JPH059789Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH059789Y2
JPH059789Y2 JP1985006850U JP685085U JPH059789Y2 JP H059789 Y2 JPH059789 Y2 JP H059789Y2 JP 1985006850 U JP1985006850 U JP 1985006850U JP 685085 U JP685085 U JP 685085U JP H059789 Y2 JPH059789 Y2 JP H059789Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
adhesive
spacer layer
plastic sheet
plastic
contact
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1985006850U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS61124929U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1985006850U priority Critical patent/JPH059789Y2/ja
Publication of JPS61124929U publication Critical patent/JPS61124929U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH059789Y2 publication Critical patent/JPH059789Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、組立の簡単なキーボードスイツチに
関するものである。
〔従来の技術〕
接点部を形成した第1のプラスチツクシート
と、この第1のプラスチツクシートの接点部に対
応する接点部を形成した第2のプラスチツクシー
トとを備え、前記両プラスチツクシートの対向接
点部どうしが、押圧操作されない状態で非接触状
態を保つように、両プラスチツクシートのうちの
少なくとも一方の接点部形成面に、前記接点部を
除いて絶縁性のスペーサ層が形成されているキー
ボードスイツチは公知である。第1および第2図
は、そのような公知のキーボードスイツチの一例
を示すものである。このキーボードスイツチは第
一図に示すように第1のプラスチツクシート10
aと、第2のプラスチツクシート10bとを備
え、第1のプラスチツクシート10aには、適当
な間隔で、適当数の半円形の2つの部分に分割さ
れた接点11と、この接点11を第1のプラスチ
ツクシート10aに連設された端子部10cに形
成された端子13に導く導電回路14とが形成さ
れている。第2のプラスチツクシート10bに
は、プラスチツクシート10aの接点11に対向
する接点12が設けられている。
プラスチツクシート10aおよび10bは熱可
塑性または熱硬化性の柔軟で弾力性のあるプラス
チツク材、たとえば50〜300ミクロン程度のポリ
エステル樹脂で作られるが、プラスチツクシート
10aは、これらプラスチツク材以外に、硬質の
プラスチツク材、たとえば、紙ーフエノール基
板、ガラスーエポキシ基板、ホーロー基板などを
用いることもできる。
接点11,12および導電回路14ならびに端
子13は、導電性塗料を塗布した後、加熱硬化、
紫外線硬化など適宜の方法で硬化して形成され、
その厚さは通常5〜30ミクロン程度である。
両プラスチツクシート10a,10bのうちの
少なくとも一方(図示の場合では第1のプラスチ
ツクシート10aのみ)の接点形成面側には第1
図に示すように絶縁性のスペーサ層15が設けら
れる。このスペーサ層15は接点11が露出する
ように接点11を除いた部分に、非粘着性のスペ
ーサ層形成用樹脂組成物を、たとえば50〜500ミ
クロン程度の厚さで、スクリーン印刷法などの塗
料塗布方式によつて形成され、硬化処理される。
このようにして各接点、導電回路、端子、スペ
ーサ層を形成した第1図の両プラスチツクシート
10aおよび10bを第2図に示すようにスペー
サ層15を挾んで重ね合せることにより、第1お
よび第2の両プラスチツクシート10a,10b
の接点11,12がスペーサ層15によつて絶縁
距離を保持しつつ対向した形のキーボードスイツ
チが構成される。なお、第2のプラスチツクシー
ト10bとスペーサ層15とは、接着や熱融着な
どの化学的手段、もしくはねじ等の機械的手段で
固定される。
第1および第2図の例では、第1および第2の
プラスチツクシート10a,10bを別々に切り
離したものについて説明したが、これに限定する
ものではなく、両プラスチツクシート10aおよ
び10bを共通の一枚のプラスチツクシートとし
これを折り曲げて作ることができる。このような
キーボードスイツチの一例は、実公昭53−30683
号公報などにより公知である。
〔考案が解決しようとする問題点〕
前記従来のキーボードスイツチは、スペーサ層
が非粘着性のスペーサ層形成用樹脂組成物によつ
て形成されているので、両プラスチツクシート1
0aおよび10bを重ね合せて組立てるに際し、
接着剤の使用、熱融着手段または機械的手段を必
要とし、組立工程が繁雑になるという問題点があ
る。特に接着剤または熱融着により接着した場合
両プラスチツクシートは強固に接着されることと
なるので、いずれか一方のプラスチツクシートを
剥して、取り替えたいという要求に対処できない
という問題点がある。
したがつて本考案は、組立てが容易であること
はもちろん、いずれか一方のプラスチツクシート
の取り替えも、容易に行なうことのできるキーポ
ードスイツチの提供を目的とするものである。
〔問題を解決するための手段〕
前記目的を達成するため、本考案は、非粘着性
のスペーサ形成用樹脂組成物(以下、非粘着性組
成物という)および粘着剤を樹脂固型分重量比
2/1〜1/2の割合で混合してなり、かつその
接着力が100〜500gf/25mmの範囲である組成物に
よつて、キーボードスイツチのスペーサ層を形成
したことを特徴とするものである。
〔作用〕
本考案のキーボードスイツチに用いられるスペ
ーサ層形成用組成物は、前記非粘着性組成物と粘
着剤とを、重量比2/1〜1/2の範囲で混合し
てなり、かつその接着力が上記特定の範囲である
ものから成つているので、キーボードスイツチの
組立に際して必要な適度の接着力と、いずれか一
方のプラスチツクシートの取り替えの際の剥離可
能な接着力とが、適度にバランスしたスペーサ層
を形成することができる。
前記非粘着性組成物と粘着剤の混合割合が、
2/1の範囲をはずれて粘着剤が少ない場合は、
スペーサ層形成用組成物の接着力が100gf/25mm
より小さくなることがあり、両プラスチツクシー
ト10aおよび10bを接着する場合の接着力に
乏しく、両プラスチツクシートが剥れたり、ある
いはずれたりする等の問題が生じるようになり、
反対に重量比1/2の範囲をはずれて粘着剤が多
くなると、接着力が500gf/25mmを超えて大きく
なり、接着力が強すぎて両プラスチツクシートの
取り替えが困難になる他、スペーサ層が軟かくな
り過ぎて、スペーサ層として必要な膜厚の確保が
できないなどの問題が生じるようになる。本考案
において、スペーサ層の接着力は、JIS Z 1528
両面粘着テープ6.7粘着力に規定されている方法
に準じて試験したとき、100〜500gf/25mmの範囲
であることが必要である。
本考案に用いることのできる非粘着性組成物
は、従来スペーサ層形成用として公知の種々の樹
脂、例えばポリブタジエン樹脂、フエノール樹
脂、アクリル樹脂、エポキシ樹脂、ポリエステル
樹脂、シリコン樹脂、ウレタン樹脂、メラミン樹
脂およびこれら樹脂の変性樹脂などであり、これ
ら樹脂は、無溶剤タイプ、有機溶剤に溶解した溶
液タイプ、有機溶媒に分散したオルガノゾルタイ
プ、水中で乳化重合したエマルジヨンタイプ、ま
たは反応性モノマーおよび光増感剤と組合せた紫
外線硬化タイプなどとして使用できる。
本考案において用いることのできる粘着剤は、
特に限定するものではなく、粘接着の分野で広く
用いられている粘着剤のいずれも使用可能である
が、該粘着剤は、前記非粘着性組成物と良好な混
合状態の得られるものを適宜選択して用いるのが
好ましい。一例としてはシリコン樹脂粘着剤(た
とえば、東芝シリコンYR−3286)、アクリル樹
脂粘着剤(たとえば、日本合成化学工業社製、コ
ーポニールPK−8064)、ウレタン樹脂粘着剤(東
亜合成化学工業社製、アロンマイテイ PU−
5830)等である。
前記非粘着性組成物および粘着剤を混合した組
成物によるスペーサー層15の形成は、スクリー
ン印刷が好ましいが、スプレー塗り、刷毛塗りな
ど公知の方法を用いてもよい。また該組成物の硬
化は使用される樹脂の種類に応じて、常温硬化、
加熱硬化または紫外線硬化などの方法が適用でき
る。スペーサー層の厚さはたとえば50〜500ミク
ロン、またはそれ以上の広い範囲で変えることが
でき、特に100〜300ミクロンの厚さが好ましい。
〔実施例〕
第1のプラスチツクシート10aおよび第2の
プラスチツクシート10bとして、厚さ100ミク
ロンのポリエステルシールを用い、両シート上
に、前記第1図において説明したのと同様にして
導電性塗料(藤倉化成社製、 ドータイトXA−
256)で接点、および回路をスクリーン印刷し150
℃×30分乾燥硬化した。
非粘着性組成物(東芝シリコーン社製、東芝シ
リコンXE14−237、樹脂分100%)20g、および
粘着剤(東芝シリコーン社製、東芝シリコンXR
−3286、樹脂分40%)50gを混合して70gのスペ
ーサ層形成用組成物を得た。次いでこの組成物
を、上記プラスチツクシート10aの接点回路形
成面に、該回路の接点11を除いて厚さ約100ミ
クロンとなるようにスクリーン印刷し、150℃×
30分乾燥硬化してスペーサー層を形成した。
上記で形成されたスペーサ層は、JIS Z
1528、両面粘着テープ6.7粘着力の方法に準じて
測定した接着力は250gf/25mmであり、両プラス
チツクシートはスペーサ層を介して良好に接着
し、改めて接着剤を使用することなく、あるいは
ねじ止めなどの手段を講ずることなく、極めて簡
単にキーボードスイツチを組み立てることができ
た。また、プラスチツクシート10bは、接点回
路などに全く損傷を与えることなく、容易、かつ
きれいに剥すことができ、プラスチツクシートの
取り替えが容易であつた。
〔考案の効果〕
本考案によれば、非粘着性組成物と粘着剤とを
特定の比率で混合し、かつその接着力を特定の範
囲とした組成物によつてスペーサ層を形成してい
るので、該スペーサ層は、組立の際に必要な適度
な接着力と、組立後のプラスチツクシートを取り
替える場合の剥離可能な接着力とが適度にバラン
スし、キーボードスイツチの組立、およびいずれ
か一方のプラスチツクシートの取り替えが容易に
できるというすぐれた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図はキーボードスイツチの一製造過程の状
態の一例を示す平面図。第2図は第1図のキーボ
ードスイツチの完成状態を示す側面図。 10a……第1のプラスチツクシート、10b
……第2のプラスチツクシート、11,12……
接点、13……端子、14……導電回路、15…
…スペーサ層。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 接点部を形成した第1のプラスチツクシート
    と、この第1のプラスチツクシートの接点部に対
    応する接点部を形成した第2のプラスチツクシー
    トとを備え、前記両プラスチツクシートの対向接
    点部どうしが、押圧操作されない状態で非接触状
    態を保つように、両プラスチツクシートのうちの
    少なくとも一方の接点部形成面に、前記接点部を
    除いて絶縁性のスペーサ層が形成されているキー
    ボードスイツチにおいて、 前記スペーサ層が、非粘着性スペーサ層形成用
    樹脂組成物および粘着剤を、樹脂固形分重量比
    2/1〜1/2の割合で混合してなり、かつその
    接着力が100〜500gf/25mmの範囲である組成物に
    よつて形成したものであることを特徴とするキー
    ボードスイツチ。
JP1985006850U 1985-01-23 1985-01-23 Expired - Lifetime JPH059789Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985006850U JPH059789Y2 (ja) 1985-01-23 1985-01-23

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985006850U JPH059789Y2 (ja) 1985-01-23 1985-01-23

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61124929U JPS61124929U (ja) 1986-08-06
JPH059789Y2 true JPH059789Y2 (ja) 1993-03-10

Family

ID=30484672

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1985006850U Expired - Lifetime JPH059789Y2 (ja) 1985-01-23 1985-01-23

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH059789Y2 (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59138022A (ja) * 1983-01-26 1984-08-08 アルプス電気株式会社 薄膜スイツチの製造方法

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59138022A (ja) * 1983-01-26 1984-08-08 アルプス電気株式会社 薄膜スイツチの製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPS61124929U (ja) 1986-08-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TWI398798B (zh) Electronic machine display window with touch input function of the protection panel
US4626961A (en) Connecting structure of terminal area of printed circuit board
JPH10224010A (ja) 回路ボード・アセンブリの製造方法
JPH059789Y2 (ja)
JP2005010986A (ja) タッチパネル及びその製造方法
JPS59181428A (ja) パネル・スイツチ
JPS5659340A (en) Preparation of keyboard for electronic desk computer
KR920005071B1 (ko) 배선기판
JPH077242A (ja) 平滑基板及びその製造方法
JPS61224492A (ja) フレキシブルプリント回路基板
JPS6220396A (ja) 電子機器
JPH1091345A (ja) タッチパネル
JPH07235236A (ja) 透明タッチスイッチ
JP3111772B2 (ja) パネルスイッチ
JP2532267B2 (ja) 積層回路基板
JPH0779185B2 (ja) フレキシブル基板の端子接続構造
JPH03176921A (ja) メンブレンスイッチ
JP2001229776A (ja) メンブレンスイッチ及びその製造方法
JPS59186215A (ja) キ−ボ−ドスイツチ
JPS6041021A (ja) 液晶表示装置
JP3350144B2 (ja) チップ部品の接合方法
JPS63220314A (ja) 透明タツチパネルの製造方法
JPH04434Y2 (ja)
JPH01105422A (ja) 可撓性の薄型キーボードスイッチ部材の製造方法
JPH0135476B2 (ja)