JPH0596103A - 脱気・脱泡方法 - Google Patents

脱気・脱泡方法

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Publication number
JPH0596103A
JPH0596103A JP28196491A JP28196491A JPH0596103A JP H0596103 A JPH0596103 A JP H0596103A JP 28196491 A JP28196491 A JP 28196491A JP 28196491 A JP28196491 A JP 28196491A JP H0596103 A JPH0596103 A JP H0596103A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
defoaming
liquid
degassing
deaerating
ultrasonic
Prior art date
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Pending
Application number
JP28196491A
Other languages
English (en)
Inventor
Makoto Abe
阿部  誠
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 塗布液の脱気・脱泡も設備も大きなものでな
く、又液中の溶存空気の過飽和による発泡の危険性もな
く、能率的に脱気・脱泡出来る方法を提供すること。 【構成】 送液ポンプ1によって塗布液を超音波脱泡装
置2に入れ脱泡した液を直列につないだ多孔質体脱気装
置3のチューブ内を通し、チューブ外は真空ポンプ4で
減圧にして脱気を行った後に塗布ヘッド5に供給する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は塗布工程に供給する塗布
液の脱気・脱泡方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来脱気・脱泡方法としては、不透過性
多孔質体(液体は透過しないが溶存気体を通過させる多
孔質物質)からなる脱泡方法として特開昭60−481
04号公報,脱気方法として特開昭63−91105号
公報に夫々記載の技術がある。又超音波脱泡装置として
は特開昭52−119576号公報や特開昭59−92
003号公報に夫々記載の技術がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】脱気・脱泡という言葉
の解釈として、脱気とは液体中に溶存している気体の含
有率を下げることを言い、脱泡とは液体中に気泡として
存在する気体を除去することを言うとする。更に脱泡に
は小さな径の液中の気泡を集合させて大きな気泡にして
液中より浮上させ、除去する方法又は泡を更に細くして
液体中に溶存気体の状態にして気泡を除去する方法に分
かれる。しかしながら概していえば不透過性多孔質体に
よる脱気・脱泡方法は脱気の性能は良くても、脱泡は困
難であり、脱泡するためには液中に気泡として存在する
ものを加圧等により溶存空気にして、その溶存空気を除
去することを行う。したがって脱泡のためには不透過性
多孔質体の液に接する面積を増加させる必要があり、設
備も大きなものとなり能率的によくない。又超音波脱泡
装置は気泡を除去するのは能率的であるが、脱気の性能
は殆ど有しないので、微少な泡は溶存気体に変化させる
ことにより、該液中の溶存気体率は上昇して、塗布ヘッ
ドにおいて大気に解放された時溶存気体が過飽和状態に
おいて発泡する危険性を有している。更に、小さな泡
と、大きな泡に対しては夫々適した波長の超音波を用い
るため装置自体も複雑になる。しかしながら従来の上記
の技術は何れも不透過性多孔質体又は超音波脱泡装置を
単独で使用する方法であった。
【0004】本発明の目的は上記従来の問題点を解消
し、脱気・脱泡装置としての設備も大きなものでなく、
液中の溶存空気の過飽和による発泡の危険性もなく、能
率的に脱気・脱泡する方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段及び作用】本発明の上記目
的は、塗布工程に供給する塗布液の脱気・脱泡方法にお
いて、該塗布液を超音波脱泡装置と多孔質体脱気装置と
に直列に通すことを特徴とする脱気・脱泡方法によって
達成される。
【0005】本発明において、塗布液を超音波脱泡装置
と多孔質体脱気装置とに直列に通すということは、超音
波脱泡装置を通した後多孔質体脱気装置を通してもよい
し、初めに多孔質体脱気装置を通して、液中の溶存空気
を充分に減少させた後に超音波脱泡装置を通しても良
い。どちらかというと超音波脱泡装置を通した後不透過
性多孔質体を通すことが好ましい。直列に通すことによ
り、脱泡・脱気を完全に行うことが出来る。本発明にお
ける超音波脱泡装置としては例えば特開昭52−119
576号,特開昭59−92003号各公報に記載され
たもの等を用いることが出来るし、多孔質体脱気装置と
しては特開昭63−91105号,特開昭60−481
04号各公報に記載されている様に例えば連続気孔性ポ
リ四フッ化エチレン或いは同ポリプロピレン又はポリエ
チレン等内径1〜2mm,長さ3〜8mのものを本数7
0−150本をシエルアンドチューブ型に構成させチュ
ーブ内を塗布液を通し、シェル側を600mmHg以下
の真空にして使用する。
【0006】本発明の実施態様を図を用いて説明する
と、図1は本発明の1実施例の概略系統図であるが、塗
布液の調整後受液タンクより送液ポンプ1によって塗布
液を超音波脱泡装置2に入れる。こゝで脱泡した液を直
列につないだ多孔質体脱気装置3のチューブ内を通しチ
ューブ外は真空ポンプ4で減圧にして脱気を行った後に
塗布ヘッド5に供給する。
【0007】
【実施例】図1に示すような超音波脱泡装置と多孔質体
脱気装置とを直列に連結した方法によって塗布液の脱気
・脱泡を行った。超音波脱泡装置としては、 脱泡層の容積 3.5l、 脱泡槽内圧力ゲージ圧1kg/cm2 前後で 周波数 40KHzをかけ、 多孔質体脱気装置としては、シェルアンドチューブ型を
用い、チューブの内径 φ1.8mm 長さ 5mのもの本数80本をまとめてらせん状にして
減圧容器に入れ、真空チャンバーに着設され、チューブ
外側を真空ポンプにより600mmHg以下の真空にす
る。 塗布液の条件としてはゼラチン濃度2〜10%,粘度1
0〜70cpのものを温度35℃以上で流量500cc
/min〜8l/min迄変化させた結果何れの条件で
も脱気・脱泡効果を得ることが出来た。
【0008】
【発明の効果】上記のような脱泡装置と脱気装置の組合
せにより,従来溶解消滅させていた超音波脱泡装置では
不可能であった溶存空気量を下げることが可能となり、
塗布機送液系で加圧されてていた液が塗布ヘッドで大気
解放されることによって起きていた発泡による泡故障を
防ぐことが出来るようになった。又、薄膜チューブを脱
気のみに使用するため小容量のもので充分であり従来の
送液系容量を大きくすることがなく塗布送液系に着設す
ることが出来、又配管系に残留するロス増につながらな
い。また,従来,脱気は混合タンクにおいて減圧脱気し
ていたがこの方法は連続的に行うことが出来ないうえ,
タンクを耐圧性のものにしなければならない。この薄膜
チューブの使用によりこれらの問題点を同時に解消する
ことができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の脱気・脱泡方法の1実施例の装置の概
略系統図。
【符号の説明】
1 送液ポンプ 2 超音波脱泡装置 3 多孔質体脱気装置 4 真空ポンプ 5 塗布ヘッド

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 塗布工程に供給する塗布液の脱気・脱泡
    方法において、該塗布液を超音波脱泡装置と多孔質体脱
    気装置とに直列に通すことを特徴とする脱気・脱泡方
    法。
JP28196491A 1991-10-03 1991-10-03 脱気・脱泡方法 Pending JPH0596103A (ja)

Priority Applications (1)

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JP28196491A JPH0596103A (ja) 1991-10-03 1991-10-03 脱気・脱泡方法

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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000176261A (ja) * 1998-12-11 2000-06-27 Fuji Photo Film Co Ltd 水系塗工液の脱気方法
FR2819424A1 (fr) * 2001-01-17 2002-07-19 Francois Quiviger Degazage continu des liquides par ultra sons
US6530983B2 (en) * 1999-12-30 2003-03-11 Avl List Gmbh System for the conduction of liquid media, as well as filtering device for use in such a system
JP2011133367A (ja) * 2009-12-24 2011-07-07 Tosoh Corp 脱気装置
JP2015071712A (ja) * 2013-10-03 2015-04-16 コニカミノルタ株式会社 塗布液の製造方法
CN109342152A (zh) * 2018-12-26 2019-02-15 北京国电龙源环保工程有限公司 一种石膏浆液密度测定前超声波真空泵消泡系统

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