JPH03182787A - 画像形成装置の転写装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （１）発明の目的 （産業上の利用分野） この発明は、静電複写機、同プリンタなど静電転写プロ
セスを利用する画像形成装置、とくにその転写装置に関
するものである。

（従来技術と解決すべき課題） 像担持体とこれに当接する転写手段とをそなえ、両者が
当接して形成される転写部位に転写材を通過させるとと
もに、転写手段に転写バイアスを印加し、よって形成さ
れる電界の作用で像担持体側のトナー像を転写材に転移
させるように構成した画像形成装置は従来から周知であ
る。

第５図はこのような画像形成装置の一例を示す概略側面
図であって、紙面に垂直方向に延びておリ、矢印Ｘ方向
に回転する円筒状の像担持体（感−様に帯電された後、
光像信号６が照射されて当該部分の電位が減衰して静電
潜像が形成される。

感光体の回転走行にともなって該潜像が、感光体ｌとこ
れに対向する現像器７によって形成される現像部位に到
来すると、該現像器からトナーが供給されて前記潜像に
付着して、トナー像が形成される。

感光体ｌの走行方向にみて現像器７の下流側には、駆動
ローラ１１と従動ローラ１２との間に懸架された転写ベ
ルト２が配設してあって感光体１と同期走行しており、
該ベルト２が感光体ｌに当接して転写部位Ａを形成して
いる。

前記トナー像が、転写部位Ａに到達すると、これにタイ
ミングをあわせて図示右方から転写材Ｐが供給、搬送さ
れて転写部位に達する。

このとき、転写部位において、ベルト２に対して感光体
１と反対側に配設された、転写帯電器３に印加される転
写バイアスによって形成される電界の作用で、トナー像
は転写材に転移する。

その後転写材は感光体１から離れ、さらにベルト２の図
示左端において転写ベルト２からも分離したのち、不図
示の定着部位に搬送される。

転写の際、転写材に転移しなかった一部のトナーはクリ
ーナ１０によって除去されて感光体は次の工程に入り得
る状態になる。

なお図示符号４は、転写材が転写ベルトから分離する際
に生ずる、剥離放電による画質の劣化を防止するための
ものである。

このような画像形成装置においては、転写ベルト２に転
写材が供給されるにあたって、この転写ベルトが充分に
除電されているか否か、転写材にカールが有るか、など
によって、転写部位において転写材が充分転写ベルトに
密着せず、これによる転写不良を発生するという問題が
あった。

また、感光体に対向配置されて、現像器内のトナーを感
光体表面の潜像に付与する現像スリーブには常時トナー
が付着しているから、連続コピーを行なう場合には、感
光体の紙間に相当する部分にも若干のトナーが付着する
ので、これが転写ベルトに付着して、以後到来する転写
材の裏汚れを招来したり、両面複写を行なう場合には画
像自体上 にの汚染を生じ、さらには、未定着トナーを担持する転
写材が定着部位に至る場合、定着部位における定着ロー
ラ対への進入方向を決定しているガイド板にトナーが付
着し、進入方向に変化を生じて、定着の際、転写材に皺
を発生するおそれかあった。

本発明はこのような事態に対処すべくなされたものであ
って、転写ベルトを使用する画像形成装置において、転
写部位の上流側、転写材を転写へルトに載置搬送する部
位において転写ベルトに転写材を抑圧吸着させるローラ
を配設して、転写材を転写ローラに充分に吸着保持させ
、さらに、該ローラがトナーによって汚染されるのを阻
止して、良好な転写性を得るような転写装置を提供する
ことを目的とするものである。

（２）発明の構成 （課題を解決する技術手段、その作用）上記の目的を達
成するため、本発明は、像担持体と、これに当接配置さ
れて転写部位を構成する転写ベルトとをそなえ、該ベル
トに転写材を載置してこれを前記転写部位に搬送するよ
うに構成した画像形成装置において、転写材を転写ベル
トに載置する位置近傍にローラを配設して、導入される
転写材を転写ベルトとの間に挟持するとともに、該ロー
ラに転写材を転写ベルトに静電的に吸着する手段を設け
てなることを特徴とする転写装置である。

このように構成することによって、転写材の状態にかか
わらず常時安定して良好な転写性を得ることが出来る。

（実施例の説明） 第１図は本発明の実施例を示す画像形成装置の概略側面
図であって、前記第７図々示と同様の感光体ｌの表面に
、同様の仕方で静電潜像が形成され、これに現像器７か
らトナーが供給されてトナー像となるものとする。

転写ベルト２は、駆動ローラ１１、従動ローラ１２ａ、
１２ｂおよびテンションローラ１３にわたって懸架され
ており、転写部位Ａの位置で、感光体の反対側には転写
帯電器３が配設してあり、符号８は剥離放電を抑えるた
めの帯電器、符号１７は転写ベルト表面を、ある程度除
電する除電部材である。

以上の構成、これによる作用は基本的に前記公知の措置
の場合と際はないので、その説明は省略する。

々示の装置についてさらに説明すると、転写材Ｐは図示
右方から案内ローラ対１４ａ、１４ｂによって転写ベル
トに供給され、該ベルトの進入部位において、これとロ
ーラ１５によって挟持されて転写部位Ａに搬送されるも
のとする。

第２図は転写ベルトが転写材を受は入れる部分の拡大側
面図である。

転写帯電器３によって転写ベルト２がマイナスに帯電す
るものとすると、このベルトは転写材受容部位の直前の
位置でバリスタを介してアースされている除電部材１７
によって帯電量が下げられる。

ローラ１５はアースされているので、図示のように転写
材Ｐが存在する場合、転写材には転写ベルトに向かう方
向に電流が流れ、転写材Ｐはプラス帯電することとなっ
て、転写ベルト２に吸着される。

転写帯電器の極性がプラスの場合にも、転写材Ｐと転写
ベルト２の間における電流の方向は逆になるが、両者間
に吸着作用が生ずることに変りはない。

なお転写材Ｐの極性とトナーの極性が同極性になっても
、転写部位Ａでの転写帯電器３による帯電の方が支配的
であれば、転写には問題ない。

このように構成しであるから、転写ベルトによって転写
部位に搬送される転写材は確実に転写ベルトに吸着保持
されるので、転写性が向上する。

第３図は他の実施態様を示す概略側面図で、その構成は
基本的に前記第１図々示のものと変りはないので、重複
する構成、作用について省略して、装置に転写材を導入
する部分のみを示しである。

転写ベルト２の、転写材を受容する部分には導電性材料
で構成したローラ１５°が配設してあって、図示の場合
、これにマイナスのバイアスがかかっており、従動ロー
ラ１２ａはアースされている。

このような構成となっているので、転写ベルト２とロー
ラ１５°の間に転写材Ｐが進入すると、該転写材はマイ
ナス帯電して、転写ベルト２から転写材の方向に電流が
流れ、結果的に転写ベルトがプラス帯電するので、転写
材Ｐは転写ベルト２に吸着傾向となる。

この場合、トナーがプラス帯電している場合には、この
トナーが、現像器からマイナス帯電しているローラ１５
°に吸引される傾向となるので、絶縁材料からなるカバ
ー１６を感光体１とローラ１５’の間に介在設置してト
ナーのローラ１５゜への付着を阻止する必要がある。

通常、前記第１図に示したように、転写ベルトの、転写
材導入部位近傍には現像器も存在しているのが普通であ
るので、前記カバー１６は、第３図々示の部分からロー
ラ１５°の上方迄右方に延長して、第１図に示すように
、現像器からのトナーのローラ１５°への吸引をも防止
する様に構成するのが好適である。また、トナーの帯電
極性がマイナスの場合にも、逆極性に帯電している、い
わゆる反転トナーが若干混在しているのが普通であるの
で、これがローラ１５’　に付着するのを阻止するため
に、前記のようにカバーを設けるのがよい。

なお、結果的に転写材Ｐの極性とトナーの極性とが同極
性となっても、転写部位Ａでの転写帯電器による帯電を
、ベルトの厚さ、特性などの要件の範囲内で、支配的に
構成できれば転写には問題はない。

第４図はさらに曽の実施態様を示すもので、図は転写材
を転写ベルトに導入する部分近傍のみを示し、その他の
画像を形成する部分の構成は、前記各実施例装置ととく
に変わりはないので図示してない。

図示右方から転写ベルト２に供給された転写材Ｐは、導
入部分で導電性部材で形成されたローラ１５”との間に
挟持される。

該ローラ１５”は、図示の場合、プラスのバイアスがか
かっており、ベルト側のローラ１２ａはアースされてい
る。

転写材Ｐはローラ１５”とベルト２との間で、該ローラ
１５”によってプラス帯電するので、転写材Ｐからベル
ト２の方向に電流が流れ、結果としてベルト２がマイナ
ス帯電して、転写材Ｐはベルト２に吸着されることにな
る。

トナーの帯電極性がマイナスである場合は勿論、プラス
帯電している場合にも反転トナーが存在するから、ロー
ラ１５″′には図示のようにカバー１６を設け、感光体
、現像器などからのトナーがローラ１５”に付着しない
ようにするのが好適である。

また、結果的に転写材の極性とトナーの極性とが同極性
になったとしても、転写帯電器による帯電量が支配的で
あれば転写にはとくに問題はない。

（３）発明の詳細 な説明したように、本発明によるときは、像担持体とこ
れに当接する転写ベルトをそなえ、両者の当接部を転写
部位に構成して、該転写ベルトに転写材を供給してこれ
を前記転写部位に搬送するように構成した画像形成装置
において、転写ベルトへ転写材を導入載置する部分に設
けたローラによって、転写材を転写ベルトに静電的に吸
着するように構成し、さらに該ローラを囲繞するように
トナーのローラへの付着を阻止するようにしたから、転
写材の状態の如何にかかわらず、常時安定して良好な転
写性が得られ、良質の画像を得るのに顕著な効果がある
。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例たる画像形成装置の要部の概略
側面図、 第２図は同上転写材導入部分の構成を示す拡大側面図、 第３図、第４図はそれぞれ他の実施例を示す転写材導入
部分の側面図、 第５図は公知の画像形成装置の構成、作用を説明するた
めの概略側面図である。 ｌ・・・感光体、２・・・転写ベルト、３・・・転写帯
電器、７・・・現像器、１５・・・ローラ、１６・・・
カバー 第 １ 図

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）像担持体と、これに当接配置されて転写部位を構
   成する転写ベルトとをそなえ、該ベルトに転写材を載置
   してこれを前記転写部位に搬送するように構成した画像
   形成装置において、 転写材を転写ベルトに載置する位置近傍にローラを配設
   して、導入される転写材を転写ベルトとの間に挟持する
   とともに、該ローラに転写材を転写ベルトに静電的に吸
   着する手段を設けてなる転写装置。
2. （２）転写材を転写ベルトに吸着させる手段が転写材導
   入部分近傍に配設したローラをアースする手段である特
   許請求の範囲第１項記載の転写装置。
3. （３）転写材を転写ベルトに吸着させる手段が転写材導
   入部分近傍に配設したローラにバイアス電圧を印加する
   手段である特許請求の範囲第１項記載の転写装置。