JPH0598605A - 人工芝 - Google Patents

人工芝

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JPH0598605A
JPH0598605A JP26401191A JP26401191A JPH0598605A JP H0598605 A JPH0598605 A JP H0598605A JP 26401191 A JP26401191 A JP 26401191A JP 26401191 A JP26401191 A JP 26401191A JP H0598605 A JPH0598605 A JP H0598605A
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JP
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sand
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artificial turf
artificial
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JP26401191A
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Daburiyuu Putsukusupan Aabingu
W.プツクスパン アービング
Naoya Yoshikawa
直彌 吉川
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 天然芝に近い視覚と触覚とを有する人工芝を
得る。 【構成】 所定長さの毛3を植毛した植毛部材4を基礎
シート2に設け、この植毛部材4に上層砂9とこれによ
り比重の高い下層砂8とからなる砂6を所定厚さ敷設
し、更にこの上層砂9を緑色砂10、黒色砂11の混合砂と
して、常に天然芝に近い視覚と触覚とを有するようにす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ゴルフ、野球、テニス
等に使用される人工芝に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の人工芝は、図4に示すような1.
所定長さの毛3を植毛した植毛部材4を基礎シート2上
に設けたものや、2.基礎シート2上に所定長さの毛3
を直接植毛したもの等が知られている。また、1.又
は、2.の人工芝の植毛部材4上に砂13を所定厚さt4
敷設した人工芝1aも知られている。そして、これらの
人工芝は、野球場、テニスコート等の天然芝を使用する
ところに、その代わりとして使用し、また、ミニコース
のゴルフ場や、ゴルフ練習場に使用していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の人工芝は、天然
芝に比して、いたみがほとんどなく、芝刈りや雑草取
り、水、肥料、農薬等の散布などの手入れもほとんど必
要ないから、その取り扱いが容易である点で非常に優れ
ている。しかしながら、従来の人工芝は、合成樹脂で作
られることがほとんどであり直射日光に弱く、また、天
然芝と比較して、どうしてもその触覚が劣り、ゴルフ、
野球、テニス等のスポーツにおけるボールの動き及び人
の動作が違ったものになってしまう。更に、1.2.の
人工芝に砂13を敷設したものでは、天然芝の触覚に近づ
くものの、雨などが降ったり、人が踏み固めたりするこ
とにより、砂13同士の間に形成している空間14がせばま
り、砂が圧密して固くなり、ゴルフ、野球、テニス等の
スポーツに使用した場合にはボールのはずみ具合が変化
し、更に人の動きに変化を与え、またけがを起こしやす
くなる。これらを元に戻すには砂13をかき寄せて、再び
戻したりして砂13同士の間に空間14を再び作らなければ
ならない。
【0004】そこで、本発明は、上記事情に鑑みてなさ
れたもので、メンテナンスが容易で、しかも表層の状態
が変化せず、常に天然芝に近い状態を保持することが出
来る人工芝を提供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明の人工芝は、所定長さの毛を植毛した植毛部
材を基礎シート上に設け、該植毛部材上に球形で略同径
の砂を所定厚さ敷設したものであり、また、砂は、上層
砂と該上層砂より比重の高い下層砂との2層であるのが
良く、そして、上層砂は緑色に着色した砂と黒色に着色
した砂との混合砂であり、かつ前記下層砂は茶色に着色
した砂であるとなお良い。
【0006】
【作用】上記構成になる人工芝によれば、砂が球形で略
同径であると、雨が降ったり、使用により踏み固めて
も、砂同士の空間がせばまり、圧密することがなく、表
層が変化しない。
【0007】また、砂を2層とし、比重の高い砂を下層
砂、これより低い砂を上層砂とすると、使用により砂同
士が混じりにくい。そして、上層砂を緑色の砂と黒色の
砂との混合砂とし下層砂を茶色の砂にすると、視覚、触
覚共に天然芝と略同じになる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1〜3に基づいて
詳述する。図1は本発明の人工芝を示す断面図。図2は
図1のA部の拡大断面図。図3は人工芝の積層状態を示
す断面図である。
【0009】図において、1は本発明の人工芝を示し、
この人工芝1は、基礎シート2上に所定長さの毛3を植
毛した植毛部材4を設けて人工芝本体5を構成し、この
人工芝本体5の植毛部材4上に砂6を所定厚さ敷設して
なる。
【0010】前記基礎シート2は、外部の力に対して一
定の力を吸収するためのもので、床上又は土地の上に直
接接触し、その材質は特に限定しないが、耐腐食性、耐
水性などから合成樹脂、合成繊維が良い。また、この基
礎シート2は、通水性、通気性があっても無くても良い
が、これを屋外に設置する場合などは、通水性、通気性
があったほうが都合が良い。
【0011】前記植毛部材4は、これを基礎シート2上
に貼着するもので、所定長さの毛3が、シート状部材7
に略等間隔に植毛されている。従って、この毛3は、シ
ート状部材7上に一定本数植毛されることになる。ま
た、この毛3の長さ自体は、特に限定せず、長いもの、
短いものがアトランダムにシート状部材6上に植毛され
たものでも良い。その長さの違う毛3の配列は、特に限
定しないが、長いものあるいは短いものが、一方的に片
寄ったものは、現実問題として使用することはない。な
お、この植毛部材4の材質は特に限定しないが、この植
毛部材4を製造するに際し、毛3の材質とシート状部材
7の材質とは、同一材質の方が作りやすいため、通常は
同一材質を選択する。また、毛3の太さも特に限定しな
いが、天然芝に近い物が選択される。
【0012】前記砂5は、球形で略同径に形成され、植
毛部材4上に所定厚さt1敷設されるが、下に厚みt2
だけ敷設される下層砂8と、この下層砂8の上に厚みt
3だけ敷設される上層砂9とに分かれる。この下層砂8
は、天然のシリカ砂であり、種々のグレードがあるが、
球形になっており、ほとんど同径のものを選択する。そ
して、この下層砂8は、茶色であり、しかもその比重は
前述の上層砂9よりも高いものが選択される。上層砂9
は、人工砂であり、セラミック砂が使用され、上述の下
層砂8よりも比重の低いものが選択される。この上層砂
9は通水性や通気性があるものや無いものも含まれる。
この上層砂9は、上述の下層砂8と同様に、球形になっ
ており、これらのしかもほとんど同径である。そして、
この上層砂9は、緑色砂10と黒色砂11との混合砂となっ
ており、比重は同一である。この緑色砂10と黒色砂11と
の混合比率は、特に限定しないが、天然芝の色に近くす
るのが目的となるから、この混合比率はその範囲内で選
択される。
【0013】砂5は、上記のように構成されているた
め、すなわち、下層砂8及び上層砂9は、球形で略同径
であるため、雨が降ったり、使用により人が踏みつけて
も、砂同士により形成した空間12がせばまったり、圧密
することがほとんどなく、常に一定の砂層厚みt1が保
持される。従って、砂層が固くなり、ボール等のバウン
ドが大きく変化したり、足をいためたり、ころんだ場合
に怪我をしたりすることが予防できる。この事は、図4
に示す砂13のように、形状に角があったり、球であった
り、粒径にばらつきがあると、雨が降ったり、使用によ
り人が踏みつけたりすると、砂13同士により形成した空
間14が置換されて、圧密され、図4に示す砂層厚みt4
が図5に示す砂層厚みt5に変化することの対比によ
り、明らかになる。
【0014】また、上層砂9と下層砂8とは色が違って
いるが、上層砂9の比重が軽く、下層砂8の比重が重く
なっているため、雨が降ったり、使用により人がかきま
ぜたりするような状態になっても、次第に元に戻り、常
に上層砂9が上部に来て、天然芝の色に近い状態が保持
される。
【0015】次に上記構成になる人工芝1の使用方法に
ついて述べる。まず、人工芝1を設置する床、あるい
は、土地を整備する。この整備した床、あるいは土地上
にその目的、例えば、ゴルフ、野球、テニス等に合わせ
て人工芝本体5を設置する。次に、その目的に合わせ
て、この人工芝本体5上に下層砂8を厚みt2だけ敷設
し、更に、この下層砂9を厚みt3だけ敷設する。そし
て、ゴルフ、野球、テニス等に合わせて、この人工芝1
は使用される。この人工芝1が屋外に設置されておれ
ば、雨が降ったり、使用により人の足にて踏みつけられ
砂5の上層砂9、下層砂8が混ぜかえされるが、下層砂
8の比重が重いため、上層砂9、下層砂8は時の経過と
共に元に戻り、上層砂9は緑色砂10、黒色砂11との混合
砂であるから、常に天然芝の色彩を保持し得、また、上
層砂9、下層砂8は、ともに球形かつ同径であるので、
圧密せず、常に一定の厚みt1を保持して、人工芝1が
固まって、ボールのバウンドが変化したり、プレイヤー
が足をいためたり、けがをしたりすることが予防され
る。
【0016】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の人工芝に
よれば、砂が球形で、略同径であると、雨が降ったり、
使用により踏み固めても、砂同士の空間がせばまり、圧
密することがなく、表層が変化しない。従って、人工芝
の表層が固くならず、ボールの弾み具合が変化したり、
プレイヤーが足をいためたり、怪我をしたりすることが
予防でき、常に一定状態で天然芝に近い状態の人工芝を
得ることが出来る。
【0017】また、砂を2層とし、比重の高い砂を下層
砂、これより比重の低い砂を上層砂とすると、使用によ
り砂同士が混ざりにくい。従って、上述の効果に加え
て、特性の異なった砂を2種類としても、混ざらないか
ら、それぞれの砂のもつ特性を生かすことが出来、全体
として良好な砂の特性を持つに至るため、より一層天然
芝に近い状態の人工芝を得ることが出来る。
【0018】更に、上層砂を緑の砂と黒色の砂との混合
砂とし、下層砂を茶色の砂にすると、天然芝と略同じ色
彩になる。従って、上述の効果に加えて、視覚上も天然
芝に近い状態の人工芝を得ることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の人工芝を示す断面図。
【図2】図1のA部の拡大断面図。
【図3】本発明の人工芝における砂の積層状態を示す断
面図。
【図4】従来例の人工芝における砂の積層状態を示す断
面図。
【図5】従来例の人工芝における砂の積層状態を示す断
面図。
【符号の説明】
1、1a 人工芝 2 基礎シー
ト 3 毛 4 植毛部材 5 人工芝本体 6、13 砂 8 下層砂 9 上層砂 10 緑色砂(緑色に着色した砂) 11 黒色砂(黒色に着色した砂)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定長さの毛を植毛した植毛部材を基礎
    シート上に設け、該植毛部材上に球形で略同径の砂を所
    定厚さ敷設したことを特徴とする人工芝。
  2. 【請求項2】 前記砂は、上層砂と該上層砂より比重の
    高い下層砂との2層である請求項1記載の人工芝。
  3. 【請求項3】 前記上層砂は、緑色に着色した砂と黒色
    に着色した砂との混合砂であり、かつ前記下層砂は茶色
    に着色した砂である請求項2記載の人工芝。
JP3264011A 1991-10-11 1991-10-11 人工芝 Expired - Lifetime JP2532315B2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008095416A (ja) * 2006-10-13 2008-04-24 Astro:Kk 充填材入り人工芝

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62200703U (ja) * 1987-06-10 1987-12-21

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