JPH059944Y2 - - Google Patents
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- JPH059944Y2 JPH059944Y2 JP1987117025U JP11702587U JPH059944Y2 JP H059944 Y2 JPH059944 Y2 JP H059944Y2 JP 1987117025 U JP1987117025 U JP 1987117025U JP 11702587 U JP11702587 U JP 11702587U JP H059944 Y2 JPH059944 Y2 JP H059944Y2
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- JP
- Japan
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- seat
- cylindrical body
- plate
- inner cylindrical
- attached
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- Expired - Lifetime
Links
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60N—SEATS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES; VEHICLE PASSENGER ACCOMMODATION NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B60N2/00—Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles
- B60N2/02—Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles the seat or part thereof being movable, e.g. adjustable
- B60N2/04—Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles the seat or part thereof being movable, e.g. adjustable the whole seat being movable
- B60N2/14—Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles the seat or part thereof being movable, e.g. adjustable the whole seat being movable rotatable, e.g. to permit easy access
- B60N2/146—Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles the seat or part thereof being movable, e.g. adjustable the whole seat being movable rotatable, e.g. to permit easy access characterised by the locking device
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60N—SEATS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES; VEHICLE PASSENGER ACCOMMODATION NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B60N2/00—Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles
- B60N2/68—Seat frames
- B60N2/686—Panel like structures
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Aviation & Aerospace Engineering (AREA)
- Transportation (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Seats For Vehicles (AREA)
- Chairs Characterized By Structure (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本考案は自動車用回転シートに関し、主にワン
ボツクスカーの中央シートに利用されるものであ
る。
ボツクスカーの中央シートに利用されるものであ
る。
(従来の技術)
自動車用回転シートとしては、第7図に示すよ
うな回転機構A及びリクライニング装置Dを有す
るものが、実開昭58−149212号公報、特開昭59−
142524号公報などにおいて知られている。
うな回転機構A及びリクライニング装置Dを有す
るものが、実開昭58−149212号公報、特開昭59−
142524号公報などにおいて知られている。
前記回転機構Aは、シート支持体a側の回転ガ
イド部材b、シートクツシヨンc側の底板d、こ
の底板dの外周部下面に取付けられ前記回転ガイ
ド部材bの外周部eに嵌合するリング部材f、前
記回転ガイド部材bと前記底板dとを両者の中心
部で回転自在に連結する軸受部材gとから構成さ
れている。シート本体hは前記リング部材fと回
転ガイド部材外周部eとの嵌合部において、主と
して案内支持されて、シート支持体a上に回転す
る。前記軸受部材gは補助的なものであつて、シ
ート本体hの荷重を支承する働きは有さず、シー
ト本体hの半径方向の動きを拘束する作用を営ん
でいる。
イド部材b、シートクツシヨンc側の底板d、こ
の底板dの外周部下面に取付けられ前記回転ガイ
ド部材bの外周部eに嵌合するリング部材f、前
記回転ガイド部材bと前記底板dとを両者の中心
部で回転自在に連結する軸受部材gとから構成さ
れている。シート本体hは前記リング部材fと回
転ガイド部材外周部eとの嵌合部において、主と
して案内支持されて、シート支持体a上に回転す
る。前記軸受部材gは補助的なものであつて、シ
ート本体hの荷重を支承する働きは有さず、シー
ト本体hの半径方向の動きを拘束する作用を営ん
でいる。
前記底板dはシートクツシヨンcのフレームパ
イプpに取付けられ、又フレームパイプpにはリ
クライニング装置Dのリクライニングアジヤスタ
用プレートjが取付けられている。又シートベル
トを備えた回転シートの場合には、シートベルト
アンカ(図示せず)をシートクツシヨンcの適所
に固着している。
イプpに取付けられ、又フレームパイプpにはリ
クライニング装置Dのリクライニングアジヤスタ
用プレートjが取付けられている。又シートベル
トを備えた回転シートの場合には、シートベルト
アンカ(図示せず)をシートクツシヨンcの適所
に固着している。
(考案が解決しようとする問題点)
しかし上記従来例によると、前記リング部材f
と回転ガイド部材外周部eとの接触面積が小で、
且つ回転ガイド部材bが金属板で形成された板状
部材であるため、前記回転機構Aが自動車走行中
の振動などに対して不安定であり、又回転支持部
の強度、剛性が不十分であるという問題がある。
と回転ガイド部材外周部eとの接触面積が小で、
且つ回転ガイド部材bが金属板で形成された板状
部材であるため、前記回転機構Aが自動車走行中
の振動などに対して不安定であり、又回転支持部
の強度、剛性が不十分であるという問題がある。
また上記従来例では、シートクツシヨンcの底
部をフレームパイプpと底板dとで構成している
ので、部品点数が多く必要であり、又リクライニ
ングアジヤスタ用プレートjやシートベルトアン
カの取付部の設計が容易でなく、しかも溶接によ
る取付けにならざるを得ない場合が多い。そして
溶接による取付けの場合品質が不安定になるとい
う問題がある。
部をフレームパイプpと底板dとで構成している
ので、部品点数が多く必要であり、又リクライニ
ングアジヤスタ用プレートjやシートベルトアン
カの取付部の設計が容易でなく、しかも溶接によ
る取付けにならざるを得ない場合が多い。そして
溶接による取付けの場合品質が不安定になるとい
う問題がある。
(問題点を解決するための手段)
本考案は上記問題点を解決するため、金属板製
シートクツシヨンフレームを全体形状が略する鉢
状で外周に下向きフランジを有するようにプレス
成形すると共に、前記フランジの両側面後部を下
方に延設される広面積部分とし、ここにリクライ
ニングアジヤスタ用プレート及びシートベルトア
ンカの取付座を、シートベルトアンカの取付座が
リクライニングアジヤスタ用プレートの取付座に
対し凹陥しかつ上方が開放するようにして形成
し、前記リクライニングアジヤスタ用プレートの
取付座を利用して前記広面積部分にリクライニン
グアジヤスタ用プレートを取付け、且つ前記シー
トクツシヨンフレームの略中央に、下方に突出す
る内円筒体を取付ける一方、この内円筒体に嵌合
する外円筒体をシート支持体に立設し、シート支
持体上に前記外円筒体及び前記内円筒体を介して
シート本体を回転可能に支持したことを特徴とす
る。
シートクツシヨンフレームを全体形状が略する鉢
状で外周に下向きフランジを有するようにプレス
成形すると共に、前記フランジの両側面後部を下
方に延設される広面積部分とし、ここにリクライ
ニングアジヤスタ用プレート及びシートベルトア
ンカの取付座を、シートベルトアンカの取付座が
リクライニングアジヤスタ用プレートの取付座に
対し凹陥しかつ上方が開放するようにして形成
し、前記リクライニングアジヤスタ用プレートの
取付座を利用して前記広面積部分にリクライニン
グアジヤスタ用プレートを取付け、且つ前記シー
トクツシヨンフレームの略中央に、下方に突出す
る内円筒体を取付ける一方、この内円筒体に嵌合
する外円筒体をシート支持体に立設し、シート支
持体上に前記外円筒体及び前記内円筒体を介して
シート本体を回転可能に支持したことを特徴とす
る。
(作用)
本考案によれば、シート本体はシートクツシヨ
ン側の内円筒体とシート支持体側の外円筒体との
嵌合による回転支持部によつて回転可能に支持さ
れるので、十分な回転支承面積を得ることができ
ると共に円筒部材は板状部材に比較して剛性上有
利となる結果、シート本体を安定して支持でき、
且つ回転支持部の強度、剛性が確保される。
ン側の内円筒体とシート支持体側の外円筒体との
嵌合による回転支持部によつて回転可能に支持さ
れるので、十分な回転支承面積を得ることができ
ると共に円筒部材は板状部材に比較して剛性上有
利となる結果、シート本体を安定して支持でき、
且つ回転支持部の強度、剛性が確保される。
又本考案によれば、シートクツシヨンフレーム
が金属板を上記のようにプレス成形してなり、強
度、剛性を具備しているので、従来例において必
要であつたフレームパイプを省略して、部品点数
を削減できる。又強度、剛性をアツプするために
形成されたフランジの両側面後部にリクライニン
グアジヤスタ用プレート及びシートベルトアンカ
を取付けることができ、その取付座は広面積に形
成されているので、溶接に頼らずに上記部材を取
付けることができる。例えばボルト締結によつて
上記部材を取付けることができる結果、品質の安
定を図る上で有利になる。
が金属板を上記のようにプレス成形してなり、強
度、剛性を具備しているので、従来例において必
要であつたフレームパイプを省略して、部品点数
を削減できる。又強度、剛性をアツプするために
形成されたフランジの両側面後部にリクライニン
グアジヤスタ用プレート及びシートベルトアンカ
を取付けることができ、その取付座は広面積に形
成されているので、溶接に頼らずに上記部材を取
付けることができる。例えばボルト締結によつて
上記部材を取付けることができる結果、品質の安
定を図る上で有利になる。
更に本考案によれば、前記広面積部分に、シー
トベルトアンカの取付座がリクライニングアジヤ
スタ用プレートの取付座に対し凹陥しかつ上方が
開放するようにして形成されているので、シート
ベルトアンカを前記凹陥部に収容できると共にシ
ートベルトアンカを取付けるボルトの頭部がリク
ライニングアジヤスタ用プレートに干渉しないよ
うにすることができる。その上前記凹陥部によつ
て前記広面積部分の剛性をアツプできると共に、
広面積部分の取付座を利用してリクライニングア
ジヤスタ用プレートを取付けることによつて、該
部分の剛性をアツプでき、シートベルトアンカの
取付部分の剛性をあげて安全性の向上を図ること
ができる。
トベルトアンカの取付座がリクライニングアジヤ
スタ用プレートの取付座に対し凹陥しかつ上方が
開放するようにして形成されているので、シート
ベルトアンカを前記凹陥部に収容できると共にシ
ートベルトアンカを取付けるボルトの頭部がリク
ライニングアジヤスタ用プレートに干渉しないよ
うにすることができる。その上前記凹陥部によつ
て前記広面積部分の剛性をアツプできると共に、
広面積部分の取付座を利用してリクライニングア
ジヤスタ用プレートを取付けることによつて、該
部分の剛性をアツプでき、シートベルトアンカの
取付部分の剛性をあげて安全性の向上を図ること
ができる。
(実施例)
第1図ないし第6図は、本考案をワンボツクス
カーの中央シートに適用した実施例を示してい
る。
カーの中央シートに適用した実施例を示してい
る。
シートクツシヨン1及びシートバツク2からな
るシート本体3は、回転機構4を介して、シート
支持体5上に回転可能に支持されている。
るシート本体3は、回転機構4を介して、シート
支持体5上に回転可能に支持されている。
シートクツシヨン1のシートクツシヨンフレー
ム6は回転機構4の回転板の機能を兼ね備えてお
り、金属板(鋼板)をプレス成形してなるもので
ある。このシートクツシヨンフレーム6は第1図
に示すように、全体形状が略すり鉢状で外周に下
向きフランジ7を有するようにプレス成形されて
いる。このフランジ7は上記のようにシートクツ
シヨンフレーム6の全外周に形成されているが、
その両側面後部7a,7aは下方に延設され他の
部分より広面積になるように形成されている。こ
の広面積部分7aには、リクライニングアジヤス
タ用プレート8及びシートベルトアンカ9を取付
けるための取付座が形成されている。シートベル
トアンカ9を取付ける部分(アンカ取付座)10
はリクライニングアジヤスタ用プレート8を取付
ける部分(アジヤスタ取付座)11に対し凹陥し
ているが、このようにプレス成形することによつ
て前記取付座の剛性アツプを図ると共に、シート
ベルトアンカ9を取付けるボルト12の頭部が前
記リクライニングアジヤスタ用プレート8に干渉
しないようにしている。13,13はリクライニ
ングアジヤスタ用プレート8の取付孔、14,1
4はその背面に溶接されたナツト、15,15は
リクライニングアジヤスタ用プレート8を取付け
るためのボルトである。又16はシートベルトア
ンカ9の取付孔、17はその背面に溶接されたナ
ツトである。
ム6は回転機構4の回転板の機能を兼ね備えてお
り、金属板(鋼板)をプレス成形してなるもので
ある。このシートクツシヨンフレーム6は第1図
に示すように、全体形状が略すり鉢状で外周に下
向きフランジ7を有するようにプレス成形されて
いる。このフランジ7は上記のようにシートクツ
シヨンフレーム6の全外周に形成されているが、
その両側面後部7a,7aは下方に延設され他の
部分より広面積になるように形成されている。こ
の広面積部分7aには、リクライニングアジヤス
タ用プレート8及びシートベルトアンカ9を取付
けるための取付座が形成されている。シートベル
トアンカ9を取付ける部分(アンカ取付座)10
はリクライニングアジヤスタ用プレート8を取付
ける部分(アジヤスタ取付座)11に対し凹陥し
ているが、このようにプレス成形することによつ
て前記取付座の剛性アツプを図ると共に、シート
ベルトアンカ9を取付けるボルト12の頭部が前
記リクライニングアジヤスタ用プレート8に干渉
しないようにしている。13,13はリクライニ
ングアジヤスタ用プレート8の取付孔、14,1
4はその背面に溶接されたナツト、15,15は
リクライニングアジヤスタ用プレート8を取付け
るためのボルトである。又16はシートベルトア
ンカ9の取付孔、17はその背面に溶接されたナ
ツトである。
シートクツシヨンフレーム6の外周において、
前記フランジ7の内側に沿つて形成された頂面1
8は、クツシヨン用張設スプリング(例えばSバ
ネ)19の端部を保持する保持具20(第3図参
照)の取付座を構成している。
前記フランジ7の内側に沿つて形成された頂面1
8は、クツシヨン用張設スプリング(例えばSバ
ネ)19の端部を保持する保持具20(第3図参
照)の取付座を構成している。
又前記シートクツシヨンフレーム6の中央には
円周歯形状の開口21が打抜き形成されている。
この開口21の周辺近傍部22は略水平面に形成
され、後記蓋板23(第6図参照)の取付座を構
成する。前記周辺近傍部22と前記頂面18との
間は彎曲面24となつており、この彎曲面24、
前記頂面18及び前記フランジ7を有することに
よつて、シートクツシヨンフレーム6は十分な剛
性、強度を備えることができる。
円周歯形状の開口21が打抜き形成されている。
この開口21の周辺近傍部22は略水平面に形成
され、後記蓋板23(第6図参照)の取付座を構
成する。前記周辺近傍部22と前記頂面18との
間は彎曲面24となつており、この彎曲面24、
前記頂面18及び前記フランジ7を有することに
よつて、シートクツシヨンフレーム6は十分な剛
性、強度を備えることができる。
第2図及び第3図に示す自動車用回転シート
は、前記シートクツシヨンフレーム6の頂面18
に、複数の保持具20を溶接し、これら保持具2
0によつて両端部が保持されるようにして、複数
のSバネ19を張設して、これらSバネ19上に
クツシヨン部材25を配設している。又シートク
ツシヨンフレーム6のフランジ7における前記広
面積部分7aには、ボルト12,15などを用い
て、リクライニングアジヤスタ用プレート8及び
シートベルトアンカ9を第2図仮想線で示すよう
に取付けている。
は、前記シートクツシヨンフレーム6の頂面18
に、複数の保持具20を溶接し、これら保持具2
0によつて両端部が保持されるようにして、複数
のSバネ19を張設して、これらSバネ19上に
クツシヨン部材25を配設している。又シートク
ツシヨンフレーム6のフランジ7における前記広
面積部分7aには、ボルト12,15などを用い
て、リクライニングアジヤスタ用プレート8及び
シートベルトアンカ9を第2図仮想線で示すよう
に取付けている。
前記シートクツシヨンフレーム6の略中央に、
前記開口21と同芯状に配されると共に下方に突
出する鋼管製の内円筒体26が溶接されている。
この内円筒体26はその内径が前記開口21の最
大径と略等しくなるように形成されており、前記
開口21周縁に形成されて求心方向に突出する複
数の突歯部27は、内円筒体26の半径方向に突
出している。従つて、第5図にSで示すように、
前記突歯部27の下面と内円筒体26内面上端部
との間に溶接を行つて、内円筒体26をシートク
ツシヨンフレーム6に溶接一体化することができ
る。
前記開口21と同芯状に配されると共に下方に突
出する鋼管製の内円筒体26が溶接されている。
この内円筒体26はその内径が前記開口21の最
大径と略等しくなるように形成されており、前記
開口21周縁に形成されて求心方向に突出する複
数の突歯部27は、内円筒体26の半径方向に突
出している。従つて、第5図にSで示すように、
前記突歯部27の下面と内円筒体26内面上端部
との間に溶接を行つて、内円筒体26をシートク
ツシヨンフレーム6に溶接一体化することができ
る。
内円筒体26の内部中間高さ位置には、前記開
口21を打抜き形成した後に得られた円周歯形状
の板材28が内円筒体26内に嵌入され水平配置
された後溶接されている。溶接に当つては、板材
28の遠心方向に突出する複数の突歯部29が利
用される(溶接箇所をQで示す。)。
口21を打抜き形成した後に得られた円周歯形状
の板材28が内円筒体26内に嵌入され水平配置
された後溶接されている。溶接に当つては、板材
28の遠心方向に突出する複数の突歯部29が利
用される(溶接箇所をQで示す。)。
シート支持体5は金属板(鋼板)を略伏皿形状
にプレス成形してなり、その上面に円周溝30が
プレス凹設されている。この円周溝30の溝底面
外周寄り位置には、鋼管製の外円筒体31が立設
され、その下端部においてシート支持体5に溶接
されている。この外円筒体31と前記内円筒体2
6とは摺動自在関係に密嵌合し、内円筒体26の
下端26aが前記円周溝30の溝底面内周寄り位
置上に摺接する。この内外円筒体26,31によ
る回転支承部によつて、シート本体3の荷重及び
横方向の力を支承して、シート本体3をシート支
持体5上に回転可能に支持している。
にプレス成形してなり、その上面に円周溝30が
プレス凹設されている。この円周溝30の溝底面
外周寄り位置には、鋼管製の外円筒体31が立設
され、その下端部においてシート支持体5に溶接
されている。この外円筒体31と前記内円筒体2
6とは摺動自在関係に密嵌合し、内円筒体26の
下端26aが前記円周溝30の溝底面内周寄り位
置上に摺接する。この内外円筒体26,31によ
る回転支承部によつて、シート本体3の荷重及び
横方向の力を支承して、シート本体3をシート支
持体5上に回転可能に支持している。
外円筒体31の内周面には複数のグリース溜り
溝32が周設され、これらグリース溜り溝32に
封入されたグリースにより、内外円筒体26,3
1間の摺動摩擦を減じている。又内円筒体26の
下端26aとシート支持体5の円周溝30との摺
接部にもグリースを介在させているが、前記円周
溝30はグリース溜りとしての作用を営み、その
円周溝30の周辺がグリースによつて汚れないよ
うにしている。なお、前記円周溝30は補強ビー
ドとしての作用もあり、シート支持体5の剛性を
高めている。
溝32が周設され、これらグリース溜り溝32に
封入されたグリースにより、内外円筒体26,3
1間の摺動摩擦を減じている。又内円筒体26の
下端26aとシート支持体5の円周溝30との摺
接部にもグリースを介在させているが、前記円周
溝30はグリース溜りとしての作用を営み、その
円周溝30の周辺がグリースによつて汚れないよ
うにしている。なお、前記円周溝30は補強ビー
ドとしての作用もあり、シート支持体5の剛性を
高めている。
前記シート支持体5は図示しないシートトラツ
ク上に前後動可能に支持されているが、このシー
ト支持体5をフロアに直接固定してもよい。
ク上に前後動可能に支持されているが、このシー
ト支持体5をフロアに直接固定してもよい。
前記外円筒体31の上端部において、その外周
前部と外周後部には夫々抜け止め用ストツパー3
3,33が溶接される一方、前記シートクツシヨ
ンフレーム6の開口周辺部下面には前記抜け止め
用ストツパー33,33に対応する位置に係止部
材34,34が取付けられている。これら部材3
4,34は第4図に示すように円弧状且つ前後方
向の中心線に対し対称形状に形成されており、こ
れらの円弧角は例えば60°となつている。そして、
抜け止め用ストツパー33と係止部材34とは互
いに係合して、シート本体3が外円筒体31より
上方に抜け出ないようにしている。但し、シート
本体3を前後方向位置から前記円弧角以上に左右
に回転させると、前記係合が解かれて、シート本
体3を外円筒体31から上方に離脱させることが
できる。他方、シート本体3を外円筒体31に組
付ける作業は、逆の手順によつて容易に行うこと
ができる。
前部と外周後部には夫々抜け止め用ストツパー3
3,33が溶接される一方、前記シートクツシヨ
ンフレーム6の開口周辺部下面には前記抜け止め
用ストツパー33,33に対応する位置に係止部
材34,34が取付けられている。これら部材3
4,34は第4図に示すように円弧状且つ前後方
向の中心線に対し対称形状に形成されており、こ
れらの円弧角は例えば60°となつている。そして、
抜け止め用ストツパー33と係止部材34とは互
いに係合して、シート本体3が外円筒体31より
上方に抜け出ないようにしている。但し、シート
本体3を前後方向位置から前記円弧角以上に左右
に回転させると、前記係合が解かれて、シート本
体3を外円筒体31から上方に離脱させることが
できる。他方、シート本体3を外円筒体31に組
付ける作業は、逆の手順によつて容易に行うこと
ができる。
前記シート本体3の回転をロツクするロツク機
構35の主要部は前記内円筒体26内に収容され
ている。このロツク機構35の操作ロツド36は
第3図及び第4図に示すように、内円筒体26の
上方を迂回する屈曲部37を有し、前記シートク
ツシヨンフレーム6に設けた挿通口38より外側
方に突出し、その突出端に操作グリツプ39が取
付けられている。操作ロツド36の基端部は内円
筒体26内に水平配置した前記板材28上に固定
された支持ブラケツト40に回転自在に支持され
ると共に、その中間部は前記シートクツシヨンフ
レーム6に取付けた支持ブラケツト41に回転自
在に支持されている。
構35の主要部は前記内円筒体26内に収容され
ている。このロツク機構35の操作ロツド36は
第3図及び第4図に示すように、内円筒体26の
上方を迂回する屈曲部37を有し、前記シートク
ツシヨンフレーム6に設けた挿通口38より外側
方に突出し、その突出端に操作グリツプ39が取
付けられている。操作ロツド36の基端部は内円
筒体26内に水平配置した前記板材28上に固定
された支持ブラケツト40に回転自在に支持され
ると共に、その中間部は前記シートクツシヨンフ
レーム6に取付けた支持ブラケツト41に回転自
在に支持されている。
前記操作ロツド36の基端近傍部には揺動アー
ム42が固着され、操作グリツプ39を回動操作
することによつて、前記揺動アーム42が上下方
向に揺動する。この揺動アーム42の先端部はピ
ン48を介してロツク杆43の上端部に係合さ
れ、揺動アーム42の揺動に伴つてロツク杆43
が上下動するように構成されている。このロツク
杆43は前記板材28を貫通して下方に延び、そ
の下端係合部44は前記シート支持体5の上面に
圧接する。又ロツク杆43は内円筒体26の内周
に固定されたガイド部材45によつて上下動自在
に案内支持されると共に、圧縮スプリング46に
よつて下方に付勢されている。
ム42が固着され、操作グリツプ39を回動操作
することによつて、前記揺動アーム42が上下方
向に揺動する。この揺動アーム42の先端部はピ
ン48を介してロツク杆43の上端部に係合さ
れ、揺動アーム42の揺動に伴つてロツク杆43
が上下動するように構成されている。このロツク
杆43は前記板材28を貫通して下方に延び、そ
の下端係合部44は前記シート支持体5の上面に
圧接する。又ロツク杆43は内円筒体26の内周
に固定されたガイド部材45によつて上下動自在
に案内支持されると共に、圧縮スプリング46に
よつて下方に付勢されている。
ロツク杆43の下端係合部44は半球状に形成
され、シート本体3の回転に伴いシート支持体5
の上面に圧接しつつ円周軌跡上を摺動するが、こ
の円周軌跡上の左右2箇所に前記下端係合部44
に係合するロツク孔47,47が前記シート支持
体5に穿設されている。第3図及び第4図は前記
ロツク杆43の下端係合部44が一方のロツク孔
47に係合して、シート本体3が前向き位置、す
なわち自動車走行方向に向いた位置にセツトされ
その状態がロツクされている場合を示している。
前記下端係合部44が他方のロツク孔47に係合
すると、シート本体3が後向き位置にセツトされ
且つその状態がロツクされる。
され、シート本体3の回転に伴いシート支持体5
の上面に圧接しつつ円周軌跡上を摺動するが、こ
の円周軌跡上の左右2箇所に前記下端係合部44
に係合するロツク孔47,47が前記シート支持
体5に穿設されている。第3図及び第4図は前記
ロツク杆43の下端係合部44が一方のロツク孔
47に係合して、シート本体3が前向き位置、す
なわち自動車走行方向に向いた位置にセツトされ
その状態がロツクされている場合を示している。
前記下端係合部44が他方のロツク孔47に係合
すると、シート本体3が後向き位置にセツトされ
且つその状態がロツクされる。
回転ロツク機構35のロツクを解除するには、
前記操作グリツプ39を第4図矢印方向に回動し
て、ロツク杆43の下端係合部44をロツク孔4
7から離脱させればよい。本実施例ではロツク杆
43の先端部に操作グリツプ39を取付けて、操
作グリツプ39の操作によりロツク解除が行われ
るように構成しているが、第7図に示す従来例と
同様、前記ロツク杆43とリクライニング装置4
9とを操作ワイヤで連結して、シートバツク2の
前倒時に自動的にロツク解除が行われるように構
成することができる。
前記操作グリツプ39を第4図矢印方向に回動し
て、ロツク杆43の下端係合部44をロツク孔4
7から離脱させればよい。本実施例ではロツク杆
43の先端部に操作グリツプ39を取付けて、操
作グリツプ39の操作によりロツク解除が行われ
るように構成しているが、第7図に示す従来例と
同様、前記ロツク杆43とリクライニング装置4
9とを操作ワイヤで連結して、シートバツク2の
前倒時に自動的にロツク解除が行われるように構
成することができる。
第6図はシートクツシヨン1がフルフオームタ
イプのものに本考案を適用したものであつて、第
2図及び第3図に示す張設スプリングタイプにお
けるSバネ19を省略する代りに、前記シートク
ツシヨンフレーム6にその開口21を覆う蓋板2
3をボルト50を用いて着脱可能に取付け、シー
トクツシヨンフレーム6及び蓋板23の上方全域
にクツシヨン材51を配設している。前記蓋板2
3は前記操作ロツド36の屈曲部37との干渉を
避けるように伏皿状に形成され、その周縁部52
は前記シートクツシヨンフレーム6の蓋板取付座
(開口周辺近傍部)22に前記ボルト50を用い
て取付けられている。このように同一のシートク
ツシヨンフレーム6を用いて、第2図及び第3図
に示すタイプのシートクツシヨン及び第6図に示
すタイプのシートクツシヨンを容易に構成するこ
とができる。
イプのものに本考案を適用したものであつて、第
2図及び第3図に示す張設スプリングタイプにお
けるSバネ19を省略する代りに、前記シートク
ツシヨンフレーム6にその開口21を覆う蓋板2
3をボルト50を用いて着脱可能に取付け、シー
トクツシヨンフレーム6及び蓋板23の上方全域
にクツシヨン材51を配設している。前記蓋板2
3は前記操作ロツド36の屈曲部37との干渉を
避けるように伏皿状に形成され、その周縁部52
は前記シートクツシヨンフレーム6の蓋板取付座
(開口周辺近傍部)22に前記ボルト50を用い
て取付けられている。このように同一のシートク
ツシヨンフレーム6を用いて、第2図及び第3図
に示すタイプのシートクツシヨン及び第6図に示
すタイプのシートクツシヨンを容易に構成するこ
とができる。
(考案の効果)
本考案によれば、シート本体を安定して支持で
き、その支持強度、剛性が確保されると共に、シ
ートクツシヨン底部の部品点数を削減できコスト
ダウンを図ることができ、リクライニングアジヤ
スタ用プレートやシートベルトアンカを溶接に頼
らずにシートクツシヨンに取付けることができて
品質が安定し、特にシートベルトアンカをコンパ
クトに収容できると共に、その取付部分の剛性向
上を図れて安全性にすぐれた自動車用回転シート
を提供することができる。
き、その支持強度、剛性が確保されると共に、シ
ートクツシヨン底部の部品点数を削減できコスト
ダウンを図ることができ、リクライニングアジヤ
スタ用プレートやシートベルトアンカを溶接に頼
らずにシートクツシヨンに取付けることができて
品質が安定し、特にシートベルトアンカをコンパ
クトに収容できると共に、その取付部分の剛性向
上を図れて安全性にすぐれた自動車用回転シート
を提供することができる。
第1図ないし第6図は本考案の実施例を示し、
第1図はシートクツシヨンフレームを示す一部切
欠斜視図、第2図は全体の縦断側面図、第3図は
全体の縦断正面図、第4図は回転機構及び回転ロ
ツク機構を示す一部切欠斜視図、第5図は回転機
構の断面図、第6図は他の態様のシートクツシヨ
ンを備えたものを示す縦断側面図、第7図は従来
例の一部切欠側面図である。 1……シートクツシヨン、3……シート本体、
5……シート支持体、6……シートクツシヨンフ
レーム、7……フランジ、7a……広面積部分、
8……リクライニングアジヤスタ用プレート、9
……シートベルトアンカ、10……アンカ取付
座、11……アジヤスタ取付座、26……内円筒
体、31……外円筒体。
第1図はシートクツシヨンフレームを示す一部切
欠斜視図、第2図は全体の縦断側面図、第3図は
全体の縦断正面図、第4図は回転機構及び回転ロ
ツク機構を示す一部切欠斜視図、第5図は回転機
構の断面図、第6図は他の態様のシートクツシヨ
ンを備えたものを示す縦断側面図、第7図は従来
例の一部切欠側面図である。 1……シートクツシヨン、3……シート本体、
5……シート支持体、6……シートクツシヨンフ
レーム、7……フランジ、7a……広面積部分、
8……リクライニングアジヤスタ用プレート、9
……シートベルトアンカ、10……アンカ取付
座、11……アジヤスタ取付座、26……内円筒
体、31……外円筒体。
Claims (1)
- 金属板製シートクツシヨンフレームを全体形状
が略すり鉢状で外周に下向きフランジを有するよ
うにプレス成形すると共に、前記フランジの両側
面後部を下方に延設される広面積部分とし、ここ
にリクライニングアジヤスタ用プレート及びシー
トベルトアンカの取付座を、シートベルトアンカ
の取付座がリクライニングアジヤスタ用プレート
の取付座に対し凹陥しかつ上方が開放するように
して形成し、前記リクライニングアジヤスタ用プ
レートの取付座を利用して前記広面積部分にリク
ライニングアジヤスタ用プレートを取付け、且つ
前記シートクツシヨンフレームの略中央に、下方
に突出する内円筒体を取付ける一方、この内円筒
体に嵌合する外円筒体をシート支持体に立設し、
シート支持体上に前記外円筒体及び前記内円筒体
を介してシート本体を回転可能に支持したことを
特徴とする自動車用回転シート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987117025U JPH059944Y2 (ja) | 1987-07-29 | 1987-07-29 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987117025U JPH059944Y2 (ja) | 1987-07-29 | 1987-07-29 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6421031U JPS6421031U (ja) | 1989-02-02 |
JPH059944Y2 true JPH059944Y2 (ja) | 1993-03-11 |
Family
ID=31360098
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1987117025U Expired - Lifetime JPH059944Y2 (ja) | 1987-07-29 | 1987-07-29 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH059944Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2011041649A1 (en) * | 2009-10-02 | 2011-04-07 | Johnson Controls Technology Company | One-piece seat bottom chassis |
JP6620663B2 (ja) * | 2016-04-28 | 2019-12-18 | トヨタ紡織株式会社 | 乗物用シート及びその製造方法 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58141939A (ja) * | 1982-02-17 | 1983-08-23 | Shiraki Kinzoku Kogyo Kk | シ−ト回転装置 |
JPS6137855B2 (ja) * | 1977-05-23 | 1986-08-26 | Hitachi Ltd |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CA1020854A (en) * | 1975-04-10 | 1977-11-15 | Thomas L. Faul | Transportation seating construction and system |
JPS5865949U (ja) * | 1981-10-29 | 1983-05-04 | 株式会社タチエス | シ−トにおけるバツクフレ−ムのヒンヂ用カバ− |
-
1987
- 1987-07-29 JP JP1987117025U patent/JPH059944Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6137855B2 (ja) * | 1977-05-23 | 1986-08-26 | Hitachi Ltd | |
JPS58141939A (ja) * | 1982-02-17 | 1983-08-23 | Shiraki Kinzoku Kogyo Kk | シ−ト回転装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6421031U (ja) | 1989-02-02 |
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