JP3350144B2 - チップ部品の接合方法 - Google Patents

チップ部品の接合方法

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雅幸 池上
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、微小なガスレートセン
サ、圧力センサ、ガスセンサ等のマイクロマシニング素
子用のチップ部品同士、あるいはこのチップ部品と回路
基板との接合方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば特開平3−29858号公
報に記載されるように、マイクロマシニング素子の1種
であるガスレートセンサチップ(ガス式角速度検出器)
を製造するには、チップ部品である上側半導体基板及び
下側半導体基板のそれぞれにガス通路等の半溝をエッチ
ング等によって形成し、これらを組み合わせて接着して
いる。そして、上記接着の方法としては、ガラス−Si
間の陽極接合や低融点ガラスを用いた接着方法が知られ
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述の陽極接
合ではガラスとSiとの接合に限られるという難点があ
り、また、陽極接合、低融点ガラスによる接合のどちら
もチップ内の電気配線を跨いだ接着は、この電気配線と
の境目に空隙が生じるため気密性を保つことが非常に困
難であり、さらに接着剤がはみ出して前記ガス通路等が
狭くなったり詰ってしまう等の問題もあった。
【0004】本発明は、従来の技術が有するこのような
問題点を解決するためになされたものであり、その目的
とするところは接着面の材質に依存せず、かつ多少の凹
凸が存在しても良好な気密性を保つことができ、さらに
接着剤のはみ出しもない理想的なチップ部品の接合方法
を提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決すべく本
発明は、接着剤として補強材及び接着剤層からなるフィ
ルム状接着剤を用い、このフィルム状接着剤を切り取
り、型抜きし、もしくはそのままの状態でチップ部品も
しくは回路基板の接合面に押し付けながら、接着剤層は
軟化するが硬化はしない第1の加熱温度まで加熱して接
着剤層を前記接合面に移行させ接着剤層のみを取り残
、この接合面に接合相手であるチップ部品もしくは回
路基板の接合面を合わせた後、第1の加熱温度より高い
第2の加熱温度で加熱して接着剤層を硬化させる。
【0006】
【作用】本発明の方法は、熱硬化性接着剤を接合面に載
せた後に加熱によって軟化状態とし、相手部材の接合面
と合せる。熱硬化性樹脂は上記加熱の残熱によって、あ
るいは更なる加熱によって硬化する。
【0007】
【実施例】以下に図に基づいて本発明の実施例を説明す
る。図1は、本発明の接合方法の一例をガスレートセン
サチップを例として示したものである。同図において、
ガスレートセンサチップ1は、下側半導体基板2及び上
型半導体基板3を組み合わせてなるものである。
【0008】下側半導体基板2はエッチングによって半
溝を形成して箱型の半体としてあり、その長辺方向の側
壁上面4a,4bをヒートワイヤブリッジ5が跨いでい
る。そしてヒートワイヤブリッジ5の中央側面には、ガ
ス流方向の変化を感知するための一対のヒートワイヤ6
a,6bが備えられている。またヒートワイヤ6a,6
bに対向する位置にはガス噴射孔7の下半分を形成して
ある。
【0009】一方、上型半導体基板3もエッチングによ
って半溝を形成して箱型の半体としてあり、その長辺方
向の両端部付近底面にはガス導入口8及びガス排出口9
をそれぞれ穿設してある。また、ガス導入口8の中央寄
りには図示しないガス噴射孔7の上半分も形成してあ
る。
【0010】本発明の方法に基づいて下側半導体基板2
及び上型半導体基板3を接合するには、先ず補強材の片
面もしくは両面に接着剤層を設けたフィルム状接着剤を
用意する。図2は、本発明に基づくフィルム状接着剤の
一例を示す部分断面図である。同図において、このフィ
ルム状接着剤50は、被接着体の組成に応じて接着剤の
種類を適宜変えることができるが、例えばエポキシプレ
ポリマー等の熱硬化性樹脂からなる接着剤層51が、例
えばポリイミド等の可撓性樹脂からなるフィルム状補強
材52の両面にコーティングされたものである。このよ
うなフィルム状接着剤50のさらに具体的な例として
は、エイブルフィルム550Kptn(エイブルスティ
ック社製)を挙げることができる。
【0011】図1に戻って説明を続ける。次に、フィル
ム状接着剤50を上型半導体基板3の長辺側壁10a,
10bの下面、短辺側壁11a,11bの下面及びガス
噴射孔7を設けた壁の下面に離型紙を介して押し付け
る。そして約60〜80℃に加熱した後に剥がせば、各
側壁の下面等には接着剤層51のみが取り残される。最
後に、この上型半導体基板3を下側半導体基板2と組み
合わせて加圧しながら100〜150℃に加熱して接合
を完了する。
【0012】上記フィルム状接着剤50は基板側壁下面
等の形状に合わせて切り取りあるいは型抜きして用いて
もよいが、特に型合せをせずにそのままの状態で使用し
ても、接着剤層51は60〜80℃に加熱したときに接
触している部分にのみ移動するため不要な部分にはみ出
す心配はない。
【0013】本発明に基づく接合方法によれば、ある程
度の厚み(例えば10ミクロン)を有する接着剤層51
を均一に接合面に付与できるため、半導体基板面の凹凸
(1ミクロン前後)、あるいは側壁上面4a,4bとこ
れらに重なるヒートワイヤブリッジ5の配線の段差等
(1ミクロン前後)を完全に塞いで接着することができ
る。従って、ガスレートセンサチップ1の気密性を完全
なものにすることができる。
【0014】上述の接合方法の手順は状況に応じていろ
いろ変化させることができる。例えば、図2に示したよ
うな両面接合用フィルム状接着剤50を使用する場合の
他の方法として、下側半導体基板2及び上型半導体基板
3の間にフィルム状接着剤50を直接挟んで60〜80
℃に加熱し、その後に離すと接着剤層51は両半導体基
板の側壁面等に付着する。次にこれら半導体基板を再び
組み合わせて100〜150℃に加熱すれば、片面に接
着剤層51を付与した場合よりもより高い接着性を得る
ことができる。ただしこの場合、ヒートワイヤ6a,6
bに接着剤層51が付着しないようにある程度フィルム
状接着剤50の形状を調整しておく必要がある。また、
補強材52の片面に接着剤層51を設けたフィルム状接
着剤50を使用すれば、前記離型紙を用いることなく接
着剤層51の付与を行うことができる。
【0015】本発明に基づく接合方法を使用し、さらに
下側半導体基板2及び上型半導体基板3の位置合せ機構
を付加すれば、精密なガス流路を形成した理想的なガス
レートセンサチップ1を実現することができる。また、
ガスレートセンサ以外にも、圧力センサ、ガスセンサ等
のマイクロマシニング素子用のチップ部品同士、あるい
はこのチップ部品と回路基板との接合を好適に行うこと
ができる。
【0016】
【発明の効果】以上に説明したように本発明の方法によ
れば、接着剤として補強材及び接着剤層からなるフィル
ム状接着剤を用いるため、接着剤がはみ出してガスの流
路を塞ぐ等の不都合が生じない。また、このフィルム状
接着剤を接合面に押し付けながら、接着剤層は軟化する
が硬化はしない温度まで加熱して接着剤層を接合面に移
行させるため、この接合面には均一な厚さの接着剤が隅
々まで行き渡り接着不良を起こすことがない。さらに、
この接合面に接合相手であるチップ部品もしくは回路基
板の接合面を合わせた後、接着剤層を硬化させるため、
多少の凹凸が存在しても良好な気密性を保つことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の接合方法の一例をガスレートセンサチ
ップを例として示した分解斜視図
【図2】本発明に基づくフィルム状接着剤の一例を示す
部分断面図
【符号の説明】
1…ガスレートセンサチップ、2…チップ部品(下側半
導体基板)、3…チップ部品(上側半導体基板)、4
a,4b…側壁上面、5…ヒートワイヤブリッジ、6
a,6b…ヒートワイヤ、7…ガス噴射孔、8…ガス導
入口、9…ガス排出口、10a,10b,11a,11
b…側壁、50…フィルム状接着剤、51…接着剤層、
52…補強材。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鶴岡 泰治 東京都港区虎ノ門1丁目7番12号 沖電 気工業株式会社内 (56)参考文献 実開 昭63−5667(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H05K 13/04 H05K 3/34 H05K 3/36 H05K 3/32

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 チップ部品同士もしくはチップ部品と回
    路基板とを接着剤を用いて接合する方法において、この
    方法は、前記接着剤として補強材及び接着剤層からなる
    フィルム状接着剤を用い、このフィルム状接着剤を切り
    取り、型抜きし、もしくはそのままの状態で前記チップ
    部品もしくは回路基板の接合面に押し付けながら、接着
    剤層は軟化するが硬化はしない第1の加熱温度まで加熱
    して接着剤層を前記接合面に移行させ接着剤層のみを取
    り残し、この接合面に接合相手であるチップ部品もしく
    は回路基板の接合面を合わせた後、前記第1の加熱温度
    より高い第2の加熱温度で加熱して接着剤層を硬化させ
    ることを特徴とするチップ部品の接合方法。
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