JPH02256726A - 給水栓用凍結防止装置 - Google Patents

給水栓用凍結防止装置

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JPH02256726A
JPH02256726A JP27794589A JP27794589A JPH02256726A JP H02256726 A JPH02256726 A JP H02256726A JP 27794589 A JP27794589 A JP 27794589A JP 27794589 A JP27794589 A JP 27794589A JP H02256726 A JPH02256726 A JP H02256726A
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JP
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valve
water
faucet
stopper rod
rod
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JP27794589A
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Inventor
Masabumi Minami
正文 南
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M I C KK
Original Assignee
M I C KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は既存の給水栓に取付可能な給水栓用凍結防止装
置に関するものである。
〔従来の技術〕
従来、この種の給水栓用凍結防止装置として、実開昭5
3−92227号公報に記載のように、サーモエレメン
トを使用したものが提案されている。即ち、水温が凍結
温度近傍まで低下すると、サーモエレメントのシャフト
が引っ込み、これと連動するバルブが下降して第2弁孔
を開き、送水配管内部の水を第2弁孔を介して排出する
ことにより、水の保有熱によって凍結を防止するもので
ある。
〔発明が解決しようとする課題] ところが、一般の給水栓はあらゆる場所に設置されてい
るため、寒冷期に凍結破裂が発生しやすい場合もあれば
、給湯配管や夏期の直射日光などにより非常な高温にな
る場合もある。サーモエレメントは周知のようにサーモ
ワックスのような感温剤を封入し、この感温剤の膨張・
収縮作用により温度を感知するものであるが、一般に4
0°C以上の環境で使用すると、ヒステリシスによる弁
開閉温度のバラツキが生じやすく、最悪の場合には封入
された感温剤が漏出するおそれがある。そのため、水道
水に感温剤が混入して衛生面で支障をきたすばかりか、
サーモエレメントの動作不良の原因ともなる。したがっ
て、従来の凍結防止装置はその設置場所が限られるとと
もに、衛生面の保全に十分な注意を要するという問題が
あった。
そこで、本発明の目的は、サーモエレメントを使用せず
、如何なる場所の給水栓に通用しても動作上および衛生
上の問題がない給水栓用凍結防止装置を提供することに
ある。
また、他の目的は、作動が鋭敏で、動作不良のおそれが
ない給水栓用凍結防止装置を提供することにある。
(課題を解決するための手段〕 上記目的を達成するため、第1の発明は、給水栓本体に
螺合され、ハンドルにて回転操作される筒状の栓棒と、
栓棒の内部に摺動自在に挿入され、水圧またはバネ力に
より閉弁方向に付勢された弁体と、栓棒の内部に形成さ
れ、水凝固時の体積膨張作用により弁体を開弁動作させ
る作動室と、栓棒の下端部に着脱可能に取り付けられ、
給水栓本体の主弁口を開閉するコマパツキンと、上記弁
体の開弁動作によって開かれ、上記主弁口をバイパスし
て給水栓本体の内部から排水口へと水を流す副弁口と、
を具備したものである。
また、第2の発明は、第1の発明において、上記給水栓
本体の内部からコマパツキンおよび弁体の内部を介して
作動室へ通じる給水通路を設けるとともに、弁体の上端
部に上記給水通路の作動室方向への水の流れのみを許容
する逆止弁を設け、栓棒の上端部に作動室の上端部と栓
棒の外部上を連通ずるブロー通路を設け、該ブロー通路
を開閉可能なブロー弁を設けたものである。
第3の発明は、第1の発明において、上記給水栓本体の
内部からコマパツキンおよび弁体の内部を介して作動室
へ通じる給水通路を設けるとともに、弁体の上端部に上
記給水通路を凍結閉鎖可能な初期凍結通路を設け、栓棒
の上端部に作動室の上端部と栓棒の外部とを連通ずるブ
ロー通路を設け、該ブロー通路を開閉可能なブロー弁を
設けたものである。
さらに、第4の発明は、ハンドルにて回転操作される栓
棒と、給水栓本体の上端部に螺着され、栓棒の外周を覆
うシリンダ部を一体形成したパンキン押え用ナツトと、
上記シリンダ部の内周面と栓棒の外周面との間の環状空
間に形成され、水凝固時の体積膨張作用により栓棒を開
弁方向に軸方向移動させる作動室と、給水栓本体の雌ね
じ部に螺合し、上記栓棒と軸方向に摺動自在に係合する
とともに栓棒と一体回転するスリーブと、スリーブの下
端部に直接または間接に取り付けられ、給水栓本体の主
弁口を開閉するコマパツキンと、上記栓棒の開弁動作に
よって開かれ、上記主弁口をバイパスして給水栓本体の
内部から排水口へと水を流す副弁口と、を具備したもの
である。
〔作用〕
第1の発明によれば、栓棒の内部に作動室を形成し、こ
の作動室内の水が氷に変化するときの体積膨張作用を利
用して弁体を開弁動作させ、送水配管内の水を副弁口を
介して排出する。つまり、サーモエレメントのような感
温体を使用せず、水の物性変化のみを利用して給水配管
の凍結を確実に防止できる。
また、第2の発明によれば、ブロー弁を開くと作動室の
内圧が下がるので、給水栓本体の水は給水通路および逆
止弁を通って作動室に供給され、作動室の水はブロー通
路を経て外部へ排出される。
このとき、作動室内部の空気も一緒に排出されるので、
作動室内部には空気が残留せず、凍結時の開弁動作が鋭
敏となる。
第3の発明によれば、第2の発明における逆止弁に代え
て初期凍結通路を設けである。この初期凍結通路は作動
室が完全に凍結する前に凍結し、給水通路を閉鎖するの
で、作動室が密閉され、作動室内部の体積膨張作用によ
り弁体を開弁動作させることができる。
さらに、第4の発明によれば、栓棒とパツキン押え用ナ
ツトに一体形成したシリンダ部との間に作動室を形成す
る一方、栓棒の下部にスリーブを軸方向移動可能かつ一
体回転可能に設け、このスリーブを給水栓本体の雌ねじ
部に螺合しである。
したがって、通常の開栓時には栓棒は定位置で回転する
のみであり、凍結防止時には栓棒は軸方向に移動し、副
弁口を開く。つまり、栓棒は第1の発明における弁体を
兼用でき、部品点数を削減できる。
〔実施例〕
第1図、第2図は本発明にかかる給水栓用凍結防止装置
の第1実施例を示す。
1は既存の給水栓であり、その給水栓本体2の内部には
主弁口3が形成され、下部には排水口4、上部には円筒
状の栓棒取付部5がそれぞれ一体に形成されている。栓
棒取付部5の上部にはパツキン6とパツキン受金7とが
載置され、栓棒取付部5にナンド8を螺着することによ
り、栓棒10と給水栓本体2との隙間からの水漏れが防
止されている。
栓ra10は下端が開口した円筒形に形成されており、
上端部外周には給水栓本体2の雌ねじ部2aに螺合する
雄ねじ部11が形成されている。栓棒10の下端部には
円筒形のコマ12がスナップリング13によって回転可
能に取り付けられており、コマ12の上端部には副弁口
12aが形成されている。上記コマ12の下面には給水
栓本体2の主弁口3を開閉可能なコマパツキン14が配
置され、筒形の止めねじ15をコマ12の内側に螺着す
ることにより、コマパンキン14はコマ12に着脱可能
に取り付けられている。コマパツキン14が劣化すれば
、止めねじ15を取り外すことにより容易に交換できる
上記栓棒10の内部には円筒状の弁体16が上下に摺動
自在に挿通されており、弁体16の下端部には副弁口1
2aを開閉可能な円筒状弁子17が螺着されている。な
お、弁子17の下端部上面には副弁口12aの下面に密
着するガスケット18が配置されている゛、上記弁子1
7の下面とコマ12に螺着した止めねじ15との間には
リターンスプリング19が介装されており、このリター
ンスプリング19によって弁体16は上方(閉弁方向)
へ付勢されている。なお、水圧は弁体16に対して閉弁
方向に作用するので、リターンスプリング19は省略す
ることも可能である。止めねじ15の内部にはオリフィ
ス20とスクリーン21とがリターンスプリング19に
よって押し付けられた状態で配設されている。上記弁子
17の周囲には弁室22が設けられており、この弁室2
2は栓棒10に形成した第1連通孔10aを介して栓棒
lOと給水栓本体2との間の循環室23へ連通し、さら
に第2連通孔10bを介して排水口4へと連通している
、したがって、弁体16が下方(開弁方向)へ動作する
と、副弁口12aが開かれ、給水栓本体2内部の水はオ
リフィス20.副弁口12a、弁室22、第1連通孔1
0a 、循環室23、第2連通孔10bを介して排水口
4へと排出される。
上記栓棒10の内周面と弁体16の外周面との間に環状
空間よりなる作動室24が設けられており、作動室24
は栓棒10と弁体16との間に設けた0リング25によ
って外部とシールされている0作動室24は薄肉な環状
空間で構成されているため、容積に対する栓棒10との
接触面積が大きく、しかも栓棒lOの外周面に薄肉な円
筒管26を介してフィン27を取り付けて放熱面積を大
きくしているので、外気温度に敏感に反応できる0作動
室2.4の内部には伝熱促進体であるコイルスプリング
28が収容されており、このコイルスプリング28は弁
体16に付勢力を与えていない、コイルスプリング28
は、素材であるバネ鋼の比熱が水に比べて約1710で
あり熱伝導率が50〜100倍であることを利用して、
作動室24内の水の凝固または融解を早め、悪魔向上に
寄与している。
弁体16の内部には給水栓本体2内部と作動室24とを
結ぶ給水通路29が設けられており、この給水通路29
を開閉する逆止弁30が弁体16の上端部に配置されて
いる。この逆止弁30は弱いスプリング31によって閉
弁方向に付勢されており、給水栓本体2内部から作動室
24への水の流れのみを許容している。また、栓棒10
の上端部外側に設けたセレーシヨン10cにはハンドル
32が回動不能に嵌合しており、栓棒10の上端にネジ
33を螺合することによって仮バネ34を介してハンド
ル32を抜は止め保持している。上記ハンドル固定用ネ
ジ33は栓棒10の上部に形成されたブロー通路35を
開閉するブロー弁を兼ねており、上記ネジ33を少し緩
めてブロー通路35を開くと、作動室24の内部の水は
ブロー通路35から排出孔36を介して排出される。つ
まり、作動室24の内圧が下がると、逆止弁30が自動
的に開いて給水通路29から作動室24へ水が補給され
るため、作動室24の上部に溜まった空気は水とともに
排出される。特に、空気は圧縮性流体であるため、作動
室24に空気が残留していると弁体16の開弁動作を著
しく遅らせることになるが、上記のように作動室24の
残留空気を効率良く排出できるので、開弁動作が鋭敏と
なる。
次に、上記凍結防止装置の作動を説明する。
まず、ハンドル32を開栓方向に回すと、栓棒10が一
体に回転しながら上方へ移動し、コマ12も一体に上方
へ移動してコマパツキン14が主弁口3を開く。そのた
め、送水配管内部の水は主弁口3を介して排水口4へと
流れる。このとき、弁体16は栓棒10と一体的に動作
するため、副弁口12aは閉鎖状態のまま保持される。
一方、閉栓状態において外気温度が零度以下に低下する
と、作動室24内の水の保有熱が栓棒10を介して放出
され、作動室24内の水が凝固し始める。
この時、作動室24は逆止弁30により密閉されている
ので、水凝固時の体積膨張によって即座に弁体16が押
し下げられ、副弁口12aを開く、そのため、送水配管
内部の比較的温かい水がオリフィス20から副弁口12
a、弁室22、第1連通孔10a、循環室23、第2連
通孔10bを介して排水口4へと排出され、送水配管の
水の流通を促して送水配管の凍結を防止する。そして、
同時に弁室22および循環室23を流れる水の保有熱が
栓棒10および弁体16に伝えられ、作動室24の氷を
溶かす、その結果、弁体16は給水栓本体2の水圧およ
びリターンスプリング19のばね力によって押し上げら
れ、副弁口12aを閉じる。以後、上記の動作を繰り返
す。
上記実施例では、副弁口12aを流れる水の保有熱によ
って作動室24の氷を積極的に溶かすようになっている
ため、外気温度が低い時でも自動的に閉弁され、比較的
短い周期で開弁、閉弁を繰り返すことになる。しかも、
副弁口12aを流れる水の流量はオリフィス20によっ
て絞られているので、必要以上に多量の水が廃棄されず
、水の無駄が少なくて済む。
第3図は本発明の第2実施例を示し、第1実施例と対応
する部品および部分には同一符号を付して説明を省略す
る。
この実施例では、栓棒10の内部に摺動自在に挿入され
た弁体16を短くし、弁体I6の上部に作動室24を設
けである。弁体16の上端部には逆止弁30が設けられ
、この逆止弁30は伝熱促進体を兼ねるスプリング40
によって下方へ付勢されている。上記逆止弁30は給水
栓本体2の内部からコマ12および弁体16(弁子17
)の内部を経て作動室24へと通じる給水通路29を閉
鎖している。弁体16を上方(閉弁方向)へ付勢するリ
ターンスプリング19の下端は、栓棒lOの下端部に螺
着されたスプリングシート41で支持され、このスプリ
ングシート41の上端に副弁口41aが形成されている
。また、スプリングシート41の内側にはコマパツキン
14を装着したコマ12が着脱可能に挿入され、Oリン
グ42によって保持されている0作動室24内の水が氷
に変化する時の体積膨張作用により弁体16が下方に移
動すると、副弁口41aが開かれ、給水栓本体2の水は
副弁ロイ1a、栓棒10の下端部に設けた弁室44.連
通孔45を経て排出口4へ流れ、送水配管の凍結を防止
できる。
この実施例では、作動室24の内側に弁体16が存在し
ないので、栓棒10を細くできるとともに、栓棒10の
外周部にフィン43を直接形成することができる。また
、作動室24の下端部に逆止弁30が設けられるため、
ブロー弁であるハンドル固定用ネジ33を開いた時、給
水栓本体2内部の水は給水通路29および逆止弁30を
通って作動室24の下端部へ供給され、作動室24の水
はその上端部からブロー通路35.排出孔36を経て外
部へ排出される。つまり、ブロー弁33を開くと、水は
作動室24の下端部から上方へ流れるので、作動室24
の下部に溜まった残留空気も確実に排出することができ
る。
第4図は本発明の第3実施例を示し、第1実施例と対応
する部品および部分には同一符号を付して説明を省略す
る。
この実施例では、栓棒10の下部に副弁口50を一体に
形成し、この副弁口50に対して弁体16が下方から圧
着して閉鎖している。弁体16の軸心部にはパイプ51
が固定されており、このパイプ51によって逆止弁30
の下端部が上下方向に案内されている。
逆止弁30は作動室24の中を上方へ延長され、その上
端部がハンドル固定用ネジ33によって支持されている
。そのため、逆止弁30の傾きが防止される。
逆止弁30の外周には逆止弁30を閉弁方向に付勢し、
かつ伝熱促進体を兼ねるスプリング52が配設されてい
る。また、弁体16を上方(閉弁方向)へ付勢するリタ
ーンスプリング19の下端は、第2実施例と同様に栓棒
lOの下端部に螺着されたスプリングシート53で支持
され、このスプリングシート53の下部にはコマパツキ
ン14を装着したコマ12が着脱可能に挿入され、0リ
ング54によって保持されている。なお、55は濾過層
のスクリーンである。
この実施例では、副弁口50が開くと、給水栓本体2内
部の水は栓棒lOの半径方向の連通孔56、および軸方
向の連通孔57を経て排水口4へと流れるとともに、そ
の一部は循環室23へも流れるので、水の保有熱が栓棒
10および弁体16に効率よく伝えられ、作動室24の
氷を早く溶かすことができる。
また、ブロー弁33を開いた時、第2実施例と同様に、
水は作動室24の下端部から上方へ流れるので、作動遅
れの原因となる作動室24の残留空気を61実に排出す
ることができる。
第5図は本発明の第4実施例を示し、第1実施例と対応
する部品および部分には同一符号を付して説明を省略す
る。
この実施例では、栓棒10の下端部にコマ12を螺着固
定し、このコマ12に設けた副弁口12aをリターンス
プリング19によって下方へ付勢された弁体16の下端
部が閉鎖している。したがって、作動室24内の水が氷
に変化すると、その体積膨張作用により弁体16が上方
へ移動し、副弁口12aを開く。
この場合には、作動室24の上端部に金属製のリング6
0が配置されるとともに、弁体16の上記リング60と
対応する部位に給水通路29と作動室24とを結ぶ初期
凍結通路61が形成され、上記リング60によって初期
凍結通路61を細く絞っている。そのため、外気温度が
低下すると、作動室24の水が完全に凍結する以前に初
期凍結通路61が凍結して作動室24を密閉でき、第1
〜第3実施例における逆止弁を廃止できる。また、弁体
16の上端部には作動室24と外部への排出孔64とを
連通ずるブロー通路62が形成され、このブロー通路6
2をリターンスブリング19のばね力を利用して閉鎖す
る弁63が設けられている。リターンスプリング19は
弁体16に作用する水圧より高いバネ力を有しており、
その上端はハンドル固定用ネジ33で支持されている。
ネジ33を緩めるとリターンスプリング19のばね荷重
が低下するので、副弁口12aが開かれるとともにブロ
ー通路62も開かれ、内部の清掃および作動室24に残
留した空気の排出を行うことができる。
第6図、第7図は本発明の第5実施例を示し、第1実施
例と対応する部品には同一符号を付して説明を省略する
この実施例では、給水栓本体2の上端部に螺着されたパ
ツキン押え用ナツト8の上部に、外周にフィン71を有
する円筒状シリンダ部70を一体に形成しである。そし
て、シリンダ部70と栓棒10との間を0リング72.
73によってシールし、シリンダ部70の内周面と栓棒
10の外周面との間に作動室24を形成しである。なお
、作動室24の上端部には第4実施例(第5図)と同様
に初期凍結通路77を細く絞るための金属製リング74
が配置されている。
栓棒10の下端部には矩形状の異形断面部75が一体に
形成されており、この異形断面部75は給水栓本体2の
雌ねじ部2aに螺合したスリーブ76に軸方向に摺動自
在に嵌合している。なお、栓棒10とスリーブ76との
間には栓棒10を上方(閉弁方向)に付勢するリターン
スプリング19が介装されている。
スリーブ76の下端部には、第1実施例と同様にコマ1
2が回転可能に取り付けられ、このコマ12に主弁口3
を開閉するコマパツキン14が固定されている。そして
、上記コマ12には副弁口12aが形成され、この副弁
口12aを開閉する弁子17が栓棒lOの下端部に螺着
されている。
この実施例の場合には、開栓方向にハンドル32を回す
と、スリーブ76が回転に伴って上方へ移動する。その
ため、スリーブ76に取り付けられたコマパツキン14
が主弁口3から離れ、開栓できる。
また、閉栓状態で外気温度が低下し、作動室24内の水
が凍結し始めると、作動室24の体積膨張により栓棒1
0がリターンスプリング19に抗して押し下げられ、副
弁口12aを開(ため、送水配管の凍結を確実に防止で
きる。つまり、栓棒10が第1実施例〜第4実施例にお
ける弁体16を兼ねることができる。
なお、本発明は上記各実施例に限定されるものではない
。例えば、上記各実施例では弁体16を閉弁方向に付勢
するためのリターンスプリング19を設けたが、水圧が
弁体16に対して閉弁方向に作用する形式の凍結防止装
置(第2図、第3図、第4図、第6図)の場合には、リ
ターンスプリング19を省略することも可能である。
また、本発明における上下関係は、ハンドル32を給水
栓本体2の上方に向けた状態を基準にしてあり、ハンド
ルを給水栓本体2の側方あるいは下方に向けて配置した
場合には、これに応じて上下関係を側方あるいは下方に
置き換えればよい。
〔発明の効果) 以上の説明で明らかなように、本発明によればサーモエ
レメントを使用せず、水の物性変化を利用して凍結を防
止するため、如何なる場所の給水栓に適用しても、動作
上および衛生上の問題がなく、耐久性に優れた給水栓用
凍結防止装置を実現できる。特に、本発明の凍結防止装
置は高温環境下でも使用できるので、給湯配管にも適用
できるという利点がある。
また、ブロー弁を開くことにより作動室に残留した空気
を脱気できるので、弁体が鋭敏に動作し、送水配管の凍
結を確実に防止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明にかかる給水栓用凍結防止装置の第1実
施例の全体断面図、第2図はその詳細断面図、第3図は
第2実施例の詳細断面図、第4回は第3実施例の詳細断
面図、第5図は第4実施例の詳細断面図、第6図は第5
実施例の詳細断面図、第7図は第6図の■−■線断面図
である。 1・・・給水栓、2・・・給水栓本体、2a・・・雌ね
じ部、3・・・主弁口、4・・・排水口、6・・・パツ
キン、8・・・パツキン押え用ナツト、10・・・栓棒
、12・・・コマ、12a、41a、50・・・副弁口
、14・・・コマパンキン、16・・・弁体、19・・
・リターンスプリング、24・・・作動室、29・・・
給水通路、30・・・逆止弁、32・・・ハンドル、3
3・・・ハンドル固定用ネジ (ブロー弁)、35・・・ブロー通路、70・・・シリ
ンダ部、76・・・スリーブ。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)給水栓本体に螺合され、ハンドルにて回転操作さ
    れる筒状の栓棒と、栓棒の内部に摺動自在に挿入され、
    水圧またはバネ力により閉弁方向に付勢された弁体と、
    栓棒の内部に形成され、水凝固時の体積膨張作用により
    弁体を開弁動作させる作動室と、栓棒の下端部に着脱可
    能に取り付けられ、給水栓本体の主弁口を開閉するコマ
    パッキンと、上記弁体の開弁動作によって開かれ、上記
    主弁口をバイパスして給水栓本体の内部から排水口へと
    水を流す副弁口と、を具備したことを特徴とする給水栓
    用凍結防止装置。
  2. (2)請求項(1)に記載の給水栓用凍結防止装置にお
    いて、 上記給水栓本体の内部からコマパッキンおよび弁体の内
    部を介して作動室へ通じる給水通路を設けるとともに、
    弁体の上端部に上記給水通路の作動室方向への水の流れ
    のみを許容する逆止弁を設け、栓棒の上端部に作動室の
    上端部と栓棒の外部とを連通するブロー通路を設け、該
    ブロー通路を開閉可能なブロー弁を設けたことを特徴と
    する給水栓用凍結防止装置。
  3. (3)請求項(1)に記載の給水栓用凍結防止装置にお
    いて、 上記給水栓本体の内部からコマパッキンおよび弁体の内
    部を介して作動室へ通じる給水通路を設けるとともに、
    弁体の上端部に上記給水通路を凍結閉鎖可能な初期凍結
    通路を設け、栓棒の上端部に作動室の上端部と栓棒の外
    部とを連通するブロー通路を設け、該ブロー通路を開閉
    可能なブロー弁を設けたことを特徴とする給水栓用凍結
    防止装置。
  4. (4)ハンドルにて回転操作される栓棒と、給水栓本体
    の上端部に螺着され、栓棒の外周を覆うシリンダ部を一
    体形成したパッキン押え用ナットと、上記シリンダ部の
    内周面と栓棒の外周面との間の環状空間に形成され、水
    凝固時の体積膨張作用により栓棒を開弁方向に軸方向移
    動させる作動室と、給水栓本体の雌ねじ部に螺合し、上
    記栓棒と軸方向に摺動自在に係合するとともに栓棒と一
    体回転するスリーブと、スリーブの下端部に直接または
    間接に取り付けられ、給水栓本体の主弁口を開閉するコ
    マパッキンと、上記栓棒の開弁動作によって開かれ、上
    記主弁口をバイパスして給水栓本体の内部から排水口へ
    と水を流す副弁口と、を具備したことを特徴とする給水
    栓用凍結防止装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5715855A (en) * 1997-02-21 1998-02-10 Bennett; Brady J. Temperature-activated valve
KR100747894B1 (ko) * 2005-12-09 2007-08-08 현대자동차주식회사 연료전지 차량의 드레인 밸브
JP6244437B1 (ja) * 2016-11-15 2017-12-06 株式会社竹村製作所 回動ハンドル機構及び不凍水栓柱

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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