容される酸または塩基に
よるそれらの添加塩から選ばれる、請求項1に記載の化
合物。
【請求項31】 3−メチル−6−(4−モルホリノブ
チル)ベンゾチアゾリノンおよび医薬的に許容される酸
によるそれらの添加塩から選ばれる、請求項1に記載の
化合物。
チル)ベンゾチアゾリノンおよび医薬的に許容される酸
によるそれらの添加塩から選ばれる、請求項1に記載の
化合物。
【化5】 (式中、Halはハロゲン原子を表わし、そしてR1、
AおよびXは式(I)の場合と同一の意味を有し、そし
てn′は1または3を表わす)で示される誘導体を出発
物質として使用し、 この式(II)の化合物を酸溶媒中でトリアルキルシラ
ンで処理し、下記式(III)で示される化合物を生成
させ:
AおよびXは式(I)の場合と同一の意味を有し、そし
てn′は1または3を表わす)で示される誘導体を出発
物質として使用し、 この式(II)の化合物を酸溶媒中でトリアルキルシラ
ンで処理し、下記式(III)で示される化合物を生成
させ:
【化6】 (式中、A、X、R1、nおよびHalは上記定義のと
おりである)、 この式(III)で示される化合物を式(IV):
おりである)、 この式(III)で示される化合物を式(IV):
【化7】 (式中、R2およびR3は上記と同一の意味を有する)
で示されるアミンと縮合させ、式(I):
で示されるアミンと縮合させ、式(I):
【化8】 (式中、R1、X、A、n、R2およびR3は、上記と
同一の意味を有する)で示される化合物を生成させ、相
当する場合には、この化合物の異性体を分離し、そして
また必要に応じて、クロマトグラフィまたは結晶化によ
り精製し、あるいはこの式(III)で示される化合物
を式(IV/a) H2NR3 (IV/a) (式中、R3は上記と同一の意味を有する)で示される
アミンと縮合させ、式(I)で示される化合物の中の特
定の場合に相当する式(I/a)
同一の意味を有する)で示される化合物を生成させ、相
当する場合には、この化合物の異性体を分離し、そして
また必要に応じて、クロマトグラフィまたは結晶化によ
り精製し、あるいはこの式(III)で示される化合物
を式(IV/a) H2NR3 (IV/a) (式中、R3は上記と同一の意味を有する)で示される
アミンと縮合させ、式(I)で示される化合物の中の特
定の場合に相当する式(I/a)
【化9】 (式中、X、A、R1、nおよびR3は式(I)の場合
と同一の意味を有し、そしてこの場合には、R2は水素
原子を表わす)を生成させ、この生成物を、所望によ
り、クロマトグラフィおよび(または)結晶化により精
製し、相当する場合には、この化合物の異性体を分離
し、そしてまた所望により、この化合物をアルカリ溶媒
中で、式(IV/b) Hala−R2 (IV/b) (式中、Halaはハロゲン原子を表わしそしてR2は
上記と同一の意味を有するで示される化合物で処理し、
式(I)で示される化合物を生成させ、必要に応じて、
この生成物をクロマトグラフィおよび(または)結晶化
により精製し、そしてまた、相当する場合には、この化
合物の異性体を分離し、 所望により、式(I)または式(I/a)で示される化
合物は、これらの化合物を得た方法に関係なく、医薬的
に許容される酸または塩基により塩形成することができ
る、ことからなる製造方法。
と同一の意味を有し、そしてこの場合には、R2は水素
原子を表わす)を生成させ、この生成物を、所望によ
り、クロマトグラフィおよび(または)結晶化により精
製し、相当する場合には、この化合物の異性体を分離
し、そしてまた所望により、この化合物をアルカリ溶媒
中で、式(IV/b) Hala−R2 (IV/b) (式中、Halaはハロゲン原子を表わしそしてR2は
上記と同一の意味を有するで示される化合物で処理し、
式(I)で示される化合物を生成させ、必要に応じて、
この生成物をクロマトグラフィおよび(または)結晶化
により精製し、そしてまた、相当する場合には、この化
合物の異性体を分離し、 所望により、式(I)または式(I/a)で示される化
合物は、これらの化合物を得た方法に関係なく、医薬的
に許容される酸または塩基により塩形成することができ
る、ことからなる製造方法。
【請求項33】 請求項1に記載の式(I)において、
R3が請求項1に定義されているとおりの基(CH2)
pR4を表わす化合物の製造方法であって、式(I/a
l):
R3が請求項1に定義されているとおりの基(CH2)
pR4を表わす化合物の製造方法であって、式(I/a
l):
【化10】 (式中、X、R1およびAは式(I)の場合と同一の意
味を有し、そしてR′2は水素原子または低級アルキル
基を表わす)で示される化合物、あるいは医薬的に許容
される酸とのその付加塩または相当する場合には、医薬
的に許容される塩基とのその付加塩の1種を、式
(V): R4−(CH2)p−Hal′ (V) (式中、Hal′はハロゲン原子を表わす)で示される
化合物により、アルカリ性剤の存在の下に処理し、式
(I)で示される化合物の特定の場合に相当する式(I
/b):
味を有し、そしてR′2は水素原子または低級アルキル
基を表わす)で示される化合物、あるいは医薬的に許容
される酸とのその付加塩または相当する場合には、医薬
的に許容される塩基とのその付加塩の1種を、式
(V): R4−(CH2)p−Hal′ (V) (式中、Hal′はハロゲン原子を表わす)で示される
化合物により、アルカリ性剤の存在の下に処理し、式
(I)で示される化合物の特定の場合に相当する式(I
/b):
【化11】 (式中、R1、X、A、n、P、R′2およびR4は上
記と同一の意味を有する)で示される化合物を生成さ
せ、相当する場合には、この式(I/b)で示される化
合物の異性体を分離し、所望により、この化合物をクロ
マトグラフィまたは結晶化の技法により精製し、そして
またR′2が水素原子を表わしそしてR2が低級アルキ
ル基を表わす場合には、この化合物を式(VI): R2−Hal″ (VI) (式中、R2は式(I)の場合と同一の意味を有し、そ
してHal”はハロゲン原子を表わす)で示される誘導
体で処理し、式(I)で示される化合物を生成させ、こ
の化合物の異性体を分離し、そしてまた必要に応じて、
クロマトグラフィまたは結晶化の技法により精製し、あ
るいは上記定義のとおりの式(VI)で示される化合物
で、アルカリ性剤の存在の下に処理し、式(I)で示さ
れる化合物の特定の場合に相当する式(I/c):
記と同一の意味を有する)で示される化合物を生成さ
せ、相当する場合には、この式(I/b)で示される化
合物の異性体を分離し、所望により、この化合物をクロ
マトグラフィまたは結晶化の技法により精製し、そして
またR′2が水素原子を表わしそしてR2が低級アルキ
ル基を表わす場合には、この化合物を式(VI): R2−Hal″ (VI) (式中、R2は式(I)の場合と同一の意味を有し、そ
してHal”はハロゲン原子を表わす)で示される誘導
体で処理し、式(I)で示される化合物を生成させ、こ
の化合物の異性体を分離し、そしてまた必要に応じて、
クロマトグラフィまたは結晶化の技法により精製し、あ
るいは上記定義のとおりの式(VI)で示される化合物
で、アルカリ性剤の存在の下に処理し、式(I)で示さ
れる化合物の特定の場合に相当する式(I/c):
【化12】 (式中、R3は水素原子を表わし、そしR1、X、A、
nおよびR2は式(I)の場合と同一の意味を有する)
で示される化合物を生成させ、相当する場合には、この
化合物の異性体を分離し、そしてまた所望により、異性
休を分離した後に、クロマトグラフィまたは結晶化の技
法により精製し、そしてまた所望によりこの式(I/
c)の化合物を上記定義のとおりの式(V)で示される
化合物で処理し、式(I)で示される化合物を生成さ
せ、相当する場合に、この化合物の異性体を分離した後
に、必要に応じてクロマトグラフィおよび(または)結
晶化により精製し、あるいは上記式(I/c)の化合物
を式(VII): Par−(CH2)p−1Hal′′′ (VII) (式中、Pは式(I)の場合と同一の意味を有し、Ha
l′′′はハロゲン原子を表わし、そしてParはCN
基または基CH2Hal4を表わし、そしてHal4は
ハロゲン原子を表わす)で示される化合物で処理し、式
(I/d):
nおよびR2は式(I)の場合と同一の意味を有する)
で示される化合物を生成させ、相当する場合には、この
化合物の異性体を分離し、そしてまた所望により、異性
休を分離した後に、クロマトグラフィまたは結晶化の技
法により精製し、そしてまた所望によりこの式(I/
c)の化合物を上記定義のとおりの式(V)で示される
化合物で処理し、式(I)で示される化合物を生成さ
せ、相当する場合に、この化合物の異性体を分離した後
に、必要に応じてクロマトグラフィおよび(または)結
晶化により精製し、あるいは上記式(I/c)の化合物
を式(VII): Par−(CH2)p−1Hal′′′ (VII) (式中、Pは式(I)の場合と同一の意味を有し、Ha
l′′′はハロゲン原子を表わし、そしてParはCN
基または基CH2Hal4を表わし、そしてHal4は
ハロゲン原子を表わす)で示される化合物で処理し、式
(I/d):
【化13】 (式中、X、A、R1、n、P、ParおよびR2は上
記と同一の意味を有するで示される化合物を生成させ、
相当する場合には、この化合物の異性体を分離し、そし
てまた必要に応じて、クロマトグラフィまたは結晶化に
より精製し、そしてまた所望により、この式(I/d)
の化合物を接触水素添加により処理するか、あるいはP
arがCN基を表わす場合には、C1〜C6脂肪族アル
コール溶媒中でアルカリ金属混合水素化物で処理する
か、あるいはParが基CH2Hal4(Hal4は上
記と同一の意味を有する)を表わす場合には、過剰のア
ンモニアで処理し、式(I/e):
記と同一の意味を有するで示される化合物を生成させ、
相当する場合には、この化合物の異性体を分離し、そし
てまた必要に応じて、クロマトグラフィまたは結晶化に
より精製し、そしてまた所望により、この式(I/d)
の化合物を接触水素添加により処理するか、あるいはP
arがCN基を表わす場合には、C1〜C6脂肪族アル
コール溶媒中でアルカリ金属混合水素化物で処理する
か、あるいはParが基CH2Hal4(Hal4は上
記と同一の意味を有する)を表わす場合には、過剰のア
ンモニアで処理し、式(I/e):
【化14】 (式中、R1、X、A、n、R2およびpは、上記と同
一の意味を有する)で示される化合物を生成させ、相当
する場合には、この化合物の異性体を分離し、そしてま
た、所望によりこの化合物をクロマトグラフィおよび
(または)結晶化により精製し、そしてまた、この式
(I/e)で示される化合物を、式(VIII) R′4SO2Hal′′′′ (VIII) (式中、R′4は低級アルキル基またはフェニル基を表
わし、このフェニル基は置換基として、1個または2個
以上の低級アルキル、低級アルコキシ、ヒドロキシルま
たはトリフルオロメチル基あるいはハロゲン原子を有し
ていてもよく、そしてHal′′′′はハロゲン原子を
表わす)で示される化合物と反応させ、式(I/f):
一の意味を有する)で示される化合物を生成させ、相当
する場合には、この化合物の異性体を分離し、そしてま
た、所望によりこの化合物をクロマトグラフィおよび
(または)結晶化により精製し、そしてまた、この式
(I/e)で示される化合物を、式(VIII) R′4SO2Hal′′′′ (VIII) (式中、R′4は低級アルキル基またはフェニル基を表
わし、このフェニル基は置換基として、1個または2個
以上の低級アルキル、低級アルコキシ、ヒドロキシルま
たはトリフルオロメチル基あるいはハロゲン原子を有し
ていてもよく、そしてHal′′′′はハロゲン原子を
表わす)で示される化合物と反応させ、式(I/f):
【化15】 (式中、R1、X、A、n、P、R′2およびR′4は
上記と同一の意味を有する)で示される化合物を生成さ
せ、相当する場合には、この化合物の異性体を分離し、
そしてまた必要に応じて、この化合物をクロマトグラフ
ィおよび(または)結晶化から選ばれる技法により精製
し、 上記式(I/b)、式(I/c)、式(I/d)、式
(I/e)または式(I/f)で示される化合物は、こ
れらの化合物を得た方法に関係なく、医薬的に許容され
る塩基または酸の添加により塩形成させることができ
る、ことからなる製造方法。
上記と同一の意味を有する)で示される化合物を生成さ
せ、相当する場合には、この化合物の異性体を分離し、
そしてまた必要に応じて、この化合物をクロマトグラフ
ィおよび(または)結晶化から選ばれる技法により精製
し、 上記式(I/b)、式(I/c)、式(I/d)、式
(I/e)または式(I/f)で示される化合物は、こ
れらの化合物を得た方法に関係なく、医薬的に許容され
る塩基または酸の添加により塩形成させることができ
る、ことからなる製造方法。
【請求項34】 活性成分として、請求項1〜29のい
づれか一項に記載の化合物の少なくとも1種を、医薬的
に許容される、無毒性で不活性の賦形剤または担体の1
種または2種以上と組合せて含有する、向精神剤、鎮痛
剤または抗高血圧剤として有用な医薬組成物。
づれか一項に記載の化合物の少なくとも1種を、医薬的
に許容される、無毒性で不活性の賦形剤または担体の1
種または2種以上と組合せて含有する、向精神剤、鎮痛
剤または抗高血圧剤として有用な医薬組成物。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正方法】変更
【補正内容】
【0379】例1713−メチル− 6−(4−モルホリノブチル)ベンゾチア
ゾリノン塩酸塩
ゾリノン塩酸塩
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正方法】変更
【補正内容】
【0400】4−メチル−7−〔2−{〔2−(ヒドロ
キシフェニル)−2−ヒドロキシエチル〕アミノ}エチ
ル〕−2,3−ジヒドロ−3−オキソ−1,4−ベンゾ
キサジン 4−メチル−7−(2−ジプロピルアミノエチル)−
2,3−ジヒドロ−3−オキソ−1,4−ベンゾキサジ
ン 4−メチル−7−{2−〔4−(2,3,4−トリメト
キシベンジル)−1−ピペラジニル〕エチル}−2,3
−ジヒドロ−3−オキソ−1,4−ベンゾキサジン
キシフェニル)−2−ヒドロキシエチル〕アミノ}エチ
ル〕−2,3−ジヒドロ−3−オキソ−1,4−ベンゾ
キサジン 4−メチル−7−(2−ジプロピルアミノエチル)−
2,3−ジヒドロ−3−オキソ−1,4−ベンゾキサジ
ン 4−メチル−7−{2−〔4−(2,3,4−トリメト
キシベンジル)−1−ピペラジニル〕エチル}−2,3
−ジヒドロ−3−オキソ−1,4−ベンゾキサジン
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正方法】変更
【補正内容】
【0407】6−{2−〔4−(4−フルオロフェニ
ル)ピペラジン−1−イル〕エチル}ベンゾチアゾリノ
ン 6−{4−〔4−(4−フルオロフェニル)ピペラジン
−1−イル〕ブチル}ベンゾチアゾリノン 6−{2−〔4−フェニルピペラジン−1−イル〕エチ
ル}ベンゾチアゾリノンおよびその3−メチル化化合物
ル)ピペラジン−1−イル〕エチル}ベンゾチアゾリノ
ン 6−{4−〔4−(4−フルオロフェニル)ピペラジン
−1−イル〕ブチル}ベンゾチアゾリノン 6−{2−〔4−フェニルピペラジン−1−イル〕エチ
ル}ベンゾチアゾリノンおよびその3−メチル化化合物
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正方法】変更
【補正内容】
【0408】6−{4−〔4−フェニルピペラジン−1
−イル〕ブチル}ベンゾチアゾリノンおよびその3−メ
チル化化合物 7−{2−〔4−フェニルピペジン−1−イル〕エチ
ル}−2,3−ジヒドロ−3−オキソ−1,4−ベンゾ
キサジンおよびその4−メチル化化合物 7−{4−〔4−フェニルピペラジン−1−イル〕ブチ
ル}−2,3−ジヒドロ−3−オキソ−1,4−ベンゾ
キサジンおよびその4−メチル化化合物
−イル〕ブチル}ベンゾチアゾリノンおよびその3−メ
チル化化合物 7−{2−〔4−フェニルピペジン−1−イル〕エチ
ル}−2,3−ジヒドロ−3−オキソ−1,4−ベンゾ
キサジンおよびその4−メチル化化合物 7−{4−〔4−フェニルピペラジン−1−イル〕ブチ
ル}−2,3−ジヒドロ−3−オキソ−1,4−ベンゾ
キサジンおよびその4−メチル化化合物
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正方法】変更
【補正内容】
【0409】7−{2−〔4−フェニルピペラジン−1
−イル〕エチル}−2,3−ジヒドロ−3−オキソ−
1,4−ベンゾチアジンおよびその4−メチル化化合物 7−{4一〔4−フェニルピペラジン−1−イル〕ブチ
ル}−2,3−ジヒドロ−3−オキソ−1,4−ベンゾ
チアジンおよびそのメチル化化合物 ─────────────────────────────────────────────────────
−イル〕エチル}−2,3−ジヒドロ−3−オキソ−
1,4−ベンゾチアジンおよびその4−メチル化化合物 7−{4一〔4−フェニルピペラジン−1−イル〕ブチ
ル}−2,3−ジヒドロ−3−オキソ−1,4−ベンゾ
チアジンおよびそのメチル化化合物 ─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年11月4日
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0379
【補正方法】変更
【補正内容】
【0379】例1713−メチル− 6−(4−モルホリノブチル)ベンゾチア
ゾリノン塩酸塩
ゾリノン塩酸塩
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0400
【補正方法】変更
【補正内容】
【0400】4−メチル−7−〔2−{〔2−(ヒドロ
キシフェニル)−2−ヒドロキシエチル〕アミノ}エチ
ル〕−2,3−ジヒドロ−3−オキソ−1,4−ベンゾ
キサジン 4−メチル−7−(2−ジプロピルアミノエチル)−
2,3−ジヒドロ−3−オキソ−1,4−ベンゾキサジ
ン 4−メチル−7−{2−〔4−(2,3,4−トリメト
キシベンジル)−1−ピペラジニル〕エチル}−2,3
−ジヒドロ−3−オキソ−1,4−ベンゾキサジン
キシフェニル)−2−ヒドロキシエチル〕アミノ}エチ
ル〕−2,3−ジヒドロ−3−オキソ−1,4−ベンゾ
キサジン 4−メチル−7−(2−ジプロピルアミノエチル)−
2,3−ジヒドロ−3−オキソ−1,4−ベンゾキサジ
ン 4−メチル−7−{2−〔4−(2,3,4−トリメト
キシベンジル)−1−ピペラジニル〕エチル}−2,3
−ジヒドロ−3−オキソ−1,4−ベンゾキサジン
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0407
【補正方法】変更
【補正内容】
【0407】6−{2−〔4−(4−フルオロフェニ
ル)ピペラジン−1−イル〕エチル}ベンゾチアゾリノ
ン 6−{4−〔4−(4−フルオロフェニル)ピペラジン
−1−イル〕ブチル}ベンゾチアゾリノン 6−{2−〔4−フェニルピペラジン−1−イル〕エチ
ル}ベンゾチアゾリノンおよびその3−メチル化化合物
ル)ピペラジン−1−イル〕エチル}ベンゾチアゾリノ
ン 6−{4−〔4−(4−フルオロフェニル)ピペラジン
−1−イル〕ブチル}ベンゾチアゾリノン 6−{2−〔4−フェニルピペラジン−1−イル〕エチ
ル}ベンゾチアゾリノンおよびその3−メチル化化合物
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0408
【補正方法】変更
【補正内容】
【0408】6−{4−〔4−フェニルピペラジン−1
−イル〕ブチル}ベンゾチアゾリノンおよびその3−メ
チル化化合物 7−{2−〔4−フェニルピペラジン−1−イル〕エチ
ル}−2,3−ジヒドロ−3−オキソ−1,4−ベンゾ
キサジンおよびその4−メチル化化合物 7−{4−〔4−フェニルピペラジン−1−イル〕ブチ
ル}−2,3−ジヒドロ−3−オキソ−1,4−ベンゾ
キサジンおよびその4−メチル化化合物
−イル〕ブチル}ベンゾチアゾリノンおよびその3−メ
チル化化合物 7−{2−〔4−フェニルピペラジン−1−イル〕エチ
ル}−2,3−ジヒドロ−3−オキソ−1,4−ベンゾ
キサジンおよびその4−メチル化化合物 7−{4−〔4−フェニルピペラジン−1−イル〕ブチ
ル}−2,3−ジヒドロ−3−オキソ−1,4−ベンゾ
キサジンおよびその4−メチル化化合物
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0409
【補正方法】変更
【補正内容】
【0409】7−{2−〔4−フェニルピペラジン−1
−イル〕エチル}−2,3−ジヒドロ−3−オキソ−
1,4−ベンゾチアジンおよびその4−メチル化化合物 7−{4−〔4−フェニルピペラジン−1−イル〕ブチ
ル}−2,3−ジヒドロ−3−オキソ−1,4−ベンゾ
チアジンおよびそのメチル化化合物
−イル〕エチル}−2,3−ジヒドロ−3−オキソ−
1,4−ベンゾチアジンおよびその4−メチル化化合物 7−{4−〔4−フェニルピペラジン−1−イル〕ブチ
ル}−2,3−ジヒドロ−3−オキソ−1,4−ベンゾ
チアジンおよびそのメチル化化合物
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C07D 265/36 277/68 279/16 413/06 8829−4C 413/12 8829−4C 413/14 8829−4C 417/06 9051−4C 417/12 9051−4C 417/14 9051−4C 491/056 7019−4C (72)発明者 パトリック ドゥプリュー フランス国アルマンチェール,リュ ナシ ョナル 75 (72)発明者 ダニエル アンリ ケニヤール フランス国パリ,ビ リュ ブランション 69 (72)発明者 ベアトリス グァルディオラ フランス国ヌイユ スル セーヌ,リュ エドアール ノルチェ 6 (72)発明者 ジェラール アダム フランス国ル メスニル ル ロワ,クロ デュ メスニル − ルト デュ ペッ ク 9 (72)発明者 ピエール ルナール フランス国ヴェルサイユ,アブニュー ド ゥ ヴルニューブ レタング 50
Claims (32)
- 【請求項1】 下記一般式(I)で示される化合物、そ
のエナンチオマー、ジアステレオマーおよびエピマー、
ならびに医薬的に許容される酸によるその付加塩および
R1 =Hである場合には、医薬的に許容される塩基によ
るその付加塩: 【化1】 式中、R1 は水素原子または低級アルキル基を表わし、 nは1または2を表わし、 Aは酸素またはイオウ原子を表わし、 XはCH2 または単結合を表わし、 R2 およびR3 は、同一または異なっていてもよく、そ
れぞれ相互に独立して、水素原子を表わすか、あるいは
低級アルキル、フェニル(低級アルキル)、ヒドロキシ
フェニル(ヒドロキシ低級アルキル基)またはフェニル
基を表わし、あるいはR2 およびR3 は、これらを担持
している窒素原子と一緒になって、一環状または二環状
のヘテロ環状系を形成しており、これらの環はそれぞ
れ、5員または6員であり、そしてその炭素骨格中に窒
素、酸素およびイオウから選ばれるヘテロ原子を1個ま
たは2個含有していてもよく、相当する場合には、置換
基を有することができる窒素原子上に、置換基として、
1個または2個以上の低級アルキル、フェニル、フェニ
ル(低級アルキル)、ピリジルまたはピリミジニル基、
あるいは1個または2個以上の低級アルキル、トリフル
オロメチルまたは低級アルコキシ基あるいはハロゲン原
子で置換されているフェニル基、あるいはフェニル環が
1個または2個以上の低級アルキル、トリフルオロメチ
ルまたは低級アルコキシ基あるいはハロゲン原子で置換
されているフェニル(低級アルキル)基、あるいは1個
または2個以上の低級アルキル、トリフルオロメチルま
たは低級アルコキシ基、あるいはハロゲン原子により置
換されているピリジル基を有していてもよい、ただし、 Aが酸素原子であり、そして基(CH2 −CH2 )n −
NR2 R3 が位置bに存在し、XがCH2 基である場合
には、R3 は必ず、基(CH2 )p-1 R4 を表わし、 Xが単結合であり、そして基(CH2 −CH2 )n −N
R2 R3 が位置dにあり、nが1である場合には、R2
およびR3 はそれぞれ、水素原子、低級アルキルまたは
置換基として低級アルキルまたは低級アルコキシ基を有
していてもよいアリールアルキル基であることはでき
ず、 Aが酸素原子を表わし、Xが単結合であり、基(CH2
−CH2 )n −NR2R3 が位置cに存在し、そしてn
が1である場合には、R3 は必ず基(CH2 ) p-1 R4
を表わすか、あるいはR2 は水素原子、低級アルキル基
または低級アシル基を表わし、そしてR3 は基(C
H2 )p R4 を表わし、 pは1〜6の整数を表わし、そしてR4 は、ニトリル基
であり、この場合には、R3 は基(CH2 )p-1 R4 、
ハロゲン原子またはアミノ基を表わし、このアミノ基
は、置換基として、(低級アルキル)スルホニル基、フ
ェニルスルホニル基(この基はそのフェニル環に置換基
として、1個または2個以上の低級アルキル、低級アル
コキシ、ヒドロキシルまたはトリフルオロメチル基、あ
るいはハロゲン原子を有していてもよい)、1個または
2個の(C1 〜C6 )アシル基(この基は置換基とし
て、低級アルキル、低級アルコキシまたはヒドロキシル
基、ハロゲン原子あるいはフェニル、チエニル、ベンゾ
チエニル、インドリル、フリルまたはベンゾフリル基を
有していてもよく、このフェニル、チエニル、ベンゾチ
エニル、インドリル、フリルおよびベンゾフリル基それ
ら自体はまた、置換基として、1個または2個以上の低
級アルキル、低級アルコキシまたはヒドロキシル基ある
いはハロゲン原子を有していてもよい)、あるいは1個
または2個の直鎖状または分子鎖状(C1 〜C6 )アル
キル基を有していてもよく、あるいはR4 は下記の基の
いづれか一つを表わし: 【化2】 上記基において、YおよびY′は、同一または異なって
いてもよく、水素原子、ハロゲン原子、低級アルキル
基、低級アルコキシ基またはヒドロキシル基を表わし、
そしてmは1または2に等しい整数である。 - 【請求項2】 式(I)において、Xが単結合を表わす
化合物、そのエナンチオマー、エピマーおよびジアステ
レオマー、ならびに医薬的に許容される酸によるその付
加塩またはR1 =Hである場合には、医薬的に許容され
る塩基によるその付加塩である、請求項1に記載の化合
物。 - 【請求項3】 式(I)において、XがCH2 基を表わ
す化合物、そのエナンチオマー、エピマーおよびジアス
テレオマー、ならびに医薬的に許容される酸によるその
付加塩またはR1 =Hである場合には、医薬的に許容さ
れる塩基によるその付加塩である、請求項1に記載の化
合物。 - 【請求項4】 式(I)において、Aが酸素原子を表わ
し、そしてXが単結合を表わす化合物、そのエナンチオ
マー、エピマーおよびジアステレオマー、ならびに医薬
的に許容される酸によるその付加塩またはR1 =Hであ
る場合には、医薬的に許容される塩基によるその付加塩
である、請求項1に記載の化合物。 - 【請求項5】 式(I)において、Aがイオウ原子を表
わす化合物、そのエナンチオマー、エピマーおよびジア
ステレオマー、ならびに医薬的に許容される酸によるそ
の付加塩またはR1 =Hである場合には、医薬的に許容
される塩基によるその付加塩である、請求項1に記載の
化合物。 - 【請求項6】 式(I)において、Aが酸素原子を表わ
し、そしてXがCH 2 基を表わす化合物、そのエナンチ
オマー、エピマーおよびジアステレオマー、ならびに医
薬的に許容される酸によるその付加塩またはR1 =Hで
ある場合には、医薬的に許容される塩基によるその付加
塩である、請求項1に記載の化合物。 - 【請求項7】 式(I)において、Aがイオウ原子を表
わし、そしてXが単結合を表わす化合物、そのエナンチ
オマー、エピマーおよびジアステレオマー、ならびに医
薬的に許容される酸によるその付加塩またはR1 =Hで
ある場合には、医薬的に許容される塩基によるその付加
塩である、請求項1に記載の化合物。 - 【請求項8】 式(I)において、基(CH2 −C
H2 )n −NR2 R3 が位置bに存在する化合物、その
エナンチオマー、エピマーおよびジアステレオマー、な
らびに医薬的に許容される酸によるその付加塩またはR
1 =Hである場合には、医薬的に許容される塩基による
その付加塩である、請求項1に記載の化合物。 - 【請求項9】 式(I)において、基(CH2 −C
H2 )n −NR2 R3 が位置cに存在する化合物、その
エナンチオマー、エピマーおよびジアステレオマー、な
らびに医薬的に許容される酸によるその付加塩またはR
1 =Hである場合には、医薬的に許容される塩基による
その付加塩である、請求項1に記載の化合物。 - 【請求項10】 式(I)において、基(CH2 −CH
2 )n −NR2 R3が位置dに存在する化合物、そのエ
ナンチオマー、エピマーおよびジアステレオマー、なら
びに医薬的に許容される酸によるその付加塩またはR1
=Hである場合には、医薬的に許容される塩基によるそ
の付加塩である、請求項1に記載の化合物。 - 【請求項11】 式(I)において、R3 が基(C
H2 )p R4 を表わし、pが1〜6であり、そしてR4
がフェニルスルホニル基で置換されているアミノ基を表
わし、このフェニルスルホニル基はそのフェニル環に置
換基として1個または2個以上の低級アルキル、低級ア
ルコキシ、ヒドロキシルまたはトリフルオロメチル基あ
るいはハロゲン原子を有していてもよく、あるいはR4
は下記の基のいづれか一つを表わし: 【化3】 上記基において、YおよびY′は、同一または異なって
いてもよく、水素原子、ハロゲン原子、低級アルキル
基、低級アルコキシ基またはヒドロキシル基を表わし、
そしてmは1または2に等しい整数である、化合物、そ
のエナンチオマー、エピマーおよびジアステレオマー、
ならびに医薬的に許容される酸によるその付加塩または
R1 =Hである場合には、医薬的に許容される塩基によ
るその付加塩である、請求項1に記載の化合物。 - 【請求項12】 式(I)において、Xが単結合を表わ
し、Aがイオウ原子を表わし、そしてR2 およびR
3 が、これらを担持している窒素原子と一緒になって、
ピペラジンを形成しており、このピペラジンは、その第
4ピペラジン窒素に置換基としてフェニル基またはフェ
ニル(低級アルキル)基を有していてもよく、そしてこ
のフェニルおよびフェニルアルキル基それら自体はその
芳香族環に、置換基として、1個または2個以上の低級
アルキル、トリフルオロメチルまたは低級アルコキシ基
あるいはハロゲン原子を有していてもよい、化合物、そ
のエナンチオマー、エピマーおよびジアステレオマー、
ならびに医薬的に許容される酸によるその付加塩または
R1 =Hである場合には、医薬的に許容される塩基によ
るその付加塩である、請求項1に記載の化合物。 - 【請求項13】 式(I)において、Xが単結合を表わ
し、Aがイオウ原子を表わし、nが1に等しく、そして
R3 が基(CH2 )p R4 を表わし、pが1〜6であ
り、そしてR4 がフェニルスルホニル基で置換されてい
るアミノ基を表わし、このフェニルスルホニル基はその
フェニル環に置換基として1個または2個以上の低級ア
ルキル、低級アルコキシ、ヒドロキシルまたはトリフル
オロメチル基あるいはハロゲン原子を有していてもよ
く、あるいはR4 が下記の基のいづれか一つを表わし: 【化4】 上記基において、YおよびY′は、同一または異なって
いてもよく、水素原子、ハロゲン原子、低級アルキル
基、低級アルコキシ基またはヒドロキシル基を表わし、
そしてmは1または2に等しい整数である、化合物、そ
のエナンチオマー、エピマーおよびジアステレオマー、
ならびに医薬的に許容される酸によるその付加塩または
R1 =Hである場合には、医薬的に許容される塩基によ
るその付加塩である、請求項1に記載の化合物。 - 【請求項14】 6−{2−〔4−(3−トリフルオロ
メチルフェニル)−1−ピペラジニル〕エチル}ベンゾ
チアゾリノン、その3−メチル化化合物、ならびに医薬
的に許容される酸によるそれらの付加塩である、請求項
1に記載の式(I)で示される化合物。 - 【請求項15】 6−{2−〔4−(2−メトキシフェ
ニル)−1−ピペラジニル〕エチル}ベンゾチアゾリノ
ン、その3−メチル化化合物、ならびに医薬的に許容さ
れる酸によるそれらの付加塩である、請求項1に記載の
式(I)で示される化合物。 - 【請求項16】 6−{2−〔4−(4−フルオロフェ
ニル)−1−ピペラジニル〕エチル}ベンゾチアゾリノ
ン、その3−メチル化化合物、ならびに医薬的に許容さ
れる酸または塩基によるそれらの付加塩である、請求項
1に記載の式(I)で示される化合物。 - 【請求項17】 3−〔4−{N−〔2−(3−メチル
ベンゾチアゾリノン−6−イル)エチル〕アミノ}−ブ
チル〕−2,4−ジオキソ−3−アザスピロ〔4.5〕
デカン、ならびに医薬的に許容される酸によるその付加
塩である、請求項1に記載の化合物。 - 【請求項18】 3−〔4−{N−〔2−(4−メチル
−2,3−ジヒドロ−3−オキソ−1,4−ベンゾキサ
ジン−7−イル)エチル〕アミノ}ブチル〕−2,4−
ジオキソ−3−アザスピロ〔4.5〕デカン、ならびに
医薬的に許容される酸によるそれらの付加塩である、請
求項1に記載の化合物。 - 【請求項19】 3−メチル−6−〔2−{N−〔4−
(4,4−ジメチル−2,6−ジオキソ−1−ピペリジ
ル)−ブチル〕アミノ}エチル〕ベンゾチアゾリノン、
ならびに医薬的に許容される酸によるその付加塩であ
る、請求項1に記載の化合物。 - 【請求項20】 4−メチル−7−〔2−{N−〔4−
(4,4−ジメチル−2,6−ジオキソ−1−ピペリジ
ル)ブチル〕アミノ}エチル〕−2,3−ジヒドロ−3
−オキソベンゾキサジン、ならびに医薬的に許容される
酸によるその付加塩である、請求項1に記載の化合物。 - 【請求項21】 3−メチル−6−〔2−{N−プロピ
ル−N−〔2−(パラ−トリルスルホニルアミノ)−エ
チル〕アミノ}エチル〕ベンゾチアゾリノン、ならびに
医薬的に許容される酸によるその付加塩である、請求項
1に記載の化合物。 - 【請求項22】 3−メチル−6−{4−〔4−(2−
メトキシフェニル)−1−ピペラジニル〕ブチル}ベン
ゾチアゾリノン、そのメチル化化合物、ならびに医薬的
に許容される酸によるそれらの付加塩である、請求項1
に記載の化合物。 - 【請求項23】 7−{4−〔4−アリール−1−ピペ
ラジニル〕ブチル}−2,3−ジヒドロ−3−オキソ−
1,4−ベンゾキサジンおよびその4−メチル化化合物
(これらの化合物において、アリールはフェニル基、2
−メトキシフェニル基、3−トリフルオロメチル基また
は4−フルオロフェニル基である)、ならびに医薬的に
許容される酸によるその付加塩である、請求項1に記載
の化合物。 - 【請求項24】 7−{z−〔4−アリールピペラジン
−1−イル〕アルキル}−2,3−ジヒドロ−3−オキ
ソ−1,4−ベンゾチアジンおよびそれらの4−メチル
化化合物(これらの化合物において、アリールはフェニ
ル基、2−メトキシフェニル基、3−トリフルオロメチ
ルフェニル基または4−フルオロフェニル基を表わし、
アルキルはエチルであり、この場合には、zは2であ
り、あるいはアルキルはブチルであり、この場合には、
zは4である)、ならびに医薬的に許容される酸による
それらの付加塩である、請求項1に記載の化合物。 - 【請求項25】 6−{2−〔4−(2−ピリミジル)
−1−ピペラジニル〕エチル}ベンゾチアゾリノン、そ
れらの3−メチル化化合物、ならびに医薬的に許容され
る酸によるそれらの付加塩である、請求項1に記載の式
(I)で示される化合物。 - 【請求項26】 6−{4−〔4−(3−トリフルオロ
メチルフェニル)−1−ピペラジニル〕ブチル}ベンゾ
チアゾリノン、ならびに医薬的に許容される酸によるそ
れらの付加塩である、請求項1に記載の式(I)で示さ
れる化合物。 - 【請求項27】 6−{4−〔4−(4−フルオロフェ
ニル)−1−ピペラジニル〕ブチル}ベンゾチアゾリノ
ン、その3−メチル化化合物、ならびに医薬的に許容さ
れる酸によるそれらの付加塩である、請求項1に記載の
式(I)で示される化合物。 - 【請求項28】 6−{2−(4−アリール−1−ピペ
ラジニル)エチル}−2,3−ジヒドロ−3−オキソ−
ベンゾキサジンおよびそれらの4−メチル化化合物(こ
れらの化合物において、アリールはフェニル基、2−メ
トキシフェニル基、4−フルオロフェニル基または3−
トリフルオロメチルフェニル基である)、ならびに医薬
的に許容される酸によるそれらの付加塩である、請求項
1に記載の式(I)で示される化合物。 - 【請求項29】 6−{z−〔4−フェニル−1−ピペ
ラジニル〕アルキル}ベンゾチアゾリノン(この化合物
において、アルキルはエチル基を表わし、そしてzは2
であり、あるいはアルキルはブチル基を表わし、そして
zは4である)、その3−メチル化化合物、ならびにそ
れらの付加塩である、請求項1に記載の式(I)で示さ
れる化合物。 - 【請求項30】 請求項1に記載の式(I)で示される
化合物の製造方法であって、式(II) 【化5】 (式中、Halはハロゲン原子を表わし、そしてR1 、
AおよびXは式(I)の場合と同一の意味を有し、そし
てn′は1または3を表わす)で示される誘導体を出発
物質として使用し、 この式(II)の化合物を酸溶媒中でトリアルキルシラ
ンで処理し、下記式(III)で示される化合物を生成
させ: 【化6】 (式中、A、X、R1 、nおよびHalは上記定義のと
おりである)、 この式(III)で示される化合物を式(IV): 【化7】 (式中、R2 およびR3 は上記と同一の意味を有する)
で示されるアミンと縮合させ、式(I): 【化8】 (式中、R1 、X、A、n、R2 およびR3 は、上記と
同一の意味を有する)で示される化合物を生成させ、相
当する場合には、この化合物の異性体を分離し、そして
また必要に応じて、クロマトグラフィまたは結晶化によ
り精製し、あるいはこの式(III)で示される化合物
を式(IV/a) H2 NR3 (IV/a) (式中、R3 は上記と同一の意味を有する)で示される
アミンと縮合させ、式(I)で示される化合物の中の特
定の場合に相当する式(I/a) 【化9】 (式中、X、A、R1 、nおよびR3 は式(I)の場合
と同一の意味を有し、そしてこの場合には、R2 は水素
原子を表わす)を生成させ、この生成物を、所望によ
り、クロマトグラフィおよび(または)結晶化により精
製し、相当する場合には、この化合物の異性体を分離
し、そしてまた所望により、この化合物をアルカリ溶媒
中で、式(IV/b) Hala −R2 (IV/b) (式中、Hala はハロゲン原子を表わしそしてR2 は
上記と同一の意味を有する)で示される化合物で処理
し、式(I)で示される化合物を生成させ、必要に応じ
て、この生成物をクロマトグラフィおよび(または)結
晶化により精製し、そしてまた、相当する場合には、こ
の化合物の異性体を分離し、 所望により、式(I)または式(I/a)で示される化
合物は、これらの化合物を得た方法に関係なく、医薬的
に許容される酸または塩基により塩形成することができ
る、ことからなる製造方法。 - 【請求項31】 請求項1に記載の式(I)において、
R3 が請求項1に定義されているとおりの基(CH2 )
p R4 を表わす化合物の製造方法であって、式(I/a
1): 【化10】 (式中、X、R1 およびAは式(I)の場合と同一の意
味を有し、そしてR′2は水素原子または低級アルキル
基を表わす)で示される化合物、あるいは医薬的に許容
される酸とのその付加塩または相当する場合には、医薬
的に許容される塩基とのその付加塩の1種を、式
(V): R4 −(CH2 )p −Hal′ (V) (式中、Hal′はハロゲン原子を表わす)で示される
化合物により、アルカリ性剤の存在の下に処理し、式
(I)で示される化合物の特定の場合に相当する式(I
/b): 【化11】 (式中、R1 、X、A、n、p、R′2 およびR4 は上
記と同一の意味を有する)で示される化合物を生成さ
せ、相当する場合には、この式(I/b)で示される化
合物の異性体を分離し、所望により、この化合物をクロ
マトグラフィまたは結晶化の技法により精製し、そして
またR′2 が水素原子を表わしそしてR2 が低級アルキ
ル基を表わす場合には、この化合物を式(VI): R2 −Hal″ (VI) (式中、R2 は式(I)の場合と同一の意味を有し、そ
してHal″はハロゲン原子を表わす)で示される誘導
体で処理し、式(I)で示される化合物を生成させ、こ
の化合物の異性体を分離し、そしてまた必要に応じて、
クロマトグラフィまたは結晶化の技法により精製し、あ
るいは上記定義のとおりの式(VI)で示される化合物
で、アルカリ性剤の存在の下に処理し、式(I)で示さ
れる化合物の特定の場合に相当する式(I/c): 【化12】 (式中、R3 は水素原子を表わし、そしR1 、X、A、
nおよびR2 は式(I)の場合と同一の意味を有する)
で示される化合物を生成させ、相当する場合には、この
化合物の異性体を分離し、そしてまた所望により、異性
体を分離した後に、クロマトグラフィまたは結晶化の技
法により精製し、そしてまた所望によりこの式(I/
c)の化合物を上記定義のとおりの式(V)で示される
化合物で処理し、式(I)で示される化合物を生成さ
せ、相当する場合に、この化合物の異性体を分離した後
に、必要に応じてクロマトグラフィおよび(または)結
晶化により精製し、あるいは上記式(I/c)の化合物
を式(VII): Par−(CH2 )p-1 Hal′′′ (VII) (式中、pは式(I)の場合と同一の意味を有し、Ha
l′′′はハロゲン原子を表わし、そしてParはCN
基または基CH2 Hal4 を表わし、そしてHal4 は
ハロゲン原子を表わす)で示される化合物で処理し、式
(I/d): 【化13】 (式中、X、A、R1 、n、p、ParおよびR2 は上
記と同一の意味を有する)で示される化合物を生成さ
せ、相当する場合には、この化合物の異性体を分離し、
そしてまた必要に応じて、クロマトグラフィまたは結晶
化により精製し、そしてまた所望により、この式(I/
d)の化合物を接触水素添加により処理するか、あるい
はParがCN基を表わす場合には、C1 〜C6 脂肪族
アルコール溶媒中でアルカリ金属混合水素化物で処理す
るか、あるいはParが基CH2 Hal 4 (Hal4 は
上記と同一の意味を有する)を表わす場合には、過剰の
アンモニアで処理し、式(I/e): 【化14】 (式中、R1 、X、A、n、R2 およびpは、上記と同
一の意味を有する)で示される化合物を生成させ、相当
する場合には、この化合物の異性体を分離し、そしてま
た、所望によりこの化合物をクロマトグラフィおよび
(または)結晶化により精製し、そしてまた、この式
(I/e)で示される化合物を、式(VIII) R′4 SO2 Hal′′′′ (VIII) (式中、R′4 は低級アルキル基またはフェニル基を表
わし、このフェニル基は置換基として、1個または2個
以上の低級アルキル、低級アルコキシ、ヒドロキシルま
たはトリフルオロメチル基あるいはハロゲン原子を有し
ていてもよく、そしてHal′′′′はハロゲン原子を
表わす)で示される化合物と反応させ、式(I/f): 【化15】 (式中、R1 、X、A、n、p、R′2 およびR′4 は
上記と同一の意味を有する)で示される化合物を生成さ
せ、相当する場合には、この化合物の異性体を分離し、
そしてまた必要に応じて、この化合物をクロマトグラフ
ィおよび(または)結晶化から選ばれる技法により精製
し、 上記式(I/b)、式(I/c)、式(I/d)、式
(I/e)または式(I/f)で示される化合物は、こ
れらの化合物を得た方法に関係なく、医薬的に許容され
る塩基または酸の添加により塩形成させることができ
る、ことからなる製造方法。 - 【請求項32】 活性成分として、請求項1〜29のい
づれか一項に記載の化合物の少なくとも1種を、医薬的
に許容される、無毒性で不活性の賦形剤または担体の1
種または2種以上と組合せて含有する、向精神剤、鎮痛
剤または抗高血圧剤として有用な医薬組成物。
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