JPH059573Y2 - - Google Patents

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JPH059573Y2
JPH059573Y2 JP1985059979U JP5997985U JPH059573Y2 JP H059573 Y2 JPH059573 Y2 JP H059573Y2 JP 1985059979 U JP1985059979 U JP 1985059979U JP 5997985 U JP5997985 U JP 5997985U JP H059573 Y2 JPH059573 Y2 JP H059573Y2
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water
cylindrical shaft
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supply pipe
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Description

【考案の詳細な説明】 考案の目的 (産業上の利用分野) この考案は水道蛇口に係り、特に凍結防止機能
を有する水道蛇口に関するものである。
(従来の技術) 従来の水道蛇口は、第3図に示すように、ハン
ドル31を回すことにより給水管32内の水圧で
止水栓33が浮上して連通孔34が開放され、水
が吐出管35を通つて流出するようになつてい
た。
そして、冬場になると特に寒い地方では給水管
32に溜まつている水が凍り、水道管が破裂する
のを防止するために、少なくとも夜中の間は少し
ずつ水を流していた。このため、特開昭59−
170569号公報において開示されるように蛇口等の
栓棒に使用するコマに凍結防止装置を付けたもの
が提案されていた。
さらに、この種の凍結防止装置は非凍結時の水
漏れの確実な防止が困難であり、その点も改良が
求められていた。
(考案が解決しようとする問題点) 従つて、給水管の破裂防止については問題は一
応解決し得たと考えられていた。
ところが、この特開昭59−170569号公報の凍結
防止装置ではサーモエレメントの感温部が給水管
内に突出して設けられていたため正確な外気温を
感知できないと言う問題点が生じていた。また、
感温剤としてワツクス等を用いていたが一般にワ
ツクスでは感温による膨張率は小さく十分な効果
を成しえず、ゴムシール等が破損した場合ワツク
スが漏れてしまい飲料水に混じる危険性もあつ
た。更に、通常の水道使用時に常に突出して設け
られた感温部に水圧がかかるためサーモエレメン
トを挿通した挿通孔との間でガタが生じやすく水
漏れが生ずるおそれがあつた。更に、サーモエレ
メントを覆つて通水部を構成しているハウジング
内には常に水が満たされているため水垢、泥等が
溜まりやすくこれも排水弁Aがうまく作動しない
一因となつていた。
考案の構成 (問題点を解決するための手段) 前記問題点を解決するための手段としてこの考
案においては、給水管と吐出管とを連通する通水
孔を開閉する止水栓に当接し、同止水栓をハンド
ル操作により水圧に抗して前記通水孔を塞ぐ側へ
押圧する円筒軸を設け、前記止水栓には前記円筒
軸の軸方向に延びる連通孔を形成するとともに同
連通孔には前記円筒軸内に一端が突出しばねによ
り連通孔を塞ぐように円筒軸側に押圧付勢される
弁を挿通し、前記円筒軸内のばねとハンドルとの
間には水で充満された弾性部材よりなる伸縮部材
を前記弁の突出部と係合する状態で同弁側へ膨張
可能に収容しかつ、円筒軸に吐出管に連通する通
路を形成するという構成を採用した。
(作用) この考案の水道蛇口は、通常の状態では、円筒
軸を止水栓が通水孔を塞ぐ状態に押圧する位置に
保持することにより吐出管からの水の流れが完全
に停止される。
そして、気温が下がり氷点下になると、円筒軸
の中に収容されている伸縮部材の水が凍結し、伸
縮部材が大きく膨張して止水栓に設けられた連通
孔を塞ぐ状態に付勢されている弁を、ばね力に抗
して連通孔を開く方向に押圧する。そして、連通
孔を通して給水管の水が円筒軸に流入し、円筒軸
に形成された通路を通つて吐出管から流出する。
気温が上昇し、伸縮部材中の氷が融けるとばね
力により弁が連通孔を塞ぐ位置に復帰し、給水管
からの水の流入が阻止され、水の流出が停止す
る。
(実施例) 以下、本考案を具体化した一実施例を第1,2
図に従つて説明する。蛇口本体1は給水管2を二
重構造に形成したこと以外は従来の蛇口と同じよ
うに形成されている。前記給水管2と吐出管3を
隔離している段状の隔壁4はその水平部に通水孔
4aが透設されている。また前記隔壁4と対応す
る上方位置に支持筒部5が前記両管2,3に対し
上方へ直交するように形成されている。そして、
支持筒部5内には、上端にハンドル6を、その中
央にはねじ部材7を有する円筒軸8が、そのほぼ
中央部に同円筒軸8に対して回動自在に装備され
た締付金具9のねじ部9aを前記支持筒部5のね
じ部5aに螺着することにより取着されている。
そして前記円筒軸8はハンドル6を回動操作する
ことにより支持筒部5の内面に形成されたねじ部
5bと螺合するねじ部材7の作用により上下動す
るようになつている。
前記隔壁4の上部には通水孔4aと対応する位
置に上面が前記円筒軸8の先端に当接する状態で
止水栓10が設けられている。前記止水栓10は
ゴム製のパツキング10aを備えるとともに、そ
の中央には前記円筒軸8の軸方向に延びる連通孔
10bが形成されている。前記連通孔10bには
前記円筒軸8内に一端が突出し、突出端に嵌着さ
れた押さえ金具11と止水栓10上端の間に介装
されたばね12により連通孔10bを塞ぐ方向、
すなわち円筒軸8側に押圧付勢される弁13が挿
通されており、この弁13の水流閉塞部は円柱上
に円錐を載架した形状とされている。
前記円筒軸8内には押さえ金具11上にパツキ
ング14が遊挿され、その上部に水Wで充満され
長手方向に伸縮可能なゴム製の有底円筒状の伸縮
部材15が収容されている。前記円筒軸8と前記
伸縮部材15の間には保護金網20が設けられて
いる。前記円筒軸8の上端にはねじ17が螺着さ
れ、パツキング16を介して前記伸縮部材15の
上方への移動を阻止している。前記円筒軸8の上
部寄りには透孔18が複数個設けられており、同
円筒軸8の下部には吐出管3に連通する通路19
が切欠形成されている。
次に、以上のように構成した水道蛇口について
その作用を説明する。この水道蛇口は従来の水道
蛇口と同じように、水を出したいときにはハンド
ル6をねじることにより円筒軸8を上方へ移動さ
せると、給水管2内の水圧により止水栓10が浮
き上がり、通水孔4aが開放され、吐出管3側に
水が流れ込み、水が流出する。反対に水を止めた
いときには、ハンドル6を反対方向にねじること
により水が止まる。
一方、気温が氷点下になるとまず外気により近
い部分にある伸縮部材15内の水が給水管2内の
水に先立つて凍り始め、その結果円筒軸8の内部
に挿入されている伸縮部材15内の水が凍結する
と、伸縮部材15が長手方向に伸び、パツキング
14とともに弁13がばね12の力に抗して押し
下げられる。この状態では給水管2内の水が連通
孔10b及び通路19を通つて吐出管3内に流れ
込み、少しずつ流出する。従つて、給水管2が凍
結することはない。
そして、気温が上昇し、伸縮部材15の中の氷
Iが融けると、ばね12の力により弁13が連通
孔10bを塞ぐ位置に復帰し、給水管2からの水
の流入が阻止され、水の流出が停止する。この場
合弁13の肩部が円錐形状になつているので連通
孔10b面との接触面積が多くなり、かつ水圧も
加わるためしつかりと閉塞するのである。
また、この実施例においては円筒軸8の上部寄
りに透孔18を複数個設けたので、伸縮部材15
の中の水Wがより早く凍結しやすくなつている。
一方、給水管2が二重になつているので給水管2
内の水は凍結しにくい。また、前記伸縮部材15
の周りに保護金網20を設けたので、膨張した
時、前記透孔18の方へ同伸縮部材15が伸びる
ことはない。
なお、この考案は前記実施例に限定されるもの
ではなく、円筒軸8に設けた透孔18は1個でも
よいし、必ずしも設ける必要はない。また、保護
金網20は必ずしも伸縮部材15の周りに設ける
必要はなく、給水管2も必ずしも二重構造にしな
くてもよい。そして伸縮部材15はゴムに限られ
ず、一方向に伸縮性のある構成なら何を用いても
よい。
考案の効果 以上詳述したように、この考案によれば、円筒
軸内のばねとハンドルとの間に弾性部材よりなる
伸縮部材で水を充満した収容部を設けたことによ
り、外気温を正確に且つ迅速に感知し、給水管内
の水よりも先に凍結するので、確実に給水管内の
凍結を防止することができる。
また、感温剤として水を用いているため、伸縮
部材の膨張、収縮が大きく確実に弁を開閉でき、
たとえ伸縮部材が破損したとしても感温剤が水で
あるため安全であり、感温部がハンドル寄りに配
されているため、弁、通水孔等の部分の構造が複
雑とならず故障しにくくなる。
さらに、水抜き用の通路は連通孔の傍らに形成
でき、円筒軸内に水が停滞することもないため、
水垢、泥等が溜まりにくくこの点でも故障しにく
く、弁と連通孔との接触面が給水管方向に広がる
テーパ状となつているため接触面積が大きくな
り、かつ給水管からの水圧も加わるため、弁はし
つかりと連通孔を閉塞し、非凍結時に水が漏れて
しまうことが全くない等の優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案を具体化した一実施例を示す一
部省略断面図、第2図は作用を示す一部省略要部
断面図、第3図は従来の水道蛇口を示す要部縦断
面図である。 給水管……2、吐出管……3、通水孔……4
a、ハンドル……6、円筒軸……8、止水栓……
10、連通孔……10b、ばね……12、弁……
13、伸縮部材……15、通路……19、水……
W。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 給水管2と吐出管3とを連通する通水孔4a
    を開閉する止水栓10に当接し、同止水栓10
    をハンドル6操作により水圧に抗して前記通水
    孔4aを塞ぐ側へ押圧する円筒軸8を設け、前
    記止水栓10には前記円筒軸8の軸方向に延び
    る連通孔10bを形成するとともに同連通孔1
    0bには前記円筒軸8内に一端が突出しばね1
    2により連通孔10bを塞ぐように円筒軸8側
    に押圧付勢される弁13を挿通して該弁13と
    前記連通孔10bとの接触面を給水管2方向に
    広がるテーパ状に形成する一方、前記円筒軸8
    内の前記ばね12とハンドル6との間には水W
    で充満された弾性部材よりなる伸縮部材15を
    前記弁13の突出部と係合する状態で同弁13
    側へ膨張可能に収容しかつ、円筒軸8に吐出管
    3に連通する通路19を形成した水道蛇口。 2 前記円筒軸8はその上部に複数個の透孔18
    が形成され、前記伸縮部材15はその周りに保
    護金網20が備えられている実用新案登録請求
    の範囲第1項に記載の水道蛇口。 3 前記給水管2は二重構造に形成されている実
    用新案登録請求の範囲第1項に記載の水道蛇
    口。
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