JPH0346054Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0346054Y2 JPH0346054Y2 JP1986037933U JP3793386U JPH0346054Y2 JP H0346054 Y2 JPH0346054 Y2 JP H0346054Y2 JP 1986037933 U JP1986037933 U JP 1986037933U JP 3793386 U JP3793386 U JP 3793386U JP H0346054 Y2 JPH0346054 Y2 JP H0346054Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- water
- spring
- valve
- faucet
- communication hole
- Prior art date
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- Expired
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- RTAQQCXQSZGOHL-UHFFFAOYSA-N Titanium Chemical compound [Ti] RTAQQCXQSZGOHL-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 2
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Landscapes
- Domestic Plumbing Installations (AREA)
- Temperature-Responsive Valves (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
考案の目的
(産業上の利用分野)
この考案は水道蛇口に係り、特に凍結防止機能
を有する水道蛇口に関するものである。
を有する水道蛇口に関するものである。
(従来の技術)
従来の水道蛇口は、第4図に示すように、ハン
ドル31を回すことにより給水管32内の水圧で
止水栓33が浮上して連通孔34が開放され、水
が吐出管35を通つて流出するようになつてい
た。そして、冬場になると特に寒い他方では給水
管32に溜まつている水が凍り、水道管が破裂す
るのを防止するために、少なくとも夜中の間は少
しずつ水を流していた。
ドル31を回すことにより給水管32内の水圧で
止水栓33が浮上して連通孔34が開放され、水
が吐出管35を通つて流出するようになつてい
た。そして、冬場になると特に寒い他方では給水
管32に溜まつている水が凍り、水道管が破裂す
るのを防止するために、少なくとも夜中の間は少
しずつ水を流していた。
(考案が解決しようとする問題点)
ところが、特に季節の変わりめのように水が凍
るかどうかわからない時には、水を出しつぱなし
にしておいて冷え込まなかつた場合には水は無駄
になつてしまい、また反対に水を止めておいた状
態で冷え込んだ場合には、給水管に溜まつている
水が凍結し、給水管が破裂してしまうという問題
があつた。
るかどうかわからない時には、水を出しつぱなし
にしておいて冷え込まなかつた場合には水は無駄
になつてしまい、また反対に水を止めておいた状
態で冷え込んだ場合には、給水管に溜まつている
水が凍結し、給水管が破裂してしまうという問題
があつた。
考案の構成
(問題点を解決するための手段)
前記の問題点を解決するための手段としてこの
考案においては、蛇口本体の給水管と吐出管とを
連通する通水孔を開閉する止水栓に当接し、同止
水栓をハンドル操作により水圧に抗して前記通水
孔を塞ぐ側へ押圧するハンドル軸を備えた水道蛇
口において、前記ハンドル軸を蛇口本体に対し着
脱可能に設け、そのハンドル軸には内腔部を設け
るとともに同内腔部と前記吐出管とを連通する細
孔を形成し、前記止水栓には通水孔閉塞時におい
て前記給水管と内腔部とを連通する連通孔を形成
し、さらに、前記内腔部には前記連通孔に配設し
た開閉弁をその連通孔を塞ぐ方向に押圧付勢する
ばねと前記弁をその連通孔の閉鎖を解除する方向
に付勢する付勢部材とを収容し、かつ、前記ばね
をその弾性力が氷点下において前記付勢部材の付
勢力より小さくなる形状記憶合金で形成するとい
う構成を採用した。
考案においては、蛇口本体の給水管と吐出管とを
連通する通水孔を開閉する止水栓に当接し、同止
水栓をハンドル操作により水圧に抗して前記通水
孔を塞ぐ側へ押圧するハンドル軸を備えた水道蛇
口において、前記ハンドル軸を蛇口本体に対し着
脱可能に設け、そのハンドル軸には内腔部を設け
るとともに同内腔部と前記吐出管とを連通する細
孔を形成し、前記止水栓には通水孔閉塞時におい
て前記給水管と内腔部とを連通する連通孔を形成
し、さらに、前記内腔部には前記連通孔に配設し
た開閉弁をその連通孔を塞ぐ方向に押圧付勢する
ばねと前記弁をその連通孔の閉鎖を解除する方向
に付勢する付勢部材とを収容し、かつ、前記ばね
をその弾性力が氷点下において前記付勢部材の付
勢力より小さくなる形状記憶合金で形成するとい
う構成を採用した。
(作用)
この考案の水道蛇口は、通常の状態では、ハン
ドル軸を止水栓が通水孔を塞ぐ状態に押圧する位
置に保持することにより、吐出管からの水の流れ
が完全に停止される。
ドル軸を止水栓が通水孔を塞ぐ状態に押圧する位
置に保持することにより、吐出管からの水の流れ
が完全に停止される。
また、気温が下がり氷点下になると、形状記憶
合金製のばねの弾性力が付勢部材の付勢力より小
さくなり、付勢部材が止水栓に設けられた連通孔
を塞ぐ状態に付勢されている弁を、ばね力に抗し
て連通孔を開く方向に押圧する。そして、連通孔
を通して給水管の水が内腔部に流入し、ハンドル
軸に形成された細孔を通つて吐出管から流出す
る。
合金製のばねの弾性力が付勢部材の付勢力より小
さくなり、付勢部材が止水栓に設けられた連通孔
を塞ぐ状態に付勢されている弁を、ばね力に抗し
て連通孔を開く方向に押圧する。そして、連通孔
を通して給水管の水が内腔部に流入し、ハンドル
軸に形成された細孔を通つて吐出管から流出す
る。
気温が上昇し、形状記憶合金製のばねの弾性力
が付勢部材の付勢力より大きな状態に回復すると
ばね力により弁が連通孔を塞ぐ位置に復帰し、給
水管からの水の流入が阻止され、水の流出が停止
する。また、内腔部に前記開閉弁機構を収納した
ハンドル軸は蛇口本体に対し着脱が可能であるた
め、既設の水道蛇口に対してもハンドル軸を取り
替えるだけで、凍結防止機能を付与することが可
能となり、さらに当該機能が故障したときにはハ
ンドル軸部分を交換するだけで修理が可能とな
る。
が付勢部材の付勢力より大きな状態に回復すると
ばね力により弁が連通孔を塞ぐ位置に復帰し、給
水管からの水の流入が阻止され、水の流出が停止
する。また、内腔部に前記開閉弁機構を収納した
ハンドル軸は蛇口本体に対し着脱が可能であるた
め、既設の水道蛇口に対してもハンドル軸を取り
替えるだけで、凍結防止機能を付与することが可
能となり、さらに当該機能が故障したときにはハ
ンドル軸部分を交換するだけで修理が可能とな
る。
(実施例)
以下、本考案を具体化した一実施例を第1,2
図に従つて説明する。蛇口本体1は給水管2を二
重構造に形成したこと以外は従来の蛇口と同じよ
うに形成されている。前記給水管2と吐出管3を
隔離している段状の隔壁4はその水平部に通水孔
4aが透設されている。また前記隔壁4と対応す
る上方位置には支持筒部5が前記両管2,3に対
し上方へ直交するように形成されている。支持筒
部5内には、上端にハンドル6を、その中央には
ねじ部材7を有するハンドル軸としての円筒軸8
が、そのほぼ中央部に同円筒軸8に対して回動自
在に装備された締付金具9のねじ部9aを前記支
持筒部5のねじ部5aに螺着することにより取着
されている。そして前記円筒軸8はその内部空間
が後記するばね13、パツキング14等を収容す
るための内腔部8aとして構成され、ハンドル6
を回動操作することにより、支持筒部5の内面に
形成されたねじ部5bと螺合するねじ部材7の作
用により上下動するようになつている。
図に従つて説明する。蛇口本体1は給水管2を二
重構造に形成したこと以外は従来の蛇口と同じよ
うに形成されている。前記給水管2と吐出管3を
隔離している段状の隔壁4はその水平部に通水孔
4aが透設されている。また前記隔壁4と対応す
る上方位置には支持筒部5が前記両管2,3に対
し上方へ直交するように形成されている。支持筒
部5内には、上端にハンドル6を、その中央には
ねじ部材7を有するハンドル軸としての円筒軸8
が、そのほぼ中央部に同円筒軸8に対して回動自
在に装備された締付金具9のねじ部9aを前記支
持筒部5のねじ部5aに螺着することにより取着
されている。そして前記円筒軸8はその内部空間
が後記するばね13、パツキング14等を収容す
るための内腔部8aとして構成され、ハンドル6
を回動操作することにより、支持筒部5の内面に
形成されたねじ部5bと螺合するねじ部材7の作
用により上下動するようになつている。
前記隔壁4の上部には通水孔4aと対応する位
置に上面が前記円筒軸8の先端に当接する状態で
止水栓10が設けられている。前記止水栓10は
ゴム製のパツキング10aを備えるとともに、そ
の中央には前記円筒軸8の軸方向に延びて、止水
栓10により通水孔閉塞時において前記給水管2
と円筒軸8の内部空間8aとを連通する連通孔1
0bが形成されている。前記連通孔10bには前
記円筒軸8の内部空間8aに一端が突出する状態
で開閉弁としての弁11が挿通され、その突出端
に嵌着された押さえ金具12と止水栓10上端間
には連通孔10bを塞ぐ方向に前記弁11を押圧
付勢するばね13が介装されている。前記円筒軸
8の内部空間8aには押さえ金具12上にパツキ
ング14が遊挿され、その上方には前記弁11を
前記連通孔10bの閉鎖を解除する方向に付勢す
る付勢部材としてのばね15が収容されている。
前記円筒軸8の上端にはねじ16が螺着され、前
記ばね15の上方への移動を阻止している。ま
た、前記円筒軸8の下部には内部空間8aと吐出
管3とを連通する細孔としての通路17が切欠形
成されている。
置に上面が前記円筒軸8の先端に当接する状態で
止水栓10が設けられている。前記止水栓10は
ゴム製のパツキング10aを備えるとともに、そ
の中央には前記円筒軸8の軸方向に延びて、止水
栓10により通水孔閉塞時において前記給水管2
と円筒軸8の内部空間8aとを連通する連通孔1
0bが形成されている。前記連通孔10bには前
記円筒軸8の内部空間8aに一端が突出する状態
で開閉弁としての弁11が挿通され、その突出端
に嵌着された押さえ金具12と止水栓10上端間
には連通孔10bを塞ぐ方向に前記弁11を押圧
付勢するばね13が介装されている。前記円筒軸
8の内部空間8aには押さえ金具12上にパツキ
ング14が遊挿され、その上方には前記弁11を
前記連通孔10bの閉鎖を解除する方向に付勢す
る付勢部材としてのばね15が収容されている。
前記円筒軸8の上端にはねじ16が螺着され、前
記ばね15の上方への移動を阻止している。ま
た、前記円筒軸8の下部には内部空間8aと吐出
管3とを連通する細孔としての通路17が切欠形
成されている。
前記ばね13はニツケル、チタンがそれぞれほ
ぼ50%のNi−Ti系合金の形状記憶合金で形成さ
れており、温度が氷点下の−1〜−3℃に下がる
と、その弾性力が著しく弱くなりばね15の付勢
力より小さくなるようになっている。
ぼ50%のNi−Ti系合金の形状記憶合金で形成さ
れており、温度が氷点下の−1〜−3℃に下がる
と、その弾性力が著しく弱くなりばね15の付勢
力より小さくなるようになっている。
次に以上のように構成した水道蛇口についてそ
の作用を説明する。この水道蛇口は従来の水道蛇
口と同じように、水を出したいときにはハンドル
6をねじることにより円筒軸8を上方へ移動させ
ると、給水管2内の水圧により止水栓10が浮き
上がり、通水孔4aが開放されて吐出管3側に水
が流れ込み、水が流出する。反対に水を止めたい
ときには、ハンドル6を反対方向にねじることに
より水が止まる。
の作用を説明する。この水道蛇口は従来の水道蛇
口と同じように、水を出したいときにはハンドル
6をねじることにより円筒軸8を上方へ移動させ
ると、給水管2内の水圧により止水栓10が浮き
上がり、通水孔4aが開放されて吐出管3側に水
が流れ込み、水が流出する。反対に水を止めたい
ときには、ハンドル6を反対方向にねじることに
より水が止まる。
一方、気温が氷点下になると、形状記憶合金製
のばね13の弾性力が弱くなり、ばね15の付勢
力がばね13の付勢力より強くなり、パツキング
14とともに弁11がばね13の力に抗して押し
下げられる。この状態では給水管2内の水が連通
孔10b、円筒軸8の内部空間8a及び通路17
を通つて吐出管3内に流れ込み、、少しずつ流出
する。従つて、給水管2が凍結することはない。
のばね13の弾性力が弱くなり、ばね15の付勢
力がばね13の付勢力より強くなり、パツキング
14とともに弁11がばね13の力に抗して押し
下げられる。この状態では給水管2内の水が連通
孔10b、円筒軸8の内部空間8a及び通路17
を通つて吐出管3内に流れ込み、、少しずつ流出
する。従つて、給水管2が凍結することはない。
そして、気温が上昇すると、形状記憶合金製の
ばね13がもとの形状にもどり、ばね13の力に
より弁11が連通孔10bを塞ぐ位置に復帰し、
給水管2からの水の流入が阻止され、水の流出が
停止する。また、この実施例においては給水管2
が二重になつているので給水管2内の水は凍結し
にくい。しかも、この実施例においては水道蛇口
に凍結防止機能を付与するための機構、すなわち
形状記憶合金により形成されたばね13、パツキ
ン14及びばね15が円筒軸8の内部空間8aに
収容され、円筒軸8にユニツト化されているの
で、既設の水道蛇口に対しても当該円筒軸8を取
り替えるという簡単な作業だけで、容易に凍結防
止機能を付与することができる。また、当該凍結
防止機能が故障したような場合でも水道蛇口全体
を取り替える必要もなく、前記円筒軸8を交換す
るだけで修理できるので修理コスト、部品コスト
の低減を図ることもできる。
ばね13がもとの形状にもどり、ばね13の力に
より弁11が連通孔10bを塞ぐ位置に復帰し、
給水管2からの水の流入が阻止され、水の流出が
停止する。また、この実施例においては給水管2
が二重になつているので給水管2内の水は凍結し
にくい。しかも、この実施例においては水道蛇口
に凍結防止機能を付与するための機構、すなわち
形状記憶合金により形成されたばね13、パツキ
ン14及びばね15が円筒軸8の内部空間8aに
収容され、円筒軸8にユニツト化されているの
で、既設の水道蛇口に対しても当該円筒軸8を取
り替えるという簡単な作業だけで、容易に凍結防
止機能を付与することができる。また、当該凍結
防止機能が故障したような場合でも水道蛇口全体
を取り替える必要もなく、前記円筒軸8を交換す
るだけで修理できるので修理コスト、部品コスト
の低減を図ることもできる。
なお、この考案は前記実施例に限定されるもの
ではなく、第3図に示すように弁11を止水栓1
0の上方から連通孔10bを塞ぐように配設し、
弁11の押え金具12と止水栓上端間にばね15
を介装し、その上方にパツキング14を介して形
状記憶合金製のばね13を収容してもよい。ま
た、円筒軸8に透孔18を形成してもよい。この
場合には氷点下となるとばね15の作用により弁
11が上方に移動して連通孔10bを開き、気温
が上がるとばね13の力で弁11が元の状態に復
帰する。また形状記憶合金として他の合金を使用
してもよく、給水管2は必ずしも二重構造にしな
くてもよい。また、前記各実施例では円筒軸8に
よりハンドル軸を構成し、その内部空間8aを内
腔部としているが、ばね13等の凍結防止機能付
与機構を収容し得る内腔部が形成されたものでさ
えあれば、ハンドル軸は必ずしも筒状のものでな
くともよく、円柱状あるいは角棒状のものでもよ
い。
ではなく、第3図に示すように弁11を止水栓1
0の上方から連通孔10bを塞ぐように配設し、
弁11の押え金具12と止水栓上端間にばね15
を介装し、その上方にパツキング14を介して形
状記憶合金製のばね13を収容してもよい。ま
た、円筒軸8に透孔18を形成してもよい。この
場合には氷点下となるとばね15の作用により弁
11が上方に移動して連通孔10bを開き、気温
が上がるとばね13の力で弁11が元の状態に復
帰する。また形状記憶合金として他の合金を使用
してもよく、給水管2は必ずしも二重構造にしな
くてもよい。また、前記各実施例では円筒軸8に
よりハンドル軸を構成し、その内部空間8aを内
腔部としているが、ばね13等の凍結防止機能付
与機構を収容し得る内腔部が形成されたものでさ
えあれば、ハンドル軸は必ずしも筒状のものでな
くともよく、円柱状あるいは角棒状のものでもよ
い。
考案の効果
以上詳述したように、この考案においては気温
が氷点下になると自然に少しずつ水が流れ出すの
で給水管内の水が凍る虞れもなく、気温が上昇し
てくると、水の流出が止まるので水が無駄になる
こともない。しかも、水道蛇口に凍結防止機能を
付与するめの機構が、蛇口本体に対し着脱可能な
ハンドル軸の内腔部に収容され、同ハンドル軸に
ユニツト化されているので、既設の水道蛇口に対
してもハンドル軸の取り替えという簡単な作業だ
けで容易に凍結防止機能を付与することができ、
また当該機能が故障したときにもハンドル軸を交
換するだけで修理できるので修理コスト、部品コ
ストの低減をも図ることができるという実用上優
れた効果を奏する。
が氷点下になると自然に少しずつ水が流れ出すの
で給水管内の水が凍る虞れもなく、気温が上昇し
てくると、水の流出が止まるので水が無駄になる
こともない。しかも、水道蛇口に凍結防止機能を
付与するめの機構が、蛇口本体に対し着脱可能な
ハンドル軸の内腔部に収容され、同ハンドル軸に
ユニツト化されているので、既設の水道蛇口に対
してもハンドル軸の取り替えという簡単な作業だ
けで容易に凍結防止機能を付与することができ、
また当該機能が故障したときにもハンドル軸を交
換するだけで修理できるので修理コスト、部品コ
ストの低減をも図ることができるという実用上優
れた効果を奏する。
第1図は本考案を具体化した一実施例を示す断
面図、第2図は作用を示す一部省略要部断面図、
第3図は変更例を示す一部省略要部断面図、第4
図は従来の水道蛇口を示す要部縦断面図である。 蛇口本体1、給水管2、吐出管3、通水孔4
a、ハンドル6、ハンドル軸としての円筒軸8、
内腔部としての円筒軸の内部空間8a、止水栓1
0、連通孔10b、開閉弁としての弁11、形状
記憶合金で形成したばね13、付勢部材としての
ばね15、細孔としての通路17。
面図、第2図は作用を示す一部省略要部断面図、
第3図は変更例を示す一部省略要部断面図、第4
図は従来の水道蛇口を示す要部縦断面図である。 蛇口本体1、給水管2、吐出管3、通水孔4
a、ハンドル6、ハンドル軸としての円筒軸8、
内腔部としての円筒軸の内部空間8a、止水栓1
0、連通孔10b、開閉弁としての弁11、形状
記憶合金で形成したばね13、付勢部材としての
ばね15、細孔としての通路17。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 1 蛇口本体1の給水管2と吐出管3とを連通す
る通水孔4aを開閉する止水栓10に当接し、
同止水栓10をハンドル6操作により水圧に抗
して前記通水孔4aを塞ぐ側へ押圧するハンド
ル軸8を備えた水道蛇口において、 前記ハンドル軸8を蛇口本体1に対し着脱可
能に設け、 そのハンドル軸8には内腔部8aを設けると
ともに同内腔部8aと前記吐出管3とを連通す
る細孔17を形成し、 前記止水栓10には通水孔閉塞時において前
記給水管2と内腔部8aとを連通する連通孔1
0bを形成し、 さらに、前記内腔部8aには前記連通孔10
bに配設した開閉弁11をその連通孔10bを
塞ぐ方向に押圧付勢するばね13と前記弁11
をその連通孔10bの閉鎖を解除する方向に付
勢する付勢部材15とを収容し、 かつ、前記ばね13をその弾性力が氷点下に
おいて前記付勢部材15の付勢力より小さくな
る形状記憶合金で形成した ことを特徴とする水道蛇口。 2 前記形状記憶合金はニツケル、チタンがそれ
ぞれほぼ50%のNi−Ti合金である実用新案登
録請求の範囲第1項に記載の水道蛇口。 3 前記ハンドル軸は円筒軸8であり、前記給水
管2は二重構造に形成されている実用新案登録
請求の範囲第1項に記載の水道蛇口。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986037933U JPH0346054Y2 (ja) | 1986-03-14 | 1986-03-14 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986037933U JPH0346054Y2 (ja) | 1986-03-14 | 1986-03-14 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62148669U JPS62148669U (ja) | 1987-09-19 |
JPH0346054Y2 true JPH0346054Y2 (ja) | 1991-09-27 |
Family
ID=30849705
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1986037933U Expired JPH0346054Y2 (ja) | 1986-03-14 | 1986-03-14 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0346054Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS57197558U (ja) * | 1981-06-11 | 1982-12-15 | ||
JPS58192333U (ja) * | 1982-06-18 | 1983-12-21 | 株式会社日立製作所 | 給湯器の自動蛇口 |
-
1986
- 1986-03-14 JP JP1986037933U patent/JPH0346054Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62148669U (ja) | 1987-09-19 |
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