JPS646444Y2 - - Google Patents

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JPS646444Y2
JPS646444Y2 JP6695184U JP6695184U JPS646444Y2 JP S646444 Y2 JPS646444 Y2 JP S646444Y2 JP 6695184 U JP6695184 U JP 6695184U JP 6695184 U JP6695184 U JP 6695184U JP S646444 Y2 JPS646444 Y2 JP S646444Y2
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JP
Japan
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water
valve
boss
faucet
washer
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JP6695184U
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JPS60178668U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野: 本考案は通常時は一般の水道栓として使用で
き、冬季において急激な気温の低下を来たしても
凍結による水道配管や機器類の破損を来たすこと
なく、自動的に開栓して水道水を流動させ、凍結
を防止できるようにした給水栓の弁構造に関する
ものである。
従来技術: 周知のように北海道等冬期に水道管内の水が凍
結することの多い地域では、その対策として就寝
前に管内の水を抜いて地中に排出する水抜栓など
を用い、地上に表われる水道配管内に水を残さな
いようにしている。ところが冬期でも比較的温暖
な地域では、一般に前記したような寒冷地におけ
るが如き対策がなされていないので、気温の急激
な変化で低温状態になると水道管内の水が凍結し
て、その際の体積膨脹により管を破損することに
なり、気温が激しく上下する気象状況にあるとき
や、天候不順で予期せぬ低温が続いたりすると、
水道管の冬期における管理がままならず、しばし
ば水道管直結の機器などで破損事故を起し、その
補修に多大な費用を要することがある。しかし乍
ら、このような事故が発生しやすい地域では寒冷
地と同様な設備を行うことも容易でないから、通
常型の水道栓を使用しており、特別な機器を除い
て前記したような冬期における凍結に対しての防
護策をたてていないのが現状である。
考案の目的: 本考案は斯かる状況に鑑みて従来の問題点を解
決したものであり、温暖地域での通常給水栓(一
般に水栓、カランと称しているものをこのように
称呼する)として年間を通じ使用できて、冬期に
おける気温の低下時にあつては水道水が凍結しな
いよう、配管中の水が体積膨脹する事態になると
自動的に開栓して水を流動させ、配管の凍結が防
止できる機能を所有せしめた給水栓の弁構造を提
案することにある。
考案の構成: 斯かる目的を達成するために本考案にては、給
水栓における弁座に対し、コマ形弁子は杆基部に
適宜直径で低い高さのボスを設け、該ボスの外周
にパツキン取付けのためのねじ端から穿設した通
水孔に連通する小孔を複数穿設し、該ボスの上側
には外周部下縁を曲面にした座金を配し、該座金
と弁子上面との間には前記ボスに遊被嵌するOリ
ングパツキングを介在させた構成とし、閉弁状態
で凍結する事態になると給水栓までの管内の体積
膨脹で閉弁部に作用する水圧により座金と弁子上
面とでシールしているOリングパツキングが外方
に押拡げられて変位し、弁閉止状態で流水するよ
うにし、凍結防止できる機能を所有せしめたもの
である。
実施例: 次に本考案弁構造を実施例図について詳述すれ
ば、第1図及び第2図において、1は給水栓本
体、2はパツキング押えカバー、3はパツキン
グ、4はガスケツトである。5は弁棒であつて、
下部を給水栓本体1の首部1′内周に設けた開閉
調節ねじ部6に螺合するよう太径になつた弁子操
作部5′にして、その中心に下側から弁子杆挿入
穴5″が穿設してあり、弁棒5上端にはハンドル
7が取付けてある。1″は給水栓本体1内を給水
室8側と出口室8″側とに仕切る隔壁であつて、
9は通水口、20は弁座環である。
而して弁子10(一般にコマと称されている)
は、所要寸法の円板状にした弁子本体11部と、
その上面中央に適宜長さで弁棒5の弁子操作部
5′穿設の挿入穴5″内に遊挿できる弁子杆12
と、下面中央に適宜長さ突出したねじ棒13に被
嵌して螺合するナツト14にて弁子本体11下面
に締着されたゴム質材にてなるパツキング15
と、からなり、弁子本体11と弁子杆12とは一
体にして、該弁子杆12基部には適宜直径で偏平
なボス16を形成し、前記ねじ棒13下端から適
宜長さで中心に細径の通水穴17を穿ち、ボス1
6の周面から中心の通水穴17に向け複数本の細
い連通孔17′を穿設してあり、斯くなした弁子
本体11のボス16に、その高さよりもやや大き
い断面直径のOリングパツキング18を遊被嵌
し、更にこのOリングパツキング18の上側に弁
子本体11の外径と同一乃至やや小さい直径で外
周下縁を曲面縁19′にした押え座金19を弁子
杆12に被嵌して装着してある。なお、前記押え
座金19については第3図に示すように外周曲面
縁19′をプレス曲げして形成してもよい。
このように構成された本考案によれば、通常の
給水栓としての使用時は一般のものと同様に、ハ
ンドル7操作で弁棒5を回動して開栓又は閉栓
し、閉栓時には弁子10下面に取付くパツキング
15が弁座環20に接触して通水口9を閉じるの
であり、同時に弁棒5付設の弁子操作部5′下端
によつて押え座金19を介しOリングパツキング
18が弁子本体11上面に押付けられ、弁子10
中心からボス16に穿設されている通水穴17及
び連通孔17′を通じての水の移動は阻止され、
確実に閉栓する。なお、この際のOリングパツキ
ング18の変形量はボス16の高さよりやや該パ
ツキングの厚みが大になるようにしておくことで
過度な変形なくシール効果が得られ、長期の使用
に耐える。
而して閉栓状態で冬期に気温の低下によつて、
水道管内の水が凍結状態に近づいた場合、給水主
管から地上への分岐管上部乃至給水栓の給水室8
内に溜つて外気の影響を受け易くなつている水
が、凍結に転移する間の体積膨脹によつて、特に
給水室8内において瞬時に水の圧力が定常以上に
加圧されることになり、するとその圧力によりそ
れまで平衡を保たれていた弁子10装着のOリン
グパツキング18の内側部に、ねじ棒13下端に
開口する通水穴17からボス16に設けてある連
通孔17′を通じて加圧力が伝達され、押え座金
19下面と弁子本体11上面とに僅かな接触力で
接してシール作用をしているOリングパツキング
18が、出口室8′側が大気圧であるので、給水
室8側との差圧が大きくなるにつれて外側に拡張
されることになり、Oリングパツキング18は外
周方向に押出される際、その断面が円形であるか
ら輪が半径方向に転がるように変位しつつ外周方
向に押し出され、同時にシール作用が低下して、
最大限に拡張したときにはその転動状の変位につ
れて押え座金19の外周曲面縁19′に沿つて浮
き上ることになり、通水穴17から連通孔17′
を通つて給水室8から出口室8′に水が流動し、
その結果閉栓しているにもかかわらず自動的に僅
かなから流動自在な状態となり、水道管の主管側
から給水栓に向け水が流れることになり、凍結に
近づいた部分も次第に元の状態に戻つて管の凍結
が阻止されるのである。
そして上記したような作動で拡張し、浮き上つ
たOリングパツキング18は、その変位量が比較
的少い場合、拡張時の反力で自動的に復元し、シ
ール機能は低下しているも弁子から外脱すること
はない。なお浮き上り変位量が大きいときには、
開栓操作によつて弁棒5を引き上げることにより
押え座金19に作用していた押圧力が除かれるこ
とで復元し、再び元の状態になつて通常の使用が
できるのである。
また、本考案にては弁子本体に対する給水室8
側からの凍結防止作動用通水孔の構成について、
第4図に示すようにすることも可能であり、この
具体例を説明すれば、弁子本体11′の上部につ
いては前記実施例のものと同様にして(同一部分
については同じ符号を付して示す)、下面中央か
らボス16内に向け有底ねじ孔13′を穿設し、
このねじ孔13′に螺合するパツキング15取付
け用小ねじ25には中心に通水孔17′を穿設し
たものを用いるようにしたものが採用できる。こ
のような構成にすれば小ねじに通水孔を穿設する
ことになるので工作性がよくなり、該通水孔の直
径も比較的大きくできる。
本考案の趣旨に則すれば上記実施例に限定され
るものではなく、水栓の形状について他の一般の
規格型、或いはそれ以外のものにも採用し得るこ
とは云うまでもない。
考案の効果: 叙上の如く本考案によれば、通常時は一般の給
水栓と同様にして使用でき、温暖地域(これに準
ずる地域も含む)において冬期に急激な気温の低
下状態になつても、凍結時の水から氷へ変態する
ときの体積膨脹による管内水圧の高まりを利用し
て閉栓状態にある弁子個所でのシール作用を担当
するOリングパツキングを変位させて自動的に開
封状態にし、弁子の内部を通じて管内の水を継続
して少量づつ放流させることにより凍結を阻止す
ることができるようにしたのであり、この機能を
給水栓の弁子のみを改良することで確実に作動せ
しめ得るようにして、水道管や水道直結の機器の
破損を自動的に防止できると共に、通常の給水栓
としての機能を常に維持できて長期使用に耐える
ものとなし得た、実用的効果大なるものであると
いえる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示すものであつて、
第1図は標準的な給水栓の縦断面図、第2図は要
部の拡大断面図、第3図は要部の別例断面図、第
4図は弁子の別例断面図である。 1……給水栓本体、1″……隔壁、5……弁棒、
5′……弁子操作部、6……開閉調節ねじ部、8
……給水室、8′……出口室、10……弁子、1
1……弁子本体、12……弁子杆、13……ねじ
棒、15……パツキング、16……ボス、17…
…通水穴、17′……連通孔、18……Oリング
パツキング、19……押え座金、19′……曲面
縁、20……弁座環。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 給水栓における弁座に対し、コマ形弁子は弁子
    杆基部に適宜直径で低い高さのボスを設け、該ボ
    スの外周にパツキン取付けのためのねじ端から穿
    設してある通水穴に連通する小孔を複数穿設し、
    該ボスの上側には外周部下縁を曲面縁にした押え
    座金を配し、該座金と弁子本体の上面との間に前
    記ボスに遊被嵌するOリングパツキングを介在さ
    せてシール作用をする構成としたことを特徴とす
    る給水栓の弁構造。
JP6695184U 1984-05-07 1984-05-07 給水栓の弁構造 Granted JPS60178668U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6695184U JPS60178668U (ja) 1984-05-07 1984-05-07 給水栓の弁構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6695184U JPS60178668U (ja) 1984-05-07 1984-05-07 給水栓の弁構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60178668U JPS60178668U (ja) 1985-11-27
JPS646444Y2 true JPS646444Y2 (ja) 1989-02-20

Family

ID=30600323

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6695184U Granted JPS60178668U (ja) 1984-05-07 1984-05-07 給水栓の弁構造

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JPS60178668U (ja) 1985-11-27

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