JP3051278B2 - 難燃性樹脂組成物 - Google Patents

難燃性樹脂組成物

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JP3051278B2
JP3051278B2 JP5065317A JP6531793A JP3051278B2 JP 3051278 B2 JP3051278 B2 JP 3051278B2 JP 5065317 A JP5065317 A JP 5065317A JP 6531793 A JP6531793 A JP 6531793A JP 3051278 B2 JP3051278 B2 JP 3051278B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は難燃性ポリブチレンテレ
フタレート樹脂組成物に関するものである。さらに詳し
くは、機械的強度、難燃性、流動性、低揮発ガス性、寸
法安定性、離型性、溶融熱安定性に優れた樹脂組成物に
関するものである。
【0002】
【従来の技術とその問題点】ポリブチレンテレフタレー
ト(以下PBTと略称する)よりなる熱可塑性ポリエス
テル樹脂組成物は結晶性熱可塑性樹脂として機械的性
質、電気的性質、物理的・化学的特性に優れているた
め、エンジニアリングプラスチックとして自動車、電気
・電子機器、機構部品等の広範な用途に使用されてい
る。
【0003】しかしながら、PBTは結晶性が高いた
め、成形時の結晶化により反りや捻れが発生したり、ま
た高温で長時間使用した際はポリマーの収縮により成形
品に変形が発生したりして寸法安定性が悪い。
【0004】一方、ポリカーボネート(以下PCと略称
する)、例えば4,4′―ジヒドロキシジフェニルアル
カン系ポリカーボネートは、成形時の寸法安定性は良好
であるものの、耐溶剤性が悪く、また溶融粘度が高く成
形性が悪いなどの欠点を有する。
【0005】このようなPBTおよびPCの欠点を解決
する方法としては、例えば両ポリマーを溶融状態で均一
に混合し、両ポリマーの加工性や物性を補う試み(例え
ば特公昭36―14035号公報、特開昭48―541
60号公報、特開昭49―107354号公報参照)が
ある。このようにして得られる樹脂組成物が、組成物調
製あるいは成形の際にエステル交換しやすく、物性が低
下したりするため、さらにエチレンとアクリル酸エチル
の共重合体等の熱可塑性軟質樹脂を配合する試み(特公
昭58―13588号公報)も知られている。
【0006】このようにして得られる樹脂組成物は、特
に寸法安定性、耐薬品性に優れているため、各種用途に
使用されることが多い。また、機械的強度や、荷重たわ
み温度をさらに向上させるために、ガラス繊維に代表さ
れる無機充填剤を配合することも広く行われている。
【0007】また、一般に電気部品などは、優れた機械
的特性、電気的特性、寸法安定性だけでなく、多くの場
合難燃性も要求されるため、無機充填剤の他に難燃剤と
して有機ハロゲン系難燃剤、特に臭素化ポリカーボネー
ト系難燃剤が寸法安定性の観点を含めて使用されること
が多かった。
【0008】そして、最近ではスイッチ、コネクター、
リレーといった電子部品の小型化、薄肉化に伴い、樹脂
に要求される特性も厳しくなりつつあり、上記の特性の
他に高流動性、低揮発ガス性、離型性などの特性を兼ね
備えた樹脂組成物の開発が望まれている。
【0009】
【問題点を解決するための手段】本発明は優れた機械的
強度、難燃性、流動性、低揮発ガス性、寸法安定性、離
型性を備えた難燃性樹脂組成物を得るべく検討を重ねた
結果、到達したものである。
【0010】本発明は、(A)PBT、(B)PC(該
PBT及び該PCの合計100重量部に対し、(A)成
分を50〜85重量部及び(B)成分を50〜15重量
部とし、全組成物中に占める両成分を好ましくは20〜
80重量部とする。)、(C)エチレンとアクリル酸ア
ルキルよりなる共重合体及び/またはエチレンとメタク
リル酸アルキルよりなる共重合体 3〜20重量%(全
組成物中)、(D)臭素化エポキシ系難燃剤 4〜25
重量%(全組成物中)、(E)(Na2 O)p・Sb2
5 ・qH2 O(pは0.6〜0.8、H2 Oは結晶水
であってqは0〜4の数値を示す,pH=8.5〜1
0.5)で示されるアンチモン系難燃助剤 2〜15重
量%(全組成物中)及び(F)無機充填剤 10〜60
重量%(全組成物中)、からなる難燃性樹脂組成物であ
る。
【0011】以下、本発明の樹脂組成物の構成成分につ
いて詳しく説明する。まず、本発明に用いられる(A)
PBT樹脂とは1,4―ブタンジオールとテレフタル酸
またはその低級アルコールエステルを重縮合して得られ
るポリブチレンテレフタレートである。またポリブチレ
ンテレフタレートを80重量%以上含有する共重合体で
あってもよく、物性を著しく損なわない範囲で、次の成
分の共重合が可能である。酸成分としては、テレフタル
酸以外の芳香族ジカルボン酸、例えばイソフタル酸、フ
タル酸、ナフタレンジカルボン酸、ジフェニルジカルボ
ン酸、ジフェニルエーテルジカルボン酸、ジフェノキシ
エタンジカルボン酸、ジフェニルメタンジカルボン酸、
ジフェニルケトンジカルボン酸、ジフェニルスルフィド
ジカルボン酸、ジフェニルスルフォンジカルボン酸、脂
肪族ジカルボン酸としてコハク酸、アジピン酸、セバシ
ン酸、脂環族ジカルボン酸としてシクロヘキサンジカル
ボン酸、テトラリンジカルボン酸、デカリンジカルボン
酸等が例示される。グリコール成分としてはエチレング
リコール、プロピレングリコール、トリメチレングリコ
ール、ペンタメチレングリコール、ヘキサメチレングリ
コール、オクタメチレングリコール、ネオペンチルグリ
コール、シクロヘキサンジメタノール、キシリレングリ
コール、ジエチレングリコール、ポリエチレングリコー
ル、ビスフェノールA、カテコール、レゾルシノール、
ハイドロキノン、ジヒドロキシジフェニル、ジヒドロキ
シジフェニルエーテル、ジヒドロキシジフェニルメタ
ン、ジヒドロキシジフェニルケトン、ジヒドロキシジフ
ェニルスルフィド、ジヒドロキシジフェニルスルフォン
等が例示される。オキシカルボン酸成分としては、オキ
シ安息香酸、ヒドロキシナフトエ酸、ヒドロキシジフェ
ニルカルボン酸、ω―ヒドロキシカプロン酸等が例示さ
れる。
【0012】また、ポリエステルが実質的に成形性能を
失わない範囲で3官能以上の化合物、例えばグリセリ
ン、トリメチルプロパン、ペンタエリスリトール、トリ
メリット酸、ピロメリット酸等を共重合してよい。
【0013】さらには、PBTを80重量%以上含有す
る熱可塑性ポリエステル樹脂混合物であってもよく、物
性を著しく損なわない範囲で上記酸成分、グリコール成
分、オキシカルボン酸成分より成る熱可塑性ポリエステ
ルやその他のポリマーを混合することが可能である。熱
可塑性ポリエステルとしてはポリエチレンテレフタレー
ト、ポリエチレンイソフタレート、ポリエチレンナフタ
レート、ポリブチレンテレフタレート、ポリシクロヘキ
サンジメタノールテレフタレート等が、その他のポリマ
ーとしてはポリアミド6、ポリアミド66、ポリアミド
46等が例示される。
【0014】かかるポリエステルは、テレフタル酸及び
/またはその機能的誘導体と1,4―ブタンジオール及
び/またはその機能的誘導体とを、従来公知の芳香族ポ
リエステル製造法を用いて重縮合させて得られる。
【0015】本発明に用いられる(B)PC樹脂とは、
例えば4,4′―ジヒドロキシジフェニルアルカン系ポ
リカーボネートが好ましい。具体的には2,2′―
(4,4′―ジヒドロキシジフェニルプロパン(以下ビ
スフェノールAと略称する)をヒドロキシ成分として用
い、エステル交換法あるいはホスゲン法により得られた
ポリカーボネートが好ましい。さらにビスフェノールA
の一部または全部を他の4,4′―ジヒドロキシジフェ
ニルアルカンあるいは4,4′―ジヒドロキシジフェニ
ルスルホン、4,4′―ジヒドロキシジフェニルエーテ
ルなどで置換してもよく、また2種類以上のPC樹脂を
混合してもよい。
【0016】本発明に使用される(A)PBT樹脂と
(B)PC樹脂との混合量は(A)+(B)合計で全組
成物中のおよそ20〜80重量%である。無機充填剤が
少なく、難燃剤の要求レベルも低いときには、難燃剤や
難燃助剤の添加量が少なくて済むため、(A)+(B)
の添加量が多くなるが、無機充填剤が多く難燃性の要求
レベルも高いときには難燃剤と難燃助剤がより多く必要
とされるため(A)+(B)の添加量は少なくなる。
【0017】また(A)と(B)の比率は(A)+
(B)の合計量に対して(A)が50〜85重量%、
(B)が50〜15重量%である。好ましくは重量比で
(A)/(B)=60/40〜80/20である。PB
Tが50重量%より少ないとPCが多くなるため十分な
流動性や耐薬品性が得られず、またPBTが85重量%
を超えると、PCが少なくなるため寸法安定性が低下す
る。
【0018】本発明に使用される(C)エチレンとアク
リル酸アルキルよりなる共重合体及び/またはエチレン
とメタクリル酸アルキルよりなる共重合体は常温でゴム
弾性を示すもので衝撃強度を向上させるために添加す
る。アクリル酸アルキルとメタクリル酸アルキルのアル
キル基としては、メチル、イソフロピル、n―ブチル、
イソブチル、sec―ブチル、t―ブチルなどがあげら
れる。また共重合比率としてはエチレン含量が50〜9
0重量%、アクリル酸アルキルもしくはメタクリル酸ア
ルキル含量が50〜10重量%が好ましい。
【0019】本発明に使用される(C)成分の添加量は
全組成物中3〜20重量%である[(A)+(B)+
(C)の合計量に占める(C)成分の重量比は5〜25
%が望ましい。](C)成分の配合が全組成に対し3重
量%より少ない場合には十分な衝撃改良効果が得られ
ず、また20重量%を超えると、溶融混練時や成形時の
劣化が大きく、十分な強度が得られない。
【0020】本発明に使用される(D)臭素化エポキシ
系難燃剤は下記の構造(I)及び/または(II)であ
る。また難燃剤の添加量は4〜25重量%である。全組
成物中の無機充填剤の添加量が多いほど、また難燃助剤
を多く配合した場合には難燃剤の添加量を少なくできる
がそれでも最低4重量%は必要で、それ以下の場合は得
られる組成物の難燃性が不十分である。逆に25重量%
より多い場合には難燃剤の分散が悪いため、押出性や成
形性が低下し、得られる成形品の強度も低くなり好まし
くない。また著しく物性を損なわない範囲で他の種類の
臭素系難燃剤を添加することも可能である。
【0021】本発明では臭素化エポキシ系難燃剤を使用
することにより臭素化ポリカーボネート系難燃剤を使用
した場合に比べて流動性が著しく向上する。また、まっ
たく予期していなかったことであるが溶融熱安定性も向
上する。
【0022】
【化1】
【0023】(Rは炭素数4〜20のアルキル基、炭素
数6〜20の置換あるいは非置換芳香族炭化水素基、炭
素数6〜20のハロゲン置換芳香族基のうちいずれかひ
とつである。)次に、本発明で使用される(E)(Na
2 O)p・Sb2 5 ・qH2 O(pは0.6〜0.
8、H2 Oは結晶水であってqは0〜4の数値を示す,
pH=8.5〜10.5)より成る難燃助剤は、難燃効
果を向上するために配合する。粒径は特に限定されない
が、0.02〜5μmが好ましい。式中pは0.6〜
0.8で、pHとしては8.5〜10.5が好ましい。
pが0.6より小さい場合、化合物に占める五酸化アン
チモンが多くなり、難燃助剤として樹脂に添加して加熱
混合する際分解しやすく黄色に着色してしまう。またp
が0.8より大きい場合化合物に占めるNa2 Oが多く
なりpHが高くなるため、同様に樹脂に添加して加熱混
合する際PC樹脂が分解発泡するため好ましくない。ま
た必要に応じてエポキシ化合物、シラン化合物、イソシ
アネート化合物、チタネート化合物等で表面処理されて
いてもよい。難燃助剤の添加量は2〜15重量%であ
る。難燃助剤の添加量が2重量%より少ない場合、組成
物を難燃化するため要する難燃剤の添加量が多くなり強
度が低下するなどの不都合が生じる。また添加量が15
重量%より多い場合には樹脂や配合剤の分解を促進し成
形品の強度が低下することがあり好ましくない。
【0024】また、(D)難燃剤に対する(E)難燃助
剤の添加比率は重量で(E)/(D)=1/4〜1/2
が好ましい。(D)難燃剤と(E)難燃助剤との合計の
添加量は(F)無機充填剤を除いた残り(A)+(B)
+(C)+(D)+(E)に対し、10重量%〜40重
量%である。
【0025】難燃助剤としてSb2 3 を使用するとP
BTとPCがエステル交換し、結晶性や離型性が低下す
るため好ましくない。
【0026】次に本発明で使用される(F)無機充填剤
は機械的強度、耐熱性、寸法安定性(耐変形、反り)、
電気的性質などの性能に優れた成形品を得るために配合
する。これには目的に応じて、繊維状、粉粒状、板状の
充填剤が用いられる。
【0027】繊維状充填剤としては、ガラス繊維、カー
ボン繊維、シリカ繊維、シリカ・アルミナ繊維、ジルコ
ニア繊維、窒化硼素繊維、窒化珪素繊維、硼素繊維、チ
タンカリ繊維、さらにステンレス鋼、アルミニウム、チ
タン、銅、真鍮等の金属の繊維状物などの無機質繊維状
物質があげられる。特に代表的な繊維状充填剤はガラス
繊維及びカーボン繊維である。
【0028】一方、粉粒状充填剤としては、カーボンブ
ラック、シリカ、石英粉末、ガラスビーズ、ガラス粉、
珪酸カルシウム、カオリン、タルク、クレー、硅藻土、
ウォラストナイトの如き珪酸塩、酸化鉄、酸化チタン、
酸化亜鉛、アルミナの如き金属の酸化物、炭酸カルシウ
ム、炭酸バリウムの如き金属の硫酸塩、その他炭化珪
素、窒化珪素、窒化硼素、各種金属粉末が挙げられる。
【0029】また、板状充填剤としては、マイカ、ガラ
スフレーク、各種の金属箔などが挙げられる。
【0030】これらの無機充填剤は2種以上併用するこ
とができる。繊維状充填剤、ガラス繊維と粒状及び/ま
たは板状充填剤との併用は特に機械的強度と寸法精度、
電気的性質などを兼備する上で好ましい組合せである。
添加量としては10〜60重量%がよく10重量%未満
では機械的強度や耐熱性があまり向上しない。反面60
重量%を超えると押出性、成形性、成形品外観などが低
下するため好ましくない。
【0031】これらの充填剤に使用に当っては必要なら
ば集束剤または表面処理剤を使用することが望ましい。
この例を示せば、エポキシ化合物、シラン化合物、イソ
シアネート化合物、シラン化合物、チタネート化合物等
の官能性化合物である。これらの化合物はあらかじめ表
面処理または集束処理を施して用いるか、または材料調
整の際同時に添加してもよい。
【0032】本発明のポリエステル樹脂組成物には更に
その目的に応じ所望の特性を付与するため、その物性を
損なわない範囲で、他の添加剤、例えば安定剤、着色
剤、紫外線吸収剤、離型剤、帯電防止剤、結晶化促進
剤、結晶核剤、充填剤、衝撃改良剤等を添加することが
できる。
【0033】本発明の組成物の調製は、従来の樹脂組成
物の調製法として一般に用いられる公知の設備と方法に
より容易に調製される。例えば、各成分を混合した
後、押出機により溶融混練押出してペレットを調製し、
しかる後成形する方法、一旦組成の異なるペレットを
調製し、そのペレットを所定量混合して成形に供し成形
後に目的組成の成形品を得る方法、成形機に各成分の
1または2以上を直接仕込む方法、などいずれも使用で
きる。また、樹脂成分の一部を細かい粉体としてこれ以
外の成分と混合し添加することは、これらの成分の均一
配合を行う上で好ましい方法である。
【0034】このようにして得られる本発明の難燃性樹
脂組成物は、優れた機械的強度、難燃性、流動性、低揮
発ガス性、寸法安定性、離型性を有している。そのため
その工業的価値は極めて大きく、リレー部品、コネクタ
ー部品、スイッチ部品、コンデンサー部品等の電気・電
子部品や各種ケース、フレーム、ギア、ハンドルなどの
機構部品、ランプハウジング、各種バルブ、エアーフロ
ーセンサーなどの自動車部品に使用できる。
【0035】
【実施例】次に実施例を挙げて更に本発明を説明する。
尚、主な特定の測定方法は以下の通りである。
【0036】(1)機械的特性 引張強度 ASTM D―638に準拠、 アイゾッド衝撃強さ ASTM D―256に準拠す
る。
【0037】(2)溶融熱安定性 試験片の射出成形時に成形を中断し、15分間滞溜させ
た後再び成形を開始して成形品を採取して引張強度を測
定する。
【0038】(3)流動性 厚さ0.7mm、幅10mmのバーフロー長によって測
定する。成形条件は、シリンダー温度265℃、金型温
度80℃、射出圧力350kgf/cm2 (無機充填剤
不添加の場合は200kgf/cm2 )、射出速度10
0mm/sec。数値は大きいほど流動性が高いことを
示す。
【0039】(4)寸法安定性 厚み1.6mm、直径100mmの円板をサイドゲート
にて成形した後、鞍状に反った成形品を定盤に乗せ、定
盤から浮いて離れている2カ所の距離を合計して、その
最大のところを円板反りとする。
【0040】(5)燃焼テスト(UL―94) アンダーライターズ・ラボラトリーズのサブジェクト9
4(UL―94)の方法に準じ、5本の試験片(厚み:
0.67mm)を用いて難燃性の試験を行う。
【0041】(6)揮発ガス ペレット10gを密閉容器にいれ300℃で60分間加
熱後、発生したガスを蒸留水に溶解させ臭素イオンの濃
度を測定する。(単位はppm)。
【0042】(7)離型性 試験片を成形する際の試験片の離型具合いを目視により
判定する。
【0043】(8)PBTの極限粘度数 35℃のオルトクロロフェノール溶液中で測定する。
【0044】
【実施例1】 (A)極限粘度数が0.88のPBT34重量%に
(B)分子量22000のPC13重量%、(C)エチ
レン65重量%、アクリル酸エチル35重量%よりな
り、MI(メルトインデックス)値20g/10分間の
共重合体5重量%、(D)分子量10000の臭素化エ
ポキシ12重量%、(E)(Na2 O)0.7 ・Sb2
5 (pH=9.5)6重量%、(F)無機充填剤として
ガラス繊維30重量%を添加混合した後、押出機を用い
ペレット化した。(A)+(B)の合計量に対する
(A)の重量比は72%、(B)の重量比は28%であ
る。このペレットを射出成形して各種成形品を作成し、
前記の評価を行った。その結果を表1に示した。
【0045】
【実施例2】ベースポリマーとして(A)を29重量%
(B)を18重量%使用した以外は実施例1と同様に試
験を行った。(A)+(B)の合計量に対する(A)の
比率は62重量%、(B)の比率は38重量%である。
結果を表1に示した。
【0046】
【比較例1】ベースポリマーとして(A)を42重量
%、(B)を5重量%使用した以外は実施例1と同様に
試験を行った。(A)+(B)の合計量に対する(A)
の比率は89重量%、(B)の比率は11重量%であ
る。結果を表1に示した。
【0047】
【比較例2】ベースポリマーとして(A)を17重量
%、(B)を30重量%使用した以外は実施例1と同様
に試験を行った。(A)+(B)の合計量に対する
(A)の比率は36重量%、(B)の比率は64重量%
である。結果を表1に示した。
【0048】
【表1】
【0049】表1より明らかなように、ポリマーとして
PBTを50〜85重量%、PCを50〜15重量%含
む本発明の樹脂組成物の場合は優れた物性が得られる。
しかし、PCが15重量%より少ない場合(比較例1)
は反りが大きく寸法安定性が悪かったり、あるいはPC
が50重量%より多い場合(比較例2)流動性や離型性
が悪くなることが判った。
【0050】
【実施例3】(C)成分としてエチレン80重量%、メ
タクリル酸メチル20重量%よりなり、MI値15g/
10分間の共重合体5重量%を使用した以外は実施例1
と同様に試験を行った。(A)+(B)の合計量に対す
る(A)の重量比は72重量%、(B)の比率は28重
量%である。その結果を表2に示した。
【0051】
【実施例4】(C)成分として実施例3と同じ共重合体
を100重量%添加した。これに伴い(A)PBTの添
加量を30重量%、(B)PCを12重量%とした。他
は実施例1と同様に試験を行った。(A)+(B)の合
計量に対する(A)の比率はは71重量%、(B)の比
率は29重量%である。その結果を表2に示した。
【0052】
【比較例3】(C)成分としてMI値20g/10分間
のポリリプロピレン5重量%を使用した以外実施例1と
同様に試験を行った。結果を表2に示した。
【0053】
【比較例4】(C)成分として実施例1と同じ共重合体
を1重量%添加した。これに伴い(A)PBTの添加量
を37重量%、(B)PCを14重量%とした。他は実
施例1と同様に試験を行った。(A)+(B)の合計量
に対する(A)の比率は73重量%、(B)の比率は2
7重量%である。その結果を表2に示した。
【0054】
【比較例5】(C)成分として実施例1と同じ共重合体
を30重量%添加した。これに伴い(A)PBTの配合
量を16重量%、(B)PCを6重量%とした。他は実
施例1と同様に試験を行った。(A)+(B)の合計量
に対する(A)の比率は73重量%、(B)の比率は2
7重量%である。その結果を表2に示した。
【0055】
【表2】
【0056】表2より明らかなように、(C)成分とし
てエチレンとアクリル酸エチルの共重合体だけでなく、
エチレンとメタクリル酸メチルの共重合体を用いても
(実施例3,4)優れた物性が得られることが判った。
しかし、(C)成分としてポリプロピレンのようなアク
リル酸エステルあるいはメタクリル酸エステルで全く変
性していないオレフィン系ポリマーを用いた場合(比較
例3)は流動性などは優れているものの十分な衝撃強度
が得られなかった。
【0057】また、(C)成分としてエチレンとアクル
酸エチルの共重合体を使用しても、その添加量が過小で
ある場合(比較例4)は十分な流動性、強靭性、離型性
が得られず、また、添加量が過大である場合(比較例
5)に流動性は良好であるが引張強度が著しく低下する
上、溶融熱安定性も悪くまた衝撃強度もむしろ低下して
しまった。
【0058】
【実施例5】(D)成分として実施例1と同じ難燃剤を
8重量%、(E)成分も実施例1と同じ難燃助剤を4重
量%添加した。これに伴い(A)PBTの添加量を38
重量%、(B)PCを15重量%とした。他は実施例1
と同様に試験を行った。(A)+(B)の合計量に対す
る(A)の比率は72重量%、(B)の比率は28重量
%である。その結果を表3に示した。
【0059】
【比較例6】(D)成分を全く添加しなかった。これに
伴い(A)PBTの添加量を43重量%、(B)PCを
16重量%とした。他は実施例1と同様に試験を行っ
た。(A)+(B)の合計量に対する(A)の比率は7
3重量%、(B)の比率は27重量%である。その結果
を表3に示した。
【0060】
【比較例7】(D)成分として実施例1と同じ難燃剤を
35重量%添加した。これに伴い(A)PBTの添加量
を17重量%、(B)PCを7重量%とした。他は実施
例1と同様に試験を行った。(A)+(B)の合計量に
対する(A)の比率は71重量%、(B)の比率は29
重量%である。その結果を表3に示した。
【0061】
【比較例8】(E)成分を全く添加しなかった。これに
伴い(A)PBTの添加量を38重量%、(B)PCを
15重量%とした。他は実施例1と同様に試験を行っ
た。(A)+(B)の合計量に対する(A)の比率は7
2重量%、(B)の比率は28重量%である。その結果
を表3に示した。
【0062】
【比較例9】(D)成分として実施例1と同じ難燃剤を
25重量%添加した。これに伴い(A)PBTの添加量
を20重量%、(B)PCを8重量%とした。他は実施
例1と同様に試験を行った。(A)+(B)の合計量に
対する(A)の比率は71重量%、(B)の比率は29
重量%である。その結果を表3に示した。
【0063】
【表3】
【0064】難燃性の要求レベルが低いときには実施例
5のように難燃剤、難燃助剤を減らすことも可能であ
る。しかし、難燃剤を全く添加しないと(比較例6)、
引張強度が高く、ガスが少ないという長所はあるものの
当然難燃性は得られず、また流動性も十分でない。また
難燃剤を過剰に添加すると(比較例7)、溶融熱安定性
や衝撃強度が低下するだけでなく、ガス発生が多くな
る。また難燃剤は適正な添加量であっても難燃助剤を添
加しない場合(比較例8)はガス発生が多くなる。これ
は本発明で使用する難燃助剤は弱アルカリ性であり、発
生する酸性ガスを中和しているためと考えられる。また
難燃助剤を過剰に添加する場合(比較例9)には衝撃強
度や流動性が低下する傾向がある。
【0065】
【比較例10】(D)成分として分子量8000の臭素
化ポリカーボネートを12重量%添加した以外は実施例
1と同様に試験を行った。その結果を表4に示した。
【0066】
【比較例11】(E)成分として(Na2 O)0.4 ・S
2 5 (pH=8.0)を6重量%添加した以外は実
施例1と同様に試験を行った。結果を表4に示した。
【0067】
【比較例12】(E)成分として(Na2 O)0.9 ・S
2 5 (pH=11.0)を6重量%添加した以外は
実施例1と同様に試験を行った。結果を表4に示した。
【0068】
【比較例13】(E)成分として三酸化アンチモンを6
重量%添加した以外は実施例1と同様に試験を行った。
その結果を表4に示した。
【0069】
【表4】
【0070】(D)難燃剤として臭素化ポリカーボネー
トを用いた場合(比較例10)には十分な流動長が得ら
れない。また滞留成形後の引張強度も低下するうえ、劣
化による着色も大きかった。(E)難燃助剤として(N
2 O)p・Sb2 5 ・qH2 Oのpが0.6より小
さい物を用いた場合(比較例11)には溶融混練時に分
解するため得られるペレットが黄色く変色するうえ、難
燃助剤としての効果も低い。pが0.8より大きいもの
を用いた場合(比較例12)は、pHが高いため、溶融
混練時にPCを分解させてしまう。(E)難燃助剤とし
て三酸化アンチモンを用いた場合(比較例13)は滞留
成形後の引張強度の低下が著しく、特にガスの発生が多
くなり好ましくないことが判った。このように、難燃助
剤としては(Na2 O)p・Sb2 5 ・qH2 Oの構
造でpが0.6〜0.8でpHが8.5〜10.5の物
を選択して用いる必要があり、またそれを用いた場合に
は優れた樹脂組成物が得られる。
【0071】
【比較例14】(F)成分としてガラス繊維を5重量%
添加した。これに伴い(A)PBTは39重量%、
(B)PCは15重量%、(C)EEAは5重量%、
(D)臭素化エポキシは24重量%、(E)(Na
2 O)0.7 ・Sb2 5 は12重量%とした。配合剤は
実施例1と同じ物を使用し、試験も実施例1と同様に行
った。(A)+(B)の合計量に対する(A)の比率は
72重量%、(B)の比率は28重量%である。結果を
表5に示した。
【0072】
【実施例6】(F)成分としてガラス繊維を15重量%
添加した。これに伴い(A)PBTは42重量%、
(B)PCは16重量%、(C)EEAは5重量%、
(D)臭素化エポキシは14重量%、(E)(Na
2 O)0.7 ・Sb2 5 は8重量%とした。配合剤は実
施例1と同じ物を使用し、試験も実施例1と同様に行っ
た。(A)+(B)の合計量に対する(A)の比率は7
2重量%、(B)の比率は28重量%である。結果を表
R>5に示した。
【0073】
【実施例7】(F)成分としてガラス繊維を50重量%
添加した。これに伴い(A)PBTは16重量%、
(B)PCは10重量%、(C)EEAは10重量%、
(D)臭素化エポキシは10重量%、(E)(Na
2 O)0.7 ・Sb2 5 は4重量%とした。配合剤は実
施例1と同じ物を使用し、試験も実施例1と同様に行っ
た。(A)+(B)の合計量に対する(A)の比率は6
2重量%、(B)の比率は28重量%である。結果を表
5に示した。
【0074】
【実施例8】(F)成分として炭素繊維を20重量%添
加した。これに伴い(A)PBTは37重量%、(B)
PCは16重量%、(C)EEAは5重量%、(D)臭
素化エポキシは14重量%、(E)(Na2 O)0.7
Sb2 5 は8重量%とした。炭素繊維以外の配合剤は
実施例1と同じ物を使用し、試験も実施例1と同様に行
った。(A)+(B)の合計量に対する(A)の比率は
70重量%、(B)の比率は30重量%である。結果を
表5に示した。
【0075】
【実施例9】(F)成分としてガラス繊維を20重量%
とマイカを20重量%添加した。これに伴い(A)PB
Tは27重量%、(B)PCは10重量%、(C)EE
Aは5重量%、(D)臭素化エポキシは12重量%、
(E)(Na2 O)0.7 ・Sb 2 5 は6重量%とし
た。マイカ以外の配合剤は実施例1と同じ物を使用し、
試験も実施例1と同様に行った。(A)+(B)の合計
量に対する(A)の比率は73重量%、(B)の比率は
27重量%である。結果を表5に示した。
【0076】
【表5】
【0077】無機充填剤の添加量が10重量%より少な
い場合(比較例14)流動性に優れるものの強度が低
い。これに対し、実施例6及び7のように適正な添加量
の充填剤を用いた場合には、強度だけでなく、流動性や
他の特性も優れている。また、無機充填剤としてガラス
繊維以外の物、例えば炭素繊維を使用した場合(実施例
8)やマイカを併用した場合(実施例9)でも優れた特
性の組成物が得られることが判明した。
【0078】
【発明の効果】以上の説明及び実施例より明らかなよう
に、PBT、PC、エチレンとアクリル酸アルキルの共
重合体及び/またはエチレンとメタクリル酸アルキルの
共重合体、臭素化エポキシ系難燃剤、(Na2 O)p・
Sb2 5 ・qH2 O(pは0.6〜0.8、H2 Oは
結晶水であってqは0〜4の数値を示す、pH=8.5
〜10.5)で示されるアンチモン系難燃助剤及び無機
充填剤よりなる本発明の難燃性樹脂組成物は、機械的特
性、難燃性、流動性、低揮発ガス性、寸法安定性、離型
性、溶融熱安定性が改善されバランスのとれた特性を有
する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI (C08L 67/02 23:08 33:06 69:00)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)ポリブチレンテレフタレート、
    (B)ポリカーボネート、(C)エチレンとアクリル酸
    アルキルよりなる共重合体及び/またはエチレンとメタ
    クリル酸アルキルよりなる共重合体 3〜20重量%
    (全組成物中)、(D)臭素化エポキシ系難燃剤 4〜
    25重量%(全組成物中)、(E)(Na2 O)p・S
    2 5 ・qH2 O(pは0.6〜0.8、H2 Oは結
    晶水であってqは0〜4の数値を示す,pH=8.5〜
    10.5)で示されるアンチモン系難燃助剤 2〜15
    重量%(全組成物中)及び(F)無機充填剤 10〜6
    0重量%(全組成物中)からなる組成物であって、該ポ
    リブチレンテレフタレートと該ポリカーボネートとの合
    計量100重量部に対し、該ポリブチレンテレフタレー
    トが50〜85重量部であり、該ポリカーボネートが5
    0〜15重量部である難燃性樹脂組成物。
  2. 【請求項2】 (C)成分の共重合体がエチレン含量5
    0〜90重量部であり、アクリル酸アルキルまたはメタ
    アクリル酸アルキルの含量が50〜10重量部(但し共
    重合体量を100重量部とする)である請求項1に記載
    の難燃性樹脂組成物。
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