JPH0598137A - ポリマーブレンド - Google Patents
ポリマーブレンドInfo
- Publication number
- JPH0598137A JPH0598137A JP3283788A JP28378891A JPH0598137A JP H0598137 A JPH0598137 A JP H0598137A JP 3283788 A JP3283788 A JP 3283788A JP 28378891 A JP28378891 A JP 28378891A JP H0598137 A JPH0598137 A JP H0598137A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- polymer blend
- polyester
- polymer
- resistance
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- Pending
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- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ＰＥＴやＰＢＴ等のポリエステルよりも耐熱
性、耐衝撃性、耐薬品性にすぐれたポリエステル系ポリ
マーブレンドを提供する。 【構成】 ＰＥＴ（ポリエチレンテレフタレート）、
ＰＢＴ（ポリブチレンテレフタレート）、ＰＥＴ＋ＰＢ
Ｔのうちいずれかのポリマー、ＰＣ（ポリカーボネー
ト）、ＰＰＥ（ポリフェニレンエーテル）、ＰＣ＋ＰＰ
Ｅのうちいずれかのポリマー、およびＰＰＳ（ポリフ
ェニレンスルフィド）を混合し、さらに、グラスファイ
バ、難燃剤、酸化防止剤、核剤を配合する。
性、耐衝撃性、耐薬品性にすぐれたポリエステル系ポリ
マーブレンドを提供する。 【構成】 ＰＥＴ（ポリエチレンテレフタレート）、
ＰＢＴ（ポリブチレンテレフタレート）、ＰＥＴ＋ＰＢ
Ｔのうちいずれかのポリマー、ＰＣ（ポリカーボネー
ト）、ＰＰＥ（ポリフェニレンエーテル）、ＰＣ＋ＰＰ
Ｅのうちいずれかのポリマー、およびＰＰＳ（ポリフ
ェニレンスルフィド）を混合し、さらに、グラスファイ
バ、難燃剤、酸化防止剤、核剤を配合する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明はポリマーブレンドに関す
る。具体的には、工業用プラスチックとして用いられる
ポリマーブレンド（ポリマーアロイ）に関する。
る。具体的には、工業用プラスチックとして用いられる
ポリマーブレンド（ポリマーアロイ）に関する。
【０００２】
【従来の技術】ＰＥＴ（ポリエチレンテレフタレート）
やＰＢＴ（ポリブチレンテレフタレート）等のポリエス
テルは、耐熱性や耐摩耗性、機械的強さ等にすぐれてい
るため、従来よりエンジニアリングプラスチックとして
使用されている。しかし、ＰＥＴでは、成形性が悪く、
耐衝撃性が低いなどの欠点があり、ＰＢＴでは、耐衝撃
性が悪いなどの欠点があった。
やＰＢＴ（ポリブチレンテレフタレート）等のポリエス
テルは、耐熱性や耐摩耗性、機械的強さ等にすぐれてい
るため、従来よりエンジニアリングプラスチックとして
使用されている。しかし、ＰＥＴでは、成形性が悪く、
耐衝撃性が低いなどの欠点があり、ＰＢＴでは、耐衝撃
性が悪いなどの欠点があった。
【０００３】このため従来より、ＰＥＴやＰＢＴにグラ
スファイバを添加することによって機械的特性や耐熱性
を向上させたり、ＰＥＴやＰＢＴとＰＣ（ポリカーボネ
ート）を混合してポリマーブレンドを作製することによ
って靭性を改善したりしてポリエステルの特性の改善が
図られている。
スファイバを添加することによって機械的特性や耐熱性
を向上させたり、ＰＥＴやＰＢＴとＰＣ（ポリカーボネ
ート）を混合してポリマーブレンドを作製することによ
って靭性を改善したりしてポリエステルの特性の改善が
図られている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題とすると
ころは、より特性のすぐれたエンジニアリングプラスチ
ックを開発することにあり、特に、ＰＥＴやＰＢＴ等の
ポリエステルよりも耐熱性、耐衝撃性および耐薬品性に
すぐれたプラスチック材料を提供することにある。
ころは、より特性のすぐれたエンジニアリングプラスチ
ックを開発することにあり、特に、ＰＥＴやＰＢＴ等の
ポリエステルよりも耐熱性、耐衝撃性および耐薬品性に
すぐれたプラスチック材料を提供することにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明のポリマーブレン
ドは、ＰＥＴ（ポリエチレンテレフタレート）やＰＢＴ
（ポリブチレンテレフタレート）等のポリエステル、Ｐ
Ｃ（ポリカーボネート）とＰＰＥ（ポリフェニレンエー
テル）のうち少なくともいずれか一方のポリマー及びＰ
ＰＳ（ポリフェニレンスルフィド）からなることを特徴
としている。
ドは、ＰＥＴ（ポリエチレンテレフタレート）やＰＢＴ
（ポリブチレンテレフタレート）等のポリエステル、Ｐ
Ｃ（ポリカーボネート）とＰＰＥ（ポリフェニレンエー
テル）のうち少なくともいずれか一方のポリマー及びＰ
ＰＳ（ポリフェニレンスルフィド）からなることを特徴
としている。
【０００６】
【作用】本発明のポリマーブレンドは熱可塑性樹脂をブ
レンドしたポリエステル系ポリマーブレンドであって、
ＰＣまたはＰＰＥを配合することによって耐衝撃性が向
上させられ、さらに、ＰＰＳを配合することによって耐
熱性及び耐薬品性が向上させられている。したがって、
本発明のポリマーブレンドは、ポリエステルのエンジニ
アリングプラスチックとしてのすぐれた特性を有し、し
かも、ＰＥＴやＰＢＴ等のポリエステルよりも耐熱性、
耐衝撃性及び耐薬品性にすぐれた利点を有している。
レンドしたポリエステル系ポリマーブレンドであって、
ＰＣまたはＰＰＥを配合することによって耐衝撃性が向
上させられ、さらに、ＰＰＳを配合することによって耐
熱性及び耐薬品性が向上させられている。したがって、
本発明のポリマーブレンドは、ポリエステルのエンジニ
アリングプラスチックとしてのすぐれた特性を有し、し
かも、ＰＥＴやＰＢＴ等のポリエステルよりも耐熱性、
耐衝撃性及び耐薬品性にすぐれた利点を有している。
【０００７】
【実施例】本発明の実施例としては、ＰＥＴ、ＰＢ
Ｔ、ＰＥＴ＋ＰＢＴのうちいずれかの結晶質ポリエステ
ル、ＰＣ、ＰＰＥ、ＰＣ＋ＰＰＥのうちいずれかの非
晶質ポリマー、および結晶質ポリマーであるＰＰＳを
混合し、さらに、グラスファイバ、難燃剤、酸化防止
剤、核剤を配合した熱可塑性のポリマーブレンドがあ
る。
Ｔ、ＰＥＴ＋ＰＢＴのうちいずれかの結晶質ポリエステ
ル、ＰＣ、ＰＰＥ、ＰＣ＋ＰＰＥのうちいずれかの非
晶質ポリマー、および結晶質ポリマーであるＰＰＳを
混合し、さらに、グラスファイバ、難燃剤、酸化防止
剤、核剤を配合した熱可塑性のポリマーブレンドがあ
る。
【０００８】ここで、難燃剤はポリマーブレンドに耐燃
焼性を付与するために添加してあり、三酸化アンチモ
ン、リン系の難燃剤、ハロゲン系の難燃剤、あるいは、
リン系もしくはハロゲン系の難燃剤に難燃助剤として三
酸化アンチモンを添加したもの等を用いることができ
る。酸化防止剤はポリマーブレンドが酸素と結合して劣
化するのを防止するために添加してあり、フェノール
系、硫黄系、リン系のものなどを用いることができる。
また、核剤はポリマーブレンドの中心に結晶核を作るた
めのものであり、炭酸塩（Ｎａ2ＣＯ3等）などの無機
塩、有機酸塩、高分子物質等を使用できる。
焼性を付与するために添加してあり、三酸化アンチモ
ン、リン系の難燃剤、ハロゲン系の難燃剤、あるいは、
リン系もしくはハロゲン系の難燃剤に難燃助剤として三
酸化アンチモンを添加したもの等を用いることができ
る。酸化防止剤はポリマーブレンドが酸素と結合して劣
化するのを防止するために添加してあり、フェノール
系、硫黄系、リン系のものなどを用いることができる。
また、核剤はポリマーブレンドの中心に結晶核を作るた
めのものであり、炭酸塩（Ｎａ2ＣＯ3等）などの無機
塩、有機酸塩、高分子物質等を使用できる。
【０００９】特に、本発明の好ましい実施例は、１０〜
９０ｗｔ％のＰＥＴ、１０〜５０ｗｔ％のＰＣ（あるい
は、ＰＰＥ）、５〜２０ｗｔ％のＰＰＳを混合し、これ
らのポリマー１００重量部に対して１０〜１００重量部
のグラスファイバ、０.１〜１.５重量部の酸化防止剤
（芳香族アミンなど）、０.１〜３.０重量部の核剤（Ｎ
ａ2ＣＯ3など）、０.２〜３.５重量部の難燃剤（酸化ア
ンチモンなど）を配合したものである。
９０ｗｔ％のＰＥＴ、１０〜５０ｗｔ％のＰＣ（あるい
は、ＰＰＥ）、５〜２０ｗｔ％のＰＰＳを混合し、これ
らのポリマー１００重量部に対して１０〜１００重量部
のグラスファイバ、０.１〜１.５重量部の酸化防止剤
（芳香族アミンなど）、０.１〜３.０重量部の核剤（Ｎ
ａ2ＣＯ3など）、０.２〜３.５重量部の難燃剤（酸化ア
ンチモンなど）を配合したものである。
【００１０】このポリマーブレンドは、ＰＥＴ系ポリマ
ーブレンドやＰＢＴ系ポリマーブレンド等であって、Ｐ
ＥＴやＰＢＴ等のポリエステルにＰＣやＰＰＥを配合さ
れているためにポリエステルと比較して耐久性及び耐衝
撃性が向上している。また、結晶質の熱可塑性樹脂であ
るＰＰＳは、温度が上昇しても物理的性質を維持すると
いう顕著な耐熱性があり、混和性も良好で、安価で高い
特性を有している。したがって、ＰＰＳをブレンドする
ことにより、熱反り温度（heat deflection temperatur
e）が高くて成形品の反りが減少し、耐熱性、耐衝撃
性、成形加工性及び耐薬品性も向上する。
ーブレンドやＰＢＴ系ポリマーブレンド等であって、Ｐ
ＥＴやＰＢＴ等のポリエステルにＰＣやＰＰＥを配合さ
れているためにポリエステルと比較して耐久性及び耐衝
撃性が向上している。また、結晶質の熱可塑性樹脂であ
るＰＰＳは、温度が上昇しても物理的性質を維持すると
いう顕著な耐熱性があり、混和性も良好で、安価で高い
特性を有している。したがって、ＰＰＳをブレンドする
ことにより、熱反り温度（heat deflection temperatur
e）が高くて成形品の反りが減少し、耐熱性、耐衝撃
性、成形加工性及び耐薬品性も向上する。
【００１１】したがって、本発明のポリマーブレンド
は、ＰＥＴやＰＢＴ等のポリエステルのすぐれた特性を
備え、さらにポリエステルよりも耐熱性、耐衝撃性、耐
薬品性がすぐれている。このため、このポリマーブレン
ドを用いて、例えば電気機器や電子機器のケースや各種
プラスチック部品、自動車の外装部品や内装部品等を成
形すれば、耐熱性及び耐薬品性が高く、頑丈な部品等を
製造することができる。
は、ＰＥＴやＰＢＴ等のポリエステルのすぐれた特性を
備え、さらにポリエステルよりも耐熱性、耐衝撃性、耐
薬品性がすぐれている。このため、このポリマーブレン
ドを用いて、例えば電気機器や電子機器のケースや各種
プラスチック部品、自動車の外装部品や内装部品等を成
形すれば、耐熱性及び耐薬品性が高く、頑丈な部品等を
製造することができる。
【００１２】
【発明の効果】本発明によれば、ポリエステルのすぐれ
た特性を有し、しかも、ＰＥＴやＰＢＴ等のポリエステ
ルよりも耐熱性、耐衝撃性及び耐薬品性にすぐれた熱可
塑性ポリマーを得ることができた。したがって、例え
ば、電気工業や電子工業向け、自動車工業向けに適した
すぐれたエンジニアリングプラスチックとして使用する
ことができる。
た特性を有し、しかも、ＰＥＴやＰＢＴ等のポリエステ
ルよりも耐熱性、耐衝撃性及び耐薬品性にすぐれた熱可
塑性ポリマーを得ることができた。したがって、例え
ば、電気工業や電子工業向け、自動車工業向けに適した
すぐれたエンジニアリングプラスチックとして使用する
ことができる。
Claims (1)
- 【請求項１】 ポリエチレンテレフタレートやポリブチ
レンテレフタレート等のポリエステル、ポリカーボネー
トとポリフェニレンエーテルのうち少なくともいずれか
一方のポリマー及びポリフェニレンスルフィドからなる
ポリマーブレンド。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3283788A JPH0598137A (ja) | 1991-10-03 | 1991-10-03 | ポリマーブレンド |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3283788A JPH0598137A (ja) | 1991-10-03 | 1991-10-03 | ポリマーブレンド |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0598137A true JPH0598137A (ja) | 1993-04-20 |
Family
ID=17670149
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3283788A Pending JPH0598137A (ja) | 1991-10-03 | 1991-10-03 | ポリマーブレンド |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0598137A (ja) |
-
1991
- 1991-10-03 JP JP3283788A patent/JPH0598137A/ja active Pending
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |