JPH0597265A

JPH0597265A - 静電記録装置

Info

Publication number: JPH0597265A
Application number: JP3289426A
Authority: JP
Inventors: Masanobu Watanabe; 正信渡辺; Kensuke Ito; 健介伊藤; Yasuaki Watanabe; 靖晃渡辺; Yasushi Suwabe; 恭史諏訪部; Keiichi Yagi; 圭一八木
Original assignee: Fuji Xerox Co Ltd
Current assignee: Fujifilm Business Innovation Corp
Priority date: 1991-10-09
Filing date: 1991-10-09
Publication date: 1993-04-20

Abstract

(57)【要約】【目的】所定の電位に帯電した現像剤の薄層を担持して
回動する現像剤担持体と、この現像剤担持体上の現像剤
薄層に対し画情報に応じた電荷を付与して潜像を形成す
る潜像形成手段と、記録シートに対して上記現像剤担持
体上の現像剤を選択的に転写する転写手段と、転写され
た未定着像を記録シートに定着する定着手段とを備えた
静電記録装置において、幅の異なる数種類の記録シート
を転写手段と定着手段との間で安定して搬送することが
可能な静電記録装置を提供する【構成】上記静電記録装置において、転写手段と定着手
段とをつなぐ記録シート搬送経路の上方に記録シートを
吸着して搬送する吸着搬送手段を設けたことを特徴とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、現像剤の薄層が形成さ
れた現像剤担持体に静電潜像を形成し、静電潜像に対応
した現像剤のみを記録シートへ転写してトナー像の形成
を行うタイプの静電記録装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】この種の静電記録装置としては、例えば
特開昭61-209461号公報等に示されるものが知られてい
る。図7はその具体的構成を示すものであり、符号101は
矢線方向に回動する現像剤担持体102を有すると共にそ
の表面に現像剤の薄層を形成する現像器、符号103は画
情報に応じて各ビット毎にイオン流の噴出が制御される
イオン流記録ヘッド、符号104は上記現像剤担持体102と
所定の間隙を保って配設された転写電極、符号105は定
着器である。この装置では、先ず現像器101において現
像剤担持体102の表面に現像剤106の薄層が形成された後
に、イオン流記録ヘッド103によって画情報に応じた静
電潜像が現像剤担持体102の表面に形成される。転写電
極104と現像剤担持体102との間には特定の電位に帯電し
た現像剤106のみが転写電極104側へ飛翔するように転写
電界が形成されており、上記静電潜像に対応した現像剤
106は現像剤担持体102から転写電極104の手前側を通過
する記録シート107へ転写され、記録シート107上に画情
報に応じた可視像が形成される。この後に記録シート10
7は定着器105へと送り込まれて可視像の定着がなされる
一方、現像器101では再度現像剤担持体102の表面に現像
剤106の薄層が形成される。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
装置では現像剤担持体102の表面に現像剤106の薄層を形
成している現像器101から現像剤106がこぼれ落ちる懸念
があり、現像剤担持体102を記録シート107の搬送経路よ
り上方に配置した場合にはこぼれ落ちた現像剤106によ
り記録シートが汚れる心配がある。このため、この種の
装置では図7に示すように現像剤担持体102を記録シート
107の搬送経路より下方に配置しており、搬送経路内に
おける記録シート107はその下面側が記録面となってい
る。しかし、転写電極104と定着器105との間では記録シ
ート107へ転写された可視像に定着処理が施されていな
いことから、このように記録シート107の下面側を記録
面とした場合、転写電極104と定着器105との間では記録
シート107の下面側に触れることなく記録シート107を搬
送しなければならないという問題点が生じる。

【０００４】従来、このような問題点を解決する対策と
しては、図7及び図8に示すように、可視像の転写が行わ
れない記録シート107の両端部領域に対応した一対のガ
イドローラ108、108を設け、記録シート107の両端部を
ローラ109と挟み込むようにして記録シート107の搬送を
行う方法が提案されている。しかし、この搬送方法では
一定の幅の記録シートにしか対応することができず、記
録シートのサイズが異なる場合には搬送することができ
ないといった不都合を生じる。

【０００５】本発明はこのような問題点に鑑みなされた
ものであり、その目的とするところは、幅の異なる数種
類の記録シートを転写電極と定着器との間で安定して搬
送することが可能な静電記録装置を提供することにあ
る。

【０００６】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の静電記録装置は、所定の電位に帯電した現
像剤の薄層を担持して回動する現像剤担持体と、この現
像剤担持体上の現像剤薄層に対し画情報に応じた電荷を
付与して潜像を形成する潜像形成手段と、記録シートに
対して上記現像剤担持体上の現像剤を選択的に転写する
転写手段と、転写された未定着像を記録シートに定着す
る定着手段とを備えた静電記録装置において、上記転写
手段と定着手段とをつなぐ記録シート搬送経路の上方に
記録シートを吸着して搬送する吸着搬送手段を設けたこ
とを特徴とするものである。

【０００７】このような技術的手段において、上記吸着
搬送手段としては、記録シートを吸着したまま転写手段
から定着手段へと送り込むことができるものであれば、
空気の負圧を利用したバキューム方式や静電誘引力を利
用した電気的方式等、適宜設計変更して差し支えない。
但し、前者は装置が大型化すると共に運転音が大きいと
いった欠点があるので、装置の小型化及び運転音の低減
を考慮すると後者の電気的方式が好ましい。

【０００８】また、上記潜像形成手段としては、現像剤
担持体上の現像剤薄層に対する電荷の付与を画情報に応
じて各ビット毎に調整できるものであれば差し支えない
が、画質を考慮した場合に現像剤薄層の厚さを均一に保
つことが必要なので、現像剤薄層に接触することなく電
荷の付与を行うことができる装置、例えば、各ビット毎
にイオンを照射して電荷の付与を行うイオン流制御記録
ヘッド等が好ましい。

【０００９】

【作用】このような技術的手段によれば、記録シートは
記録シート搬送経路の上方に設けられた吸着搬送手段に
保持されて転写手段から定着手段へと搬送されるので、
記録シートの下面側に位置する記録面が周辺部材と摺擦
することがなく、記録面に転写された未定着可視像が乱
れることがない。また、未定着可視像の転写されていな
い記録シートの裏面側を上方へ吸着して記録シートの搬
送を行っているので、幅の異なる各種サイズの記録シー
トに対して安定した搬送力を発揮することができる。

【００１０】

【実施例】以下、添付図面に基づいて本発明の静電記録
装置を詳細に説明する。図1は本発明を適用した静電記
録装置の第一実施例を示すものであり、大きくは、矢線
A方向へ所定の速度で回動する現像剤担持体1を有してそ
の表面に現像剤の薄層を形成する現像器10と、上記現像
剤担持体1上に画情報に応じた潜像を形成するイオン流
制御記録ヘッド2(潜像形成手段)と、上記現像剤担持体1
と所定の間隔を保って対向する転写電極3(転写手段)
と、ヒートローラ41を有する定着器4(定着手段)と、転
写電極3と定着器4との間で記録シート7の搬送経路の上
方に配設された吸着搬送ベルト5(吸着搬送手段)とから
構成されている。

【００１１】先ず、上記現像器10は、アルミニウム製ロ
ールからなる現像剤担持体1の一側にホッパ11を配設す
ると共に、このホッパ11に一端が固定された層形成部材
12の他端を現像剤担持体1に当接させたものであり、現
像剤担持体1の回動に伴ってホッパ11に収容された現像
剤6が連続的に且つ一様に現像剤担持体1の表面に薄層化
されるようになっている。上記層形成部材12はステンレ
ス製支持体の先端部にシリコンゴムを接着したものであ
り、このシリコンゴムが支持体の弾性力に基づく所定の
押圧力で現像剤担持体1に当接し、現像剤6を一様な厚さ
に薄層化すると共にこれを摩擦帯電する。ここで上記現
像剤6は絶縁性トナーからなる非磁性一成分現像剤であ
り、現像剤担持体1の表面に薄層化された際には-30〜-7
0Vに帯電している。尚、符号13はホッパ11内の現像剤6
を現像剤担持体1へ付着させる搬送ロール、符号14はホ
ッパ11内の現像剤6を撹拌するアジテータである。ま
た、この現像器10は図1に示すように記録シート7の搬送
経路の下方に配置されており、現像器10からこぼれ出た
現像剤6が記録シート7に付着するのを防止している。

【００１２】また、上記イオン流制御記録ヘッド2は、
図3に示すように、導入管21を通して加圧空気が吹き込
まれる樹脂製チャンバ22内にイオン供給源23を設けると
共に、チャンバー22から噴出されるイオン流を各画素毎
に選択的に変調するイオン流変調手段24をチャンバー22
と一体的に設けたものであり、変調したイオン流を上記
現像剤担持体1に吹き付けるようにして配設されてい
る。上記イオン供給源23は、厚さ0.5mmのセラミック板2
3cを挟んで設けられた誘導電極23aと放電電極23bとの間
に周波数500Hz〜10kHz、ピーク間電圧3.5〜8.0kVの交流
電圧を印加して沿面放電によりイオンを発生させるもの
であり、現像剤担持体1の長手方向(紙面垂直方向)に沿
って配設されている。上記誘導電極23a及び放電電極23b
は厚膜印刷技術を応用して形成されており、放電時にオ
ゾンガスが発生することから耐食性の高いニッケルやタ
ングステン等を用いて形成されている。また、上記イオ
ン流変調手段24は、特開昭61-25166号公報に示されるリ
ング状電極あるいは特開昭61-169853号公報に示される
スリット状電極を各画素毎に複数配列した制御電極24a
と、画情報に応じてこれら制御電極24aの通電をON/OFF
制御する制御電源24bとから構成されており、上記制御
電極24aが現像剤担持体1から0.02〜5mmの間隔を保つよ
うに、更に望ましくは0.1〜3mmの間隔を保つように配設
されている。。上記イオン供給源23とイオン流変調手段
24とを一体化するチャンバー22の材質は絶縁性であれば
良く、樹脂以外にもセラミック、ガラス、ゴム等を用い
ることができる。また、加圧空気が吹き込まれるチャン
バー内25の静圧は1〜1000mmH2O、より望ましくは10〜50
0mmH2Oである。

【００１３】尚、イオン流制御記録ヘッド2は上述した
図3のものに限られず、例えば、図4に示されるものであ
っても差し支えない。具体的には、加圧空気が導入され
る導電性チャンバー26a内に高圧電源が接続されたコロ
ナ放電ワイヤ26bを張設してイオン供給源26を構成する
と共に、各画素毎に複数の制御電極27aが配列された絶
縁基板27bからなるイオン流変調手段27をチャンバー26a
のイオン噴出口28を覆うように配設し、各制御電極27a
のON/OFF制御によってイオン供給源26から噴出されるイ
オン流を画情報に合致して変調するようにしたものであ
る。

【００１４】一方、上記転写電極3は現像剤担持体1の長
手方向に沿って配設された黄銅製の棒状電極であり、バ
イアス電源8によって現像剤担持体1との間に転写電界が
形成される。また、転写電極3の両側にはバイアス電源8
に接続されたシュート31、31が配設されており、転写電
極3と現像剤担持体1との間を通過する記録シート7は転
写電極3とシュート31との間に生じた電位差によって転
写電極3に吸着され、現像剤担持体1とは非接触に搬送さ
れるようになっている。

【００１５】また、上記吸着搬送ベルト5は、図2に示す
ように、表面に複数本の帯状電極51、51、…が配列され
た厚さ0.1〜2.0mmのゴムベルト52を回動する2本のロー
ル53、53で張架すると共に、バイアス電源8に接続され
た電圧印加部材54とアースされた電圧印加部材55とを交
互に帯状電極51、51、…に接続して互いに隣接する帯状
電極51、51の間に電位差を与えたものであり、静電誘引
力によってゴムベルト52の表面に記録シート7を吸着
し、これを搬送するようになっている。尚、上記帯上電
極51の幅は0.5〜20mm、互いに隣接する帯状電極51、51
の間隔は0.2〜5mmであり、実験的には銅テープをゴムベ
ルトの表面に貼り付けて製作した。

【００１６】以上のように構成される本実施例の静電記
録装置においては、以下のようにして記録シート7上に
画像形成が行われる。先ず、現像剤担持体1が回動して
その表面に現像剤薄層が形成されると共に、このタイミ
ングに同期してイオン流制御記録ヘッド2からは画情報
に応じて変調されたイオン流が現像剤担持体1に向けて
噴出され、現像剤担持体1を覆う現像剤薄層に静電潜像
が書き込まれる。一方、記録シート7は収容トレイ(図示
せず)から搬出された後、紙送りロール9、9によって静
電潜像の書き込みに同期した所定のタイミングで矢線B
方向に沿って転写電極3と現像剤担持体1との間に送り込
まれる。転写電極3と現像剤担持体1との間には転写電界
が形成されているので、静電潜像に対応した現像剤6は
この転写電界によって飛翔に充分なエネルギを与えら
れ、転写電極3の手前側を通過する記録シート7に未定着
可視像を形成する。この後、記録シート7は吸着搬送ベ
ルト5によって定着器4へと送り込まれ、未定着可視像の
加熱定着が施されて一連の画像形成動作が終了する。

【００１７】既に述べたように、本実施例では現像剤6
が記録シート7を汚すのを防止する観点から現像器10を
記録シート7の搬送経路の下方に配設しているので、記
録シート7の搬送経路内においては記録シート7の下面側
に未定着可視像が形成される。このため、未定着可視像
が記録シート7に担持されている転写電極3と定着器4と
の間では、記録シート7の下面側にローラやペーパーガ
イド等を当接させて記録シート7を案内することはでき
ない。

【００１８】しかしながら、本実施例によれば、転写電
極3と定着器4とを連結する記録シート搬送経路の上方に
吸着搬送ベルト5を設け、記録シート7をこの吸着搬送ベ
ルト5で上方から保持して搬送するので、記録シート7の
下面側に転写された未定着可視像を摺擦することなく記
録シート7を定着器4へと送り込むことができる。しかも
この装置によれば、如何なるサイズの記録シート7であ
っても吸着搬送ベルト5が安定した搬送力を発揮するの
で、幅の異なる各種サイズの記録シートを転写電極3か
ら定着器4へと搬送することかできる。

【００１９】次に、図5は本発明の第二実施例を示すも
のである。この実施例は、第一実施例の吸着搬送ベルト
5に代えて2本の吸着搬送ローラ56を平行に配設したもの
であり、現像器10やイオン流制御記録ヘッド2、転写電
極3等のその他の構成は第一実施例と同様である。従っ
て、第一実施例と同様の構成については図5中に同一符
号を付し、その詳細な説明は省略する。

【００２０】上記吸着搬送ローラ56は、図6に示すよう
に、プラスチック等で形成された絶縁性ローラ57の表面
に2本の平行な帯状電極58、58を螺旋状に巻き付けると
共に互いに隣接するこれら帯状電極58、58の間に電位差
を与えたものであり、回動するローラ57の表面に静電誘
引力によって記録シー7トを吸着し、これを搬送するよ
うになっている。互いに隣接する帯状電極58、58の間隔
は0.2〜5mm、電極幅は0.5〜20mmであり、夫々の帯状電
極58の一方の端部はローラ57の端部回転軸59を覆うよう
に導き出されている。また、ローラ両端部の回転軸59に
は一対の電圧印加部材60a、60bが摺接しており、一方の
電圧印加部材60aはバイアス電源8に接続され、また他方
の電圧印加部材60bは接地されている。これにより互い
に隣接する帯状電極58、58の間に電位差が生じ、ローラ
57の表面に記録シート7を吸着することができる。

【００２１】従って、この実施例においても、転写電極
3と定着器4とを連結する記録シート7の搬送経路では吸
着搬送ロール56が記録シート7を上方から保持して搬送
するので、記録シート7の下面側に転写された未定着可
視像を摺擦することなく記録シート7を定着器4へと送り
込むことができる他、幅の異なる各種サイズの記録シー
トを転写電極3から定着器4へと搬送することができる。
尚、この第二実施例において配設する吸着搬送ローラ56
の本数は、転写電極3から定着器4までの記録シート搬送
経路の長さに応じて適宜決定して差し支えない。

【００２２】

【発明の効果】以上説明してきたように、本発明の静電
記録装置によれば、転写手段と定着手段とをつなぐ記録
シート搬送経路の上方に吸着搬送手段を設け、記録シー
トをこの吸着搬送手段で吸着して搬送するようにしたの
で、記録シートの下面側に位置する記録面が摺擦される
ことはなく、記録面に転写された未定着可視像を乱すこ
となく記録シートを定着器へ送り込むことが可能とな
る。

【００２３】また、吸着搬送手段により記録シートの裏
面側を上方へ吸着して記録シートの搬送を行っているの
で、幅の異なる各種サイズの記録シートに対して安定し
た搬送力を発揮することができ、本発明を適応した静電
記録装置は各種サイズの記録シートに画像を形成するこ
とが可能となる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の静電記録装置の第一実施例を示す概
略図である。

【図２】第一実施例に係る吸着搬送ベルトを示す斜視
図である。

【図３】第一実施例に係るイオン流制御記録ヘッドを
示す断面図である。

【図４】第一実施例に適応可能な他のイオン流制御記
録ヘッドを示す断面図である。

【図５】本発明の静電記録装置の第二実施例を示す概
略図である。

【図６】第二実施例に係る吸着搬送ローラを示す斜視
図である。

【図７】従来の静電記録装置を示す概略図である。

【図８】従来の記録シート搬送手段の要部を示す正面
図である。

【符号の説明】

1…現像剤担持体、2…イオン流制御記録ヘッド、3…転
写電極、4…定着器、5…吸着搬送ベルト、6…現像剤、7
…記録シート

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.⁵ 識別記号庁内整理番号ＦＩ技術表示箇所Ｂ６５Ｈ 29/20 9147−3ＦＧ０３Ｇ 15/00 １１０ 7369−2Ｈ１１５ 7369−2Ｈ (72)発明者諏訪部恭史神奈川県海老名市本郷2274番地、富士ゼロツクス株式会社海老名事業所内 (72)発明者八木圭一神奈川県海老名市本郷2274番地、富士ゼロツクス株式会社海老名事業所内

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】所定の電位に帯電した現像剤の薄層を担
持して回動する現像剤担持体と、この現像剤担持体上の
現像剤薄層に対し画情報に応じた電荷を付与して潜像を
形成する潜像形成手段と、記録シートに対して上記現像
剤担持体上の現像剤を選択的に転写する転写手段と、転
写された未定着像を記録シートに定着する定着手段とを
備えた静電記録装置において、上記転写手段と定着手段
とをつなぐ記録シート搬送経路の上方には記録シートを
吸着して搬送する吸着搬送手段が設けられていることを
特徴とする静電記録装置。
【請求項２】吸着搬送手段は、絶縁性ベルトに複数の
帯状電極を設けると共に、互いに隣接するこれら電極間
に所定の電圧を印加した吸着搬送ベルトであることを特
徴とする請求項1記載の静電記録装置。
【請求項３】吸着搬送手段は、絶縁性ローラに2条の
螺旋状電極を設けると共に、これら電極間に所定の電圧
を印加した吸着搬送ローラであることを特徴とする請求
項1記載の静電記録装置。