JP3111772B2 - パネルスイッチ - Google Patents

パネルスイッチ

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JP3111772B2
JP3111772B2 JP05244549A JP24454993A JP3111772B2 JP 3111772 B2 JP3111772 B2 JP 3111772B2 JP 05244549 A JP05244549 A JP 05244549A JP 24454993 A JP24454993 A JP 24454993A JP 3111772 B2 JP3111772 B2 JP 3111772B2
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功二 田邉
幸弘 ▲高▼居
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Panasonic Holdings Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は各種電子機器の操作入力
に用いられるパネルスイッチに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、各種電子機器は携帯に供するべ
く、あるいは多機能を凝集するべく小型軽量化が進めら
れ、並行して安価で薄型軽量でかつ設計自由度が高いフ
レキシブル配線板を用いたパネルスイッチの需要が増大
している。
【0003】従来、パネルスイッチは、合成樹脂フィル
ム上に導電ペーストで配線パターンを印刷形成し、接点
部分を除くパターン上に絶縁ペーストでカバーコートし
たフレキシブル配線板をベースとし、機器への取りつ
け、接点部の補強のため全面または一部に剛性基板を粘
着両面テープやホットメルト接着剤で接着していた。
【0004】紙フェノール積層板やガラスエポキシプリ
ント配線板等を剛性基板として用いる場合はフレキシブ
ル配線板の接点、配線パターン面をプリント配線板の対
応する接点配線パターン面と対向して配置、接着してい
た。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
構成ではフレキシブル配線板を自由に屈曲させプリント
配線板から引き剥がす方向の負荷をかけた場合、剛性の
プリント配線板の境界部分のフレキシブル配線板の配線
パターンが断線しやすい課題があった。
【0006】この原因は絶縁ペーストやフレキシブル配
線板と剛性基板を接着する接着剤はほぼ100パーセン
ト接着性樹脂で構成できるため接着力は強いが一方配線
パターンを形成する導電ペーストは高導電性を得るため
一般的に75〜90重量パーセントの銀粉等の導電粉末
を含んでおり接着剤としての樹脂成分比率が極めて少な
いため合成樹脂フィルムに対する接着力が弱いためであ
る。フレキシブル配線板を屈曲しプリント配線板から引
き剥がす方向の負荷がかけられた場合接着している剛性
基板端面で最も接着性の弱い部分すなわち配線パターン
が合成樹脂フィルムから剥がれ、結果断線不良にいたる
ものであった。
【0007】本発明は上記従来の課題を解決するもの
で、フレキシブル配線板を自由に屈曲させ剛性基板との
接着端面にプリント配線板から引き剥がす方向の負荷が
かかった場合でもフレキシブル配線板が破断したりプリ
ント配線板とフレキシブル配線板間の接着剤が剥がれな
い限り断線することのないパネルスイッチを提供するこ
とを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
本発明は、合成樹脂フィルムに導電ペーストで所定の配
線パターンを印刷形成し、少なくとも接点を除く部分に
絶縁ペーストでカバーコートしたフレキシブル配線板の
一部分の配線パターン面側に剛性基板を接着剤6で接着
したパネルスイッチにおいて、剛性基板の境界部分のフ
レキシブル配線板のカバーコート上に接着剤で接着しな
いかまたは導電ペースト及び絶縁ペーストの合成樹脂フ
ィルムへの接着強度と同等以下の接着強度を有するペー
ストで配線パターンと同一幅またはより広い幅の保護パ
ターンを形成したものである。
【0009】
【作用】本発明の上記パネルスイッチによればフレキシ
ブル配線板を自由に屈曲させ剛性基板との接着端面にプ
リント配線板から引き剥がす方向の負荷がかかった場合
でもフレキシブル配線板が破断したりプリント配線板と
フレキシブル配線板間の接着剤が剥がれない限り断線す
ることがない。
【0010】
【実施例】本発明のパネルスイッチを図1〜図3の一実
施例により説明する。同図によると、4は合成樹脂フィ
ルム1に導電ペーストで所定の配線パターン2を印刷形
成し、少なくとも接点を除く部分に絶縁ペーストでカバ
ーコート3を形成したフレキシブル配線板であり、5は
配線パターン2面側に接着剤6で接着した剛性基板であ
る。7は剛性基板5の境界部分のフレキシブル配線板4
のカバーコート3上に導電ペースト及び絶縁ペーストの
合成樹脂フィルム1への接着強度と同等以下の接着強度
を有するペーストで配線パターン2と同一幅またはより
広い幅で設けた保護パターンである。
【0011】この保護パターン7に使用するペースト材
料は配線パターンに使用する導電ペーストと同等以下の
接着あるいは凝集破壊強度を有するものであれば何でも
良い。例えばシリコーン系ペーストのように接着性のな
いもの、導電ペースト、カバーコート用絶縁ペースト、
接着剤等と同系の樹脂でも導電ペーストのように高含有
率のタルク、シリカ、酸化チタン等のフィラーをペース
ト中に充填して実質的に接着強度、凝集破壊強度を低下
せしめたペーストであればよい。接着強度、凝集破壊強
度が配線パターンに使用する導電ペーストと同等のもの
でも実質的には引張負荷を与えた場合には配線パターン
より保護パターンのほうが剥がれ配線パターンが断線す
ることはない。したがって導電ペーストで多層配線印刷
する場合は導電ペースト印刷時に捨てパターンとして同
時に保護パターン7を印刷できるものである。
【0012】次に上記実施例のより具体的な実施例につ
いて説明する。
【0013】(具体的な実施例−1−)合成樹脂フィル
ム1として2軸延伸ポリエチレンテレフタレートシート
材厚100μmにスクリーン印刷で導電ペースト(藤倉
化成工業(株)XA−256M)で配線パターン2を形
成し、押し接点部とテール部13を除いて絶縁レジスト
(藤倉化成工業(株)XB−803A)でカバーコート
3を形成した。次にプリント基板5のテール部13の基
板端部に相当する部分にシリコーン系ペースト(信越化
学工業(株)KE4805)で保護パターン7を形成し
た。なお、各ペーストの乾燥、硬化条件は各メーカーの
指定あるいは推奨条件でおこなった。フレキシブル配線
板の押しスイッチ部Cは良好な反転操作感触が得られる
ように半球状にフォーミングした。一方、あらかじめ所
定の銅箔パターン10を形成し、レジスト11をコート
したプリント基板を剛性基板5とし、前記フレキシブル
配線板とプリント基板の押しスイッチ部Cを除くプリン
ト基板表面に接着剤6(ビスフェノールAタイプエポキ
シに四国化成工業(株)4E4MZを4重量%添加)を
塗布し接点を対向させて貼り合わせ、50℃24時間で
硬化させ本発明によるパネルスイッチを作成した。
【0014】なお、本パネルスイッチのテール部13の
幅は15mmである。 (比較例−1−)上記具体的な実施例−1−の中で保護
パターン7のないパネルスイッチを作成した。
【0015】上記具体的な実施例−1−および比較例−
1−のパネルスイッチのフレキシブル配線板4のテール
部13を剛性基板15と反対側直角方向に引っ張って配
線パターン2の断線の有無をそれぞれn=10個ずつ試
験した。結果、比較例1のパネルスイッチは0.58〜
2.3kgの範囲で断線が発生したが実施例1のパネルス
イッチは、4〜4.6kgでフィルムが破断するまで断線
することはなかった。
【0016】次に図4により本発明のパネルスイッチの
他の実施例について説明する。なお、図1〜図3の本発
明の実施例と同一部分には同一番号を付して説明を省略
して説明すると、8はフレキシブル配線板4のカバーコ
ート3上に第1の配線パターンと一部または全部が接続
する導電ペーストで形成された第2の配線パターンであ
り、この実施例の場合、この第2の配線パターン8と保
護パターン7を同一導電ペーストで同時に形成できるの
で、保護パターン7を形成するための工数は不要となる
ものである。
【0017】この上記実施例の具体的な実施例について
以下に説明する。 (具体的な実施例−2−)具体的な実施例−1−と同一
材料及び方法で剛性樹脂フィルム1に配線パターン2、
カバーコート3を形成し、さらに第2の配線パターン8
を配線パターン2に接続して、かつ第2の配線パターン
8上に第2のカバーコート12を形成した。第2の配線
パターン8を印刷形成するとき同時に同一の導電ペース
トで保護パターン7を形成した。なお、フレキシブル配
線板の押しスイッチ部Cは良好な反転操作感触が得られ
るように半球状にフォーミングした。一方あらかじめ所
定の銅箔パターン10を形成し、レジスト11をコート
したプリント基板を剛性基板5としプリント基板の押し
スイッチ部Cを除くプリント基板表面に接着剤6(東洋
紡製UM−8300 100重量部、京都エレックス製
KE1001 15重量部、日本アエロジル製R972
10重量部、関東化学製イソホロン 35重量部の混
練ペースト)をスクリーン印刷乾燥(150℃30分)
し、前記フレキシブル配線板1と剛性基板5の押し接点
部分を合わせて対向させて15kg/cm2120℃5秒で
加圧加熱して接着してパネルスイッチを作成した。
【0018】上述の比較例−1−および上記具体的な実
施例−2−のパネルスイッチのフレキシブル配線板のテ
ール部を剛性基板5と反対側直角方向に引っ張って配線
パターン2の断線の有無をそれぞれn=10個ずつ試験
した。結果、比較例−1−のパネルスイッチは0.58
〜2.3kgの範囲で断線が発生したが具体的な実施例−
2−のパネルスイッチは、いずれも4〜4.6kgでフィ
ルムが破断するまで断線することはなかった。
【0019】
【発明の効果】以上のように本発明によるパネルスイッ
チによればフレキシブル配線板を自由に屈曲させ、剛性
基板との接着端面にプリント配線板から引き剥がす方向
の負荷がかかった場合でもフレキシブル配線板が破断し
たり、フレキシブル配線板間が剥がれない限り断線する
ことがない高品質のパネルスイッチを簡単に構成できる
ものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のパネルスイッチの一実施例の断面図
【図2】同斜視図
【図3】同剛性基板境界部の配線パターンと保護パター
ンの概略図
【図4】同他の実施例の断面図
【符号の説明】
1 合成樹脂フィルム 2 配線パターン 3 カバーコート 4 フレキシブル配線板 5 剛性基板 6 接着剤 7 保護パターン 8 配線パターン

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 合成樹脂フィルムに導電ペーストで所定
    の配線パターンを印刷形成し、少なくとも接点を除く部
    分に絶縁ペーストでカバーコートして形成したフレキシ
    ブル配線板の一部分の配線パターン面側に剛性基板を接
    着剤で接着したパネルスイッチにおいて、剛性基板の境
    界部分のフレキシブル配線板のカバーコート上に導電ペ
    ースト及び配線ペーストの合成樹脂フィルムへの接着強
    度と同等以下の接着強度を有するペーストで配線パター
    ンと同一幅またはより広い幅の保護パターンを形成した
    パネルスイッチ。
  2. 【請求項2】 フレキシブル配線板のカバーコート上に
    第1の配線パターンと一部または全部が接続するように
    導電ペーストで第2の配線パターンを形成した後、また
    はさらに接点部、接続部を除いてカバーコートし第3以
    上の配線パターンを形成した後、保護パターンを形成し
    た請求項1記載のパネルスイッチ。
  3. 【請求項3】 保護パターンを導電ペーストで第2以降
    の配線パターンと同時に形成した請求項2記載のパネル
    スイッチ。
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