JPH0595977A - 障害者用車椅子 - Google Patents

障害者用車椅子

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JPH0595977A
JPH0595977A JP3285595A JP28559591A JPH0595977A JP H0595977 A JPH0595977 A JP H0595977A JP 3285595 A JP3285595 A JP 3285595A JP 28559591 A JP28559591 A JP 28559591A JP H0595977 A JPH0595977 A JP H0595977A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 この発明の障害者用車椅子は、ベッドと車椅
子との間で床面に降りることなく楽に移動できるように
することを目的とする。 【構成】 前側下部に小径のキャスタ−型の転動前輪1
9と左右一対の大径の手扱ぎ駆動可能な転動後輪26と
更に、後方部に介護走行可能な手押し用のハンドル7と
を備えた車椅子において、前記左右の転動後輪間に少な
くとも後位側の一部が側面視において当該転動後輪間に
入り込む形態で、腰掛け用の椅子掛部40a部とこの椅
子掛部40aの左右両側に立設する衝立フレ−ム23の
内面側に位置するサイド部40bとらなる搭乗椅子体4
0設け、この左右一対の衝立フレ−ム23の少なくとも
一方側を前記椅子体40のサイド部共々下端部分から外
側方へ回動可能に設けると共に、この回動する衝立フレ
−ム23側に位置する前記転動後輪26をこの衝立フレ
−ム23の回動を妨害しない後方側に移動可能に構成し
てなる障害者用車椅子。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、身体障害者用の車椅
子に関する。
【0002】
【従来技術】従来、小径のキャスタ−型の転動前輪と手
扱ぎ駆動ができる大径の転動後輪とを備え、この左右の
転動後輪の間に椅子部分と左右の衝立部との後方部分が
入りこんだ形態で構成され、後方側には介護用の手押し
ハンドルが設けられていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この発明の解決課題
は、従来型の身体障害者用の車椅子は、障害者がベット
から乗り移る場合、逆に車椅子からベットに戻る場合に
は車椅子の開放側である前側から乗降しなければならず
極めて不便であった。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は、前記の課題
解決のために、前側下部に小径のキャスタ−型の転動前
輪19と左右一対の大径の手扱ぎ駆動可能な転動後輪2
6と更に、後方部に介護走行可能な手押し用のハンドル
7とを備えた車椅子において、前記左右の転動後輪間に
少なくとも後位側の一部が側面視において当該転動後輪
間に入り込む形態で、腰掛け用の椅子掛部40a部とこ
の椅子掛部40aの左右両側に立設する衝立フレ−ム2
3の内面側に位置するサイド部40bとからなる搭乗椅
子体40を設け、この左右一対の衝立フレ−ム23の少
なくとも一方側を前記椅子体40のサイド部共々下端部
分から外側方へ回動可能に設けると共に、この回動する
衝立フレ−ム23側に位置する前記転動後輪26をこの
衝立フレ−ム23の回動を妨害しない後方側に移動可能
に構成してなる障害者用車椅子とした。
【0005】
【実施例】1はフレ−ムで、左右一対に分離され対称状
に構成されている。即ち、下端に前後に向かう後部パイ
プ2に後方上部に向かうハンドルフレ−ム3の基部を固
着し、このハンドルフレ−ム3の上下中間部の前部に基
部が固着されてこの基部から水平状で前部に向かう水平
部4aと、この水平部4aから前方下方に向かう傾斜部
4bからなる椅子フレ−ム4を設け、この椅子フレ−ム
4の傾斜部4bの後側に前部パイプ5を設け、前記後部
パイプ2の前端部と前記前部パイプ5の後端部とを両パ
イプ内に差し込まれるピンにより回動する回動フレ−ム
6で連結している。7はハンドルを示す。8はX型のリ
ンクフレ−ムで、前後に重合されていてその中点を回動
自由に枢支したリンクフレ−ム9,10からできてい
て、両リンクフレ−ムの下端側を前記回動フレ−ム6に
固着し、上端側を椅子フレ−ム4の水平部4aに固着し
たピンに回動自在に取付けたパイプ11に連結してい
る。12はセットリンクで、前記リンクフレ−ムの後側
位置にあって、前後に重なる板状リンク13,14でリ
ンクフレ−ムの構成と同様に設けられ、このセットリン
ク12の各リンク13,14にセット孔13a,14a
を設けると共に、前記ハンドルフレ−ム3,3に回動自
在に枢結したア−ム15,16にセット孔15a,16
aを穿ち、左右のフレ−ム1,1を左右に椅子掛け幅に
相当する間隔に拡張させた状態で、前記孔13a,15
a及び孔14a,16aをピン,17,18で連結する
ことにより左右のフレ−ム1,1を拡縮しない安定状態
でセットできるようになっている。
【0006】19,19は前輪で、前記椅子フレ−ム4
の外側部と前部パイプ5の外側部とに上下方向のパイプ
20を固着し、このパイプ下端にキャスタ−支軸21を
上下張設自在に取付けてこのキャスタ−に転動自在に軸
承している。22はフレ−ム4にパイプ20を固着させ
るブラケットである。23は衝立フレ−ムで、前記ハン
ドルフレ−ム3に固着のブラケット24と前記パイプ2
0を取付けたブラケット22との間に設けたピン25に
枢着され外方に回動自在に設けられている。
【0007】26は手扱ぎ駆動可能な転動後輪で、前記
ハンドルフレ−ム3にブラケット27を固着し、このブ
ラケット27に基部を回動自在に取付けた車輪支持ア−
ム28の下端側に車軸26aが上下に調節できるよう複
数の車軸固着孔29,29・・を設けて転動自在に取付
けている。また、前記車輪支持ア−ム28と前記ハンド
ルフレ−ム3側に枢着の前後に回動するア−ム30とを
連動杆31で枢着して該車輪支持ア−ム28が前後方向
に移動自在に設けている。26bは手扱ぎリングを示
す。尚、この実施例では、前記ア−ム30の上部を前方
側に湾曲させて椅子肘枠32の支持杆30aに兼用なら
しめている。33は左右振れ止め用の突起で、車輪支持
ア−ム28に固着され、前記ハンドルフレ−ム3に固着
の孔開き板34の該孔部に挿脱可能に設けられている。
【0008】35はロック装置で、前記椅子肘枠32の
支持杆30aに左右側へ回動自在に取付けられたロック
ア−ム35aの先端側に前記衝立フレ−ム23の外周を
取り巻くパイプ枠23aを係脱可能なロック爪35bを
設けて構成している。37は常時係止する方向へ弾持す
るスプリング37を示す。38は搭乗椅子席で、座席受
体39と搭乗椅子体40から次の通り構成されている。
座席受体39は、布あるいは多数本のロ−プでできてい
て、前記左右の椅子フレ−ム4,4の水平部4a,4a
に取付けられた前後方向に向かう杆41,41に左右両
端部を取付けている。搭乗椅子体40は可撓自在なシ−
トで形成され、前記座席受体39で受けられる椅子掛部
40aと前記衝立フレ−ム23を覆うサイド部40bと
からなり、このサイド部40bの外側面を袋状に形成し
て前記衝立フレ−ム23,23を包込む形態で取付けて
いる。したがって、このサイド部40bは衝立フレ−ム
23の外側回動に伴い同じく外方へ倒れることができ
る。
【0009】42は足置台、43は車輪ブレ−キ、45
は椅子の背受部である。次に、上例の作用を説明する
と、車椅子に搭乗して走行中は、第1図で示した通り、
左右のフレ−ム1,1を椅子掛け可能な状態に左右外方
へ拡げてセットリンク12をア−ム15,16で固定す
る。このとき、搭乗椅子席38は、左右の後輪26,2
6間にあって椅子掛部40aの左右側には立設する衝立
フレ−ム23があり、このフレ−ム23の内面にサイド
部4bが形成され、衝立フレ−ム23はロック装置35
でロック状態になっていて、衝立フレ−ム23の上側に
は肘枠32が形成される。フレ−ム部分を正面からみる
と第2図の状態で固定されている。したがって、障害者
は、普通の車椅子に搭乗した場合と同様に、手扱ぎリン
グ26bを扱ぐことで独自で走行することができる。
又、介護人による走行ではハンドル7の押し、引きで前
後進が自在になる。
【0010】この走行状態から、ベット44にもどる場
合に、この車椅子は大きな効力を発揮する。即ち、障害
者自身あるいは介護人がベット44の一側方に車椅子を
横付けし、ベット側のロック装置35のロックを外して
その側の後輪26を後方側へ移動させる。即ち、後輪2
6は回動可能な車輪支持ア−ム28で支えられているか
ら自由に後方側へ移動できる。このとき、実施例では肘
枠32の支持杆30aがア−ム30と一体でできてい
て、連動杆31により車輪支持ア−ム28に取付けられ
ているから第5図で示した通り後輪26の移動に伴って
椅子肘枠32が後方上方に振り上げられ、衝立フレ−ム
23の外側方への回動を妨害しない状態になる。
【0011】このように後輪26と椅子肘枠32とを衝
立フレ−ム23の回動に邪魔にならない状態にして、衝
立フレ−ム第6図で示したようにベット44側へ回動し
て倒し、ベット44でこの衝立フレ−ム23を支持させ
て車椅子とベットとの間にブリッジを形成させる。即
ち、衝立フレ−ム23の上面には搭乗椅子体40のサイ
ド部40bが椅子掛部40aに連続して敷設された状態
になり、障害者Sは第7図のように横倒しになった衝立
フレ−ム23上のサイド部40bをスライドして難なく
ベット44側に移ることができる。
【0012】逆に、ベット44から車椅子に乗り移る場
合は、上述と逆の方法でよく、従来のように車椅子の前
側から乗降しなければならなかったのに対して、横側か
ら極めて容易に乗降できて極めて便利であり、介添者な
しに安全状態でベット44と車椅子との間を移動でき
る。
【0013】
【発明の効果】この発明によると、車椅子の座席の側方
に位置する大径の車輪をサイドフレ−ムの外側回動を阻
害しない位置に移動させることができて、その衝立フレ
−ム部分のサイド部をベット側に倒してブリッジを形成
させることにより障害者が車椅子の側方から容易にベッ
トへ移ったり、逆に、ベット側から車椅子に乗り移るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】全体の側面図
【図2】一部省略の正面図
【図3】要部の平面図
【図4】要部の側面図
【図5】後輪を移動させた状態の側面図
【図6】衝立フレ−ムを倒した状態の簡略背面図
【図7】作用状態を示した要部の背面図
【符号の説明】
1 フレ−ム 7 ハンドル 19 転動前輪 23 衝立フレ−ム 26 転動後輪 40 搭乗椅子体 40a 椅子掛部 40b サイド部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前側下部に小径のキャスタ−型の転動前
    輪19と左右一対の大径の手扱ぎ駆動可能な転動後輪2
    6と更に、後方部に介護走行可能な手押し用のハンドル
    7とを備えた車椅子において、前記左右の転動後輪間に
    少なくとも後位側の一部が側面視において当該転動後輪
    間に入り込む形態で、腰掛け用の椅子掛部40a部とこ
    の椅子掛部40aの左右両側に立設する衝立フレ−ム2
    3の内面側に位置するサイド部40bとらなる搭乗椅子
    体40設け、この左右一対の衝立フレ−ム23の少なく
    とも一方側を前記椅子体40のサイド部共々下端部分か
    ら外側方へ回動可能に設けると共に、この回動する衝立
    フレ−ム23側に位置する前記転動後輪26をこの衝立
    フレ−ム23の回動を妨害しない後方側に移動可能に構
    成してなる障害者用車椅子。
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