JPH0445470A - 画像形成装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （１）発明の目的 （産業上の利用分野） この発明は、静電複写機、同プリンタなど、静電転写プ
ロセスを利用する画像形成装置に関するものである。

（従来技術と解決すべき課馳） 像担持体表面に形成された可転写トナー像を紙などの転
写材に転写する周知の画像形成装置において、走行する
像担持体に、通常無端状に形成した転写ベルトを当接し
て両者を同期して走行させてこれら両者の当接部位を転
写部位とし、該転写部位に転写材を吸着搬送するととも
に、転写部位において転写バイアスを印加して、予め像
担持体表面に形成したトナー像を転写材に転移させるよ
うに構成したものが提案されている。

第３図はこのような画像形成装置の構成を模式的に示す
側面図であって、紙面に垂直方向に延在し、矢印六方向
に回転走行する円筒状の像担持体ｌに、一対のローラ４
□、４２に懸架した無端状の転写ベルト２が当接して前
記像担持体ｌと同期き走行する。

像担持体表面には、不図示の一次帯電手段によって一様
に帯電された帯電面に、画像変調されたレーザビームな
ど適宜の画像信号が付与されて静電潜像が形成される。

像担持体の回転によって、該静電潜像が、像担持体１と
現像器５が対向する現像部位に到達すると、この現像器
からトナーが供給されて、前記静電潜像は可視化されて
トナー像となり、ついで、このトナー像は、像担持体１
と転写ベルト２とが当接する転写部位に達する。

これとともに、矢印Ｂ方向に転写材Ｐが搬送され、トナ
ー像とタイミングを合わせて前記転写部位に至り、これ
とともに、転写部位において転写ベルト２の背後に配置
される転写帯電器３によって転写バイアスが印加され、
よって形成される電界の作用で、像担持体側のトナー像
は転写材に転移する。

その後、トナー像を担持する転写材Ｐは転写ベルト２に
よって搬送された後、これから分離されて不図示の定着
部位に至り、像担持体に残る残留トナーがクリーナによ
って除去されて、像担持体は、次の画像形成工程に入り
得る状態になる。

このような構成の画像形成装置においては、転写部位近
傍、とくに転写ベルトの走行方向にみて転写部位上流側
におけるトナーの飛び散りが発生して画質を劣化すると
いう問題がある。

このトナー飛び散りは、転写部位に達する前の位置にあ
る、像担持体側のトナー像のトナーが、これに近接して
（る転写材に静電的に飛翔吸着されるために発生するも
のである。

このような不都合を回避する手段として、たとえば、転
写帯電器３からの転写コロナの存在範囲を可及的に狭く
するような提案もされてはいるが、未だ満足できるよう
な結果は得られていない。

本発明は以上のような事態に対処すべくなされたもので
あって、像担持体と、これに当接して同期走行する転写
ベルトをそなえた画像形成装置において、前述のような
転写部位以前の位置におけるトナーの飛び敢りを排除し
て良好な転写を遂行できるような画像形成装置を提供す
ることを目的とするものである。

（２）発明の構成 （課題を解決する技術手段、その作用）上記の目的を達
成するため、本発明は、像担持体と、これに同期走行す
る転写ベルトをそなえ、両者の当接部として形成される
転写部位に、転写材を前記ベルト上を搬送供給する画像
形成装置において、前記転写ベルトの走行方向にみて、
前記転写部位よりも上流側に、転写部位に接続して該転
写ベルトが像担持体に当接する領域を設けてなるもので
ある。

このように構成することによって、上述のような画像形
成装置において、転写部位以前の位置でのトナーの飛び
散りを確実に阻止して、良質の画像を得ることができる
。

（実施例の説明） 第１区は本発明の実施態様を示す画像形成装置の、像担
持体とこれに当接する転写ベルト部分のみを示す側面図
であって、前記第３区々示の装置と対応する部位には同
一の符号を付して示しである。

図示の装置においては、転写ベルトを懸架するローラ対
４．．４２のほかにローラ４３をそなえており、該ロー
ラ４３の位置は、像担持体１と転写￥Ｆ電器３とが対向
して形成する転写部位よりも適宜の距離上流側において
、転写ベルト２を像担持体１に当接させるような位置に
配設しである。

転写ベルトとしては体積抵抗が１０１１Ωｃｍ程度の樹
脂で、厚さ２００μｍ程度の無端ベルトを使用している
。

このように構成しであるから、図示右方がら供給される
転写材は、転写部位よりも上流側で像担持体１に密着し
た状態で転写部位に持ち来されるので、転写部位におけ
る電界の影響を受けることがな（、したがって、前述の
ようなトナーの飛び散りの発生もないので、良好な転写
が行なわれて画質の劣化を生ずることもない。

転写材を、転写部位よりもどの程度上流側で像担持体に
当接させるかは、転写手段として転写帯電器を利用する
か、転写ローラを利用するかによって異なるが、転写部
位における電界強度の１７４以下になるような位置まで
、像担持体と転写材とを当接状態にすることによって所
望の効果が得られることが確認されている。

また、このような作用効果は、転写ベルトの体積抵抗が
１０７〜１０１６ΩＣＩＩ＋の範囲の場合に得られる。

上記のように構成することによって、像担持体への転写
材の密着性が向上するので、装置各部の振動などによる
画像ブレも防止され、この面からも転写性の向上に寄与
する。

第２図は本発明の他の実施例を示すもので、前記実施例
の場合と同様に、ローラ対４８．４□およびローラ４３
のほかに、転写ベルトの支持とは無関係の位置にローラ
５を配設し、転写材Ｐを、該ローラ５の位置で像担持体
１に当接させ、その状態で、ローラ４．の位置に持ち来
し、さらに転写部位に搬送するように構成しである。

このように構成することによって、前記実施例装置の場
合と同様の転写性の向上を期待出来ることは容易に理解
できるところであろう。

（３）発明の詳細 な説明したように、本発明によるときは、走行する像担
持体と、これに当接して同期走行する無端状の転写ベル
トとをそなえ、両者の当接部を転写部位として、該転写
部位に転写材を誘導する様に構成した画像形成装置にお
いて、転写材の走行方向に見て転写部位よりも上流側、
転写バイアス印加時に、ある程度以上の電界強度を有す
る領域全域にわたって転写材を像担持体に密着させるこ
とによって、転写部位上流側に於るトナーの飛び散り、
これに基ず（画質の劣化を確実に阻止して、良質の画像
を得るのに顕著な効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例を示す画像形成装置の、特に転
写部位近傍部分の構成を示す側面図、第２図は他の実施
例を示す画像形成装置の転写部位近傍部分の構成を示す
側面図、 第３図は公知の画像形成装置の構成を示す概略側面図で
ある。 １・・・像担持体、２・・・転写ベルト、３・・転写帯
電器、 ４０２、 ４゜ 礁ロー ラ、 ・転写材。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）走行する像担持体と、これに当接して同期走行す
   る転写ベルトをそなえ、両者の当接部として形成される
   転写部位に、転写材を前記ベルト上を搬送供給する画像
   形成装置において、 前記転写ベルトの走行方向にみて、前記転写部位よりも
   上流側に、転写部位に接続して該転写ベルトが像担持体
   に当接する領域を設けてなる画像形成装置。
2. （２）転写部位上流側の、像担持体と転写ベルトとの当
   接領域が、少なくとも、転写部位から、転写ベルトと像
   担持体間に形成される電界強度が転写部位の電界強度の
   １／４以下になる位置まで延びている特許請求の範囲第
   １項記載の画像形成装置。