JPH0597821A - 液晶化合物 - Google Patents

液晶化合物

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JPH0597821A
JPH0597821A JP3215934A JP21593491A JPH0597821A JP H0597821 A JPH0597821 A JP H0597821A JP 3215934 A JP3215934 A JP 3215934A JP 21593491 A JP21593491 A JP 21593491A JP H0597821 A JPH0597821 A JP H0597821A
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alkyloxycarbonyl
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伸宏 岡部
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繁徳 佐久間
Hiroyuki Mogamiya
浩之 最上谷
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 一般式 【化1】 または 【化2】 〔式中、R1′、R2′はC4〜18のアルキル基、R3′はCH
3、CF3またはC2F5、tはハロゲン、nは0または1。〕
等で表わされる三安定状態を示す反強誘電性液晶化合
物。 【効果】 三安定状態を示す新規液晶化合物の提供。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カイラルスメクチック
液晶の電界への応答を利用した電気光学素子に使用する
に適する液晶物質、特にピラジン環を含む強誘電性液晶
物質及び光学的三安定状態を示す液晶物質に関するもの
である。
【0002】
【従来技術】液晶表示素子は、1)低電圧作動性、2)低消
費電力性、3)薄形表示、4)受光型などの優れた特徴を有
するため、現在まで、TN方式、STN方式、ゲスト-
ホスト(Gest-Host)方式などが開発され実用化されてい
る。しかし、現在広く利用されているネマチック液晶を
用いたものは、応答速度が数msec〜数十msecと遅い欠点
があり、応用上種々の制約を受けている。これらの問題
を解決するため、STN方式や薄層トランジスタなどを
用いたアクティブマトリックス方式などが開発された
が、STN型表示素子は、表示コントラストや視野角な
どの表示品位は優れたものとなったが、セルギャップや
チルト角の制御に高い精度を必要とすることや応答がや
や遅いことなどが問題となっている。また、アクティブ
マトリックス方式の表示素子では生産技術上の歩留まり
が悪く、従ってコストが高くなるという問題がある。こ
のため、応答性のすぐれた新しい液晶表示方式の開発が
要望されており、光学応答時間がμsecオーダーと極め
て短かい超高速デバイスが可能になる強誘電性液晶の開
発が試みられていた。
【0003】強誘電性液晶は、1975年、 Meyor 等によ
りDOBAMBC(p-デシルオキシベンジリデン-p-アミノ-2-メ
チルブチルシンナメート)が初めて合成された(Le Journ
alde Physique, 36巻 1975,L-69)。さらに、1980年、 C
larkとLagawall によりDOBAMBCのサブマイクロ秒の高速
応答、メモリー特性など表示ディバイス上の特性が報告
されて以来、強誘電性液晶が大きな注目を集めるように
なった〔N.A.Clark,etal.,Appl.Phys.Lett.36.899(198
0)〕。しかし、彼らの方式には、実用化に向けて多くの
技術的課題が残され、特に室温で強誘電性液晶を示す材
料は無く、表示ディスプレーに不可欠な液晶分子の配列
制御に有効かつ実用的な方法も確立されていなかった。
この報告以来、液晶材料/デバイス両面からの様々な試
みがなされ、ツイスト二状態間のスイッチングを利用し
た表示デバイスが試作され、それを用いた高速電気光学
装置も例えば特開昭56-107216号などで提案されている
が、高いコントラストや適正なしきい値特性は得られて
いない。
【0004】このような視点から他のスイッチング方式
についても探索され、過渡的な散乱方式が提案された。
その後、1988年に三安定状態を有する液晶の三状態スイ
ッチング方式が報告された〔A.D.L.Chandani,T.Hagiwar
a,Y.Suzuki etal.,Japan.J.of Appl.Phys., 27,(5),L72
9-L732(1988)〕。前記「三状態を有する」とは第一の電
極基板と所定の間隙を隔てて配置されている第二の電極
基板の間に強誘電性液晶が挾まれてなる液晶電気光学装
置において、前記第一及び第二の電極基板に電界形成用
の電圧が印加されるよう構成されており、図1Aで示さ
れる三角波として電圧を印加したとき、図1Dのように
反強誘電性液晶が、無電界時に分子配向が第一の安定状
態(図1Dの2)を有し、かつ、電界印加時に一方の電
界方向に対し分子配向が前記第一の安定状態とは異なる
第二の安定状態(図1Dの1)を有し、さらに他方の電
界方向に対し前記第一及び第二の安定状態とは異なる第
三の分子配向安定状態(図1Dの3)を有することを意
味する。三状態スイッチング方式は、液晶分子配向にお
いて従来の双安定状態とは基本的に異なる三安定状態を
示す液晶相S*(3)において示される駆動電圧に対する
明確なしきい特性とヒステリシス特性を応用するもので
あり、単純マトリックス方式によって大画面の動画像表
示が実現できる画期的な駆動方法と考えられる。更に、
三安定状態を示す液晶を使用する表示素子の性能は三安
定状態液晶固有の物性であるヒステリシスの形状に大き
く依存する。図2に示すような形状のヒステリシスでは
0Vで理想的な暗状態を実現できるが、0VよりV1
で電圧を上げると、又は0Vより−V1まで電圧を下げ
ると光漏れが生じる。このようなヒステリシスを持つ三
安定状態を示す液晶は暗状態のメモリー効果が悪いと言
える。そして、この現象は表示素子のコントラストの低
下をもたらす。それに対し、図3に示すようなヒステリ
シスでは0Vで実現した理想的な暗状態が電圧V2又は
電圧−V2まで維持されており、暗状態のメモリー効果
が良いと言える。そして、表示素子のコントラストは良
好なものとなる。
【0005】三安定状態を示す液晶相S*(3)を相系列
に有する液晶化合物は、本発明者の出願した特開平1-3
16367号、特開平1-316372号、特開平1-316339号、特
開平2-28128号及び市橋等の特開平1-213390号公報が
あり、また三安定状態を利用した液晶電気光学装置とし
ては本出願人は特開平2-40625号、特開平2-153322号、
特開平2-173724号において新しい提案を行っているが、
本発明の液晶化合物は未知のものである。
【0006】
【目的】本発明は上記の問題点に鑑み、複素環を含む液
晶化合物について鋭意検討した結果、ヘテロ環としてピ
リミジン環を含む液晶化合物が、化学的・光化学的に安
定で、しかも大きい誘電異方性を有し、さらに従来の強
誘電性液晶では得られなかった三安定状態を示す液晶相
S*(3)を有することを見い出した。また、ピラジン環
を含む液晶化合物は、しきい値電圧が低いことを見い出
した。本発明の目的は、三安定状態を示す液晶相S*
(3)を利用した新しい電気光学素子や液晶ディスプレー
などに応用が期待できる新規なピラジン環を含む液晶化
合物を提供する点にある。
【0007】
【構成】本発明は、一般式
【化11】 〔式中、R1、R2は炭素数4〜18のアルキル基、またはア
ラルキル基、R3はメチル基またはハロアルキル基、Xは
O,COO,OCO,COまたは単結合、Yは、COO,OCO,CH2OまたはO
CH2、Zは、COOまたはO、
【化12】 で示される環状基、tは、ハロゲン原子が少くとも1つ
以上置換していることを示す。*は光学活性炭素を示
す。〕で表わされることを特徴とする液晶化合物に関す
る。
【0008】なお、前記ハロアルキル基としては、CH
2F,CHF2,CF3,C2F5,CClF2,CCl3,CF3CCl2等を挙げる
ことができるが、CF3とC2F5が最も好ましい。tとしては
Fが最も好ましく、ついでCl,Brの順である。本発明の
目的化合物を具体的に掲げると、 4-(1,1,1-トリフルオロ-2-アルキルオキシカルボニル)
フェニル 4-(2-アルキルピラジン-5-イル)ベンゾエート 4-(1,1,1-トリフルオロ-2-アルキルオキシカルボニル)
フルオロフェニル 4-(2-アルキルピラジン-5-イル)ベン
ゾエート 4-(1,1,1-トリフルオロ-2-アルキルオキシカルボニル)
フェニル 4-(2-アルキルピラジン-5-イル)フルオロベン
ゾエート 4-(1,1,1-トリフルオロ-2-アルキルオキシカルボニル)
フルオロフェニル 4-(2-アルキルピラジン-5-イル)フル
オロベンゾエート 4-(1,1,1-トリフルオロ-2-アルキルオキシカルボニル)
フェニル 4-(2-アルコキシピラジン-5-イル)ベンゾエー
ト 4-(1,1,1-トリフルオロ-2-アルキルオキシカルボニル)
フルオロフェニル 4-(2-アルコキシピラジン-5-イル)ベ
ンゾエート 4-(1,1,1-トリフルオロ-2-アルキルオキシカルボニル)
フェニル 4-(2アルコキシピラジン-5-イル)フルオロベ
ンゾエート 4-(1,1,1-トリフルオロ-2-アルキルオキシカルボニル)
フルオロフェニル 4-(2-アルコキシピラジン-5-イル)フ
ルオロベンゾエート 4-(1,1,1-トリフルオロ-2-アルキルオキシカルボニル)
フェニル 4-(2-アルキルカルボニルオキシピラジン-5-
イル)ベンゾエート 4-(1,1,1-トリフルオロ-2-アルキルオキシカルボニル)
フルオロフェニル 4-(2-アルキルカルボニルオキシピラ
ジン-5-イル)ベンゾエート 4-(1,1,1-トリフルオロ-2-アルキルオキシカルボニル)
フェニル 4-(2-アルキルカルボニルオキシピラジン-5-
イル)フルオロベンゾエート 4-(1,1,1-トリフルオロ-2-アルキルオキシカルボニル)
フルオロフェニル 4-(2-アルキルカルボニルオキシピラ
ジン-5-イル)フルオロベンゾエート 4-(1,1,1-トリフルオロ-2-アルキルオキシカルボニル)
ビフェニル 4-(2-アルキルピラジン-5-イル)ベンゾエー
ト 4-(1,1,1-トリフルオロ-2-アルキルオキシカルボニル)
フルオロビフェニル 4-(2-アルキルピラジン-5-イル)ベ
ンゾエート 4-(1,1,1-トリフルオロ-2-アルキルオキシカルボニル)
ビフェニル 4-(2-アルキルピラジン-5-イル)フルオロベ
ンゾエート 4-(1,1,1-トリフルオロ-2-アルキルオキシカルボニル)
フルオロビフェニル 4-(2-アルキルピラジン-5-イル)フ
ルオロベンゾエート 4-(1,1,1-トリフルオロ-2-アルキルオキシカルボニル)
ビフェニル 4-(2-アルコキシピラジン-5-イル)ベンゾエ
ート 4-(1,1,1-トリフルオロ-2-アルキルオキシカルボニル)
フルオロビフェニル 4-(2-アルコキシピラジン-5-イル)
ベンゾエート 4-(1,1,1-トリフルオロ-2-アルキルオキシカルボニル)
ビフェニル 4-(2-アルコキシピラジン-5-イル)フルオロ
ベンゾエート 4-(1,1,1-トリフルオロ-2-アルキルオキシカルボニル)
フルオロビフェニル 4-(2-アルコキシピラジン-5-イル)
フルオロベンゾエート 4-(1,1,1-トリフルオロ-2-アルキルオキシカルボニル)
ビフェニル 4-(2-アルキルカルボニルオキシピラジン-5
-イル)ベンゾエート 4-(1,1,1-トリフルオロ-2-アルキルオキシカルボニル)
フルオロビフェニル 4-(2-アルキルカルボニルオキシピ
ラジン-5-イル)ベンゾエート 4-(1,1,1-トリフルオロ-2-アルキルオキシカルボニル)
ビフェニル 4-(2-アルキルカルボニルオキシピラジン-5
-イル)フルオロベンゾエート 4-(1,1,1-トリフルオロ-2-アルキルオキシカルボニル)
フルオロビフェニル 4-(2-アルキルカルボニルオキシピ
ラジン-5-イル)フルオロベンゾエート 4-(1,1,1-トリフルオロ-2-アルキルオキシカルボニル)
シクロヘキサン 4-(2-アルキルピラジン-5-イル)ベンゾ
エート 4-(1,1,1-トリフルオロ-2-アルキルオキシカルボニル)
フルオロシクロヘキサン4-(2-アルキルピラジン-5-イ
ル)ベンゾエート 4-(1,1,1-トリフルオロ-2-アルキルオキシカルボニル)
シクロヘキサン 4-(2-アルキルピラジン-5-イル)フルオ
ロベンゾエート 4-(1,1,1-トリフルオロ-2-アルキルオキシカルボニル)
フルオロシクロヘキサン4-(2-アルキルピラジン-5-イ
ル)フルオロベンゾエート 4-(1,1,1-トリフルオロ-2-アルキルオキシカルボニル)
シクロヘキサン 4-(2-アルコキシピラジン-5-イル)ベン
ゾエート 4-(1,1,1-トリフルオロ-2-アルキルオキシカルボニル)
フルオロシクロヘキサン4-(2-アルコキシピラジン-5-イ
ル)ベンゾエート 4-(1,1,1-トリフルオロ-2-アルキルオキシカルボニル)
シクロヘキサン 4-(2-アルコキシピラジン-5-イル)フル
オロベンゾエート 4-(1,1,1-トリフルオロ-2-アルキルオキシカルボニル)
フルオロシクロヘキサン4-(2-アルコキシピラジン-5-イ
ル)フルオロベンゾエート 4-(1,1,1-トリフルオロ-2-アルキルオキシカルボニル)
シクロヘキサン 4-(2-アルキルカルボニルオキシピラジ
ン-5-イル)ベンゾエート 4-(1,1,1-トリフルオロ-2-アルキルオキシカルボニル)
フルオロシクロヘキサン4-(2-アルキルカルボニルオキ
シピラジン-5-イル)ベンゾエート 4-(1,1,1-トリフルオロ-2-アルキルオキシカルボニル)
シクロヘキサン 4-(2-アルキルカルボニルオキシピラジ
ン-5-イル)フルオロベンゾエート 4-(1,1,1-トリフルオロ-2-アルキルオキシカルボニル)
フルオロシクロヘキサン4-(2-アルキルカルボニルオキ
シピラジン-5-イル)フルオロベンゾエート 4-(1,1,1-トリフルオロ-2-アルキルオキシカルボニル)
フェニル 2-(4-アルキルフェニル)ピラジン-5-イル-カ
ルボキシレート 4-(1,1,1-トリフルオロ-2-アルキルオキシカルボニル)
フルオロフェニル 2-(4-アルキルフェニル)ピラジン-5-
イル-カルボキシレート 4-(1,1,1-トリフルオロ-2-アルキルオキシカルボニル)
フェニル 2-(4-アルキルフルオロフェニル)ピラジン-5-
イル-カルボキシレート 4-(1,1,1-トリフルオロ-2-アルキルオキシカルボニル)
フルオロフェニル 2-(4-アルキルフルオロフェニル)ピ
ラジン-5-イル-カルボキシレート 4-(1,1,1-トリフルオロ-2-アルキルオキシカルボニル)
フェニル 2-(4-アルコキシフェニル)ピラジン-5-イル-
カルボキシレート 4-(1,1,1-トリフルオロ-2-アルキルオキシカルボニル)
フルオロフェニル 2-(4-アルコキシフェニル)ピラジン-
5-イル-カルボキシレート 4-(1,1,1-トリフルオロ-2-アルキルオキシカルボニル)
フェニル 2-(4-アルコキシフルオロフェニル)ピラジン-
5-イル-カルボキシレート 4-(1,1,1-トリフルオロ-2-アルキルオキシカルボニル)
フルオロフェニル 2-(4-アルコキシフルオロフェニル)
ピラジン-5-イル-カルボキシレート 4-(1,1,1-トリフルオロ-2-アルキルオキシカルボニル)
フェニル 2-(4-アルキルカルボニルオキシフェニル)ピ
ラジン-5-イル-カルボキシレート 4-(1,1,1-トリフルオロ-2-アルキルオキシカルボニル)
フルオロフェニル 2-(4-アルキルカルボニルオキシフェ
ニル)ピラジン-5-イル-カルボキシレート 4-(1,1,1-トリフルオロ-2-アルキルオキシカルボニル)
フェニル 2-(4-アルキルカルボニルオキシフルオロフェ
ニル)ピラジン-5-イル-カルボキシレート 4-(1,1,1-トリフルオロ-2-アルキルオキシカルボニル)
フルオロフェニル 2-(4-アルキルカルボニルオキシフル
オロフェニル)ピラジン-5-イル-カルボキシレート 4-(1,1,1-トリフルオロ-2-アルキルオキシカルボニル)
ビフェニル 2-(4-アルキルフェニル)ピラジン-5-イル-
カルボキシレート 4-(1,1,1-トリフルオロ-2-アルキルオキシカルボニル)
フルオロビフェニル 2-(4-アルキルフェニル)ピラジン-
5-イル-カルボキシレート 4-(1,1,1-トリフルオロ-2-アルキルオキシカルボニル)
ビフェニル 2-(4-アルキルフルオロフェニル)ピラジン-
5-イル-カルボキシレート 4-(1,1,1-トリフルオロ-2-アルキルオキシカルボニル)
フルオロビフェニル 2-(4-アルキルフルオロフェニル)
ピラジン-5-イル-カルボキシレート 4-(1,1,1-トリフルオロ-2-アルキルオキシカルボニル)
ビフェニル 2-(4-アルコキシフェニル)ピラジン-5-イル
-カルボキシレート 4-(1,1,1-トリフルオロ-2-アルキルオキシカルボニル)
フルオロビフェニル 2-(4-アルコキシフェニル)ピラジ
ン-5-イル-カルボキシレート 4-(1,1,1-トリフルオロ-2-アルキルオキシカルボニル)
ビフェニル 2-(4-アルコキシフルオロフェニル)ピラジ
ン-5-イル-カルボキシレート 4-(1,1,1-トリフルオロ-2-アルキルオキシカルボニル)
フルオロビフェニル 2-(4-アルコキシフルオロフェニ
ル)ピラジン-5-イル-カルボキシレート 4-(1,1,1-トリフルオロ-2-アルキルオキシカルボニル)
ビフェニル 2-(4-アルキルカルボニルオキシフェニル)
ピラジン-5-イル-カルボキシレート 4-(1,1,1-トリフルオロ-2-アルキルオキシカルボニル)
フルオロビフェニル 2-(4-アルキルカルボニルオキシフ
ェニル)ピラジン-5-イル-カルボキシレート 4-(1,1,1-トリフルオロ-2-アルキルオキシカルボニル)
ビフェニル 2-(4-アルキルカルボニルオキシフルオロフ
ェニル)ピラジン-5-イル-カルボキシレート 4-(1,1,1-トリフルオロ-2-アルキルオキシカルボニル)
フルオロビフェニル 2-(4-アルキルカルボニルオキシフ
ルオロフェニル)ピラジン-5-イル-カルボキシレート 4-(1,1,1-トリフルオロ-2-アルキルオキシカルボニル)
シクロヘキサン 2-(4-アルキルフェニル)ピラジン-5-イ
ル-カルボキシレート 4-(1,1,1-トリフルオロ-2-アルキルオキシカルボニル)
フルオロシクロヘキサン2-(4-アルキルフェニル)ピラジ
ン-5-イル-カルボキシレート 4-(1,1,1-トリフルオロ-2-アルキルオキシカルボニル)
シクロヘキサン 2-(4-アルキルフルオロフェニル)ピラ
ジン-5-イル-カルボキシレート 4-(1,1,1-トリフルオロ-2-アルキルオキシカルボニル)
フルオロシクロヘキサン2-(4-アルキルフルオロフェニ
ル)ピラジン-5-イル-カルボキシレート 4-(1,1,1-トリフルオロ-2-アルキルオキシカルボニル)
シクロヘキサン 2-(4-アルコキシフェニル)ピラジン-5-
イル-カルボキシレート 4-(1,1,1-トリフルオロ-2-アルキルオキシカルボニル)
フルオロシクロヘキサン2-(4-アルコキシフェニル)ピラ
ジン-5-イル-カルボキシレート 4-(1,1,1-トリフルオロ-2-アルキルオキシカルボニル)
シクロヘキサン 2-(4-アルコキシフルオロフェニル)ピ
ラジン-5-イル-カルボキシレート 4-(1,1,1-トリフルオロ-2-アルキルオキシカルボニル)
フルオロシクロヘキサン2-(4-アルコキシフルオロフェ
ニル)ピラジン-5-イル-カルボキシレート 4-(1,1,1-トリフルオロ-2-アルキルオキシカルボニル)
シクロヘキサン 2-(4-アルキルカルボニルオキシフェニ
ル)ピラジン-5-イル-カルボキシレート 4-(1,1,1-トリフルオロ-2-アルキルオキシカルボニル)
フルオロシクロヘキサン2-(4-アルキルカルボニルオキ
シフェニル)ピラジン-5-イル-カルボキシレート 4-(1,1,1-トリフルオロ-2-アルキルオキシカルボニル)
シクロヘキサン 2-(4-アルキルカルボニルオキシフルオ
ロフェニル)ピラジン-5-イル-カルボキシレート 4-(1,1,1-トリフルオロ-2-アルキルオキシカルボニル)
フルオロシクロヘキサン2-(4-アルキルカルボニルオキ
シフルオロフェニル)ピラジン-5-イル-カルボキシレー
ト さらに、上記化合物のCF3基にかえて、CH2F,CHF2および
C2F5基また、上記化合物中のF原子にかえて、Cl原子を
置換した化合物等も例示される。
【0009】本発明の化合物の合成法の一例を示すと次
のようである。 (a) アルキルオキシベンゼンを塩化メチレンに溶解し、
AlCl3とアセチルクロライドを加えて、4-(アルキルオキ
シ)アセトフェノン(1)を得る。次に、二酸化セレン、ジ
オキサン、水を加えて、加熱、撹拌し、4-(アルキルオ
キシ)フェニルグリオキサール−水和物(2)を得る。次
に、ジアミノマレオニトリルを加え、2,3-ジニトリル 5
-(4-アルキルオキシフェニル)ピラジン(3)を得る。これ
を加水分解し(4)、次に脱炭酸化処理をして2-(4-アルキ
ルオキシフェニル)ピラジン-5-イル-カルボン酸(5)を得
る。次に、塩化チオニルにて、2-(4-アルキルオキシフ
ェニル)ピラジン-5-イル-カルボン酸塩化物(6)を得る。 (b) ベンジルオキシハロゲン置換安息香酸を過剰の塩化
チオニル中で還流し、その塩化物(7)を得る。これに光
学活性な1-フルオロ-アルカノールを加え、塩化メチレ
ン中トリエチルアミンの存在下で対応する4-ベンジルオ
キシ-ハロゲン置換安息香酸エステル(8)を得る。次に接
触還元して4-ヒドロキシ-ハロゲン置換安息香酸エステ
ル(9)を得る。 (c) 上記(6)と(9)の化合物を塩化メチレン中、トリエチ
ルアミンの存在下にて反応させ、本発明の目的化合物で
ある4-(1-フルオロ-2-アルキルオキシカルボニル)ハロ
ゲン置換フェニル 2-(4-アルキルオキシフェニル)ピラ
ジン-5-イル-カルボキシレートを得る。 (以下余白)
【化13】
【化14】
【0010】
【実施例】
実施例1 4-(1,1,1-トリフルオロ-2-オクチルオキシカルボニル)
フェニル 2-(4-n-オクチルオキシフェニル)ピラジン-5-
イル-カルボキシレート
【化15】 1) 4-ベンジルオキシ安息香酸 1,1,1-トリフルオロ-2-
オクチルエステルの合成
【化16】 4-ベンジルオキシ安息香酸クロリド4.3gを塩化メチレ
ン50mlに溶解させ、次いで光学活性な1,1,1-トリフル
オロ-2-オクタノール2.9gとジメチルアミノピリジン0.
6gとトリエチルアミン1.7gとを塩化メチレン50mlに
溶解した溶液を氷冷下にて少量づつ加えた。反応混合物
を室温に戻し、一昼夜反応させ、反応液を氷水に投入
し、塩化メチレンにて抽出し塩化メチレン相を希塩酸、
水、1N炭酸ナトリウム水溶液、水にて順次洗浄し、無
水硫酸マグネシウムにて乾燥して溶媒を留去し、粗生成
物を得た。これをトルエン-シリカゲルカラムクロマト
グラフで処理し、さらにエタノールにて再結晶して目的
化合物3.8gを得た。 2) 4-ヒドロキシ安息香酸 1,1,1-トリフルオロ-2-オク
チルエステルの合成
【化17】 1)で得られた化合物をメタノール100mlに溶解し、10
%担持Pb-カーボン0.4gを加え、水素雰囲気下水素化分
解反応を行ない、目的化合物2.8gを得た。 3) 4-(1,1,1-トリフルオロ-2-オクチルオキシカルボニ
ル)フェニル 2-(4-n-オクチルオキシフェニル)ピラジン
-5-イル-カルボキシレートの合成
【化18】 2-(4-n-オクチルオキシフェニル)ピラジン-5-イル-カル
ボン酸1.5gを過剰の塩化チオニルと共に還流下に4時
間加熱した後、未反応の塩化チオニルを留去して、2-(4
-n-オクチルオキシフェニル)ピラジン-5-イル-カルボン
酸塩化物を得た。次いで、2)で合成した光学活性4-ヒド
ロキシ安息香酸 1,1,1-トリフルオロ-2-オクチルエステ
ル1.3gとトリエチルアミン0.5gを10mlの塩化メチレ
ン中に溶解し、先に合成した 2-(4-n-オクチルオキシフ
ェニル)ピラジン-5-イル-カルボン酸塩化物を20mlの塩
化メチレンに溶解した溶液を少ずつ滴下する。さらにジ
メチルアミノピリジン0.2gを5mlの塩化メチレンに溶
解したものを加える。室温にて一昼夜撹拌した。反応混
合物を水中に入れ、液性を中性にした後、塩化メチレン
層のみを抽出した。無水硫酸マグネシウムにて乾燥した
後、溶媒を留去し、残渣物をシリカゲルクロマトグラフ
ィ及び再結晶にて精製し、目的物1.8gを得た。 旋光度[α]20/D=+33.10° ホットステージつき偏光顕微鏡観察による相転移温度
(℃)は次の通りである。
【表1】 本目的化合物の赤外線吸収スペクトルを図4に示す。 実施例2 4-(1,1,1-トリフルオロ-2-オクチルオキシカルボニル)
フェニル 2-(4-n-ノニルオキシフェニル)ピラジン-5-イ
ル-カルボキシレート
【化19】 2-(4-n-ノニルオキシフェニル)ピラジン-5-イル-カルボ
ン酸1.6gを過剰の塩化チオニルと共に還流下に4時間
加熱した後、未反応の塩化チオニルを留去して2-(4-n-
ノニルオキシフェニル)ピラジン-5-イル-カルボン酸塩
化物を得た。次いで実施例1の2)で合成した光学活性 4
-ヒドロキシ安息香酸 1,1,1-トリフルオロ-2-オクチル
エステル1.3gとトリエチルアミン0.5gを10mlの塩化
メチレン中に溶解し、先に合成した2-(4-n-ノニルオキ
シフェニル)ピラジン-5-イル-カルボン酸塩化物を20ml
の塩化メチレンに溶解した溶液を少ずつ滴下する。さら
にジメチルアミノピリジン0.2gを5mlの塩化メチレン
に溶解したものを加える。室温にて一昼夜撹拌した。反
応混合物を水中に入れ、液性を中性にした後、塩化メチ
レン層のみを抽出した。無水硫酸マグネシウムにて乾燥
した後、溶媒を留去し、残渣物をシリカゲルカラムクロ
マトグラフィ及び再結晶にて精製し、目的物1.6gを得
た。 旋光度[α]20/D=+32.41° ホットステージつき偏光顕微鏡観察による相転移温度
(℃)は次の通りである。
【表2】 本目的化合物の赤外線吸収スペクトルを図5に示す。 実施例3 4-(1,1,1-トリフルオロ-2-オクチルオキシカルボニル)
フェニル 2-(4-n-デシルオキシフェニル)ピラジン-5-イ
ル-カルボキシレート
【化20】 2-(4-n-デシルオキシフェニル)ピラジン-5-イル-カルボ
ン酸1.6gを過剰の塩化チオニルと共に還流下に4時間
加熱した後、未反応の塩化チオニルを留去して2-(4-n-
デシルオキシフェニル)ピラジン-5-イル-カルボン酸塩
化物を得た。次いで実施例1の2)で合成した光学活性 4
-ヒドロキシ安息香酸 1,1,1-トリフルオロ-2-オクチル
エステル1.3gとトリエチルアミン0.5gを10mlの塩化
メチレン中に溶解し、先に合成した2-(4-n-デシルオキ
シフェニル)ピラジン-5-イル-カルボン酸塩化物を20ml
の塩化メチレンに溶解した溶液を少ずつ滴下する。さら
にジメチルアミノピリジン0.2gを5mlの塩化メチレン
に溶解したものを加え、室温にて一昼夜撹拌した。反応
混合物を水中に入れ、液性を中性にした後、塩化メチレ
ン層のみを抽出した。無水硫酸マグネシウムにて乾燥し
た後、塩化メチレンを留去し、残渣物をシリカゲルカラ
ムクロマトグラフィ及び再結晶にて精製し、目的物1.7
gを得た。 旋光度[α]20/D=+31.51° ホットステージつき偏光顕微鏡観察による相転移温度
(℃)は次の通りである。
【表3】 本目的化合物の赤外線吸収スペクトルを図6に示す。 実施例4 4-(2-オクチルオキシカルボニル)フェニル 2-(4-n-オク
チルオキシフェニル)ピラジン-5-イル-カルボキシレー
【化21】 実施例1の光学活性 1,1,1-トリフルオロ-2-オクタノー
ルの代わりに光学活性2-オクタノールを用いて、実施例
1と全く同様な方法で目的化合物を合成した。 旋光度[α]20/D=−20.91° ホットステージつき偏光顕微鏡観察による相転移温度
(℃)は次の通りである。
【表4】 本目的化合物の赤外線吸収スペクトルを図7に示す。 実施例5 ラビング処理したポリイミド配向膜をITO電極基板上
に有するセル厚1.6μmの液晶セルに、実施例1で得られ
た液晶化合物 4-(1,1,1-トリフルオロ-2-オクチルオキ
シカルボニル)フェニル 2-(4-n-オクチルオキシフェニ
ル)ピラジン-5-イル-カルボキシレートをIsotropic相に
おいて充填し、液晶薄膜セルを作成した。作成した液晶
セルを2枚の偏光板を直交させたフォトマルチプライヤ
ー付き偏光顕微鏡に、−15Vの直流電圧印加時の分子長
軸方向と偏光子が重なる状態に配置した。この液晶セル
を0.1〜1.0℃/1分間の温度勾配にてS*c相まで徐冷し
た。さらに冷却してゆき、95℃〜82℃の温度範囲におい
て、±15V、10Hzの三角波電圧を印加した場合を図8に
示した。印加電圧がマイナス域での暗状態、0ボルト域
での中間状態、プラス域での明状態と光透過率が三つの
状態に変化していることを観察し、三つの安定な液晶分
子の配向状態があることを確認した。他の実施例の化合
物についても同様のS*(3)相において同一の効果が確認
された。 実施例6 実施例5で作成し、使用した液晶薄膜セルを2枚の偏光
板を直交させたフォトマルチプライヤー付き偏光顕微鏡
に、電圧0Vの状態で暗視野となるように配置する。こ
の液晶セルを0.1〜1.0℃/1分間の温度勾配にて、SA相
まで徐冷する。さらに冷却してゆき、95〜82℃の温度範
囲において、図9(a)に示す±30V、10Hzの三角波電圧
を印加する。85℃での印加電圧と透過率との関係から図
9(b)のようなヒステリシスが得られた。0V〜+V3
0V〜−V3までの暗部の透過率の変化が極めて少な
い。これは、暗部のメモリー効果が極めて良好であるこ
とを示している。また、しきい値電圧が±15V前後であ
ることより、しきい値電圧の低いことを示している。
【0011】
【効果】本発明の新規液晶はいずれも安定な三状態を示
すものであり、これを利用した表示デバイス、スイッチ
ングデバイスなど広い用途を有する。また、本液晶化合
物は単体および有機化合物中の組成物として効果を発揮
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】Aが印加される三角波を、Bが市販ネマチック
液晶の、Cは二状態液晶の、Dは三状態液晶の、それぞ
れの光学応答特性を示す。
【図2】三状態液晶に関する暗部のメモリー効果の良く
ないヒステリシスを示す。
【図3】三状態液晶に関する暗部のメモリー効果の良い
ヒステリシスを示す。
【図4】実施例1の目的化合物の赤外線吸収スペクトル
を示す。以下の赤外線吸収スペクトル図は、いずれも縦
軸は透過率(%)、横軸は波数(cm-1)を示す。
【図5】実施例2の目的化合物の赤外線吸収スペクトル
を示す。
【図6】実施例3の目的化合物の赤外線吸収スペクトル
を示す。
【図7】実施例4の目的化合物の赤外線吸収スペクトル
を示す。
【図8】本発明の三状態液晶化合物が示す暗部のメモリ
ー効果の良いヒステリシスを示したものであり、(a)は
印加した三角波電圧を、(b)は印加した三角波電圧に対
する光透過率の変化を示したものである。
【図9】実施例6における本発明の実施例1の三状態液
晶化合物が示す暗部のメモリー効果の良いヒステリシス
を示したものであり、(a)は印加した三角波電圧を、(b)
は印加した三角波電圧に対する実施例1の化合物の光透
過率変化のヒステリシスを示したものである。
フロントページの続き (72)発明者 最上谷 浩之 東京都千代田区霞が関3丁目2番5号 昭 和シエル石油株式会社内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式 【化1】 〔式中、R1、R2は炭素数4〜18のアルキル基、またはア
    ラルキル基、R3はメチル基またはハロアルキル基、Xは
    O,COO,OCO,COまたは単結合、Yは、COO,OCO,CH2OまたはO
    CH2、Zは、COOまたはO、 【化2】 で示される環状基、tは、ハロゲン原子が少くとも1つ
    以上置換していることを示す。*は光学活性炭素を示
    す。〕で表わされることを特徴とする光学活性な液晶化
    合物。
  2. 【請求項2】 一般式 【化3】 〔式中、R1′、R2′は炭素数4〜18のアルキル基、R3
    はCH3、CF3またはC2F5、X′はO,COO,COまたは単結合を
    示す。*は光学活性炭素を示す。〕で表わされ、かつ三
    安定状態を示す光学活性な反強誘電性液晶化合物。
  3. 【請求項3】 一般式 【化4】 〔式中、R1′、R2′は炭素数4〜18のアルキル基、R3
    はCH3、CF3またはC2F5、X′はO,COO,COまたは単結合、t
    はハロゲン原子が少なくとも1つ以上置換していること
    を示す。*は光学活性炭素を示す。〕で表わされ、かつ
    三安定状態を示す光学活性な反強誘電性液晶化合物。
  4. 【請求項4】 一般式 【化5】 〔式中、R1′、R2′は炭素数4〜18のアルキル基、R3
    はCH3、CF3またはC2F5、X′はO,COO,COまたは単結合を
    示す。*は光学活性炭素を示す。〕で表わされ、かつ三
    安定状態を示す光学活性な反強誘電性液晶化合物。
  5. 【請求項5】 一般式 【化6】 〔式中、R1′、R2′は炭素数4〜18のアルキル基、R3
    はCH3、CF3またはC2F5、X′はO,COO,COまたは単結合、t
    はハロゲン原子が少なくとも1つ以上置換していること
    を示す。*は光学活性炭素を示す。〕で表わされ、かつ
    三安定状態を示す光学活性な反強誘電性液晶化合物。
  6. 【請求項6】 一般式 【化7】 〔式中、R1′、R2′は炭素数4〜18のアルキル基、R3
    はCH3、CF3またはC2F5を示す。*は光学活性炭素を示
    す。〕で表わされ、かつ三安定状態を示す光学活性な反
    強誘電性液晶化合物。
  7. 【請求項7】 一般式 【化8】 〔式中、R1′、R2′は炭素数4〜18のアルキル基、R3
    はCH3、CF3またはC2F5、tはハロゲン原子を示す。*は
    光学活性炭素を示す。〕で表わされ、かつ三安定状態を
    示す光学活性な反強誘電性液晶化合物。
  8. 【請求項8】 一般式 【化9】 〔式中、R1′、R2′は炭素数4〜18のアルキル基、R3
    はCH3、CF3またはC2F5を示す。*は光学活性炭素を示
    す。〕で表わされ、かつ三安定状態を示す光学活性な反
    強誘電性液晶化合物。
  9. 【請求項9】 一般式 【化10】 〔式中、R1′、R2′は炭素数4〜18のアルキル基、R3
    はCH3、CF3またはC2F5、tはハロゲン原子が少なくとも
    1つ以上置換していることを示す。*は光学活性炭素を
    示す。〕で表わされ、かつ三安定状態を示す光学活性な
    反強誘電性液晶化合物。
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